JP2003211437A - アンカ下穴用工具 - Google Patents

アンカ下穴用工具

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JP2003211437A
JP2003211437A JP2002018420A JP2002018420A JP2003211437A JP 2003211437 A JP2003211437 A JP 2003211437A JP 2002018420 A JP2002018420 A JP 2002018420A JP 2002018420 A JP2002018420 A JP 2002018420A JP 2003211437 A JP2003211437 A JP 2003211437A
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JP
Japan
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anchor
rod
tool
prepared hole
acute angle
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Application number
JP2002018420A
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English (en)
Inventor
Masao Nakajima
真夫 中島
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Asahi Tec Corp
Original Assignee
Asahi Tec Corp
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Publication date
Application filed by Asahi Tec Corp filed Critical Asahi Tec Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 硬い地盤にアンカを埋設するときの下穴を容
易に開けることのできる工具を提供する。 【解決手段】 所定の長さを有する棒状体の一端部に回
転機械に着脱自在に装着される装着部を設けるととも
に、その棒状体の他端部を鋭角に形成し、その鋭角に形
成された箇所に超硬チップ3a,3bを設ける。さら
に、回転機械に着脱自在に装着される装着部の反対側に
超硬チップ6a,6bを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電柱の支線用のア
ンカ、あるいは、建築構造物等を支持するアンカを埋設
するときの下穴を開けるときに用いられるアンカ下穴用
工具に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、特開2000−18
50号、同2001−59221号、同2001−18
2058号等において、電線や電話線を張設するための
電柱用のアンカ、あるいは建築構造物等を支持するアン
カを提案している。この提案に係るアンカは、図2
(b)に示されるように、鋼製の棒材の先端側に螺旋状
の掘削刃を設けて構成されている。
【0003】すなわち、このアンカAは、全体形状が棒
状を呈していて、地中に埋設される側(図2(b)では
下端部側)の先端部には、間欠的に複数個(図示の例で
は5個)の螺旋状掘削刃100a〜100eが一体的に
設けられている。これら掘削刃100a〜100eは、
上方に行くほど、すなわち、掘削刃100aよりも10
0b、また、100bよりも100cの方が大径となる
ように構成されている。これら掘削刃100a〜100
eの地中に進入する側及び外周は、尖鋭に形成されてい
る。また、アンカ本体A′の先端部分は、周知のドリル
と同様に、切込刃101を有するドリル部に形成されて
いる。
【0004】アンカ本体A′の先端部と反対側、即ち、
掘削刃100a〜100eの設けられている側と反対側
の上端側には、アンカ本体A′の径よりも少し大きな径
を有するつば部102が設けられているとともに、その
つば部102よりも上側は、四角柱からなる角柱部10
3に形成されていて、穴堀建柱車のオーガ等の回転機械
Mに嵌合して、アンカ本体A′をその回転機械Mで回動
できるように構成されている。図2(b)中、104
は、角柱部103に設けられた穴で、回転機械Mにセッ
トするときのピンの挿入口として用いられるとともに、
支線棒の取付けられる孔として用いられる。
【0005】アンカ本体A′は、図2(b)に示される
ように、その長手方向中央部分が膨らんだ紡錘形に形成
されている。このように、アンカ本体A′を紡錘形に形
成すると、アンカ本体A′の強度を高めることができ
る。なお、この紡錘形の地中アンカについても、本出願
人は別途提案している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記提案に係るアンカ
は、アンカ本体の先端側に螺旋状の掘削刃が設けられて
いるとともに、そのアンカ本体の先端部に切込刃からな
るドリル部が形成されているので、地面が硬くとも容易
に掘削して埋設できる等の特長を有しているが、アンカ
の埋設される地面の地盤が礫状や岩盤等の極めて硬質な
場合、すなわち、アンカの埋設場所のN値が所定値以上
のときは、アンカを直接埋設するよりも下穴を開けて埋
設する方が容易に埋設することができるので、このよう
な下穴を開けるのに好適なアンカ下穴用工具の出現が望
まれていた。
【0007】そこで、本発明は、上述の要望に応えるた
めになされたものであって、その目的は、アンカの下穴
を容易に開けることのできるアンカ下穴用工具を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るアンカ下穴
用工具は、上記目的を達成するために、請求項1に記載
の発明は、所定の長さを有する棒状体の一端部に回転機
