JP2003214223A - 電子制御スロットル式エンジンの始動制御装置 - Google Patents

電子制御スロットル式エンジンの始動制御装置

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JP2003214223A
JP2003214223A JP2002013297A JP2002013297A JP2003214223A JP 2003214223 A JP2003214223 A JP 2003214223A JP 2002013297 A JP2002013297 A JP 2002013297A JP 2002013297 A JP2002013297 A JP 2002013297A JP 2003214223 A JP2003214223 A JP 2003214223A
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Japan
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throttle
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learning
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Hideji Miyama
秀司 三山
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子制御スロットル式エンジンにおけるエン
ジン始動時の過度な回転上昇を防止し、安全性を向上す
る。 【解決手段】 バックアップRAMがクリアされたか、
スロットル全閉点学習が未終了か、スロットルセンサの
異常或いはスプリング系の異常が記憶されているかを調
べ(S1〜S3)、そのいずれかが該当する場合には、
始動遅延要求フラグをセットし(S4)、燃料カット或
いはスタータリレーをOFFにしてエンジン始動を遅延
する。そして、全閉点学習、オープナスプリング診断、
リターンスプリング診断を実施した後(S5〜S7)、
始動遅延要求フラグをクリアし(S8)、エンジン始動
を可能とする。これにより、スロットル弁の実際の機械
的開度と演算上の開度とが一致しない状態や診断に伴う
フェイルセーフ解除中の状態でエンジンが始動されるこ
とを回避し、過度な回転上昇を防止して安全性を向上す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクチュエータを
介してスロットル弁を開閉駆動する電子制御スロットル
式エンジンの始動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アクセルペダルとスロットル弁とがケー
ブル等で機械的に連結された従来のエンジン制御系にお
いては、アクセルペダルの踏み込み量に応じて定まるス
ロットル開度での吸入空気量或いは吸気管圧力を測定
し、この吸入空気量或いは吸気管圧力に基づいて燃料噴
射量や点火時期を設定することにより、燃料噴射制御や
点火時期制御等のエンジン制御を行なうようになってい
る。
【0003】これに対し、最近では、車両の運転操作を
電気的に検出して走行制御を行なう、いわゆるドライブ
バイワイヤの制御システムが開発されており、このドラ
イブバイワイヤによるエンジン制御システムでは、モー
タ等により開閉駆動される電子制御スロットルを採用し
ている。この電子制御スロットルでは、例えば特開平1
1−36896号公報等に開示されているように、スロ
ットルセンサによって検出されたスロットル開度及び学
習により得られたスロットル弁の全閉位置に基づいてモ
ータを駆動制御する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、電子
制御スロットルでは、スロットル弁の全閉位置を学習し
てスロットル開度を制御する上での基準としているた
め、基準位置である全閉点の学習が未終了の状態では、
スロットル弁の実際の機械的な開度と制御装置で演算し
たスロットル開度とが一致しない。このような状態でエ
ンジンを始動すると、エンジン回転数が適正範囲を越え
て上昇する可能性がある。
【0005】また、一般に、電子制御スロットルでは、
自己診断により異常を検出する機能を備えており、異常
が検出されたときには通常制御からフェイルセーフ制御
に移行する。しかしながら、その後、正常に戻った否か
の診断を行う場合、多くはフェイルセーフ制御を解除し
ないと診断を実施できないため、診断のためのフェイル
