JP2003341791A - タンク内の補修方法 - Google Patents

タンク内の補修方法

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JP2003341791A
JP2003341791A JP2003175645A JP2003175645A JP2003341791A JP 2003341791 A JP2003341791 A JP 2003341791A JP 2003175645 A JP2003175645 A JP 2003175645A JP 2003175645 A JP2003175645 A JP 2003175645A JP 2003341791 A JP2003341791 A JP 2003341791A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は埋設タンクや地上タンク、縦置き型
タンクの補修処理に関し、特に内壁にFRPを用いた施
工を行うタンク内の補修方法、及びその補修構造を提案
するものである。 【解決手段】 埋設タンクや、地上用タンク、縦置き型
タンクに形成された開口部を介して内部に入り、例えば
埋設タンク1のメンテナンスを行う際、埋設タンク1の
クリーニング処理の後、埋設タンク1の補修、改修を行
い、埋設タンク1内をFRP(プリプレグシート)11
によるライニング施工を行うものであり、このように構
成することにより、より確実な埋設タンク1の補修、修
正処理を行い、長期間使用可能な各種タンクを提供する
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は埋設タンクや地上タ
ンク、縦置き型タンク等の各種タンクの修理、改修に係
り、特にFRP(繊維強化複合材)を用いた各種タンク
の補修方法、及びその補修構造に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、ガソリンスタンド等において、油
貯蔵用地下タンクが広く使用されている。しかし、この
ような地下タンクは、長期間の使用により経年変化し、
腐蝕や孔蝕を生じる場合があり、油漏れ等の原因とな
る。しかしながら、一旦タンクを埋設した場合、地上か
ら埋設タンクの腐蝕や孔蝕を点検することは困難であ
る。
【0003】このため、従来埋設タンクや配管の油漏れ
を調べるため、加圧試験や減圧試験が採用されている。
例えば、タンクの給油管と吸引管のバルブを閉鎖し、ま
た通気管等の他の開口も閉鎖し、タンクを加圧又は減圧
し、腐蝕や孔蝕、油漏れ等の点検を行っている。
【0004】また、地下タンクに限らず、地上に設置さ
れた横置き型タンクや縦置き型タンクについても、長期
間の使用により腐蝕や孔蝕が生じることから、地下タン
クと同様、加圧試験や減圧試験を採用している。尚、特
許文献1には燃料タンクの補修方法が開示されている。
【0005】
【特許文献1】特開2002−211685号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のシステムに
おいては、検査用の治具を埋設タンクに合わせて制作し
なければならず、装置が大がかりになる。また、作業性
も悪い。
【0007】一方、今日埋設タンクの開口技術が向上
し、埋設後のタンクに開口を設け、当該開口部上にマン
ホールを形成してタンク内に侵入する方法が提案されて
いる。しかしながら、タンク内の作業手順や作業工程は
明らかではない。特に、FRP(繊維強化複合材)を使
用した埋設タンク内のライニング施工は知られていな
い。
【0008】本発明は、上記課題を解決するため、埋設
タンクに限らず、地上用タンク、縦置き型タンク内のF
RP施工を提案するものであり、更に開口からタンク内
に入った場合のタンクの修理点検処理についても提案す
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題は、前記請求項
1記載の発明において、地上に設置され、開口部を有す
るタンクであって、該開口部から入り、前記タンク内部
をクリーニングするクリーニング処理と、該クリーニン
グ処理後の前記タンク内を補修、改修する補修改修処理
と、該補修改修処理後のタンク内にFRPによるライニ
ング施工を行う処理とを行うタンク内の補修方法を提供
することによって達成される。
【0010】本発明は地上に設置されたタンクに関する
発明であり、地上に設置されたタンクに対し、タンク内
部をクリーニングし、クリーニング処理後の前記タンク
内を補修、改修する処理と、該補修改修処理後のタンク
内にFRPによるライニング施工を行う処理を行うもの
である。
【0011】このように構成することにより、地上に設
置されたタンクについても内壁にFRPによるライニン
