JP2003212361A - シート材の供給装置 - Google Patents
シート材の供給装置Info
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Abstract
て，リフト板を付勢するバネにヘタリが生じるのを防止
する。 【解決手段】 本発明の一実施形態にかかる給紙装置Ｘ
は、回転する給紙ローラ１と，該給紙ローラ１と離接可
能に設けられたリフト板３と，該リフト板３上のシート
材を前記給紙ローラ１に弾性付勢するコイルバネ３０と
を有している。前記コイルバネ３０には、上方端部から
下方に垂下した規制部３１が設けられ、その自由端には
折り曲げ部３２が形成されている。該規制部３１は、例
えば利用者が前記リフト板３を過度な力で押さえつけた
場合でも，前記リフト板３を付勢するコイルバネ３０が
弾性変形の範囲を超えて変形（圧縮）することを防止す
るためのものである。
Description
タ，ファクシミリ等におけるシート材の供給装置であっ
て，これに用いられるバネのヘタリ防止機構を有するシ
ート材の供給装置に関するものである。
リ等の画像形成装置は，給紙カセットや手差し給紙トレ
イ，或いは原稿トレイ等にセットされた記録紙や原稿等
のシート材をその画像形成部や画像読取り部へ供給する
シート材の供給装置（以下，給紙装置という）を備えて
いる。図４は，従来の給紙装置Ｚの断面を表す概略図で
ある。従来の給紙装置Ｚは，ゴム等からなる層をその周
面に形成した円筒状の給紙ローラ１と，所定の軸３ａに
回動可能に支持されることによって前記給紙ローラ１と
離接可能に設けられたリフト板３とを備え，該リフト板
３上に載置されたシート材が，コイルバネ３ｂ（或い
は，つる巻きバネ）等の弾性部材によって前記給紙ロー
ラ１に弾性付勢され，前記給紙ローラ１が回転すること
により，前記給紙ローラ１に接する最上面のシート材の
みが，コイルバネ４ｂで前記給紙ローラ１に弾性付勢さ
れた摩擦パッド４により分離されて画像形成部等へ向か
って供給される。前記リフト板３は，シート材を載置す
る給紙トレイ２の給紙ローラ１側（載置されたシート材
の搬送方向先頭側）に設けられる。ここで，前記リフト
板３は，１枚のシート材を供給するごとに前記給紙ロー
ラ１の回転軸１ａに設けられた不図示のカム等の作用に
よって前記給紙ローラからいったん離れ（図４の破線で
示す位置），前記給紙ローラ１側に近接する側（図４の
実線で示す位置）に再度移動したときにシート材の最上
面を前記給紙ローラ１に付勢する。これにより，前記リ
フト板３が前記給紙ローラ１から離れているときは，シ
ート材が前記給紙ローラ１に付勢されないため，前記給
紙ローラ１が空回りしてシート材は送り出されず，前記
リフト板３が前記給紙ローラ１に近接したときにのみ，
前記給紙ローラ１に付勢されたシート材が前記給紙ロー
ラ１の回転によって送り出される。
フト板３が，給紙装置の組み立て時や，紙詰まりを除去
するとき等に利用者によって過度な力で押えられると，
前記コイルバネ３ｂ等が弾性変形の範囲，即ち，押えを
離せば元の形状（位置）に戻る変形の範囲を超えて変形
（圧縮或いは伸張）し，いわゆるバネのヘタリが生じて
しまうという問題点があった。その結果，前記リフト板
３によりシート材を前記給紙ローラ１に付勢する力が弱
まり，以降のシート材の供給が正常に行われなくなると
いう問題が生じていた。特に，複写機やプリンタ等にお
ける原稿や記録紙の手差し給紙装置は，複写機等の本体
の外部に露出した状態で設けられるので，前述したよう
な前記リフト板３を押え付ける操作がされやすく，バネ
のヘタリが生じやすかった。従って，本発明は上記事情
に鑑みてなされたものであり，その目的とするところ
は，給紙装置のリフト板に過度な力が加えられて，リフ
ト板を付勢するバネにヘタリが生じるのを防止すること
にある。
に本発明は，回転する給紙ローラと，該給紙ローラと離
接可能に設けられたリフト板と，該リフト板上のシート
材を前記給紙ローラに弾性付勢する弾性部材とを具備す
るシート材の供給装置において，前記弾性部材の変形範
囲が該弾性部材の弾性変形の範囲内となるように，該弾
性部材の一端部に規制部を設けたことを特徴とするシー
ト材の供給装置である。これにより，利用者等によって
前記リフト板が押え付けられた場合でも，前記弾性部材
が弾性変形の範囲内でしか変形しないので前記弾性部材
にヘタリが生じない。また，弾性部材としてはコイルバ
ネや板バネ等が考えられる。また、規制部の自由端は折
り曲げ部を形成することが好ましい。
発明の実施の形態について説明し，本発明の理解に供す
る。尚，以下の実施の形態は，本発明を具体化した一例
であって，本発明の技術的範囲を限定する性格のもので
はない。ここに，図１は本発明における一実施形態に係
る給紙装置Ｘの概略断面図，図２はコイルバネの拡大
図、図３は板バネの拡大図である。以下，図１を用い
て，本発明の実施の形態に係る給紙装置Ｘについて説明
する。尚、図４で示す従来の給紙装置Ｚと同一部分につ
いては同一番号、同一名称を用いて説明する。本給紙装
置Ｘは，ゴム等からなる層をその周面に形成した円筒状
の給紙ローラ１と，所定の軸３ａに回動可能に支持され
ることによって前記給紙ローラ１と離接可能に設けられ
たリフト板３とを備え，該リフト板３上に載置されたシ
ート材が，コイルバネ３０（或いは，つる巻きバネ）等
の弾性部材によって前記給紙ローラ１に弾性付勢され，
前記給紙ローラ１が回転することにより，前記給紙ロー
ラ１に接する最上面のシート材のみが，コイルバネ４ｂ
で前記給紙ローラ１に弾性付勢された発泡性のゴム等か
らなる摩擦パッド４により分離されて，当該給紙装置Ｘ
が搭載されるプリンタ等が有する画像形成部等へ向かっ
て供給される。前記リフト板３は，シート材を載置する
給紙トレイ２の給紙ローラ１側（載置されたシート材の
搬送方向先頭側）に設けられる。ここで，前記リフト板
