JP2003212417A - 用紙排出装置 - Google Patents

用紙排出装置

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JP2003212417A JP2002019586A JP2002019586A JP2003212417A JP 2003212417 A JP2003212417 A JP 2003212417A JP 2002019586 A JP2002019586 A JP 2002019586A JP 2002019586 A JP2002019586 A JP 2002019586A JP 2003212417 A JP2003212417 A JP 2003212417A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙のループ解除時に、第2ガイド4によっ
て用紙が挟み込まれて搬送不良が発生することを防止し
て安定した用紙の排紙を行う。 【解決手段】 通常搬送時には用紙を排出方向に導く用
紙搬送ガイドとして作用し、用紙をループ化する時には
回動してループ形成空間10を開放してループ化を支援
する第2ガイド4を設けた用紙排出装置1において、第
2ガイド4の回動端部に櫛刃形状を設けるとともに、第
2ガイド4の可動範囲内で第2ガイド4が通過する如く
第2のガイドの櫛刃形状と用紙幅方向にずれた櫛刃形状
を備えた第3ガイド11を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール紙等の長尺
状の用紙を切断して発行する発行装置に使用され、用紙
が切断されるまでループ化して装置内に保管するととも
に、切断された用紙を装置外に排出する用紙排出装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】レシートやチケット等を発行する装置
は、一般に、ロール状に巻かれた長尺用紙を収納してお
いて、外部ホストコンピュータからの印字コマンドに従
って長尺用紙に印字を行った後、長尺用紙を所定の長さ
で切断し、紙片として発券口から排出する。こうした発
行装置において、発券口から排出した紙片を受取人が無
理に引き抜いたり、発券口を塞いで用紙排出を妨害した
りすると、印字不良や用紙ジャムの原因となる。そこ
で、用紙の印字および切断が完了するまで用紙を装置内
部に一時的に保管しておいて、用紙の切断が完了した
後、用紙先端を発券口から露出させる用紙排出装置が採
用されている。
【0003】従来の用紙排出装置を図8に示す。従来の
用紙排出装置は、図示しないプリンタから供給される用
紙1002の下面を案内するための第1ガイド1003
と、第1ガイド1003の上方に配置され、プリンタか
ら供給される用紙1002の上面を案内するための回動
可能な第2ガイド1004と、第2ガイド1004の下
流側に配置されて一対の駆動ローラ1007a,従動ロ
ーラ1007bで構成される排出ローラ対1007に用
紙1002の先端を導くための傾斜ガイド1008と、
排出ローラ対1007の下流側に配置された排出口10
09と、第2ガイド1004の上方に設けられたループ
形成空間1010と、排出ローラ対1007と排出口1
009との間に設けられた図示しない用紙センサなどで
構成される。
【0004】この様な従来の用紙排出装置の動作を図8
・図9を用いて説明する。図8において、発行途中の用
紙1002の先端部は、プリンタの印字部によって印字
されながらプリンタ用紙経路1000を図中右側から左
側に搬送される。搬送された用紙1002は、用紙排出
装置の第1ガイド1003と第2ガイド1004の間に
進入して、傾斜ガイド1008に突き当たる。その後、
傾斜ガイド1008に沿って搬送されて、排出ローラ対
1007に挟持され、排出ローラ対1007の回転によ
って排出口1009方向に搬送される。
【0005】排出口1009の手前には図示しない用紙
センサが設けられている。この用紙センサが、用紙10
02の先端を検知すると、排出ローラ対1007は回転
を停止して用紙1002を排出口1009から排出され
ないよう用紙1002の先端を保持する。その後もプリ
ンタは印字が終了するまで印字および搬送を継続する
為、用紙1002は第1ガイド1003の上側に撓みを
生じてループ化する。この時、第2ガイド1004は、
用紙1002の腰によって上方へと押し上げられて回動
中心軸102aを中心にして図中反時計回りに回動し、
図9に示す様に、ループ形成空間1010を開放した開
放位置に位置する。
【0006】印字が終了して用紙1002が切断される
