JP2003212644A - 低温焼結セラミック組成物、セラミック焼結体ならびに積層型セラミック電子部品およびその製造方法 - Google Patents

低温焼結セラミック組成物、セラミック焼結体ならびに積層型セラミック電子部品およびその製造方法

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JP2003212644A
JP2003212644A JP2002016660A JP2002016660A JP2003212644A JP 2003212644 A JP2003212644 A JP 2003212644A JP 2002016660 A JP2002016660 A JP 2002016660A JP 2002016660 A JP2002016660 A JP 2002016660A JP 2003212644 A JP2003212644 A JP 2003212644A
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Akira Baba
彰 馬場
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抗折強度および品質係数が高いセラミック焼
結体を得ることができる低温焼結セラミック組成物を提
供する。 【解決手段】 たとえば多層セラミック基板1に備える
セラミック層2を構成するセラミック焼結体を得るため
の低温焼結セラミック組成物として、カオリナイト粘土
の熱処理物およびCaCO3 またはCa(OH)2 のよ
うなCa化合物の各粉末の混合物を熱処理して得られた
仮焼物と、MgAl2 4 (スピネル)粉末とを含むも
のを用いる。スピネル粉末は、仮焼物100重量部に対
して、30重量部以上かつ80重量部以下添加される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、低温焼結セラミ
ック組成物、セラミック焼結体ならびに積層型セラミッ
ク電子部品およびその製造方法に関するもので、特に、
セラミック焼結体の機械的強度および品質係数の向上を
図るための改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種モジュール基板や各種パッケージ部
品や複合デバイス等を構成するために用いられている多
層セラミック基板のような積層型セラミック電子部品
は、複数の積層されたセラミック層をもって構成される
焼結積層体を備えている。このような積層型セラミック
電子部品には、種々の形態の配線導体が設けられてい
る。配線導体としては、たとえば、焼結積層体の内部に
おいて、セラミック層間の特定の界面に沿って延びる内
部導体膜が形成されたり、特定のセラミック層を貫通す
るように延びるビアホール導体が形成されたり、また、
焼結積層体の外表面上において延びる外部導体膜が形成
されたりしている。
【0003】上述した配線導体は、電気抵抗が低い方が
望ましく、そのため、銅または銀というような電気伝導
率の高い金属が配線導体のための導電材料として用いら
れている。
【0004】焼結積層体を得るためには、生の積層体を
焼成する工程が必要であるが、生の積層体には、既に配
線導体が形成されているため、配線導体も焼成工程に付
されることになる。したがって、焼成工程において付与
される温度は、配線導体において導電材料として含まれ
る金属の融点より低くなければならない。
【0005】このような状況の下、前述した銅または銀
は、その融点が比較的低いため、セラミック層を構成す
るセラミック材料としては、比較的低温で焼結可能ない
わゆる低温焼結セラミック材料が用いられている。
【0006】従来、低温焼結セラミック材料としては、
アルミナなどの無機骨材と低融点ガラスとの混合組成
物、いわゆるガラスセラミックが主として用いられてい
る。
【0007】また、他の低温焼結セラミック材料とし
て、特開平8−175864号公報には、カオリナイト
族の珪酸塩とCaCO3 またはCa(OH)2 との混合
物熱処理して得られた仮焼物を原料として、低温焼結可
能なアノーサイト/ゲーレナイトセラミック焼結体を作
製することが記載されている。
【0008】さらに、特開2000−63182号公報
には、カオリナイト族の珪酸塩とCaCO3 またはCa
(OH)2 とシリカとからなる仮焼物によって、低温焼
結を達成し、さらに、この仮焼物に、アルミナなどの機
能性酸化物を5〜35重量%加えることにより、機械的
