JP2010090968A - クラッチの制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】演算されたモータ9の回転数が所定回転数以上の場合には、モータ9の回転に応じて検出される第1モータ電流に基づいてモータ9の駆動信号が生成され、所定回転数未満の場合には、所定周期毎に検出される第2モータ電流に基づいて駆動信号が生成されるクラッチの制御装置であって、モータ9の回転数またはモータ9の回転角度に基づいて、モータ9の急減速状態を判定する急減速状態判定手段28と、モータ9の急減速状態が判定された場合に、モータ9の回転数が所定回転数以上でも、駆動信号を生成するためのモータ電流として第2モータ電流を選択するモータ電流選択手段29とを備えている。
【選択図】図5
Description
特許文献1の制御方法によれば、車速が上昇してもクラッチを過剰に係合させず、急ブレーキ時のエンジン停止や、加速時のショック発生等を防止している。
モータ電流を検出する技術としては、モータ電流を検出する際の電流リップルの影響を抑制するために、モータの回転角度に応じて所定のタイミングでモータ電流を検出するものがある(例えば、特許文献2参照)。
なお、ここで示すクラッチ機構は、モータの回転角度がクラッチのストローク量と比例する機構となっており、モータのトルクによってクラッチの係合力を制御可能なものである。また、モータからクラッチに動力を与えていない場合には、クラッチが開放(切断)側に戻る機構を有しており、クラッチを係合させる場合には、モータからクラッチに常時動力を与える必要があるものである。
続いて、クラッチを係合させるために、クラッチのストローク量を変化させる。クラッチは完全に開放されている状態なので、モータを回転させるために、モータの駆動回路に所定の駆動電圧パターンを与える。駆動回路に駆動電圧パターンを与えた後、いくらかの遅れ時間をもって、モータが回転を開始する。モータの回転開始までの期間中もモータのトルクを管理する必要があるが、従来のモータ電流検出技術では、モータの回転に同期してモータ電流を検出するので、モータが停止している状態や、制御装置が検出できないほどの極低回転でモータが回転している状態では、モータ電流を検出することができない。そのため、このような状態では、モータトルクを管理することができず、モータトルクを高精度に制御することができない。
クラッチの係合に要する時間は、変速動作の時間の一部なので、なるべく早く変速動作を行うためには、クラッチが係合するクラッチストローク量までなるべく早く移動することが望まれる。そのため、クラッチを係合させる場合には、可能な限り高い回転数までモータを加速する必要がある。また、クラッチを係合させる際にモータトルクの急激な変動がある場合には、変速ショックが発生する恐れがあるので、クラッチが係合開始するまでの減速領域においても、モータトルクを高精度に制御することが要求される。
しかしながら、モータが停止している状態や、制御装置が検出できないほどの極低回転でモータが回転している状態では、モータ電流を検出することができず、モータ電流に比例するモータトルクを高精度に制御することができないという問題点があった。
しかしながら、この場合には、通電相の切り替えタイミング直前にモータ電流を検出する方法と比較して、モータの回転時に検出されるモータ電流にばらつきが大きく、モータ電流の検出精度が低下するという問題点があった。
モータの回転数を演算する技術としては、モータの回転角度センサ信号に基づいて、モータの回転数を演算するものがある(例えば、特許文献3参照)。
特許文献3の演算方法によれば、回転角度センサから所定の回転角度毎に入力される角度信号を検出して、その信号間隔の逆数に比例した値を、モータの回転数として演算している。
従来のクラッチの制御装置では、モータの回転が急減速すると、回転角度センサからの角度信号の信号間隔が広がり、次の角度信号が入力されるまでは、現在のモータの回転数を更新することができない。また、モータの回転数は、信号間隔の逆数に比例するので、モータの回転の停止を判定するためには、無限大の時間を要する。
