JP2003212499A - フォークリフトの走行制御装置 - Google Patents

フォークリフトの走行制御装置

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JP2003212499A
JP2003212499A JP2002013699A JP2002013699A JP2003212499A JP 2003212499 A JP2003212499 A JP 2003212499A JP 2002013699 A JP2002013699 A JP 2002013699A JP 2002013699 A JP2002013699 A JP 2002013699A JP 2003212499 A JP2003212499 A JP 2003212499A
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traveling
steering
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forklift
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JP2002013699A
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Tadashi Baba
正 馬場
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Nippon Yusoki Co Ltd
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Nippon Yusoki Co Ltd
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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体が進行方向に対して左右に傾いた場合に
は強制的に速度制限を行なってラック等への衝突の恐れ
を回避すること。 【解決手段】 床面に敷設されている誘導線からの磁界
を検出する前進用センサ26と後進用センサ28とを車
体に設ける。これらセンサ26、28からの信号が車体
傾き検出・速度制限制御部58に入力されて、進行方向
に対する車体の左右の傾きを検出する。また、アクセル
センサ31aからの信号がアクセル倒し角検出・速度指
令部60に入力され、速度テーブル61から速度信号を
比較部62へ送る。所定の角度以上の傾きがある場合に
は、速度テーブル59から読み取った車体傾き検出・速
度制限制御部58からの制限速度信号とアクセル倒し角
検出・速度指令部60からの速度信号を比較部62で比
較し、低い方の速度信号で車体を走行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷を保管している
ラック間の幅狭な走行路を自動ステアリング走行制御に
て走行するフォークリフトの走行制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、対向して構築されているラッ
クの間に形成された幅狭な走行路内に進入してピッキン
グ作業(荷役作業)を行なうフォークリフトとして、例
えば、図14に示すようなものがある。このフォークリ
フト1は、車体3にマスト装置2を昇降可能に装着し、
該マスト装置2にはオペレータが乗って運転・操作を行
なう運転台4が設けられている。また、この運転台4に
は、ハンドル7及び車体3の幅方向に移動でき、且つ旋
回動可能なフォークを備えた荷役具5が設けられてお
り、ラックに保管されている種々の荷の搬入、搬出を行
なうようになっている。
【0003】このフォークリフト1には、自動ステアリ
ング走行機能と手動ステアリング走行機能の2つの機能
を備えており、図15に示すように、ラック8の間の走
行路9内では、走行路9の床面に敷設されている誘導線
11に沿って自動ステアリング走行機能により操舵輪は
自動操舵で行なわれ、オペレータはアクセル操作のみ行
なって任意の速度で走行できるようになっている。ま
た、手動ステアリング走行機能は、上記走行路9以外の
場所で操舵輪の操舵及びアクセル操作を手動で行なうよ
うになっている。
【0004】図15において、通常はフォークリフト1
は車体の下面に配設した一対のセンサにて誘導線11を
検出しながら該誘導線11に沿って走行路9を図の矢印
に示すように自動ステアリング走行制御により走行す
る。この自動ステアリング走行制御では操舵輪の操舵は
自動で行ない、走行速度は自動的には制限せず、オペレ
ータのアクセル操作により全面的に任せた状態になって
いる。そのため、車速制限はされず、オペレータのアク
セルによる車速制限に任せていた。これは、ラック8間
では走行方向が決まり、荷の搬入出の際にはフォークリ
フト1の走行、停止が頻繁に行なわれることから操舵を
自動、走行を手動にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、図16に
示すようにフォークリフト1が誘導線11に対して左右
に傾いた状態でもオペレータがアクセルを大きく踏んで
最速指示をすれば、最高速度が出力されるようになって
いる。そのため、非常停止や誘導線11からのガイド脱
線時は、速度が出過ぎて車体が停止できず、ラック8間
