JP2003213715A - クローラ式建設機械 - Google Patents

クローラ式建設機械

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JP2003213715A JP2002017876A JP2002017876A JP2003213715A JP 2003213715 A JP2003213715 A JP 2003213715A JP 2002017876 A JP2002017876 A JP 2002017876A JP 2002017876 A JP2002017876 A JP 2002017876A JP 2003213715 A JP2003213715 A JP 2003213715A
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Hiroyoshi Oyama
裕誉 大山
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知史 藤橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザーは受注した作業場の条件に対応するた
め、標準型、後方小旋回型、超小旋回型の三種類のバッ
クホーを保有しており、加えてバックホーを操縦するオ
ペレーターは三種類のバックホーの操作方法を習得せね
ばならないため、建設業界における人材不足ともあいま
ってこの三タイプのバックホーの機能統合が大きな課題
となっている。 【解決手段】旋回作業車の作業機枢支部において、該作
業機枢支部を旋回台上で車体前後方向または斜め方向に
スライド可能に配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クローラ式建設機
械において、作業機枢支部に複雑な構造を有することな
く、超小旋回型バックホー並みのすぐれた旋回性能を有
したクローラ式建設機械の作業機枢支部構造等に関す
る。
【0002】
【従来の技術】走行装置に旋回台軸受を介して旋回台フ
レームを旋回可能に装着し、該旋回台フレームに、運転
座席、エンジン、及び油タンク等を配設して上部体構造
を構成し、旋回台フレームにブーム、アーム等からなる
リンク形の作業機を前方に向けて上下方向に回動自在に
枢支した旋回作業車を標準型バックホーという。
【0003】走行装置に旋回台軸受を介して旋回台フレ
ームを旋回可能に装着し、該旋回台フレームに、運転座
席、エンジン、及び油タンク等を配設して上部体構造を
構成し、該旋回台フレームの前端部に、作業機を上下方
向及び左右方向に作動可能に作業機枢支部を介して枢支
し、前記上部体構造の少なくとも後方最大寸法部を走行
装置の幅内とした旋回作業車を後方小旋回型バックホー
という。尚、前記上部体構造の少なくとも後方最大寸法
部の張り出し量は下部走行体の全幅の10%以内の範囲
とした旋回作業車も本発明では後方小旋回型バックホー
と呼称する。
【0004】また、図3は後方小旋回型バックホーであ
るが、旋回台フレームF上の上部旋回体の後方部がクロ
ーラ式走行装置3からは後方へ突出していない。さら
に、旋回時にクローラ式走行装置3の外端幅からはみ出
すこともない。超小旋回型バックホーも同様に旋回台フ
レーム上の上部旋回体の後方部がクローラ式走行装置か
らは後方へ突出しないし、旋回時にクローラ式走行装置
の外端幅から上部旋回体がはみ出すこともない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、クローラ式旋回
作業車には大きく分類して標準型、後方小旋回型、超小
旋回型の三種類があり、作業地の条件によりユーザーは
各々のタイプの旋回作業車を使用している。
【0006】そして、超小旋回型バックホーと後方小旋
回型バックホーは作業地が狭小な場合に用いられるので
あるが、後方小旋回型バックホーは上部旋回体の後方部
が略走行装置の幅内に収まれば作業が可能な作業地にて
用いられるものであり、超小旋回型バックホーは上部旋
回体が旋回した際に該旋回体が走行装置の幅内に収まら
なければ作業が不可能な作業地で用いられるものであ
る。更に、標準型バックホーは作業地の条件が厳しくな
い場所、すなわち上部旋回体の作業機枢支部のみならず
後方部が走行装置の幅内に収まらなくとも作業が可能な
作業地にて用いられるものである。
【0007】現在の建設業界においては市街地における
水道管工事などの狭小地での作業が増大する傾向がある
一方で、ビル工事などの比較的広大な作業地での作業も
あるという二極化が進んでおり、そのためユーザーとし
ては受注を受けた工事の作業地の条件に応じて、標準
型、後方小旋回型、超小旋回型の三種類のバックホーを
選択して使用するといった状態となっている。
【0008】以上のことからユーザーは保管場所やラン
ニングコストなどの維持費がかさむことを承知のうえ
で、標準型、後方小旋回型、超小旋回型の三種類のバッ
クホーを保有しなければならず、加えてバックホーを操
縦するオペレーターは三種類のバックホーの操作方法を
習得せねばならないため、建設業界における人材不足と
もあいまってこの三タイプのバックホーの機能統合が大
きな課題となっている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段として、本発明は、請求項1では走行装置に旋
回台軸受を介して旋回台フレームを旋回可能に装着し、
該旋回台フレームに、座席、エンジン、及び油タンク等
を配設して上部体構造を構成し、該旋回台フレームの前