セーフ解除中にエンジンが始動されると、一時的である
ものの、故障状態でありながらフェイルセーフが作動し
ていない状態となり、同様に、エンジン回転数が適正範
囲を越えて上昇する可能性がある。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、電子制御スロットル式エンジンにおけるエンジン始
動時の過度な回転上昇を防止し、安全性を向上すること
のできる電子制御スロットル式エンジンの始動制御装置
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、アクチュエータを介してス
ロットル弁を開閉駆動する電子制御スロットル式エンジ
ンの始動制御装置であって、エンジンの始動前に、上記
スロットル弁の基準位置の学習が未終了のとき、或いは
スロットル系の異常診断データが存在するとき、上記基
準位置の再学習及びスロットル系の再診断が完了するま
で上記エンジンの始動を遅延させる手段を備えたことを
特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記エンジンの始動を、上記エンジンへの
燃料供給を停止して遅延させることを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記エンジンの始動を、スタータモータへ
の通電を禁止して遅延させることを特徴とする。
【0010】すなわち、請求項1記載の発明は、エンジ
ンの始動前に、スロットル弁の基準位置の学習が未終了
か否か、スロットル系の異常診断データが存在するか否
かを調べ、基準位置の学習未終了のとき或いは異常診断
データが存在するときには、基準位置の再学習及びスロ
ットル系の再診断が完了するまでエンジンの始動を遅延
させることで、スロットル弁の実際の機械的開度と演算
上の開度とが一致しない状態や診断に伴うフェイルセー
フ解除中の状態でエンジンが始動されることによる過度
な回転上昇を未然に防止する。
【0011】その際、エンジンの始動は、請求項2記載
の発明のようにエンジンへの燃料供給を停止する、或い
は請求項3記載の発明のようにスタータモータへの通電
を禁止することで、遅延させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図3は本発明の実施の第1
形態に係わり、図1は電子制御スロットルシステムの概
略構成図、図2は始動時制御ルーチンのフローチャー
ト、図3は燃料噴射ルーチンのフローチャートである。
【0013】図1において、符号1はエンジンであり、
このエンジン1の吸気ポートにインジェクタ3が介装さ
れ、吸気ポートの上流側に、この吸気ポートに連通する
吸気通路2を形成するスロットルボディ4が配設されて
いる。スロットルボディ4には、スロットル弁5が介装
され、このスロットル弁5が電子制御ユニット(EC
U)100によって駆動制御されるアクチュエータとし
てのモータ(本形態においては、直流モータ)6にギヤ
7を介して連設されている。また、スロットルボディ4
の上流側には、吸入空気量センサ8が介装されている。
【0014】スロットル弁5は、モータ6が非通電のと
き、オープナストッパ9に当接するようにリターンスプ
リング10aによって付勢されており、オープナストッ
パ9でのスロットル開度が、エンジン再始動や万一の場
合の退避走行を可能とする開度(フェイルセーフ開度)
を与える。また、スロットル弁5がオープナスプリング
10bの付勢力に抗してモータ6により閉側に制御され
たときの全閉位置は、全閉ストッパ11によって規制さ
れる。尚、図においては、スロットル弁5の位置を、上
下方向の動きで模式的に示している。
【0015】ECU100は、メイン及びサブの2つの
マイクロコンピュータ101,102(以下、メインマ
イコン101、サブマイコン102と記載する)を備え
ている。メインマイコン101とサブマイコン102と
は、互いの通信インターフェイスを介して双方向通信可
能であり、主としてメインマイコン101で燃料噴射制
御や点火時期制御等のエンジン制御を分担し、サブマイ
コン102でモータ6の駆動制御(スロットル制御)を
分担する。
【0016】このため、メインマイコン101には、ア
クセルペダル12の踏込み量を検出する2系統のアクセ
ルセンサ13,13、及びスロットル弁5の開度を検出
する2系統のスロットルセンサ14,14からの信号が
入力されると共に、吸入空気量センサ8、クランク角セ
ンサ15、冷却水温センサ16、イグニッションスイッ
チ(IGスイッチ)17、スタータスイッチ18、及び