グ施工が施され、タンクの修理、改修を確実なものとす
ることができる。
【0012】上記課題は、前記請求項2記載の発明にお
いて、地上に設置され、開口部を有するタンクであっ
て、該開口部から入り、前記タンク内部をクリーニング
するクリーニング処理と、該クリーニング処理後の前記
タンク内を補修、改修する補修改修処理と、該補修改修
処理後のタンク内にFRPによる塗布施工を行う処理と
を行うタンク内の施工方法を提供することによって達成
される。
【0013】本例は地上タンクに対して、補修改修処理
後の埋設タンク内にFRPによる塗布施工を行うもので
あり、塗布施工は、例えばFRPをブラシ等でタンク内
部に塗り、又はFRPをガンスプレー等でタンク内部に
吹き付け、FRPによる塗布施工を行う。
【0014】このように構成することによって、FRP
による施工が地上に設置されたタンクの内側に施され、
タンクの修理、改修を確実なものとすることができる。
上記課題は、前記請求項3記載の発明において、地上に
設置され、開口部を有する縦置き型タンクであって、該
開口部から入り、前記縦置き型タンク内部をクリーニン
グするクリーニング処理と、該クリーニング処理後の前
記縦置き型タンク内を補修、改修する補修改修処理と、
該補修改修処理後の前記縦置き型タンク内にFRPによ
るライニング施工を行う処理とを行うタンク内の補修方
法を提供することによって達成される。
【0015】本発明は地上に設置されたタンクであり、
更に縦置き型のタンクに関する発明であり、地上に設置
された縦置き型タンクに対し、タンク内部をクリーニン
グし、クリーニング処理後の前記タンク内を補修、改修
する処理と、該補修改修処理後の縦置き型タンク内にF
RPによるライニング施工を行う処理を行うものであ
る。
【0016】このように構成することにより、地上に設
置された縦置き型タンクについても内壁にFRPによる
ライニング施工を施すことができ、縦置き型タンクの修
理、改修を確実なものとすることができる。
【0017】上記課題は、前記請求項4記載の発明にお
いて、地上に設置され、開口部を有する縦置き型タンク
であって、該開口部から入り、前記縦置き型タンク内部
をクリーニングするクリーニング処理と、該クリーニン
グ処理後の前記縦置き型タンク内を補修、改修する補修
改修処理と、該補修改修処理後の縦置き型タンク内にF
RPによる塗布施工を行う処理とを行うタンク内の補修
方法を提供することによって達成される。
【0018】本例は地上タンクであり、縦置き型のタン
クに対して、補修改修処理後の埋設タンク内にFRPに
よる塗布施工を行うものであり、塗布施工は、例えばF
RPをブラシ等でタンク内部に塗り、又はFRPをガン
スプレー等でタンク内部に吹き付け、FRPによる塗布
施工を行う。
【0019】このように構成することによって、FRP
による施工が地上に設置された縦置き型タンクの内側に
施され、タンクの修理、改修を確実なものとすることが
できる。
【0020】上記課題は請求項5記載の発明によれば、
油分を含む排水が流れ込む排水溝であって、該排水溝の
内壁にFRP施工を施したFRP補修方法を提供するこ
とによって達成できる。
【0021】また、上記課題は請求項6記載の発明によ
れば、油分を含む排水が流れ込む排水溝に接続する油分
分離装置であって、該油分分離装置の内壁にFRP施工
を施したFRP補修方法を提供することによって達成で
きる。
【0022】請求項7の記載は、前記請求項5記載の発
明において、前記排水溝はコンクリートの溝にコの字型
鋼を配設した構成であり、該コの字型鋼の内壁にFRP
施工を行う構成である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。 <第1の実施形態>図1は、本実施形態のタンク内のラ
イニング施工構造を説明する図である。同図において、
1はガソリンスタンド等の地下に埋設された埋設タンク
であり、埋設タンク1には油(ガソリン)を入れる給油
管2、埋設タンク1から油(ガソリン)を吸引する際使
用する吸引管3、埋設タンク1の通気を行う通気管4、
及び不図示の油(ガソリン)の計量を行う計量口が設け
られている。また、埋設タンク1は地表から所定の深さ
の範囲内に埋設され、埋設タンク1の上にはコンクリー
ト5が施設されている。また、給油管2にはバルブ6が
設けられ、吸引管3にはバルブ7が設けられ、埋設タン
ク1の補修/改修作業の際、このバルブ6及び7を閉鎖
して行う。
【0024】以上の構成の埋設タンク1において、埋設
タンク1の開口処理を含むタンク内のFRPライニング
施工処理を説明する。先ず、埋設タンク1内の可燃ガス
の測定を行う。この処理は不図示の測定器によって内部
のガス濃度、漏れ油の有無のチェックを行う。ここで、
ガス濃度の異常や漏れ油等があれば直ちにこれを除去
し、埋設タンク内を安全な状態にする。