方に向けて、作業機を上下方向に作動可能に作業機枢支
部を介して枢支した旋回作業車の作業機枢支部におい
て、該作業機枢支部を旋回台上で旋回台の前後方向また
は斜め方向にスライド可能に配設したものである。
【0010】請求項2の発明は、走行装置に旋回台軸受
を介して旋回台フレームを旋回可能に装着し、該旋回台
フレームに、座席、エンジン、及び油タンク等を配設し
て上部体構造を構成し、該旋回台フレームの前端部に、
作業機を上下方向及び左右方向に作動可能に作業機枢支
部を介して枢支し、前記上部体構造の少なくとも後方最
大寸法部を走行装置の幅内とした旋回作業車の作業機枢
支部において、該作業機枢支部を旋回台上で旋回台の前
後方向または斜め方向にスライド可能に配設したもので
ある。
【0011】請求項3の発明は、走行装置に旋回台軸受
を介して旋回台フレームを旋回可能に装着し、該旋回台
フレームに、座席、エンジン、及び油タンク等を配設し
て上部体構造を構成し、該旋回台フレームの前端部に、
作業機を上下方向及び左右方向に作動可能に作業機枢支
部を介して枢支し、前記上部体構造の少なくとも後方最
大寸法部の張り出し量は下部走行体の全幅の10%以内
の範囲とした旋回作業車の作業機枢支部において、該作
業機枢支部を旋回台上で旋回台の前後方向または斜め方
向にスライド可能に配設したものである。
【0012】請求項4の発明は、走行装置に旋回台軸受
を介して旋回台フレームを旋回可能に装着し、該旋回台
フレームに、運転座席、エンジン、及び油タンク等を配
設して上部体構造を構成し、旋回台フレームにブーム、
アーム等からなるリンク形の作業機を前方に向けて上下
方向に回動自在に枢支し、かつこの旋回台フレームの旋
回円が走行装置幅内に収まる旋回作業車の作業機枢支部
において、該作業機枢支部を旋回台上で旋回台の前後方
向または斜め方向にスライド可能に配設したものであ
る。
【0013】請求項5の発明は、走行装置に旋回台軸受
を介して旋回台フレームを旋回可能に装着し、該旋回台
フレームに、運転座席、エンジン、及び油タンク等を配
設して上部体構造を構成し、旋回台フレームにブーム、
オフセットブームおよびアーム等からなるリンク形の作
業機を前方に向けて上下方向に回動自在に枢支し、かつ
この旋回台フレームの旋回円が走行装置幅内に収まる旋
回作業車の作業機枢支部において、該作業機枢支部を旋
回台上で旋回台の前後方向または斜め方向にスライド可
能に配設したものである。
【0014】請求項6の発明は、請求項1乃至5におい
て、作業機枢支部は旋回台フレームの旋回円外に突出可
能としたものである。
【0015】請求項7の発明は、請求項1乃至5におい
て、作業機を含めた作業機枢支部が旋回台フレームの旋
回円内に収納可能としたものである。
【0016】請求項8の発明は、請求項7において、作
業機枢支部は収納時には枢支部以外の最大突出部の旋回
円内に収まるようにしたものである。
【0017】請求項9の発明は、請求項7において、作
業機の作動は作業機枢支部が所定の位置範囲内にあると
きのみ作動可能としたものである。
【0018】請求項10の発明は、請求項9において、
ブームブラケットが所定量以上前方にスライドしたとき
に、該ブームブラケットに枢支された作業機が左右にス
イング可能となるように配設したものである。
【0019】請求項11の発明は、請求項8において、
スライドブラケットの格納時にブームブラケットが旋回
台フレーム端から出っ張らないように配設したものであ
る。
【0020】請求項12の発明は、請求項8において、
スライドブラケットの格納時にブームブラケットの先端
が旋回円内に略収まるように配設されたことを特徴とす
るものである。
【0021】請求項13の発明は、請求項6または7に
おいて、作業機枢支部のスライド機構は無段階もしくは
有段階に調整ができることを特徴としたものである。
【0022】請求項14の発明は、請求項7において、
作業機を格納状態とした後に作業機枢支部を後方または
斜め後方にスライドし、収納することを特徴としたもの
である。
【0023】請求項15の発明は、請求項6または7に
おいて、作業機枢支部は作業機枢支部スライドスイッチ
により動作することを特徴とするものである。
【0024】請求項16の発明は、請求項1乃至5にお
いて、運転座席をスライド可能に配設したことを特徴と
するものである。
【0025】請求項17の発明は、請求項16におい
て、作業機枢支部の収納動作時には運転座席が作業機と
の非干渉位置へ自動又は手動で移動できることを特徴と
するものである。
【0026】請求項18の発明は、請求項6において、
作業機枢支部の突出動作時には運転座席が旋回台前方へ
移動できることを特徴とするものである。
【0027】請求項19の発明は、請求項1乃至5にお
いて、カウンタウェイトをスライド可能に配設したこと
を特徴とするものである。
【0028】請求項20の発明は、請求項1乃至5にお
いて、排土板をスライド可能に配設したことを特徴とす
るものである。
【0029】請求項21の発明は、請求項19および2
0において、カウンタウェイト及び排土板をスライド可
能に配設したことを特徴とするものである。
【0030】請求項22の発明は、請求項1乃至5にお
いて、クローラ式走行装置の間隔を横幅方向へスライド
拡縮可能に配設したことを特徴とするものである。
【0031】請求項23の発明は、請求項16および1
9乃至22において、各々のスライド部分のスライド操
作はスライドスイッチで行うことを特徴とするものであ
る。
