JP2003211674A - インクジェット記録装置、インクジェット記録装置のオリフィス取付機構およびインクジェット記録装置のオリフィス装着方法 - Google Patents
インクジェット記録装置、インクジェット記録装置のオリフィス取付機構およびインクジェット記録装置のオリフィス装着方法Info
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Abstract
ことができ、かつ位置決めなどの調整が不要なインクジ
ェット記録装置を提供する。 【解決手段】 噴射ノズル20のインク送出面にオリフ
ィス部7を位置決め部9によって位置決めして配置する
工程と、オリフィス部7に設けられた段差部7aに垂直
バネ11を案内し、垂直バネ11でオリフィス部7を噴
射ノズル20のインク送出面に対しほぼ垂直方向から押
圧する工程と、垂直バネ11でオリフィス部7を噴射ノ
ズル20のインク送出面に押圧した状態で、噴射ノズル
20の上面において水平バネ12を垂直バネ11に絡め
て、水平バネ12で噴射ノズル20の上面を押圧しなが
ら噴射ノズル20の側面に設けられた切り欠き部に水平
バネ12を係止する工程とを有する。
Description
方式のインクジェット記録装置およびそのオリフィス取
付機構、ならびにインクジェット記録装置のオリフィス
装着方法に関し、具体的にはインクジェット記録装置の
オリフィス部の交換を容易にしたインクジェット記録装
置、インクジェット記録装置のオリフィス取付機構およ
びインクジェット記録装置のオリフィス装着方法に関す
る。
種々の印写パターンを形成するために、インクジェット
式の記録装置が産業用、民生用に使用されている。イン
クジェット式記録装置は、印字対象物に対し離れた距離
からインク粒子を放射して印字する非接触印字方式なの
で、曲面上などにでも印字でき、例えば賞味期限、シリ
アルナンバー、型番などの表示を製造物上に非接触で印
字する。中でも、必要時にのみインクを放出するオン・
デマンド式のインクジェット記録装置に対して、常時イ
ンクを放出し続けるコンティニュアス式のインクジェッ
ト記録装置は、製造ラインなどで次々に搬送される製造
物に対し高速に印字でき、効率的に連続使用できるメリ
ットがあり、各分野で利用されている。
録装置は、インク粒子を噴射ノズル20から常時連続的
に噴射し、噴射されるインク粒子を必要分だけ偏向させ
て印字対象物に印写し、所望の印写パターンを印字対象
物上に形成する。このインクジェット記録装置は、印字
可能な状態では常に噴射ノズル20からインクを噴出す
る一方、印字に用いられないインクはガター21によっ
て回収され、再利用される。この様子を図1に基づいて
説明する。図1はインクジェット記録装置のヘッド部2
の構成を示す模式図である。図1に示すヘッド部2は、
矩形箱形をなすハウジング24の内部に噴射ノズル20
と、ガター21と、帯電電極22と、偏向電極23を備
える。
給液管3にはインク供給管30と溶剤供給管31とが、
三方弁14により切換え可能に接続されている。三方弁
14は三つの流路を分岐する弁であり、図1の例ではイ
ンク供給管30と溶剤供給管31のいずれかを給液管3
に切り替えて接続する。三方弁14を切り替えてインク
供給管30を給液管3に接続すると、噴射ノズル20の
内部に所定の圧力に加圧されたインクが導入される。こ
のインクは、噴射ノズル20の一の周壁に貫通形成され
たノズル部分1、および噴射ノズル20のインク送出面
でノズル部分1と対応する位置に設けられたインク噴射
孔6を経て所定の速度にて噴射される。また噴射の方向
にはガター21が噴射ノズル20に対向するように配置
され、ガター21には第1回収管32が接続されてい
る。また噴射ノズル20には、立ち下げ動作時などヘッ
ド部2の圧力を抜くためのリターン経路33が接続され
ている。
等、高周波電圧の印加により振動する圧電振動子4が、
その振動片の先端をインク噴射孔6に臨ませて配置して
あり、この圧電振動子4を上述のインク噴射中に振動さ
せると、ヘッド部2から噴射されるインクは、その噴射
経路の中途にて相互に分離せしめられ、所定の間隔にて
並ぶインク粒子となって進行する。帯電電極22および
偏向電極23は、このようなインク粒子の進行経路に沿
って並設してあり、前者は前記インク粒子への分離が生
じる位置に配され、後者は分離が生じる位置の直後に配
されている。
分離に同期して制御された電圧が印加されており、帯電
電極22の配設位置を通過する各インク粒子は、個々に
異なる電荷を有して帯電せしめられる。また偏向電極2
3には、高圧の直流電圧が印加され、所定の強度の電界
が形成されており、帯電電極22の作用により帯電せし
められたインク粒子は、偏向電極23の配設位置を通過
するとき、電界の作用により夫々の電荷に応じて偏向さ
れ、ハウジング24の端壁に形成された送出口5を経て
送出され、送出口5に対向する印字対象物Aに印写せし
められる。
粒子の一部は、帯電電極22の通過時に帯電されず、電
界の作用により偏向されることなく直進して、ガター2
1に捕捉されて第1回収管32に回収される。このよう
にして印字対象物Aの表面には、送出口5から送出され
るインク粒子により形成されるドットと、ガター21に
捕捉されるインク粒子の対応位置に形成される空白との
組み合わせにより、文字、図形等の所望のパターンを形
成することができる。
