JP2003211560A - 合成樹脂箱、その組立方法、及びその組立装置 - Google Patents

合成樹脂箱、その組立方法、及びその組立装置

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JP2003211560A JP2002013004A JP2002013004A JP2003211560A JP 2003211560 A JP2003211560 A JP 2003211560A JP 2002013004 A JP2002013004 A JP 2002013004A JP 2002013004 A JP2002013004 A JP 2002013004A JP 2003211560 A JP2003211560 A JP 2003211560A
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幸義 木村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成樹脂箱の組立方法において、極めて高価
な組立装置を用いることなく、側片体に生じる反りを防
止し、側片体を底片体に対して垂直な方向に立設させる
こと。 【解決手段】 底片体に連接した4つの側片体を折り曲
げ、前記側片体に連接する耳片体と前記側片体とを融着
することで箱体を形成する合成樹脂箱の組立方法であっ
て、前記耳片体と前記側片体との連接部を溶融し、溶融
した連接部によって、前記耳片体を該側片体に対して9
0度以下の角度で融着硬化する第1の融着工程と、前記
側片体を前記底片体に対して折り曲げたときに前記耳片
体に重合する側片体と当該耳片体とを融着する第2の融
着工程とを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡シートやプラ
スチックダンボールからなる合成樹脂箱、その組立方
法、及びその組立装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の合成樹脂箱について図1
0から図12を用いて説明する。図10は同合成樹脂箱
の展開平面図、図11は同合成樹脂箱の組立斜視図、図
12は同合成樹脂箱の組立平面図である。同合成樹脂箱
は、例えば図10に示すように、底片体100に連接す
る側片体101と側片体103とを折り曲げて組み立て
られる。このとき、側片体101に連接している4つの
耳片体102は、側片体101に対して折り曲げられて
側片体103と接合される。このようにして組み立てら
れた合成樹脂箱は、例えば図11に示すように、箱内に
仕切104を装着し、仕切104によって仕切られたそ
れぞれのスペースに歯磨きチューブのような商品や部品
が挿入されて用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各種物
品の保管、移送用として利用されているこの種の合成樹
脂箱としては、ポリプロピレン樹脂(PP)材のような
強度性、耐用性の良好な材料が一般に用いられるが、弾
性力を有するために、折り曲げ加工だけでは十分な形状
維持が保てない。従って、図12に示すように、組み立
てられた合成樹脂箱の側片体は、反りを生じ、特に中央
部では、外方向に広がる形状となってしまう。このよう
に外方向に反りを生じると、例えば図12に示すスペー
ス105の空間は予定の寸法より大きくなってしまい、
内容物が傾いたり、スペース105外へ移動してしまう
等の問題を有していた。一方、このような反りによる変
形を防止する方法として、底片体100に連接する側片
体101と側片体103とを熱融着によって底片体10
0に対して90度の角度に固定する方法がとられてい
た。この方法によれば、側片体101、103は、底片
体100に対して確実に90度の角度を保持することに
なり、上記のような外方向への反りは確実に防止でき
る。しかし、この方法による組立には、側片体101、
103の底片体100との連接部の寸法に合わせた熱刃
を準備しなければならないが、特に合成樹脂箱のサイズ
毎に熱刃を準備する必要がある。従って、複数のサイズ
違いの合成樹脂箱に対応する組立装置は極めて高価なも
のとなってしまう問題を有していた。
【0004】そこで本発明は、極めて高価な組立装置を
用いることなく、側片体に生じる反りを防止し、側片体
