JP2003211343A - 電気駆動管理システムおよび方法 - Google Patents

電気駆動管理システムおよび方法

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JP2003211343A
JP2003211343A JP2002378558A JP2002378558A JP2003211343A JP 2003211343 A JP2003211343 A JP 2003211343A JP 2002378558 A JP2002378558 A JP 2002378558A JP 2002378558 A JP2002378558 A JP 2002378558A JP 2003211343 A JP2003211343 A JP 2003211343A
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JP2002378558A
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Ling Liu
リン リュ
Charles E Rose
イー.ローズ チャールズ
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Caterpillar Inc
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Caterpillar Inc
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P5/00Arrangements specially adapted for regulating or controlling the speed or torque of two or more electric motors
    • H02P5/68Arrangements specially adapted for regulating or controlling the speed or torque of two or more electric motors controlling two or more dc dynamo-electric motors
    • H02P5/69Arrangements specially adapted for regulating or controlling the speed or torque of two or more electric motors controlling two or more dc dynamo-electric motors mechanically coupled by gearing
    • H02P5/695Differential gearing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気駆動管理システムおよび方法を提供す
る。 【解決手段】 電気式連続可変変速機を含む工作機械を
制御するためのシステムが提供される。このシステムは
マイクロプロセッサを含み、マイクロプロセッサは状態
機械および状態機械を誘導するための一連の指示を含む
ように構成される。状態機械は、工作機械がゼロエネル
ギー入力における始動から作業の準備が整うまでに遭遇
する可能性のある状態を表す一連の状態を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、電気駆動
システムに関し、より詳しくは、1人の運転者の要求に
応じて、2つの状態間における電気駆動システムの変更
の制御および管理を行うためのシステムおよび方法に関
する。尚、第1の状態はゼロエンジン速度で静止してい
る工作機械であり、第2の状態はすべてのシステムが運
転者の入力に応答する準備ができている機能中の電源を
有する工作機械である。
【0002】
【従来の技術】連続可変変速機(CVT)、または、よ
り詳しくは、トルク分配型変速機を含む電気駆動システ
ムを備えた機械は、ゼロエンジン速度状態から始動さ
れ、運転者が機械を移動させるための命令を出すまで移
動を抑制することを通常は必要とする。運転者の命令を
受け入れることができる前に、任意の電気駆動システム
は、多数のステップを終える必要がある。たとえば、駐
車ブレーキ、クラッチおよび/またはさまざまな他のシ
ステムは、そのステップが完了し、新しい状態に達する
前に、一定の状態を獲得する必要がある場合がある。ま
