JP2003210526A - 走行装置、シートモジュール並びに走行モジュール - Google Patents

走行装置、シートモジュール並びに走行モジュール

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JP2003210526A
JP2003210526A JP2002010617A JP2002010617A JP2003210526A JP 2003210526 A JP2003210526 A JP 2003210526A JP 2002010617 A JP2002010617 A JP 2002010617A JP 2002010617 A JP2002010617 A JP 2002010617A JP 2003210526 A JP2003210526 A JP 2003210526A
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Eiji Nakamu
栄治 中務
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Abstract

(57)【要約】 【課題】走行機能と、荷物や人の移載/移乗を容易にす
る機能との両方を備える走行装置を、極力コンパクトな
構成によって実現する。 【解決手段】本体部1を移動可能に支持する車輪2と、
端部を上下方向に駆動可能な作動部材3、4とを備える
走行モジュールXと、荷物、人等Aを搭載するためのシ
ート82を設けた、前記走行モジュールXの作動部材
3、4によって上下方向に駆動可能なシート部材8と、
前記シート部材8を上下方向に可動にガイドするベース
部材9とを備え、前記走行モジュールXの本体部1と着
脱自在に結合できるように構成した、自立性を有するシ
ートモジュールYとを具備する走行装置とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に重量運搬装
置、介護支援機器、歩行支援機器、移乗機器、電動式揺
り椅子、リハビリ機器、電動式車椅子、階段昇降機、褥
瘡予防機器、車輪移動式ロボット等への適用に好適な、
走行装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の走行装置として様々
なものが存在している。例を挙げると、荷物を運搬する
場合の走行装置としてフォークリフト、リフタ、手押し
車等が、人を運搬する場合の走行装置として電動式車椅
子等が、それぞれ周知のところである。
【0003】これらの走行装置に、荷物や人を移載/移
乗させるときには、荷物や人をフォークで下方から支え
たり、ホイストを使用して上方から吊り上げたりするこ
とが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、既存の移載
/移乗用装置は、所定の場所に据え付けてあることが通
常で、専らその場で使用することしかできなかった。ま
た、移動式のものは移載/移乗時の安定性を担保すべく
ある程度以上の大きさをもたせる必要があるため、場所
を取り非使用時には邪魔になるものであった。
【0005】加えて、上記の走行装置が走行する走行路
には、時として、斜面や段差等が存在しており、これら
が荷物や人を運搬する上で障害となるという、走行装置
自体の運用上の問題もある。
【0006】このような問題に鑑みて、本発明は、走行
機能と、荷物や人の移載/移乗を容易にする機能との両
方を備える走行装置を、極力コンパクトな構成によって
実現することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決すべ
く、本発明に係る走行装置は、本体部を移動可能に支持
する車輪と端部を上下方向に駆動可能な作動部材とを備
える走行モジュールと、荷物、人等を搭載するためのシ
ートを設けた前記走行モジュールの作動部材によって上
下方向に駆動可能なシート部材と前記シート部材を上下
方向に可動にガイドするベース部材とを備え、前記走行
モジュールの本体部と着脱自在に結合できるように構成
した自立性を有するシートモジュールとを具備してなる
ものとした。
【0008】即ち、荷物や人の移載/移乗を、シートモ
ジュールを介して実施することとし、その際、シート部
材を、走行モジュールが備える駆動機構によって上下駆
動して、その高さ位置を変化させることができるように
したものである。このようなものであるならば、荷物や
人の移載/移乗の実施にあたり、シートモジュールを、
荷物や人の存在する位置にまで近接させることができ
る。そして、荷物や人の重心が安定した状態で、移載/
