JP2008138773A - 防振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で反共振を抑制することの可能な防振装置を提供する。
【解決手段】被覆部32の内周側には、オリフィス形成部材40が嵌め込まれている。オリフィス形成部材40は環状とされ、外周壁に螺旋状の周溝41が形成されている。この周溝41と被覆部32とで制限通路としてのオリフィス42が構成される。オリフィス42の一端は、主開口部42Aで主液室52と連通され、オリフィス42の他端は副開口部42Bで副液室54と連通されている。周溝41は、オリフィス形成部材40の外周を略2周するように構成されている。隔壁43の副開口部42Bに面する位置には、短絡孔45A、45Bが穿孔されている。短絡孔45A、45Bは、直線状とされ、オリフィス42の副液室54側と主液室52側とを短絡している。
【選択図】図3

Description

本発明は、一般産業機械、自動車におけるエンジンマウント等として用いられ、エンジン等の振動発生部から車体等の振動受部へ伝達される振動を吸収及び減衰させる防振装置に関する。
例えば、車両の振動発生部となるエンジンと振動受部となる車体との間にはエンジンマウントとしての防振装置が配設されており、この防振装置はエンジンが発生する振動を吸収し、車体側への振動伝達を抑制する。このような防振装置としては、装置内部に弾性体及び一対の液室が設けられると共に、制限通路を通して一対の液室が互いに連通された液体封入式のものが知られている。この液体封入式の防振装置によれば、搭載されたエンジンが作動して振動が発生した場合には、弾性体の制振機能及び、一対の液室間を連通するオリフィス内の液体の粘性抵抗等で振動を吸収し、車体側への振動伝達を抑制する。
上記のような従来の液体封入式の防振装置としては、例えば、特許文献1、2に示されるようなものがある。特許文献1記載の防振装置110は、図7に示されるように、薄肉円筒状の外筒金具120が設けられると共に、この外筒金具120の内周側に略円柱状の上部取付金具116が設けられており、これらの金具116,120との間にゴム製の弾性体118がそれぞれ加硫接着されて配置されている。外筒金具120はカップ状のホルダ金具114内へ嵌挿されており、その上部側に配置されたストッパ金具112の下端部がストッパ金具112の上端部にかしめられることによりホルダ金具114内に固定されている。
外筒金具120内には、薄膜状に形成されたゴム製のダイヤフラム122が配置されており、このダイヤフラム122と弾性体118との間に液室124が設けられている。この液室124は隔壁部材130により受圧液室124Aと副液室124Bとに区画されている。また隔壁部材130の外周部には溝状のオリフィス132が形成されており、このオリフィス132は受圧液室124Aと副液室124Bとを互いに連通させている。これにより、防振装置110では、振動入力時にオリフィス132を介して液室124A,124B内の液体が互いに流通することにより、液体の粘性抵抗等によって振動が吸収される。
また、防振装置110では、隔壁部材130に略円形の開口部130Aが形成されており、この開口部130Aには、肉厚が略一定のプレート状に形成されたゴム製のメンブラン134が配置されている。このメンブラン134は、その外周部が開口部130Aの内周縁部に全周に亘り接着されて開口部130Aを閉止している。これにより、防振装置110では、オリフィス132が比較的低い周波数域の振動、例えばシエイク振動に対応して設けられている場合でも、エンジンから比較的高い周波数域の振動、例えばこもり振動が入力する時にも、受圧液室124A内の液体へ伝達される高い周波数域の振動によりメンブラン134が弾性変形することで受圧液室124A内の液圧上昇が抑制される。この結果、防振装置110は、エンジンから比較的高い周波数域の振動が入力した時でも動ばね定数が小さいままに維持され、高い周波数域の振動も効果的に吸収できる。
ところで、上記構成の液封式防振装置では、通常、減衰は封入された液体の液柱共振によって発生させている。そして、図6に示すように、液柱共振の後半付近の振動数帯域で、動バネ定数が高くなる(反共振の山ができる)。このように、動バネ係数が大きいと、この振動周波数帯域を通過する際に、振動の伝達率が高くなり、より振動が伝達されてしまうことが考えられる。
