JP2003209734A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2003209734A
JP2003209734A JP2002005208A JP2002005208A JP2003209734A JP 2003209734 A JP2003209734 A JP 2003209734A JP 2002005208 A JP2002005208 A JP 2002005208A JP 2002005208 A JP2002005208 A JP 2002005208A JP 2003209734 A JP2003209734 A JP 2003209734A
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capturing
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Masahiro Hagiwara
雅博 萩原
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Olympus Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動画撮像時と静止画撮像時との切り換えで撮
像素子の有効撮像範囲が変更されても、常に同一の大き
さの被写体像を得られる撮像装置を実現する。 【解決手段】 撮像装置としてのカメラヘッド4は、内
視鏡2の接眼部2cに着脱自在に装着されて内視鏡装置
に用いられる。このカメラヘッド4は、結像光学系23
と撮像素子24との間に回動自在な回転台51を設け、
この回転板51aに開口部52と、倍率変更手段として
変倍光学系53を設けて構成される。回転台51は、回
転軸51bを中心に回動駆動部54によって回動自在に
駆動される。そして、カメラヘッド4は、回動駆動部5
4により変倍光学系53が選択的に光路上に挿入される
ことで、動画撮像時と静止画撮像時とで変更される撮像
素子24の有効撮像範囲に連動して、結像光学系23の
倍率を変化させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、動画及び静止画を
撮像可能な撮像装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、撮像装置は、広く用いられてい
る。撮像装置は、被写体像を撮像素子で撮像し、この撮
像素子からの撮像信号を信号処理して被写体の動画又は
静止画を得ている。 【0003】このような撮像装置は、例えば特公平3−
18393号公報或いは特開昭57−170674号公
報に記載されているように動画撮像と静止画撮像とを1
つの撮像素子で兼用し、これら動画撮像時と静止画撮像
時とで撮像に使用する画素数を変更して撮像を行うもの
が提案されている。 【0004】一般に、撮像装置は、静止画撮像時に比べ
て動画撮像時に高精細な画像が要求されない傾向にあ
る。例えば、医療用、特に内視鏡装置に用いられる内視
鏡用の撮像装置は、主に手術手技の作業に必要な観察を
行う際、動画撮像を行う。この場合、撮像装置は、特に
細かな作業を行わない場合、高い解像度の画像を使用せ
ずとも良い場合が多い。また、一般に撮像装置は、動画
撮像時に30fps.( frame per second )以上の撮像レ
ートを必要とする。このため、撮像装置は、動画撮像時
に1フレーム当たりで読み出すことのできる画素数がお
のずと限られたものになってしまう。 【0005】一方、撮像装置は、静止画撮像時に動画撮
像時よりも高精細な画像が要求される傾向にある。例え
ば、上記内視鏡装置に用いられる内視鏡用撮像装置は、
体腔内における病変部の診断或いは確認、記録といった
用途を目的とする際に、静止画撮像を行う。この場合、
撮像装置は、細かい病変部の状態を知るために比較的、
高解像度の画像が要求されることとなる。尚、撮像装置
は、静止画撮像時において、例え、連続撮像を行ったと
しても、1秒間に撮像する画像の枚数がせいぜい3〜5
枚程度(3〜5fps.)である。このため、撮像装置は、
静止画撮像時において、動画撮像時ほど高い撮像レート
を必要としないので、技術的にも容易に1枚の画像の高
画素化を図ることが可能となる。このような従来の撮像
装置は、動画撮像と静止画撮像とを1つの撮像素子によ
り兼用して行う場合、動画撮像時の有効撮像画素数を、
静止画撮像時の有効撮像画素数よりも少なくなるよう設
定し、駆動及び読み出しを行うことが一般的となってい
る。この場合、従来の撮像装置は、例えば、図10に示
すように撮像素子100を構成される。図10に示すよ