移乗を遂行できる。また、走行モジュールとシートモジ
ュールとを結合した後には、一体の走行装置として、荷
物や人を戴置させて走行することができる。結果とし
て、少ない部品点数で簡単に構成されてなおかつ使い勝
手がよい走行装置を実現することが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
面を参照して説明する。本実施形態に係る走行装置は、
走行に加えて段差を解消する機能を有する走行モジュー
ルXと、移載/移乗を容易にする機能を有するシートモ
ジュールYとを組み合わせて運用するものである。
【0010】はじめに、走行モジュールXに関して述べ
る。図1及び図2に示すように、走行モジュールXの本
体部1は一対の車輪2によって走行可能に支持されてい
る。走行モジュールXの段差解消機構は、前記車輪2の
回転を妨げない位置に回転駆動可能に取り付けられたク
ランク3と、このクランク3の回転中心から変位した部
位に取り付けられたアーム4とを具備して構成される。
当該アーム4は、前記クランク3を足場に駆動されて、
その先端部を回転中心から遠ざける方向へ移動させるこ
とが可能となっている。
【0011】より具体的に述べると、車輪2を受ける車
軸5は、本体部1の外側に固定されている。かつ、車軸
5と同一軸線上にクランク駆動用アクチュエータ6aと
アーム駆動用アクチュエータ6bとが独立駆動可能に配
置されている。クランク3は、基端を前記クランク駆動
用アクチュエータ6aに軸6a1を介して固定し、先端
を車輪2間において軸6a1周りに回転し得るように延
出させたものである。アーム4は、前記クランク3の延
出端に水平支軸41を介して設けられている。即ち、ア
ーム4はクランク3の延出端を足場(支点)として前記
水平支軸41を軸に回動駆動される。また、アーム4の
先端側には、車輪2とほぼ同径の円弧状接地面を有する
接地部材42を取り付けてある。そして、前記水平支軸
41には、ギア7aが固定してある。このギア7は、ク
ランク3上に設けられたアイドラギア7bを介して、前
記アーム駆動用アクチュエータ6bの軸6b1に取り付
けたギア7cに接続されている。よって、水平支軸41
に固定されたギア7aは、アイドラギア7bを介してア
ーム駆動用アクチュエータ6bから動力の伝達を受け
る。このように、クランク3はクランク駆動用アクチュ
エータ6aによって駆動可能とされ、アーム4はアーム
駆動用アクチュエータ6bによって駆動可能とされてい
る。従って、クランク3、アーム4は、それぞれ端部を
上下方向に駆動可能であり、本発明における作動部材の
一に該当する。
【0012】本実施形態に係る走行モジュールXが段差
を降りる際の動作について説明する。図3(a)に示す
ように、クランク駆動用アクチュエータ6aによってク
ランク3を回転し、アーム駆動用アクチュエータ6bに
よってアーム4を駆動して、アーム4の先端に取り付け
られた接地部材42を下段側の段床に接地する。そし
て、接地部材42が緩やかに車軸5(あるいは、クラン
ク駆動用アクチュエータ6aの軸心)に近づくようにク
ランク3及びアーム4を駆動し、図3(b)に示すよう
に、走行モジュールXを下降させて車輪2を下段床に接
地させる。降段動作の途中において、車輪2は、段差に
沿って自由に回転する。
【0013】続いて、走行モジュールXが段差を上る際
の動作について説明する。図3(b)に示すように、車
輪2が上段差に当接したとき、クランク駆動用アクチュ
エータ6a及びアーム駆動用アクチュエータ6bによっ
てクランク3及びアーム4を駆動して、接地部材42を
下段床に接地させる。そして、図3(a)に示すよう
に、アーム4の先端に取り付けられた接地部材42を車
軸5から遠ざかる方向へ移動させる。即ち、接地部材4
2が下段床に接地して転動している状態において、クラ
ンク3の基端が軸着されている軸6a1を中心としてク
ランク3が回転運動をし、その反作用によって走行モジ
ュールXが段差をクリアできる位置まで持ち上がること
となる。
【0014】加えて、走行モジュールXの本体部1に
は、後述するシートモジュールYを結合するために利用
される結合部11が設けられる。本実施形態では、当該
結合部11は本体部1の前方左右側縁部に配置されてい
る。
【0015】次に、シートモジュールYに関して述べ
る。図4ないし図6に示すように、シートモジュールY
は、荷物、人等を搭載するためのシート82を設けたシ
ート部材8と、前記シート部材8を上下方向に可動にガ
イドするベース部材9とを具備して構成される、自立性
を有するものである。
【0016】本実施形態において、シート部材8は、平
