JP2003210094A - 害虫用防除剤処理器 - Google Patents

害虫用防除剤処理器

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JP2003210094A JP2002335297A JP2002335297A JP2003210094A JP 2003210094 A JP2003210094 A JP 2003210094A JP 2002335297 A JP2002335297 A JP 2002335297A JP 2002335297 A JP2002335297 A JP 2002335297A JP 2003210094 A JP2003210094 A JP 2003210094A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でありながら、使いやすく、高い
害虫防除効果を奏する害虫用防除剤処理器を提供する。 【解決手段】 害虫用防除剤処理器10は、液状の害虫
用防除剤を収容しその防除剤を吐出可能な吐出口を備え
た容積可変容器11と、容積可変容器11をセットされ
る本体13とを有している。本体13は、容積可変容器
11をその一端部で押圧可能な棒状の押圧部材15と、
押圧部材15の他端部に設けられて親指を掛けられる後
方指掛け部16と、後方指掛け部16より容積可変容器
11側に配置されて親指以外の少なくともいずれかの指
を掛けられる前方指掛け部14とを備えている。使用前
における後方指掛け部16と前方指掛け部14との間隔
が6〜12cmである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴキブリ、ワラジ
ムシ、ムカデ、ヤスデ、ダンゴムシ、ゲジゲジ、蟻等の
匍匐害虫およびハエ等の飛翔害虫用の防除剤処理器に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、密閉袋に収容された害虫用防除剤
を、使用時に密封袋から取り出して、害虫が出やすいと
ころに配置している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】密封袋から防除剤を取
り出して所定位置に配置するのは面倒であった。また、
害虫は細い隙間等を通過する傾向があるが、そのような
細い隙間に防除剤を配置するのは特に困難であった。ま
た、いかに密封袋に保存されていても、経時的に毒餌剤
等の防除剤が乾燥する傾向にあった。本発明は、このよ
うな事情に鑑みてなされたもので、その目的は、簡単な
構成でありながら、使いやすく、高い害虫防除効果を奏
し、かつ害虫用防除剤を長期間にわたって安定的に保管
できる害虫用防除剤処理器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記構
成により達成される。 (1) 液状の害虫用防除剤を収容しその防除剤を吐出
可能な吐出口を備えた容積可変容器と、前記容積可変容
器をセットされる本体とを有し、前記本体は、前記容積
可変容器をその一端部で押圧可能な棒状の押圧部材と、
前記押圧部材の他端部に設けられて親指を掛けられる後
方指掛け部と、前記後方指掛け部より前記容積可変容器
側に配置されて親指以外の少なくともいずれかの指を掛
けられる前方指掛け部とを備え、使用時に前記後方及び
前方指掛け部に指を掛けて前記押圧部材によって前記容
積可変容器を押圧することで前記吐出口から前記防除剤
を吐出できる害虫用防除剤処理器。 (2) 前記容積可変容器が、圧縮変形可能な蛇腹部を
有している前記(1)に記載の害虫用防除剤処理器。 (3) 前記容積可変容器が、前記押圧部材によって押
圧されるピストンを有している前記(1)に記載の害虫
用防除剤処理器。 (4) 前記容積可変容器からの害虫用防除剤の吐出量
がわかるように表示手段が設けられている前記(1)〜
(3)のいずれかに記載の害虫用防除剤処理器。 (5) 前記容積可変容器が細長い管部を備え、前記管
部の先端に前記吐出口が設けられている前記(1)〜
(4)のいずれかに記載の害虫用防除剤処理器。 (6) 前記押圧部材が誤って操作されないようにロッ
ク機構が設けられている前記(1)〜(5)のいずれか
に記載の害虫用防除剤処理器。 (7) 前記前方指掛け部が、前記押圧部材の軸方向に
対して交差する方向かつ前記押圧部材の軸方向を挟んで