３は，１枚のシート材を供給するごとに前記給紙ローラ
１の回転軸１ａに設けられた不図示のカムの作用によっ
て前記給紙ローラから一旦離れ（図１の破線で示す位
置）た後，前記給紙ローラ１側に近接する側（図１の実
線で示す位置）に再度移動してシート材の最上面を前記
給紙ローラ１に付勢する。これにより，前記リフト板３
が前記給紙ローラ１から離れているときは，シート材が
前記給紙ローラ１に付勢されないため，前記給紙ローラ
１が空回りしてシート材は送り出されず，前記リフト板
３が前記給紙ローラ１に近接したときにのみ，前記給紙
ローラ１に付勢されたシート材が前記給紙ローラ１の回
転によって送り出される。即ち，前記給紙ローラ１が１
回転するごとに，１枚のシート材が送り出される。そし
て，前記給紙ローラ１の１回転で搬送される距離よりも
近い位置に，次の搬送ローラ（不図示）が設けられ，順
次シート材が搬送される。前記給紙ローラ１の回転は，
当該給紙装置Ｘが搭載されるプリンタ等からの制御指令
により制御される。
３０には、上方端部から下方に垂下した規制部３１が設
けられ、該規制部３１の自由端には折り曲げ部３２が形
成されている。該規制部３１は、例えば利用者が前記リ
フト板３を過度な力で押さえつけた場合でも，前記リフ
ト板３を付勢するコイルバネ３０が弾性変形の範囲を超
えて変形（圧縮）することを防止するためのもので、規
制部３１の自由端に形成された折り曲げ部３２が本体ベ
ース等の固定部分に当接することにより、該コイルバネ
３０はこれ以上圧縮することがないので、所謂ヘタリが
生じることを防止することができる。このように、本実
施形態では上記折り曲げ部３２を形成しているので、折
り曲げ部３２が固定部分に当接しても固定部分を傷めた
りすることはなく安定した規制が可能であるが、該折り
曲げ部３２を形成しなくとも本発明の実施は可能であ
る。尚、前記規制部３１は、コイルバネ３０の下方端部
から上方に立設するようにしてもかまわない。
３０に代えて、板バネ４０を用いることも可能である。
即ち、図３を参照して、該板バネ４０に、上方端部から
下方に垂下した規制部４１を設け、該規制部４１の自由
端に折り曲げ部４２を形成してもかまわない。また、該
規制部４１は板バネ４０の下方端部から上方に立設する
ようにしてもかまわないのは勿論である。
非常にシンプルな構成により，利用者等がリフト板を押
さえつけてもリフト板を付勢する弾性部材がその弾性変
形の範囲を超えて変形することを防止でき，その結果，
弾性部材に所謂ヘタリが生じることを防止できる。
面図。
Claims (4)
- 【請求項１】 回転する給紙ローラと，該給紙ローラと
離接可能に設けられたリフト板と，該リフト板上のシー
ト材を前記給紙ローラに弾性付勢する弾性部材とを具備
するシート材の供給装置において，前記弾性部材の変形
範囲が該弾性部材の弾性変形の範囲内となるように，該
弾性部材の一端部に規制部を設けたことを特徴とするシ
ート材の供給装置。 - 【請求項２】 前記弾性部材はコイルバネであることを
特徴とする請求項１に記載のシート材の供給装置。 - 【請求項３】 前記弾性部材は板バネであることを特徴
とする請求項１に記載のシート材の供給装置。 - 【請求項４】 前期規制部の自由端に折り曲げ部を形成
してなる請求項１乃至３に記載のシート材の供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002009343A JP3666657B2 (ja) | 2002-01-18 | 2002-01-18 | シート材の供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002009343A JP3666657B2 (ja) | 2002-01-18 | 2002-01-18 | シート材の供給装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003212361A true JP2003212361A (ja) | 2003-07-30 |
| JP3666657B2 JP3666657B2 (ja) | 2005-06-29 |
Family
ID=27647361
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002009343A Expired - Fee Related JP3666657B2 (ja) | 2002-01-18 | 2002-01-18 | シート材の供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3666657B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009001674A1 (ja) | 2007-06-26 | 2008-12-31 | Nok Corporation | ゴム組成物 |
-
2002
- 2002-01-18 JP JP2002009343A patent/JP3666657B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009001674A1 (ja) | 2007-06-26 | 2008-12-31 | Nok Corporation | ゴム組成物 |
| US8697782B2 (en) | 2007-06-26 | 2014-04-15 | Nok Corporation | Rubber composition |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3666657B2 (ja) | 2005-06-29 |
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