強度や電気的特性を向上させることが記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】積層型セラミック電子
部品の一例としての多層セラミック基板の薄層化が進ん
だ結果、抗折強度が200MPaを超えるような高強度
の基板材料が求められている。
【0010】しかしながら、前述した特開平8−175
864号公報に記載された範囲の組成物によれば、十分
に焼結させて緻密化を図りかつ結晶化させた場合でも、
200MPaを超える抗折強度を得ることは不可能であ
る。
【0011】一般的なガラスセラミック材料において
は、緻密に焼結している限り、低温焼結性のガラスにア
ルミナなどの骨材を加えることによって、機械的強度を
向上させることができる。しかしながら、骨材が多くな
るほど、焼結温度が上昇し、そのため、所望の温度域で
は焼結させることが不可能になることがある。したがっ
て、骨材量を多くしながら、低温焼結可能なガラスセラ
ミック材料を得るためには、そこに含有される焼結助剤
の焼結性を高める必要がある。
【0012】また、前述した特開2000−63182
号公報に記載の技術においては、シリカの添加が仮焼物
の焼結性を低下させてしまう。そのため、機能性酸化物
の添加量を38重量%より多くすると、1000℃以下
では焼結しなくなるとされている。
【0013】このように、多層セラミック基板の機械的
強度を高めながら、焼結温度を下げることは、一般的に
困難であるという問題がある。
【0014】他方、多層セラミック基板を、たとえば移
動体通信端末機器用の電子部品として用いる場合、多層
セラミック基板に備えるセラミック層を構成するセラミ
ックの品質係数は、最低でも300程度、好ましくは5
00以上であることが必要であるとされている。品質係
数は、周波数が高くなるほど、低下する。多層セラミッ
ク基板の適用周波数帯域は、年々高周波化しており、し
たがって、機械的強度だけでなく、品質係数において
も、優れた低温焼結セラミック材料の実現が望まれる。
【0015】そこで、この発明の目的は、上述した問題
を解決し、または要望を満たし得る、低温焼結セラミッ
ク組成物、この低温焼結セラミック組成物を焼成して得
られるセラミック焼結体、ならびに低温焼結セラミック
組成物を用いて構成される積層型セラミック電子部品お
よびその製造方法を提供しようとすることである。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係る低温焼結
セラミック組成物は、カオリナイト族の粘土鉱物または
その熱処理物の粉末と、Ca化合物の粉末とを、仮焼後
のCaO換算においてCa化合物が20.0重量%以上
かつ41.6重量%以下の含有率をもって含むように混
合して得られた混合物を熱処理して得られた、仮焼物
と、この仮焼物100重量部に対して、30重量部以上
かつ80重量部以下の添加量をもって添加された、Mg
Al2 4 粉末とを含むことを特徴としている。
【0017】上述した仮焼物は、上述した混合物を75
0℃以上かつ920℃未満の温度域において熱処理して
得られたものであることが好ましい。
【0018】上述した低温焼結セラミック組成物におい
て、Ca化合物は、CaCO3 およびCa(OH)2
ら選ばれた少なくとも1種であることが好ましい。
【0019】また、上述のような低温焼結セラミック組
成物100重量部に対して、1重量部以上かつ10重量
部以下の添加量をもって添加された、軟化点が850℃
以下のガラス粉末をさらに含んでいてもよい。
【0020】また、この発明に係る低温焼結セラミック
組成物において、前述したカオリナイト族の粘土鉱物ま
たはその熱処理物の粉末は、カオリナイト族の珪酸塩
を、450℃以上かつ920℃以下の温度域で熱処理し
て得られた熱処理物粉末であることが好ましい。
【0021】また、前述したCa化合物の粉末は、その
中心粒径が2.0μm以下であることが好ましい。
【0022】また、前述したMgAl2 4 粉末は、そ
の中心粒径が5.0μm以下であることが好ましい。
【0023】この発明は、また、上述したような低温焼
結セラミック組成物を900℃以上かつ1030℃以下
の温度域で焼成して得られた、セラミック焼結体にも向
けられる。
【0024】この発明は、また、次のような積層型セラ
ミック電子部品の製造方法にも向けられる。この製造方
法は、この発明に係る低温焼結セラミック組成物を含
む、セラミックスラリーを用意する工程と、このセラミ
ックスラリーをもって形成された、複数の積層されたセ