うに撮像装置は、撮像素子100の撮像面100a上に
形成した有効撮像範囲が、静止画撮像時(斜線部)10
1に対して動画撮像時(格子部)102を小さく設定し
て駆動及び読み出しを行うことが一般的である。 【0006】これに対し、撮像装置は、例えば撮像素子
100の撮像面100a上に設けた画素の配列におい
て、動画撮像時の有効撮像範囲102に1画素おきの電
荷を読み出すような駆動方法を取ることで静止画撮像時
の有効撮像範囲101に対する撮像画素数を減らす方法
も考えられる。しかしながら、この場合、撮像装置は、
得られる画像のアスペクト比(縦横比)を維持しつつ、
且つ画像にゆがみを生じることも無く画素数を減らす必
要がある。このため、撮像装置は、多くとも静止画撮像
時の有効撮像範囲101に対する動画撮像時の有効撮像
範囲102の画素数比を1/4以下としなくてはならな
い。従って、撮像装置は、静止画撮像に対する動画撮像
の解像度が大幅に劣化してしまう。 【0007】更に、撮像装置は、撮像素子100がカラ
ー撮像方式である場合、例えば、特開昭61−9808
0号公報に記載されているように色モザイクフィルタを
撮像素子100の各画素上に配置されているものが提案
されている。上記撮像素子100がカラー撮像方式であ
る撮像装置は、正規の色再現を可能とする読み出し順序
を実現するために、上述したように撮像素子100の撮
像面100a上に形成した有効撮像範囲が、静止画撮像
時(斜線部)101に対して動画撮像時(格子部)10
2を小さく設定する方式のほうがより簡易である。 【0008】しかしながら、上記従来の撮像装置は、動
画撮像時の有効撮像範囲102と静止画撮像時の有効撮
像範囲101とで撮像素子100の有効撮像範囲を切り
換え、撮像するような場合において、撮像範囲の差に起
因する倍率差が生じてしまう。 【0009】例えば、上記内視鏡装置に用いられる内視
鏡用撮像装置は、静止画撮像時の有効撮像範囲101に
得られる内視鏡像の大きさが動画撮像時の有効撮像範囲
102に比べて小さいものとなってしまう。即ち、撮像
装置は、撮像素子100上に結像する内視鏡像のマスク
が一定の大きさとなるが、撮像素子100の撮像面10
0a上に形成した有効撮像範囲が、動画撮像時(格子
部)102に対するマスクの占める割合と、静止画撮像
時(斜線部)101に対するマスクの占める割合とが異
なる。このため、撮像装置は、動画撮像時の有効撮像範
囲102と静止画撮像時の有効撮像範囲101とでモニ
タ画面上に表示されるマスクの大きさが異なってしま
う。 【0010】上記撮像装置は、撮像素子100の撮像方
法を電子内視鏡装置や一般のTVカメラ装置に適用する
場合に、同じ倍率/被写体条件下であれば静止画撮像時
の有効撮像範囲101のほうが動画撮像時の有効撮像範
囲102に比べ広角化した被写体像を得ることになる。
即ち、上記撮像装置は、広角化した分だけの被写体の画
像情報が得られるので、静止画撮像時の有効撮像範囲1
01に、動画撮像時の有効撮像範囲102よりも広角化
分だけ高画素化した被写体画像を得ることになる。ここ
で、例えば、上記撮像装置は、動画撮像時の有効撮像範
囲102と同一の画角の静止画を得たい場合、電子内視
鏡装置或いはTVカメラを所望の距離だけ被写体に近づ
けて撮像を行えば良い。 【0011】ところが、上記内視鏡用撮像装置は、静止
画撮像時の有効撮像範囲101において動画撮像時の有
効撮像範囲102よりも増加する画素の存在範囲が、マ
スクよりも外側に位置する。このため、上記内視鏡用撮
像装置は、内視鏡画像としての情報量が増加することに
ならない。従って、上記内視鏡用撮像装置は、上述した
ような静止画撮像時の有効撮像範囲101に撮像画素数
を増加させる方式を採用したとしても、結果的にマスク
内の内視鏡像の撮像に使用される画素数は増加せず、無
意味である。即ち、上記内視鏡用撮像装置は、得られる
内視鏡静止画像が単純に以上のような方式によっては高
画素化されることはない。 【0012】尚、例えば、特公平5−40291号公報
に記載されている撮像装置は、動画撮像時の有効撮像範
囲102に内視鏡像のマスク像の大きさを一定とするよ
うな手段が提案されている。しかしながら、上記特公平
5−40291号公報に記載の撮像装置は、撮像素子1
00の有効撮像範囲を変更するものではなく、撮像素子
100から出力された撮像信号を加工し、マスクの大き
さを見かけ上、所望のものに変更する手段、いわゆる電
子ズームを用いている。従って、上記特公平5−402
91号公報に記載の撮像装置は、得られる内視鏡像にお
いて、やはりマスク内の画素数が向上する訳ではない。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の撮像装置