互いに反対方向に延びた第一部分と第二部分とを有して
いる前記(1)〜(6)のいずれかに記載の害虫用防除
剤処理器。
【0005】上記構成の害虫用防除剤処理器(以下「防
除剤処理器」ともいう)によれば、簡単な構成でありな
がら、使いやすく、防除剤を所定位置に片手で容易に供
給できる。この防除剤処理器は、引き金を引くことで防
除剤を吐出するのではなく、前方指掛け部に親指以外の
指をかけて防除剤処理器を保持固定した状態で後方指掛
け部を親指または手のひら(親指のつけ根付近)により
前方へ押圧することで防除剤を吐出するようにすること
で、構成を著しく簡素化している。また、後方指掛け部
と前方指掛け部との間隔を所定範囲(6〜12cm)と
することで、防除剤処理器を安定に保持して防除剤を吐
出できるようにしている。容積可変容器からの害虫用防
除剤の吐出量がわかるように表示手段が設けられていれ
ば、一定量の防除剤を吐出させることができ、より使い
やすくなる。容積可変容器が細長い管部を備え、その管
部の先端に前記吐出口が設けられていれば、細い隙間等
に防除剤を供給するのも容易に行える。吐出口の先端口
径は、φ0.1〜5mmとすることができる。例えば曲
げることが可能なストローのように、管部の中間部に蛇
腹部を設けるなどして、管部を自由に折り曲げ可能な形
状としてもよい。押圧部材が誤って操作されないように
ロック機構が設けられていれば、誤作動を防止でき、子
供のいたずら等により防除剤が吐出されることもない。
前方指掛け部が、押圧部材の軸方向に対して交差する方
向かつ押圧部材の軸方向を挟んで互いに反対方向に延び
た第一部分と第二部分とを有していれば、例えば第一部
分に人差し指を掛け、第二部分に中指等を掛けることが
でき、防除剤処理器をより安定に保持できる。容積可変
容器だけでも、同様に、内容物の防除剤を吐出させるこ
とは可能であるが、本発明のように容積可変容器を本体
にセットすることで、より容易にかつ安全に防除剤の処
理が可能となる。
【0006】防除剤の形態は、ゲル、ペースト、ゼリ
ー、液体など、容積可変容器内に収容できる形態であれ
ばどのような形態であってもよい。すなわち、本発明で
いう「液状」には、ゲル状、ペースト状、ゼリー状など
粘性を有するものも含まれ、さらに粉体や細粒が入って
いるものも含まれる。また、防除剤の効能は、速効性で
あっても、遅効性であってもよい。防除剤が速効性であ
る場合には、その防除剤を経口摂取した害虫またはこれ
に接触した害虫はその周囲で死に至る。防除剤が遅効性
である場合には、害虫がその防除剤を巣に持ち帰れば、
その持ち帰った防除剤を経口摂取した害虫またはこれに
接触した害虫も防除することができる。また、防除剤と
して、揮発性、昇華性のものを単独或いは併用してもよ
い。このような防除剤は、狭い密閉空間内へ注入するこ
とで、隅にひそんだ(例えば壁板の裏などにひそんだ)
害虫を防除するのに有利である。
【0007】防除剤としては、例えば、ホウ酸、ホウ酸
塩、アミジノヒドラゾン系殺虫剤をはじめ、有機リン
系、カーバメート系、ピレスロイド系、オキサジアゾー
ル系、フェニルピラゾール系などの殺虫剤が挙げられ、
これらのなかから一種または二種以上を混合して用いら
れる。前記ホウ酸塩の具体例としては、例えば四ホウ酸
ナトリウム(ホウ砂)、メタホウ酸ナトリウム、過ホウ
酸ナトリウム、ホウ酸アンモニウム、ホウ酸カリウム、
ホウ酸マグネシウムなどが挙げられ、また前記アミジノ
ヒドラゾン系殺虫剤の具体例としては、例えばテトラヒ
ドロ−5,5−ジメチル−2(IH)−ピリミジノイン
{3−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1−
{2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]エテニ
ル}−2−プロペニリデン}ヒドラゾンなどが挙げられ
る。さらに、上記以外の殺虫剤としては、フェニトロチ
オン、トリクロルホン、ピリダフェンチオン、ダイアジ
ノン、フェンチオンなどの有機リン系殺虫剤、セビン、
プロポクサーなどのカーバメート系殺虫剤、レスメトリ
ン、d−T80−レスメトリン、フェノトリン、ペルメ
トリン、フタルスリン、d−T80−フタルスリン、シ
フェノトリン、シペルメトリン、フェンバレレート、エ
トフォンプロックス、プラレスリン、フェンフルスリ
