JP2003211744A - 印刷制御装置及び印刷制御方法 - Google Patents

印刷制御装置及び印刷制御方法

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JP2003211744A
JP2003211744A JP2002014640A JP2002014640A JP2003211744A JP 2003211744 A JP2003211744 A JP 2003211744A JP 2002014640 A JP2002014640 A JP 2002014640A JP 2002014640 A JP2002014640 A JP 2002014640A JP 2003211744 A JP2003211744 A JP 2003211744A
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Minoru Kobegawa
実 神戸川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バンドメモリを使用しない構造であって、印
刷面が決定していない状態でも印刷情報の圧縮処理及び
スプール処理をすることができる印刷制御装置及び印刷
制御方法を提供する。 【解決手段】 本発明は、印刷媒体に印刷情報を形成す
る印刷部17に接続可能な印刷制御装置100である。
印刷制御装置100には、入力部18から入力された印
刷情報から、CPU12において印刷情報を印刷媒体上
に形成する印刷条件が取得される。その印刷条件に基づ
いて、印刷情報を先頭のデータから走査順に、又は、印
刷情報を後端のデータから逆走査順に圧縮回路14で圧
縮される。さらに、圧縮された印刷情報は、伸張回路1
5によって伸張され、印刷部17に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ページプリンタの
印刷部に印刷情報を出力するために用いて好適な印刷制
御装置及び印刷制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ページプリンタとして主流であるレーザ
プリンタにおける印刷部は、一定速度で紙等の印刷媒体
上に画像を形成する。そのため、ページプリンタのコン
トローラ部は、印刷部の動作に同期させて印刷情報(画
像データ)を印刷部へ送信しなければならない。これ
は、印刷情報の送信が印刷部の印刷動作に間に合わない
場合、形成される画像がくずれてしまうオーバーランと
呼ばれる不具合が発生するためである。
【0003】そこで、1ページ分の画像データを作成し
た後に印刷動作を開始することが、オーバーランを防ぐ
ために有効である。しかし、一般的に、搭載メモリを削
減するためにバンディング方式と呼ばれる印刷制御方式
が主流となっている。この方式では、印刷される印刷情
報を複数のバンドに分割して管理し、バンドごとの印刷
情報をソートし、一旦、中間的な言語形式に変換する
(以降、このバンドごとの中間的な言語形式の印刷情報
を「中間データ」と称す)。この中間データは、専用回
路により高速でメモリに格納することが可能なプリミテ
ィブ形式のデータである。
【0004】従来の印刷制御装置は、印刷部の印刷動作
に同期させて専用回路を用いることにより、中間データ
から画像データを生成する。しかし、バンドごとの印刷
情報が複雑である場合は、依然としてオーバーランが発
生する確率が高い。そこで、この種のオーバーランの発
生確率を減少するためにさらに工夫されたものとして、
印刷情報を一旦圧縮して装置内のバッファ等に記憶さ
せ、印刷時に圧縮済の印刷情報を伸張して、伸張した画
像データを印刷部へ送信する印刷制御装置がある。図9
は、従来の印刷制御装置の構成の一例を示すブロック図
である。図9に示すような印刷制御装置を用いて印刷制
御をすることにより、圧縮された印刷情報を複数バンド
分保持することが可能となるので、それが緩衝バッファ
として働き、一時的に印刷情報の送信速度が印刷部にお
ける印刷速度を下回ってもオーバーランが発生しない。
【0005】ここで、図9に示す構成の従来の印刷制御
装置の動作例について説明する。ます、ホストコンピュ
ータ300から送信された印刷情報が、入力部18を用
いて印刷制御装置100に入力される。入力された印刷
情報は、RAM19内の受信データバッファ21に格納
される。入力された印刷情報は、CPU12の制御によ
って中間データに変換され、中間データバッファ22に
格納される。さらに、その中間データは描画回路30に
よってバンドごとにバンドデータ(画像データ)に変換
され、バンドデータバッファ23又は26に格納され
る。各画像データに対して圧縮回路14によって圧縮処
理が施され、圧縮データバッファ24に格納される。さ
