JP2003212186A - 水中構造物補修用止水箱、及びこれを用いた水中構造物の補修方法 - Google Patents

水中構造物補修用止水箱、及びこれを用いた水中構造物の補修方法

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JP2003212186A JP2002014851A JP2002014851A JP2003212186A JP 2003212186 A JP2003212186 A JP 2003212186A JP 2002014851 A JP2002014851 A JP 2002014851A JP 2002014851 A JP2002014851 A JP 2002014851A JP 2003212186 A JP2003212186 A JP 2003212186A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補修作業をダイバー作業の不要なドライ空間
で行うことを可能にし、それにより補修の質の向上、工
期の短縮化、コストの削減等を実現する、水中構造物補
修用止水箱、その製造方法及びこれを用いた補修方法を
提供する。 【解決手段】 底板部と、この底板部上に立設された背
板部と、この背板部の両側部に設けられた側板部とから
なり、前記背板部と相対向する面である正面が開放し、
前記底板部及び側板部の正面側端部は、作業の対象とな
る水中構造物の表面にほぼ隙間なく当接する形状をな
し、前記背板部及び側板部の上端部が水没しないように
止水箱を水中に降下させ、前記底板部及び側板部の正面
側端部を作業の対象となる水中構造物の表面に当接さ
せ、前記底板部、背板部及び側板部と、前記水中構造物
の表面とによって囲まれた空間内の水を外部に排出する
ことにより、ほぼ水のない作業空間が形成されるように
なされた水中構造物補修用止水箱を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼矢板等の水中構
造物補修用止水箱、及びこれを用いた補修方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】海岸・河川構造物の基礎の周囲等に土留
めのため打ち込まれる鋼矢板等の水中構造物は、施工後
時間の経過に従い、貝類等の生物が付着し、腐食も進行
するので、耐用年数を長くするために定期的に点検及び
補修を行う必要があるが、従来はこれを水中作業で行っ
ていた。
【0003】例えば、まず高圧洗浄により貝類等の付着
物及び荒錆を除去し、ブラスト施工後、水中硬化塗料を
塗布し、スタッドを取り付け、枠組みを組んでセメント
注入を行うというような一連の作業を、ダイバーが水中
で行っていた。
【0004】しかしながら、ダイバーによる水中作業が
主体では、作業自体が困難であるのはもちろんのこと、
作業の管理も困難であることから、溶接、下地処理、塗
装等の作業の質に問題があった。また、作業に時間がか
かることや、作業が潮汐干満に左右されること等から、
工期が長くなるという問題もあり、さらに、要するコス
トも相当なものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記に鑑みて
なされたものであり、上記鋼矢板のような水中構造物の
補修作業をダイバー作業の不要なドライ空間で行うこと
を可能にし、それにより作業の質の向上、工期の短縮、
コストの削減等を実現する水中構造物補修用止水箱、及
びこれを用いた水中構造物の補修方法を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の水中構造物補
修用止水箱は、鋼矢板等の水中構造物を補修するため
の、ほぼ水のない作業空間を形成する止水箱であって、
底板部と、この底板部上に立設された背板部と、この背
板部の両側部に設けられた側板部とからなり、前記背板
部と相対向する面である正面が開放し、前記底板部及び
側板部の正面側端部は、作業の対象となる水中構造物の
表面にほぼ隙間なく当接する形状をなし、前記背板部及
び側板部の上端部が水没しないように止水箱を水中に降
下させ、前記底板部及び側板部の正面側端部を作業の対
象となる水中構造物の表面に当接させ、前記底板部、背
板部及び側板部と、前記水中構造物の表面とによって囲
まれた空間内の水を外部に排出することにより、ほぼ水
のない作業空間が形成されるようになされたものであ
る。
【0007】請求項2のものは、請求項1に記載の水中
構造物補修用止水箱において、前記底板部及び側板部の
正面側端部に、止水用弾性体が装着されたものである。
【0008】請求項3のものは、請求項1又は2に記載
の水中構造物補修用止水箱において、前記底板部、背板