【0025】次に、上記処理によって埋設タンク内の安
全が確認されると、埋設タンク内の油(ガソリン)の抜
き取り作業を行う。この作業は、給油管2や吸引管3等
の配管の切り放し、給油計の取り外し作業を行い、サク
ションホースを挿入し、例えばエアー駆動ポンプ又は耐
圧防爆ポンプ等によってタンク内の油(ガソリン)を抜
き取る作業である。
【0026】次に、埋設タンク1内の水張り、及びオイ
ル吸収材の散布を行う。上記のようにタンク内の油を抜
き取った後、例えば給油管2から水を入れ埋設タンク1
内に水を張る。この水の量は、タンク容量の半分程度で
あり、水張り後、水が埋設タンクの真ん中付近にまで達
する程度である。上記水張り後、有機質オイル吸収材を
散布し、当該有機質オイル吸収材に浮油を吸収させる。
尚、油分を分離した水は、不図示の油水分離槽を介して
排水溝に放流する。
【0027】次に、埋設タンク及び各配管の水圧テスト
を行う。このテストは、上記浮き油の除去が終了した
後、埋設タンク内を満水状態にし、例えば水圧0、7K
g/mに昇圧し、埋設タンク及び給水管2、吸引管3の
水圧テストを行い、油の漏洩の有無を調査する。
【0028】次に、当該埋設タンクと各配管の縁切りを
行う。すなわち、埋設タンクに接続される全ての配管の
縁切りを行う。次に、埋設タンクに形成しようとする開
口部の墨だしを行い、仮囲いの設置を行う。尚、埋設タ
ンクに形成する開口の位置は、埋設タンクの構造図によ
って決定する。また、上記開口部の位置を墨だしした
後、その周囲を仮設防火塀によって覆う。
【0029】次に、埋設タンク上に形成されていたコン
クリート5を撤去し、掘削工事を行う。ここで、上記コ
ンクリート5の位置を図1において特に5’で示す。こ
の処理は、墨だしした線上に沿ってコンクリート掘削機
により、コンクリート5’を切断し、切断後、コンクリ
ートブレーカーにてコンクリート5’を砕き、埋設タン
ク1が表れるまで土砂8を掘り下げる。
【0030】次に、防触塗覆装を除去する。すなわち、
埋設タンク1の開口に合わせてタンクに施してある防触
塗覆装を除去する。次に、埋設タンク1の開口作業を行
う。この開口はエアーカッターで行い、開口作業が終了
すれば水封バスの取り外し作業を行う。図2は上述の一
連の作業後の埋設タンク1、及びその近傍の状態を示す
図である。尚、同図に示す9は開口部である。
【0031】上記のようにして開口作業が終了すると、
タンクのクリーニング作業を行う。タンクのクリーニン
グ作業は、埋設タンク1内の水をエアー駆動ポンプ、又
は耐圧防爆ポンプによってくみ出し、油水分離槽を介し
て放流する。そして、水抜き後、埋設タンク1内部のス
ラッジに有機質オイル吸収材を散布し、更にその表面に
6%の乳化溶液を加え、揮発性ガスの発生を極端に低く
抑え、埋設タンク1内部の洗浄汚水と共に一括して処分
する。
【0032】上記のようにして埋設タンク1内部のクリ
ーニング作業が終了すると、埋設タンク1内部の点検を
行う。先ず、埋設タンク1内部を目視点検する。この目
視点検は、埋設タンク1内部全般に渡り、サンドブラス
ト又はワイヤーブラシでパフ掛けを行い、タンク本体の
地肌を現しながら行う。
【0033】次いで、埋設タンク1内部全般に渡り目視
点検を行い、腐蝕、傷、治具痕等の位置、数量等を点検
する。ここで、孔触測定は目視等によって発見された孔
触部の深さ、位置、数量等をチェックする。また、板厚
測定は超音波厚み測定器により、シェル、鏡板等、内部
全体の板厚測定を行う。
【0034】浸透探傷検査は、タンク内部全般の溶接
線、ノズルネック溶接部、及び目視点検によるワレ等の
損傷部分の浸透探傷検査を行う。次に、タンクの補修、
改修処理を行う。タンク内部の点検、検査の結果、何ら
かの修理が必要とされる場合、修理部材の選定、改修方
法、保全対策等、工期を含めた総合判断のもと、その状
況に応じて以下の如く具体的な改修計画を立てる。すな
わち、当板溶接、肉盛溶接、防触コーティング、その他
有効な方法による改修計画を立て、実行する。
【0035】次に、タンク内側のFRPライニング施工
を行う。このタンク内のライニング施工は、先ずサンド
ブラストを行い、その後プライマー塗装を実施する。そ
して、プライマー塗装後、FRPのプリプレグシートを
用い、所定のプライス数を積層し、紫外線を照射し硬化
させる。
【0036】図3及び図4は上記タンク内のライニング
施工処理を具体的に示す図であり、埋設タンク1の断面
図である。埋設タンク1は鋼板で構成され、前述のよう
に所定の補修が施されている。この埋設タンク1の内側
にFRPのプリプレグシートを貼る。ここで、FRP
(繊維強化複合材)は、例えばプラスチック、金属、ゴ
ム等を高強度繊維で補強した複合材であり、ガラス繊維
複合材や炭素繊維複合材などが使用できる。
【0037】以下、具体的なFRPの貼着方法について