ン、トランスフルトリンなどのピレスロイド系殺虫剤、
オキサジアゾール系殺虫剤のメトキサジアゾン、フィプ
ロニル等のフェニルピラゾール系殺虫剤などが挙げられ
る。
【0008】害虫誘引成分としては、例えば、動植物エ
キス、カゼインなどの蛋白質類、繊維素粉、木粉、樹皮
などの動植物粉末、トウモロコシ油、ヒマシ油、オリー
ブ油、大豆油、ナタネ油、ピーナッツ油、米ぬか油など
の植物油、その他(3S,4R,6E,10Z)−3,
4,7,11−テトラメチル−トリデカ−6,10−ジ
エナール、(Z)−9−ヘキサデセナール、2,5−ジ
メチルピラジン、3−メチル−2,5−ジメチルピラジ
ン、Z,E−またはE,E−α−フラネセンなどの道し
るべフェロモン、カプリル酸、カプロン酸、カプリン
酸、ラウリル酸、オレイン酸などの有機酸、オクチルア
ルコール、ドデシルアルコール、オレインアルコールな
どの高級アルコール類、トリエチルアミン、エチルアミ
ンなどのアルキルアミン類、およびその塩類、オニオン
フレーバー、ミルクフレーバー、バターフレーバー、ス
トロベリーフレーバー、コーヒーフレーバーなどの食品
用フレーバーなどが挙げられる。
【0009】さらに、幼若ホルモン剤、摂食物質、酸化
防止剤、防腐剤、誤食防止剤、着色剤などが用いられ
る。幼若ホルモン剤としては、例えば、メトプレン、ハ
イドロプレン、ピリプロキシフェンなどの昆虫幼若ホル
モン剤、プレコセンなどの抗幼若ホルモン剤、エクダイ
ソンなどの脱皮ホルモン剤などが挙げられる。摂食物質
としては、例えば、小麦粉、米粉、米糖、とうもろこし
粉などの穀粉、ポテトスターチ、コーンスターチなどの
スターチ類、グラニュー糖、麦芽糖、アラビノース、ガ
ラクトース、ラクトース、フルクトース、ソルビトー
ル、廃糖蜜、蜂蜜などの糖類、および糖蜜類やグリセリ
ンなどが挙げられる。酸化防止剤としては、例えば、
2,6−ジ−タ−シャリ−ブチル−4−メチルフェノー
ル、2,2−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチ
ル)フェノールなどのフェノール誘導体が挙げられる。
防腐剤としては、例えば、ソルビン酸、ソルビン酸塩、
パラオキシ安息香酸エステル類などが挙げられる。誤食
防止剤としては、例えば、トウガラシ粉、トウガラシエ
ッセンス、安息香酸デナトリウム、アセチル化蔗糖など
が挙げられる。着色剤としては、例えば、赤色2号、赤
色3号、赤色102号、赤色201号、黄色4号、黄色
5号、青色1号、青色2号、カーボンブラックなどの色
素、顔料が挙げられる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳しく説明する。図1に示す毒餌剤処理器10
は、害虫用防除剤を収容した容積可変容器11を、本体
13にセットした状態で使用される。本体13は、容積
可変容器11を収容する筒部13aと、筒部13aの後
端に設けられた前方指掛け部14とを備えている。ここ
では、筒部13aと前方指掛け部14とが一体成形され
ている。筒部13aの前端には蓋部13bが取外し可能
に設けられている。蓋部13bを筒部13aから取り外
した状態で、筒部13a内に容積可変容器11をセット
することができる。筒部13aと容積可変容器11と
は、ともに透明ないし半透明にされており、中の防除剤
を目視できるようになっている。
【0011】また本体13は、前方指掛け部14を貫通
してその前端が筒部13a内に突出され、その後端に後
方指掛け部16が設けられた棒状の押圧部材15を備え
ている。押圧部材15の前端には、容積可変容器11の
後端面を均一に押すための押圧板15aが設けられてい
る。後方指掛け部16と前方指掛け部14との間隔(押
圧部材15の軸方向に見た間隔)Lは、6〜12cmに
設定される。
【0012】ここでは、前方指掛け部14が、押圧部材
15の軸方向に対して交差する方向かつ押圧部材15の
軸方向を挟んで互いに反対方向に延びた(下方向、上方
向に延びた)第一部分14aと第二部分14bとを有し
ている。第二部分14bに、例えば人差し指を掛け、第
一部分14aに、例えば中指、薬指、小指等を掛けるこ
とができる。
【0013】ここでは、押圧部材15の周方向の一部
に、軸方向に沿って延びるように一連の歯15bが設け
られている。また、前方指掛け部14の後方側に隣接し
て、リング部材18が回転可能に押圧部材15に外嵌さ