そこで、オリフィスの長さや断面積を変更して、動バネ定数や減衰定数を調整することにより、反共振を抑制することも考えられるが、既存の防振装置の設計変更が容易ではない。
特願平11−153178号公報 特願2005−214352号公報
本発明の目的は、上記事実を考慮して成されたものであり、簡易な構成で反共振を抑制することの可能な防振装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る防振装置は、振動発生部及び振動受部の一方に連結される第1の取付部材と、振動発生部及び振動受部の他方に連結される第2の取付部材と、前記第1の取付部材と前記第2の取付部材との間に配置された弾性体と、前記弾性体を隔壁の一部として構成されて液体が封入され、前記弾性体の変形に伴い内容積が変化する主液室と、液体が封入され、隔壁の少なくとも一部がダイヤフラムにより形成されて拡縮可能とされた副液室と、前記主液室と前記副液室とを連通する制限通路を構成すると共に、前記制限通路と連通する短絡孔の穿孔された制限通路部材と、を備えている。
上記請求項1に係る防振装置では、制限通路部材に短絡孔が穿孔されている。この短絡孔は、制限通路と連通され、制限通路と主液室、または、制限通路と副液室、または制限通路の主液室側と副液室側、を短絡させている。このように、制限通路を短絡させる短絡孔を穿孔することにより、動バネ定数や減衰定数を調整することができ、簡易な構成で反共振を抑制することができる。
本発明の請求項2に係る防振装置は、前記短絡孔が、前記制限通路の前記主液室側と前記副液室側とを短絡させること、を特徴とする。
このように、制限通路を短絡させることにより、長いオリフィス構成の防振装置の動バネ定数や減衰定数を、容易に調整することができる。
本発明の請求項3に係る防振装置は、前記短絡孔が、前記制限通路の前記主液室側から前記副液室への開口に向かって構成されていることを特徴とする。
ここで、「制限通路の主液室側から副液室への開口に向かって」とは、制限通路の副液室側に構成される短絡孔の開口孔が、制限通路と副液室とを連通させる開口部に近い位置に構成されることをいう。
このように、制限通路の副液室に近い位置へ短絡孔を構成することにより、共振周波数帯域における減衰定数を下げつつ、効果的に反共振を抑制することができる。
本発明の請求項4に係る防振装置は、前記制限通路が前記制限通路部材の外周部に1周を超えて形成された周溝で構成され、前記短絡孔は前記周溝同士を画する隔壁を穿孔することにより構成されていること、を特徴とする。
上記構成の防振装置では、周溝同士を画する隔壁に穿孔することにより、容易に短絡孔を構成することができる。
本発明の請求項5に係る防振装置は、前記短絡孔が直線状に構成されること、を特徴とする。
このように、短絡孔を直線状に形成することにより、短絡孔を通過する液体の流動抵抗を抑制することができ、効果的に動バネ定数を低く抑えることができる。
以上説明したように本発明の防振装置によれば、簡易な構成で反共振を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態に係る防振装置について図面を参照して説明する。
図1には本発明の実施形態に係る防振装置10が示されている。この防振装置10は、自動車における振動発生部であるエンジンを振動受部である車体へ支持するエンジンマウントとして適用されるものである。なお、図中の符号Sは装置の軸心を示し、この軸心Sに沿った方向を装置の軸方向として以下の説明を行う。
図1に示されるように、防振装置10には、ブラケット金具12、及び、連結部材20が備えられている。ブラケット金具12は、略円筒状のホルダ金具14、ホルダ金具14の内周側に嵌め込まれる外筒金具16、及び、ホルダ金具14の外側に固定された固定脚18で構成されている。連結部材20と外筒金具16との間には、吸振主体となるゴム製の弾性体30が配置されている。
連結部材20は、略円錐台状とされ下側が小径となるように外筒金具16と同軸的に配置されている。連結部材20には、上面中央部分から軸方向下側に向かって雌ねじが形成されたねじ穴20Aが構成されている。