粒子はオリフィス部7に設けられたインク噴射孔6から
放出される。このインク噴射孔6は数10〜数100μ
mといった極めて微小な口径である。一方、インクは乾
燥すると固着する性質があるため、インクジェット記録
装置を使用するにしたがってインクの供給経路や噴射口
でインクが固化して使用できなくなる。特にインク噴射
孔6においてインクが固着するとインク粒子の噴出が制
限され、あるいは噴射できなくなる。このため、インク
ジェット記録装置を使用する過程ではオリフィス部7を
交換する必要が生じる。
ィス部7やオリフィス部7の固定された噴射ノズル20
は、通常複数のネジで固定されているため、オリフィス
部7を交換するためにはこれらを一旦分解しなければな
らない。分解にはドライバなどの工具が必要となり、ま
た多数のネジをドライバで緩めて、オリフィス部7の交
換後に再び締め付ける作業は時間のかかる面倒な作業と
なる。
ク噴射孔6の口径が極めて微細であり、また正確な印字
を行うためインクの噴出方向や帯電電極22との配置関
係、ガター21の位置など、各部材間の相対的な位置決
めが厳格に要求される、従来、オリフィス部7を交換す
るためには、噴射ノズル20を固定している基台15か
ら一旦取り外す必要があった。基台15から噴射ノズル
20を取り外すと、当然ながら調整のとれた位置関係が
失われてしまうため、オリフィス部7を装着後再度位置
決め作業を行わねばならない。このような位置決めのた
めの調整作業は相互の部材に関係しているため極めて困
難で、熟練を要する作業となる。
容易に交換可能としたインクジェット記録装置が特開平
9−193402号公報に開示される。この公報に記載
されるインクジェット記録装置のオリフィス部7は、帯
電電極22を回転可能とし、帯電電極22でオリフィス
部7を挟み込んだ上で弾性体8が帯電電極22を介して
オリフィス部7を噴射ノズル20に押し当てて保持する
構成としている。この機構は、ワンタッチでオリフィス
部7の脱着が可能である反面、弾性体8からの押圧力に
よってオリフィス部7のインク噴射孔6からのインクの
噴出方向に狂いが生じ軸がずれるおそれがあった。特に
図2に示すような円筒状の弾性体8からでは押圧力が一
定に伝達されにくく、押圧の圧力が均一とならずにひず
みが生じるおそれもある。特にこのような弾性体8は、
長期に渡って常時一定の押圧力を付与し続けることが困
難であり、微妙な押圧力の変化によって帯電電極22の
位置関係が狂ってしまうことも考えられ、経年により状
態が変化して位置の調整が不完全となるなど、信頼性が
低下するおそれもある。また同一の基台15上で押圧し
ているためこの力が他の部材にも伝わり、位置関係の基
準となる基台15自体に狂いが生じて調整が混乱するこ
ともある。
極22およびオリフィス部7に印加され続ける状態であ
るため、経年によりインクの噴出方向がずれたり、また
帯電電極22との配置関係に狂いが生じたりして精度の
高い印字が徐々に困難となり、遂には再度位置調整が必
要となる。さらに帯電電極22自体を回転可能としてい
るため、この部分でがたつきが生じたり位置ずれが発生
するおそれもあった。さらにまたオリフィス部7と帯電
電極22が接触しているため、物理的な衝撃に弱い上、
一方がずれるとずれが他方に直接伝わるという問題もあ
った。
たものである。本発明の主な目的は、インクジェット記
録装置のオリフィス部の交換を容易に行えると共に、イ
ンク噴射孔その他の位置決め作業が不要なインクジェッ
ト記録装置、インクジェット記録装置のオリフィス取付
機構およびインクジェット記録装置のオリフィス装着方
法を提供することにある。
めに、本発明のインクジェット記録装置は、インク送出
面からインクを噴射する機構を備える噴射ノズル20
と、前記噴射ノズル20のインク送出面を脱着可能に被
覆し、インクを噴出するインク噴射孔6を備えるオリフ
ィス部7と、前記オリフィス部7を前記噴射ノズル20
のインク送出面に押圧して連結する連結具10と、噴出
されたインク粒子に所定の電圧で帯電させる帯電電極2
2と、帯電されたインク粒子を所定の方向に偏向する偏
向電極23と、前記噴射ノズル20に対向して配置さ
れ、印字に使用されないインク粒子を回収するガター2
1とを備えるコンティニュアス式のインクジェット記録
装置に関するものである。このインクジェット記録装置
はさらに、前記オリフィス部7は、前記噴射ノズル20
のインク送出面との対向面において前記インク噴射孔6
を除く位置に少なくとも2つの位置決め部9を設け、前
記噴射ノズル20には、前記オリフィス部7との対向面
に前記位置決め部9と対応する位置に位置決め対応部を
設け、前記位置決め部9および位置決め対応部によっ
て、噴射ノズル20とオリフィス部7との位置決めがな
されインク噴射孔6の噴射方向が調整されることを特徴
とする。
は、インク噴射孔6に対して互いに相対する側に設けら
ることができる。
置は、前記連結具10が前記オリフィス部7を前記噴射
ノズル20のインク送出面に押圧する押圧部と、前記オ
リフィス部7が前記噴射ノズル20のインク送出面から
外れないように前記噴射ノズル20の上面で前記押圧部
に絡めて保持する係止部とを有することを特徴とする。
装置は、前記オリフィス部7は垂直方向に延長された少
なくとも1つの段差部7aを設けており、前記段差部7
aに前記押圧部が案内されて押圧部がオリフィス部7を
保持することを特徴とする。