面視概略U字型のヨーク81と、ヨーク81に着脱可能
に取り付けられたスリング状のシート82と、ヨーク8
1に固設されたプレート83と、ヨーク81より鉛直下
方に突出させた係合部84とを主要な要素とする。シー
ト82は、ヨーク81の左右に設けられたフック811
にスリング821を介して取り付けることで、ヨーク8
1より着脱可能となっている。つまり、シート82は直
接的にはヨーク81によって上方に吊されることとな
る。プレート83は、ヨーク81の前下方に配置されて
いる。
【0017】他方、ベース部材9は、平面視概略U字型
のベースフレーム91と、ベースフレーム91より鉛直
上方に突出させた係合部92とを主要な要素とする。フ
レームの左右側縁部分には、上述した走行モジュールX
と結合するために利用される結合部911が、前記本体
部1の結合部11に対応するように設けられている。ま
た、ベースフレーム91には、車輪912が取り付けら
れる。因みに、この車輪912の代わりにキャスタが取
り付けられてもよい。
【0018】ベースフレーム91に設けられた係合部9
2とヨーク81に設けられた係合部84とを係合せしめ
ることにより、ベース部材9がシート部材8を上下方向
に可動にガイドするようになる。例えば、ヨーク81側
の係合部84またはベースフレーム91側の係合部92
の一方がバー状であり、他方がパイプ状若しくはチャネ
ル状であれば、一方の係合部を他方の係合部に挿入する
ことで、ベース部材9とシート部材8とが組み合わせら
れ、ベース部材9がシート部材8を上下方向に可動にガ
イドするものとなる。
【0019】そして、少なくともある高さ位置におい
て、ベース部材9がシート部材8を支持する状態とな
り、シートモジュールYが自立性を有するように設定し
ている。加えて、ベースフレーム91には車輪912が
取り付けられていることから、シートモジュールYが移
動可能なものとなっている。
【0020】以上のように構成された走行モジュールX
とシートモジュールYとは、結合することができる。既
に述べたように、走行モジュールXの本体部1と、シー
トモジュールYのベースフレーム91との各々に、結合
部11、911を設けてある。これら結合部11、91
1を介して、走行モジュールXとシートモジュールYと
を結合する。結合は、対応する結合部11、911同士
を係合させ、シートモジュールYの車輪912を若干浮
かした上で図示しない連結ピンで止着することにより、
容易に行うことができる。特に、本実施形態では、図5
に示すように、走行モジュールXとシートモジュールY
とを同じ方向に向けて結合することができるのみなら
ず、図6に示すように、走行モジュールXとシートモジ
ュールYとを対向する方向に向けて結合することもでき
る。走行モジュールXとシートモジュールYとを結合し
た状態においては、これらを一体の走行装置として運用
することが可能である。
【0021】以降、本実施形態に係る走行装置の使用の
態様に関して述べる。ここで述べる使用例では、走行装
置に移載/移乗させる対象として、被介護者Aを想定し
ている。まず、ベッドBの縁にシート部材8より取り外
したシート82を敷き、その上に被介護者Aを座らせ
る。シートモジュールYを被介護者Aに接近させ、シー
ト82をシート部材8に取り付ける。具体的には、シー
ト82のスリング821をヨーク81のフック811に
掛ける。そして、走行モジュールXとシートモジュール
Yとを対向する方向に向けて結合する。この状態を図5
に示しているが、本実施形態では、図5のように走行モ
ジュールXとシートモジュールYとを結合した状態で、
シート部材8に固設したプレート83と、段差解消機構
が内包する作動部材、即ちクランク3またはアーム4と
が係合可能であるように設定してある。よって、当該ク
ランク3またはアーム4を、クランク駆動用アクチュエ
ータ6a、アーム駆動用アクチュエータ6bによって適
宜に駆動することで、プレート83を介してシート部材
8を上下方向に駆動することができる。
【0022】シート部材8を上方に駆動して、被介護者
AをベッドBより持ち上げた後、走行装置をベッドBよ
り離す。クランク3またはアーム4を駆動してシート部
材8を所定の高さ位置に調整し、ベース部材9がシート
部材8を支持する状態とする。しかる後、走行モジュー
ルXとシートモジュールYとの結合を一旦解除し、走行
モジュールXをシートモジュールYの後方に移動させ
て、走行モジュールXとシートモジュールYとを同じ方
向に向けて結合する。この状態を図6に示す。本実施形
態では、図6のように走行モジュールXとシートモジュ
ールYとを結合した状態で、シート部材8の下方に、走