外筒金具16は、略円筒状とされ、上部側が下部側よりも僅かに小径とされている。外筒金具16には、その上端部に外周側へ延出する環状のフランジ部16Aが形成されると共に、下端部に下方へ向って直径がテーパ状に縮小するかしめ部16Bが形成されている。弾性体30は、連結部材20の外周に加硫接着されると共に、外筒金具16のフランジ部16Aを含む上端部付近に加硫接着されており、連結部材20と外筒金具16とを弾性的に連結している。
弾性体30には、その下端部から下方へ延出する薄膜状の被覆部32が一体的に形成されている。この被覆部32は、外筒金具16の内周面に加硫接着されて外筒金具16の内周面を覆っている。
被覆部32の内周側には、オリフィス形成部材40が嵌め込まれている。オリフィス形成部材40は、図2及び図3に示すように、環状とされ、外周壁に螺旋状の周溝41が形成されている。この周溝41と被覆部32とで制限通路としてのオリフィス42が構成される。
オリフィス42の一端は、主開口部42Aで、後述する主液室52と連通され、オリフィス42の他端は副開口部42Bで、後述する副液室54と連通されている。
周溝41は、オリフィス形成部材40の外周を略2周するように構成されている。また、オリフィス42の主開口部42Aからオリフィス形成部材40の外周を略1周半して副開口部42Bに至る構成とされている。したがって、1本の周溝41は、上下に重なり合い、隔壁43により画されている。
隔壁43の副開口部42Bに面する位置には、短絡孔45Aが穿孔されている。また、オリフィス形成部材40の短絡孔45Aに対応する主液室52側には、短絡孔45Bが穿孔されている。短絡孔45A,45Bは、直線状とされ、オリフィス42の副液室54側と主液室52側とを短絡している。
オリフィス形成部材40の内周壁には、下側が大径とされた段差部44が構成されており、この段差部44に外縁が圧接されてメンブラン46が配置されている。メンブラン46は略円板状とされ、外筒金具16及び弾性体30の内側に構成される空間を仕切っている。メンブラン46により仕切られた上側の空間を主液室52、下側の空間を副液室54という。オリフィス42により、主液室52と副液室54とが連通されている。
メンブラン46は、外縁部が下側から段差部44に押しつけられるようにして取り付けられている。オリフィス形成部材40の下側で被覆部32の内周側には、リング38が配置されている。オリフィス形成部材40、押さえ金具48、及びリング38が内周側に挿入された外筒金具16はかしめ部16Bが内周側へ加締められる。これにより、オリフィス形成部材40、及びリング38が、外筒金具16内に固定される。
リング38には、ゴム製のダイヤフラム36の外周部が全周に亘って加硫接着されている。ダイヤフラム36は、弾性変形が生じていない状態では上方へ向かって突出した略円錐台状に形成されており、軸方向に沿って外筒金具16内の容積を変化させるように弾性変形可能とされている。リング38は、被覆部32を介して外筒金具16の内周壁へ圧接されている。
外筒金具16及び弾性体30内の空間は、ダイヤフラム36により外部から密閉されており、この密閉空間内が、前述の主液室52、及び、副液室54に区画されている。この密閉空間内には水、オイル等の液体Lが封入されている。
ホルダ金具14の上端部には外周側へ延出するフランジ部14Aが形成されており、このフランジ部14Aはフランジ部16Aへ当接して外筒金具16を軸方向に沿って所定の位置へ位置決めしている。
ホルダ金具14の外周下側には、固定脚18が溶接等により固着されている。固定脚18は、L字に屈曲された板状とされ、2個の固定脚18が互いにL字が外側へ向くようにしてホルダ金具14の外周下側に固定されている。固定脚18の下面は、車体(不図示)に固定される。ホルダ金具14の下側には、空間が構成され、ダイヤフラム36の下方への弾性変形が許容されている。