記録装置は、前記位置決め部9および段差部7aは前記
オリフィス部7と一体成形されていることを特徴とす
る。
記録装置は、前記オリフィス部7は、焼結品であること
を特徴とする。焼結品としては、セラミックス製や金属
粉末による焼結などがある。
記録装置は、前記押圧部が前記オリフィス部7を前記噴
射ノズル20のインク送出面に対しほぼ垂直方向に弾性
的に押圧する垂直バネ11であり、前記係止部は前記垂
直バネ11をオリフィス部7のインク送出面に押圧した
状態でこれを係止する水平バネ12であることを特徴と
する。
記録装置は、前記垂直バネ11および水平バネ12が、
金属線を折曲したワイヤーで構成されることを特徴とす
る。
記録装置は、前記噴射ノズル20、オリフィス部7、連
結具10は、同一の基台15上に設けられたことを特徴
とする。
記録装置は、前記噴射ノズル20は、ヘッド部2におい
て前記帯電電極22、偏向電極23およびガター21と
異なる基台15上に固定されてなることを特徴とする。
記録装置は、前記位置決め部9および位置決め対応部
が、ピンと前記ピンを挿通するピン孔で構成されること
を特徴とする。
オリフィス取付機構は、インク送出面からインクを噴射
する機構を備える噴射ノズル20と、前記噴射ノズル2
0のインク送出面を脱着可能に被覆し、インクを噴出す
るインク噴射孔6と、前記インク噴射孔6を除く位置に
設けられた少なくとも2つの位置決め部9と、垂直方向
に延長された少なくとも一の段差部7aとを備えるオリ
フィス部7と、前記段差部7aに案内されて前記オリフ
ィス部7を前記噴射ノズル20のインク送出面に対しほ
ぼ垂直方向に弾性的に押圧する垂直バネ11と、前記垂
直バネ11をオリフィス部7のインク送出面に押圧した
状態で前記噴射ノズル20の上面で前記垂直バネ11に
絡めてこれを係止する水平バネ12とを有することを特
徴とする。
のオリフィス装着方法は、噴射ノズル20のインクを噴
射するインク送出面にオリフィス部7を、オリフィス部
7に設けられた位置決め部9によって位置決めして配置
する工程と、前記オリフィス部7に設けられた段差部7
aに垂直バネ11を案内し、前記垂直バネ11で前記オ
リフィス部7を前記噴射ノズル20のインク送出面に対
しほぼ垂直方向から押圧する工程と、前記垂直バネ11
で前記オリフィス部7を前記噴射ノズル20のインク送
出面に押圧した状態で、前記噴射ノズル20の上面にお
いて水平バネ12を前記垂直バネ11に絡めて、前記水
平バネ12で前記噴射ノズル20の上面を押圧しながら
前記噴射ノズル20の側面に設けられた切り欠き部に水
平バネ12を係止する工程とを有することを特徴とす
る。
に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態
は、本発明の技術思想を具体化するためのインクジェッ
ト記録装置、インクジェット記録装置のオリフィス取付
機構およびインクジェット記録装置のオリフィス装着方
法を例示するものであって、本発明はインクジェット記
録装置、インクジェット記録装置のオリフィス取付機構
およびインクジェット記録装置のオリフィス装着方法を
以下のものに特定しない。
理解し易いように、実施の形態に示される部材に対応す
る番号を、「課題を解決するための手段の欄」に示され
る部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示され
る部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決して
ない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係など
は、説明を明確にするため誇張していることがある。
録装置のヘッド部分の内部構成を図3〜6に示す。図3
は噴射ノズル20にオリフィス部7を連結具10により
装着した状態を示す斜視図であり、図4および図5はそ
れぞれ別の方向から見た分解斜視図であり、図6は基台
15上に噴射ノズル20、オリフィス部7を連結具10
で連結する様子を示す分解斜視図である。インクジェッ
ト記録装置は主としてラベルの印字など産業用途に使用
されるもので、ヘッド部2と、これに接続されてインク
供給管や各種経路、タンク、ポンプなどを含むインクジ
ェット記録装置本体で構成される。ヘッド部2は、イン
クジェット記録装置の本体と連結チューブで連結して、
インクジェット記録装置本体と別の位置に配置すること
ができるよう構成されている。
うに、インクを一方向に噴射する噴射ノズル20と、噴
射ノズル20による噴射の経路にほぼ対向するよう配置
されたインク回収用のガター21と、噴射ノズル20か
らガター21に至る噴射経路に沿って並設された帯電電
極22および偏向電極23を備える。オリフィス部7
は、噴射ノズル20の前面であるインク送出面に脱着可
能に取り付けられる。
噴出流路に所定の圧力に加圧したインクを供給する。噴
射ノズル20の内部では電圧により圧電振動子4を振動
されてインクを加振し、粒子化する。粒子化されたイン
クはオリフィス部7のインク噴射孔6からインクを噴出
させる。粒子化されたインクは、帯電電極22に電圧を
加えることにより帯電し、さらに偏向電極23によって
偏向されて外部に出射され、印字対象物まで飛翔して付
着し印字が行われる。
録装置のヘッド部2の構成は、図1に示す従来のヘッド
部2とほぼ同様の構造である。このヘッド部2は、イン