その他のエンジン運転状態を検出するための図示しない
センサ・スイッチ類からの信号が入力され、インジェク
タ3からの燃料噴射量や点火時期等のエンジン制御量を
演算する。尚、符号107は、スタータリレーであり、
スタータスイッチ18からの信号によりスタータリレー
107をONしてスタータモータ19に通電し、エンジ
ン1を始動させる。
【0017】一方、サブマイコン102には、2系統の
アクセルセンサ13,13、及び2系統のスロットルセ
ンサ14,14からの信号が入力されると共に、メイン
マイコン101からのデータが入力され、目標スロット
ル開度と実スロットル開度との偏差に基づいて、モータ
駆動回路103によりモータ6をPWM制御するための
デューティ比を演算する。
【0018】2系統のアクセルセンサ13,13、及び
2系統のスロットルセンサ14,14からの信号は、一
方の系統が通常の制御に使用され、他方の系統が自己診
断に使用される。すなわち、アクセルペダル12の踏込
み量を2重系のアクセルセンサ13,13で検出してE
CU100内部に読込み、ECU100内部のメインマ
イコン101とサブマイコン102とによる2重系で処
理した上で、モータ6を駆動して最適なスロットル開度
に制御すると共に、スロットル弁5の動きを2重系のス
ロットルセンサ14,14で検出してECU100内部
に読込み、正常に動作しているか否かを監視する。
【0019】ECU100内部のメインマイコン101
とサブマイコン102とによる2重系の出力は、一致回
路104を介してモータリレー105に出力される。そ
して、正常時には、この一致回路104の出力によって
モータリレー105が駆動され、バッテリ106からの
電源がモータリレー105からモータ駆動回路103を
介してモータ6に供給される。
【0020】ここで、エンジン1の始動に際しては、E
CU100は、スロットル開度の基準位置である全閉点
の学習が終了しているか否か、また、前回の診断におい
てスロットル系に異常があったか否かを調べ、全閉点学
習が未終了のとき、或いはスロットル系の異常診断デー
タが記憶されている場合には、全閉点の学習及びスロッ
トル系の診断が完了するまで、エンジン始動を遅延させ
る。
【0021】以下、エンジン始動時の処理について、図
2及び図3のフローチャートを用いて説明する。
【0022】図2は、イグニッションスイッチ17がO
FFからONにされ、システムが起動してイニシャライ
ズされた後に実行される始動時制御ルーチンであり、こ
のルーチンがスタートすると、先ず、ステップS1で、
バッテリ106が交換や修理等により外され、バッテリ
電源によってバックアップされているメモリ(バックア
ップRAM)の内容がクリアされたか否かを調べる。こ
のバックアップRAMには、各種学習値や故障診断での
異常データが記憶されており、運転終了後も、その内容
がバッテリ電源によって保持される。
【0023】その結果、ステップS1において、バック
アップRAMの内容がクリアされている場合、ステップ
S1からステップS4へジャンプし、エンジン始動を遅
延させるための始動遅延要求フラグをセットする。そし
て、ステップS5,S6,S7で、それぞれ、スロット
ル弁5を全閉位置に突き当てて基準位置を学習する全閉
点学習、オープナスプリング診断、リターンスプリング
診断を実施した後、ステップS8で、始動遅延要求フラ
グをクリアしてエンジン始動を可能とし、ルーチンを抜
ける。
【0024】オープナスプリング診断は、スロットル弁
5の弁軸摺動不良や固着、オープナスプリング10bの
折損等によるモータ6の通電OFF時のフェイルセーフ
開度不良を診断するスロットル系診断であり、また、リ
ターンスプリング診断は、スロットル弁5の弁軸摺動不
良や固着、リターンスプリング10aの折損等によるス
ロットル弁5の戻り不良を診断するスロットル系診断で
ある。尚、ここでの診断において異常が検出された場合
には、モータ6への通電を停止してフェイルセーフ制御
に移行する。
【0025】一方、ステップS1において、バックアッ
プRAMの内容がクリアされておらず、データが保持さ
れている場合には、ステップS1からステップS2へ進
み、バックアップRAMの内容を読出してスロットル全
閉点学習が未終了か否かを調べる。そして、スロットル
全閉点学習が未終了のときには、前述のステップS4へ
ジャンプして全閉点学習を実施し、同様に、ステップS
6,S7で、オープナスプリング診断、リターンスプリ
ング診断を実施した後、ステップS8で始動遅延要求フ
ラグをクリアし、ルーチンを抜ける。