れている。リング部材18の内周面には、押圧部材15
に設けられた歯15bに係合する係合部(図示せず)が
設けられており、リング部材18を回転させてその係合
部と歯15bとを係合させたり係合を解除させたりする
ことで、押圧部材15の軸方向の移動をロックしたり非
ロックにしたりできる。すなわち、リング部材18(の
係合部)と押圧部材15の歯15bとが、ロック機構と
して機能する。この機構は、定量押出しにも有利であ
る。
【0014】図2に容積可変容器11を示す。容積可変
容器11は、蛇腹状の収容筒部11aと、収容筒部11
aの前端に設けられた細長い管部11bとを有してい
る。ここでは、収容筒部11と管部11bとが同心に設
けられている。管部11bの先端に、収容筒部11a内
に収容された防除剤を吐出するための吐出口(図示せ
ず)が設けられる。収容筒部11aの後端面に押圧力P
が作用すると、収容筒部11aが圧縮変形され、収容筒
部11a内の防除剤が管部11bを通って吐出口から吐
出される。この時、収容筒部11aには弾性復元力が生
じ、押圧力Pが解除されると、圧縮変形された収容筒部
11aは元の形状に戻ろうとし、これにより図1に示し
た押圧部材15が押し戻されるようにしてもよい。しか
し、本実施形態のように、収容筒部11aが元の形状に
戻らない構成であってもよい。
【0015】図中二点鎖線で示すように、管部11bの
先端にキャップ12を設けることができる。また、キャ
ップ12の先端を鋭利形状にしておくことができる。使
用前は、管部11bの先端を密閉部にしておき、使用時
に、キャップ12を管部11bから取り外すとともに、
キャップ12の鋭利な先端で密閉部に吐出口を形成する
ようにしてもよい。使用開始後に、キャップ12で吐出
口を適宜塞いでもよい。また、管部11bを自由に折り
曲げ可能に構成し、吐出口の向きを変えられるようにし
てもよい。
【0016】容積可変容器として、図3に示すような注
射器タイプのものを用いることもできる。図3に示す容
積可変容器21は、変形しない収容筒部21aの前端に
吐出口が形成され、収容筒部21aの後端にピストン2
3の前端が挿入されている。ピストン23の後端が、図
1に示した押圧部材15の押圧板15aで押圧される。
収容筒部21aは透明ないし半透明にされており、中の
防除剤を目視できるようになっている。また、収容筒部
21aの外周面には、防除剤の吐出量を知らせる表示手
段としての目盛22が設けられている。図1に示したよ
うに、蛇腹タイプの容積可変容器11を用いる場合も、
例えば本体13の筒部13aの外周面に目盛を設けるこ
とで、防除剤の吐出量を視認できるようになる。
【0017】図4に基づいて、本実施形態の使用方法を
説明する。先ず、リング部材18を回転させてロックを
解除する。次に、前方指掛け部14の第二部分14bに
人差し指を掛けるとともに第一部分14aに中指等を掛
け、後方指掛け部16に親指を掛ける。そして、前方指
掛け部14を支持点として、後方指掛け部16を前方に
押すことで、押圧部材15の前端によって容積可変容器
11を圧縮変形させ、管部11b先端の吐出口から防除
剤を吐出させることができる。
【0018】上記構成の毒餌剤処理器10によれば、簡
単な構成でありながら、使いやすく、防除剤を所定位置
に容易に供給できる。また、後方指掛け部16と前方指
掛け部14との間隔を所定範囲とし、かつ前方指掛け部
14に第一部分14aと第二部分14bとを備えること
で、毒餌剤処理器10を安定に保持して毒餌剤を吐出で
きるようにしている。また、細長い管部11bの先端に
吐出口が設けられているので、細い隙間等に毒餌剤を供
給するのも容易に行える。
【0019】
【実施例】<実施例1>縦39cm、横29cm、高さ1
8cmの試験バットを用意した。試験バットには、供試
虫として成虫のチャバネゴキブリを雌雄各25頭放し
た。そして、シェルターと水容器を入れ、一日順化させ
た。その後、試験バットには、下記表1で示す処方で作
成した製剤(ホウ酸、ヒドラメチルノン、フィプロニ
ル)を各2gと動物用固形飼料(通常の飼育飼料)を1
0cm間隔で配置した。
【0020】
【表1】
【0021】日毎の致死数をカウントして致死率を算出
した。結果を図5に示す。フィプロニルは、1日目で致
死率が100%に到達した。ホウ酸は、3日目で致死率
が100%に到達した。ヒドラメチルノンは7日目に致