クまたは溶剤を一方向に噴射する噴射ノズル20と、噴
射ノズル20による噴射の経路にほぼ対向するよう配置
された回収用のガター21と、噴射ノズル20からガタ
ー21に至る噴射経路に沿って並設された帯電電極22
および偏向電極23とを、箱形のハウジング24の内部
に備えている。
ー21、並びに偏向手段としての帯電電極22および偏
向電極23を、矩形箱形をなすハウジング24の内部に
備え、インク供給管30を経て噴射ノズル20に供給さ
れる加圧インクを、噴射ノズル20の一側のインク噴射
孔6から圧電振動子4により加振しつつ噴射させ、この
加振に応じて相互に分離したインク粒子の一部を、帯電
電極22および偏向電極23の作用により偏向し、ハウ
ジング24に形成された送出口5から送り出し、残りの
インク粒子をガター21に捕捉して、回収チューブ20
内に回収する構成となっている。
23の作用により偏向されて送出口5から送出されるイ
ンク粒子(印写粒子)は、この送出口5に対向配置され
た被印写物Aに印写され、被印写物Aの表面にドットが
形成される。また帯電電極22および偏向電極23の作
用により偏向されないインク粒子(空白粒子)は、送出
口5から送出されずにガター21に回収され、このとき
被印写物Aの対象位置に空白が形成される。
るドットと、空白粒子の対応位置に形成される空白との
組み合わせにより、偏向の方向に一列に並ぶドットパタ
ーンが形成される。このようなドットパターンを、被印
写物Aを偏向の方向と略直交する方向に移動させなが
ら、ドットと空白との組み合わせを種々に変えて形成す
ることにより、被印写物Aの表面には、各移動位置にて
得られたドットパターンの集合体として所望の印写パタ
ーンが形成される。
るインク粒子のいくつかを1ユニットとし、各ユニット
内に含まれるインク粒子を、形成すべきドットパターン
に応じて、印写粒子および空白粒子のいずれかに、その
順序を含めて設定することにより所望の印写パターンを
形成することができる。
は、以上のように帯電電極22の通過時にその印加電圧
に応じた電荷を有して帯電せしめられ、偏向電極23の
通過時に、夫々の電荷に対応する偏向量を与えられて偏
向される。従って、上述のように印写粒子および空白粒
子の設定がなされた後、これら各粒がインク粒子に分離
するタイミングに合わせて帯電電極22に印加される電
圧を制御することにより、設定通りのドットパターンを
形成することができる。
流路にごみ等の異物が侵入したり、インク噴出の停止中
にインクが固着してオリフィス部7のインク噴射孔6が
詰まると、正常にインクを噴出できなくなることがあ
る。このようになると、インクの噴出方向が曲がった
り、インクを粒子化する条件が狂ったりする。そして、
オリフィス部7のインク噴射孔6が完全に詰まると、イ
ンクが噴出されなくなり、正常な印字ができなくなる。
ノズル20から取り外し、噴射ノズル20のインク供給
流路や噴出流路を洗浄する。インク噴射孔6を洗浄して
オリフィス部7が再使用できないときは、オリフィス部
7を交換する。
出ノズルからインクを噴射するインク噴射孔6を設ける
部材である。オリフィス部7は噴射ノズル20の前面
で、ノズル部分を被覆するように配置される。オリフィ
ス部7は交換可能で、垂直バネ11と水平バネ12によ
って噴射ノズル20に脱着可能に保持される。図4に示
すオリフィス部7は、噴射ノズル20の前面とほぼ等し
い面積で側面をゆるやかに湾曲させた形状をしている。
オリフィス部7の中心部には、噴射ノズル20のノズル
部分と対向する位置にインク噴射孔6が設けられる。イ
ンク噴射孔6は機械加工やレーザ加工で形成され、その
口径は数10〜数100μmである。またオリフィス部
7の材料は、セラミックス製や金属粉末による焼結など
が利用できる。あるいは射出成形の可能な樹脂としても
よい。
射ノズル20と接触する面に位置決め部9を設けてい
る。位置決め部9の例を図8〜11に示す。図8および
図9には、位置決め部9A、9Bを実現する2種類のオ
リフィス部7A、7Bを例示すると共に、オリフィス部
7Aに対応する実施例を図10、オリフィス部7Bに対
応する実施例を図11にそれぞれ示している。図10に
示すオリフィス部7Aに設けられた位置決め部9Aは、
インク噴射孔6Aに対してほぼ対角線上に位置する2カ
所に設けられた位置決め穴25である。同じく噴射ノズ
ル20にも、位置決め穴25に対応する位置に位置決め
部9Aとして位置決めピン26を挿通する挿通孔27を
形成する。位置決めピン26をオリフィス部7の位置決
め穴25に挿通して、噴射ノズル20に設けられた挿通
孔27に固定することでインク噴射孔6Aが所定の位置
となるように位置決めされる。位置決めピン26は挿通
孔27にネジ止めされ、オリフィス部7Aを狭着する。
位置決めピン26の形状は円柱状、四角、六角柱状など
の角柱状、あるいは中空のパイプ状などのものが使用で
きる。また図示しないが、位置決めピン26を別部材と
せず、噴射ノズル20の前面に一体成形で設けても良
い。また図11に示すように、位置決め部9Bとして位
置決め突起28をオリフィス部7Bに設け、位置決め突
起28に対応して噴射ノズル20の前面に挿通孔29を
設けてもよい。位置決め突起28はオリフィス部7Bに
一体成形してもよく、あるいは別部材で設けてもよい。
噴射ノズル20の挿通孔29にオリフィス部7Bの位置
決め突起28を挿通させることによって、インク噴射孔