らに、伸長回路15は、この圧縮された画像データを伸
張し、印刷部17へ送信される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
印刷制御装置100では、伸張された画像データを印刷
部に送信するためにバンドメモリ31を必要とした。さ
らに、このバンドメモリ31は、2バンド分の容量が必
要とされた。これは、あるバンドの画像データを格納し
た後、次のバンドの画像データを格納する動作と並行し
て、直前に格納した画像データを先頭から順次読み取っ
て印刷部17へ送信するためである。
【0007】一般に、印刷部17において裏面印刷をす
る場合、印刷部17内の印刷動作は表面印刷時の動作と
逆に進行させる。そのため、裏面印刷をする場合、1バ
ンドとして1ページ分の画像データを180度回転させ
たものを印刷部17に転送する必要がある。すなわち、
裏面印刷時は、裏面印刷される1ページ分の画像データ
を先頭からではなく、最後尾から先頭へと順に読み取っ
た画像データを印刷部17へ送信する必要がある。した
がって、裏面印刷される画像データは、その読み出し開
始時には完全に伸張されている必要がある。それゆえ、
バンドメモリ31は、2バンド分の容量が必要とされ
る。
【0008】また、2バンド分の容量を有するバンドメ
モリ31に格納された画像データの反転を行わないで、
最初から反転された画像データを生成する方法も考えら
れる。しかし、このような構成の印刷制御装置の場合、
印刷面が決定した後でなければ中間データを画像データ
に変換する処理ができないといった問題が生じる。これ
は、印刷部に送信するための画像データの構造は、印刷
面によって反転するためである。
【0009】また、セキュリティ等の目的で画像データ
を印刷装置内に一旦圧縮して保管し、ユーザの都合に合
った時期に印刷処理をする場合、その場で保管されてい
る画像データに対応する印刷形式(両面/片面)の変更
を後からできないという問題も生じる。
【0010】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたものであり、バンドメモリを使用しない構造であっ
て、印刷面が決定していない状態でも印刷情報の圧縮処
理及びスプール処理をすることができる印刷制御装置及
び印刷制御方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、印刷媒体に印刷情報を形成する印刷手段
に接続可能な印刷制御装置であって、前記印刷情報を入
力する入力手段と、前記印刷情報を前記印刷媒体上に形
成する印刷条件を取得する取得手段と、前記印刷条件に
基づいて、前記印刷情報を先頭のデータから走査順に圧
縮する第1の圧縮手段と、前記印刷条件に基づいて、前
記印刷情報を後端のデータから逆走査順に圧縮する第2
の圧縮手段と、圧縮された印刷情報を伸張して前記印刷
手段に供給する伸張手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
一実施形態による印刷制御装置について説明する。
【0013】<第1の実施形態>図1は、本発明の一実
施形態による印刷制御装置及びその周辺の構成を示すブ
ロック図である。図1においては、印刷制御装置10
0、操作部150及び印刷部17を備えるプリンタ20
0に、ホストコンピュータ300が接続されている。図
1におけるホストコンピュータ300は、CPU、RA
M、ハードディスク(HD)、キーボード、CRTディ
スプレイ、及びプリンタ200との通信制御を行うイン
タフェースコントローラ等から構成される。
【0014】印刷制御装置100は、CPU12,RO
M13、RAM19、入力部18、印刷部I/F16、
伸張回路15、描画回路30、圧縮回路14及びそれら
に接続したCPUバス20から構成される。
【0015】CPU12は、印刷制御装置100用の中
央演算処理装置であって、ROM13に記憶された制御
プログラム等に基づいてアドレスバス及びデータバス等
から成るCPUバス20に接続される各種装置とのアク
セスを総括的に制御し、印刷部I/F16を介して接続
される印刷部17に画像データを出力させる。また、C
PU12は、入力部18を介してホストコンピュータ3
00との通信が可能となっており、プリンタ200内の
情報等をホストコンピュータ300に通信することが可
能である。
【0016】ROM13は、複数の領域に分かれてお
り、そのうちのプログラム領域には、リアルタイムオペ
レーティングシステムとその上で印刷動作を行うために
必要な各種のジョブを実行するための様々なサブプログ
ラムが格納されている。それらのプログラムの一部は、
後述する図6及び図7のフローチャートに示されるよう
な動作が行われるように記述されている。また、ROM