た、ステップは、正確に線形な方法で行われなくてもよ
い。たとえば、1つのステップが完了した後、一定の事
象が生じる場合には、機械は、前のステップに戻っても
よく、任意の他の定義されたステップに進んでもよい。
次のステップは規定されなければならないが、線形ステ
ップでなくてもよい。さらに、故障状態は任意のステッ
プで検出されることができ、強制的に機械を故障モード
にさせる。
【0003】トルク分配型変速機システムを制御するた
めの従来技術のシステムおよび方法が存在する。そのよ
うなシステムおよび方法の1つは、「Method a
ndSystem for Controlling
a Split Torque Transmissi
on(トルク分配型変速機を制御するための方法および
システム)と題する米国特許(特許文献1参照)に記載
されている。このシステムは、流体静力学変速機および
機械変速機を含む。システムはまた、ゼロエンジン状態
から、機械が運転者の命令を待ち受けている状態へ移行
する必要がある多数のステップを実行するための多数の
モジュールを含むマイクロプロセッサを含む。しかし、
このシステムは、ステップ間の移動の前に付加的な判断
基準を満たす必要がある場合がある電気式CVTシステ
ムに関連していない。さらに、このシステムは、ゼロエ
ンジン状態から機械が運転者の命令を待ち受ける状態へ
のステップに正確に線形なアプローチを与える。
【0004】
【特許文献1】米国特許第5,682,315号明細書
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来技術
は、電気式連続可変変速機を利用する工作機械の初期作
動を制御するための効率的な手段を提供していない。本
発明は、従来技術に関連する問題および欠点を1つ以上
克服することに関する。
【0006】
【課題を解決するための手段】電気式CVTを含む工作
機械を制御するためのシステムが提供される。このシス
テムはマイクロプロセッサを含み、マイクロプロセッサ
は工作機械の挙動を制御するための状態機械を含むよう
に構成される。状態機械は、工作機械がゼロエネルギー
入力における始動から作業の準備が整うまでに遭遇する
可能性のある状態を表す一連の状態を含む。
【0007】別の形態において、工作機械における電気
式連続可変変速機(CVT)を制御するための方法が提
供される。状態機械が設けられる。工作機械の現在の状
態が決定される。工作機械に関する状態情報も得られ
る。状態機械および状態情報に基づいて、新たな状態に
達するための判断基準を満たしているかどうかが決定さ
れる。判断基準を満たしている場合には、新たな状態に
よって必要とされる挙動に作用する指示が工作機械に提
供される。
【0008】前述の一般的な説明および以下の詳細な説
明はいずれも例示および説明のためにすぎず、特許請求
の範囲のように本発明を限定するものではない。
【0009】本願明細書の一部に組み込まれ、構成する
添付図面は、本発明の例示の実施形態を示し、説明と共
に、本発明の原理を説明する役割を担っている。
【0010】
【発明の実施の形態】ここで、添付図面に図示された本
発明の実施形態および実施例を詳細に参照する。可能な
限り、同一の参照符号は、同一または類似の部分を指す
ために、図面の全体にわたって用いられるものとする。
【0011】電気式CVTを含む機械の円滑かつ効率的
な動作を制御するためのシステムおよび方法が、提供さ
れる。図1は、本発明の例示の一実施形態による電気駆
動変速機管理システムを含む機械100を示している。
機械100は、変速機システム110と、エンジンシス
テム120と、1つ以上のセンサ/アクチュエータ12
5と、コントローラエリアネットワーク(CAN)デー
タリンク130と、を含む。機械100はまた、器具油
圧システム、ファン油圧システム、ステアリングシステ
ムまたは機械100に関連する任意の他のシステムのよ
うな他のシステムを含んでもよい。機械100はまた、
マイクロプロセッサ140を含む。変速機システム11
0は、機械を駆動するために、エンジン120から動力
を伝達する任意の機構を含む。変速機システム110
は、電気式CVTシステム、具体的には電気トルク分配
型変速機システムを含む。センサ/アクチュエータ12
5は、変速機システム110および/またはエンジンシ
ステム120とマイクロプロセッサ140との間で情報
および指示をやり取りする。変速機システム110およ
びエンジンシステム120は、それぞれCANデータリ
ンク130およびマイクロプロセッサ140に関連す
