JP2003213247A - シーラント用樹脂組成物、シーラントフィルムおよびその用途 - Google Patents

シーラント用樹脂組成物、シーラントフィルムおよびその用途

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JP2003213247A JP2002018378A JP2002018378A JP2003213247A JP 2003213247 A JP2003213247 A JP 2003213247A JP 2002018378 A JP2002018378 A JP 2002018378A JP 2002018378 A JP2002018378 A JP 2002018378A JP 2003213247 A JP2003213247 A JP 2003213247A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】優れたヒートシール性とイージーピール性を持
ち、かつ低いヒートシール強度でも剥離時に接着面から
糸引き現象が発生しにくいシーラント用樹脂組成物を提
供すること。 【解決手段】メルトフローレート(190℃)が0.2
〜30(g/10分)、密度が0.900〜0.940
(g/cm)のエチレン系重合体(A)60〜90重
量%、およびメルトフローレート(190℃)が0.1
〜25(g/10分)、密度が0.880〜0.925
(g/cm)のブテン系重合体(B)5〜30重量
%、およびプロピレン系重合体(C)0.1〜10重量
%からなるシーラント用樹脂組成物である。この組成物
から得られるフィルムは、包装フィルムの容器のシーラ
ント層として好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシーラント用樹脂組
成物、ヒートシール性およびイージーピール性を兼ね備
えたシーラントフィルム、さらにはそのシーラントフィ
ルムを用いた積層体フィルムおよび容器に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】近年の食の多様化に伴い、様々な
包装材料が提案されている。中でも、イージーピール性
を有する容器は、即席麺、ヨーグルト容器、菓子容器、
その他の食品容器として広く用いられている。イージー
ピール性を有するシーラントフィルムには、密封性とイ
ージーピール性という相反する性能を、同時に満足する
ことが要求されている。さらには、食品容器の多様化に
よって、様々なヒートシール強度を有するシーラントフ
ィルムの開発が所望されている。一方、内容物の汚染防
止および商品の外観などの点から、シール面を剥離した
時に剥離跡(糸引き)が残らないことは勿論のこと、糸
引き現象そのものが発生しないよう要求されている。
【0003】特開平10−337829号公報には、低
密度ポリエチレンとポリブテン−1から形成される易開
封性フィルムが開示されている。添加するポリブテン−
1量によりシール強度のコントロールが可能であるが、
ポリブテン−1の添加量の増加により、糸引きが発生す
るという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、糸引き現象
が改善され、従来よりもシール強度が低いイージーピー
ル性を有するシーラント樹脂組成物、その組成物から得
られるシーラントフィルム、およびそれを用いた積層体
フィルムおよび容器の提供を目的とする。
【0005】
【問題を解決するための手段】すなわち本発明は、メル
トフローレート(MFR、ASTM D1238、19
0℃、2.16kg荷重)が0.2〜30(g/10
分)、密度(ASTMD1505)が0.900〜0.
940(g/cm)のエチレン系重合体(A)60〜
90重量%、メルトフローレート(MFR、ASTM
D1238、190℃、2.16kg荷重)が0.1〜
25(g/10分)、密度(ASTMD1505)が
0.880〜0.925(g/cm)のブテン系重合
体(B)5〜30重量%、およびプロピレン系重合体
(C)0.1〜10重量%(ここで(A)+(B)+
(C)=100重量%)からなるシーラント用樹脂組成
物に関する。
【0006】さらに本発明は、上記本発明の樹脂組成物
からなるシーラントフィルムであり、および該シーラン
トフィルムから形成される積層体および容器に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、エチレン系重合体、ブ
テン系重合体およびプロピレン系重合体から構成される
樹脂組成物、またその組成物を用いたシーラントフィル
ム、積層体フィルム、および容器に関する。次にそれら
の各構成について具体的に説明する。
【0008】エチレン系重合体(A) 本発明の樹脂組成物におけるエチレン系重合体(A)と