6Bが所定の位置となるように位置決めされる。位置決
め部9を最低2つ設けることによって、オリフィス部7
と噴射ノズル20の位置関係は一義的に決まるため、簡
単かつ確実に位置決めを行うことができる。なお位置決
め部9としてピンや穴を3つ以上設けても良い。さらに
また位置決め部9は、図10の例のようにオリフィス部
7と噴射ノズル20の固定機構を兼用してもよいし、固
定機構を別途設けてもよい。
後述する垂直バネ11を保持するための段差部7aを設
けている。段差部7aは、図4に示すように垂直方向に
2カ所設けられ、それぞれに垂直バネ11が当接して安
定に保持される。なお段差部7aは、後述する垂直バネ
11などの連結具10を案内する凹部でもよい(図示せ
ず)。凹部に垂直バネ11が案内されて垂直バネ11と
オリフィス部とが連結される。
置決めして配置されたオリフィス部7をこの状態で保持
するために、連結具10が使用される。図3〜6に示す
連結具10は、垂直バネ11と水平バネ12で構成され
る。垂直バネ11はオリフィス部7を噴射ノズル20の
前面に押圧して保持し、水平バネ12は、垂直バネ11
が外れないように噴射ノズル20の上面でこれを保持す
る。これらの垂直バネ11、水平バネ12は金属製のワ
イヤを折曲して形成したもので、弾性変形することによ
りオリフィス部7を噴射ノズル20の前面で固定する。
なお図においては、ワイヤの折曲部分に区切りの線が描
画されているが、これはワイヤが別部材で構成されてい
るものに限定する意図でなく、複数のワイヤを溶接した
ものでも、一本のワイヤを折曲したもののいずれでも本
実施例を構成することが可能である。
示すように略コ字状をしており、水平部11bと、その
両端からほぼ直角に折曲された2つの垂直部11aと、
垂直部11aの先端でそれぞれ一方に折曲されたカギ状
部11cの構成となっている。カギ状部11cは基台1
5に設けられた垂直バネ穴13に挿通される。このと
き、カギ状部11cの突出する方向が噴射ノズル20の
前方すなわちインクが噴射される方向となるように挿通
される。これによって、垂直バネ11は垂直バネ穴13
を支点として前方に傾斜できるとともに、傾斜した際に
垂直バネ穴13から垂直バネ11が抜けてしまわないよ
うに係止される。さらに垂直バネ11部のカギ状部11
cを垂直バネ穴13に挿入して直立させた状態で、オリ
フィス部7に設けた段差部7aが垂直バネ11の垂直部
11aに合致するように構成される。このため、垂直バ
ネ11の垂直部11a同士の間隔はオリフィス部7の2
つの段差部7a同士の幅とほぼ同じか、若干大きく形成
する。あるいは段差部7aの幅よりも若干狭く形成し
て、垂直バネ11を弾性変形させて嵌入しても良い。ま
た垂直バネ11を直立させた状態で、垂直バネ11の水
平部11bはオリフィス部7の上縁との間に後述する水
平バネ12を挿通する水平バネ挿通部11dを構成す
る。水平バネ挿通部11dの高さが水平バネ12をほぼ
挿通できる大きさとなるように、垂直部11aの長さは
設定される。この垂直バネ11は、カギ状部11cを垂
直バネ穴13に挿通して使用し、図5に示すように垂直
バネ穴13を支点として前方に傾斜させた状態でオリフ
ィス部7を装着する。また、装着され位置決めがなされ
たオリフィス部7に対し、垂直バネ11を直立させて垂
直部11aが段差部7aに当接し、オリフィス部7が噴
射ノズル20から外れないように保持する。さらに、水
平バネ12によって垂直バネ11は直立したまま保持さ
れ、これによってオリフィス部7を保持した状態で安定
に固定される。
示すように全体をL字状に折曲したワイヤとしている。
L字状の一方については操作棒12aとして、安全のた
め先端をループ状に折り返す。またL字状の他方につい
ては、2つの突出折曲部12bを設けると共に、先端を
前方に折り返して第1の係止部12cとしている。第1
の係止部12cは、後述する基台15に設けられた第1
の基台係止部15aに係止されて、この部分を支点とし
て操作棒12aを旋回させ、他方を基台15の第2の基
台係止部15bに係止して固定する。その際、2つの突
出折曲部12bで垂直バネ11の垂直部11aをそれぞ
れ保持し、垂直バネ11が前方に倒れないように保持す
る。一方で2つの突出折曲部12bの間に形成される押
圧片12dを、垂直バネ11の水平部11bとオリフィ
ス部7の上端との間に形成される隙間である水平バネ挿
通部11dに挿入し、押圧片12dでもって噴射ノズル
20の上面を弾性的に押圧して水平バネ12を噴射ノズ
ル20に固定している。そして突出折曲部12bを挟ん
で第1の係止部12cと対になる位置を第2の係止部と
し、第2の係止部を基台15の第2の基台係止部15b
に引っ掛けて抜けないように固定する。また水平バネ1
2の形状は、図3〜5、7に示すように操作棒12aを
インクの出射方向に対して後方に折曲させる形状とする
他、これとは逆に図6に示すように前方に突出するよう
に折曲した形状とすることもできる。
部2のベース基板上に直接装着されるのでなく、図4お
よび図5に示すように基台15および第2の基台16を
介して装着される。基台15は、上面に噴射ノズル20
を載置してネジ止めにより固定し、さらに連結具10で
ある垂直バネ11と水平バネ12を連結してオリフィス
部7を噴射ノズル20の前面に保持して固定する。ま
た、基台15の両端を折曲して直立させ基台側面部と