は、撮像素子100の撮像面100a上に結像する内視
鏡像のマスクの大きさが、動画撮像時の有効撮像範囲1
02と静止画撮像時の有効撮像範囲101とで変化し、
例えば、静止画撮像時の有効撮像範囲101に得られる
内視鏡像の大きさが動画撮像時の有効撮像範囲102に
比べて小さいものとなってしまう等撮像範囲の差に起因
する倍率差が生じてしまう。このため、上記従来の撮像
装置は、撮像素子100での動画撮像時の有効撮像範囲
102の有効撮像範囲と静止画撮像時の有効撮像範囲1
01の有効撮像範囲との大きさの比が異なり、動画撮像
時の有効撮像範囲102の有効撮像範囲に対するマスク
の大きさの比と、静止画撮像時の有効撮像範囲101の
有効撮像範囲に対するマスクの大きさの比とが異なる。
従って、上記従来の撮像装置は、得られる画像が動画撮
像時と静止画撮像時とで異なる大きさとなる。 【0014】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、動画撮像時と静止画撮像時との切り換えで撮像素子
の有効撮像範囲が変更されても、常に同一の大きさの被
写体画像を得られる撮像装置を提供することを目的とす
る。 【0015】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の撮像装置は、駆動方法を変更することで撮
像面上に形成される有効撮像範囲が動画撮像時と静止画
撮像時とで変更可能で、これら変更された有効撮像範囲
で被写体像を撮像し撮像信号を出力する撮像素子と、被
写体像の倍率を変化させて前記撮像素子の撮像面上に被
写体像を結像させる結像光学系と、動画撮像時と静止画
撮像時との切り換えで前記撮像素子の有効撮像範囲が変
更されても、前記撮像素子から出力される撮像信号を信
号処理して得られる被写体画像の大きさが一定となるよ
うに、前記撮像素子の有効撮像範囲の変更に連動して前
記結像光学系の倍率を変化させる倍率変更手段と、を具
備したことを特徴としている。 【0016】この構成により、動画撮像時と静止画撮像
時との切り換えで撮像素子の有効撮像範囲が変更されて
も、常に同一の大きさの被写体像を得られる撮像装置を
実現する。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。尚、本実施の形態は、医療用、特
に内視鏡装置に用いられる撮像装置に本発明を適用す
る。 【0018】(第1の実施の形態)図1ないし図4は本
発明の第1の実施の形態に係わり、図1は本発明の第1
の実施の形態を備えた内視鏡装置を示す全体構成図、図
2は図1の撮像素子の正面図、図3は図1のカメラヘッ
ドを示す概略構成図、図4は図3の回転台を示す斜視
図、図5は図2の撮像素子の変形例である。 【0019】図1に示すように本発明の第1の実施の形
態を備えた内視鏡装置1は、光学視管として光学式の内
視鏡2と、内視鏡2に照明光を供給する光源装置3と、
内視鏡2に着脱自在に装着され、撮像装置として撮像素
子を内蔵したカメラヘッド4と、このカメラヘッド4の
撮像素子に対する信号処理を行うビデオプロセッサ5
と、このビデオプロセッサ5に接続されるモニタ6とで
構成されている。 【0020】内視鏡2は、細長の挿入部2aと、この挿
入部2aの後端に設けられた把持部2bと、この把持部
2bの後端に設けられた接眼部2cとを有する。内視鏡
挿入部2a(内視鏡の挿入部2aのこと)は、照明光を
伝達するライトガイド11が挿通されている。このライ
トガイド11は、把持部2bに設けられたライトガイド
口金12に接続されるライトガイドケーブル13を介し
て光源装置3に接続される。 【0021】光源装置3は、商用電源に接続される電源
回路14から電力を供給されて点灯するランプ15を内
蔵している。このランプ15の光は、集光光学系16に
よって集光されてライトガイドケーブル13に照明光と
して入射される。光源装置3からの照明光は、ライトガ
イドケーブル13からライトガイド口金12を経て内視
鏡2内のライトガイド11に伝達され、挿入部2aの先
端部の照明窓に取り付けられたライトガイド11の先端
面から患者等の被写体を照明する。 【0022】挿入部2aの先端部は、照明窓に隣接して
設けられた観察窓から被写体像を取り込み、この取り込
まれた被写体像は、リレーレンズ系等の像伝達光学系1
7によりその後端面側に伝達される。そして、像伝達光
学系17で伝達された被写体像は、接眼部2cに設けた
接眼光学系18により拡大されて接眼部2cに配設した
接眼窓19で観察可能になっている。 【0023】カメラヘッド4は、先端側にマウント部2
1を有し、内視鏡接眼部2cに着脱自在に装着できるよ