る。CANデータリンク130は、変速機システム11
0および/またはエンジンシステム120に関連するセ
ンサなどのセンサ(図示せず)のような産業用装置と、
マイクロプロセッサ140または、電子制御モジュール
(ECM)(図示せず)のような特殊なマイクロプロセ
ッサなどのより高次の装置との間の接続を提供する。あ
るいは、CANデータリンク130は、任意の通信プロ
トコルを用いて実装されてもよい。
【0012】マイクロプロセッサ140は、ゼロエンジ
ン出力から運転者の命令を受け入れることができる状態
になるまでの状態を誘導するための一連の指示142を
有するメモリ141を含む記憶装置を含んでもよい。一
連の指示142はまた、状態機械として知られていても
よい。マイクロプロセッサ140は、機械100の現在
の状態を決定し、機械100に関する状態情報を獲得
し、新たな状態に変更するときを決定するための手段を
提供するために、さまざまな環境に実装されることがで
きる。マイクロプロセッサ140は、具体的には、本発
明のさまざまな工程および動作を実行するように構成さ
れたハードウェアを含んでもよく、または必要な機能を
提供するために選択的に作動されるか、またはプログラ
ムコードによって再構成される汎用コンピュータまたは
計算プラットフォームを含んでもよい。マイクロプロセ
ッサ140は、機械100に実装され、機械の運転者か
らの入力を受信することができる。マイクロプロセッサ
140は、状態機械142に基づいて、変速機システム
110およびエンジンシステム120に関連するマイク
ロプロセッサ140からのデータの受信およびマイクロ
プロセッサ140への指示の送信のための入出力装置を
さらに含む。データおよび指示は、CANデータリンク
130を通じて送信される。
【0013】図2は、本発明の例示の一実施形態による
電気式CVTシステムを制御するための方法のフローチ
ャートを示している。マイクロプロセッサ140は、機
械100の初期設定状態から開始する(ステップ20
0)。状態および状態を示す状態機械に関しては、図3
を参照して詳細に説明する。マイクロプロセッサ140
は、状態機械142内の各変更を伴う機械の現在の状態
に関する情報を格納するように構成されたメモリを含ん
でもよい。あるいは、マイクロプロセッサ140は、変
速機システム110またはエンジンシステム120に関
連するセンサから状態情報を獲得してもよい。次に、マ
イクロプロセッサ140は、たとえば、状態のルックア
ップ表を調べることによって、状態情報に基づく予想さ
れる状態を決定することができる。さらに別の実施形態
において、マイクロプロセッサ140は、外部の刺激に
基づく現在の状態を決定することができる。たとえば、
機械を始動するために鍵が回されと、マイクロプロセッ
サ140は、現在の状態が「電源入力」と決定すること
ができる。
【0014】続いて、マイクロプロセッサ140は、機
械の状態情報を獲得する(ステップ210)。たとえ
ば、変速機システム110またはエンジンシステム12
0または他の機械構成部材に連結されたセンサを用い
て、マイクロプロセッサ140は、クラッチの状態、電
動機の状態、変速機の制御モードおよび/または駐車ブ
レーキが噛み合っているかどうかのような情報を獲得す
ることができる。他の関連状態情報も獲得することがで
きる。マイクロプロセッサ140は、すべての入力をポ
ーリングしてもよく、または次の状態を決定するために
必要な入力のみをポーリングしてもよい。
【0015】次に、マイクロプロセッサ140は、新た
な状態に変更するために、判断基準を満たしているかど
うかを決定する(ステップ220)。この決定は、ステ
ップ200において決定された機械の現在の状態と、機
械100において一定の事象が生じたかどうかなどのス
テップ210において獲得された機械に関する状態情報
と、に基づいていてもよい。判断基準のすべてを満たし
ている場合には、マイクロプロセッサ140は、新たな
状態に変更し、現在の機械の状態として新たな状態を格
納するためにメモリを更新することができる(ステップ
230)。さらに、マイクロプロセッサ140は、新た
な状態に関連する状態を作成するために、変速機システ
ム110に指示を出すことができる(ステップ24
0)。たとえば、マイクロプロセッサ140は、待機中
から稼動に電動機の状態を変更するために、電動機シス
テムに指示を送信することができる。すべての判断基準
が満たされていない場合には、機械100は、その現在
の状態を維持する。システムを線形にしない現在の状態