し、この部分に水平バネ12を係止するための第1、第
2の基台係止部15a、15bを各々設けている。第
1、第2の基台係止部15a、15bは、基台側面部の
上縁に切り込みを入れて形成した切り欠き部であり、様
々な形状が利用できる。例えば各々の基台係止部に案内
される水平バネ12が抜け難くなるように、C字状に開
口して開口部分を狭くし両方の壁面を湾曲させて突出さ
せる。また一方の壁面を傾斜面として水平バネ12を案
内し易くすると共に、他方を折り返すように湾曲させて
カギ状に突出させ、水平バネ12が抜け難くすることも
できる。この構造の開口部では、水平バネ12は噴射ノ
ズル20の後方から前方すなわちインクの噴射方向に向
かって導入され、前方から上方にかけて湾曲したカギ状
部分により引っ掛けられて抜けないように保持される。
このように基台係止部の切り欠き部の形状は様々な構成
が利用でき、図5、図7の例では第1の基台係止部15
aと第2の基台係止部15bの形状を同様にして、斜面
状とカギ状の組み合わせにより挿入、係止が容易になる
よう構成している。一方図6に例では、第1の基台係止
部15aを斜面状とカギ状の組み合わせとし、第2の基
台係止部15bを2つのカギ状突出部を段差をつけて対
向させたC字状として、ここに案内される水平バネ12
を確実に保持し抜け落ち難くしている。
形状を左右で変えてあり、一方は一枚の基台側面部に基
台係止部を設けており、他方は2枚の基台側面部の、前
方にのみ基台係止部を設けている。これらの基台係止部
を区別するために、一枚の基台側面部(図3において噴
射ノズル20の右側)に設けられた基台係止部を第1の
基台係止部15a、二枚の基台側面部の内前方のもの
(図3において噴射ノズル20の左側であってその右
側)を第2の基台係止部15bと呼ぶ。ただ、これらの
位置関係を入れ替えても、あるいは第1、第2の基台係
止部のみでそれぞれ基台側面部の形状を構成することも
可能であることはいうまでもない。
るためのネジ穴が底面、側面などに複数穿孔され、また
基台15の前方には上述のように垂直バネ11のカギ状
部11cを挿通するための垂直バネ穴13を2つ設けて
いる。噴射ノズル20を載置する基台15は、第2の基
台16上に姿勢を調整可能な状態で連結される。第2の
基台16はベース基板17上に固定されており、位置決
め機構18を介して基台15を連結する。位置決め機構
18は、噴射ノズル20に固定されたオリフィス部7の
インク噴射孔6から噴射されるインク粒子の方向と帯電
電極22、偏向電極23、ガター21などとの位置関係
を調整可能なように、インク噴射孔6の射出方向を上下
左右に調整可能としている。角度の調整には調整ネジ1
9が使用される。なお、調整ネジ19などを挿通するた
め基台15に形成されたネジ穴は、図3〜5に示す例で
は半円状に形成しているが、図6に示すように円形状の
ネジ穴とすることもできる。
板17上に固定せず、基台15上に固定されている第2
の基台16と調整機構を介して、いいかえると基台15
がベース基板17と分離された状態で連結されているこ
とにより、各部材の位置ずれによって相互の位置関係が
狂う自体を回避できる。各部材の位置関係は複雑に絡み
合っているため、オリフィス部7を交換するために噴射
ノズル20をベース基板17から外してしまうと、部材
間の位置関係が完全に失われて、再度位置調整を行う必
要があった。この作業は極めて面倒で技量を要し、時間
のかかる作業であった。そこで、オリフィス部7の固定
を2つのバネで行うことで脱着を容易にすると共に、噴
射ノズル20をベース基板17上から分離しないで交換
可能とした。また、オリフィス部7を噴射ノズル20に
押圧して脱着可能に固定する機構を噴射ノズル20と同
じ部材に載置することによって、この部分の応力が他の
部材に伝達することを回避し、同時に他の部分からの応
力も伝達しないようにしている。これによって各部材が
独立して、ゆがみやずれなどが他の部分に及ばないよう
にでき、万一位置ずれが生じてインクの噴出方向や軸が
ずれても、問題の生じた部材のみを位置調整すれば足
り、調整すべき箇所を最小限として作業の複雑かを防止
できるというメリットを享受できる。
連結具10は、以下のようにして図7に示すようにオリ
フィス部7を噴射ノズル20に装着する。 (a)まず垂直バネ11の先端であるカギ状部11c
を、図6に示すように基台15に設けた垂直バネ穴13
に挿入した状態で、図5のように前方に傾斜させる。こ
の状態でオリフィス部7を噴射ノズル20のインク送出
面に装着する。オリフィス部7に形成された位置決め部
9によって、インク噴射孔6とインク送出孔が位置決め
される。オリフィス部7を噴射ノズル20に装着した
後、垂直バネ11を起こして直立させる。このとき、垂
直バネ11の垂直部11aが弾性変形して段差部7aに
当接する。
1でオリフィス部7を保持した状態で、水平バネ12の
先端である第1の係止部12cを基台15の側面に設け
られた第1の基台係止部15aに係止する。第1の基台
係止部15aはカギ状であるため、噴射ノズル20の後
方から前方に向かって挿入することで簡単に引っ掛ける
ことができる。
12を第1の基台係止部15aを軸に回転させるように
して、操作棒12aを第2の基台係止部15bに向かっ
て押し出し、水平バネ12の押圧片12dを垂直バネ1
1の水平部11bとオリフィス部7の上端との間に形成
された隙間である水平バネ挿通部11dに挿入する。そ