うになっている。カメラヘッド4の先端側は、内視鏡接
眼部2cの接眼窓19に対向する位置に撮像窓22が設
けられ、この撮像窓22の後部に結像光学系23が配置
されている。カメラヘッド4は、結像光学系23の結像
位置に例えばCCD(電荷結合素子)等の撮像素子24
が配置され、この撮像面に結像される被写体像を光電変
換するようになっている。カメラヘッド4の後端は、カ
メラケーブル25が延出している。このカメラケーブル
25は、この後端にコネクタ26が設けられている。こ
のコネクタ26は、ビデオプロセッサ5に着脱自在に接
続される。撮像素子24は、信号線27が接続されてい
る。この信号線27は、カメラケーブル25に挿通され
ている。カメラケーブル25のコネクタ26がビデオプ
ロセッサ5に接続されると、撮像素子24とビデオプロ
セッサ5とは、信号線27を介して電気的に接続される
ようになっている。 【0024】撮像素子24は、ビデオプロセッサ5内に
設けた撮像素子駆動回路31から駆動信号を伝達され、
駆動制御される。そして、撮像素子24は、入力された
駆動信号に基き、結像面に結像された被写体像を光電変
換して、電荷を蓄積する。撮像素子24で蓄積された電
荷は、撮像素子駆動回路31にて撮像信号として読み出
され、信号線27を介してビデオプロセッサ5内の映像
信号処理回路32へ伝達される。尚、撮像素子駆動回路
31及び映像信号処理回路32は、商用電源に接続され
る電源回路33により電力を供給されるようになってい
る。映像信号処理回路32は、伝達された撮像信号を信
号処理し、標準的な映像信号を生成し、映像ケーブル3
4を介してモニタ6に出力する。モニタ6は、得られた
映像信号に基き、表示画面上に内視鏡画像を表示する。 【0025】また、本実施の形態では、光源装置3は、
撮像素子24により得られた画像情報から画像の明るさ
を算出し、これに基いて光源装置3のランプ15から供
給される照明光量を調整する、いわゆる自動調光方式を
採用している。即ち、光源装置3は、ビデオプロセッサ
5の映像信号処理回路32に接続する調光回路35を備
えて構成される。この調光回路35は、接続ケーブル3
6を介して出力される映像信号から画像の明るさを平均
化して算出し、この算出結果に基づき、ランプ15へ供
給される電力を制御して、照明光量を調整するようにな
っている。 【0026】ここで、使用者は、ビデオプロセッサ5上
に設けた図示しないスイッチ等の操作により、カメラヘ
ッド4による撮像条件を、動画撮像と静止画撮像との何
れかより選択し、設定する。この設定に応じてビデオプ
ロセッサ5は、撮像素子24の駆動/読み出し方法を切
り換え、撮像素子24の撮像面上に形成される有効撮像
範囲が切り換わり、当然、画素数も切り換わる。 【0027】すると、カメラヘッド4は、図2に示すよ
うに撮像素子24の撮像面24a上に結像する内視鏡像
のマスク40の大きさが、動画撮像時と静止画撮像時と
で変化し、例えば、静止画撮像時に得られる内視鏡像の
大きさが動画撮像時に比べて小さいものとなってしまう
等撮像範囲の差に起因する倍率差が生じてしまう。 【0028】このため、カメラヘッド4は、撮像素子2
4での静止画撮像時の有効撮像範囲41と動画撮像時の
有効撮像範囲42との大きさの比が異なり、静止画撮像
時の有効撮像範囲41に対するマスク40の大きさの比
と、動画撮像時の有効撮像範囲42に対するマスク40
の大きさの比とが異なる。従って、カメラヘッド4は、
得られる画像が静止画撮像時と動画撮像時とで異なる大
きさとなる。 【0029】また、撮像素子24は、動画撮像時の有効
撮像範囲42よりも静止画撮像時の有効撮像範囲41の
ほうがマスク40外に位置する(暗い)部分の面積が多
い。このため、撮像素子24は、光源装置3の調光回路
35での画像明るさの算出で、動画撮像時の画像よりも
静止画撮像時の画像のほうが暗い画像として認識されて
しまう。よって、光源装置3の調光回路35は、自動調
光の結果として、静止画撮像時における照明光量のほう
が動画撮像時における照明光量よりも多く設定される。
従って、撮像素子24は、得られる画像として動画撮像
時のほうが静止画撮像時よりも暗い画像となってしま
う。 【0030】本実施の形態では、動画撮像時の有効撮像
範囲42に対するマスク40の大きさの比と、静止画撮
像時の有効撮像範囲41に対するマスク40の大きさの
比とを同じになるようにして、得られる内視鏡画像が動
画撮像時と静止画撮像時とで同じ大きさとなるように構
成する。更に、本実施の形態では、自動調光においても
静止画撮像時と動画撮像時とで光量或いは内視鏡像の明
るさに差を生じないように構成する。 【0031】即ち、図3に示すようにカメラヘッド4