から2つ以上の状態に進むことも可能であってもよいこ
とを理解すべきである。たとえば、1組の判断基準が満
たされている場合には、システムは、現在の状態から次
の状態に進むことができる。しかし、別の組の判断基準
が満たされている場合には、システムは、現在の状態か
ら前の状態または別の所定の状態に進むことができる。
マイクロプロセッサ140に格納された状態機械を用い
たこのようなシステムの実現により、状態を変更する際
に、この種の柔軟性を実現することができる。
【0016】図3は、本発明の例示の一実施形態による
マイクロプロセッサ140に格納された状態機械142
を示す状態図を示している。具体的には、状態機械の例
示の一実施形態は、10通りの状態、すなわちS0 電
源入力、S1 準備中、S2始動、S3 ECエンジン
始動、S4 ニュートラルフリー、S5 速度制御、S
6 ニュートラル維持、S7 走行、S8 ニュートラ
ルトラッキング、S9 故障を含む。マイクロプロセッ
サ140が、状態間の変更が適切であると決定する場合
には、マイクロプロセッサ140は、変速機システム1
10、エンジンシステム120または他の構成部材など
の構成部材に新たな状態に関連する挙動に作用するよう
に指示を変更する。ここで、これらの状態のそれぞれお
よびその状態から新たな状態に進むために必要な判断基
準に関して説明する。
【0017】S0、すなわち電源入力は、初期設定状態
であり、機械の電源が最初に入れられるときの開始点で
もある。この状態では、駐車ブレーキは噛み合ってお
り、電動機管理状態は故障リセットモードであり、変速
機制御はトルクモードにあることが予想される。電動機
の状態は準備中ではなく、すべてのクラッチが噛み合っ
ていないとする。これが開始状態であるため、状態機械
は、故障に関してもより寛容であってもよい。他の状態
S1〜S8のそれぞれでは、状態機械は故障の場合に
は、故障状態S9に進んでもよい。しかし、電源入力S
0では、代わりに機械は故障をリセットしてもよい。機
械は無制限に故障をリセットするのではなく、タイマを
設定してもよい。タイマは、S0に入ってから経過した
分数または他の時間単位のいずれかを計数してもよく、
またはリセットされた故障の数を計数してもよい。いず
れの場合も、一旦、タイマが終了すると、機械はS0か
ら故障S9に進むことになる。始動故障は、CANデー
タリンクとの通信が確立できない状態を含むことができ
る。故障がない場合、またはタイマの終了前に故障が解
消される場合には、機械はS0から準備中S1に進むこ
とになる。
【0018】S1、すなわち準備中の状態は、システム
間の通信が確立され、機械がエンジンを始動するために
待機している状態である。この状態では、駐車ブレーキ
が噛み合っており、電動機管理は有効ではなく、変速機
(制御)はトルクモードにあると予想される。電動機の
状態は準備中または待機中であり、すべてのクラッチは
噛み合っていない状態のままである。故障が検出される
場合には、機械は、S1から故障S9に進んでもよい。
この状態(状態S2〜S8の場合も同様)の場合の故障
は、油圧の低下、過熱、ステアリングシステム制御の低
下などの事象を含む。マイクロプロセッサ140は一定
期間、CAN130との通信が切断されているような他
の故障も含んでもよい。故障判断基準は、マイクロプロ
セッサ140に判断基準の事象として格納されることが
できる。S1はまた、故障が解消された後に戻るための
初期設定状態でもある。たとえば、任意の状態から、マ
イクロプロセッサ140が故障事象を検出した場合に
は、機械は故障S9に進んでもよい。これは、たとえ
ば、油圧の低下の検出を含むことができる。一旦、故障
事象が解消したこと、この場合には、油圧が許容可能レ
ベルに達したことを機械が決定すると、機械は故障S9
から準備状態S1に戻ることになる。通常運転では、一
旦、エンジン速度が閾値を超えると、機械はS1から始
動状態S2に進むことになる。たとえば、機械は、S2
に進む前に400rpmを超えるエンジン速度を必要と
する可能性がある。一実施形態において、故障の回復の
場合は、特殊な例外であってもよい。この実施形態にお
いて、機械が故障S9から準備状態S1に戻る場合に
は、機械は、1つのループ(または図2に詳述された方
法による一回通過)の後、始動状態S2に進むことがで
きる。この実施形態は、故障が後方のステップで生じる
と、工程を前に移動させることによって故障の回復を効
率的に行うことができる。あるいは、トリガが発動され