説明する。先ず、上述のように下地にプライマー塗装を
行った後、埋設タンク1の内面の所定位置を起点として
プリプレグシート11を貼っていく。すなわち、図3に
示すように、断面形状を示す埋設タンク1内の位置10
aを起点としてFRP(プリプレグシート)11をタン
ク1の内側に沿って、反時計方法回りに240°貼り進
め、、位置10bまで貼る。
【0038】また、FRP(プリプレグシート)11に
は予め接着剤が塗布されており、FRP(プラスチック
シート)11を剥がして使用し、埋設タンク1の内面へ
の貼着の際には、埋設タンク10の内面とFRP(プリ
プレグシート)11間に気相が生じないように貼着す
る。また、上述のFRP(プリプレグシート)11の貼
着作業は、埋設タンク1の長手方向の一端から他端まで
順次行う。このようにして、埋設タンク1の中層、及び
下層の240°の範囲にFRP(プリプレグシート)1
1が貼着される。
【0039】このようにして、埋設タンク1の中層、下
層に対するFRP(プリプレグシート)11の貼着が完
了すると、次に埋設タンク1の上層の貼着処理を行う。
図4は埋設タンク1の上層の貼着処理を説明する図であ
る。同図に示すように、上述の処理によって位置10a
〜位置10bの間を除いてFRP(プリプレグシート)
11が貼着されている。したがって、この間にFRP
(プリプレグシート)11を貼るべく、FRP(プリプ
レグシート)11の貼着開始位置を10bとし、FRP
(プリプレグシート)11を貼着終了位置10aまで貼
っていく。
【0040】すなわち、FRP(プリプレグシート)1
1を反時計方向回りに貼着し、埋設タンク1の上層の1
20°の範囲にFRP(プリプレグシート)11を貼着
する。
【0041】以上のように貼着処理を行うことによっ
て、埋設タンク1の内周面には全面にFRP(プリプレ
グシート)11が貼着される。そして、最後に上述のF
RP(プリプレグシート)11に紫外線を照射し、FR
P(プリプレグシート)11を硬化させる。
【0042】その後、マンホールの取り付け作業等を行
い、点検口の取り付け完了後、埋設タンク1の全ての開
口部を密封した後、気密テストを行い復旧工事を行う。
以上のように、本実施形態によれば、埋設タンク1の開
口部9からタンク内部に入り、図3及び図4に示すFR
Pのライニング施工処理を行い、埋設タンク1の補修、
改修を行うので、埋設タンクの腐蝕や孔蝕、油漏れ等を
確実に補修することができる。
【0043】また、本例による補修、改修後、埋設タン
ク1は経年劣化するが、その劣化の進行はFRPの施工
によって遅くなり、埋設タンク1を長期間使用すること
が可能になる。
【0044】尚、本例の説明ではFRP11を中、下層
の240°の施工を行ったが、必ずしも240°でなく
てもよい。また、上層の施工についても残りの範囲に施
工するようにしてもよい。
【0045】また、上述の実施形態の説明では、FRP
によるライニング施工について説明したが、FRPをブ
ラシ等を使用してタンクの内壁に塗布する処理や、FR
Pをタンクの内壁に吹き付ける処理を行い、埋設タンク
内にFRPの層を形成する構成としてもよい。
【0046】ここで、FRPをブラシ等を使用してタン
クの内壁に塗布する処理は、例えば作業者がロールブラ
シや刷毛ブラシを持ちタンクの内壁にFRPを塗布する
処理である。また、FRPをタンクの内壁に吹き付ける
処理は、例えば作業者がコンプレッサーによって加圧さ
れたガンスプレーを持ち、流状FRPをタンクの内壁に
吹き付ける処理である。
【0047】このように処理することによっても、埋設
タンク1の内壁にFRPの層を形成することができ、埋
設タンクの修理、改修を確実に行うことができる。 <第2の実施形態>次に、本発明の第2の実施形態につ
いて説明する。
【0048】本例はタンクとして埋設タンクではなく、
地上タンクについて説明するものである。図5は地上に
配設されたタンクの例であり、タンク21には例えば灯
油等が収納されている。また、タンク21は鋼製の地上
タンクであり、タンク21には検知管22、注給油部2
3、メンテナンス開口部24が設けられている。ここ
で、検知管22はタンク21に収納された灯油の液面を
検知する管であり、検知センサ25を使用して、タンク
21に収納された灯油の量を検知する。また、注給油部
23はタンク21に灯油を注入し、またタンク21から
灯油を取り出す開口部である。また、メンテナンス開口
部24はタンク21内の腐蝕等を補修し、修正するため
に使用する開口である。
【0049】上記構成のタンク21は地上用であり、例
えばビルの屋上や工場内、工場の敷地内に設置されてい
る。しかし、経年使用によって腐蝕や孔蝕が生じ、灯油
漏れ等の危険がある。したがって、地下埋設タンクと同
様確実なメンテナンスが必要である。