【0026】また、スロットル全閉点学習が済んでいる
場合には、ステップS2からステップS3へ進み、バッ
クアップRAMに、スロットルセンサ14の異常、或い
はオープナスプリング診断やリターンスプリング診断に
よるスプリング系の異常が記憶されているか否かを調べ
る。その結果、異常が記憶されていない場合、すなわ
ち、スロットル全閉点学習が終了しており、且つ診断結
果に異常がない場合には、ステップS8へジャンプして
始動遅延要求フラグをクリアしてルーチンを抜け、異常
が記憶されている場合、ステップS4で始動遅延要求フ
ラグをセットし、前述のステップS5〜S8で、全閉点
学習、オープナスプリング診断、リターンスプリング診
断をやり直した後、ステップS8で始動遅延要求フラグ
をクリアし、ルーチンを抜ける。
【0027】以上の始動遅延要求フラグは、エンジン回
転に同期して実行される燃料噴射ルーチンで参照され
る。次に、この燃料噴射ルーチンについて、図3のフロ
ーチャートを用いて説明する。
【0028】この燃料噴射ルーチンがスタートすると、
先ず、ステップS101で、減速走行時等の燃料カット
要求が有るか否かを調べる。そして、燃料カット要求が
ある場合には、ステップS105へジャンプして燃料噴
射量を0に設定してルーチンを抜け、燃料カット要求が
ない場合、ステップS102へ進んで始動遅延要求フラ
グがセットされているか否かを調べる。
【0029】その結果、始動遅延要求フラグがセットさ
れている場合には、ステップS102から前述のステッ
プS105へジャンプして燃料噴射量を0に設定し、ル
ーチンを抜ける。従って、イグニッションスイッチ17
がONされ、スタータスイッチ18がONされてスター
タモータ19によりエンジンがクランキングされても、
始動遅延要求フラグがセットされている限り、インジェ
クタ3から燃料が噴射されず、エンジンは始動しない。
【0030】一方、ステップS102において、始動遅
延要求フラグがクリアされている場合には、ステップS
102からステップS103へ進んで燃料噴射量を演算
し、ステップS104で燃料噴射タイマをセットしてル
ーチンを抜ける。例えば、アクセルセンサ13からの信
号によるアクセル開度と、クランク角センサ15からの
信号によるエンジン回転数とからマップ参照等によって
求められる要求トルクに対し、この要求トルクに対応し
たスロットル開度での空気量を吸入空気量センサ8で計
測し、この吸入空気量とエンジン回転数とから基本噴射
量を演算した後、運転状態に応じて各種補正を行い、最
終的な燃料噴射量を決定する。そして、最終的に決定し
た燃料量を、燃料噴射タイマにセットした最適なタイミ
ングでインジェクタ3から噴射する。
【0031】すなわち、エンジン始動前に、始動遅延要
求フラグがセットされており、スロットル弁の全閉点の
学習が未学習或いは前回のスロットル系の診断で異常デ
ータが存在する場合には、燃料カットによりエンジンへ
の燃料供給を停止するため、スロットル弁5の実際の機
械的開度とECU100内で演算したスロットル開度と
が一致しない状態やスロットル系診断に伴ってフェイル
セーフを解除した状態でエンジンが始動されることがな
く、エンジン回転の過度な上昇を未然に防止し、安全を
確保することができる。
【0032】次に、本発明の実施の第2形態について説
明する。図4は本発明の実施の第2形態に係わり、スタ
ータリレー制御ルーチンのフローチャートである。
【0033】第2形態は、前述の第1形態に対し、始動
遅延要求フラグがセットされたとき、燃料カットにより
エンジン始動を遅延させる代わりに、スタータリレー1
07をOFFしてスタータモータ19への通電を禁止す
ることで、エンジン始動を遅延させるものである。
【0034】このため、第2形態では、始動遅延要求フ
ラグは、図4のスタータリレー制御ルーチンで参照され
る。以下、図4のスタータリレー制御ルーチンについて
説明する。
【0035】このスタータリレー制御ルーチンは、所定
時間毎(例えば、10msec毎)に実行されるルーチ
ンであり、先ず、ステップS11で、スタータスイッチ
18からの信号入力を調べ、スタータスイッチ18がO
Nされているか否かを判断する。そして、スタータスイ
ッチ18がOFFの場合には、ステップS13でスター
タリレー107をOFFとしてルーチンを抜け、スター
タスイッチ18がONされている場合、ステップS11
からステップS12へ進む。
【0036】ステップS12では、始動遅延要求フラグ
がセットされているか否かを調べ、始動遅延要求フラグ
がセットされている場合、前述のステップS13へ進ん