と、排出ローラ対1007は回転を開始して用紙100
2を排出口1009から排出する。用紙1002の排出
に従い用紙1002のループは小さくなり、第2ガイド
1004は自重によって時計回りに回動する。ループが
解除されると第2ガイド1004はループ化前の閉位置
に位置する。なお、1053は用紙1002を切断する
ためのカッターである。
【発明が解決しようとする課題】
【0007】ところで、閉位置における第2ガイド10
04と、その前段の用紙ガイド(本実施例ではカッター
1053)の隙間L(図8)は、第1ガイド1003と
第2ガイド1004の間に搬送された用紙1002の先
端が第2ガイド1004の上方に抜けてしまわない様に
出来うる限り狭い方が好ましい。一方、使用される用紙
1002の厚みや種類は多種多様に渡り、各用紙100
2の腰の強さにも大きなばらつきが存在する。
【0008】隙間Lを狭くした状態で、腰の弱い用紙1
002を使用すると次の様な問題が発生する場合があっ
た。すなわち、第2ガイド1004は自重によって回動
するため、用紙1002の腰が弱い場合はループが解除
される前に第2ガイド1004の自重が用紙1002の
腰にうち勝って回動して閉位置に位置してしまう場合が
ある。
【0009】その状態を図10に示す。この状態では、
第2ガイド1004とカッター1053の間で用紙10
02はくびれの小さなΩ形状になり、用紙1002を第
2ガイド1004の下方に引き抜く際に搬送負荷が極度
に増大して搬送不良や紙折れ等の不具合が発生する事が
あった。
【0010】この不具合は、ループの解除方向A1と用
紙搬送方向A2とが直角方向に近い為、排出ローラ対1
007の回転による用紙搬送力が用紙1002を第2ガ
イド1004の下側に引き抜く力として有効に作用しな
い事が主な要因である。
【0011】対策として、第2ガイド1004とカッタ
ー1053の隙間Lを広くして用紙1002が第2ガイ
ド1004の下側に抜けやすくする事が考えられる。し
かし、この方法では、前述の様に搬送時に用紙1002
の先端が第2ガイド1004の上方に抜けて搬送不良を
起こす可能性が高くなるため好ましくない。
【0012】本発明はこの様な点に鑑み改良したもので
あり、その目的とするところは、ループ解除時の用紙搬
送性を向上して安定した用紙排出を可能とする用紙排出
装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】本発明は、ループ化した用紙を保管するル
ープ形成空間と、このループ形成空間の下方に固定して
設けられて搬送される用紙を案内するための第1ガイド
部と、前記ループ形成空間の搬送方向下流側に設けられ
た排出ローラと、この排出ローラを制御して用紙のルー
プ作成及び解除を行うループ制御手段と、ループ作成に
応じてループ形成空間方向に回動してループ形成空間を
開放する開放位置に位置し、ループ解除に応じて自重に
より回動して第1ガイド部に対向する閉位置に位置する
第2ガイド部とを備えた用紙排出装置において、用紙を
ループ化してからループ化した用紙が第2ガイド部の下
方に移動するまで第2ガイド部の閉位置への移動を規制
する規制部材を備えたことを特徴とする。
【0014】本発明に従えば、用紙が第2ガイド部の下
方に移動するまで第2ガイド部の回動を規制する事で第
2ガイド下方に用紙を引き抜く際の負荷を減少させる事
が可能となり、用紙の搬送不良や紙折れなどの不具合が
発生する事を防ぐ事が可能になる。
【0015】また、前記規制部材は、前記第2ガイド部
の回動の途中に配置されて第2ガイドの回動端部に設け
られた櫛刃形状を通す如く櫛刃形状が形成された第3ガ
イド部であることを特徴とする。
【0016】この様に構成すれば、用紙がループ化した
時に第2ガイドを回動の途中の任意の位置で一旦停止さ
せて、その位置でループ化した用紙が第2ガイドの下方
に移動するまで待機させる事が可能になる。そして、こ
の待機位置を調整する事で第2ガイド下方に用紙を引き
抜く際の用紙搬送方向を調整する事が可能となり、用紙
の搬送不良や紙折れなどの不具合が発生する事を防ぐ事
が可能になる。また、櫛刃形状とする事で、用紙が第2
ガイドと第3ガイドの間に挟まれた場合であっても第2
ガイドと用紙が用紙幅方向の複数箇所で接触する為、紙
にしわや折れなどの不具合を発生する事がない。
【発明の実施の形態】
【0017】図1は、本発明の第1の実施例を示す用紙
排出装置1がプリンタ50に組み付けられた状態を示す
側断面図である。プリンタ50は、長尺状の用紙2がロ
ール状に巻回された用紙ロール2aと、用紙ロール2a