は、結像光学系23と撮像素子24との間に回動自在な
回転台51を設け、この回転板51aに開口部52と、
倍率変更手段として変倍レンズ等の変倍光学系53を設
けて構成されている。図4に示すように回転台51は、
回転軸51bを中心にモータ等の回動駆動部54によっ
て回動自在に駆動される。この回動駆動部54は、電気
信号線55に接続されている。この電気信号線55は、
カメラケーブル25に挿通して撮像素子駆動回路31に
電気的に接続される。 【0032】そして、回動駆動部54は、撮像素子駆動
回路31で制御されると共に、電源回路33からの電源
を供給され、開口部52又は変倍光学系53の何れかが
選択的に光路上に挿入されるようになっている。このこ
とにより、カメラヘッド4は、動画撮像時と静止画撮像
時とで変更される撮像素子24の有効撮像範囲に連動し
て、結像光学系23の倍率を変化させることが可能であ
る。尚、図4中、説明の簡略化のため、変倍光学系53
は、変倍レンズを単レンズとして図示しているが、光路
上を伝送される光学像を拡大する光学系であれば、複数
のレンズ群等で形成したようなものであっても構わな
い。 【0033】このように構成されるカメラヘッド4は、
図1で説明したように内視鏡接眼部2cに装着されて内
視鏡装置1に用いられる。そして、内視鏡接眼部2cか
ら供給された内視鏡像は、カメラヘッド4内に入射し、
結像光学系23を介して撮像素子24の撮像面24a上
に結像する。 【0034】ここで、上述したように使用者が撮像条件
を、動画撮像と静止画撮像との何れか選択し設定する
と、ビデオプロセッサ5は、撮像素子24の駆動/読み
出し方法を切り換え、撮像素子24の撮像面24a上に
形成される有効撮像範囲が切り換わり、画素数も切り換
わる。 【0035】そして、動画撮像時において、回動駆動部
54は、開口部52を自動的に光路上に挿入するように
撮像素子駆動回路31で制御される。従って、撮像素子
24の撮像面24a上に結像する被写体の内視鏡像は、
単に結像光学系23のみを介した像となる。 【0036】一方、静止画撮像時において、回動駆動部
54は、変倍光学系53を自動的に光路上に挿入するよ
うに撮像素子駆動回路31で制御される。従って、撮像
素子24の撮像面24a上に結像する被写体の内視鏡像
は、結像光学系23によって得られる像を更に変倍光学
系53によって拡大した像となる。 【0037】このとき、変倍光学系53の拡大倍率は、
上述した図2に示す撮像素子24での動画撮像時の有効
撮像範囲42と静止画撮像時の有効撮像範囲41との大
きさの比とが同じになるように設定されている。従っ
て、撮像素子24は、動画撮像時の有効撮像範囲42に
対するマスク40の大きさの比と、静止画撮像時の有効
撮像範囲41に対するマスク40の大きさの比とが同じ
になる。 【0038】この結果、本実施の形態のカメラヘッド4
は、得られる画像が動画撮像時と静止画撮像時とで同じ
大きさとなる。従って、本実施の形態のカメラヘッド4
は、静止画撮像時、動画撮像時よりも高精細な画像を得
ることができ、また、自動調光においても静止画撮像時
と動画撮像時とで光量或いは内視鏡像の明るさに差を生
じない。 【0039】尚、本実施の形態は、ビデオプロセッサ5
の図示しないスイッチ等の操作により動画撮像時と静止
画撮像時との切り換えを行っているが、本発明はこれに
限定されず、動画撮像時と静止画撮像時との切り換えを
カメラヘッド4に設けた図示しないスイッチ等の操作に
より行っても良いし、また、結像光学系23の動画撮像
時と静止画撮像時とでの倍率変更の切り換え(開口部5
2と変倍光学系53との切り換え)をカメラヘッド4に
設けた図示しないスイッチ等の操作により行っても良
い。 【0040】また、本実施の形態は、光学式の内視鏡2
を用い内視鏡装置1に本発明を適用して構成している
が、本発明はこれに限定されず、電子内視鏡を用いた内
視鏡装置に本発明を適用しても構わない。この場合、電
子内視鏡は、撮像素子24及び結像光学系23と、変倍
光学系53とを設けた撮像装置を内蔵して構成される。
尚、図5に示すように撮像素子24Bは、静止画撮像時
の有効撮像範囲41bと動画撮像時の有効撮像範囲42
bとを設定しても良い。 【0041】(第2の実施の形態)図6は本発明の第2
の実施の形態に係るカメラヘッドを示す概略構成図であ
る。本第2の実施の形態は、開口部52及び変倍光学系
53を設けて回動自在な回転台51の代わりに駆動ミラ
ー、固定ミラーを設けて構成する。それ以外の構成は、
上記第1の実施の形態と同様なので説明を省略し、同じ
構成には同じ符号を付して説明する。 【0042】即ち、図6に示すように本第2の実施の形
態のカメラヘッド4Bは、回動自在な回転台51の代わ