しては、エチレン単独重合体であってもエチレン・α−
オレフィン共重合体であってもよく、その分子構造は、
直鎖状であってもよいし、長鎖または短鎖の側鎖を有す
る分岐状であってもよい。
【0009】エチレン・α−オレフィン共重合体の場
合、コモノマーとして使用されるα−オレフィンとして
は、炭素数3〜20、好ましくは3〜10までのα−オ
レフィンであって、エチレンとのランダム共重合体であ
る。α−オレフィンの具体例としては、プロピレン、1
−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチルペ
ンテン−1、1−オクテンおよびそれらの組み合わせを
挙げることができ、必要に応じて他のコノモマーを少量
含有してもよい。共重合体中のエチレン含量は、85〜
99.9、好ましくは90〜99.5(モル%)であ
る。
【0010】エチレン系重合体の密度は、0.900〜
0.960、好ましくは0.905〜0.940、さら
に好ましくは0.905〜0.930(g/cm3)で
あって、いわゆる低密度ないし中密度ポリエチレンであ
る。この密度範囲にあると、良好な低温ヒートシール性
を示す。また、フィルムから容器を製造する際、内層フ
ィルムの粘着性が小さいことから、高い充填速度で内容
物を充填することができる。なお、密度は、ASTM
D1505に準拠し、密度勾配管を用いて測定した。
【0011】また上記エチレン系重合体は、ASTM
D−1238に準拠し、190℃、2.16kg荷重下
で測定したメルトフロート(以下、MFR(190℃)
と略記する)が0.2〜30、好ましくは1〜25(g
/10分)の範囲にある。メルトフロートがこの範囲内
にあると、既存の成形機によって、高いスピードで成形
することができる。
【0012】上記エチレン系重合体の製造法については
特に制限はないが、ラジカル重合触媒、フィリップス触
媒、チーグラー・ナッタ触媒、あるいはメタロセン触媒
を用いて、エチレンの単独重合、またはエチレンとα−
オレフィンとを共重合することによって製造することが
できる。
【0013】また、特に好ましいエチレン系重合体とし
ては、MFR(190℃)と溶融張力(190℃の測定
値;単位mN;MTと略記する)との関係が、次式を満
足する重合体が望ましい。 40×[MFR(190℃)]-0.67 ≦ MT ≦ 250×[MFR(190)]-0.67 このようなエチレン系重合体の具体例としては、ラジカ
ル重合することによって得られる、いわゆる高圧法低密
度ポリエチレンを挙げることができる。
【0014】さらに、このエチレン重合体は、例えば高
圧法低密度ポリエチレンと直鎖状エチレン・α−オレフ
ィン共重合体とのブレンドのように、数種類のエチレン
系重合体をブレンドした組成物で使用することもでき
る。
【0015】ブテン系重合体 本発明の樹脂組成物において使用されるブテン系重合体
(B)としては、1−ブテン単独重合体、あるいは1−
ブテンと1−ブテンを除く炭素数2〜20、好ましくは
2〜10のα−オレフィンとの共重合体である。α−オ
レフィンの具体例としては、エチレン、プロピレン、1
−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン
を挙げることができる。ブテン系重合体中の1−ブテン
含有量としては、60〜100、好ましくは70〜10
0(モル%)である。
【0016】ブテン系重合体の密度は、0.880〜
0.925、好ましくは0.885〜0.920(g/
cm)である。この密度範囲にあると、粘着性が小さ
いことから、フィルムから容器を製造する際に、高い充
填速度で内容物を充填することが可能である。
【0017】また、MFR(190℃)は0.1〜2
5、好ましくは0.5〜25、より好ましくは1〜25
(g/10分)の範囲にある。この範囲内にあると、成
形機のモーター過大な負荷を与えることなく、高い成形
スピードでフィルムを成形することができる。
【0018】このようなブテン系重合体は、特公昭64
−7088号公報、特開昭59−206415号公報、
特開昭59−206416号公報、特開平4−2185
08号公報、特開平4−218607号公報、特開平8
−225605号公報等に記載された立体規則性触媒を
用いた重合方法で製造することが出来る。本発明におい
て使用されるブテン系重合体は、1種類であっても、2
種類以上を組み合わせて使用してもよい。
【0019】プロピレン系重合体(C) 本発明の樹脂組成物に用いられるプロピレン系重合体
(C)は、公知のプロピレン単独重合体、またはエチレ
ンないしは炭素数4〜20のα―オレフィンとのランダ
ムまたはブロック共重合体を挙げることができる。中で
も、ASTM D1238に準じて230℃、2.16