の幅狭な走行路9内では特にフォークリフト1の端部が
ラック8やラック8内の荷に衝突する恐れがあるという
問題があった。
【0006】本発明は上述の問題点に鑑みて提供したも
のであって、車体が進行方向に対して左右に傾いた場合
には強制的に速度制限を行なってラック等への衝突の恐
れを回避することを目的としたフォークリフトの走行制
御装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の請求項
1記載のフォークリフトの走行制御装置では、車速のア
クセル操作をオペレータが行ない、操舵輪の操舵は自動
で行なう自動ステアリング走行制御の機能を備えている
フォークリフトにおいて、進行方向に対する車体の左右
いずれかの傾きが所定の角度以上の場合に車速の制限を
かける制御手段を備えていることを特徴としている。
【0008】かかる構成とすることで、自動ステアリン
グ走行制御では車速制限がかからなかった従来とは異な
り、自動ステアリング走行制御中であっても進行方向に
対して車体の左右いずれかの傾き角度が所定以上の場合
には、車速の制限が自動的にかかるので、ラックやラッ
クに保管されている荷への衝突を防止することができ、
安全性を向上させることができる。
【0009】請求項2記載のフォークリフトの走行制御
装置では、前記フォークリフトは、荷を保管しているラ
ック間の幅狭な走行路を自動ステアリング走行制御によ
り走行していることを特徴としている。これにより、特
に幅狭なラック間の走行路内での自動ステアリング走行
制御中に進行方向に対して少しの車体の傾きでもラック
に衝突する恐れがあったのを、ラックへの衝突を確実を
防止することができる。
【0010】請求項3記載のフォークリフトの走行制御
装置では、前記車速の制限をかける制限速度信号と、前
記アクセル操作からの速度信号とを比較し、速度の遅い
方を選択して車速制限を行なっていることを特徴として
いる。これにより、進行方向に対する車体の傾き角度が
所定以上の場合には、制限速度信号とアクセルからの速
度信号のうち遅い方の信号でもって車体が走行し、その
ため、ラックやラック内の荷への衝突を一層確実に防止
することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。先ず、フォークリフト1の
全体の構成について説明し、次いで、自動ステアリング
走行制御と手動ステアリング走行制御の機能ないし動作
を説明した後に本発明の要旨を説明する。図1及び図2
はフォークリフト1の全体構成を示しており、従来と同
一の要素には同一の番号を付している。なお、図2では
フォークなどからなる荷役具5は省略している。
【0012】図1及び図2において、フォークリフト1
は、操舵輪18を備えた車体3と、この車体3に固着さ
れている外マスト2Aと、この外マスト2Aの内側に沿
ってシリンダ(図示せず)により昇降自在とした内マス
ト2Bと、この内マスト2Bに沿って昇降自在とした運
転台4とで構成されている。車体3には、上記操舵輪1
8を駆動するステアリングモータ20と、操舵輪18の
操舵角を検知するポテンショメータ21とがギヤにより
連続して設けられている。また、操舵輪18を支持し、
且つ回転自在に支承されたマウントブラケット19には
これと一体に固着された枢軸22を介して操舵輪18の
向きを記した円板状のステアリングインジケータ23が
設けられている。このステアリングインジケータ23に
より現在の操舵輪18の操舵角が運転台4から容易に視
認できるようになっている。
【0013】さらに、操舵輪18には、A相、B相タイ
プのエンコーダからなり、フォークリフト1の車速と、
前進か後進かの走行極性とを判別する走行極性検知器S
が設けられており、この走行極性検知器Sによりフォー
クリフト1の動きを直接検出して正確な走行極性を得て
いる。なお、操舵輪18は、後述するように駆動モータ
により駆動される駆動輪として作動するものである。
【0014】また、車体3の前部と後部には磁気を検出
する検出素子を複数横方向に並べた前進用センサ26
と、後進用センサ28がそれぞれ配設されている。これ
らセンサ26、28は、地上に敷設された交流電流が流
れる誘導線11が発する磁界により誘起電圧が生じ、こ
の誘起電圧を検知し、複数の検出素子の中でどの素子が
一番強く誘導線11を検出したかによって車体3が左右
にずれたかを検出するようになっている。なお、前進用
センサ26は、車体3から延出形成されたアーム25に
配設されている。なお、これらセンサ26、28を磁気
センサで構成しているが、磁気を検出するピックアップ
コイルや光センサなどを用いるようにしても良い。
【0015】上記誘導線11は図3に示すように、ラッ
ク8間の幅狭な走行路9の略中央部に長手方向に沿って
敷設されており、走行路9内で自動ステアリング走行が
できるようになっている。なお、誘導線11の他の例と
しては、磁気棒、磁気テープや、反射率の高い材料から
なる反射テープ等を用いても良い。
【0016】また、前記ステアリングインジケータ23
の上面には、ノブ23Aが設けられていて、操舵装置が
故障した際の非常時に、該ノブ23Aを手動で回動操作
することにより操舵輪18を操舵可能としている。
【0017】さらに、運転台4には、操舵輪18を転舵
するための信号を出力する回動自在なハンドル7と、後
述する表示灯34と、アクセル31とが設けられてい
る。上記ハンドル7には、該ハンドル7の操舵角を電気