そのため、モータの回転が停止または急減速した場合には、実際のモータの回転数が、モータ電流を切り替えるための上述した所定回転数を下回った場合であっても、演算されたモータの回転数を更新することができず、モータ電流を切り替えることができない。
したがって、モータの回転が停止または急減速した場合には、モータ電流を高精度に検出することができず、モータトルクを高精度に制御することができないという問題点があった。
そのため、クラッチを係合させる際に、モータの回転が停止または急減速した場合であっても、モータ電流が更新されないことを防止することができ、モータトルクを高精度に制御してクラッチの係合力を高精度に制御することができるとともに、構成の安価なクラッチの制御装置を得ることができる。
なお、以下の実施の形態では、原動機がエンジンである場合を例に挙げて説明するが、これに限定されず、原動機はモータ等であってもよい。また、クラッチの制御装置が車両に設けられている場合を例に挙げて説明するが、これに限定されず、クラッチの制御装置は、原動機を備えた他の移動体に設けられてもよい。
図1は、この発明の実施の形態1に係るクラッチの制御装置を含むシステム全体を示す構成図である。
図1において、エンジン1には、エンジン1が発生する動力を出力するエンジン出力軸2が接続されている。エンジン出力軸2には、エンジン1からの動力を変速する歯車式の変速機構3が接続されている。変速機構3には、エンジン1からの動力の伝達を断続するクラッチ4が接続されている。クラッチ4には、アウトプットシャフト5を介して、クラッチ4を経由したエンジン1からの動力により回転するタイヤ6が接続されている。
また、クラッチ4には、ストローク量を変化させるためのアクチュエータとしてモータ9が設けられている。モータ9の回転軸には、レバー10が接続され、モータ9が図の反時計回りに回転してレバー10が摩擦剤8をクラッチディスク7に押し当てることにより、クラッチ4が係合され、動力の伝達を断続可能にする。
ここで、モータ9のトルクによって、摩擦剤8がクラッチディスク7に押し当てられる強さが変化するので、エンジン1からタイヤ6に伝達されるトルクの大きさは、モータ9のトルクによって変化する。すなわち、モータ9に通電する電流量を制御することにより、エンジン1からタイヤ6に伝達されるトルクを制御することができる。
図2において、モータ制御手段20には、モータ9と回転角センサ11とが接続されている。この実施の形態1では、モータ9がブラシレスDCモータである場合について説明する。
モータドライブ回路21は、モータ9に駆動信号を出力し、バッテリ22から供給される電力によって、モータ9を電気的に駆動する。モータドライブ回路21の内部には、6つの半導体スイッチング素子が設けられており、バッテリ22のプラス側にはUH、VH、WHの3つが接続され、バッテリ22のマイナス側にはUL、VL、WLの3つが接続されている。
また、モータ9の内部には、U相コイル、V相コイル、W相コイルの図示しない3つのコイルが設けられ、互いにスター結線されている。モータ9の3つの端子は、モータドライブ回路21のプラス側およびマイナス側に設けられた半導体スイッチング素子の間に接続されている。
第2モータ電流検出手段26は、所定周期毎にフィルタ回路24を通った電圧をA/D変換し、モータ電流(第2モータ電流)を検出する。
モータ回転状態判定手段28は、モータ回転数演算手段27で演算されたモータ9の回転数に基づいて、モータ9の回転が停止または急減速する可能性があるか否か(モータの急減速状態)を判定し、判定信号を出力する。
具体的には、目標モータ電流演算手段30は、まず、ギアやシフトおよびアクセルペダルからの情報に基づいて、クラッチ4で伝達するトルクを演算する。続いて、目標モータ電流演算手段30は、クラッチ4で伝達するトルクに基づいて、クラッチディスク7および摩擦剤8を押し当てる力を演算する。次に、目標モータ電流演算手段30は、この押し当て力を発生させるための目標モータ電流を演算する。