りに結像光学系23と撮像素子24との間に、駆動ミラ
ー61a,61b、固定ミラー62a,62bを設けて
構成される。そして、カメラヘッド4Bは、固定ミラー
62aと固定ミラー62bの間に変倍光学系53を配置
している。 【0043】また、駆動ミラー61a,61bは、一端
に各々回動駆動部63a,63bが設けられている。こ
れら駆動ミラー61a,61bは、回動駆動部63a,
63bによって、二点鎖線で描かれた位置から実線で描
かれた位置まで回動/逆回動するようになっている。回
動駆動部63a,63bは、上記第1の実施の形態で説
明したのと同様にカメラケーブル25に挿通する電気信
号線64a,64bにそれぞれ接続され、撮像素子駆動
回路31に電気的に接続される。そして、回動駆動部6
3a,63bは、撮像素子駆動回路31で制御されると
共に、電源回路33からの電源を供給され、駆動するよ
うになっている。 【0044】このように構成される本第2の実施の形態
のカメラヘッド4Bは、上記第1の実施の形態で説明し
たのと同様に、内視鏡接眼部2cに装着されて内視鏡装
置1に用いられる。そして、内視鏡接眼部2cから供給
された内視鏡像は、カメラヘッド4B内に入射し、結像
光学系23を介して撮像素子24の撮像面24a上に結
像する。 【0045】ここで、使用者は、上記第1の実施の形態
で説明したのと同様にビデオプロセッサ5上に設けた図
示しないスイッチ等の操作により、動画撮像と静止画撮
像との何れかより選択し、設定する。この設定に応じて
ビデオプロセッサ5は、撮像素子24の駆動/読み出し
方法を切り換え、撮像素子24の撮像面24a上に形成
される有効撮像範囲が切り換わり、当然、画素数も切り
換わる。 【0046】そして、動画撮像時において、駆動ミラー
61a,61bは、二点鎖線で描かれた位置にあり、光
路内に挿入されていない。従って、撮像素子24の撮像
面24a上に結像する被写体の内視鏡像は、単に結像光
学系23のみを介した像となる。一方、静止画撮像時に
おいて、駆動ミラー61a,61bは、矢印方向に回動
して実線で描かれた位置に移動し、光路内に挿入される
ように撮像素子駆動回路31で制御される。 【0047】従って、被写体の内視鏡像は、結像光学系
23から出射された後、駆動ミラー61aによって反射
される。そして、反射された内視鏡像は、更に固定ミラ
ー62aで反射され、変倍光学系53を介して更にまた
固定ミラー62bと駆動ミラー61bとで反射されて撮
像素子24の撮像面24a上に結像する。 【0048】このとき、変倍光学系53は、駆動ミラー
61a,61b及び固定ミラー62a,62bによって
生じる動画撮像時との光路長差を補正すると共に、結像
光学系23によって得られる像を更に拡大するようにな
っている。尚、このときの変倍光学系53の拡大倍率
は、上記第1の実施の形態で説明したのと同様に撮像素
子24での動画撮像時の有効撮像範囲42と静止画撮像
時の有効撮像範囲41との大きさの比とが同じになるよ
うに設定されている。 【0049】この結果、本第2の実施の形態のカメラヘ
ッド4Bは、上記第1の実施の形態と同様な効果を得る
上に、変倍光学系53による倍率変更をミラーによる光
路変更によって行っているので、動画撮像から静止画撮
像への切り換えに対応する倍率変更を、素早く行うこと
が可能である。 【0050】(第3の実施の形態)図7及び図8は本発
明の第3の実施の形態に係わり、図7は本発明の第3の
実施のカメラヘッドを示す概略構成図、図8はズーム光
学系を手動操作するカメラヘッドを示す概略外観図であ
る。本第3の実施の形態は、撮像装置としてズーム機構
を有するカメラヘッドに本発明を適用する。それ以外の
構成は、上記第1の実施の形態と同様なので説明を省略
し、同じ構成には同じ符号を付して説明する。 【0051】即ち、図7に示すように本第3の実施の形
態のカメラヘッド4Cは、回動自在な回転台51の代わ
りに結像光学系23と撮像素子24との間に、ズーム光
学系70を設けて構成される。ズーム光学系70は、ズ
ームレンズ70aがレンズ枠70bに固定されている。
また、回動駆動部71は、シャフト72が設けられてい
る。このシャフト72は、回動駆動部71によって駆動
され回動するようになっている。 【0052】シャフト72は、全長に亘って雄ねじ部が
形成されている。また、シャフト72は、レンズ枠70
bを貫通している。レンズ枠70bは、シャフト72が
貫通する貫通部に図示しない雌ねじが形成され、シャフ
ト72の雄ねじ部と螺合している。尚、レンズ枠70b
は、図示しない枠部材によって、シャフト72の軸を中
心とした回転運動を行わないよう制限されている。従っ
て、カメラヘッド4Cは、回動駆動部71の駆動によ