の際、図7(b)においてコ字状をした突出折曲部12
bが垂直バネ11の右側の垂直部11aに直交してこれ
を保持する。さらに、左側の垂直部11aももう一方の
突出折曲部12bで挟み込みようにして保持する。
平バネ12の第2の係止部を基台15の第2の基台係止
部15bに係止して固定する。この状態で垂直バネ11
は左右2つの垂直部11aがそれぞれ垂直バネ穴13、
水平バネ12の突出折曲部12bによって噴射ノズル2
0に向かって押圧されるので、垂直バネ11が前方に倒
れることなくオリフィス部7は外れないよう固定され
る。一方水平バネ12は、第1、第2の基台係止部15
bと垂直バネ11によって相互に逆方向の応力を受ける
ので、外れないように固定される。以上のようにしてオ
リフィス部7を噴射ノズル20の前面に装着して固定
し、図3のような状態となる。このように、ネジやドラ
イバなどを使用することなくワンタッチでオリフィス部
7の交換が容易に行え、しかも既に調整がとれた位置関
係を崩すことなく作業を行えるので面倒な位置決めや再
調整作業が不要となり、作業を容易にかつ迅速に完了さ
せることができるというメリットが実現される。
材と別の基台15上に噴射ノズル20およびオリフィス
部7、さらにこれらの連結具10を設けているため、バ
ネの弾性力や押圧力が完全に分断され、これらに余計な
外力が他の部材に伝搬して位置関係を乱すことがない。
また従来例と異なり帯電電極22を回転させず固定して
いるため、この部分での位置ずれなどのトラブルを回避
でき、さらに経年による位置決め調整も不要とできるな
どのメリットもある。このように、可動部材と固定部材
を接触させることを避けて、これらを完全に分離するこ
とにより位置決めのとれた状態が安定して保たれるとい
うメリットを享受できる。
ェット記録装置、インクジェット記録装置のオリフィス
取付機構およびインクジェット記録装置のオリフィス装
着方法は、オリフィス部の取付作業を容易にすると共に
位置決め作業を不要とし、極めて使い勝手の良いインク
ジェット記録装置を実現している。特に、本発明のイン
クジェット記録装置、インクジェット記録装置のオリフ
ィス取付機構およびインクジェット記録装置のオリフィ
ス装着方法が、オリフィス部自体に位置決め部を備えて
おり、この位置決め部によって位置決めがなされるた
め、インクの噴出方向の調整などの位置調整作業が不要
で簡単かつ短時間に交換が可能である。また連結具にバ
ネを使用することで、連結具に必要な部品点数を減ら
し、かつ工具を使わないことによる作業能率の向上も図
られる。さらに、分離、装着するオリフィス部以外の部
材を分解する必要をなくすことにより、噴射ノズルへの
オリフィス部の固定のみが単独で行われるため位置関係
の基準がずれることがない。さらにまた、噴射ノズルお
よびオリフィスの連結具を同一の基台上に設ければ、位
置ずれの伝搬を防止して調整作業の複雑化を回避するこ
とも実現される。
ヘッド部の構成を示す模式図である。
の取付機構を示す斜視図である。
置のヘッド部の内部構成を示す斜視図である。
図である。
度から見た分解斜視図である。
す分解斜視図である。
構成の一例を示す斜視図である。
図である。
である。
図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 インク送出面からインクを噴射する機構
を備える噴射ノズルと、 前記噴射ノズルのインク送出面を脱着可能に被覆し、イ
ンクを噴出するインク噴射孔を備えるオリフィス部と、 前記オリフィス部を前記噴射ノズルのインク送出面に押
圧して連結する連結具と、 噴出されたインク粒子に所定の電圧で帯電させる帯電電
極と、 帯電されたインク粒子を所定の方向に偏向する偏向電極
と、 前記噴射ノズルに対向して配置され、印字に使用されな
いインク粒子を回収するガターと、 を備えるコンティニュアス式のインクジェット記録装置
であって、前記インクジェット記録装置はさらに、 前記オリフィス部は、前記噴射ノズルのインク送出面と
の対向面において前記インク噴射孔を除く位置に少なく
とも2つの位置決め部を設け、 前記噴射ノズルには、前記オリフィス部との対向面に前
記位置決め部と対応する位置に位置決め対応部を設け、 前記位置決め部および位置決め対応部によって、噴射ノ
ズルとオリフィス部との位置決めがなされインク噴射孔
の噴射方向が調整されることを特徴とするインクジェト
記録装置。 - 【請求項2】 前記連結具は、前記オリフィス部を前記
噴射ノズルのインク送出面に押圧する押圧部と、前記オ
リフィス部が前記噴射ノズルのインク送出面から外れな
いように前記噴射ノズルの上面で前記押圧部に絡めて保
持する係止部とを有することを特徴とする請求項1記載
のインクジェット記録装置。 - 【請求項3】 前記オリフィス部は垂直方向に延長され
た少なくとも1つの段差部を設けており、前記段差部に
前記押圧部が案内されて押圧部がオリフィス部を保持す
ることを特徴とする請求項1または2記載のインクジェ
ット記録装置。 - 【請求項4】 前記位置決め部および段差部は前記オリ
フィス部と一体成形されていることを特徴とする請求項
3記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項5】 前記オリフィス部は、焼結品であること
を特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のインク