から用紙2を給紙し搬送するプラテン51と、プラテン
51に対向する位置に配置されて搬送された用紙2に印
字するための印字ヘッド52と、印字された用紙2を切
断するためのカッター53などで構成される。
【0018】用紙排出装置1は、プリンタ50から供給
される用紙2の下面を案内するための第1ガイド3と、
第1ガイド3の上方に配置され、回転中心軸5の回りを
回動可能な第2ガイド4と、第2ガイド4の回転角度を
制限する為のストッパ6a,6bと、第2ガイド4の下
流側に配置され一対の排出ローラ7a,7bで構成され
る排出ローラ対7に用紙2の先端を導くための傾斜ガイ
ド8と、排出ローラ対7の下流側に配置された排出口9
と、第2ガイド4の上方に設けられたループ形成空間1
0と、回動時に第2ガイド4の先端が通過するように配
置された第3ガイド11と、排出ローラ対7と排出口9
との間に設けられた用紙センサ12(図3)などで構成
される。
【0019】図2は、用紙排出装置1を上方から見た平
面図である。第2ガイド4の回動端には複数の凸部4a
と複数の凹部4bから構成される櫛刃形状が形成されて
いる。また、第3ガイド11は第2ガイド4の凹部4b
に対向する位置に複数の凸部11aを有し、凸部4aに
対向する位置に凹部11bを有する櫛刃形状が形成され
ている。そして、第1ガイド3と第2ガイド4とは、第
2ガイド4が回動する過程で第2ガイド4の凸部4aが
第3ガイド11の凹部11bに進入して用紙幅方向にお
いて重なり合うとともに回動方向に通過可能に配置され
ている。
【0020】図3は、本発明に係るプリンタの電気的構
成を示すブロック図である。プリンタの制御部は、所定
プログラムに従ってプリンタ全体の動作を制御するCP
U(中央処理装置)55と、外部ホストコンピュータ7
0との間でデータを送受するI/F(インタフェイス)
56と、プログラムやデータを格納するROM(リード
オンリメモリ)57およびRAM(ランダムアクセスメ
モリ)58と、機構部やセンサなどの周辺回路との間で
データを送受するI/O(入出力回路)59と、操作ス
イッチなどの操作部60と、LED(発光ダイオード)
やLCD(液晶パネル)などで構成される表示部61な
どで構成される。また、I/O59には、印字ヘッド5
2と、プラテン51を駆動する為の搬送モータ62と、
用紙センサ12および排出モータ13を有する用紙排出
装置1などが接続される。
【0021】用紙排出装置1は、プリンタ50に対して
機械的、電気的に着脱自在に構成されており、用紙排出
装置1の動作はプリンタ50のCPU55によって総括
的に制御される。なお、用紙排出装置1も独自のCPU
を搭載して、プリンタ50との通信によって動作を連携
することも可能である。
【0022】次に図1及び図4乃至図6を用いて本発明
の用紙排出装置1の動作を説明する。印字が開始される
前は図1に示す様に用紙ロール2aから引き出された用
紙2の先端は印字ヘッド52とカッター53の間に位置
している。また、この状態では第2ガイド4は、ストッ
パ6bに接触して第1ガイド3と対向する閉位置に位置
している。
【0023】プリンタ50は、外部ホストコンピュータ
70から送信された印字データを受信すると、印字ヘッ
ド52を駆動して用紙2に1ドットラインずつの印字を
行う。1ドットラインの印字が終了すると、プラテン5
1を駆動して1ドット分の紙送りを行う。プラテン51
の駆動により用紙は図1において右側から左側に搬送さ
れる。この印字と搬送は、外部ホストコンピュータ70
から送られた一連の印字データの印字が完了するまで繰
り返される。
【0024】印字の過程において、用紙2の先端は用紙
排出装置1に受け渡されて第1ガイド3と第2ガイド4
の間に進入し、傾斜ガイド8に突き当たる。そして、傾
斜ガイド8に沿って左下方向に搬送されて、排出ローラ
対7に挟持される。排出ローラ対7に挟持された用紙2
は、排出ローラ対7の回転によってさらに排出口9方向
に搬送されて用紙センサ12によって検出される。
【0025】用紙センサ12が用紙2の先端を検知する
と、CPU55は排出ローラ対7の回転を停止して用紙
2を排出ローラ対7で保持して用紙2の先端が排出口9
から排出されないように制御する。排出ローラ対7の回
転が停止した後も、プリンタ50は一連の印字データの
印字が完了するまで印字および搬送を継続する。印字長
が所定長(本実施例では、印字ヘッド52から用紙セン
サ12までの搬送距離)より長い場合、用紙2は第1ガ
イド3の上側に撓みを生じてループ化する。ループ化し
た用紙2はその腰による力で自重で閉位置に位置してい
た第2ガイド4を上方へと押し上げ、回転中心軸5の回