ラミックグリーン層、およびセラミックグリーン層の特
定のものに関連して設けられる配線導体を備える、生の
積層体を作製する工程と、この生の積層体を、900℃
以上かつ配線導体に含まれる金属の融点以下の温度域で
焼成する工程とを備えることを特徴としている。
【0025】上述の積層型セラミック電子部品の製造方
法において、配線導体に含まれる金属は、Cu、Agお
よびPdから選ばれた少なくとも1種を含むことが好ま
しい。
【0026】また、好ましくは、生の積層体を作製する
工程は、セラミックスラリーを成形して複数枚のセラミ
ックグリーンシートを得る工程と、特定のセラミックグ
リーンシートに配線導体を設ける工程と、複数枚のセラ
ミックグリーンシートを積層する工程と備える。
【0027】この発明は、また、上述のような製造方法
によって得られた、積層型セラミック電子部品にも向け
られる。
【0028】さらに、この発明に係る積層型セラミック
電子部品は、別の局面から表現すれば、複数の積層され
たセラミック層、およびセラミック層の特定のものに関
連して設けられる配線導体を備え、セラミック層が、前
述したこの発明に係るセラミック焼結体から構成されて
いる、積層型セラミック電子部品であるとも規定するこ
とができる。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は、この発明に係る低温焼結
セラミック組成物を用いて製造される積層型セラミック
電子部品の一例としての多層セラミック基板1を図解的
に示す断面図である。
【0030】多層セラミック基板1は、積層された複数
のセラミック層2をもって構成される焼結積層体3を備
えている。この焼結積層体3において、セラミック層2
の特定のものに関連して種々の配線導体が設けられてい
る。
【0031】上述した配線導体としては、焼結積層体3
の積層方向における端面上に形成されるいくつかの外部
導体膜4および5、セラミック層2の間の特定の界面に
沿って形成されるいくつかの内部導体膜6、ならびにセ
ラミック層2の特定のものを貫通するように形成される
いくつかのビアホール導体7等がある。
【0032】上述した外部導体膜4は、焼結積層体3の
外表面上に搭載されるべき電子部品8および9への接続
のために用いられる。図1では、たとえば半導体デバイ
スのように、バンプ電極10を備える電子部品8、およ
びたとえばチップコンデンサのように面状の端子電極1
1を備える電子部品9が図示されている。
【0033】また、外部導体膜5は、この多層セラミッ
ク基板1を実装するマザーボード(図示せず。)への接
続のために用いられる。
【0034】このような多層セラミック基板1に備える
焼結積層体3は、セラミック層2となるべき複数の積層
されたセラミックグリーン層と、内部導体膜6およびビ
アホール導体7のような配線導体と、場合によっては、
外部導体膜4および5のような配線導体とを備える、生
の積層体を焼成することによって得られるものである。
【0035】上述した生の積層体におけるセラミックグ
リーン層の積層構造は、典型的には、セラミックスラリ
ーを成形して得られた複数枚のセラミックグリーンシー
トを積層することによって与えられ、配線導体、特に内
部の配線導体は、積層前のセラミックグリーンシートに
設けられる。
【0036】セラミックスラリーは、後述するようなこ
の発明において特徴となる組成を有する低温焼結セラミ
ック組成物に、ポリビニルブチラールのような有機バイ
ンダと、トルエンおよびイソプロピルアルコールのよう
な溶剤と、ジ−n−ブチルフタレートのような可塑剤
と、その他、必要に応じて、分散剤等の添加物とを加え
てスラリー化することによって、得ることができる。
【0037】セラミックスラリーを用いてセラミックグ
リーンシートを得るための成形にあたっては、たとえ
ば、ポリエチレンテレフタレートのような有機樹脂から
なるキャリアフィルム上で、ドクターブレード法を適用
して、セラミックスラリーをシート状に成形することが
行なわれる。
【0038】配線導体をセラミックグリーンシートに設
けるにあたっては、たとえば、Cu、AgおよびPdか
ら選ばれた少なくとも1種を導電成分として含む導電性
ペーストが用いられ、セラミックグリーンシートにビア
ホール導体7のための貫通孔が設けられ、貫通孔に導電
性ペーストが充填されるとともに、内部導体膜6のため
の導電性ペースト膜、ならびに必要に応じて外部導体膜
4および5のための導電性ペースト膜がたとえばスクリ
ーン印刷法によって形成される。
【0039】このようなセラミックグリーンシートは、