的に検知するポテンショメータ13が取り付けられてい
て、ハンドル7はこのポテンショメータ13を回動させ
るだけの軽微な力で回動できるようになっている。な
お、本実施形態では、ハンドル7と操舵輪18とを、常
時機械的に分離したフォークリフト1を用いている。
【0018】また、運転台4は車体3に対し、上下方向
に移動するため、両者間での電気信号の授受は、フレキ
シブルな信号線16を用いて行なっている。この信号線
16は、運転台4の下部に設けられたプーリ14、前記
内マスト2Bの上部に設けられたプーリ15及び車体3
に設けられたプーリ17に順次懸架されて運転台4から
車体3への接続を可能とすると共に、両者の相対距離が
変化しても対処可能としている。なお、この信号線16
には、光ファイバ等のデジタル通信式のものを用いても
良く、この場合には、光信号変換器等を付設することに
より通信が可能となる。
【0019】フォークリフト1の車体3の一方の側面の
前部と後部に該フォークリフト1が走行路9内に入った
ことを認識するための前進用ラックセンサ42と後進用
ラックセンサ43とがそれぞれ設けられている。この前
進用ラックセンサ42及び後進用ラックセンサ43は、
例えば、投光器と受光器からなり光センサで構成されて
いる。そして、図4に示すようにラック8を構築してい
る支柱44間に架橋されている桟45の外側面にラック
8の全長にわたって反射テープ46を貼着し、前進用ラ
ックセンサ42、後進用ラックセンサ43から投光して
反射テープ46からの反射光を受光することで、フォー
クリフト1が走行路9内に位置しているか否かの検知を
行なうようにしている。なお、反射テープ46を貼着す
る桟45の上下方向の位置は保管する荷の種類などによ
って異なるので、前進用ラックセンサ42と後進用ラッ
クセンサ43とは車体3の任意の位置に配設できるよう
に例えば、磁石などで着脱自在にしておくほうが好適例
である。
【0020】次に、本実施形態のステアリング制御系統
の電気ブロック図を示す図5により作用を説明する。ハ
ンドル7の操舵角を検知するポテンショメータ13及び
操舵輪18の操舵角を検知するポテンショメータ21の
それぞれの検知信号は手動ステアリング制御部24へ入
力されている。手動ステアリング制御部24は、ポテン
ショメータ13、21からの両信号に基づき、モータ制
御部37へ手動制御信号Mを出力し、この手動制御信号
Mに基づきモータ制御部37がステアリングモータ20
を駆動し、操舵輪18が操舵されるようになっている。
【0021】フォークリフト1の前進用及び後進用の上
記各センサ26、28からの検知信号はそれぞれ自動ス
テアリング制御部35に入力されており、また、アクセ
ル31からの信号と、走行極性検知器Sの車速信号、前
進か後進かの走行極性信号と、後述する自動切換部50
からの信号が自動ステアリング制御部35に入力されて
いて、これらの信号入力によりモータ制御部37へ自動
制御信号Aを出力している。また、各前進用及び後進用
センサ26、28の検知信号は、誘導線検知部33に入
力されており、誘導線検知部33は走行極性検知器Sの
走行極性信号を受け取り、その信号が前進信号であれ
ば、前進用センサ26からの信号を選択し、後進信号で
あれば後進用センサ28からの信号を選択して自動ステ
アリング走行制御を行なう。
【0022】また、誘導線検知部33は、前記で選択さ
れた前進用センサ26または後進用センサ28のそれぞ
れの検出値が所定のスレッシュホールド値より大きい場
合に、前進用センサ26または後進用センサ28に誘導
線11が存在する状態と判断して、切換回路36に例え
ば、Hレベルの信号を出力する。
【0023】次に、自動切換部50の構成及び動作につ
いて説明する。図5に示すように、自動切換部50には
上記の前進用センサ26及び後進用センサ28からの検
知信号と、前進用ラックセンサ42及び後進用ラックセ
ンサ43からの検知信号がそれぞれ入力されている。そ
して、自動切換部50からは自動ステアリング走行状
態、あるいは手動ステアリング走行状態を表示する表示
灯34と、切換回路36と、手動ステアリング制御部2
4へ信号を出力している。
【0024】図6は自動切換部50の具体回路図の一例
を示しており、前進用センサ26からの信号と誘導線検
知部33からの前進信号(Hレベル)がアンドゲートG
2にそれぞれ入力され、このアンドゲートG2の出力と
前進用ラックセンサ42からの信号がアンドゲートG1
に入力されている。また、後進用センサ28の信号と誘
導線検知部33からの後進信号(Hレベル)がアンドゲ
ートG3にそれぞれ入力され、このアンドゲートG3の
出力と後進用ラックセンサ43からの信号がアンドゲー
トG4に入力されている。さらに、アンドゲートG1と
G4の出力はオアゲートG5にそれぞれ入力されてい
る。
【0025】そして、オアゲートG5の出力がHレベル
のとき、つまり、アンドゲートG1あるいはアンドゲー
トG4の出力のいずれかがHレベルの時は自動制御選択
信号として自動ステアリング制御部35と切換回路36
へ送られる。同時に表示灯34の「自動」側のランプあ
るいは発光ダイオードを点灯させて自動ステアリング走
行状態である旨をオペレータに知らせるようになってい
る。また、アンドゲートG1またはアンドゲートG4の
出力がLレベルのときはオアゲートG5の出力もLレベ
ルとなり、このオアゲートG5のLレベルの出力は、イ
ンバータゲートG7により反転されてHレベルとなり手