死率が100%に到達した。
【0022】<実施例2>次に、下記表2で示す処方で作
成した半生製剤及びジェル製剤(ともに2gづつ)を用
いて、実施例1と同様な試験を行った。
【0023】
【表2】
【0024】本試験の結果を図6に示す。ジェル製剤
は、1日目で致死率が100%に到達した。半生製剤
は、2日目で致死率が100%に到達した。
【0025】上記のジェル製剤の処方は上記表2のもの
に限られない。例えば、下記表3に示す処方例1〜5で
作成されたジェル製剤でも上記試験と同様の効果をえる
ことができる。
【0026】
【表3】
【0027】上記表において、増粘剤とは、澱粉、多糖
類、微生物ガム、セルロースなどである。保湿剤とは、
アミノ酸(たんぱく質)、多価アルコール、有機酸、多
糖類、グリセリンなどである。防腐剤とは、有機酸塩、
パラオキシベンゼン、多価アルコール、界面活性剤など
である。誤食防止剤とは、安息香酸デナトニウム、唐辛
子末、わさびなどである。
【0028】なお、本発明は、前述した実施形態に限定
されるものではなく、適宜な変形、改良等が可能であ
る。例えば、吐出量を観測して吐出量が所定値に達した
ら押圧部材15の移動を自動停止するようなストッパ手
段を備えて、吐出量が常に一定となるようにしてもよ
い。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡単な構成でありながら、使いやすく、高い害虫防除効
果を奏する害虫用防除剤処理器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す概略側面図である。
【図2】容積可変容器の一例を示す図である。
【図3】容積可変容器の別の例を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す概略斜視図である。
【図5】実施例1の効果を示すグラフである。
【図6】実施例2の効果を示すグラフである。
【符号の説明】
10 毒餌剤処理器(害虫用防除剤処理器) 11,21 容積可変容器 13 本体 14 前方指掛け部 14a 第一部分 14b 第二部分 15 押圧部材 16 後方指掛け部 22 目盛(表示手段) 23 ピストン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液状の害虫用防除剤を収容しその防除剤
    を吐出可能な吐出口を備えた容積可変容器と、前記容積
    可変容器をセットされる本体とを有し、前記本体は、前
    記容積可変容器をその一端部で押圧可能な棒状の押圧部
    材と、前記押圧部材の他端部に設けられて親指を掛けら
    れる後方指掛け部と、前記後方指掛け部より前記容積可
    変容器側に配置されて親指以外の少なくともいずれかの
    指を掛けられる前方指掛け部とを備え、使用時に前記後
    方及び前方指掛け部に指を掛けて前記押圧部材によって
    前記容積可変容器を押圧することで前記吐出口から前記
    防除剤を吐出できる害虫用防除剤処理器。
  2. 【請求項2】 前記容積可変容器が、圧縮変形可能な蛇
    腹部を有している請求項1に記載の害虫用防除剤処理
    器。
  3. 【請求項3】 前記容積可変容器が、前記押圧部材によ
    って押圧されるピストンを有している請求項1に記載の
    害虫用防除剤処理器。
  4. 【請求項4】 前記容積可変容器からの害虫用防除剤の
    吐出量がわかるように表示手段が設けられている請求項
    1〜3のいずれかに記載の害虫用防除剤処理器。
  5. 【請求項5】 前記容積可変容器が細長い管部を備え、
    前記管部の先端に前記吐出口が設けられている請求項1
    〜4のいずれかに記載の害虫用防除剤処理器。
  6. 【請求項6】 前記押圧部材が誤って操作されないよう
    にロック機構が設けられている請求項1〜5のいずれか
    に記載の害虫用防除剤処理器。
  7. 【請求項7】 前記前方指掛け部が、前記押圧部材の軸
    方向に対して交差する方向かつ前記押圧部材の軸方向を
    挟んで互いに反対方向に延びた第一部分と第二部分とを
    有している請求項1〜6のいずれかに記載の害虫用防除
    剤処理器。
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