所定の順序で積層され、積層方向に、たとえば1000
kgf/cm2 の圧力をもって圧着されることによっ
て、生の積層体が得られる。
【0040】この生の積層体には、図示しないが、他の
電子部品を収容するためのキャビティや、電子部品8お
よび9等を覆うカバーを固定するための接合部分が設け
られてもよい。
【0041】生の積層体は、セラミックグリーン層に含
まれる低温焼結セラミック組成物が焼結可能な温度以
上、たとえば900℃以上であって、配線導体に含まれ
る金属の融点以下、たとえばCuであれば1030℃以
下の温度域で焼成される。
【0042】また、配線導体に含まれる金属がCuであ
る場合、焼成は、窒素雰囲気のような非酸化性雰囲気中
で行なわれ、900℃以下の温度で脱バインダを完了さ
せ、また、降温時には、酸素分圧を低くして、焼成完了
時にCuが実質的に酸化しないようにされる。
【0043】焼成温度がたとえば980℃以上であるな
らば、配線導体に含まれる金属として、Agを用いるこ
とができないが、PdまたはPdが20重量%以上のA
g−Pd系合金を用いることができる。この場合には、
焼成を空気中で実施することができる。
【0044】焼成温度がたとえば950℃以下であるな
らば、配線導体に含まれる金属として、Agを用いるこ
とができる。
【0045】以上のように、焼成工程を終えたとき、図
1に示した焼結積層体3が得られる。
【0046】その後、必要に応じて、外部導体膜4およ
び5が形成され、電子部品8および9が実装され、それ
によって、図1に示した多層セラミック基板1が完成さ
れる。
【0047】前述したセラミックスラリーに含まれる低
温焼結セラミック組成物として、カオリナイト族の粘土
鉱物またはその熱処理物の粉末と、Ca化合物の粉末と
を混合して得られた混合物を、好ましくは750℃以上
かつ920℃未満の温度域において熱処理して得られ
た、仮焼物と、MgAl2 4 (スピネル)粉末とを含
むものが用いられる。
【0048】Ca化合物としては、好ましくは、CaC
3 およびCa(OH)2 から選ばれた少なくとも1種
が用いられる。
【0049】仮焼物を得るための熱処理は、前述のよう
に、750℃以上かつ920℃未満の温度域においてな
されるのが好ましい。ここで、750℃以上の温度が適
用されるのは、750℃未満であると、たとえばCaC
3 の熱分解およびCaOの固溶が十分に進行しないこ
とがあり、他方、920℃未満の温度が適用されるの
は、920℃以上であると、得られた仮焼物中に結晶成
分が生成され、焼結性が低下することがあるためであ
る。
【0050】また、Ca化合物の粉末は、その中心粒径
が2.0μm以下であることが好ましい。この中心粒径
が2.0μmより大きいと、仮焼物中にCaOが残存し
やすく、そのため、仮焼物の焼結性が低下することがあ
るためである。仮焼時間を長くすることによって、残存
CaOをなくすことは可能であるが、コストアップにつ
ながるので好ましくない。
【0051】仮焼物において、Ca化合物は、仮焼後の
CaO換算において20.0重量%以上かつ41.6重
量%以下の含有率をもって含むようにされる。
【0052】仮焼物中のCa化合物の含有率が20.0
重量%より低い場合には、仮焼物の焼結性が低下し、ま
た、焼結体の抗折強度が200MPa以上とはならず、
多層セラミック基板1が必要とする機械的強度を満足し
ない。
【0053】他方、仮焼物中のCa化合物の含有率が4
1.6重量%より高い場合には、仮焼物中に生成するS
iO・CaO系複合酸化物が焼結性を低下させ、そのた
めに、焼結体の抗折強度が200MPa以上とならず、
多層セラミック基板1において必要とする機械的強度を
満足しない。
【0054】低温焼結セラミック組成物において、骨材
として含まれるMgAl2 4 (スピネル)粉末の含有
量は、上述したような仮焼物100重量部に対して、3
0重量部以上かつ80重量部以下に選ばれる。
【0055】スピネル粉末の含有量が30重量部より少
ない場合は、得られた焼結体の抗折強度が200MPa
以上とはならず、多層セラミック基板1として必要な機
械的強度が不足する。
【0056】他方、スピネル粉末の含有量が80重量部
より多い場合には、焼結体中にポアが多く生成され、品
質係数が300以下となってしまう。
【0057】スピネル粉末は、その中心粒径が5.0μ
m以下であることが好ましい。スピネル粉末の中心粒径
が5.0μmより大きいと、セラミックグリーンシート
ないしはセラミックグリーン層の表面が粗くなり過ぎ、