kg荷重で測定したメルトフローレート(以下、MFR
(230℃)と略記する)が、5〜100、好ましくは
6〜80、さらに好ましくは7〜50(g/10分)の
プロピレン単独重合体を使用するのが好ましい。プロピ
レン系重合体をこのような範囲とすることで、シール強
度と糸引き性とのバランスに優れたフィルムが得られ
る。
【0020】このようなプロピレン系重合体(C)は、
典型的には固体状チタン触媒と有機金属化合物を主成分
とする触媒、またはメタロセン化合物を触媒の一成分と
して用いたメタロセン触媒の存在下で、プロピレンを重
合あるいはプロピレンと他のα―オレフィンを共重合さ
せることによって製造することができる。
【0021】樹脂組成物 本発明の樹脂組成物は、エチレン系重合体(A)とブテ
ン系重合体(B)およびプロピレン系重合体(C)から
なり、その混合割合は、(A)が60〜90、好ましく
は65〜85重量%、(B)が5〜40、好ましくは1
5〜35重量%、(C)が0.1〜10、好ましくは
0.2〜7重量%の範囲にある。ここで、(A)、
(B)および(C)の合計量は100重量%である。各
成分の割合がこの範囲内にあると、その組成物から得ら
れるフィルムは、ヒートシール性とイージーピール性と
のバランスに優れており、実用上好適な易開封性容器が
得られる。
【0022】本発明の樹脂組成物の特徴として、樹脂組
成物の構成成分としてプロピレン系重合体を使用するこ
とにある。前記のようなプロピレン系重合体を使用する
ことで、糸引き性が良好で、かつ易開封性に優れたフィ
ルムとなる。またプロピレン系重合体の量により、糸引
き性を悪化させることなくシール強度の制御が可能なた
め、多様な特性をもつ易開封容器に対応できる。
【0023】本発明においては、本発明の樹脂組成物と
しての性能を損なわない範囲で、必要に応じて酸化防止
剤、耐熱安定剤、耐候安定剤、スリップ剤、アンチブロ
ッキング剤、結晶核剤等の添加物を含んでいてもよい。
【0024】また、前記各成分および必要に応じて各種
添加剤を、例えばヘンシェルミキサー、バンバリーミキ
サー、タンブラーミキサー等の混合機でブレンドした
後、一軸ないしは二軸の押出機を用いてペレット状とし
て後述のフィルム成形に使用することも可能であるが、
前記成分をブレンドした状態でフィルム成形機に供する
ことも可能である。
【0025】シーラントフィルム 本発明の樹脂組成物からフィルム成形することによっ
て、イージーピール性を必要とする包装材のシーラント
フィルムを製造することができる。フィルムの成形は、
キャスト成形法であってもインフレーション成形法であ
ってもよく、通常樹脂温度180〜240℃の条件で均
一膜厚の良好なフィルムを製造することができる。フィ
ルムの厚みは、通常3〜100μm、好ましくは5〜8
0μmの範囲である。
【0026】積層体フィルム 前記シーラントフィルムは、それ単独で使用することも
可能であるが、基材フィルムに積層した積層体フィルム
の構成で、一般に包装フィルムまたは包装シートとして
使用される。
【0027】基材フィルムとしては、特に限定されるも
のではないが、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリ
オレフィンフィルム、スチレン系樹脂のフィルム、ポリ
エチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート
等のポリエステルのフィルム、ナイロン6やナイロン
6,6のようなポリアミドのフィルム、またはこれらの
延伸フィルム、ポリオレフィンフィルムとポリアミドフ
ィルムやエチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム
のようなガスバリヤー性のある樹脂フィルムとの積層フ
ィルム、アルミニウム等の金属箔、あるいはアルミニウ
ムやシリカ等を蒸着させた蒸着フィルムや紙等が、包装
材の使用目的に応じて適宜選択使用される。この基材フ
ィルムは、1種類のみならず、2種類以上を組み合わせ
て使用することもできる。
【0028】シーラントフィルム層は、積層体フィルム
の少なくとも一方の最外層に位置するので、その製造に
あたり、基材フィルム上に前記本発明の樹脂組成物を直
接押出ラミネーションしたり、基材フィルムとシーラン
トフィルムとをドライラミネーションしたり、あるいは
両層を構成する樹脂を共押出する方法を採用することが
できる。
【0029】積層体フィルムの一実施態様として、シー
ラントフィルム層/ポリオレフィンフィルム層/他のフ
ィルム層の構成を挙げることができる。ここで、他のフ
ィルム層としては、前記したポリスチレンフィルム、ポ
リエステルフィルム、ポリアミドフィルム、ポリオレフ
ィンフィルムとガスバリヤー性樹脂フィルムとの積層フ
ィルム、アルミニウム箔、蒸着フィルム、および紙から