り、シャフト72を回動/逆回動させると、図7中の矢
印方向にレンズ枠70bが前後動するようになってい
る。 【0053】尚、一般的なズーム光学系70は、複数の
レンズ群をズーム時にそれぞれ独立した移動形態を取ら
せるものが主である。本実施の形態では、説明の簡略化
のため、図7中、ズーム光学系70に用いられる変倍光
学系53は、ズームレンズ70aを単レンズとして図示
しているが、複数のレンズ群等で形成したようなもので
あっても構わない。この場合、ズーム光学系70は、操
作者がカメラヘッド4C上ないしビデオプロセッサ5上
に設けられたズーム駆動手段を手動操作することで、回
動駆動部71を回動/逆回動駆動可能となるように構成
しても良い。 【0054】このように構成される本第3の実施の形態
のカメラヘッド4Cは、上記第1の実施の形態で説明し
たのと同様に、内視鏡接眼部2cに装着されて内視鏡装
置1に用いられる。そして、内視鏡接眼部2cから供給
された内視鏡像は、カメラヘッド4C内に入射し、結像
光学系23及びズーム光学系70を介して撮像素子24
の撮像面24a上に結像する。 【0055】ここで、使用者は、上記第1の実施の形態
で説明したのと同様にビデオプロセッサ5上に設けた図
示しないスイッチ等の操作により、カメラヘッド4によ
る撮像条件を、動画撮像と静止画撮像との何れかより選
択し、設定する。この設定に応じてビデオプロセッサ5
は、撮像素子24の駆動/読み出し方法を切り換え、撮
像素子24の撮像面24a上に形成される有効撮像範囲
が切り換わり、当然、画素数も切り換わる。 【0056】次に、使用者がズーム駆動手段を操作する
と、ズーム光学系70は、前後動して撮像素子24の撮
像面24a上に結像する内視鏡像の倍率を変化させる。
そして、動画撮像時において、ズーム光学系70は、例
えば駆動範囲73Aの範囲内で駆動されるように撮像素
子駆動回路31で制御される。一方、静止画撮像時にお
いて、ズーム光学系70は、例えば駆動範囲73Bの範
囲内で駆動されるように撮像素子駆動回路31で制御さ
れる。 【0057】そして、ズーム光学系70によるズーム倍
率範囲において、駆動範囲73Aは駆動範囲73Bより
も低倍側に位置するようになっている。例えば、使用者
は、動画撮像時、ズーム操作を行う。すると、ズーム光
学系70は、駆動範囲73A内に位置するズーム位置
(倍率)で動画撮像を行っているが、その状態で静止画
撮像へと切り換えた場合、回動駆動部71はズーム光学
系70を自動的に駆動し、駆動範囲73B内に位置する
ズーム位置(倍率)へとズーム光学系70を移動させ
る。 【0058】このとき、移動前後における内視鏡像の倍
率の比は、静止画撮像時の有効撮像範囲41の大きさと
動画撮像時の有効撮像範囲42の大きさの比に一致する
ようになっている。尚、ズーム光学系70は、静止画撮
像時から動画撮像時に撮像条件を切り換えた際、これと
逆の動作を行うようになっている。この結果、本第3の
実施の形態のカメラヘッド4Cは、ズーム光学系70を
用いても上記第1の実施の形態と同様な効果を得る。 【0059】尚、上記第1の実施の形態のカメラヘッド
4Cは、結像光学系23をズーム光学系70とし、これ
とは別に変倍光学系53を設けても同様な効果を得る。
しかしながら、本第3の実施の形態のカメラヘッド4C
は、ズーム光学系70が変倍光学系53を兼ねているの
で、上記第1の実施の形態よりも小型化が可能である。 【0060】また、ズーム光学系を有するカメラヘッド
は、図8に示すように手動ズームの構成が一般化してい
る。図8に示すようにカメラヘッド4Dは、ズーム光学
系70を手動操作する手動機構を有している。 【0061】このカメラヘッド4Dは、手動でフォーカ
スリング74を回動操作することで結像光学系23の位
置を調整操作すると共に、手動でズームリング75を回
動操作することでズーム光学系70の位置を調整操作す
るように構成されている。尚、図示しないがカメラヘッ
ド4Dは、結像光学系23を前後動させる機構がフォー
カスリング74に設けられると共に、ズーム光学系70
のズームレンズ70aを前後動させる機構がズームリン
グ75に設けられている。 【0062】また、カメラヘッド4Dは、ズームリング
75にズームリング指標76を設けられると共に、外装
に動画撮像時ズーム目盛77及び静止画撮像時ズーム目
盛78を設けている。そして、カメラヘッド4Dは、動
画撮像時に動画撮像時ズーム目盛77を目安とし、静止
画撮像時に静止画撮像時ズーム目盛78を目安として手
動で倍率を設定することで、上述した図7と同様に内視
鏡像の倍率の比を静止画撮像時の有効撮像範囲41の大
きさと動画撮像時の有効撮像範囲42の大きさの比に一