動制御選択信号を手動ステアリング制御部24に送り、
同時にインバータゲートG6の出力をHレベルとして表
示灯34の「手動」側を点灯させて手動ステアリング走
行状態であることをオペレータに知らせるようになって
いる。
【0026】図5において、切換回路36は、誘導線検
知部33のHレベルの信号と自動切換部50からの自動
制御選択信号(図6参照)とのアンド条件によりモータ
制御部37へ自動ステアリング制御への切換信号Cを出
力する。これにより、モータ制御部37は、手動ステア
リング制御部24からの手動制御信号Mをリセットし、
自動ステアリング制御部35からの自動制御信号Aに基
づいて操舵輪18を誘導線11に沿って操舵を行なう。
【0027】逆に、自動ステアリング制御部35から手
動ステアリング制御部24への切り換えは、自動切換部
50からのLレベルの自動制御選択信号が入力され、自
動切換部50からのHレベルの信号が手動ステアリング
制御部24に入力され、且つ走行極性検知器Sからの車
速信号が所定の速度以下であるときに切換回路36が、
この切り換えを許可する切換信号Cを出力する。なお、
車速が所定の速度以下のときに切り換えを許可している
ので、自動ステアリング走行制御中に、ハンドル7と操
舵輪18との間に大きな角度差が生じていても、速い速
度でフォークリフト1が急旋回するのを防止することが
できる。
【0028】図7は手動ステアリング制御部24の具体
回路図を示すものであり、この手動ステアリング制御部
24は、差動増幅器40と、パルス発生器39と、極性
判別器38とで構成されている。差動増幅器40は、前
記ポテンショメータ13、21を入力信号として、両入
力信号の偏差に比例した信号を出力する。この差動増幅
器40の出力信号はパルス発生器39と、極性判別器3
8とにそれぞれ入力され、極性判別器38は、差動増幅
器40の信号の極性判別を行なう一種の比較器である。
すなわち、極性判別器38の出力端には、ステアリング
モータ20を駆動する回転方向(正転、逆転)に応じた
論理レベルが生じるよう構成されている。
【0029】以上のように構成された手動ステアリング
制御部24からの出力信号により、モータ制御部37が
駆動されるものであり、このモータ制御部37は、トラ
ンジスタ、サイリスタ、FET(電界効果トランジス
タ)などのスイッチング素子CH1〜CH4をブリッジ
状に構成して、ステアリングモータ20の極性を変える
ように構成されている。すなわち、互いに対角線上のス
イッチング素子をオンすることで、所定の極性でステア
リングモータ20に電流を流すものである。
【0030】この手動ステアリング制御部24でステア
リングモータ20が駆動されている状態では、ハンドル
7と操舵輪18とは機械的に接続されていないものの、
両者の操舵角は相等しく又は一定の比率となるよう制御
されている。すなわち、手動ステアリング制御部24に
より手動ステアリング走行状態のときは、フォークリフ
ト1の走行動作はアクセル31に基づき駆動モータが制
御されるとともに、操舵動作は運転者によるハンドル7
の回転動作に基づき操舵輪18が操舵される。その結
果、ラック8間の走行路9以外の場所では、通常のフォ
ークリフトと同様の機能を果たす。
【0031】また、自動切換部50により自動ステアリ
ング制御部35が選択されている場合には、自動ステア
リング制御部35は、周知のように前後の前進用センサ
26、後進用センサ28から車体3の誘導線11に対す
る偏差を差動増幅器などにより演算し、この偏差を無く
すようにステアリングモータ20を制御して前進あるい
は後進の自動ステアリング走行が行なわれる。このよう
に、自動ステアリング走行の制御中、フォークリフト1
の走行動作はオペレータのアクセル31に基づき駆動モ
ータが制御されるとともに、操舵動作は、運転台4のハ
ンドル7と完全に独立した状態で前記センサ26、28
に基づく誘起電圧により操舵輪18が操舵され、走行路
9内に敷設された誘導線11に沿って幅狭な走行路9内
を円滑に進入、走行することができる。
【0032】次に、フォークリフト1の走行における自
動ステアリング走行機能と手動ステアリング走行機能を
自動的に切り換える制御動作について説明する。先ず、
フォークリフト1の所定の配置場所からラック8へ向か
う状態では、誘導線11は敷設されていないので、各セ
ンサ26、28は磁界を検出せず、また、前進用ラック
センサ42、後進用ラックセンサ43も反射光を受光し
ないので、図6に示す各アンドゲートG1〜G4の出力
はLレベルとなっている。そのため、オアゲートG5の
出力もLレベルとなり、インバータゲートG6の出力は
Hレベルとなって、表示灯34は「手動」状態を点灯
し、また、インバータゲートG7の出力がHレベルとな
って手動制御選択信号が手動ステアリング制御部24へ
出力される。これにより、オペレータは表示灯34を見
て手動ステアリング走行状態(走行可能状態)となって
いることが分かり、通常の手動による運転を行なう。
【0033】フォークリフト1を運転して図8(a)に
示すようにラック8間の走行路9内で前進手動で進入し
て行くと、先ず、前進用センサ26により誘導線11か
らの磁界を検出する。これにより、フォークリフト1は
自動ステアリング走行が可能であることが判断できる。
また、図6に示す誘導線検知部33は走行極性検知器S
からの走行極性を判別して前進の場合は、アンドゲート
G2側への出力をHレベルとし、アンドゲートG3側へ