なる群から選ばれる層を挙げることができる。
【0030】ポリオレフィン層と他のフィルム層とが充
分な接着強度で接合できない場合には、シーラントフィ
ルム層/ポリオレフィンフィルム層/接着層/他のフィ
ルム層の構成にすることができる。接着層としては、ウ
レタン系やイソシアネート系接着剤のようなアンカーコ
ート剤を用いたり、不飽和カルボン酸グラフトポリオレ
フィンのような変性ポリオレフィンを接着性樹脂として
用いると、隣接層を強固に接合することができる。
【0031】容器 前記した積層体フィルムのシーラントフィルム層同士を
向かい合わせ、あるいは積層体フィルムのシーラントフ
ィルム層と他のフィルムとを向かい合わせ、その後、外
表面側から所望容器形状になるようにその周囲の少なく
とも一部をヒートシールすることによって、容器を製造
することができる。また周囲を全てヒートシールするこ
とにより、密封された袋状容器を製造することができ
る。この袋状容器の成形加工を内容物の充填工程と組み
合わせると、すなわち、袋状容器の底部および側部をヒ
ートシールした後内容物を充填し、次いで上部をヒート
シールすることで包装体を製造することができる。従っ
て、この積層体フィルムは、スナック菓子等の固形物、
粉体、あるいは液体材料の自動包装装置に利用すること
ができる。
【0032】また、積層体フィルムないしシートを、ま
たは他のフィルムないしシートを予め真空成形や圧空成
形等によりカップ状に成形した容器、射出成形等で得ら
れた容器、あるいは紙基材から形成された容器等に内容
物を充填し、その後本発明の積層体フィルムを蓋材とし
て被覆し、容器上部ないし側部をヒートシールすること
により、内容物を包装した容器が得られる。この容器
は、即席麺、味噌、ゼリー、プリン、スナック菓子等の
包装に好適に利用される。
【0033】
【実施例】次に実施例によって本発明を説明するが、本
発明はこれに限定されるものではない。
【実施例1】エチレン系重合体成分として高圧法ポリエ
チレン(密度0.918g/cm3、MFR(190
℃)9.5g/10分)75重量%、ブテン系重合体成
分として1−ブテン重合体(密度0.915g/c
3、MFR(190℃)1.8g/10分)20重量
%、およびプロピレン重合体としてホモポリプロピレン
(MFR(230℃)25g/10分)5重量%からな
る組成物を使用し、スクリュー径40mmの押出機を兼
ね備えたダイ幅300mmのT−ダイキャスト成形機
で、成形温度220℃、チルロール温度30℃にて、厚
み50μmのフィルムを作成した。得られたフィルムの
ヒートシール強度、イージーピール性および糸引き性を
以下の方法で評価した。結果を表1に示す。
【0034】(1)ヒートシール強度:15mmの短冊
状試験片を2枚作成し、それらを重ね合わせ、所定の温
度で、圧力0.2MPa、シール時間0.1秒の条件で
ヒートシールを行った。その後、層間を180℃方向に
300mm/分の速度で剥離させ、その時の剥離強度を
測定し、その値をヒートシール強度(N/15mm)と
した。 (2)イージーピール性:ヒートシール強度測定後に、
フィルムサンプルを観察し、フィルムが伸ばされたり、
切れたりしていなかった場合を○とした。それに対し、
フィルムが伸ばされたり、切れたりした場合を×とし
た。 (3)糸引き性:ヒートシール後のフィルムサンプルの
シール面を観察し、シール面およびその周辺に糸状に樹
脂が付着した場合を×とし、糸状樹脂が見られない場合
を○とした。
【0035】
【実施例2、比較例1〜2】エチレン系重合体、ブテン
系重合体およびプロピレン系重合体を表−1記載の含有
量とした以外は、実施例1と同様にしてフィルムの評価
を行った。結果を表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】表1に示した結果から明らかなように、本
発明のフィルムは、従来よりもシール強度が低いにもか
かわらず、イージーピール性および糸引きに優れたフィ
ルムであることがわかる。
【0038】
【発明の効果】本発明のシーラント用樹脂組成物は、そ
れから得られるフィルムがヒートシール性とイージーピ
ール性とのバランスに優れており、かつ、より低いシー
ル強度でも糸引きが発生しないことから、食品包装用容