そのため、印刷により形成される導体膜4〜6の線幅や
厚みのばらつきが大きくなり、得られた多層セラミック
基板1の特性が安定しなくなることがあるためである。
【0058】カオリナイト族の粘土鉱物は、そのまま用
いられても、前述したように、その熱処理物が用いられ
てもよいが、好ましくは、後者の熱処理物が用いられ
る。なぜなら、熱処理を施さないカオリナイト粘土に
は、結晶水や吸着水が多量に存在し、しかも水分量は採
掘場所または保管場所もしくは保管条件等によって容易
に変動するため、そのまま用いる場合には、秤量ずれが
生じやすいからである。
【0059】カオリナイト粘土の熱処理にあたっては、
450℃以上かつ920℃以下の温度域が適用されるこ
とが好ましい。この温度が450℃未満では、カオリナ
イト粘土に含まれる結晶水や吸着水が完全に除去されな
いことがあり、他方、920℃より高いと、カオリナイ
ト粘土からAl2 SiO7 などの結晶が生成し、このよ
うな結晶が仮焼物の焼結性を著しく低下させることがあ
るためである。
【0060】また、上述のような低温焼結セラミック組
成物100重量部に対して、1重量部以上かつ10重量
部以下の添加量をもって、軟化点が850℃以下のガラ
ス粉末がさらに添加されてもよい。
【0061】上述のように、ガラス粉末を加えるのは、
得られた多層セラミック基板1に備える焼結積層体3の
反りを低減するためである。
【0062】特に、焼結積層体3が、これら複数のもの
を集合した集合基板の状態で得るため、生の集合基板を
焼成すると、主面方向の寸法より厚み方向の寸法がはる
かに小さいため、反りが生じやすい。
【0063】他方、焼結助剤として機能するカオリナイ
ト族の粘土鉱物またはその熱処理物の粉末とCa化合物
との粉末との混合物の仮焼物は、920℃以上の温度で
結晶化し、950℃の温度において流動性をほとんど失
う。そのため、焼成時における炉内温度のむらや配線導
体との収縮ミスマッチによって生じる反りは、焼成完了
時まで残ることになる。
【0064】これに対して、軟化点が850℃以下のガ
ラス粉末を添加すると、焼成されるべき集合基板あるい
は積層体は、950℃以上の温度域においても適度に軟
化し、焼成中に生じ得る反りを自重によって低減するこ
とができる。
【0065】なお、前述したように、添加されるガラス
粉末の軟化点が850℃以下としたのは、この軟化点が
850℃より高い場合には、焼成されるべき集合基板ま
たは積層体を高温で軟化させる効果が実質的に発現しな
いためである。
【0066】また、ガラス粉末の添加量を、低温焼結セ
ラミック組成物100重量部に対して、1重量部以上か
つ10重量部以下としたのは、この添加量が1重量部未
満では、ガラス粉末の添加効果が実質的に発現しないた
めであり、他方、この添加量が10重量部を超えると、
品質係数の劣化が顕著になるためである。
【0067】以下に、この発明を、実験例に基づいて説
明する。
【0068】(実験例1)まず、米国産のカオリナイト
粘土を900℃で焼成したもの(以下、「カオリン」と
言う。)と、中心粒径1.2μmのCaCO3 粉末とを
用意した。カオリンは、主成分であるSiO2 およびA
2 3 のほかに、微量のNa2 O、K2O、Fe2
3 およびTiO2 を含み、中心粒径は1.2μmであ
る。
【0069】これらカオリンとCaCO3 粉末とを、表
1に示すように、カオリン:CaCO3 の重量比率にお
いて75:25〜40:60の範囲で調合し、各調合物
を、ボールミルによって水中で48時間それぞれ混合し
た。各混合物を、乾燥した後、空気中において、830
℃の温度で3時間仮焼し、仮焼物を得た。
【0070】表1に示した各仮焼物について、その焼結
性を調査したところ、カオリン:CaCO3 の重量比率
が70:30〜45:55の範囲にある仮焼物は、Al
2 3 、SiO2 およびCaOからなるアモルファスで
あり、高い焼結性を示すことがわかった。なお、表1に
は、各仮焼物について、Al2 3 、SiO2 およびC
aOの組成比(重量%)が示されている。
【0071】
【表1】
【0072】次に、表1に示した各仮焼物100重量部
に対して、骨材となる中心粒径2.0μmのMgAl2
4 (スピネル)粉末を、表2に示すように、20重量
部〜90重量部の範囲で加え、セラミック組成物を得
た。
【0073】次に、表2に示した各試料に係るセラミッ
ク組成物に対して、一般に市販されている有機バイン
ダ、溶剤、分散剤および可塑剤等を加えてセラミックス
ラリーとし、これをシート状に成形して、セラミックグ