【0050】そこで、本例では地上用のタンク21につ
いても、タンク21の内側にFRP加工を施すものであ
る。以下、具体的に処理工程を説明する。尚、本例にお
いては、地下タンクと異なり、地上に設置されるタンク
であるので、舗装の撤去や掘削作業は不要である。
【0051】先ず、タンク21内の可燃ガスの測定を行
い、内部のガス濃度、漏れ油の有無のチェックを行う。
次に、タンク21内の安全が確認されると、タンク21
内の油の抜き取り作業を行う。この作業は、検知管22
の取り外し、注給油部23から例えばホースを挿入し、
タンク21内の灯油を抜き取る。
【0052】次に、前述と同様タンク21内に水を張
り、オイル吸収材を散布する。次に、タンク21及び各
配管の水圧テストを行う。尚、配管が地上部に存在する
場合、この水圧テストを省いてもよい。
【0053】次に、タンク21の開口作業を行う。ここ
で、タンク21に開口部がない場合、タンク21に開口
を形成するが、本例では既にメンテナンス開口部24が
形成されているので、例えばボルトを外し、蓋を開ける
ことによってタンク21を開口することができる。
【0054】次に、前述と同様タンク21内のクリーニ
ング作業を行い、タンク21内の点検を行う。次に、タ
ンク21の補修、改修処理を行う。尚、この場合、修理
部材の選定、改修方法、保全対策等、工期を含めた総合
判断のもと、その状況に応じて具体的な改修計画を立て
る。
【0055】ここで、タンク21内側のFRPライニン
グ施工を行うものとする。このタンク内のライニング施
工は、先ずサンドブラストを行い、その後プライマー塗
装を実施する。そして、プライマー塗装後、FRPのプ
リプレグシートを用い、所定のプライス数を積層し、紫
外線を照射し硬化させる。
【0056】具体的な作業方法は前述の図3及び図4で
説明した方法である。すなわち、上述のように下地にプ
ライマー塗装を行った後、タンク21の内面の所定位置
を起点としてFRPを貼っていく。FRPには予め接着
剤が塗布されており、FRPを剥がして使用し、タンク
21の内面への貼着の際には、タンク21の内面とFR
P間に気相が生じないように貼着する。
【0057】以上のように貼着処理を行うことによっ
て、タンク21の内周面には全面にFRPが貼着され、
最後に上述のFRPに紫外線を照射し、FRPを硬化さ
せる。その後、復旧作業を行い、例えば点検口の取り付
け作業、タンク21の全ての開口部の密封作業、メンテ
ナンス開口部24の蓋締め作業を行う。
【0058】以上のように処理することによって、地上
用のタンク21についてもFRPの貼着を行うことがで
き、タンク21の腐蝕や孔蝕、油漏れ等を確実に補修す
ることができる。また、本例による補修、改修後、タン
ク21は経年劣化するが、その劣化の進行はFRPの施
工によって遅くなり、タンク21をより長く使用するこ
とができる。
【0059】尚、本例においてはタンクに灯油を収納す
る構成としたが、灯油に限るものではない。また、本例
においても、FRPによるライニング施工について説明
したが、FRPをブラシ等を使用してタンクの内壁に塗
布する処理や、FRPをタンクの内壁に吹き付ける処理
を行い、地上に設けられたタンク内にFRP層を形成す
る構成としてもよい。
【0060】このように処理することによっても、タン
ク21の内壁にFRP層を形成することができ、地上に
配設されたタンクの修理、改修を確実に行うことができ
る。 <第3の実施形態>次に、本発明の第3の実施形態につ
いて説明する。
【0061】本例もFRPを使用する地上用タンクの補
修、改修に関する。但し、本例においては図6に示すよ
うに縦置き型のタンクに関する。同図において、縦置き
型のタンク26は後述するアスファルトサンド層上に載
置されている。
【0062】また、タンク26内には前述と同様、灯油
が収納されている。また、本例の縦置き型のタンク26
の場合にも、上面に検知管27、注給油部28が設けら
れている。また、タンク26の底部にはアニュラ板(底
板)26aが配設され、アニュラ板(底板)26aと側
板26bの接合部26cは、図7に示す構成である。
【0063】図7は上記接合部26cの拡大図であり、
アニュラ板(底板)26aと側板26bは溶接26dに
よって固設されている。また、この溶接26dはアニュ
ラ板(底板)26aと側板26bの接合部26cに沿っ
て円周状に施工されている。
【0064】また、アニュラ板(底板)26aは外側に
延設され、延設部26a’には一定の角度の傾斜(テー
パ)が設けられている。この延設部26a’は、雨水の
侵入を防止するために設けられている。
【0065】尚、タンク26はアスファルトサンド層2
9上に載置されている。また、上記アニュラ板(底板)
26aと側板26bの接合部26c付近が外部からの雨
水の侵入やタンクの沈下等によって最も腐蝕し易く、本