りを図1において反時計回りに回動させる。
【0026】第2ガイド4が回動してループ形成空間1
0を開放する開放位置に移動した状態を図4に示す。開
放位置では、第2ガイド4はストッパ6aに接触して直
立位置まで回動しないで停止しているので、用紙のルー
プが解除された場合には第2ガイド4の自重によって図
4において時計回りに回動することになる。
【0027】第2ガイド4が開放位置に位置した後も、
プリンタ50による印字が継続されると、ループはさら
に大きくなり用紙2の腰による第2ガイド4を回動する
力は弱くなる。この為、第2ガイド4の自重による回転
モーメントが用紙の腰にうち勝って図5に示す如く第2
ガイド4が開放位置と閉位置の間に設けられた第3ガイ
ド11の手前まで時計回りに回動する。
【0028】前述した様に、第2ガイド4と第3ガイド
11には、用紙幅方向において重なり合う櫛刃形状が各
々形成されている。この為、用紙2がこれらのガイドの
間に介在している間は、第2ガイド4は少なくとも第3
ガイド11を越えて回動する事はない。
【0029】図5の位置では、第2ガイド4は水平位置
(閉位置)に対して開放側に約45°回転した位置に位
置している。そして、用紙の腰による力の方向B1は第
2ガイド4の開き回転方向Cに対し約45°を向いてい
る。
【0030】この位置においては、用紙の腰による力の
一部(COS45°成分)は、第2ガイド4を開放する
方向Cに作用する。さらに、第2ガイド4の自重(B2
方向の荷重)の一部(SIN45°成分)は回転中心軸
5に支えられており、第2ガイド4が閉まる方向−C側
に作用する力は自重の残り成分(COS45°成分)の
みである。これらの力関係により、第2ガイド4と第3
ガイド11の間には隙間が作成されやすくなっている。
【0031】プリンタ50による一連の印字データの印
字が完了すると、CPU55は、カッター53を動作さ
せて用紙2の後端を切断する。そして、プリンタ50の
動作を停止して、排出ローラ対7を回転させる。排出ロ
ーラ対7の回転に従い、ループは解除されて、用紙2の
先端は排出口9から排出される。
【0032】なお、第2ガイド4が図5の位置に回動す
るまでは、第2ガイド4の回転モーメントよりも用紙の
腰による力の方が回動力として第2ガイド4に強く作用
している。この為、第2ガイド4と第3ガイド11の間
には比較的広い隙間が形成される。また、その状態で印
字が完了した場合も、ループが小さい状態からループ解
除されて排出が行われるため、用紙の腰による力が強く
作用して、用紙が第2ガイド4の下方に移動するまで第
2ガイド4と第3ガイド11の間には比較的広い隙間が
保持されて用紙2のくびれが極度に小さくなることは無
い。従って、その様な場合にはループが解除されるまで
第2ガイド4は閉位置に位置する事は無く、搬送負荷が
極度に増大して搬送不良や紙折れ等の不具合が発生する
事は無い。
【0033】図4や図5の様に、第2ガイド4が第3ガ
イド11と重なり合う位置(図6の位置)より開放側に
位置する状態においてはループの解除方向B2と用紙搬
送方向B3は0°〜35°の角度を形成する。従って、
たとえ第2ガイド4が第3ガイド11に近づいた位置に
位置して用紙2のくびれが小さくなったとしても、排出
ローラ対7の回転による用紙搬送力の多く(最小COS
35°成分)は用紙2の引き抜き力として作用する為、
用紙2の引き抜きの時の搬送負荷が極度に増大して搬送
不良や紙折れ等の不具合が発生する事が無い。
【0034】用紙2の排出が進み用紙2のループが第2
ガイド4の下方に抜けて第2ガイド4と第3ガイド11
が用紙幅方向において重なり合う位置に位置している状
態を図6に示す。図6の状態からさらに排出が進むと、
用紙2のループは解除される。ループの解除により、第
2ガイド4は図1に示す第1ガイド3と対向する閉位置
まで移動してストッパ6bに接触して停止する。その
後、CPU55は用紙2の後端が用紙センサ12に検出
されるまで排出ローラ対7を回転させた後、排出ローラ
対7を停止して一連の処理を終了する。
【0035】本構成によれば、第3ガイド11を設ける
事で、用紙2をループ化してからループ化した用紙2が
第2ガイド4の下方に移動してループが解除される迄第
2ガイド4は閉位置に位置することがない。従って、用
紙2は第2ガイド4とカッター53の間でくびれの小さ
なΩ形状になる事はなく、搬送負荷が極度に増大して搬
送不良や紙折れ等の不具合が発生する事がない。
【0036】次に、図7を用いて本発明の第2の実施例
を説明する。第1の実施例との違いは、第3ガイド11