【0032】請求項24の発明は、請求項15および2
3において、標準型バックホーの作業形態をとるための
標準型モードスイッチを配設したことを特徴とするもの
である。
【0033】請求項25の発明は、請求項15および2
3において、後方小旋回型バックホーの作業形態をとる
ための後方小旋回型モードスイッチを配設したことを特
徴とするものである。
【0034】請求項26の発明は、請求項15および2
3において、超小旋回型バックホーの作業形態をとるた
めの超小旋回型モードスイッチを配設したことを特徴と
するものである。
【0035】請求項27の発明は、請求項15および2
3において、各スライド部分を独立して操作する独立操
作スイッチを設け、各モードスイッチがオフ状態の時に
各スライド部分が独立操作可能に切り替わることを特徴
とするものである。
【0036】請求項28の発明は、請求項27におい
て、各独立操作スイッチは少なくとも二つ以上組み合わ
せての選択が可能であることを特徴とするクローラ式建
設機械。
【0037】請求項29の発明は、請求項24乃至27
において、各モードスイッチがオン状態のときには、各
独立操作スイッチは作動しないように配設したことを特
徴とするものである。
【0038】請求項30の発明は、請求項24乃至27
において、各モードスイッチ及び各独立操作スイッチの
少なくともいずれかひとつがオン状態において、操作す
ることによって各スライド部分をすべて収納するリセッ
トスイッチを配設したことを特徴とするものである。
【0039】請求項31の発明は、請求項24乃至27
において、前回作業時の作業形態を記憶する記憶装置
と、前回作業時の作業形態を表示する表示モニターと、
操作することにより記憶装置に記憶していた前回作業時
の作業形態を再生することが可能な記憶再生スイッチと
を配設したことを特徴とするものである。
【0040】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0041】すなわち、本発明に係わるクローラ式建設
機械は、運転者が作業の前に作業地の状態を確認し、機
体前方部の作業機枢支部が壁など障害物と干渉しないこ
とや、後方に余裕があるような比較的広い作業地である
と判断した場合には、基本的構造として、バックホーの
安定性確保のため、作業機枢支部2並びにカウンタウェ
イトW、排土板Hを旋回台フレームFの旋回中心から外
側方向へ各々スライドさせることができ、更にはクロー
ラ走行装置3を旋回フレームFの旋回中心から外側方向
へスライドすることによってバックホーの主要構成体の
支持支点が広がることにより、安定した作業環境を得る
ようにしている。
【0042】そして、運転者が作業の前に作業地の状態
を表示モニターもしくは目視で確認し、機体前方部の作
業機枢支部が壁など障害物と干渉するような比較的狭小
な作業地であると判断した場合にはバックホーの作業性
向上のため、作業機枢支部を旋回体の側面または旋回体
の中心点近傍へスライドさせることにより、旋回体の外
側部分が左右の走行体の外側端よりも外側へはみださな
いようにすることができる。
【0043】以上のような構成により、側溝掘削作業や
壁際掘削作業を行う際にも、壁などの障害物に、旋回体
を旋回させた際に旋回体の外側端部を衝突させることが
なく、その結果通行車両や通行人などの支障にもなら
ず、狭小地でも安全に作業を行うことができる。
【0044】このようにして、本発明のような構成の場
合においては、ユーザーは作業地の状態によって後方小
旋回型バックホーを選択したり、超小旋回型バックホー
を選択したりあるいは標準型バックホーを選択したりと
いうような判断が不要になり、一台のバックホーで多様
な作業地への対応が可能となる。
【0045】
【実施例】以下、各々の請求項に記載の発明について、
添付した図面を基に本発明の実施例を説明する。
【0046】図1は、本発明のカウンタウェイトスライ
ド機構を装備した後方小旋回型バックホーの側面図であ
る。図2は、本発明の作業機枢支部を装備した超小旋回
型バックホーの側面図である。図3は、従来技術の後方
小旋回型バックホーの側面図である。図4は、本発明の
排土板スライド機構および作業機枢支部スライド機構を
装備した後方小旋回型バックホーの平面図である。図5
は、従来技術の排土板機構および作業機枢支部機構を装
備した後方小旋回型バックホーの平面図である。図6
は、従来技術の排土板機構および作業機枢支部機構を装
備した標準型バックホーの平面図である。図7は、本発
明のクローラ拡縮機構を装備した後方小旋回型バックホ
ーの平面図である。図8は、本発明の作業機枢支部スラ
イド機構の平面図である。図9は、本発明の作業機枢支
部スライド機構の側面図である。図10は本発明の各ス
ライド部および各モード操作などを行う操作盤の平面図
である。
【0047】図1は本発明の後方小旋回型バックホーの
側面図であり、ブーム1、アーム6、バケット7を高く
上げ走行姿勢をとった場合や作業中の旋回開始姿勢を表
している。
【0048】機体前方に作業機枢支部スライド機構2及
び機体後方にカウンタウェイトWのスライド機構を有し
ており、作業開始前状態においては、作業機枢支部2は
旋回台フレームFの旋回円外へ突出しており、カウンタ
ウェイトWは旋回フレームFの旋回円外へ突出してい
る。
【0049】作業地において、後方に余裕があり、なお
かつ機体前方部の作業機枢支部2が壁など障害物と干渉
しないような比較的広い作業地の場合にはバックホーの
安定確保のため、図1のように旋回台フレームF上にマ
ウントされ、カウンタウェイトWに配設された油圧シリ