を底片体に対して垂直な方向に立設させることを目的と
する。従って本発明は、少ない融着箇所によって側片体
に生じる反りを防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
合成樹脂箱の組立方法は、底片体に連接した4つの側片
体を折り曲げ、前記側片体に連接する耳片体と前記側片
体とを融着することで箱体を形成する合成樹脂箱の組立
方法であって、前記耳片体と前記側片体との連接部を溶
融し、溶融した連接部によって、前記耳片体を該側片体
に対して90度以下の角度で融着硬化する第1の融着工
程と、前記側片体を前記底片体に対して折り曲げたとき
に前記耳片体に重合する側片体と当該耳片体とを融着す
る第2の融着工程とを有することを特徴とする。請求項
2記載の本発明の合成樹脂箱は、組み立てられた時に底
面となる底片体と、前記底片体に連接し組み立てられた
時に側壁となる4つの側片体と、前記側片体に連接する
4つの耳片体とを備えた合成樹脂箱であって、前記底片
体と前記側片体との連接部は折曲用罫線によって折り曲
げられ、前記耳片体の前記側片体との連接部は融着によ
って硬化され、前記耳片体の平面部は、連接しない他の
側片体の平面部と融着によって重合接続されていること
を特徴とする。請求項3記載の本発明は、請求項2に記
載の合成樹脂箱において、前記耳片体が前記側片体の外
周面に融着されていることを特徴とする。請求項4記載
の本発明の合成樹脂箱の組立装置は、請求項1に記載の
合成樹脂箱の組立方法に用いる組立装置であって、前記
耳片体と前記側片体との連接部を溶融する熱刃の先端角
度を70度から90度としたことを特徴とする。請求項
5記載の本発明の合成樹脂箱の組立装置は、請求項2又
は請求項3に記載の合成樹脂箱の組立装置であって、前
記耳片体と前記側片体との連接部を溶融する熱刃の先端
角度を70度から90度としたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態による
合成樹脂箱の組立方法は、耳片体と側片体との連接部を
溶融し、溶融した連接部によって、耳片体を該側片体に
対して90度以下の角度で融着硬化する第1の融着工程
と、側片体を底片体に対して折り曲げたときに耳片体に
重合する側片体と当該耳片体とを融着する第2の融着工
程とを有するものである。このように、本実施の形態
は、耳片体を該側片体に対して90度以下の角度で融着
硬化した後に、耳片体と他の側片体とを融着する。従っ
て、本実施の形態によれば、合成樹脂箱のそれぞれの4
隅において、耳片体と側片体との間で90度以下の角度
で規制することができるため、それぞれの側片体は、両
側から内側に向かった付勢力を受けることになり、この
両側から受ける付勢力によって側片体に生じる反りを防
止し、側片体を底片体に対して垂直な方向に立設させる
ことができる。
【0007】本発明の第2の実施の形態による合成樹脂
箱は、底片体と側片体との連接部は折曲用罫線によって
折り曲げられ、耳片体の側片体との連接部は融着によっ
て硬化され、耳片体の平面部は、連接しない他の側片体
の平面部と融着によって重合接続されているものであ
る。本実施の形態によれば、合成樹脂箱のそれぞれの4
隅において、耳片体の側片体との連接部を融着硬化させ
ることで角度を規制することができるため、それぞれの
側片体は、両側から規制を受けることになり、この両側
から受ける規制によって側片体に生じる反りを防止し、
側片体を底片体に対して垂直な方向に立設させることが
できる。
【0008】本発明の第3の実施の形態は、第2の実施
の形態による合成樹脂箱において、耳片体が側片体の外
周面に融着されているものである。本実施の形態によれ
ば、側片体を底片体に対して垂直な方向に立設させるこ
とができるとともに、側片体内側に耳片体による凹凸を
生じないため、例えば箱内部を仕切によって複数に区分
し、区分されたそれぞれのスペースを利用する場合に
は、内部の空間、特に側片体周辺のスペースを有効に利
用することができる。
【0009】本発明の第4の実施の形態による合成樹脂
箱の組立装置は、第1の実施の形態による合成樹脂箱の
組立方法に用いる組立装置であって、耳片体と側片体と
の連接部を溶融する熱刃の先端角度を70度から90度
としたものである。本実施の形態によれば、合成樹脂箱