の代わりにダンパー14を用いた点である。その他の構
成は第1の実施例と同一であるため、既に説明した構成
には同一番号を付与して説明は省略する。本実施例の第
2ガイド4とダンパー14とは周知のワンウェイクラッ
チが内蔵された歯車によって結合されており、ダンパー
14の作用により第2ガイド4の図中時計方向(閉方
向)の回動を遅延させる。なお、図中反時計方向(開放
方向)への回転時には、ワンウェイクラッチの作用によ
ってダンパー14と第2ガイド4との回動力の伝達が解
除される為、ダンパー14は第2ガイド4の回動を妨げ
ない。
【0037】本構成によれば、用紙がループ化している
間は、用紙の腰の力に加えてダンパー14の力が第2ガ
イド4に作用するため、第2ガイド4は閉方向への回動
が規制される。よって、ループが解除される迄、第2ガ
イド4は閉位置に位置する事はなく、用紙2引き抜きの
時の搬送負荷が極度に増大して搬送不良や紙折れ等の不
具合が発生する事が無い。
【0038】本発明による用紙排出装置は上述した実施
の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で
種々の変形や改良が可能である。例えば専用のアクチュ
エータを設けて突出部材を第2ガイドの回動範囲に選択
的に突出させてループが解除されるまで第2ガイド4の
閉位置への移動を阻止する様に構成しても良い。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、用
紙をループ化してからループ化した用紙が第2ガイド部
の下方に移動するまで第2ガイド部の移動を規制する規
制部材を備えることで、ループ解除時の用紙搬送性を向
上して安定した用紙排出を行う事が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における用紙排出装置を
プリンタに接続した状態を示す側断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示す用紙排出装置を上
方から見た平面図である。
【図3】図1における電気的構成例を示すブロック図で
ある。
【図4】本発明の第1の実施例を示す用紙排出装置のル
ープ動作の一例を示す側断面図である。
【図5】本発明の第1の実施例を示す用紙排出装置のル
ープ動作の一例を示す側断面図である。
【図6】本発明の第1の実施例を示す用紙排出装置のル
ープ動作の一例を示す側断面図である。
【図7】本発明の第2の実施例における用紙排出装置を
示す側断面図である。
【図8】従来の用紙排出装置を示す側断面図である。
【図9】従来の用紙排出装置のループ動作を示す側断面
図である。
【図10】従来の用紙排出装置のループ動作を示す側断
面図である。
【符号の説明】
1 用紙排出装置 2 用紙 3 第1ガイド 4 第2ガイド 7 排出ローラ対 10 ループ形成空間 11 第3ガイド 14 ダンパー 50 プリンタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ループ化した用紙を保管するループ形成
    空間と、 このループ形成空間の下方に固定して設けられて搬送さ
    れる用紙を案内するための第1ガイド部と、 前記ループ形成空間の搬送方向下流側に設けられた排出
    ローラと、 この排出ローラを制御して用紙のループ作成及び解除を
    行うループ制御手段と、 ループ作成に応じてループ形成空間方向に回動してルー
    プ形成空間を開放する開放位置に位置し、ループ解除に
    応じて自重により回動して第1ガイド部に対向する閉位
    置に位置する第2ガイド部とを備えた用紙排出装置にお
    いて、 用紙をループ化してからループ化した用紙が第2ガイド
    部の下方に移動するまで第2ガイド部の閉位置への移動
    を規制する規制部材を備えたことを特徴とする用紙排出
    装置。
  2. 【請求項2】 前記規制部材は、前記第2ガイド部の回
    動の途中に配置されて第2ガイドの回動端部に設けられ
    た櫛刃形状を通す如く櫛刃形状が形成された第3ガイド
    部であることを特徴とする請求項1記載の用紙排出装
    置。
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JP2009292622A (ja) * 2008-06-06 2009-12-17 Nec Infrontia Corp プリンタにおける連続用紙の搬送、ガイド及び保持機構
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