リーンシートを得た。
【0074】次に、上述の複数枚のセラミックグリーン
シートを積層し、圧着して、生の積層体を得た後、これ
を、980℃の温度で60分間焼成し、各試料に係る焼
結体を得た。
【0075】次に、これら焼結体について、6GHzに
おける比誘電率および品質係数(Q値)を測定するとと
もに、抗折強度を測定した。表2に、これらの測定結果
が示されている。
【0076】
【表2】
【0077】表2において、MgAl2 4 の添加量が
同じ試料については、同じ行に並ぶように配列され、カ
オリン:CaCO3 が同じ試料については同じ列に並ぶ
ように配列されている。また、カオリン:CaCO3
重量比率に対応するCaO含有率(重量%)が、表1に
示した数値に基づいて、表2の「カオリン:CaC
3 」の欄に括弧書きで示されている。
【0078】表2において、太線で囲んだ領域にある試
料がこの発明の範囲内の試料である。なお、表2におい
て、空欄とされている箇所は、実施しなかったこと、あ
るいは980℃の温度では焼結しなかったことを示して
いる。
【0079】表2からわかるように、この発明の範囲内
にあるセラミック組成物から得られた焼結体によれば、
比誘電率が7.0〜7.6の範囲にあり、抗折強度が2
00〜300MPaの範囲にあり、さらに、品質係数
が、6GHzにおいて、360〜620の範囲にあり、
いずれも、優れた特性を示している。
【0080】特に、仮焼物におけるカオリン:CaCO
3 の重量比率が50:50であり、かつ仮焼物100重
量部に対して50重量部のMgAl2 4 が加えられた
試料では、抗折強度が290MPa、品質係数が620
および比誘電率が7.4というように、極めて優れた特
性が得られている。
【0081】なお、この実験では、添加されるMgAl
2 4 粉末として、中心粒径が1.2μmのものを用い
たが、中心粒径が0.5μm、2.0μmおよび5.0
μmの各MgAl2 4 粉末を用いた場合でも、実質的
に同様の結果が得られている。
【0082】(実験例2)この実験例2は、ガラス粉末
の添加効果を確認するために実施したものである。
【0083】前述した表2に記載の「カオリン:CaC
3 」が50:50であり、かつ「MgAl2 4 」が
50重量部である試料に係るセラミック組成物100重
量部に対して、軟化点690℃のホウ珪酸ガラス粉末
を、表3に示す各添加量をもって添加して得られた低温
焼結セラミック組成物を用いて、実験例1の場合と同様
の条件で、厚み50μmの複数枚のセラミックグリーン
シートを作製した。
【0084】次に、10枚のセラミックグリーンシート
について、Cuを含む導電性ペーストを用いて、厚み
6.0μmのパターニングされた導電性ペースト膜を印
刷により形成した。
【0085】次に、これら10枚のセラミックグリーン
シートを積層するとともに、その上に、導電性ペースト
膜が形成されない10枚のセラミックグリーンシートを
積層し、これらを圧着して、生の積層体を得た。この生
の積層体は、その下半部において導電性ペースト膜が集
中して分布しているため、反りがより生じやすい構造で
ある。
【0086】次いで、この生の積層体を、実験例1の場
合と同様の条件で焼成し、焼結体を得た。
【0087】このようにして得られた焼結体について、
反り量および6GHzにおける品質係数を評価した。そ
の評価結果が表3に示されている。
【0088】
【表3】
【0089】表3からわかるように、ガラス添加量が1
重量部以上であれば、焼結体の反りを低減する効果を確
認することができる。特に、ガラス添加量が5重量部以
上のとき、反りの低減効果が顕著に現れている。
【0090】他方、ガラス添加量が増加すると、品質係
数が低下する傾向にある。これは、焼結体中にアモルフ
ァス相が残存するためである。ガラス添加量が10重量
部以下であれば、品質係数は、表2に示した対応の試
料、すなわちガラス添加量が0重量部の場合とほぼ同等
であり、したがって、ガラス添加量は、10重量部以下
であることが好ましい。
【0091】以上、この発明に係る低温焼結セラミック
組成物が、主として、図1に示したような多層セラミッ
ク基板1に適用される場合について説明したが、この低
温焼結セラミック組成物は、複数の積層されたセラミッ
ク層を備える構造を有する限り、他の積層型セラミック
電子部品にも適用することができる。
【0092】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る低温焼結
セラミック組成物によれば、これを、900℃以上かつ