ジェト記録装置。 - 【請求項6】 前記押圧部は、前記オリフィス部を前記
噴射ノズルのインク送出面に対しほぼ垂直方向に弾性的
に押圧する垂直バネであり、 前記係止部は、前記垂直バネをオリフィス部のインク送
出面に押圧した状態でこれを係止する水平バネであるこ
とを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載のイン
クジェット記録装置。 - 【請求項7】 前記垂直バネおよび水平バネが、金属線
を折曲したワイヤーで構成されることを特徴とする請求
項6記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項8】 前記噴射ノズル、オリフィス部、連結具
は、同一の基台上に設けられたことを特徴とする請求項
1から7のいずれかに記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項9】 前記噴射ノズルは、ヘッド部において前
記帯電電極、偏向電極およびガターと異なる基台上に固
定されてなることを特徴とする請求項1から9のいずれ
かに記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項10】 前記位置決め部および位置決め対応部
は、ピンと前記ピンを挿通するピン孔で構成されること
を特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のインク
ジェット記録装置。 - 【請求項11】 インクジェット記録装置のオリフィス
取付機構において、 インク送出面からインクを噴射する機構を備える噴射ノ
ズルと、 前記噴射ノズルのインク送出面を脱着可能に被覆し、イ
ンクを噴出するインク噴射孔と、前記インク噴射孔を除
く位置に設けられた少なくとも2つの位置決め部と、垂
直方向に延長された少なくとも一の段差部とを備えるオ
リフィス部と、 前記段差部に案内されて前記オリフィス部を前記噴射ノ
ズルのインク送出面に対しほぼ垂直方向に弾性的に押圧
する垂直バネと、 前記垂直バネをオリフィス部のインク送出面に押圧した
状態で前記噴射ノズルの上面で前記垂直バネに絡めてこ
れを係止する水平バネと、を有することを特徴とするイ
ンクジェット記録装置のオリフィス取付機構。 - 【請求項12】 インクジェット記録装置のオリフィス
装着方法であって、 噴射ノズルのインクを噴射するインク送出面にオリフィ
ス部を、オリフィス部に設けられた位置決め部によって
位置決めして配置する工程と、 前記オリフィス部に設けられた段差部に垂直バネを案内
し、前記垂直バネで前記オリフィス部を前記噴射ノズル
のインク送出面に対しほぼ垂直方向から押圧する工程
と、 前記垂直バネで前記オリフィス部を前記噴射ノズルのイ
ンク送出面に押圧した状態で、前記噴射ノズルの上面に
おいて水平バネを前記垂直バネに絡めて、前記水平バネ
で前記噴射ノズルの上面を押圧しながら前記噴射ノズル
の側面に設けられた切り欠き部に水平バネを係止する工
程と、を有することを特徴とするインクジェット記録装
置のオリフィス装着方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002013578A JP4068351B2 (ja) | 2002-01-22 | 2002-01-22 | インクジェット記録装置、インクジェット記録装置のオリフィス取付機構およびインクジェット記録装置のオリフィス装着方法 |
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JP2002013578A JP4068351B2 (ja) | 2002-01-22 | 2002-01-22 | インクジェット記録装置、インクジェット記録装置のオリフィス取付機構およびインクジェット記録装置のオリフィス装着方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003211674A true JP2003211674A (ja) | 2003-07-29 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006250311A (ja) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | Kayaba Ind Co Ltd | フィルタ一体化オリフィス、スローリターン弁、油圧駆動ユニット |
-
2002
- 2002-01-22 JP JP2002013578A patent/JP4068351B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2006250311A (ja) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | Kayaba Ind Co Ltd | フィルタ一体化オリフィス、スローリターン弁、油圧駆動ユニット |
JP4616672B2 (ja) * | 2005-03-14 | 2011-01-19 | カヤバ工業株式会社 | フィルタ一体化オリフィス、スローリターン弁、油圧駆動ユニット |
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