行モジュールXの本体部1の一部が入り込むように設定
して、シートモジュールYの車輪912が若干浮くよう
にしてある。
【0023】このようにして、被介護者AをベッドBか
ら走行装置へと移乗させることができる。図6に示す状
態にあって、走行装置は、走行モジュールXが備える段
差解消機構を用いて、走行路上に存在する段差、障害物
等を踏破することが可能である。また、走行装置から被
介護者AをベッドB等に降ろすときには、上記と逆の手
順を実施すればよいことは言うまでもない。
【0024】従って本実施形態によれば、本体部1を移
動可能に支持する車輪2と、前記車輪2の回転を妨げな
い位置に回転駆動可能に取り付けられたクランク3と、
前記クランク3の回転中心から変位した部位に取り付け
られクランク3を足場に駆動されて先端部を回転中心か
ら遠ざける方向に移動させることの可能なアーム4とを
具備してなる走行モジュールX、並びに、荷物、人等を
搭載するためのシート82を設けた、前記走行モジュー
ルXのクランク3またはアーム4によって上下方向に駆
動可能なシート部材8と、前記シート部材8を上下方向
に可動にガイドするベース部材9とを具備し、前記走行
モジュールXの本体部1と着脱自在に結合できるように
構成した、自立性を有する、前記走行モジュールXとと
もに用いられるシートモジュールYを、組み合わせて運
用する走行装置としたことによって、コンパクトな構成
であるにもかかわらず自由度の高い荷物または人の移載
/移乗が可能となる。
【0025】シートモジュールY側には、シート部材8
を上下方向に駆動するためのアクチュエータを実装する
必要がない。よって、シートモジュールYはその構造が
簡単なものとなり信頼性も高い。加えて、シートモジュ
ールYの製造コストが徒に高騰することがない。1基の
走行モジュールXと複数のシートモジュールYとを用意
して、その組み合わせを適宜に変更しながらフレキシブ
ルに使用することも可能である。
【0026】荷物または人を戴置するシート82は、シ
ート部材8より着脱可能なものであるため、荷物または
人の移載/移乗がより簡便なものとなる。特に、上記実
施形態に係るシート82は、スリング821を介して上
方に吊り上げるものであることから、移載/移乗の対象
を大きく持ち上げる必要がないという効果をも奏する。
また、シートモジュールYのベース部材9には、車輪9
12が取り付けられており、シートモジュールY単体で
の移動も容易となっている。
【0027】既存の移載/移乗用装置のように、当該移
載/移乗用装置が据え付けてある場所での移載/移乗、
言い換えるならば点の移載/移乗ではなく、ベッドから
自動車までというような、面の移載/移乗が可能であ
る。
【0028】そして、走行モジュールXとシートモジュ
ールYとを結合した状態においては、これらを一体の走
行装置として運用することが可能であり、走行モジュー
ルXが備える段差解消機構を用いて、走行路上に存在す
る段差、障害物等を踏破することができる。
【0029】なお、本発明は以上に詳述した実施形態に
限られるものではない。例えば、シート部材8の上下駆
動の際に、作動部材たるクランク3またはアーム4で支
えるのみならず、ラッチ機構を適用する等によって、シ
ート部材8の高さ位置がベース部材9によって保持され
るような構成とすることも好ましい。走行モジュールX
とシートモジュールYとの結合時に、アーム4を用いて
シート部材8あるいはベース部材9を駆動して結合作業
を容易にしたり、ベース部材9を走行モジュールXの本
体部1にフックさせたりすることも考えられる。
【0030】ベース部材9とシート部材8とを組み合わ
せた、シートモジュールYの使用状態にあって、シート
部材8が水平に回転可能とすることもできる。このと
き、ヨーク81側の係合部84またはベースフレーム9
1側の係合部92の一方が、回転軸としても機能するこ
とが好ましい。また、係合部84、92を、左若しくは
右にシフトさせて配置すれば、シート部材8の回転時に
前後方向にも変位するものとなる。
【0031】あるいは、係合部84、92を、左右両側
縁部に配置してもよい。この場合、シート部材8は回転
不能であるが、被介護者Aが足を自由に動かすことがで
きるものとなる。
【0032】図6に示したような、走行モジュールXと
シートモジュールYとを結合した状態で、シート部材8
からシート82を取り外すと、戴置物(図上では、被介
護者A)を走行モジュールXの本体部1の上に降ろすこ
とができる。このことを利用すれば、戴置物を走行モジ
ュールXに残してシートモジュールYを離脱させること
ができ、別のシートモジュールYに取り替えることも可