1030℃以下の温度域で焼結させることができ、ま
た、このセラミック焼結体によれば、高い抗折強度およ
び品質係数を与えることができる。
【0093】したがって、上述した高い抗折強度の結
果、このようなセラミック焼結体をもって構成された多
層セラミック基板のような積層セラミック電子部品にお
いて、割れや欠けが生じにくくなり、積層型セラミック
電子部品の薄型化を有利に図ることができるとともに、
積層型セラミック電子部品の製造工程における歩留まり
を向上させることができる。
【0094】また、前述した品質係数の向上によって、
積層型セラミック電子部品を、高周波信号に対して損失
の少ないものとすることができる。
【0095】特に、品質係数に関して、骨材としてMg
Al2 4 (スピネル)を用いているので、その向上が
顕著であり、たとえば10GHz前後といった高周波領
域において、特性の良好な積層型セラミック電子部品を
得ることができる。
【0096】この発明に係る低温焼結セラミック組成物
100重量部に対して、1重量部以上かつ10重量部以
下の添加量をもって、軟化点が850℃以下のガラス粉
末が添加されると、これを焼成して得られた焼結体の反
りを低減することができるとともに、ガラス粉末の添加
による特性への悪影響を実質的に及ぼさないようにする
ことができる。
【0097】この発明に係る低温焼結セラミック組成物
において、仮焼物を得るためのカオリナイト族の粘土鉱
物またはその熱処理物の粉末として、カオリナイト族の
珪酸塩を、450℃以上かつ920℃以下の温度域で熱
処理して得られた熱処理粉末を用いるようにすれば、カ
オリナイト粘土に含まれる結晶水や吸着水を除去してお
くことができるので、水分量の変動によって起こり得る
秤量ずれを生じにくくすることができる。
【0098】この発明に係る低温焼結セラミック組成物
において、Ca化合物の粉末の中心粒径が2.0μm以
下とされると、短時間の仮焼でもCaOが残存しなくな
り、仮焼のための時間およびエネルギーを節約しなが
ら、仮焼物の焼結性を高めることができる。
【0099】また、MgAl2 4 (スピネル)粉末の
中心粒径が5.0μm以下とされると、低温焼結セラミ
ック組成物を含むセラミックグリーンシートないしはセ
ラミックグリーン層の表面粗さを十分に小さくすること
ができ、そのため、このような表面上に形成される配線
導体の幅および厚みを安定させることができ、結果とし
て、多層セラミック基板のような積層型セラミック部品
の特性のばらつきを小さくすることができる。
【0100】この発明に係る積層型セラミック電子部品
において、配線導体に含まれる金属として、Cu、Ag
およびPdから選ばれた少なくとも1種が用いられる
と、この発明に係る低温焼結セラミック組成物との同時
焼成が可能であるばかりでなく、配線導体の電気抵抗に
起因する挿入損失を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る低温焼結セラミック組成物を焼
成して得られたセラミック焼結体を用いて構成される積
層型セラミック電子部品の一例としての多層セラミック
基板1を図解的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 多層セラミック基板 2 セラミック層 3 焼結積層体 4,5 外部導体膜 6 内部導体膜 7 ビアホール導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 3/46 C04B 35/16 Z 35/18 B // H01B 3/12 336 35/44 101 Fターム(参考) 4G030 AA07 AA08 AA36 AA61 BA12 CA03 GA08 GA11 GA27 HA05 HA12 4G031 AA03 AA04 AA29 AA30 AA39 BA12 CA01 CA03 GA01 GA03 GA11 5E346 AA12 AA15 AA38 BB01 CC18 CC31 CC32 CC39 DD02 DD34 EE24 EE27 EE29 FF18 GG03 GG04 GG06 GG09 HH11 5G303 AA05 AB12 AB15 BA12 CA01 CB01 CB06 CB17 CB30 DA04

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カオリナイト族の粘土鉱物またはその熱
    処理物の粉末と、Ca化合物の粉末とを、仮焼後のCa
    O換算においてCa化合物が20.0重量%以上かつ4