例においてはこの部分にもFRPが配設されている。
【0066】以下、本例の処理を説明する。先ず、前述
と同様縦置き型タンク26内の可燃ガスの測定を行い、
内部のガス濃度、漏れ油の有無のチェックを行う。次
に、上記処理によって縦置き型タンク26内の安全が確
認されると、縦置き型タンク26内の油の抜き取り作業
を行う。この作業は、検知管27の取り外し、注給油部
28からホースを挿入し、縦置き型タンク26内の灯油
を抜き取る。
【0067】次に、縦置き型タンク26内に水を張り、
オイル吸収材を散布する。次に、縦置き型タンク26の
水圧テストを行う。次に、タンク26の開口作業を行
う。ここで、本例のように縦置き型タンク26に開口部
がない場合、縦置き型タンク26に開口を作成する。こ
の場合、縦置き型タンク26の上面に開口を形成する。
また、この開口は、少なくても人ひとりがタンク内に入
れる開口である。
【0068】次に、前述と同様縦置き型タンク26内の
クリーニング処理を行い、縦置き型タンク26内の点検
を行う。次に、縦置き型タンク26の補修、改修処理を
行う。この場合も、縦置き型タンク26内部の点検、検
査の結果から修理が必要とされる範囲や、修理部材の選
定、改修方法、保全対策等を含めた総合判断に従って実
行される。
【0069】本例においても、縦置き型タンク26の内
側にFRPライニング施工を行うものとする。この縦置
き型タンク26のライニング施工は、先ずサンドブラス
トを行い、その後プライマー塗装を実施する。そして、
プライマー塗装後、FRPのプリプレグシートを用い、
所定のプライス数を積層し、紫外線を照射し硬化させ
る。
【0070】ここで、本例においては、前述の埋設タン
ク1や地上タンク21の場合と異なり、縦置き型タンク
26の内周にFRP(プリプレグシート)を貼着する。
この場合、縦置き型タンク26の上部内周から貼着処理
を行い、順次下方に貼着箇所を移動する。そして、最後
にアニュラ板(底板)26aと側板26bの接合部26
cに沿ってFRP(プリプレグシート)30を貼着す
る。この場合にも、RPには予め接着剤が塗布されてお
り、FRPを剥がして使用し、接合部26c(溶接部2
6d)への貼着の際には、接合部26c(溶接部26
d)とFRP間に気相が生じないように貼着する。
【0071】以上のように貼着処理を行うことによっ
て、縦置き型タンク26の内周面には全面にFRPが貼
着され、最後に上述のFRPに紫外線を照射し、FRP
を硬化させる。
【0072】その後、復旧作業を行い、点検口の取り付
け作業、縦置き型タンク26の全ての開口部の密封作業
を行う。以上のように、本実施形態によれば縦置き型の
地上タンク26についてもFRPの貼着を行うことがで
き、縦置き型タンク26の腐蝕や孔蝕、油漏れ等を確実
に補修することができる。
【0073】特に、縦置き型タンク26において問題と
なる接合部26dの貼着を確実に行うことができ、接合
部26cにおける亀裂や腐蝕を確実に防止することがで
きる。また、本例のアニュラ板(底板)26aには延設
部26a’が設けられ、この延設部26a’には一定の
角度の傾斜(テーパ)が形成され、雨水の侵入を確実に
防止することができる。
【0074】尚、本例においてもタンクに灯油を収納す
る構成としたが、灯油に限るものではない。また、本例
においても、FRPによるライニング施工について説明
したが、FRPをブラシ等を使用してタンクの内壁に塗
布する処理や、FRPをタンクの内壁に吹き付ける処理
を行い、縦置き型タンク内にFRPの層を形成する構成
としてもよい。
【0075】<第4の実施形態>次に、本発明の第4の
実施形態について説明する。本例は、ガソリンスタンド
等の危険物取扱施設に設けられた排水溝や油水分離装置
の内壁にFRPを施設する構成である。
【0076】例えば、ガソリンスタンドでは、車への給
油やオイル交換、洗車や地下タンクへの注油等が常時行
われ、油分を含む排水が排水溝に流れ込む。このため、
上記のような施設では油水分離装置を使用し、排水から
油分を分離し、例えば下水本管へ排出している。このた
め、排水溝や油水分離装置に亀裂や破損等の損傷がある
場合、油分は土壌に浸透し、土壌汚染や地下水汚染の原
因になる。
【0077】そこで、本例では油水分離装置や排水溝の
内壁にFRPを施設し、土壌や地下水の汚染を防止し、
環境保全を図ることを目的とする。以下、具体的に説明
する。
【0078】図8は本例のFRPの施設を行う油水分離
装置の斜視図である。同図において、油水分離装置33
は排水の流入管34と排出管35を有し、コンクリート
製又は鋼板製の外壁で構成されている。また、油水分離
装置33は三槽で構成され、第1槽33aの側面に上記
流入管34が取り付けられ、第3槽33cの側面に上記
排出管35が取り付けられ、第1槽33aと第2槽33
