JP2003210484A - 加熱処置装置及び加熱処置具 - Google Patents

加熱処置装置及び加熱処置具

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JP2003210484A
JP2003210484A JP2002010500A JP2002010500A JP2003210484A JP 2003210484 A JP2003210484 A JP 2003210484A JP 2002010500 A JP2002010500 A JP 2002010500A JP 2002010500 A JP2002010500 A JP 2002010500A JP 2003210484 A JP2003210484 A JP 2003210484A
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JP
Japan
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magnetic field
heat
heating treatment
heat treatment
treatment
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JP2002010500A
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Makoto Inaba
誠 稲葉
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は所望の形状に処置部を構成する
ことが可能であり、また、小型化が図れて操作性の良い
加熱処置具及び加熱処置装置を提供することにある。 【解決手段】本発明は、生体の所望する領域に磁界を生
じさせる磁界発生装置3と、上記磁界中に配置すると発
熱する発熱物質部を処置部20に備えた加熱処置具2と
を具備した加熱処置装置1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体組織を熱的に
凝固や切開等の加熱処置を施す加熱処置装置及び加熱処
置具に関する。
【0002】
【従来の技術】生体組織を凝固・切開する医療用処置具
において、圧膜ヒーターやセラミックヒーターなどの電
熱素子を用いたものは既に知られるところである(特開
2001-170070号公報や特開2000-210296号公報参照)。ま
た、発熱素子として高周波を利用した電極式の熱凝固切
開処置具も特表平9-510113号公報等で知られている。さ
らに、最近では、発熱素子として超音波素子を利用した
超音波式熱凝固切開処置具も知られるところとなった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】発熱素子として圧膜ヒ
ーターやセラミックヒーターなどの電熱素子を用いた熱
凝固切開処置具は発熱素子として高周波や超音波を利用
した凝固切開処置具に比べて構造が簡単で安価であり、
しかも、凝固切開時の煙やミストの発生が少ないという
利点がある。
【0004】しかし、電熱素子を用いた熱凝固切開処置
具は発熱素子自体の大きさがある程度必要であり、ま
た、発熱素子の形状に制限される。このため、処置具の
小型化や、処置部に求められる微妙な形状に形成するこ
とが困難であった。
【0005】また、従来のいずれの方式でも処置具自体
に、エネルギ源からエネルギを発熱素子に供給するため
のエネルギ伝送ラインを組み込む必要があったり、バッ
テリー等のエネルギ源を組み込んだりしなくてはならな
い。このため、処置具自体が大型化してしまい、処置具
の操作性を悪くしていた。
【0006】本発明は上記課題に着目してなされたもの
で、その目的とするところは所望の形状に処置部を構成
することが可能であり、また、小型化が図れて操作性の
良い加熱処置具及び加熱処置装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題が解決しようとする手段】請求項1に係る発明
は、生体の所望する領域に磁界を生じさせる磁界発生手
段と、磁界中に配置すると発熱する発熱物質部を処置部
に備えた加熱処置具とを具備したことを特徴とする加熱
処置装置である。請求項2に係る発明は、磁界発生手段
とは別体に設けられ、磁界中に配置すると発熱する発熱
物質部を処置部に備えた加熱処置具である。請求項3に
係る発明は、発熱物質部はキュリー点を持つ磁性体であ
る請求項1または請求項2に記載の加熱処置装置であ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1及び図
2をもって説明する。
【0009】(構成)図1は本実施形態に係る加熱処置
装置のシステム全体を示し、図2は加熱処置具を示す。
【0010】加熱処置装置1は、加熱処置具2と、これ
とは別体に設けられ、生体の所望の領域に磁界を発生さ
せる磁界発生装置3と、この磁界発生装置3に信号を送
り、磁界の発生をオン/オフ制御するフットスイッチ4
とを備える。磁界発生装置3は例えばベット5上の患者
を囲めるように形成した円形誘導コイル6と、例えば2
50kHz〜500kHz程度の高周波を発生させる高
周波発生装置7とで構成されている。
【0011】加熱処置具2は生体の組織を把持出来るよ
うにした、はさみ鉗子形式のものである。すなわち、加
熱処置具2は図2に示すように、一対の挟み部材12,
13を備え、この一対の挟み部材12,13はその中間
部同士を重ね合わせるように交差させ、その交差する部
分を支軸14により連結したものである。一対の挟み部
材12,13の手元端にはそれぞれ指掛けリング15,
16が形成され、これにより加熱処置具2の操作部17
を構成している。そして、指掛けリング15,16に術
者の片手の親指と他の指を別々に差し込んで掛け、一対