部及び側板部と、前記水中構造物の表面とによって囲ま
れた空間内の水を排出するための排水装置が設けられた
ものである。
【0009】請求項4の鋼矢板等の水中構造物の補修方
法は、底板部と、この底板部上に立設された背板部と、
この背板部の両側部に設けられた側板部とからなり、前
記背板部と相対向する面である正面が開放し、前記底板
部及び側板部の正面側端部が、作業の対象となる水中構
造物の表面にほぼ隙間なく当接する形状をなす水中構造
物補修用止水箱を、前記背板部及び側板部の上端部が水
没しないように水中に降下させ、前記底板部及び側板部
の正面側端部を作業の対象となる水中構造物の表面に当
接させ、前記底板部、背板部及び側板部と、前記水中構
造物の表面とによって囲まれた空間内の水を外部に排出
することにより、ほぼ水のない作業空間を形成し、この
空間内で水中構造物の補修作業を行うことを特徴とする
ものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、補修の対象となる水中構造
物が鋼矢板の場合につき、図を用いて、本発明の実施の
形態をさらに詳細に説明するが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。すなわち、水中構造物は鋼矢板に限
定されず、また、止水箱の具体的な形状等は以下に示す
ものに限定されない。さらに、本明細書で言う「補修」
とは、溶接や塗装のような修繕作業のみならず、貝類等
や荒錆の除去、水中構造物の計測や状態の調査等、およ
そ水中構造物の保全に必要な一切の作業を含むものとす
る。
【0011】図1は、本発明の一実施形態である補修用
止水箱A(以下、単に止水箱Aともいう)を示す斜視図
であり、図2は、図1の止水箱Aの一部欠截平面図であ
り、図3は、図2のa−a線における、止水箱Aの使用
状態を示す模式断面図である。但し、図2では、止水箱
Aが鋼矢板に当接した状態を示していないが、図3は、
当接した状態を示している。
【0012】これらの図に示すように、止水箱Aは、ボ
トム(底板部)1、ボトム1上に立設された背板部2、
及び背板部2の両側部に設けられた側板部3,3’から
なり、正面(鋼矢板と接触する面)及び上面が開放され
た箱型を有している。
【0013】その内部には、相対向するように設置され
た側板部3,3’に掛け渡すようにして作業床4が設置
されている。また、ボトム1には、排水装置としての排
水ポンプ5が設置され、排水ポンプ5にはパイプ6が接
続されている。パイプ6は背板部2に沿って上下方向に
設置され、その上端部は背板部2の上端部から外部に突
出している。また、背板部2には、後述する取合いレバ
ーブロック等の連結手段11を係止するための係止部9
が二箇所に設けられている。
【0014】ボトム1及び側板部3,3’の正面側端部
には、図2等に示されたように、止水用弾性体7,8が
それぞれボルトとナット等からなる締結手段10により
締結固定され、これら止水用弾性体7,8は、そのほぼ
全体にわたって、補修しようとする鋼矢板23の表面に
ほぼ隙間なく当接する形状、言い換えれば、表面の凹凸
に嵌合し、かつ密着し得る形状を有している。ここで、
ボトム1及び側板部3,3’自体の正面側端部も、鋼矢
板23の表面にほぼ隙間なく当接し得る、同様の形状に
形成されているが、これらボトム1及び側板部3,3’
の正面側端部は鋼矢板23と直接には接触せず、止水用
弾性体7,8を介して接触し、この止水用弾性体7,8
によって水の侵入が防止され、外部と隔てられたほぼ水
のない空間が形成されるようなされている。
【0015】上記の構成を有する止水箱Aは、図3に示
すように、開放した正面が補修しようとする鋼矢板23
に当接するように水中に設置され、安全のために、連結
手段11を介して鋼矢板23と連結固定される。その
際、止水箱Aの位置は、上端部が満潮位Hよりも高い位
置に配され、下端部が干潮位Lよりも低い位置に配され
るように設定される。これにより、止水箱Aの各面と鋼
矢板23とによって囲まれた空間をほぼ水のないドライ
空間となすことができ、その中で鋼矢板23の補修作業
を行うことが可能となる。なお、図3において、符号2
1は岸壁、22は埋立部、Wは水位をそれぞれ示す。
【0016】より詳細には、上記のように、止水箱Aと
鋼矢板23との接触部であるボトム1と側板3,3’の
正面側端部には鋼矢板23に嵌合し、密着する形状に形
成された止水用弾性体7,8が装着されているので、止
水箱Aを目的とする場所に設置後、排水ポンプ5を始動
して鋼矢板23との間に形成された空間内の水を止水箱
Aの外部に排出すると、それに従い止水箱Aは自身にか
かる水圧により鋼矢板23に押し付けられ、弾性体7,
8を介して鋼矢板23に密着する。これにより、外部か