ンダー24等によりカウンタウェイトWが外周突出方向
にスライドすることにより作業時の安定性を確保するこ
とができる。
【0050】カウンタウェイトWはカウンタウェイトW
を支持している油圧シリンダー24に油圧回路からの圧
油を給排することにより、たとえば操作盤Pに設置され
ている作業機枢支部操作スイッチを操作することにより
油圧回路から油圧シリンダー24に圧油を給排してカウ
ンタウェイトWを最適なバランス位置で外周突出方向に
自動又は任意の位置にスライド調整するように配設され
ている。
【0051】なおカウンタウェイトWは、作業機枢支部
2の突出寸法をスライドガイド部18に設置されている
センサーSで検出して、センサーSからの検出値に応じ
て油圧回路から各油圧シリンダーに圧油を給排してカウ
ンタウェイトWを最適なバランス位置で外周突出方向に
自動でスライド調整するように配設することもできるの
で、上記の構成と合わせることによって標準型バックホ
ーの形態をとることが可能である。
【0052】図2は本発明の超小旋回型モードをとっ
た、バックホーの側面図であり、ブーム1、アーム6、
バケット7を高く上げ走行姿勢をとった場合や作業中の
旋回開始姿勢を表しており、作業機を格納した状態とし
た図である。
【0053】機体前方に作業機枢支部2のスライド機構
及び機体後方にカウンタウェイトスライド機構Wを有し
ている。
【0054】作業中において、機体前方部の作業機枢支
部が壁など障害物と干渉するような狭小地での作業の場
合には該作業機枢支部2を旋回体の側面または旋回体の
中心点近傍へスライドし、収納させることにより下部走
行体の幅内での上部旋回体の旋回を可能としている。そ
して作業機を旋回台フレームFの中心点近傍へ格納し、
作業機枢支部2を旋回体の側面または旋回体の中心点近
傍へスライドし、収納させた場合においては、一般的な
超小旋回型バックホーと同様に旋回台フレームFの旋回
円内で旋回動作を行うことが可能となる。
【0055】作業機枢支部2はスライドブラケット16
を支持している油圧シリンダー17に油圧回路からの圧
油を給排することにより、たとえば操作盤Pに設置され
ている作業機枢支部操作スイッチを操作することにより
油圧回路から各油圧シリンダー17、19に圧油を給排
して作業機枢支部2を最適なバランス位置で自動又は任
意の位置でスライド調整するように配設されている。
【0056】なお、該作業機枢支部2は旋回台フレーム
Fの中心点近傍へスライド動作後の状態においては、す
くなくとも作業機枢支部2以外の最大突出部の旋回円内
に収まる位置までスライド収納されるように配設されて
いる。
【0057】更に、該作業機枢支部2を旋回体の側面ま
たは旋回体の中心点近傍へスライドさせた場合において
座席5は作業機との非干渉位置へ自動又は手動で、移動
することができる。
【0058】ここでは、作業機枢支部2のスライドガイ
ド18に設置されたセンサーSからの出力信号を受け
て、座席5がスライド移動する仕組みを例として紹介す
る。
【0059】作業機枢支部2を旋回体の側面または旋回
体の中心点近傍へスライドさせた場合において、スライ
ドブラケット16はスライドガイド18上をスライド移
動する。
【0060】スライドブラケット16がスライドガイド
18上を所定の量以上にスライドすると、スライドガイ
ド18に設置されたセンサーSがスライドブラケット1
6のスライド量を検出し、図示しない座席スライド制御
装置へスライドブラケット16のスライド量の出力信号
を送る。
【0061】上記の出力信号を受け取った、座席スライ
ド制御装置は座席5の取り付け足部に設けられた凹状嵌
合部材に設けられた、たとえば駆動モーター等の座席ス
ライド駆動装置を作動させ、座席5を旋回台フレームF
の運転手側の床面に設けられた凸状形態のスライドレー
ル上を所定の量スライド移動させる。
【0062】座席スライド制御装置には、あらかじめス
ライドブラケット16のスライド量に応じた、座席5の
作業機枢支部2に対して非干渉位置となるスライド量が
インプットされているので、作業者は常に安全に作業を
行うことができる。
【0063】また、作業機枢支部2が突出スライドした
状態においては、座席5も作業機枢支部2の突出量に応
じて、上記と同様の機構を用いて作業機枢支部の突出側
へスライド移動させることができる。
【0064】尚、座席5は上記のような自動制御のみで
はなく、たとえば緊急時等においては公知の技術等を用
いて手動でスライド作動をさせることが可能であること
はいうまでもない。
【0065】図3は従来技術の後方小旋回型バックホー
の側面図である。
【0066】図4は本発明の後方小旋回型バックホーの
平面図であり、下部走行体3を備え、なおかつ排土板H
のスライド機構を表している。
【0067】作業中において、後方に余裕があり、機体
後方部が壁など障害物と干渉しないような比較的広い作
業地の場合にはバックホーの安定性確保のため、該排土
板スライド機構23を旋回体中心点より外側へスライド
させることにより、より安定した状態での掘削作業等を
可能としている。
【0068】作業機枢支部2が突出状態においてはバッ
クホーの安定性確保のために油圧シリンダー21等によ
り排土板Hが外周突出方向にスライドして作業時の安定
性を確保することができる。
【0069】排土板スライド機構21は排土板Hを支持
している油圧シリンダー21に油圧回路からの圧油を給
排することにより、たとえば操作盤Pに設置されている
排土板操作スイッチを操作することにより油圧回路から
油圧シリンダー21に圧油を給排して排土板Hを最適な