ると、機械はS1からECエンジン始動S3に進んでも
よい。トリガは、S1からS3に強制的に進ませるため
に、鍵、ボタン、スイッチまたは運転者によって作動さ
れる他の手動装置であってもよい。
【0019】エンジンが回転し、システムがDCリンク
に繰り出しているときに、S2、すなわち始動状態が生
じる。この状態の目標は、シフトが必要とされるまで、
作業工具などを作動する準備をする電動機システムを機
能状態にすることである。この状態は、作動前の誘導電
動機において展開する磁束に相当していてもよい。この
状態では、駐車ブレーキが噛み合っており、電動機管理
はDCリンクを始動し、変速機制御はトルク分配モード
にあると予想される。電動機は準備中または待機中の状
態のままであり、クラッチはニュートラルにある。シス
テムがS4に進む時点でDCリンクがDC電圧閾値を超
えるまで、機械はこの状態のままである。たとえば、D
Cリンクが500Vを超えるまで、機械はS2のままで
あってもよい。
【0020】S3、すなわちECエンジン始動状態は、
S1とS2との間の別の状態である。上述したように、
トリガの事象で機械はS1からS3へ進むことができ
る。ECエンジン始動状態S3は、従来の始動機を用い
てではなく、壁面コンセントまたはアップコンバート型
バッテリのいずれかによって電力供給される電気構成部
材1(EC1)および/または電気構成部材2(EC
2)がエンジンを始動することができるようにする。電
気構成部材EC1、EC2は、電動機または発電機のい
ずれかとして作動する電動機を含んでもよく、変速機シ
ステムの一部であってもよい。EC1および/またはE
C2を設定するための値は、ターミナルウィンドウまた
は他の入力装置で手動で入力されてもよく、またはマイ
クロプロセッサにハードコード化されていてもよい。あ
るいは、これらの値は、無線または赤外線技術などの他
の方法によって設定されてもよく、または機械に関連す
る因子に基づいて決定されていてもよい。この状態の所
期の状態は、電動機が速度またはトルクモードにあって
もよいことを除き、始動状態S2の状態と類似である。
S1とS2との間の進行と同様に、閾値エンジン速度を
超えると、機械はS3からS2へ進むことになる。
【0021】エンジンが回転中であり、電気構成部材が
準備中であり、DCリンクが作動中であるときには、S
4、すなわちニュートラルフリー状態が生じる。この状
態は、初期設定作動状態であり、かつ最低の作動エネル
ギーの状態である。この状態で、機械は軌道に乗る準備
中ではなく、電動機速度は制御されていない。予想され
る状態は、噛み合った駐車ブレーキ、を含み、電動機管
理が作動中であり、変速機(制御)がトルクモードにあ
る。電動機は作動中であり、クラッチは噛み合っていな
い。機械は、S4からS5へ進む前に、シフトするため
の命令を待ち受けている。
【0022】S5、すなわち速度制御状態は、EC1
(またはEC2)の速度をゼロ速度にする。この状態で
は、EC1の速度が測定され、閉ループ制御を用いる。
閉ループ制御は、電気構成部材速度管理および所望速度
を含むことができる。誤差は、これらの2つの信号間の
差として記載され、利得による乗算、時間に関する積
分、および/または誤差の微分のような一般的な方法を
用いて増幅されてもよい。構成部材に制御信号を生成す
るために用いられる最終的な信号は、構成部材をゼロ速
度にするために、制御信号によって印加されるトルクに
類似している。EC1の速度が低い限界値に達すると、
機械はS5からニュートラル維持状態S6に進むことに
なる。システムがこのステップを実行するための単独の
速度制御積分器を用いる場合には、機械が完全に機能し
ている状態にある場合と同様に、速度制御積分器は、作
動中に機械に悪影響を及ぼさないようにするために、こ
のステップの後にリセットされる必要がある場合があ
る。この状態では、駐車ブレーキが噛み合っており、電
動機管理が作動中であり、変速機システムはEC1の速
度を制御していると予想される。電動機は作動中であ
り、クラッチはニュートラルにある。別の実施形態にお
いて、この状態は必要ではなく、状態機械はS4からS
6に変更してもよい。
【0023】シフト命令を待ち受けている間、S6、す
なわちニュートラル維持状態は、ゼロ速度でEC1を維
持する。一旦、シフト命令が受信されると、機械は走行
状態S7に進む。S5と同様に、単独の速度制御積分器
が用いられる場合には、このステップの後に解消または
制限される必要がある場合がある。この状態の所期の状
態は、変速機制御がトルク分配モードに戻り、駐車ブレ