らの水の侵入はほとんどなくなるか、所定量以下に抑え
られる。内部の水が一旦なくなった後も、排水ポンプ5
を引き続き運転することにより、その後水が侵入しても
逐次排出されて、止水箱Aと鋼矢板23との間にはほと
んど水のないドライ空間が形成される。従って、作業者
は作業床4上で安全かつ快適に鋼矢板23の補修・補強
等の作業を行うことが可能となる。
【0017】上記した止水箱Aの製作及びこれを用いた
鋼矢板の補修作業は、より具体的には、例えば以下のよ
うな手順により行われる。
【0018】まず予め、補修しようとする鋼矢板23の
構造・精度・寸法、干満潮位等の必要な情報を調査収集
する。次に、止水箱1基当たりの鋼矢板の作業面積を決
定して、これらに基き、止水箱を設計、製作する。具体
的には、ボトム1、背板部2、側板部3等各部の寸法を
決め、組み立てる。その際、止水用弾性体7,8は、鋼
矢板の形状に沿う形状に切断し、ボトム1及び側板3の
正面側端部に、鋼矢板との間に隙間が生じないように取
り付ける。なお、鋼矢板は精度にバラツキがあるので、
止水箱Aは鋼矢板23への取り付けの際にある程度捻れ
るように組み立てることが好ましい。組み立て後、排水
ポンプ5、パイプ6、作業床4等をそれぞれ設置する。
【0019】なお、止水箱Aの素材としては、各種鋼板
等が用いられるが、水圧に耐え、安全性が確保されるよ
うに、十分な強度を有すると同時に、強度面での制約が
許す範囲内で柔軟性(弾性)を有し、ある程度撓んで鋼
矢板になじむものが好ましい。特に、鋼矢板23の表面
状態が悪い場合には、このような柔軟性を有する素材を
用いることで、漏水量をより減少させることができる。
【0020】また、止水用弾性体の形状等は、基本的に
は水の侵入を防止するという目的が達成できればどのよ
うなものでもよいが、ボトム等へ取り外し可能に装着さ
れ、かつ使用中には容易に外れるおそれがないことが望
ましい。図4は、そのような止水用弾性体の形状及び装
着方法の例を示す模式断面図である。図4において符号
31,34,37はボトム又は側板部を示し、32,3
5,38は止水用弾性体を示し、33,36は締結手段
を示している。上記実施例では、(a)に示すように、
止水用弾性体は平板状であって、ボルトとナットからな
る締結手段33により締結されているが、その形状を
(b)に示すようにボトム又は側板部34の正面側端部
壁面に沿って先端が屈曲したものとしてもよく、また
(C)に示すように、ボトム1及び側板部3の正面側端
部壁面に溝を設け、この溝に填め込むことにより装着さ
れるものとすることもできる。これら止水用弾性体の素
材としては、各種ゴム類や発泡樹脂が使用可能であり、
特にネオプレンゴムが好適に用いられる。止水用弾性体
の厚さ、突出寸法等は特に限定されず、その素材の特性
等に応じて漏水量が所定量以下となるように決定される
が、通常は数十mm程度(約10〜100mm)であ
る。
【0021】また、排水ポンプの能力は、止水箱の大小
等により適宜決定し、必要に応じて予備ポンプを設置す
ればよい。なお、本発明の実証試験で使用した排水ポン
プの能力は、主ポンプが20トン/時で、予備ポンプが
7トン/時であった。
【0022】さらに、止水箱の大きさは特に限定される
ものではないが、作業効率や安全性を考慮すると、高さ
約2〜3m、幅約2〜7m、奥行き約1〜1.5m程度
が適切であり、止水箱1基当たりの作業範囲の面積は約
20m程度が適切である。従って、施工予定範囲の総
面積が広い場合は、止水箱を大きくするよりも、止水箱
の台数を増やすことにより対応する方が好ましい。ま
た、漏水量(水の侵入量)は1時間当たり約10トン以
下に設定し、これに基づき、上記排水ポンプ容量を決定
する。
【0023】上記のようにして製作された止水箱Aを、
ロープ(図示せず)等で吊り下げて水中に降下させ、補
修しようとする鋼矢板23の表面に設置する。すなわ
ち、鋼矢板23にピース等の係止部24を溶接により設
け、この係止部24と止水箱Aに設けられた係止部9と
を連結手段11により連結することにより、止水箱Aを
鋼矢板23に連結固定する。その際、取合レバーブロッ
ク等の連結手段11の長さをレバー操作等により調節し
て、止水箱Aを引きつけて位置決めを行う。その後、形
成された空間内の排水を排水ポンプ5によって行う。
【0024】止水箱A内の水がほぼなくなれば、作業員
が止水箱Aに入って鋼矢板23の補修作業を開始する。
例えば、まず高圧洗浄で貝類等の海洋生物や鋼矢板の荒
錆の除去を行った後、施工面の目視観察、板厚計測、そ
の他必要な検査を行い、補修要領を決定し、施工する。
補修作業自体は、従来の鋼矢板の補修作業や同種の構造
物の補修作業に準じて、溶接、サンドブラスト、塗装等
の必要な作業を、陸上での作業と同様にして行えばよ
い。