防振装置10には、ホルダ金具14と対向するように、ストッパ金具66が設けられている。ストッパ金具66は、下方へ向って開いた略U字状になるように湾曲しており、ストッパ金具66の両端部には、それぞれ外周側へ屈曲されたフランジ部66Aが形成されている。ストッパ金具66のU字の内側には、連結部材20、ストッパーゴム22、及び、アーム60の先端部61が配置されている。したがって、ストッパ金具66は、連結部材20、ストッパーゴム22、及び、アーム60の先端部61のホルダ金具14と逆側を覆うように配置されている。ストッパーゴム22の上側は、ストッパ金具66のU字の中間部内側と当接されている。
ストッパ金具66のフランジ部66Aとホルダ金具14のフランジ部14Aとの間には、外筒金具16のフランジ部16Aが挟み込まれている。フランジ部66Aとフランジ部16Aは、フランジ部14Aに挟み込まれるようにして加締められている。
次に、上記のように構成された本実施形態に係る防振装置10の作用について説明する。
防振装置10では、エンジン又は車体側からの振動入力時に、吸振主体である弾性体30が振動により弾性変形すると、この振動が弾性体30によって減衰吸収される。
また防振装置10では、弾性体30の変形により主液室52の内容積が拡縮し、この主液室52の拡縮に伴って主液室52と副液室54との間で液体Lがオリフィス42を通して相互に流通する。このとき、比較的低い周波数域の振動、例えばシェイク振動等の入力時には、入力振動に共振して液体Lが主液室52と副液室54との間で流入及び流出する液柱共振が生じる。このとき、オリフィス42内の空間に生ずる液体の圧力変化、液体流動の粘性抵抗等により振動エネルギが吸収されるので、防振装置10では、特にシェイク振動等の比較的低い周波数域の振動については主液室52、副液室54間の液柱共振によって効果的に吸収できる。
また、本実施形態では、短絡孔45A、45Bを穿孔することにより、短絡孔45A、45Bが構成されていない場合と比較して減衰定数のピーク値が下がると共に防振装置10の動バネ定数のピーク値が下がる。したがって、反共振を抑制することができ、振動の伝達を抑制することができる。
またダイヤフラム36は、主液室52から副液室54内への液体Lの流入時に外側へ膨出するように弾性変形することにより、副液室54内の過度の液圧上昇を抑制する。これにより、副液室54内の液圧上昇により主液室52内から副液室54内への液体Lの流入が抑制されることが防止される。
一方、エンジンから比較的高い周波数域の振動、例えばアイドル振動等が入力する時には、オリフィス42に目詰まりが発生して液柱共振により振動を吸収できなくなる。この時には、主液室52内の液体Lへ伝達される高い周波数域の振動によりメンブラン46が主液室52内の容積を拡縮するように弾性変形する。これにより、主液室52内の液圧上昇が抑制されることから、エンジンから比較的高い周波数域の振動が入力した時でも、主液室52内の液体Lの液圧上昇に伴う動ばね定数の上昇を抑制できるので、高い周波数域の振動も効果的に吸収できる。
なお、本実施形態では、オリフィス42の副液室54側と主液室52側とを短絡するように短絡孔45を構成したが、図4に示すように、オリフィス42と主液室52を短絡するように短絡孔45Aを形成することも、オリフィス42と副液室54を短絡するように短絡孔45B、45Cを形成することもできる。
短絡孔の位置、径を変えることにより、動バネ定数、減衰定数の調整を行うことができる。また、短絡孔45A〜45Cのすべてを構成する必要はなく、いずれか1つでもよい。この場合には、短絡孔の径を大きくすることにより、調整することができる。
本発明に係る防振装置による作用及び効果を確認するため、図1に示される防振装置10と基本的に同じ構成を具備する防振装置で、短絡孔45が穿孔されていないもの(比較例)、短絡孔45の径が2.0mmのもの(実施例1)、短絡孔45の径が1.6mmのもの(実施例2)、の各々を用いて、振動入力試験を行った。
図5には、比較例に係る防振装置(A)、実施例1(B)、実施例2(C)に係る防振装置に、主振幅方向として設定された上下方向に沿って±0.5mmの振幅を有する振動(主振動)を入力した場合の振動周波数Frと減衰Cとの関係及び、振動周波数Frと動ばね定数Kdとの関係をそれぞれ示している。