バランス位置で外周突出方向に自動又は任意の位置にス
ライド調整するように配設されている。
【0070】なお排土板Hは、作業機枢支部2の突出寸
法をスライドガイド18に設置されているセンサーSで
検出して、センサーSからの検出値に応じて油圧シリン
ダー21に油圧回路からの圧油を給排して排土板Hを最
適なバランス位置で外周突出方向にスライド調整するよ
うに配設されている。
【0071】図5は従来技術の後方小旋回型バックホー
の平面図であり、図6は従来技術の標準型バックホーの
平面図である。
【0072】図7は本発明の後方小旋回型バックホーの
平面図であり、クローラ式走行装置3を備え、なおかつ
クローラ部拡縮機構22を表している。
【0073】機体側方にクローラ部拡縮機構22を有し
ている。作業中において、側方に余裕があり、機体側方
部が壁など障害物と干渉しないような比較的広い作業地
の場合にはバックホーの安定性確保のため、該クローラ
部拡縮機構22を旋回体中心点より外側へスライドさせ
ることにより、より安定した状態での掘削作業等を可能
としている。
【0074】作業機枢支部2が突出状態においてはバッ
クホーの安定性確保のために油圧シリンダー20等によ
りクローラ式走行装置3が外周突出方向にスライドして
作業時の安定性を確保することができる。クローラ式走
行装置3はクローラ式走行装置3を支持している油圧シ
リンダー20に油圧回路からの圧油を給排することによ
り、たとえば操作盤Pに設置されているクローラ幅拡縮
操作スイッチを操作することにより油圧回路から各油圧
シリンダーに圧油を給排して、クローラ式走行装置3を
最適なバランス位置で外周突出方向に自動又は任意の位
置にスライド調整するように配設されている。
【0075】なおクローラ式走行装置3は、作業機枢支
部2の突出寸法をスライドガイド18に設置されている
センサーSで検出して、センサーSからの検出値に応じ
て各油圧シリンダー20に油圧回路からの圧油を給排し
てクローラ式走行装置3を最適なバランス位置で外周突
出方向に自動又は任意の位置にスライド調整するように
配設されている。
【0076】次に、本発明に係わる作業機枢支部2のス
ライド機構の詳細について、本発明の要部を示す図8お
よび図9を参照しながら説明する。
【0077】図8および図9に示すように、作業機枢支
部2はブームブラケット2bとスライドブラケット16
とを有しており、スライドブラケット16が旋回台フレ
ームFに形成したスライドガイド18のガイド面18a
を水平方向にスライド移動できるように構成している。
【0078】スライドブラケット16はその前端にブー
ムブラケット2bが連結部10を介して回動自在に取り
付けられている。
【0079】スライドブラケット16はスライドガイド
18のガイド面18a内をスライドブラケットシリンダ
ー17に油圧回路からの圧油を給排することによって水
平方向にスライドできるように構成されている。
【0080】また図8に示すように、上記ブームブラケ
ット2bにはブーム1を左右にスイングさせるためのブ
ームブラケットシリンダー19が、少なくとも一方の支
点を回動自在に旋回台フレームFに固定されたうえで連
結されている。
【0081】ブームブラケット2bの左右のスイング動
作はスライドブラケット16が所定の位置範囲にあると
きのみ左右のスイングが可能になるよう、たとえばスラ
イドガイドのガイド面上にセンサーSなどを設置するこ
とにより、所定の位置にスライドブラケット2bがある
ときのみセンサーSから電気信号が発信され、ブームブ
ラケットシリンダー19に圧油を給排するバルブを開閉
操作するように制御回路が構成されている。
【0082】尚、作業機枢支部2は上記の制御回路によ
り、有段階もしくは無段階にそのスライド量を制御する
ことが可能である。
【0083】図10は本発明のバックホーの標準型モー
ド、後方小旋回型モードおよび超小旋回型モードの作業
状態を実現するための、各モードスイッチおよび各々の
スライド部を作業者の任意でスライド操作するための操
作盤Pである。
【0084】図10に示すように、各作業モード操作ス
イッチ25と各スライド部操作スイッチ26からなり、
各スイッチを操作することにより各油圧シリンダーへの
圧油の給排を制御する図示しない制御バルブの作動を切
り替えることができる。
【0085】作業モードスイッチ25を任意の作業モー
ド位置へ切り替えた場合、たとえば超小旋回型モードに
設定したとする。その場合、スライドブラケット16を
支持している油圧シリンダー17に油圧回路からの圧油
を給排することにより、スライドブラケット16に連結
されているブームブラケット2bを旋回台フレームFの
旋回円内のあらかじめ設定された位置へスライド移動さ
せることができる。
【0086】各スライド部操作スイッチ26で任意のス
ライド操作部を選択した場合、たとえばカウンタウェイ
ト操作スイッチを操作した場合、カウンタウェイトWは
カウンタウェイトWを支持している油圧シリンダー24
に油圧回路からの圧油を給排することにより、カウンタ
ウェイトWは最適なバランス位置で外周突出方向にスラ
イド調整される。
【0087】尚、各スライド部操作スイッチ26は二つ
以上の組み合わせで操作することも可能である。
【0088】また、安全な作業の実現のため、作業モー
ドスイッチ25がオフ状態のときにのみしか、各スライ
ド部操作スイッチ26は操作ができないように操作盤P
のリレー回路は構成されており、作業モードスイッチ2
5がオン状態の時には各スライド部操作スイッチ26は