の出力をLレベルとしてアンドゲートG4の出力をLレ
ベルにする。なお、誘導線検知部33の出力は「前進」
であるので、「後進」側の出力はLレベルとなり、その
ため、アンドゲートG3、G4の出力はLレベルとなっ
ている。そして、この状態はアンドゲートG2の出力は
Hレベルであるが、前進用ラックセンサ42からのHレ
ベルの検出信号が出力されていないので、アンドゲート
G1の出力はLレベルのままである。
【0034】オペレータが手動で車体3を走行路9内に
進入していくと、前進用ラックセンサ42から投光した
光がラック8の反射テープ46に反射して受光器にて受
光するので、その受光信号がHレベルとして前進用ラッ
クセンサ42からアンドゲートG1に入力されて、アン
ドゲートG1の出力はHレベルとなる。アンドゲートG
1の出力がHレベルとなると、オアゲートG5の出力も
Hレベルとなり、自動切換部50からは自動制御選択信
号が自動ステアリング制御部35へ送られ、同時に表示
灯34の「自動」を点灯させる。また、オアゲートG5
の出力がHレベルになると、インバータゲートG7によ
り手動制御選択信号はLレベルとなり、手動ステアリン
グ制御部24の動作は停止され、同時にインバータゲー
トG6により表示灯34の「手動」は消灯する。
【0035】この状態は自動ステアリング走行であり、
図8(a)に示すように走行路9内ではオペレータはア
クセル31による速度運転のみとなり、操舵輪18は自
動ステアリング制御部35により自動操舵される。そし
て、ラック8で荷の搬入、搬出作業を行ない、車体3を
走行路9からそのまま出て行くと、図8(b)に示すよ
うに、前進用ラックセンサ42が反射テープ46から外
れて、反射光を受光できなくなる。そのため、図6に示
す前進用ラックセンサ42からの信号がLレベルとな
り、アンドゲートG1の出力はLレベルとなる。
【0036】アンドゲートG1の出力がLレベルに反転
すると、自動制御選択信号もLレベルとなり、自動ステ
アリング制御部35は非制御状態となって、同時にイン
バータゲートG7の出力がHレベルに反転して手動制御
選択信号が手動ステアリング制御部24に送られて手動
ステアリング走行状態となる。また、表示灯34もイン
バータゲートG6が反転して「手動」を点灯させる。こ
れにより、オペレータはフォークリフト1が走行路9か
ら出た場合に、自動的に自動ステアリング走行から手動
ステアリング走行へ切り換えることができ、そのまま通
常の運転を行なうことができる。また、走行路9外へ出
て手動ステアリング走行から自動ステアリング走行への
切り換えも、走行路9内に車体3を進入させていくこと
で、上述したように自動的に手動ステアリング走行から
自動ステアリング走行へと切り換えることができる。
【0037】図9はフォークリフト1を後進させて走行
路9内に進入する場合を示し、車体3が走行路9外にい
る場所では、上述したように手動ステアリング走行状態
である。そして、車体3を後進して走行路9内に進入し
ていくと、後進用センサ28が誘導線11の磁界を検出
して、そのHレベルの検出信号がアンドゲートG3にそ
れぞれ入力される。また、誘導線検知部33は走行極性
検知器Sからの極性判別により後進である旨のHレベル
の信号がアンドゲートG3に入力されるので、該アンド
ゲートG3の出力はHレベルとなる。なお、誘導線検知
部33からの「前進」の信号はLレベルとなるので、ア
ンドゲートG2、G1の出力はLレベルとなっている。
【0038】フォークリフト1を更に走行路9内に後進
させて進入していくと、後進用ラックセンサ43から投
光した光がラック8に貼着した反射テープ46にて反射
され、その反射光が受光器で受光するために、後進用ラ
ックセンサ43からHレベルの信号が出力されてアンド
ゲートG4に入力される。これにより、アンドゲートG
4の出力がHレベルとなり、オアゲートG5の出力がH
レベルに反転されて、Hレベルの自動制御選択信号を自
動ステアリング制御部35へ送って自動ステアリング走
行を行なう。同時にインバータゲートG7の出力はLレ
ベルに反転することで、手動ステアリング制御部24は
非制御となる。また、インバータゲートG6の出力もH
レベルに反転して表示灯34の「手動」を消灯させて
「自動」を点灯させる。
【0039】さらに車体3を後進で走行していき、図9
(b)に示すように後進用ラックセンサ43が反射テー
プ46の位置から外れると、反射テープ46からの反射
光が受光出来ないので、後進用ラックセンサ43の出力
がLレベルとなり、アンドゲートG4の出力もLレベル
となる。これにより、オアゲートG5の出力がLレベル
に反転し、自動ステアリング制御部35へ送る自動制御
選択信号をLレベルとし、同時にインバータゲートG7
の出力がHレベルに反転することで、Hレベルの手動制
御選択信号が手動ステアリング制御部24に送られて手
動ステアリング走行となる。また、オアゲートG5の出
力がLレベルに反転することで、表示灯34は「自動」
を消灯して「手動」を点灯させる。
【0040】このように、図3に示す各走行路9に続け
て入ったり、出たりして荷役作業を行なう場合に、走行
路9以外の場所と走行路9内での手動ステアリング走行
制御と自動ステアリング走行制御との相互の切り換え
を、オペレータが切り換えの操作をすることなく自動的
に行なうことができる。そのため、オペレータの切り換
えの負担を軽減することができ、また、切り換え忘れに
よる事故を防止することができる。