13には、画像データとして出力情報を生成する際に使
用されるフォントデ−タ等が記憶されている。
【0017】RAM19は、主としてCPU12での処
理に使用されるメモリである。本装置においてRAM1
9は、受信された印刷情報を記憶する受信データバッフ
ァ21、中間データを記憶する中間データバッファ2
2、バンドごとの画像データを記憶するバンドデータバ
ッファ23及び26、圧縮された画像データを記憶する
圧縮データバッファ24、ワークエリア25等などに分
割されており、CPU12又は他のバスマスターによっ
て使用される。
【0018】印刷部I/F16は、印刷部17とのイン
タフェース部であり、CPU12からの印刷開始命令等
を印刷部17へ伝えるとともに、印刷部17の状態をC
PU12に通知するためのものである。また、圧縮回路
14は、RAM19内のバンドデータバッファ23又は
26に記録されているバンドごとの画像データを読み取
って圧縮し、RAM19内の圧縮データバッファ24へ
圧縮された画像データを記憶させる機能を持つ。尚、本
実施形態において圧縮回路14は、CPU12により、
圧縮すべき画像データの範囲、後述する反転圧縮機能の
オンオフ情報及び圧縮された画像データを格納するバッ
ファを設定して起動することによって、画像データの読
み取り、圧縮、記憶処理といった一連の処理動作を自律
的に行う。
【0019】図2は、反転圧縮を実現する機能を備えた
圧縮回路14の構成を示すブロック図である。図2にお
いて、反転圧縮モードレジスタ62は、CPU12によ
ってセット又はリセットが可能な1ビットのレジスタで
あって、DMAコントローラ64やパラレルシリアル変
換器63に対して、反転圧縮を行うモードであるかどう
かを指示する。
【0020】DMAコントローラ64は、CPU12に
よって圧縮すべき画像データのバッファ情報と、圧縮後
の画像データを格納するバッファ情報がセットされて起
動された場合、CPUバス20を制御してRAM19か
らのデータの読み取りと、圧縮された画像データの書き
込みを行うものである。ここで、反転圧縮モードレジス
タ62によって反転圧縮モードが指示されている場合、
画像データの最後尾から順に読み取りを行う。尚、反転
圧縮モードが指示されていない場合(ノーマルモード
時)は、画像データの先頭から順に読み取りが行われ
る。
【0021】パラレルシリアル変換器63は、入力され
たパラレルのデータ信号をシリアル信号に変換し画像デ
ータを画素単位のデータPIXとして圧縮回路コア部6
1へ出力する。ここで、反転圧縮モードレジスタ62に
よって反転圧縮モードが指示されている場合、画像デー
タの最後尾から順に読み取りを行う。尚、反転圧縮モー
ドが指示されていない場合(ノーマルモード時)は、画
像データの先頭から順に読み取りが行われる。また、パ
ラレルシリアル変換器63は、画像データの階調が1
(ビット/ピクセル)であることを前提としたが、多値
のデータ形式の場合は、画素単位のデータPIXとして
切り出す単位を多値にすることによって対応可能であ
る。
【0022】図3は、圧縮された画像データCODEを
伸張回路15において伸張した場合の画像データの表示
例を説明するための図である。図3に示すように、もと
の画像31が圧縮されて記憶されている場合、ノーマル
モード時で伸張された場合は画像32のようにもとの画
像31と同一の画像が生成される。また、反転圧縮モー
ドが指示されている場合は、画像33に示すようにもと
の画像31に対して点対称に反転した画像になる。
【0023】図1において、伸張回路15は、RAM1
9内に記憶された圧縮データを伸張し、生成された画像
データを印刷部17から供給される同期クロックに同期
させて、印刷部17へその圧縮データ転送する機能を有
する。尚、圧縮回路14及び伸張回路15で用いられる
圧縮及び伸張方式は、例えば国際標準規格であるJBI
Gの最低解像度の圧縮伸張方式を用いることができる。
そこで、この方式を用いた場合の圧縮及び伸張を行うそ
れぞれの回路のコア部分の構成を図4及び図5を用いて
説明する。
【0024】図4は、圧縮回路コア部61の細部構成を
説明するための構成図である。図4に示すように、圧縮
回路コア部61は、ラインバッファ102、RAM10
3、ROM104、105及び算術符号回路106から
構成される。図4おいて、PIX101はパラレルシリ
アル変換器63から1画素ずつ入力される画像データで
ある。
【0025】ラインバッファ102は、注目画素近傍の
コンテクストCXを生成する回路であり、ラインメモリ
とシフトレジスタ等から構成される。コンテクストCX
の一例として、注目画素近傍の既に観測された10画素
からなる10ビットの信号が挙げられる。
【0026】コンテクストCXは、RAM103のアド
レスとして入力され、RAM103からはコンテクスト