器に好適に使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) //(C08L 23/04 C08L 23:20 23:20 23:10 23:10) Fターム(参考) 3E086 AB01 AC07 AD01 AD06 BA04 BA15 BB51 BB90 CA01 4F071 AA15 AA20 AA20X AA21 AA21X AA75X AA76X AA82 AA88 AA88X AF19Y AF58Y AF59Y AH05 BC01 BC04 BC12 4F100 AB10B AB33B AK01C AK01D AK03B AK03C AK04A AK07A AK08A AK12B AK12C AK41B AK41C AK46B AK46C AK62 AK67 AL05A BA02 BA03 BA05 BA10A BA10C BA10D DG10B GB16 JA06A JA13A JD02C JD02D JK03 JL12A YY00A 4H017 AA04 AB07 AC02 AC19 AD06 AE04 4J002 BB031 BB051 BB123 BB143 BB153 BB162 BB182 BP023 GC00 GF00 GG00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メルトフローレート(MFR、ASTM
    D1238、190℃、2.16kg荷重)が0.2〜
    30(g/10分)、密度(ASTM D1505)が
    0.900〜0.940(g/cm)のエチレン系重
    合体(A)60〜90重量%、メルトフローレート(M
    FR、ASTM D1238、190℃、2.16kg
    荷重)が0.1〜25(g/10分)、密度(ASTM
    D1505)が0.880〜0.925(g/c
    )のブテン系重合体(B)5〜30重量%、および
    プロピレン系重合体(C)0.1〜10重量%(ここで
    (A)+(B)+(C)=100重量%)からなるシー
    ラント用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】前記のプロピレン系重合体のメルトフロー
    レート(MFR、ASTM D1238、230℃、
    2.16kg荷重)が、5〜100g/10分の範囲に
    あることを特徴とする請求項1記載のシーラント用樹脂
    組成物。
  3. 【請求項3】前記プロピレン系重合体が、ホモポリプロ
    ピレンであることを特徴とする請求項1記載のシーラン
    ト用樹脂組成物。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の樹脂組成
    物からなり、その厚さが3〜100μmであるシーラン
    トフィルム。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のシーラントフィルムの層
    と、ポリオレフィンフィルム、ポリスチレンフィルム、
    ポリエステルフィルム、ポリアミドフィルム、ポリオレ
    フィンとガスバリヤー性樹脂フィルムとの積層フィル
    ム、アルミ箔、紙、および蒸着フィルムとからなる群か
    ら選ばれる少なくとも一つのフィルム層とを含む積層体
    であることを特徴とする積層体フィルム。
  6. 【請求項6】請求項4に記載のシーラントフィルムの層
    と、ポリオレフィンフィルム層と、ポリオレフィンフィ
    ルム、ポリスチレンフィルム、ポリエステルフィルム、
    ポリアミドフィルム、ポリオレフィンとガスバリヤー性
    樹脂フィルムとの積層フィルム、アルミ箔、紙、および
    蒸着フィルムとからなる群から選ばれる少なくとも一つ
    のフィルム層とが、この順に積層されていることを特徴
    とする積層体フィルム。
  7. 【請求項7】請求項5または6に記載の積層体フィルム
    のシーラントフィルム層面同士を合わせ、その少なくと
    も一部がヒートシールされていることを特徴とする容
    器。
  8. 【請求項8】請求項5または6に記載の積層体フィルム
    のシーラントフィルム層と、ポリエチレン、エチレン・
    酢酸ビニル共重合体、およびポリプロピレンからなる群
    から選ばれる樹脂の成形体とを向かい合わせ、その少な
    くとも一部がヒートシールされていることを特徴とする
    容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013159018A (ja) * 2012-02-04 2013-08-19 Mitsubishi Plastics Inc 二重袋包装体用インフレーションフィルムおよび二重袋包装体

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JP2013159018A (ja) * 2012-02-04 2013-08-19 Mitsubishi Plastics Inc 二重袋包装体用インフレーションフィルムおよび二重袋包装体

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