【0041】ところで、自動切換部50は図6に示すも
のに限定されるものではなく、他の回路構成でもっても
本発明を適用することができる。例えば、自動ステアリ
ング走行と手動ステアリング走行との自動切り換えは、
前進用センサ26と後進用センサ28を用いずに、前進
用ラックセンサ42と、後進用ラックセンサ43と、
「前進」、「後進」の極性判別の信号を出力する誘導線
検知部33とを用いるようにしても良い。この場合は、
アンドゲートG2、G3を不要にできる。しかし、各セ
ンサ26、28の検出信号にて自動ステアリング走行制
御と手動ステアリング走行制御とを自動的に切り換える
ようにしておいた方が、フォークリフト1を確実に誘導
線11に沿って自動ステアリング走行制御を行なうこと
ができるので、安全性の点からも好適例である。
【0042】また、ラック8を検出するセンサとして前
進用ラックセンサ42と後進用ラックセンサ43との2
つを用いていたが、車体3の側面中央に1つだけラック
センサを貼着して自動ステアリング走行と手動ステアリ
ング走行とを自動的に切り換えるようにしても良い。
【0043】さらに、前進用ラックセンサ42と後進用
ラックセンサ43の代わりに、走行路9の2カ所の出入
り口の床面に磁気棒を敷設しておき、この磁気棒を検出
するセンサを車体3の下面に設けることで、自動ステア
リング走行と手動ステアリング走行とを自動的に切り換
えるようにしても良い。ラックセンサ42、43と反射
テープ46でラック8の検出を行なう場合には、構成を
簡単にでき、コストも安価に抑えることができるもの
の、反射テープ46を貼着するラック8の桟45に高さ
に影響を受けてしまう場合がある。しかし、床面に敷設
した磁気棒によるラック8の検出は、桟45の高さに関
係しないので、桟45の高さが異なる棚が複数存在する
ラック8の場合には好適例である。
【0044】次に、上記のように手動ステアリング走行
制御の状態からラック8間の幅狭な走行路9内に進入し
て自動ステアリング走行制御に切り換わった状態の走行
状態で、フォークリフト1つまり車体3が誘導線11に
対して左右に傾いた場合の速度制限を行なうための構成
や動作について説明する。
【0045】図10は走行用の駆動モータ65を駆動制
御するための走行用モータ駆動制御部51のブロック図
を示し、MPUまたはCPUと呼ばれるマイクロコンピ
ュータからなる上記走行用モータ駆動制御部51には、
上記前進用センサ26、後進用センサ28、走行極性検
知器S、及びアクセル31の倒し角度を検出するエンコ
ーダなどからなるアクセルセンサ31aからの信号が入
力されている。そして、走行用モータ駆動制御部51
は、これらの各センサ26、28、S、31aからのア
ナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器52
〜55と、車体傾き検出・速度制限制御部58と、速度
制限用の速度テーブル59と、アクセル倒し角検出・速
度指令部60と、アクセル31の倒し角に応じた速度を
出力するための速度テーブル61と、上記車体傾き検出
・速度制限制御部58とアクセル倒し角検出・速度指令
部60から出力された速度信号を比較する比較部62と
で構成されている。また、走行用モータ駆動制御部51
の出力信号(駆動モータ65への速度信号)は、周知の
PWM回路63に入力され、さらにドライバ64にて駆
動モータ65が駆動制御されるようになっている。
【0046】上記アクセル倒し角検出・速度指令部60
は、アクセルセンサ31aからのアクセル31の倒し角
(踏込み量)を検出し、その倒し角に応じた速度で車体
3が走行するように予め設定した速度テーブル61から
値(速度信号)を読み込んで比較部62へ出力する。な
お、通常のフォークリフトではこのアクセル倒し角検出
・速度指令部60からの速度信号がPWM回路63へ入
力される。
【0047】上記車体傾き検出・速度制限制御部58
は、走行時の車体3の傾き(図12参照)を検出し、そ
の走行速度と車体3の傾きに応じて速度制限を行なうも
のであり、前進用センサ26と後進用センサ28からの
信号と、走行極性検知器Sからの速度信号が入力されて
いる。車体3の傾きは図1に示すように、自動ステアリ
ング走行では前部の前進用センサ26と、後部の後進用
センサ28が誘導線11を跨ぐ形で位置しており、誘導
線11から左右に偏った場合に生ずる磁界の大小の検出
量により車体3が誘導線11に対して左方、あるいは右
方に偏ったかが検出できる。そして、前後の偏り量から
車体3が誘導線11に対してどの程度傾いているかの車
体3の姿勢(偏差)を知ることができる。
【0048】また、車体3の現在の走行速度と傾きに応
じた速度制限を行なうための予め設定した値(制限速度
信号)が速度テーブル59に格納してある。図11はこ
の速度テーブル59の値の一例を示すものであり、フォ
ークリフト1の最高速度が例えば、6km/hの場合
に、車体3の傾きが15°の場合では、現在の走行速度
を半分(50%)に制限をかけるものである。また、現
在の走行速度が2km/hの場合は、車体3の傾きが1
5°であっても、それほど速度が出ていないので、速度
の制限量は30%としている。さらに、例えば、6km
/hの最高速度で走行していても、車体3の傾きが5°
であれば、ラック8への衝突の恐れが少ないので、速度
の制限量は例えば、30%としている。なお、図11に
示す走行速度と車体3の傾きの数値はあくまで一例であ
り、フォークリフト1の機種などによって適宜変更し得