CXに対応する注目画素の予測値MPSと状態値STが
出力される。状態値STは、7ビットの信号としてRO
M104とROM105へそれぞれ入力される。そし
て、ROM104からは、状態値STの値に対応した1
5ビットのLSZ値が算術符号回路106に出力され
る。尚、LSZ値は、注目画素の予測が外れる確率に相
当するものである。このため、ROM104には、全て
の状態値STに対応するLSZ値が予め格納されてい
る。
【0027】同様にして、ROM105には与えられた
状態からどの状態へ遷移するかという情報と、予測が外
れた場合であって同一コンテクストが発生した場合に予
測値MPSを反転させるかという情報SWTCHが格納
されている。ただし、遷移する状態は、予測が当たった
か外れたか、すなわちYN信号のいずれかの値である二
通りである。したがって、YN信号の一方(本実施形態
では、new ST)が選択され、RAM103へ入力
される。尚、このnewSTと後述するnewMPS
は、算術符号回路106がアップデート信号を有効にし
た場合にだけ、RAM103内のコンテクストCXに対
応するアドレスへ書き込まれる。
【0028】算術符号化回路106は、LSZ値を用い
て再帰的にPIX101の出現確率区間を分割していく
ことによって、その分割区間の座標を圧縮された画像デ
ータであるCODE107として出力する。
【0029】図5は、伸長回路15内の伸張回路コア部
を説明するための図である。算術復号化回路110以外
は図3に示された圧縮回路コア部の各部と同一であり、
圧縮時と同様の動作をする。図4において、算術復号化
回路110には、圧縮時と同様にLSZ値と予測値MP
Sが入力される。ただし、算術復号化回路110におい
ては、復号化のために必要な精度を有する圧縮された画
像データ(CODE)107が与えられ、その値とLS
Z値によって与えられた分割点とを比較することによっ
て予測の当否を判断し、PIX101の値が決定され
る。尚、出現確率区間の分割は、圧縮回路14と同様に
再帰的に行われる。
【0030】また、圧縮回路14及び伸張回路15で行
われる圧縮及び伸張方式は本方式によるものに限定され
ないが、伸長回路15においては、PIX101、すな
わち、画素単位の画像データは、回路の1サイクルごと
に1ビットずつ復号化される。したがって、本圧縮及び
伸張方式には、印刷部17から供給される同期クロック
で伸長回路15を動作させることにより、PIX101
を緩衝バッファなしで印刷部17へ転送することができ
るという利点がある。
【0031】尚、上述した機能が実行されるのであれ
ば、本印刷制御装置は、複数の機器からなるシステムに
用いても、LAN等のネットワークを介して処理が行わ
れるシステムに用いてもよい。
【0032】次に、上述した構成を有する印刷制御装置
100を用いたプリンタ200の動作について説明す
る。図6は、本実施形態による印刷制御装置100を備
えたプリンタ200の処理動作を説明するためのフロー
チャートである。
【0033】図6に示すように、印刷制御装置100の
入力部18は、ホストコンピュータ300から送信され
た印刷情報を受信し、CPUバス20を介してRAM1
9の受信データバッファ21に転送する(ステップS6
01)。尚、この受信及び転送処理は、以下に続く動作
と独立して順次行うことができるものとする。
【0034】CPU12は、受信データバッファに記憶
された印刷情報の内容を解析して(ステップS60
2)、当該データが紙等の印刷媒体の裏面ページに印刷
されるものであるか否かを判断する(ステップS60
3)。そして、CPU12は印刷情報をバンドごとにソ
ートして、描画回路30によって展開可能なプリミティ
ブ形式である中間データを生成する。ここで、印刷され
るページが表面であると判断された場合(no)、ペー
ジの先頭側のバンドのデータから中間データを作成し、
中間データバッファ22に順次格納する(ステップS6
04)。一方、そのページが裏面であると判断された場
合(yes)、ページの後端側のバンドのデータから中
間データを作成し、中間データバッファ22に順次格納
する(ステップS607)。
【0035】このようにして、描画回路30はページの
先頭側又は後端側からバンドごとに生成された中間デー
タからさらに画像データを生成し、RAM19内のバン
ドデータバッファ23又はバンドデータバッファ26に
交互に記憶させる(ステップS605、S608)。
尚、バンドデータバッファ23及び26の2つの領域の
うち、画像データの記憶処理に使用されていない方のバ
ンドデータバッファに記憶されている画像データが圧縮
回路14による画像圧縮の対象となる。尚、描画回路1
4の動作設定及び起動は当初CPU12によって行われ
るが、一旦動作が起動された後は自律的に各バンドに対
する処理が行われる。