操作ができないように操作盤Pのリレー回路は構成され
ている。
【0089】そして、作業モードスイッチ25または各
スライド部操作スイッチ26の少なくともいずれかひと
つがオン状態の時において、リセットスイッチ27を操
作することによって、各スライド部分をすべてスライド
収納できるように電気回路が構成されている。
【0090】たとえば標準型モードで作業をしていた場
合、リセットスイッチ27を押すとスライドブラケット
16を支持している油圧シリンダー17に油圧回路から
の圧油を給排することにより作業機枢支部2は旋回フレ
ームFの旋回円内の位置へ自動的に収納され、同様にカ
ウンタウェイトWも旋回台フレームFの旋回円内位置へ
自動的に収納される。
【0091】更に、操作盤Pは、前回作業時の作業形態
を記憶する機能を有しており、前回作業時の作業形態を
マイコンなどで記憶する記憶装置と、前回作業時の作業
形態を表示する表示モニター28と、作業モードスイッ
チ25に、操作することにより記憶装置に記憶していた
前回作業時の作業形態を再生することが可能な作業状態
記憶再生モードを備えている。
【0092】上記のような構成において、作業を開始す
るにあたって作業者が前日と同じ作業地で同じような作
業を実施する場合、作業モードスイッチ25を操作し、
前回作業状態記憶再生モードへ切り替えることにより、
表示モニター28に前日の作業終了状態が表示される。
【0093】たとえば、モニターに表示された前日の作
業終了状態が超小旋回型モードだったとする。
【0094】その場合、作業状態再生スイッチ29を操
作することにより、記憶装置から前回作業時の作業形態
に応じて各制御バルブを制御する電気信号が発信され、
この場合では、スライドブラケット16を支持している
油圧シリンダー17に油圧回路からの圧油を給排するこ
とにより、作業機枢支部2を旋回台フレームFの旋回円
内の位置へ自動的にスライドさせ、前日と同じ作業状態
を自動的に再現することができる。
【0095】このようにして、運転者が作業の前に作業
地の状態を確認し、機体前方部の作業機枢支部が壁など
障害物と干渉しないことや、後方に余裕があるような比
較的広い作業地であると判断した場合にはバックホーの
安定性確保のため、作業機枢支部2並びにカウンタウェ
イトWや排土板Hを旋回台フレームFの旋回中心から外
側方向へ各々スライドさせることができ、更には、クロ
ーラ式走行装置3が旋回中心から外側へスライドするこ
とによって、バックホーの主要構成体の支持支点が広が
り、安定した作業環境を得ることができる。
【0096】更に、運転者が作業の前に作業地の状態を
表示モニターもしくは目視で確認し、機体前方部の作業
機枢支部が壁など障害物と干渉するような比較的狭小な
作業地であると判断した場合にはバックホーの作業性向
上のため、作業機枢支部を旋回体の側面または旋回体の
中心点近傍へスライドさせることにより、旋回体の外側
部分が左右の走行体の外側端よりも外側へはみださない
ようにすることができる。
【0097】以上のような構成により、側溝掘削作業や
壁際掘削作業を行う際にも、壁などの障害物に、旋回体
を旋回させた際に旋回体の外側端部を衝突させることが
なく、その結果通行車両や通行人などの支障にもなら
ず、狭小地でも安全に作業を行うことができる。
【0098】よって本発明のような構成の場合において
は、ユーザーは作業地の状態によって後方小旋回型バッ
クホーを選択したり、超小旋回型バックホーを選択した
りあるいは標準型バックホーを選択したりというような
判断が不要になり、一台のバックホーで多様な作業地へ
の対応が可能となるのである。
【0099】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、第
一に、作業の事前に作業者が作業地の状態を確認し、機
体前方部の作業機枢支部が壁など障害物と干渉しないこ
とや、後方に余裕があるような比較的広い作業地である
と判断した場合にはバックホーの安定性確保のため、作
業機枢支部並びにカウンタウェイトや排土板を上部走行
体の旋回中心から外側方向へ各々スライドさせることに
より、更にはバックホー下部のクローラ式走行装置3が
旋回中心から外側方向へスライドすることによって、主
要構成体の支持支点が広がり安定した作業環境を得るこ
とができる。
【0100】第二に作業者が作業の前に作業地の状態を
確認し機体前方部の作業機枢支部が壁など障害物と干渉
するような比較的狭小な作業地であると判断した場合に
は、バックホーの作業性向上のため、作業機枢支部を旋
回体の側面または旋回体の中心点近傍へスライドさせる
ことにより、旋回体の外側部分が左右の走行体の外側端
よりも外側へはみださないようにすることができ、側溝
掘削作業や壁際掘削作業を行う際にも、壁などの障害物
に旋回体を旋回させた際に、旋回体の外側端部を衝突さ
せることはない。
【0101】その結果、通行車両や通行人などの支障に
ならずに、狭小地でも安全に作業を行うことができる。
【0102】第三に、一タイプのバックホーで三タイプ
のバックホーの機能を満たすことができるので、作業者
は本発明のバックホーの操作方法にのみ習熟すればよ
く、三タイプ各々のバックホー操作方法を習得する必要
はなくなるので、ユーザーは人手不足を解消することが
できる。
【0103】上記の効果により本発明のような構成の場
合においては、ユーザーは作業地の状態によって後方小
旋回型バックホーを選択したり超小旋回型バックホーを
選択したりあるいは標準型バックホーを選択するという
ような判断が不要になり、一タイプのバックホーで三タ