【0025】補修工事完了後は、排水ポンプ5を停止
し、止水箱Aを移動させる。
【0026】なお、本発明の止水箱は上記に示したよう
な形状の鋼矢板のみならず、各種形状の鋼矢板や、さら
にパイプやH型鋼による鋼管杭の補修に適用することが
でき、ドッグゲートの補修にも好適に用いることができ
る。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、鋼矢板の点検、溶射・
ライニング・塗装等の各種補修作業を水のほとんどない
ドライ空間で行うことが可能となり、従来のようなダイ
バーによる作業は不要となる。それにより、作業の質が
向上し、特に、飛沫帯、干満帯、平均干潮位直下等の、
腐食が最も激しい部分に対し、陸上作業と同等の高品質
の施工ができるため、岸壁の大幅な延命が可能となる。
より具体的には、鋼矢板の状態観察や板厚計測が正確に
できるようになり、破孔部・板厚衰耗部の切替えや補強
工事も可能となり、塗装の下地処理や膜厚の調整等も行
うことができるようになるので、作業全般にわたって品
質の向上が可能となる。
【0028】また、作業時に回収した貝等の付着物や荒
錆、その他排出される産業廃棄物等を完全に回収でき、
環境を汚染しない。
【0029】さらに、潮汐干満の影響を受けずに作業で
きるという利点も有する。
【0030】従って、本発明によれば、従来のダイバー
による作業と比較して、工期の大幅な短縮が可能であ
り、作業の安全性も高く、かつコストも大きく削減でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である鋼矢板補修用止水箱
を示す斜視図である。
【図2】図1の鋼矢板補修用止水箱を示す一部欠截平面
図である。
【図3】図1の鋼矢板補修用止水箱の使用状態を示す模
式断面図である。
【図4】止水用弾性体の形状及び装着方法の例を示す模
式断面図である。
【符号の説明】
A……鋼矢板補修用止水箱 1……ボトム(底板部) 2……背板部 3,3’……側板部 4……作業床 5……排水ポンプ 6……パイプ 7,8,32,35,38……止水用弾性体 9……係止部 10,33,36……締結手段 11……連結手段 21……岸壁 22……埋立部 23……鋼矢板 24……係止部 31,34,37……ボトム又は側板部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼矢板等の水中構造物を補修するための、
    ほぼ水のない作業空間を形成する止水箱であって、 底板部と、この底板部上に立設された背板部と、この背
    板部の両側部に設けられた側板部とからなり、 前記背板部と相対向する面である正面が開放し、前記底
    板部及び側板部の正面側端部は、作業の対象となる水中
    構造物の表面にほぼ隙間なく当接する形状をなし、 前記背板部及び側板部の上端部が水没しないように止水
    箱を水中に降下させ、前記底板部及び側板部の正面側端
    部を作業の対象となる水中構造物の表面に当接させ、前
    記底板部、背板部及び側板部と、前記水中構造物の表面
    とによって囲まれた空間内の水を外部に排出することに
    より、ほぼ水のない作業空間が形成されるようになされ
    た、 鋼矢板等の水中構造物補修用止水箱。
  2. 【請求項2】前記底板部及び側板部の正面側端部には、
    止水用弾性体が装着されていることを特徴とする、請求
    項1に記載の水中構造物補修用止水箱。
  3. 【請求項3】前記底板部、背板部及び側板部と、前記水
    中構造物の表面とによって囲まれた空間内の水を排出す
    るための排水装置が設けられたことを特徴とする、請求
    項1又は2に記載の水中構造物補修用止水箱。
  4. 【請求項4】鋼矢板等の水中構造物の補修方法であっ
    て、 底板部と、この底板部上に立設された背板部と、この背
    板部の両側部に設けられた側板部とからなり、前記背板
    部と相対向する面である正面が開放し、前記底板部及び
    側板部の正面側端部が、作業の対象となる水中構造物の
    表面にほぼ隙間なく当接する形状をなす水中構造物補修
    用止水箱を、前記背板部及び側板部の上端部が水没しな
    いように水中に降下させ、 前記底板部及び側板部の正面側端部を作業の対象となる
    水中構造物の表面に当接させ、 前記底板部、背板部及び側板部と、前記水中構造物の表
    面とによって囲まれた空間内の水を外部に排出すること
    により、ほぼ水のない作業空間を形成し、 この空間内で水中構造物の補修作業を行うことを特徴と
    する水中構造物の補修方法。
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