【0036】圧縮回路14は、該当するバンドデータが
表面ページに印刷される場合、生成済の画像データを読
み取って圧縮し、圧縮データバッファ24に圧縮された
画像データを格納する(ステップS606)。尚、この
圧縮過程において、該当するバンドデータが表面に属す
るので、そのバンドデータに対して反転圧縮モードをオ
フ(ノーマル圧縮)にして先頭のデータから順次圧縮が
行われる。一方、圧縮回路14は、該当するバンドデー
タが裏面ページに印刷される場合、ステップS608で
生成済の画像データを読み取って圧縮し、圧縮データバ
ッファ24に圧縮された画像データを格納する(ステッ
プS609)。尚、この圧縮過程において、該当するバ
ンドデータが裏面に属するので、反転圧縮モードをオン
(反転圧縮)にして、バンドデータの後端から逆順で圧
縮が行われる。その後、伸長回路15は、圧縮済の画像
データを圧縮データバッファ24から読み出して、印刷
部17の動作に同期させて出力する(S610)。
【0037】すなわち、本発明による印刷制御装置10
0は、印刷媒体に印刷情報を形成する印刷手段(印刷部
17)に接続可能な印刷制御装置であって、印刷情報を
入力する入力手段(入力部18)と、前記印刷情報を印
刷媒体上に形成する印刷条件を取得する取得手段(CP
U12)と、印刷条件に基づいて、印刷情報を先頭のデ
ータから走査順に圧縮する第1の圧縮手段(圧縮回路1
4)と、印刷条件に基づいて、印刷情報を後端のデータ
から逆走査順に圧縮する第2の圧縮手段(圧縮回路1
4)と、圧縮された印刷情報を伸張して印刷手段(印刷
部17)に供給する伸張手段(伸張回路15)とを備え
ることを特徴とする。
【0038】また、本発明は、入力された印刷情報を複
数の部分印刷情報に分割する分割手段(CPU12)
と、部分印刷情報を先頭側又は後端側から指定する指定
手段(CPU12)とをさらに備え、第1の圧縮手段
(圧縮回路14)が、先頭側から降順に部分印刷情報を
圧縮し、第2の圧縮手段(圧縮回路14)が、後端側か
ら昇順に部分印刷情報を圧縮することを特徴とする。
【0039】さらに、本発明は、印刷情報が印刷媒体の
表面に形成される場合、指定手段は第1の圧縮手段を指
定し、印刷情報が印刷媒体の裏面に形成される場合、指
定手段は第2の圧縮手段を指定することを特徴とする。
【0040】さらにまた、本発明は、第1の圧縮手段に
よって得られた第1の圧縮データと、第2の圧縮手段に
よって得られた第2の圧縮データとの両方を記録する記
録手段(圧縮データバッファ24)をさらに有し、伸張
手段が、記録された第1の圧縮データ又は第2の圧縮デ
ータのいずれかを伸張して、伸張されたデータを印刷手
段に送信することを特徴とする。
【0041】さらにまた、本発明は、第1の圧縮手段
が、奇数ページに形成される印刷情報を圧縮し、第2の
圧縮手段が、偶数ページに形成される印刷情報を圧縮す
ることを特徴とする。
【0042】<第2の実施形態>図7は、本発明による
印刷制御装置の他の実施形態の動作手順を説明するため
のフローチャートである。この実施形態では、複数ペー
ジからなる印刷情報を一旦RAM19内の圧縮バッファ
24にスプールして、その後片面印刷又は両面印刷の指
示を出して印刷が実行される。この実施形態では、例え
ば、セキュリティ等の目的で画像データを印刷装置内に
一旦圧縮して保管しておき、後でユーザが直接印刷装置
の前で印刷形式(両面/片面)決定し印刷をさせる場合
を想定している。
【0043】上述した第1の実施形態と同様にホストコ
ンピュータ300からの印刷情報が、入力部18を介し
てRAM19内の受信データバッファ21に記憶される
(ステップS701)。記憶された印刷情報はCPU1
2によって解析され(ステップS702)、ページの先
頭側のバンドから順次中間データが生成される(ステッ
プS703)。そして、描画回路30は、各バンドに対
する中間データの先頭から順次画像データを作成し、バ
ンドデータバッファ23とバンドデータバッファ26へ
1バンドごと交互に格納する(ステップS704)。
【0044】次に、CPU12は、注目するバンドが偶
数ページに属するか否かの判定をする(ステップS70
5)。その結果、注目するバンドが奇数ページに属する
場合(no)、通常の圧縮を行って圧縮された画像デー
タを圧縮データバッファ24に格納する(ステップS7
06)。一方、注目するバンドが偶数ページに属する場
合(yes)、通常の通常の圧縮及び上述した反転圧縮
の両圧縮を行って、1バンドあたり2つの圧縮された画
像データを作成する。そして、画像データを生成中では
ない方のバンドデータバッファに格納されている画像デ
ータを圧縮回路14が読み取って、それに圧縮を施し圧
縮バッファエリア24へ格納する(S706、S70
9)。
【0045】以上の処理を全印刷情報に対して施し、全