イプのバックホーの機能を満たすことができるので、作
業地での安全性を確保した上で、一タイプのバックホー
で多様な作業地への対応が可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の後方小旋回型バックホーの側面図
【図2】本発明の超小旋回型バックホーの側面図
【図3】従来技術の後方小旋回型バックホーの側面図
【図4】本発明の後方小旋回型バックホーの平面図
【図5】従来技術の後方小旋回型バックホーの平面図
【図6】従来技術の標準型バックホーの平面図
【図7】本発明のクローラ部拡縮機構の平面図
【図8】本発明の作業機枢支部スライド機構の平面図
【図9】本発明の作業機枢支部スライド機構の側面図
【図10】本発明の操作盤
【符号の説明】
A 作業機部 F 旋回台フレーム W カウンタウェイトスライド機構 H 排土板 S センサー P 操作盤 1 ブーム 2 作業機枢支部 2b ブームブラケット 3 クローラ式走行装置 4 ボンネット 5 運転席 6 アーム 7 バケット 15 ルーフ 16 スライドブラケット 17 スライドブラケットシリンダー 18 スライドガイド 19 ブームブラケットシリンダー 20 油圧シリンダー 21 油圧シリンダー 22 クローラ部拡縮機構 23 排土板スライド機構 24 油圧シリンダー 25 各作業モードスイッチ 26 各スライド部操作スイッチ 27 リセットスイッチ 28 表示モニター 29 作業状態再生スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E02F 9/18 E02F 9/18 Fターム(参考) 2D012 AA01 2D015 EA04 FA04

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置に旋回台軸受を介して旋回台フ
    レームを旋回可能に装着し、該旋回台フレームに、座
    席、エンジン、及び油タンク等を配設して上部体構造を
    構成し、該旋回台フレームの前方に向けて、作業機を上
    下方向に作動可能に作業機枢支部を介して枢支した旋回
    作業車の作業機枢支部において、該作業機枢支部を旋回
    台上で旋回台の前後方向または斜め方向にスライド可能
    に配設したことを特徴とするクローラ式建設機械。
  2. 【請求項2】 走行装置に旋回台軸受を介して旋回台フ
    レームを旋回可能に装着し、該旋回台フレームに、座
    席、エンジン、及び油タンク等を配設して上部体構造を
    構成し、該旋回台フレームの前端部に、作業機を上下方
    向及び左右方向に作動可能に作業機枢支部を介して枢支
    し、前記上部体構造の少なくとも後方最大寸法部を走行
    装置の幅内とした旋回作業車の作業機枢支部において、
    該作業機枢支部を旋回台上で旋回台の前後方向または斜
    め方向にスライド可能に配設したことを特徴とするクロ
    ーラ式建設機械。
  3. 【請求項3】 走行装置に旋回台軸受を介して旋回台フ
    レームを旋回可能に装着し、該旋回台フレームに、座
    席、エンジン、及び油タンク等を配設して上部体構造を
    構成し、該旋回台フレームの前端部に、作業機を上下方
    向及び左右方向に作動可能に作業機枢支部を介して枢支
    し、前記上部体構造の少なくとも後方最大寸法部の張り
    出し量は下部走行体の全幅の10%以内の範囲とした旋
    回作業車の作業機枢支部において、該作業機枢支部を旋
    回台上で旋回台の前後方向または斜め方向にスライド可
    能に配設したことを特徴とするクローラ式建設機械。
  4. 【請求項4】 走行装置に旋回台軸受を介して旋回台フ
    レームを旋回可能に装着し、該旋回台フレームに、運転
    座席、エンジン、及び油タンク等を配設して上部体構造
    を構成し、旋回台フレームにブーム、アーム等からなる
    リンク形の作業機を前方に向けて上下方向に回動自在に
    枢支し、かつこの旋回台フレームの旋回円が走行装置幅
    内に収まる旋回作業車の作業機枢支部において、該作業
    機枢支部を旋回台上で旋回台の前後方向または斜め方向
    にスライド可能に配設したことを特徴とするクローラ式
    建設機械。
  5. 【請求項5】 走行装置に旋回台軸受を介して旋回台フ
    レームを旋回可能に装着し、該旋回台フレームに、運転
    座席、エンジン、及び油タンク等を配設して上部体構造
    を構成し、旋回台フレームにブーム、オフセットブーム
    およびアーム等からなるリンク形の作業機を前方に向け
    て上下方向に回動自在に枢支し、かつこの旋回台フレー
    ムの旋回円が走行装置幅内に収まる旋回作業車の作業機
    枢支部において、該作業機枢支部を旋回台上で旋回台の
    前後方向または斜め方向にスライド可能に配設したこと
    を特徴とするクローラ式建設機械。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5において、作業機枢支部
    は旋回台フレームの旋回円外に突出可能としたことを特
    徴とするクローラ式建設機械。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至5において、作業機を含め
    た作業機枢支部が旋回台フレームの旋回円内に収納可能
    としたことを特徴とするクローラ式建設機械。