でスタータリレー107をOFFとし、ルーチンを抜け
る。従って、始動遅延要求フラグがセットされている状
態では、スタータスイッチ18をONしても、スタータ
リレー107がOFFに保持されてスタータモータ19
に通電されず、エンジンは始動しない。
【0037】一方、ステップS12において、始動遅延
要求フラグがクリアされている場合には、ステップS1
2からステップS14へ進み、スタータリレー107を
ONしてルーチンを抜ける。このスタータリレー107
のONにより、スタータモータ19が通電されてエンジ
ンがクランキングされ、エンジンが始動する。
【0038】すなわち、エンジン始動前に、始動遅延要
求フラグがセットされており、全閉点の学習が未学習或
いは前回のスロットル系の診断で異常データが存在する
場合には、スタータモータ19への通電を禁止するた
め、第1形態と同様、スロットル弁5の実際の機械的開
度とECU100内で演算したスロットル開度とが一致
しない状態やスロットル系診断に伴ってフェイルセーフ
を解除した状態でエンジンが始動されることがなく、エ
ンジン回転の過度な上昇を未然に防止し、安全を確保す
ることができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
子制御スロットル式エンジンでのスロットル弁の実際の
機械的開度と演算上の開度とが一致しない状態や診断に
伴うフェイルセーフ解除中の状態でエンジンが始動され
ることを回避し、過度な回転上昇を防止して安全性を向
上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係わり、電子制御ス
ロットルシステムの概略構成図
【図2】同上、始動時制御ルーチンのフローチャート
【図3】同上、燃料噴射ルーチンのフローチャート
【図4】本発明の実施の第2形態に係わり、スタータリ
レー制御ルーチンのフローチャート
【符号の説明】
1 エンジン 3 インジェクタ 5 スロットル弁 6 モータ(アクチュエータ) 14 スロットルセンサ 17 イグニッションスイッチ 18 スタータスイッチ 19 スタータモータ 100 電子制御ユニット 107 スタータリレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 45/00 312 F02D 45/00 312B F02N 11/08 F02N 11/08 X Fターム(参考) 3G065 CA02 DA05 DA15 EA01 FA04 FA09 GA00 GA05 GA09 GA10 GA46 HA06 HA19 HA21 HA22 JA04 JA09 JA11 KA02 KA15 KA16 3G084 BA05 BA13 BA17 BA28 CA01 DA27 DA35 EA04 EA09 EA11 EB06 EB17 EB22 EC01 FA00 FA07 FA10 FA20 FA33 FA36 FA38 3G093 BA06 CA01 DA01 DA05 DA06 DA07 DA09 DA12 EA00 EA05 EA09 EA13 FA02 FA09 FA11 FA12 FB04 3G301 JA34 JB09 KA01 LA03 LB01 LC03 MA11 NA08 NB03 NB04 NB13 NC01 NE21 PA01Z PA11Z PE01Z PE03Z PE08Z PF03Z PF16Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータを介してスロットル弁を
    開閉駆動する電子制御スロットル式エンジンの始動制御
    装置であって、 エンジンの始動前に、上記スロットル弁の基準位置の学
    習が未終了のとき、或いはスロットル系の異常診断デー
    タが存在するとき、上記基準位置の再学習及びスロット
    ル系の再診断が完了するまで上記エンジンの始動を遅延
    させる手段を備えたことを特徴とする電子制御スロット
    ル式エンジンの始動制御装置。
  2. 【請求項2】 上記エンジンの始動を、上記エンジンへ
    の燃料供給を停止して遅延させることを特徴とする請求
    項1記載の電子制御スロットル式エンジンの始動制御装
    置。
  3. 【請求項3】 上記エンジンの始動を、スタータモータ
    への通電を禁止して遅延させることを特徴とする請求項
    1記載の電子制御スロットル式エンジンの始動制御装
    置。
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