るのは言うまでもない。
【0049】次に動作について説明する。フォークリフ
ト1が走行路9内に進入して自動ステアリング走行制御
で走行し、オペレータが例えば6km/hで走行してい
る時に、図12に示すように途中で車体3の傾きが15
°になった場合、車体傾き検出・速度制限制御部58は
速度テーブル59から現速度を50%に制限するように
比較部62へ3km/hの制限速度信号を送る。一方、
オペレータはアクセル31を踏んでいてその倒し角は最
大となっているので、アクセル倒し角検出・速度指令部
60は速度テーブル61から最高速度である6km/h
の速度信号を比較部62へ出力する。比較部62ではア
クセル倒し角検出・速度指令部60と車体傾き検出・速
度制限制御部58からの速度信号を比較し、低い方の速
度信号をPWM回路63へ送る。そして、PWM回路6
3では、パルス幅を半分にしてドライバ64を介して駆
動モータ65の回転数を半減に制御し、これにより、フ
ォークリフト1は3km/hの速度に制限されて走行す
ることになる。そして、自動ステアリング走行制御によ
り車体3の傾きを修正しながら走行する。
【0050】また、図12に示すように、フォークリフ
ト1を6km/hで走行し、車体3の傾きが15°の場
合、車体傾き検出・速度制限制御部58からは半分の3
km/hの速度信号を出力するが、オペレータによるア
クセル31の倒し角による信号が2km/hであるとす
ると、この速度信号が比較部62で比較され、低い方の
速度信号、つまり、アクセル倒し角検出・速度指令部6
0からの速度信号が比較部62からPWM回路63へ送
られて、フォークリフト1は2km/hの速度で走行す
ることになる。
【0051】なお、先の説明では図11に示すように、
車体3の走行速度と傾きのそれぞれの程度に応じて走行
速度の制限量を異なるようにしていたが、これに限定さ
れるものではなく、ある所定の速度以上で、所定の傾き
角度以上では、走行速度をすべて50%、あるいは50
%以下に速度制限するようにしても良い。また、駆動モ
ータ65の回転数を低下させる手段として、PWM回路
63のパルス幅を短くする場合について説明したが、他
に、駆動モータ65に印加する電圧を低下させて回転数
を低下させるようにしても良い。
【0052】このように本実施形態では、走行中に進行
方向に対する所定の角度以上に車体3が傾いた場合に
は、自動的に走行速度が制限されるので、ラック8間に
挟まれている幅狭な走行路9内でも車体3がラック8や
ラック8内の荷に衝突するという恐れをなくし、安全に
フォークリフト1を自動ステアリング走行させることが
できる。また、車体傾き検出・速度制限制御部58とア
クセル倒し角検出・速度指令部60からの低い方の速度
信号で車体3を走行させるようにしているので、車体3
は制限速度か、アクセル31からの速度かの低い方の速
度で走行し、そのため、安全性を非常に向上させること
ができる。特に、走行路9内に走行する車体3の側面と
ラック8とは10cm〜20cm程度しか隙間があいて
いないこの種のフォークリフト1にあっては、ラック8
への衝突を確実に防止できて、より安全なフォークリフ
ト1を提供することができる。
【0053】なお、本実施形態ではフォークリフト1の
ハンドル7と操舵輪18とを機械的に分離した構成を例
示したが、これに限定されることなく両者を機械的に結
合しても勿論良い。この場合には、図13に示すよう
に、ハンドル7と操舵輪18との機械的結合(破線で示
す)に、両者の相対ねじれ角を検出するトルクセンサT
Sと、ハンドル7と操舵輪18との機械的結合と解除を
行なう電磁クラッチMCを設ける。
【0054】手動ステアリング走行制御では、トルクセ
ンサTSにより検出されるトルク信号は手動ステアリン
グ制御部24Aへ入力される。手動ステアリング制御部
24Aでは、入力されるトルク信号に基づき補助トルク
を演算し、この信号Mをモータ制御部37へ出力し、こ
れによりステアリングモータ20が駆動される結果、軽
微な力でハンドル7を操舵することができる周知のパワ
ーステアリング機能を果たす。
【0055】次に、自動切換部50により自動ステアリ
ング走行制御に切り換えられると、切換回路36は電磁
クラッチMCを開放する信号を出力する。これにより、
自動ステアリング走行制御中は、この電磁クラッチMC
を断つことにより、操舵輪18が自動ステアリング制御
部35にて操舵されても、ハンドル7は回動せず、キッ
クバックが作用するのを防止することができる。
【0056】なお、上記各実施形態において、自動ステ
アリング走行制御と手動ステアリング走行制御との切り
換えを自動的に行なう場合について説明したが、自動ス
テアリング走行制御と手動ステアリング走行制御との切
り換えを切換スイッチなどでオペレータが手動で行なう
ようにしても良い。
【0057】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のフォークリフト
の走行制御装置によれば、自動ステアリング走行制御で
は車速制限がかからなかった従来とは異なり、自動ステ
アリング走行制御中であっても進行方向に対して車体の
左右いずれかの傾き角度が所定以上の場合には、車速の
制限が自動的にかかるので、ラックやラックに保管され
ている荷への衝突を防止することができ、安全性を向上
させることができる。
【0058】請求項2記載のフォークリフトの走行制御
装置によれば、前記フォークリフトは、荷を保管してい