ドライバ駆動手段32は、モータ指令値演算手段31で演算されたモータ指令値、および回転角センサ11からの角度信号に基づいて、モータ9の通電相と通電量とを変化させるように、モータドライブ回路21に対して駆動指令を出力する。
モータドライブ回路21内の半導体スイッチング素子は、ドライバ駆動手段32からの駆動指令に応じて駆動され、モータ9内の特定のコイルに所定の電流を流すための駆動信号が生成される。
図3において、横軸は時間を示し、ブラシレスDCモータであるモータ9は、一定の回転数で回転しているものとする。
また、図3には、回転角センサ11からの角度信号、モータドライブ回路21の通電パターン、シャント抵抗23の両端電圧、およびフィルタ回路24の両端電圧の関係が示されている。
モータドライブ回路21は、パルス幅変調を実行しており、モータ9に印加される電圧を調節することができる。そのため、モータ9内のコイルに流れる電流量を制御することができる。ここで、モータ9の出力トルクは、コイルに流れる電流量と比例の関係にあるので、モータ9の出力軸から出力されるトルクを制御することが可能となる。
また、一般的に、モータ9のコイルはインダクタンス成分を含むので、モータドライブ回路21によってコイルの通電相が変化した場合には、電流は、電圧に対して一次遅れの特性を示す。
図4において、横軸は時間を示し、ブラシレスDCモータであるモータ9は、回転停止の状態から徐々に回転数が上昇しているものとする。
なお、モータ9の回転数が0rpmから所定回転数未満である領域を領域Aとし、モータ9の回転数が所定回転数以上である領域を領域Bとする。
これにより、モータ9の回転数によらずばらつきの少ないモータ電流を得ることができ、安価な構成でモータ9のトルクを高精度に制御することができる。
図5において、横軸は時間を示し、ブラシレスDCモータであるモータ9は、クラッチ4が完全開放状態から完全係合状態に至るまで回転しているものとする。
また、図6は、図1に示したクラッチ4とモータ9との相対的な位置関係と、モータ9の回転軸に接続されたレバー10の可動範囲とを示す説明図である。
すなわち、領域Dおよび領域Eにおいては、モータ9が発生するトルクを高精度に制御する必要がある。
領域Fは、モータ9の実回転数が所定回転数を下回ってから、モータ9の回転数の演算値が所定回転数を下回るまでの期間を示している。
このように構成したことにより、モータ9の回転が急減速している領域Fにおいても、モータ電流を高い頻度で更新することができ、モータ9の回転数が急激に減少した場合や、モータ9の回転が停止した場合であっても、モータ9のトルクを高精度に制御することができる。
まず、モータ回転数演算手段27は、回転角センサ11から入力される角度信号の変化周期間隔の逆数に基づいて、モータ9の回転数を演算する(ステップS101)。
次に、モータ電流選択手段29は、モータ9の回転数が所定回転数以上であるか否かを判定する(ステップS102)。
なお、モータ回転状態判定手段28は、モータ9の回転数の前回値から回転数の今回値を減算した値が0以上である場合に、モータ9の回転が減速していると判定する。
なお、モータ回転状態判定手段28は、回転角センサ11からの角度信号が所定時間以上入力されなかった場合に、モータ9の回転が停止していると判定する。
そのため、モータの回転数によらずばらつきの少ないモータ電流を得ることができ、安価な構成でモータのトルクを高精度に制御することができる。
また、モータ電流選択手段は、モータ回転状態判定手段からモータの回転が停止または急減速する可能性があるとする判定信号が入力された場合には、モータの回転数が所定回転数以上のときでも、第2モータ電流検出手段で検出されたモータ電流を検出モータ電流として出力する。
そのため、クラッチを係合させる際に、モータの回転が停止または急減速した場合であっても、モータ電流が更新されないことを防止することができ、安価な構成でモータのトルクを高精度に制御してクラッチの係合力を高精度に制御することができる。