ページの処理が終了したか否かを判断し(ステップS7
10)、その結果全ページの処理が終了したと判断され
た場合(yes)はスプール処理を終了する。一方、全
ページの処理がまだ終了していないと判断された場合
(no)、ステップS702に戻って上述した処理を繰
り返す。
【0046】図8は、スプール処理終了時点での圧縮バ
ッファの状態を説明するための概要図である。説明を簡
単にするためページあたりのバンド数を4つとし4ペー
ジ分の圧縮バンドを生成したものとする。図8におい
て、PX−normalYは、XページのYバンドがノ
ーマル圧縮されたデータであることを示し、PX−re
versYは、XページのYバンドが反転圧縮されたデ
ータであることを示す。そして、片面印刷、両面印刷の
どちらの方式でも図示した順番に従って、圧縮された画
像データを伸張して印刷することが可能である。
【0047】尚、本発明は、複数の機器(例えば、ホス
トコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリン
タ等)から構成されるシステムに適用しても、一つの機
器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
等)に適用してもよい。
【0048】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0049】さらに、記録媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0050】本発明を上記記録媒体に適用する場合、そ
の記録媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードが格納されることになる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
バンドメモリを使用しない構造であって、印刷面が決定
していない状態でも印刷情報の圧縮処理及びスプール処
理をすることができる。また、バンドメモリを使用しな
いので、印刷制御装置の構造を簡単にすることも可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による印刷制御装置及びそ
の周辺の構成を示すブロック図である。
【図2】反転圧縮を実現する機能を備えた圧縮回路14
の構成を示すブロック図である。
【図3】圧縮された画像データCODEを伸張回路15
において伸張した場合の画像データの表示例を説明する
ための図である。
【図4】圧縮回路コア部61の細部構成を説明するため
の構成図である。
【図5】伸長回路15内の伸張回路コア部を説明するた
めの図である。
【図6】本実施形態による印刷制御装置100を備えた
プリンタ200の処理動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図7】本発明による印刷制御装置の他の実施形態の動
作手順を説明するためのフローチャートである。
【図8】スプール処理終了時点での圧縮バッファの状態
を説明するための概要図である。
【図9】従来の印刷制御装置の構成の一例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
12 CPU 13 ROM 14 圧縮回路 15 伸張回路 16 印刷部I/F 17 印刷部 18 入力部 19 RAM 20 CPUバス 21 受信データバッファ 22 中間データバッファ 23、26 バンドデータバッファ 24 圧縮データバッファ 25 ワークエリア 30 描画回路 100 印刷制御装置 150 操作部 200 プリンタ 300 ホストコンピュータ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷媒体に印刷情報を形成する印刷手段
    に接続可能な印刷制御装置であって、 前記印刷情報を入力する入力手段と、 前記印刷情報を前記印刷媒体上に形成する印刷条件を取
    得する取得手段と、 前記印刷条件に基づいて、前記印刷情報を先頭のデータ
    から走査順に圧縮する第1の圧縮手段と、 前記印刷条件に基づいて、前記印刷情報を後端のデータ
    から逆走査順に圧縮する第2の圧縮手段と、 圧縮された印刷情報を伸張して前記印刷手段に供給する
    伸張手段とを備えることを特徴とする印刷制御装置。
  2. 【請求項2】 入力された印刷情報を複数の部分印刷情
    報に分割する分割手段と、 前記部分印刷情報を先頭側又は後端側から指定する指定
    手段とをさらに備え、 前記第1の圧縮手段が、先頭側から降順に部分印刷情報
    を圧縮し、 前記第2の圧縮手段が、後端側から昇順に部分印刷情報