のそれぞれの4隅において、耳片体の側片体との連接部
を90度以下の角度で融着硬化させることができる。
【0010】本発明の第5の実施の形態による合成樹脂
箱の組立装置は、第2又は第3の実施の形態による合成
樹脂箱の組立装置であって、耳片体と側片体との連接部
を溶融する熱刃の先端角度を70度から90度としたも
のである。本実施の形態によれば、合成樹脂箱のそれぞ
れの4隅において、耳片体の側片体との連接部を90度
以下の角度で融着硬化させることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例による合成樹脂箱の
組立方法について図面を用いて説明する。図1は本実施
例により組み立てられる合成樹脂箱の展開状態を示す斜
視図、図2及び図3は本実施例による組立方法を説明す
るための工程別合成樹脂箱の状態を示す斜視図、図4は
本実施例によって組み立てられた合成樹脂箱の上面図で
ある。まず、図1に示すように、本実施例による合成樹
脂箱は、四辺形からなる底片体1と、この底片体1と連
続する一対の第1側片体2と、同じく底片体1と連続す
る一対の第2側片体3と、第1側片体2の両側に連続す
る耳片体4とによって構成されている。ここで底片体1
と第1側片体2との連接部5と、底片体1と第2側片体
3との連接部6とには、1条又は複数条の折曲用罫線が
設けられている。
【0012】次に、図2及び図3を用いて、耳片体4と
第1側片体2との連接部7の溶融工程について説明す
る。耳片体4と第1側片体2との連接部7に、一方向か
ら熱刃8を押しあてる。この熱刃8は、ヒータによっ
て、220℃〜280℃で加熱されている。ここで熱刃
8は、板状の銅板の表面にテフロン(登録商標)テープ
を巻いて構成している。なお、テフロンテープの代わり
に、テフロンメッキを施すことが強度の点から好まし
い。合成樹脂箱に使用する材料の厚さによっても異なる
が、連接部7を一方の面から押圧し、他方の面まで達し
ない、所定の深さまで溶融する。熱刃8は、連接部7を
所定の深さまで溶融した後に退避する。連接部7がまだ
溶融状態にあるタイミングで、図3に示すように、耳片
体4を折り曲げる。耳片体4を折り曲げ、第1側片体2
に対して押圧した状態を所定時間維持することで連接部
7を硬化させる。
【0013】耳片体4と第1側片体2との連接部7の溶
融硬化工程が終了すると、次に耳片体4と第2側片体3
との接合を行う。まず、一対の第2側片体3を立ち上げ
て底片体1側に折り曲げる。このとき、第2側片体3と
底片体1との間の角度が、耳片体4と第1側片体2との
接合角度より小さな角度となるように折り曲げる。その
後、第1側片体2を立ち上げて底片体1側に折り曲げ
る。そして、耳片体4と第2側片体3との間に隙間を確
保し、この状態で、重合される耳片体4と第2側片体3
の間に熱刃を挿入する。熱刃を挿入した状態で重合する
耳片体4と第2側片体3とを押圧し、耳片体4の外表面
と第2側片体3の内表面とを溶融する。この場合の加熱
温度についても約220℃〜280℃とし押圧時間は数
秒程度である。耳片体4と第2側片体3との対向面を熱
刃によって溶融させた後、耳片体4と第2側片体3とを
離間させて、耳片体4と第2側片体3との間に間隙を作
り、熱刃を溶融位置から退避させる。熱刃の退避後、再
び耳片体4の融着部と第2側片体3の融着部を押圧機構
によって押圧してそれぞれの融着部同士を重合させて融
着する。重合接続部の融着が硬化することで、合成樹脂
箱の組立を完了する。
【0014】図4はこのようにして組み立てられた合成
樹脂箱である。図4に示すように、耳片体4と第1側片
体2との接合部7の角度を90度以下にすることで、図
中の点線で示すように、第1側片体2及び第2側片体3
には、内向きの反りを生じさせるように付勢力が作用す
る。しかし一方で第1側片体2及び第2側片体3には、
連接部5、6の折り曲げによって外向きの反りが生じて
いる。従ってそれぞれの反りの相殺によって、側片体
2、3は、全幅に渡って底片体1に対して垂直な角度を
保つような状態に維持される。従って図4に示すように
上面から見た場合には、ほぼ四辺形の状態となる。
【0015】次に、図5に使用状態の一例を示す。図5
は、本実施例による合成樹脂箱内に、仕切9を設けた場
合を示している。この仕切9は、第1側片体2に平行な
複数の仕切片と、第2側片体3に平行な複数の仕切片と