の挟み部材12,13を回動するようになっている。挟
み部材12,13は磁界に配置しても発熱せず、発熱し
ても発熱量が少ない機能の物質、特に非磁性体等で形成
することが好ましい。
【0012】一対の挟み部材12,13の先端側部分は
一対の開閉要素18,19となって組織を把持する把持
部を兼ねた処置部20を構成している。開閉要素18,
19には別々に互いに向き合うように把持面部21,2
2が形成されている。各把持面部21,22は互いに向
き合って対象組織を把持する。
【0013】一方の把持面部22には磁界中に配置する
と発熱する発熱物質、例えば磁性体で形成されたブレー
ド(発熱物質部)23が設けられ、もう一方の把持面部
21には前記ブレード23と噛み合うシリコンゴム性の
ティシューパッド24が設けられている。このため、発
熱物質部は把持部分を直接形成する。もちろん、発熱物
質部は把持部分を間接的に加熱するように設けるように
しても良い。また、磁性体で成形されたブレード23は
例えばキュリー点を有する生体適合性の有るフェライト
や合金で形成されている。
【0014】(作用)加熱処置装置1と加熱処置具2は
外科的手術において、例えば血管あるいは血管を含む組
織を凝固・切開する際に用いることができる。
【0015】この処置例について説明する。まず、図1
に示すように、加熱処置装置1のベット5上に、患者3
0を上向きに寝かせる。この際、患者30の手術部位領
域には磁界発生装置3の円形誘導コイル6により磁界が
発生するようにセッテングする。
【0016】そして、加熱処置具2を用いて所望部位の
血管等の組織部位を処置する。すなわち、加熱処置具2
の処置部20に設けられたブレード23と、ティシュー
パッド24によって、組織部位を把持する。続いて、加
熱処置装置1のフットスイッチ4を操作し、磁界発生装
置3の円形誘導コイル6により高周波磁界を発生させ、
上記所望部位に高周波磁界を印加する。これにより、ブ
レード23はその磁界によって発熱し、ブレード23
と、ティシューパッド24によって挟まれた血管等の組
織はその熱によって凝固される。さらに加熱処置具2の
把持操作を継続することにより、ブレード23の熱と機
械的切断効果によって把持された組織部分が切開され
る。
【0017】上記ブレード23に加える磁界の強さは、
フットスイッチ4の踏み込みの程度で自由に変化させる
ことができる。これによって、ブレード23の発熱温度
を適宜変え、最適な状態で処置する。また、ブレード2
3は用いられた磁性体に設定したキュリー温度以下に自
動的に制限されるので過熱の心配が無い。
【0018】(効果)しかして、加熱処置具2で組織を
挟む操作のみで凝固と切開を連続的に行うことが出来、
糸による結さつや、クリッピング等を行うことなく、加
熱処置具2の把持操作のみで凝固と切開の両方の処置が
出来る。このように組織を挟む操作のみで凝固と切開と
その操作を簡便に行えるので、一連の処置が容易且つ短
時間に行うことが出来、術者及び患者への負担が軽減さ
れる。
【0019】加熱処置具2の先端に磁性体のブレード2
3を組み付けるだけの構成であるため、加熱処置具2の
先端が大きくなったり、太くなったりせず、一般に用い
られるケリー鉗子やモスキート鉗子と同様の形状に容易
に製作することが可能である。また、ケリー鉗子やモス
キート鉗子レベルの小型化も可能である。このため、径
の細い腹腔鏡処置用鉗子にも採用することが出来る。
【0020】ブレード23は用いられた磁性体のキュリ
ー温度以下に自動制限されるので過熱の心配が無い。ま
た、ブレード23ヘの直接的な通電が不要なため、コー
ドレス化、バッテリーレス化が可能となり、加熱処置具
2の操作性が格段に向上する。
【0021】尚、本発明は前述した実施形態のものに限
定されず、他の形態のものにも適用が可能である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
加熱処置具の小型化及び所望の形状に形成が可能であ
る。また、コードレス化やバッテリーレス化により、操
作性が格段に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る加熱処置装置のシス
テム全体を概略的に示す斜視図。
【図2】本発明の一実施形態に係る加熱処置具を概略的
に示す斜視図。
【符号の説明】
1…加熱処置装置 2…加熱処置具 3…磁界発生装置 6…円形誘導コイル 7…高周波発生装置 12…挟み部材 13…挟み部材 14…支軸 17…操作部 18…開閉要素 19…開閉要素 20…処置部 21…把持面部 22…把持面部 23…ブレード 24…ティシューパッド 30…患者

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体の所望する領域に磁界を生じさせる
    磁界発生手段と、磁界中に配置すると発熱する発熱物質
    部を処置部に備えた加熱処置具とを具備したことを特徴
    とする加熱処置装置。
  2. 【請求項2】 磁界発生手段とは別体に設けられ、磁界
    中に配置すると発熱する発熱物質部を処置部に備えた加
    熱処置具。
  3. 【請求項3】 発熱物質部はキュリー点を持つ磁性体で
    ある請求項1または請求項2に記載の加熱処置装置。
JP2002010500A 2002-01-18 2002-01-18 加熱処置装置及び加熱処置具 Withdrawn JP2003210484A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014148199A1 (ja) * 2013-03-21 2014-09-25 オリンパス株式会社 治療用処置装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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