    を圧縮することを特徴とする請求項1記載の印刷制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記印刷情報が前記印刷媒体の表面に形
    成される場合、前記指定手段は第1の圧縮手段を指定
    し、前記印刷情報が前記印刷媒体の裏面に形成される場
    合、前記指定手段は第2の圧縮手段を指定することを特
    徴とする請求項2記載の印刷制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の圧縮手段によって得られた第
    1の圧縮データと、前記第2の圧縮手段によって得られ
    た第2の圧縮データとの両方を記録する記録手段をさら
    に有し、 前記伸張手段が、記録された第1の圧縮データ又は第2
    の圧縮データのいずれかを伸張して、伸張されたデータ
    を前記印刷手段に送信することを特徴とする請求項1か
    ら3までのいずれか1項に記載の印刷制御装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の圧縮手段が、奇数ページに形
    成される印刷情報を圧縮し、 前記第2の圧縮手段が、偶数ページに形成される印刷情
    報を圧縮することを特徴とする請求項1から4までのい
    ずれか1項に記載の印刷制御装置。
  6. 【請求項6】 印刷媒体に印刷情報を形成する印刷手段
    に接続可能な印刷制御装置の印刷制御方法であって、 入力された前記印刷情報を前記印刷媒体上に形成する印
    刷条件を取得する取得工程と、 前記印刷条件に基づいて、前記印刷情報を先頭のデータ
    から走査順に圧縮する第1の圧縮工程と、 前記印刷条件に基づいて、前記印刷情報を後端のデータ
    から逆走査順に圧縮する第2の圧縮工程と、 圧縮された印刷情報を伸張して前記印刷手段に供給する
    伸張工程とを有することを特徴とする印刷制御方法。
  7. 【請求項7】 入力された印刷情報を複数の部分印刷情
    報に分割する分割工程と、 前記部分印刷情報を先頭側又は後端側から順に指定する
    指定工程とをさらに備え、 前記第1の圧縮工程が、先頭側から降順に部分印刷情報
    を圧縮し、 前記第2の圧縮工程が、後端側から昇順に部分印刷情報
    を圧縮することを特徴とする請求項6記載の印刷制御方
    法。
  8. 【請求項8】 前記指定工程が、前記印刷媒体の表面に
    前記印刷情報を形成する場合、第1の圧縮工程を指定
    し、前記印刷媒体の裏面に前記印刷情報を形成する場
    合、第2の圧縮工程を指定することを特徴とする請求項
    7記載の印刷制御方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の圧縮工程によって得られた第
    1の圧縮データと、前記第2の圧縮工程によって得られ
    た第2の圧縮データとの両方を記録手段に記録する記録
    工程をさらに有し、 前記伸張工程は、記録された第1の圧縮データ又は第2
    の圧縮データのいずれかを伸張して、伸張されたデータ
    を前記印刷手段に送信することを特徴とする請求項6か
    ら8までのいずれか1項に記載の印刷制御方法。
  10. 【請求項10】 前記第1の圧縮工程が、奇数ページに
    形成される印刷情報を圧縮し、 前記第2の圧縮工程が、偶数ページに形成される印刷情
    報を圧縮することを特徴とする請求項6から9までのい
    ずれか1項に記載の印刷制御方法。
  11. 【請求項11】 印刷媒体に印刷情報を形成する印刷手
    段に接続可能な印刷制御装置を制御するためのコンピュ
    ータプログラムであって、 入力された前記印刷情報から前記印刷媒体上に形成する
    印刷条件を取得する取得手段と、 前記印刷条件に基づいて、前記印刷情報を先頭のデータ
    から走査順に圧縮する第1の圧縮手段と、 前記印刷条件に基づいて、前記印刷情報を後端のデータ
    から逆走査順に圧縮する第2の圧縮手段と、 圧縮された印刷情報を伸張して前記印刷手段に供給する
    伸張手段として機能することを特徴とするコンピュータ
    プログラム。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のコンピュータプログ
    ラムを格納することを特徴とする記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005316949A (ja) * 2004-03-29 2005-11-10 Seiko Epson Corp プリントバッファ装置および印刷システム

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