から構成され、これら垂直に嵌め込まれた仕切片によっ
て複数のスペースを形成している。図示のように、第1
側片体2及び第2側片体3が底片体1に対して全幅に渡
って垂直な状態を保っているため、特に第1側片体2や
第2側片体3と仕切9との間のスペースを有効に活用す
ることができる。特に本実施例のように、耳片体4を側
片体3の外面側に配置した、外付けタイプの合成樹脂箱
にあっては、より有効である。
【0016】図6は本発明の他の実施例によって組み立
てられた合成樹脂箱の上面図である。本実施例では、耳
片体4を側片体3の内面側に配置した、内付けタイプの
合成樹脂箱を示している。本実施例においても、耳片体
4と第1側片体2との接合部7の角度を90度以下にす
ることで、第1側片体2及び第2側片体3には、内向き
の反りを生じさせるように付勢力が作用する。しかし一
方で、第1側片体2及び第2側片体3には、連接部5、
6の折り曲げによって外向きの反りが生じている。従っ
てそれぞれの反りの相殺によって、側片体2、3は、全
幅に渡って底片体1に対して垂直な角度を保つような状
態に維持される。このように上記実施例では、外付けタ
イプの合成樹脂箱を組み立てる場合を説明したが、内付
けタイプであっても同様に効果を得ることができるとと
もに、更には2ピースに別れた合成樹脂箱であっても可
能である。なお、耳片体4と第2側片体3との対向面を
溶融する熱刃は、板状の銅板の表面にテフロンテープを
巻いて構成している。なお、テフロンテープの代わり
に、テフロンメッキを施すことが強度の点から好まし
い。
【0017】次に図7から図9を用いて、耳片体4と第
1側片体2との溶融工程についての詳細について説明す
る。図7は本実施例による溶融前の状態を示す要部説明
図、図8は本実施例による溶融後の状態を示す要部説明
図、図9は本実施例による溶融硬化状態を示す要部説明
図である。熱刃8は、溶融箇所となる連接部7とほぼ同
じ幅を有する板状をしており、その先端角度θは、70
度から90度、より好ましくは79度から81度に形成
されている。この熱刃8を連接部7に押圧することで、
図8に示すように、連接部7は溶融され、所定の角度を
有する凹部が形成される。この凹部の角度は、熱刃8の
先端角度θと加熱温度、更には深さ寸法や材料にも影響
されるが、熱刃8の先端角度θよりも大きな角度の凹部
が形成される。図8に示すように、連接部7が溶融され
た状態で、耳片体4を折り曲げて図9の状態とする。耳
片体4の折り曲げ角度は凹部の角度に影響される。図9
の状態を所定時間維持することで連接部7は硬化し、耳
片体4と第1側片体2とは、所定の角度を保持して固着
される。
【0018】なお、本実施例で用いる熱刃の根元側の熱
刃保持部には、ヒータが設けられているが、このときヒ
ータは、熱刃の長手方向に、複数に分割して設けられて
いることが好ましい。またヒータは、分割された部分毎
に脱着可能に取り付けられていることが好ましい。また
熱刃についても、ヒータの分割に対応させて、複数に分
割し、分割された部分毎に脱着可能に取り付けられてい
ることが好ましい。このように熱刃やヒータを部分的に
脱着可能に取り付けることで、合成樹脂箱のサイズ違い
に対応させることができるとともに、例えば合成樹脂箱
の材質や用途による融着部位や融着幅を調整することが
できる。また、第2側片体3の融着部と耳片体4の融着
部の位置は、耳片体4の縁部よりやや内側になるように
調節し、耳片体4の端部に不融着部を設けることが好ま
しい。このように不融着部を設けることで、融着時に溶
けた合成樹脂材料がはみ出すことはなく、従って、外観
が極めて美麗であり、商品価値を損なうことはない。な
お、本実施例においては、融着する材料の厚さ、長さ等
に応じて、熱刃の加熱温度、材料への接触時間等を最適
条件に制御することができる。また本実施例における合
成樹脂箱は、ポリプロピレン樹脂(PP)材のような強
度性、耐用性の良好な材料を用い、プラスチックダンボ
ールの他、発泡シートを用いて構成することもできる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
合成樹脂箱のそれぞれの4隅において、耳片体と側片体
との間で90度以下の角度で規制することができるた
め、それぞれの側片体は、両側から内側に向かった付勢
力を受けることになり、この両側から受ける付勢力によ