ーキが噛み合っていない点を除き、S5と類似してい
る。さらに、この状態の一形態は、タイマがS6に入っ
たときに計数を開始する。タイマの終了前にシフト命令
が受信されると、機械は走行状態S7に進む。しかし、
シフト命令が受信される前に、タイマが終了する場合に
は、機械はニュートラルフリー状態S4に進む。この状
態に入る前に有効なシフト命令が受信され、EC1の速
度がゼロである場合には、この状態は単なる通過点であ
ってもよい。
【0024】S7、すなわち走行状態は、運転者がシス
テムを支配し、機械が運転者からの移動命令を受理する
状態である。この状態では、駐車ブレーキは噛み合って
おらず、電動機管理は作動中であり、変速機システム
は、トルク分配制御モードで作動していることが予想さ
れる。エンジンは回転中であり、クラッチの状態は運転
者または制御システムによって決定される。ニュートラ
ル命令が受信される場合には、機械はS7からニュート
ラル維持状態S6に戻る。強制的なニュートラル命令が
受信される場合には、機械はS7からニュートラルフリ
ー状態S4に戻る。システムが緊急停止状態に遭遇し、
常用ブレーキが作動中である場合には、機械はS7から
ニュートラルトラッキングS8に進み、常用ブレーキが
停止されるまで維持される。この状態における工作機械
の状態は、ニュートラル維持状態S6の状態と類似であ
ってもよく、または運転者によって決定されてもよい。
【0025】S9、すなわち故障状態は、故障が検出さ
れる場合には、機械が状態S1〜S8から進む状態であ
る。また、すべての故障が解消される前にタイマが終了
する場合には、電源入力S0がS9に進むことになる。
上述したように、S9からの初期設定復帰状態は準備状
態S1であり、故障後にすべてのシステムの正確な状態
が点検される。この時点で、電動機管理が低電圧モード
にあり、変速機制御がトルク分配モードにあることが予
想される。電動機の状態および駐車ブレーキの状態は、
故障状態S9に進む前の状態に左右されてもよい。この
状態は、「クラッチ故障」状態であってもよい。クラッ
チは、強制的にニュートラルの位置にあるか、またはす
べて噛み合っていない状態である。一実施形態におい
て、S9からS1に進む前に、故障をすべて手動で解消
する必要がある場合がある。あるいは、マイクロプロセ
ッサ140は、故障の解消を示す機械情報の変更を決定
することができてもよい。
【0026】状態図は、トルク分配モード変速機および
EC1およびEC2を含むシステムについて示している
が、任意の電気式CVTシステムは、類似の状態図を用
いて構成されてもよいことを理解すべきである。さら
に、機械の動作に関する目標に応じて、より少ない状態
または追加状態も可能であることを理解すべきである。
【0027】(産業上の利用可能性)状態図と、機械レ
ベルにおいてエネルギー入力ゼロから開始して、作業の
準備中であるシステムを形成するまでの機械初期化工程
を制御するための方法とを用いることによって、効率的
な工程を実現することができる。さらに、システムは、
状態を移行するために、運転者からの入力をほとんどま
たは全く必要としない。本質的に、運転者が、電源入力
状態に入るために鍵を回し、機械のギアを入れると、機
械は作動準備になる。状態機械アプローチは、状態間の
非線形な移行を可能にする。したがって、本発明は、電
気式連続可変変速機を利用するさまざまな工作機械に広
く適用する可能性がある。
【0028】明白な性質のさまざまな変更および修正を
行うことができること、そのような変更および修正はす
べて、添付の特許請求の範囲内に収まると考えられるこ
とは、当業者には直ちに明白となるであろう。本発明の
他の実施形態は、ここに開示された本発明の明細書およ
び方法を考慮すれば、当業者には明白となるであろう。
明細書および実施例は単なる一例にすぎず、本発明の真
の範囲および精神は、特許請求の範囲およびその等価物
によって示されることを意図している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の例示の一実施形態による電気駆動変速
機管理システムを含む機械を示すブロック図である。
【図2】本発明の例示の一実施形態による電気駆動変速
機管理システムによって実行されるステップのフローチ
ャートである。
【図3】本発明の例示の一実施形態による電気駆動変速
機管理システムによって実行されるアルゴリズムを示す
状態図である。
【符号の説明】