  8. 【請求項8】 請求項7において、作業機枢支部は収納
    時には枢支部以外の最大突出部の旋回円内とすることを
    特徴とするクローラ式建設機械。
  9. 【請求項9】 請求項7において、作業機の作動は作業
    機枢支部が所定の位置範囲内にあるときのみ作動可能と
    したことを特徴とするクローラ式建設機械。
  10. 【請求項10】 請求項9において、ブームブラケット
    が所定量以上前方にスライドしたときに該ブームブラケ
    ットに枢支された作業機が左右にスイング可能となるよ
    うに配設したことを特徴とするクローラ式建設機械。
  11. 【請求項11】 請求項8において、スライドブラケッ
    トの収納時にブームブラケットが旋回台フレーム端から
    出っ張らないことを特徴とするクローラ式建設機械。
  12. 【請求項12】 請求項8において、スライドブラケッ
    トの収納時にブームブラケットの先端が旋回円内に略収
    まるように配設されたことを特徴とするクローラ式建設
    機械。
  13. 【請求項13】 請求項6または7において、作業機枢
    支部のスライド機構は無段階もしくは有段階に調整がで
    きることを特徴とするクローラ式建設機械。
  14. 【請求項14】 請求項7において、作業機を格納状態
    とした後に作業機枢支部を後方または斜め後方にスライ
    ドし、収納することを特徴とするクローラ式建設機械。
  15. 【請求項15】 請求項6または7において、作業機枢
    支部は作業機枢支部スライドスイッチにより動作するこ
    とを特徴とするクローラ式建設機械。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至5において、運転座席を
    スライド可能に配設したことを特徴とするクローラ式建
    設機械。
  17. 【請求項17】 請求項16において、作業機枢支部の
    収納動作時には運転座席が作業機との非干渉位置へ自動
    又は手動で移動できることを特徴とするクローラ式建設
    機械。
  18. 【請求項18】 請求項6において、作業機枢支部の突
    出動作時には運転座席が旋回台前方へ移動できることを
    特徴とするクローラ式建設機械。
  19. 【請求項19】 請求項1乃至5において、カウンタウ
    ェイトをスライド可能に配設したことを特徴とするクロ
    ーラ式建設機械。
  20. 【請求項20】 請求項1乃至5において、排土板をス
    ライド可能に配設したことを特徴とするクローラ式建設
    機械。
  21. 【請求項21】 請求項19および20において、カウ
    ンタウェイト及び排土板をスライド可能に配設したこと
    を特徴とするクローラ式建設機械。
  22. 【請求項22】 請求項1乃至5において、クローラ式
    走行装置の間隔を横幅方向へスライド可能に配設したこ
    とを特徴とするクローラ式建設機械。
  23. 【請求項23】 請求項16および19乃至22におい
    て、スライド操作はスライドスイッチで行うことを特徴
    とするクローラ式建設機械。
  24. 【請求項24】 請求項15および23において、標準
    型バックホーの作業形態をとるための標準型モードスイ
    ッチを配設したことを特徴とするクローラ式建設機械。
  25. 【請求項25】 請求項15および23において、後方
    小旋回型バックホーの作業形態をとるための後方小旋回
    型モードスイッチを配設したことを特徴とするクローラ
    式建設機械。
  26. 【請求項26】 請求項15および23において、超小
    旋回型バックホーの作業形態をとるための超小旋回型モ
    ードスイッチを配設したことを特徴とするクローラ式建
    設機械。
  27. 【請求項27】 請求項15および23において、各ス
    ライド部分を独立して操作する独立操作スイッチを設
    け、モードスイッチがオフ状態の時に各スライド部分が
    独立操作可能に切り替わることを特徴とするクローラ式
    建設機械。
  28. 【請求項28】 請求項27において、各独立操作スイ
    ッチは少なくとも二つ以上組み合わせての選択が可能で
    あることを特徴とするクローラ式建設機械。
  29. 【請求項29】 請求項24乃至27において、モード
    スイッチがオン状態のときには、各独立操作スイッチは
    作動しないように配設したことを特徴とするクローラ式
    建設機械。
  30. 【請求項30】 請求項24乃至27において、各モー
    ドスイッチ及び各独立操作スイッチの少なくともいずれ
    かひとつがオン状態において、操作することによって各
    スライド部分をすべて収納するリセットスイッチを配設
    したことを特徴とするクローラ式建設機械。
  31. 【請求項31】 請求項24乃至27において、前回作
    業時の作業形態を記憶する記憶装置と、前回作業時の作
    業形態を表示する表示装置と、操作することにより記憶
    装置に記憶していた前回作業時の作業形態を再生するこ
    とが可能な記憶再生スイッチとを配設したことを特徴と
    するクローラ式建設機械。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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