って側片体に生じる反りを防止し、側片体を底片体に対
して垂直な方向に立設させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例により組み立てられる合成樹
脂箱の展開状態を示す斜視図
【図2】 本実施例による組立方法を説明するための工
程別合成樹脂箱の状態を示す斜視図
【図3】 本実施例による組立方法を説明するための工
程別合成樹脂箱の状態を示す斜視図
【図4】 本実施例によって組み立てられた合成樹脂箱
の上面図
【図5】 使用状態の一実施例を示す上面図
【図6】 本発明の他の実施例によって組み立てられた
合成樹脂箱の上面図
【図7】 本実施例による溶融前の状態を示す要部説明
【図8】 本実施例による溶融後の状態を示す要部説明
【図9】 本実施例による溶融硬化状態を示す要部説明
【図10】 従来のこの種の合成樹脂箱の展開平面図
【図11】 同合成樹脂箱の組立斜視図
【図12】 同合成樹脂箱の組立平面図
【符号の説明】
1 底片体 2 第1側片体 3 第2側片体 4 耳片体 5 連接部 6 連接部 7 連接部 8 熱刃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29C 53/18 B65D 5/42 F Fターム(参考) 3E060 AA03 AB18 BC02 BC04 DA30 3E075 BA02 CA01 DC01 DC28 DC43 DD14 DD45 GA04 4F209 AA11 AC03 AG01 AH56 NA02 NB01 NG02 NH18 NH30 NK07 NK10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底片体に連接した4つの側片体を折り曲
    げ、前記側片体に連接する耳片体と前記側片体とを融着
    することで箱体を形成する合成樹脂箱の組立方法であっ
    て、前記耳片体と前記側片体との連接部を溶融し、溶融
    した連接部によって、前記耳片体を該側片体に対して9
    0度以下の角度で融着硬化する第1の融着工程と、前記
    側片体を前記底片体に対して折り曲げたときに前記耳片
    体に重合する側片体と当該耳片体とを融着する第2の融
    着工程とを有することを特徴とする合成樹脂箱の組立方
    法。
  2. 【請求項2】 組み立てられた時に底面となる底片体
    と、前記底片体に連接し組み立てられた時に側壁となる
    4つの側片体と、前記側片体に連接する4つの耳片体と
    を備えた合成樹脂箱であって、前記底片体と前記側片体
    との連接部は折曲用罫線によって折り曲げられ、前記耳
    片体の前記側片体との連接部は融着によって硬化され、
    前記耳片体の平面部は、連接しない他の側片体の平面部
    と融着によって重合接続されていることを特徴とする合
    成樹脂箱。
  3. 【請求項3】 前記耳片体が前記側片体の外周面に融着
    されていることを特徴とする請求項2に記載の合成樹脂
    箱。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の合成樹脂箱の組立方法
    に用いる組立装置であって、前記耳片体と前記側片体と
    の連接部を溶融する熱刃の先端角度を70度から90度
    としたことを特徴とする合成樹脂箱の組立装置。
  5. 【請求項5】 請求項2又は請求項3に記載の合成樹脂
    箱の組立装置であって、前記耳片体と前記側片体との連
    接部を溶融する熱刃の先端角度を70度から90度とし
    たことを特徴とする合成樹脂箱の組立装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114572471A (zh) * 2022-02-14 2022-06-03 豪德机械(上海)有限公司 一种尺寸柔性的自动制箱设备

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CN114572471B (zh) * 2022-02-14 2024-04-09 豪德机械(上海)有限公司 一种尺寸柔性的自动制箱设备

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