b間には中継パイプ36が配設され、第2槽33bと第
3槽33c間には中継パイプ37が配設されている。
尚、流入管34の他端は後述する排水溝に接続され、排
出管35の他端は不図示の下水本管に接続されている。
【0079】流入管34を通して供給される油分を含む
排水は、先ず第1槽33aに流入し、第1槽33aに溜
まる。この時水は下方に溜まり、油分は浮く。したがっ
て、第1槽33aの壁面の上方に設置された栓38aか
ら定期的に油分を抜くことができる。一方、第1槽33
aに溜まった排水は、更に中継パイプ36を通して第2
槽に流れ込み、第1槽33aと同様、水は下方に溜まり
油分は浮く。したがって、第2槽33bの壁面の上方に
設置された栓38bから定期的に油分を抜くことができ
る。さらに、第2槽33bに溜まった排水は、中継パイ
プ37を通して第3槽33cに流れ込み、第3槽33c
内で油分が浮く。したがって、第3槽33cの壁面の上
方に設置された栓38cから定期的に油分を抜くことが
できる。
【0080】以上のようにして完全に油分が除去された
排水が排出管35から下水本管に送られる。このような
構成の油分分離装置33において、各槽の内壁39a〜
39cにFRP施工を行う。
【0081】本例の場合、ライニング施工であり、各槽
の内壁39a〜39cにFRPを貼着する。また、本例
の場合、FRPはプリプレグサンシートであり、各槽の
内壁39a〜39cに沿って貼着する。また、油分分離
装置33内の水位は中継パイプ36、37下部である
が、本例においては内壁39a〜39cの上端まで貼着
する。また、既存の油水分離装置の場合、一度排水を抜
き取った後、下部をFRP貼着する。尚、プレハブ式の
油水分離装置の場合、現場で工事を行う前にFRP貼着
施工を行うことも可能である。
【0082】尚、本例においても、ライニング施工に限
らず、FRPをブラシ等を使用して油水分離装置33の
内壁に塗布する方法や、FRPを油水分離装置33の内
壁に吹き付ける処理を行い、油水分離装置33の内壁に
FRP層を形成する構成としてもよい。
【0083】このように構成することにより、油水分離
装置33からの油分の流出を防止することができ、土壌
汚染や地下水の汚染を防止し、環環保全を図ることがで
きる。
【0084】一方、図9は排水溝にFRP施工を行う例
を説明する図であり、排水溝の断面図である。尚、排水
溝の場合、以下に示す各種構造の排水溝が採用されてい
る。例えば、図9(a)はコンクリートと縁石ブロック
を使用した例であり、コンクリート40の内側に縁石ブ
ロック41を設け、排水溝の下面を防水モルタル42で
敷設した構造である。また、同図(b)はコンクリート
43と防水モルタル44によって排水溝を構成する。
【0085】さらに、同図(c)は、コの字型鋼を使用
する排水溝であり、コンクリート45によって形成した
溝にコの字型鋼46を固設し、蓋47を設けた構造であ
る。また、同図(d)はコンクリート48によって形成
した溝にコの字型鋼49を固設した構造である。
【0086】以上の構造を有する排水溝にFRP施工を
行うと、同図(e)又は(f)に示す構成となる。すな
わち、同図(e)は上記同図(a)の排水溝にFRP施
工を施す構成であり、縁石ブロック41及び防水モルタ
ル42の上面にFRP50が施工される。また、同図
(f)は上記同図(d)の排水溝にFRP施工を施す構
成であり、コの字型鋼49の内壁にFRP51が施工さ
れる。
【0087】尚、本例においても、ライニング施工に限
ることなく、FRPをブラシ等を使用して縁石ブロック
やコの字型鋼の上に塗布する方法や、FRPを吹き付け
る処理を行い、FRP層を形成する構成としてもよい。
【0088】また、図示しないが、上記同図(b)や
(c)の排水溝にFRP施工を行う場合にも同様に行う
ことができる。このように構成することにより、防水モ
ルタル等の亀裂や、損傷、腐蝕等があっても、FRPに
よって油分の流出が阻止できる。
【0089】尚、図10は洗車ピットにFRP施工を施
す例であり、洗車ピット53の外壁の内側全面にFRP
施工54を施す構成である。この場合、洗車ピット53
の外壁はコンクリート55によって形成され、蓋56が
配設されている。
【0090】このように洗車ピット53を構成すること
によっても、コンクリート55の亀裂、損傷、腐蝕等か
ら油流出を阻止できる。
【0091】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
タンク内をFRPによってライニング施工を行うので、
確実な埋設タンクの修理、補修を行うことができる。し
たがって、その後の埋設タンクの使用期間を延ばすこと
が可能になる。
【0092】また、FRPによってライニング施工を行
うタンクを地下タンクや、地上用タンク、縦置き型タン
クに施すことによって、より広い範囲のタンクに採用す