械に着脱自在に装着される装着部を設けるとともに、そ
の棒状体の他端部を鋭角に形成し、その鋭角に形成され
た箇所に超硬チップを設けたことを特徴としている。本
発明の請求項2に記載のアンカ下穴用工具は、棒状体の
一端部の回転機械に装着される側と反対側に超硬チップ
を設けたことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1(a)は、一実施の形態に係
るアンカ下穴用工具(以下、「下穴工具」という。)の
正面図、(b)は、その上面図、(c)はその底面図、
(d)はその右側面図である。
【0010】下穴工具1の全体形状は、棒状を呈してお
り、鋼製の丸棒からなる棒部2を有している。そして、
その棒部2の下部側(図1(a),(d)において下
側)は、少し直径が小さく形成された小径部2′に形成
されている。
【0011】小径部2′の先端部側(図1(a),
(d)において最下端部側)は、周知のドリルのように
鋭角に形成されているとともに、そのドリルのあたり部
に相当する部分に超硬チップ3a,3bがろう付けによ
り設けられている。これら超硬チップ3a,3bは、周
知の超硬合金からなり、例えば、炭化タングステン、炭
化チタンなどの非常に硬い化合物の粉末とコバルトなど
の金属粉末を結合剤として高圧で圧縮し、金属が溶けな
い程度の高温に加熱して焼結して形成されたものであ
る。
【0012】つば部4は、棒部2の上部側(図1
(a),(b)において上部側)に設けられていて、棒
部2の直径よりも少し大きい直径を有している。そし
て、このつば部4の下側には、つば部4の下面と棒部2
の上部壁との間に設けられた取付部5a,5bを介して
下側(超硬チップ3a,3b側)が細くなるように傾斜
させて超硬チップ6a,6bがろう付けにより設けられ
ている。このように、つば部4の下側にも超硬チップ6
a,6bを設けると、所定の大きさの下穴を容易に得る
ことができる。
【0013】四角柱からなる角柱部7は、つば部4の上
側(図1(a),(b)において超硬チップ3a,3b
と反対側)に設けられている。そして、この角柱部7に
は、その角柱部7の軸心方向と直交する方向に所定の径
からなる孔8が設けられている。
【0014】図2(a)は、上記構成の下穴工具1を用
いて硬い地面Gに下穴を開ける状態を示している。すな
わち、下穴工具1は、穴掘建柱車のオーガ等の回転機械
Mに設けられている角柱穴M′に角柱部7を挿入し、そ
の回転機械M及び角柱部7に設けられている孔8,M″
にピンPを挿入して下穴工具1が回転機械Mに取付けら
れる。そして、回転機械Mを回転させながら下穴工具1
を地面Gに押圧すると、地面Gには下穴工具1に対応し
た下穴が開けられる。
【0015】下穴工具1の穴掘りにおいては、当然に切
削粉が生じるが、この回転機械の押圧力を間接的に解除
すると、その解除時に切削熱により気体が急激に膨張す
るので、切削粉は、その気体の膨張による噴出に伴って
地表に排出される。したがって、切削粉の排出を効率よ
く行いながら、所定深さの下穴を掘ることができる。
【0016】所定深さの下穴が下穴工具1を用いて開け
られた後、回転機械Mから下穴工具1が外され、その回
転機械MにアンカAが取付けられる(図2(b)参
照)。そして、そのアンカAを押圧しながら回転させる
と、アンカAは、下穴に容易に食い込んで地中に埋設さ
れる。なお、このアンカAの埋設に当っては、本出願人
が、先に特開2001−271345号に示される施工
工具を回転機械MとアンカAとの間に介在させると、ア
ンカAを地中深く埋設させることができる。
【0017】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の下穴工具は、
所定の長さを有する棒状体の一端部に回転機械に着脱自
在に装着される装着部を設けるとともに、その棒状体の
他端部を鋭角に形成し、その鋭角に形成された箇所に超
硬チップを設けたので、硬い地盤であっても容易に下穴
を開けることができ、その下穴を利用して容易にアンカ
を埋設することができる。本発明の請求項2に記載の下
穴工具は、棒状体の一端部の回転機械に装着される側と
反対側に超硬チップを設けたので、下穴を容易に所定の
大きさにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施の形態に係る下穴工具
の正面図、(b)はその上面図、(c)はその下面図、
(d)はその右側面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る下穴工具を用いて
下穴を開けている状態の説明図、(b)は先の提案に係
るアンカの正面図である。
【符号の説明】
1 下穴工具(アンカ下穴用工具) 2 棒部 3a,3b,6a,6b 超硬チップ 4 つば部 7 角柱部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の長さを有する棒状体の一端部に回
    転機械に着脱自在に装着される装着部を設けるととも
    に、その棒状体の他端部を鋭角に形成し、その鋭角に形
    成された箇所に超硬チップを設けたことを特徴とするア
    ンカ下穴用工具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のアンカ下穴用工具にお
    いて、棒状体の一端部の回転機械に装着される側と反対
    側に超硬チップを設けたことを特徴とするアンカ下穴用
    工具。
JP2002018420A 2002-01-28 2002-01-28 アンカ下穴用工具 Pending JP2003211437A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7384223B2 (en) * 2003-11-12 2008-06-10 Nadler Donald S Anchoring drill bit, system and method of anchoring

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