100 工作機械を制御するためのシステム 110 変速機システム 120 エンジンシステム 125 センサ/アクチュエータ 130 CANデータリンク 140 マイクロプロセッサ 141 メモリ 142 状態機械 200 現在の状態を決定するステップ 210 機械の状態情報を獲得するステップ 220 新たな状態に達するための判断基準を満たして
いるかを問うステップ 230 現在の状態を新たな状態に更新するステップ 240 変速機システムに指示を出すステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リュ リン アメリカ合衆国 61616 イリノイ州 ピ オリア ハイツ イースト ガードナー レーン 1501 アパートメント 520 (72)発明者 チャールズ イー.ローズ アメリカ合衆国 61548 イリノイ州 メ タモラ ベイサイド ドライブ 502

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気式連続可変変速機(CVT)を含む
    工作機械を制御するためのシステム100であって、 マイクロプロセッサ140を含み、 マイクロプロセッサが、状態機械と状態機械を誘導する
    ための一連の指示とを含むように構成され、 状態機械は、工作機械がエネルギー入力ゼロにおける始
    動から作業の準備が整うまでに遭遇する可能性のある状
    態を示す一連の状態を含むシステム100。
  2. 【請求項2】 電気式連続可変変速機(CVT)を含む
    工作機械を制御するためのシステム100であって、 マイクロプロセッサ140であって、状態機械と、状態
    機械を誘導するための一連の指示と、を含むように構成
    されるマイクロプロセッサと、 コントローラエリアネットワーク(CAN)130と、 エンジンシステム120と、 変速機システム110と、を含み、 CAN130、エンジンシステム120、変速機システ
    ム110が、マイクロプロセッサ140に連結され、 状態機械は、工作機械がエネルギー入力ゼロにおける始
    動から作業の準備が整うまでに遭遇する可能性のある状
    態を示す一連の状態を含み、 状態機械を誘導するための指示が、CAN130、エン
    ジンシステム120、変速機システム110の少なくと
    も1つから受信された情報に基づいているシステム10
    0。
  3. 【請求項3】 電気式連続可変変速機(CVT)を含む
    工作機械を制御するためのシステム100であって、 マイクロプロセッサ140を含み、 マイクロプロセッサが状態機械と、状態機械を誘導する
    ための一連の指示とを含むように構成され、 状態機械は、工作機械がエネルギー入力ゼロにおける始
    動から作業の準備が整うまでに遭遇する可能性のある状
    態を示す一連の状態を含み、 状態機械が、 電源入力状態と、 故障が存在しない場合に、状態機械が電源入力状態から
    進む準備状態と、 一旦、エンジン速度が閾値を超えると、状態機械が準備
    状態から進む始動状態と、 一旦、DCリンクがDC閾値を超えると、状態機械が始
    動状態から進むニュートラルフリー状態と、 シフト命令を受信すると、状態機械がニュートラルフリ
    ー状態から進む速度制御状態と、 電気構成部材が低い閾値を下回るときには、状態機械が
    速度制御状態から進むニュートラル維持状態と、 有効なシフト命令が受信される場合には、状態機械がニ
    ュートラル維持状態から進む走行状態と、 非常ブレーキが噛み合っている場合には、状態機械が走
    行状態から進むニュートラルトラッキング状態と、 故障の場合には、状態機械が任意の他の状態から進む故
    障状態と、 準備状態において、トリガが受信されると、状態機械が
    進むECエンジン始動状態と、を含み、 エンジン速度が閾値を超える場合には、状態機械がEC
    エンジン始動状態から始動状態に進むシステム100。
  4. 【請求項4】 電気式連続可変変速機(CVT)を有す
    る工作機械の初期化を制御するための方法であって 状態機械を設けるステップと、 工作機械に関する状態情報を得るステップと、 状態機械および状態情報に基づいて、新たな状態に進む
    ための判断基準が満たされるかどうかを決定するステッ
    プと、 判断基準が満たされる場合には、新たな状態を得るため
    に、工作機械に指示を出すステップと、を含む方法。
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