能である。このとき、走行モジュールXの本体部1に
も、荷物または人を搭載するためのシートが設けられて
いることが好ましい。
【0033】図6に示す、走行モジュールXとシートモ
ジュールYとを結合した状態においても、シート部材8
の昇降を可能とする構成としてもよい。
【0034】さらには、シートモジュールYの形状は、
座位の状態にて人の移乗を実施するための態様には限ら
れず、臥位の状態での移乗や、入浴に用いられる浴槽に
適したもの、その他様々な目的に応じた変形が可能であ
る。シート82をフラットシートとすれば、臥位の状態
での移乗が可能となり、重度の要介護者への介護活動等
に好適なものとなる。シート82とベッドとを並べてお
き、ベッドとシート82との間に被介護者を寝かせて、
シート部材8を上下動させて被介護者の体をローリング
させる、褥瘡予防機器としての利用も考えられる。シー
トモジュールYは、起立支援機器や歩行支援機器として
使用することもできる。
【0035】シートモジュールYと組み合わせて用いら
れる走行モジュールは、上述したような段差解消機構を
備えるものには限られない。電動式車椅子等を走行モジ
ュールとして用いてもよい。
【0036】もちろん、本発明に係る走行装置、シート
モジュールY並びに走行モジュールXは、介護用途には
限られない。一例を挙げると、自走式ロボットの荷物移
載機構等に本発明を適用することも考えられる。
【0037】その他、各部の具体的構成は、上記実施形
態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲で種々変形が可能である。
【0038】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明によれ
ば、段差を解消する機能と、荷物や人の移載/移乗を容
易にする機能との両方を備える走行装置を、簡易な構成
によって実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る走行モジュールを示
す側面図。
【図2】同要部縦断面図。
【図3】走行モジュールの段差解消機構の動作を模式的
に示す図。
【図4】同実施形態に係るシートモジュールを示す部分
分解斜視図。
【図5】同実施形態に係る走行装置を示す側面図。
【図6】同実施形態に係る走行装置を示す側面図。
【符号の説明】
X…走行モジュール 1…本体部 2…車輪 3…クランク(作動部材) 4…アーム(作動部材) 6a…クランク駆動用アクチュエータ 6b…アーム駆動用アクチュエータ Y…シートモジュール 8…シート部材8 82…シート 9…ベース部材9
フロントページの続き Fターム(参考) 3D050 AA04 DD01 DD07 EE18 FF03 KK04 KK06 KK14 3F333 AA20 AB07 AD06 BA03 BD10 CA15 4C040 AA08 BB01 GG14 HH02 JJ01 JJ06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体部を移動可能に支持する車輪と、端部
    を上下方向に駆動可能な作動部材とを備える走行モジュ
    ールと、荷物、人等を搭載するためのシートを設けた、
    前記走行モジュールの作動部材によって上下方向に駆動
    可能なシート部材と、前記シート部材を上下方向に可動
    にガイドするベース部材とを備え、前記走行モジュール
    の本体部と着脱自在に結合できるように構成した、自立
    性を有するシートモジュールとを具備する、走行装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の走行装置を構成するシート
    モジュール。
  3. 【請求項3】請求項1記載の走行装置を構成する走行モ
    ジュール。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007082991A (ja) * 2005-09-25 2007-04-05 Keiko Takemoto 車椅子のリクライニング機構
JP2013524896A (ja) * 2010-04-22 2013-06-20 ロザーナ アントゥネス デ ソウザ, 多機能型移動装置
PT108109A (pt) * 2014-12-18 2016-06-20 Miguel Da Silva Dias Lopes Nuno Veículo elétrico de múltiplas aplicações

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