また、運転状態に応じてモータのトルクを最適に制御することができるので、変速時間を短縮するとともに、変速ショックを低減することができる。
図8は、この発明の実施の形態2に係るモータ制御手段20Aを周辺機器とともに示すブロック構成図である。
図8において、モータ制御手段20Aは、図2に示したモータ回転状態判定手段28およびモータ電流選択手段29に代えて、モータ回転停止角度範囲記憶手段33(角度範囲記憶手段)、モータ回転停止角度範囲判定手段34(急減速状態判断手段)およびモータ電流選択手段29A(急減速状態判断手段)を含んでいる。
モータ回転停止角度範囲判定手段34は、回転角センサ11からの角度信号に基づいて、モータ9の回転角度がモータ回転停止角度範囲記憶手段33に記憶されている停止角度範囲内にあるか否かを判定し、判定信号を出力する。
なお、その他の構成については、実施の形態1と同様であり、その説明は省略する。
図9において、横軸は時間を示し、ブラシレスDCモータであるモータ9は、クラッチ4が完全開放状態から完全係合状態に至るまで回転しているものとする。
なお、領域Cから領域Fまでは、図5に示した領域と同様なので、説明を省略する。
このように構成したことにより、モータ9の回転が急減速している領域Fにおいても、モータ電流を高い頻度で更新することができ、モータ9の回転数が急激に減少した場合や、モータ9の回転が停止した場合であっても、モータ9のトルクを高精度に制御することができる。
また、モータ9の回転が停止した場合に、第1モータ電流検出手段25で検出されたモータ電流に代えて、いち早く第2モータ電流検出手段26で検出されたモータ電流を電流フィードバックに用いることにより、モータ電流が更新されない時間を短縮することができる。
まず、モータ回転停止角度範囲判定手段34は、回転角センサ11からの角度信号に基づいて、モータ9の回転角度が停止角度範囲内にあるか否かを判定する(ステップS201)。
次に、モータ電流選択手段29Aは、モータ9の回転数が所定回転数以上であるか否かを判定する(ステップS203)。
続いて、モータ回転数演算手段27は、回転角センサ11から入力される角度信号の変化周期間隔の逆数に基づいて、モータ9の回転数を演算する(ステップS205)。
次に、モータ電流選択手段29Aは、モータ9の回転数が第2所定回転数以上であるか否かを判定する(ステップS206)。
なお、これ以降の動作については、実施の形態1と同様であり、その説明は省略する。
そのため、クラッチを係合させる際に、モータの回転が停止または急減速した場合であっても、モータ電流が更新されないことを防止することができ、安価な構成でモータのトルクを高精度に制御してクラッチの係合力を高精度に制御することができる。
また、モータの回転が停止したと判定されるまでの時間を待たずに検出モータ電流を切り替えることができるので、モータの回転が停止または急減速した場合に、実施の形態1のクラッチの制御装置よりも、モータ電流が更新されない時間を短縮することができ、モータトルクの制御精度が低下する時間を短縮することができる。
また、運転状態に応じてモータのトルクを最適に制御することができるので、変速時間を短縮するとともに、変速ショックを低減することができる。
上記実施の形態2では、モータ回転停止角度範囲記憶手段33が過去にモータ9の回転が停止した回転角度の範囲を、停止角度範囲として記憶すると説明した。
しかしながら、摩擦剤8は、クラッチ4の係合動作を繰り返す度に摩耗するので、モータ9の回転が停止した回転角度の範囲を、毎回同じ範囲にすることができない。
そこで、この実施の形態3では、モータ9の回転の停止が判定された場合に、停止角度範囲を更新する処理について説明する。
図11において、図8に示したモータ制御手段20Bに加えて、モータ回転停止判定手段35(停止状態判定手段)が設けられている。また、モータ制御手段20Bは、図8に示したモータ回転停止角度範囲記憶手段33に代えて、モータ回転停止角度範囲記憶手段33A(角度範囲記憶手段)を含んでいる。