    1.6重量%以下の含有率をもって含むように混合して
    得られた混合物を熱処理して得られた、仮焼物と、 前記仮焼物100重量部に対して、30重量部以上かつ
    80重量部以下の添加量をもって添加された、MgAl
    2 4 粉末とを含む、低温焼結セラミック組成物。
  2. 【請求項2】 前記仮焼物は、前記混合物を750℃以
    上かつ920℃未満の温度域において熱処理して得られ
    たものである、請求項1に記載の低温焼結セラミック組
    成物。
  3. 【請求項3】 前記Ca化合物は、CaCO3 およびC
    a(OH)2 から選ばれた少なくとも1種である、請求
    項1または2に記載の低温焼結セラミック組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の低
    温焼結セラミック組成物100重量部に対して、1重量
    部以上かつ10重量部以下の添加量をもって添加され
    た、軟化点が850℃以下のガラス粉末をさらに含む、
    低温焼結セラミック組成物。
  5. 【請求項5】 前記カオリナイト族の粘土鉱物またはそ
    の熱処理物の粉末は、カオリナイト族の珪酸塩を、45
    0℃以上かつ920℃以下の温度域で熱処理して得られ
    た熱処理物粉末である、請求項1ないし4のいずれかに
    記載の低温焼結セラミック組成物。
  6. 【請求項6】 前記Ca化合物の粉末は、その中心粒径
    が2.0μm以下である、請求項1ないし5のいずれか
    に記載の低温焼結セラミック組成物。
  7. 【請求項7】 前記MgAl2 4 粉末は、その中心粒
    径が5.0μm以下である、請求項1ないし6のいずれ
    かに記載の低温焼結セラミック組成物。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載の低
    温焼結セラミック組成物を900℃以上かつ1030℃
    以下の温度域で焼成して得られた、セラミック焼結体。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし7のいずれかに記載の低
    温焼結セラミック組成物を含む、セラミックスラリーを
    用意する工程と、 前記セラミックスラリーをもって形成された、複数の積
    層されたセラミックグリーン層、および前記セラミック
    グリーン層の特定のものに関連して設けられる配線導体
    を備える、生の積層体を作製する工程と、 前記生の積層体を、900℃以上かつ前記配線導体に含
    まれる金属の融点以下の温度域で焼成する工程とを備え
    る、積層型セラミック電子部品の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記配線導体に含まれる金属は、C
    u、AgおよびPdから選ばれた少なくとも1種を含
    む、請求項9に記載の積層型セラミック電子部品の製造
    方法。
  11. 【請求項11】 前記生の積層体を作製する工程は、前
    記セラミックスラリーを成形して複数枚のセラミックグ
    リーンシートを得る工程と、特定の前記セラミックグリ
    ーンシートに前記配線導体を設ける工程と、複数枚の前
    記セラミックグリーンシートを積層する工程と備える、
    請求項9または10に記載の積層型セラミック電子部品
    の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項9ないし11のいずれかに記載
    の製造方法によって得られた、積層型セラミック電子部
    品。
  13. 【請求項13】 複数の積層されたセラミック層、およ
    び前記セラミック層の特定のものに関連して設けられる
    配線導体を備え、前記セラミック層が、請求項8に記載
    のセラミック焼結体から構成されている、積層型セラミ
    ック電子部品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010006669A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Hitachi Metals Ltd ガラスセラミック基板の製造方法およびガラスセラミック基板

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