ることができる。
【0093】また、タンク内壁へのFRPの施工を各種
方法によって行うことにより、より施工し易い作業を選
択することが可能となる。さらに、本発明によれば、油
水分離装置や排水溝の内壁にFRPを施設し、土壌や地
下水の汚染を防止し、環境保全を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態を説明する埋設タンクの断面図
である。
【図2】タンク開口後の第1の実施形態の埋設タンクの
断面図である。
【図3】タンク内のFRPライニング施工工程を説明す
る図である。
【図4】タンク内のFRPライニング施工工程を説明す
る図である。
【図5】第2の実施形態を説明する埋設タンクの断面図
である。
【図6】第3の実施形態を説明する埋設タンクの断面図
である。
【図7】第3の実施形態を説明する埋設タンクの接合部
付近の断面拡大図である。
【図8】第3の実施形態を説明する油分分離装置の断面
図である。
【図9】第3の実施形態を説明する各種排水溝の断面図
である。
【図10】第3の実施形態を説明する洗車ピットの断面
図である。
【符号の説明】
1 埋設タンク 2 給油管 3 吸引管 4 通気管 5 コンクリート 6、7 バルブ 8 土砂 9 開口部 10a、10b 位置 11 FRP(プリプレグシート) 21 タンク 22 検知管 23 注給油部 24 メンテナンス開口部 25 縦置き型タンク 25a アニュラ板(底板) 25b 側板 25c 接合部 25d 溶接部 25a’ 延設部 27 検知管 28 注給油部 29 アスファルトサンド層 30 FRP 33 油水分離装置 33a 第1槽 33b 第2槽 33c 第3槽 34 流入管 35 排出管 36、37 中継パイプ 38a〜38c 栓 39a〜39c 内壁 40 コンクリート 41 縁石ブロック 42 防水モルタル 43 コンクリート 44 防水モルタル 45 コンクリート 46 コの字型鋼 47 蓋 48 コンクリート 49 コの字型鋼 50 FRP 51 FRP 53 洗車ピット 54 FRP施工 55 コンクリート 56 蓋 57 洗車ピット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上に設置され、開口部を有するタンク
    であって、 該開口部から入り、前記タンク内部をクリーニングする
    クリーニング処理と、 該クリーニング処理後の前記タンク内を補修、改修する
    補修改修処理と、 該補修改修処理後のタンク内にFRPによるライニング
    施工を行う処理と、を行うことを特徴とするタンク内の
    補修方法。
  2. 【請求項2】 地上に設置され、開口部を有するタンク
    であって、 該開口部から入り、前記タンク内部をクリーニングする
    クリーニング処理と、 該クリーニング処理後の前記タンク内を補修、改修する
    補修改修処理と、 該補修改修処理後のタンク内にFRPによる塗布施工を
    行う処理と、 を行うことを特徴とするタンク内の補修方法。
  3. 【請求項3】 地上に設置され、開口部を有する縦置き
    型タンクであって、 該開口部から入り、前記縦置き型タンク内部をクリーニ
    ングするクリーニング処理と、 該クリーニング処理後の前記縦置き型タンク内を補修、
    改修する補修改修処理と、 該補修改修処理後の前記縦置き型タンク内にFRPによ
    るライニング施工を行う処理と、 を行うことを特徴とするタンク内の補修方法。
  4. 【請求項4】 地上に設置され、開口部を有する縦置き
    型タンクであって、 該開口部から入り、前記縦置き型タンク内部をクリーニ
    ングするクリーニング処理と、 該クリーニング処理後の前記縦置き型タンク内を補修、
    改修する補修改修処理と、 該補修改修処理後の縦置き型タンク内にFRPによる塗
    布施工を行う処理と、 を行うことを特徴とするタンク内の補修方法。
  5. 【請求項5】 油分を含む排水が流れ込む排水溝であっ
    て、該排水溝の内壁にFRP施工を施したことを特徴と
    するFRP補修方法。
  6. 【請求項6】 油分を含む排水が流れ込む排水溝に接続
    する油分分離装置であって、該油分分離装置の内壁にF
    RP施工を施したことを特徴とするFRP補修方法。
  7. 【請求項7】 前記排水溝はコンクリートの溝にコの字
    型鋼を配設した構成であり、該コの字型鋼の内壁にFR
    P施工を行うことを特徴とする請求項5記載のFRP補
    修方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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