具体的には、モータ回転停止判定手段35は、まず、モータ9の回転数の前回値から回転数の今回値を減算し、減算した値が0以上であって、かつ回転角センサ11からの角度信号が所定時間以上入力されなかった場合に、モータ9の回転が停止したと判定して判定信号を出力する。
なお、その他の構成については、実施の形態2と同様であり、その説明は省略する。
なお、ステップS201からステップS208まで、およびステップS107からステップS109までの動作は、実施の形態1、2と同様であり、その説明は省略する。
具体的には、モータ回転停止判定手段35は、モータ9の回転数の前回値から回転数の今回値を減算した値が0以上である場合に、モータ9の回転が減速していると判定する。
具体的には、モータ回転停止判定手段35は、回転角センサ11からの角度信号が所定時間以上入力されなかった場合に、モータ9の回転が停止していると判定する。
具体的には、モータ回転停止角度範囲記憶手段33Aは、モータ9の回転が停止していると判定されたときのモータ9の回転角度を停止角度範囲として記憶する。
そのため、摩擦剤が摩耗した場合であっても、モータの回転が停止または急減速した期間におけるモータのトルクを、安価な構成で高精度に制御することができる。
また、モータの回転が停止したと判定されるまでの時間を待たずに検出モータ電流を切り替えることができるので、モータの回転が停止または急減速した場合に、実施の形態1のクラッチの制御装置よりも、モータ電流が更新されない時間を短縮することができ、モータトルクの制御精度が低下する時間を短縮することができる。
また、モータの回転時に検出されるモータ電流として精度の低い第2モータ電流検出手段からのモータ電流を用いる時間を短縮することができるので、実施の形態2のクラッチの制御装置よりも、モータの回転が停止または急減速した期間におけるモータ電流の検出精度を向上させることができる。
また、運転状態に応じてモータのトルクを最適に制御することができるので、変速時間を短縮するとともに、変速ショックを低減することができる。
Claims (4)
- 原動機からの動力の伝達を断続するクラッチのアクチュエータとして、駆動信号により駆動されるモータを備え、前記モータの回転角度を検出する回転角センサからの信号に基づいて演算された前記モータの回転数が所定回転数以上の場合には、前記モータの回転に応じて検出される第1モータ電流に基づいて前記駆動信号が生成され、前記モータの回転数が前記所定回転数未満の場合には、所定周期毎に検出される第2モータ電流に基づいて前記駆動信号が生成されるクラッチの制御装置であって、
前記モータの回転数または前記モータの回転角度に基づいて、前記モータの急減速状態を判定する急減速状態判定手段と、
前記モータの急減速状態が判定された場合に、前記モータの回転数が前記所定回転数以上であっても、前記駆動信号を生成するためのモータ電流として前記第2モータ電流を選択するモータ電流選択手段と、
を備えたことを特徴とするクラッチの制御装置。 - 前記急減速状態判定手段は、前記モータの回転数の変化量に基づいて、前記モータの急減速状態を判定することを特徴とする請求項1に記載のクラッチの制御装置。
- 前記急減速状態判断手段は、前記モータの回転角度が、前記モータの急減速状態が生じる可能性のある回転角度として角度範囲記憶手段に記憶された所定角度範囲内にある場合に、前記モータの回転数と前記所定回転数よりも所定値だけ高い補正後所定回転数とを比較し、前記モータの回転数が前記補正後所定回転数未満のときに、前記モータの急減速状態を判定することを特徴とする請求項1に記載のクラッチの制御装置。
- 前記モータの回転数に基づいて、前記モータの停止状態を判定する停止状態判定手段をさらに備え、
前記角度範囲記憶手段は、前記モータの停止状態が判定された場合に、前記モータの停止状態が判定されたときの前記モータの回転角度に基づいて、前記所定角度範囲を更新することを特徴とする請求項3に記載のクラッチの制御装置。
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