るラック間の幅狭な走行路を自動ステアリング走行制御
により走行していることを特徴としているので、特に幅
狭なラック間の走行路内での自動ステアリング走行制御
中に進行方向に対して少しの車体の傾きでもラックに衝
突する恐れがあったのを、ラックへの衝突を確実を防止
することができる。
【0059】請求項3記載のフォークリフトの走行制御
装置によれば、前記車速の制限をかける制限速度信号
と、前記アクセル操作からの速度信号とを比較し、速度
の遅い方を選択して車速制限を行なっているので、進行
方向に対する車体の傾き角度が所定以上の場合には、制
限速度信号とアクセルからの速度信号のうち遅い方の信
号でもって車体が走行し、そのため、ラックやラック内
の荷への衝突を一層確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるフォークリフトの
概略の平面図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるフォークリフトの
概略の側面図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるラック間の走行路
内での誘導線の敷設状態を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるラックの桟に反射
テープを貼着した状態を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態における電気ブロック図で
ある。
【図6】本発明の実施の形態における自動切換部の具体
回路を示すブロック回路図である。
【図7】本発明の実施の形態における手動ステアリング
制御部のブロック回路図である。
【図8】(a)(b)は本発明の実施の形態におけるフ
ォークリフトが走行路を前進で走行する場合の説明図で
ある。
【図9】(a)(b)は本発明の実施の形態におけるフ
ォークリフトが走行路を後進で走行する場合の説明図で
ある。
【図10】本発明の実施の形態における自動ステアリン
グ走行制御中において走行速度に制限をかける場合のブ
ロック図である。
【図11】本発明の実施の形態における走行速度と車体
の傾きにおける速度制限量の一例を示す速度テーブルの
図である。
【図12】本発明の実施の形態における速度制限を行な
う場合の説明図である。
【図13】本発明の実施の形態におけるハンドルと操舵
輪とが機械的に結合されている場合の電気ブロック図で
ある。
【図14】フォークリフトの斜視図である。
【図15】フォークリフトがラック間の走行路内に自動
ステアリング走行制御で走行する場合の説明図である。
【図16】従来例の問題点を示す説明図である。
【符号の説明】
1 フォークリフト 7 ハンドル 8 ラック 9 走行路 11 誘導線 18 操舵輪 31 アクセル 35 自動ステアリング制御部 51 走行用モータ駆動制御部 58 車体傾き検出・速度制限制御部 60 アクセル倒し角検出・速度指令部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F022 FF01 JJ12 LL06 MM52 NN22 NN32 NN55 PP06 QQ04 QQ13 3F333 AA02 CA11 CA19 FA05 FA11 FA20 FA31 FD09 FD12 FE05 FE09 5H115 PA08 PC06 PG05 PI16 PI29 PU02 PV05 PV23 PV24 QE02 RB19 SE03 SF01 SJ02 SL01 SL05 TD03 TD19 TO01 TO04 TO13 TO22 TO30 UI32 UI36

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車速のアクセル操作をオペレータが行な
    い、操舵輪の操舵は自動で行なう自動ステアリング走行
    制御の機能を備えているフォークリフトにおいて、 進行方向に対する車体の左右いずれかの傾きが所定の角
    度以上の場合に車速の制限をかける制御手段を備えてい
    ることを特徴とするフォークリフトの走行制御装置。
  2. 【請求項2】前記フォークリフトは、荷を保管している
    ラック間の幅狭な走行路を自動ステアリング走行制御に
    より走行していることを特徴とする請求項1に記載のフ
    ォークリフトの走行制御装置。
  3. 【請求項3】前記車速の制限をかける制限速度信号と、
    前記アクセル操作からの速度信号とを比較し、速度の遅
    い方を選択して車速制限を行なっていることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載のフォークリフトの走
    行制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012039797A (ja) * 2010-08-09 2012-02-23 Toshiba Corp 電気車制御装置
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JP2020033132A (ja) * 2018-08-29 2020-03-05 中西金属工業株式会社 ピッキングリフト、及び棚設備システム

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