図5(A)より、比較例の防振装置では、減衰CFR0のピーク(極大)後に、反共振により動バネ定数KDFR0のピークが250N/mm程度まで上昇していることがわかる。一方、図5(B)より、実施例1の防振装置では、比較例と比べると、減衰CFR1のピークが下がり、動バネ定数KDFR1のピークも210N/mm程度に抑制されている。また、図5(C)より、実施例2の防振装置でも、比較例と比べると、減衰CFR2のピークが下がり、動バネ定数KDFR2のピークも220N/mm程度に抑制されている。
したがって、上記の入力振動において、短絡孔45を穿孔することにより、動バネ定数KDのピークを低く抑えることができることが確認できた。
また図6には、比較例に係る防振装置(A)、実施例1(B)、実施例2(C)に係る防振装置に、主振幅方向として設定された上下方向に沿って±0.1mmの振幅を有する振動(主振動)を入力した場合の振動周波数Frと減衰Cとの関係及び、振動周波数Frと動ばね定数Kdとの関係をそれぞれ示している。
図6(A)より、比較例の防振装置では、減衰CFR0のピーク(極大)後に、反共振により動バネ定数KDFR0のピークが270N/mm程度まで上昇していることがわかる。一方、図6(B)より、実施例1の防振装置では、比較例と比べると、減衰CFR1のピークが下がり、動バネ定数KDFR1の値も200N/mm程度で安定している。また、図6(C)より、実施例2の防振装置でも、比較例と比べると、減衰CFR2のピークが下がり、動バネ定数KDFR2のピークも220N/mm程度に抑制されている。
したがって、上記の入力振動においても、短絡孔45を穿孔することにより、動バネ定数KDのピークを低く抑えることができることが確認できた。
本発明の実施形態に係る防振装置の構成を示す側面断面図である。 本発明の実施形態に係る防振装置のオリフィス形成部材の構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る防振装置のオリフィス形成部材の構成を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る防振装置のオリフィス形成部材の変形例の構成を示す斜視図である。 本発明の実施例と比較例の振動入力試験(±0.5mmの振幅)の結果を示すグラフである。 本発明の実施例と比較例の振動入力試験(±0.1mmの振幅)の結果を示すグラフである。 従来例を示す側断面図である。
符号の説明
10 防振装置
12 ブラケット金具
14 ホルダ金具
16 外筒金具
18 固定脚
20 連結部材
30 弾性体
32 被覆部
36 ダイヤフラム
40 オリフィス形成部材
41 周溝
42 オリフィス
42A 主開口部
42B 副開口部
43 隔壁
45 短絡孔
52 主液室
54 副液室

Claims (5)

  1. 振動発生部及び振動受部の一方に連結される第1の取付部材と、
    振動発生部及び振動受部の他方に連結される第2の取付部材と、
    前記第1の取付部材と前記第2の取付部材との間に配置された弾性体と、
    前記弾性体を隔壁の一部として構成されて液体が封入され、前記弾性体の変形に伴い内容積が変化する主液室と、
    液体が封入され、隔壁の少なくとも一部がダイヤフラムにより形成されて拡縮可能とされた副液室と、
    前記主液室と前記副液室とを連通する制限通路を構成すると共に、前記制限通路と連通する短絡孔の穿孔された制限通路部材と、
    を備えた防振装置。
  2. 前記短絡孔は、前記制限通路の前記主液室側と前記副液室側とを短絡させること、を特徴とする請求項1に記載の防振装置。
  3. 前記短絡孔は、前記制限通路の前記主液室側から前記副液室への開口に向かって構成されていることを特徴とする請求項2に記載の防振装置。
  4. 前記制限通路は前記制限通路部材の外周部に1周を超えて形成された周溝で構成され、前記短絡孔は前記周溝同士を画する隔壁を穿孔することにより構成されていること、を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の防振装置。
  5. 前記連通溝は直線状に構成されること、を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の防振装置。
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