致するよう構成可能である。 【0063】この場合、カメラヘッド4Dは、撮像条件
の切り換えに伴う倍率変更を使用者自身が手動で行わな
くてはならない煩わしさがあるが、その一方で、機構の
簡略化による小型軽量化や低価格化を図れるという効果
もある。 【0064】(第4の実施の形態)図9は本発明の第4
の実施の形態に係るカメラヘッドを示す概略構成図であ
る。本第2の実施の形態は、回動自在な回転台51の代
わりにレバーを設けて構成する。それ以外の構成は、上
記第1の実施の形態と同様なので説明を省略し、同じ構
成には同じ符号を付して説明する。 【0065】即ち、図9に示すように本第4の実施の形
態のカメラヘッド4Eは、回動自在な回転台51の代わ
りにレバー81を設けて構成される。このレバー81
は、レンズ枠82で保持された変倍光学系83を吊り下
げて構成されている。レバー81は、手動で図9中、矢
印方向に操作可能である。そして、このレバー81を手
動操作することで、変倍光学系83は、光路内に挿脱さ
れるようになっている。 【0066】また、カメラヘッド4Eは、このレバー8
1の下部にスイッチ84が設けられている。このスイッ
チ84は、変倍光学系83が光路内に挿入された際に、
レンズ枠82によって押下されオンするようになってい
る。このスイッチ84は、電気信号線85に接続されて
いる。この電気信号線85は、カメラケーブル25に挿
通して撮像素子駆動回路31に電気的に接続される。 【0067】そして、ビデオプロセッサ5の撮像素子駆
動回路31は、スイッチ84がオンになったことを検知
すると、撮像素子24の撮像条件を動画撮像から静止画
撮像に切り換えるようになっている。この逆に、使用者
がレバー81を操作して変倍光学系83を光路から抜い
てスイッチ84がオフとなった場合、ビデオプロセッサ
5は撮像素子24の撮像条件を、静止画撮像から動画撮
像へと切り換えるようになっている。 【0068】この結果、本第4の実施の形態のカメラヘ
ッド4Eは、上記第1の実施の形態と同様な効果を得る
上に、結像光学系23の動画撮像時と静止画撮像時とで
の倍率変更の切り換えと、撮像素子24の撮像条件の切
り換え機構とを一体化して構成できるため、より安価に
構成可能である。 【0069】また、本発明は、以上述べた実施の形態の
みに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々変形実施可能である。 【0070】[付記] (付記項1) 駆動方法を変更することで撮像面上に形
成される有効撮像範囲が動画撮像時と静止画撮像時とで
変更可能で、これら変更された有効撮像範囲で被写体像
を撮像し撮像信号を出力する撮像素子と、被写体像の倍
率を変化させて前記撮像素子の撮像面上に被写体像を結
像させる結像光学系と、動画撮像時と静止画撮像時との
切り換えで前記撮像素子の有効撮像範囲が変更されて
も、前記撮像素子から出力される撮像信号を信号処理し
て得られる被写体画像の大きさが一定となるように、前
記撮像素子の有効撮像範囲の変更に連動して前記結像光
学系の倍率を変化させる倍率変更手段と、を具備したこ
とを特徴とする撮像装置。 【0071】(付記項2) 駆動方法を変更することで
撮像面上に形成される有効撮像範囲が動画撮像時と静止
画撮像時とで変更可能で、これら変更された有効撮像範
囲で内視鏡像を撮像し撮像信号を出力する撮像素子と、
内視鏡像の倍率を変化させて前記撮像素子の撮像面上に
内視鏡像を結像させる結像光学系と、動画撮像時と静止
画撮像時との切り換えで前記撮像素子の有効撮像範囲が
変更されても、前記撮像素子から出力される撮像信号を
信号処理して得られる内視鏡画像の大きさが一定となる
ように、前記撮像素子の有効撮像範囲の変更に連動して
前記結像光学系の倍率を変化させる倍率変更手段と、を
具備したことを特徴とする内視鏡用撮像装置。 【0072】(付記項3) 前記倍率変更手段は、動画
撮像時の有効撮像範囲に対するマスクの大きさの比と、
静止画撮像時の有効撮像範囲に対するマスクの大きさの
比とを同じになるように駆動されることを特徴とする付
記項1に記載の撮像装置。 【0073】(付記項4) 前記倍率変更手段は、前記
変倍光学系の光路内で挿脱可能であることを特徴とする
付記項1に記載の撮像装置。 (付記項5) 前記倍率変更手段は、光反射による光路
変更手段を有することを特徴とする付記項1に記載の撮
像装置。 【0074】(付記項6) 前記倍率変更手段は、ズー
ム光学系であることを特徴とする付記項1に記載の撮像
装置。 (付記項7) 前記倍率変更手段は、前記撮像素子の有
効撮像範囲の切り換えに応じて連動することを特徴とす
る付記項1に記載の撮像装置。 【0075】(付記項8) 前記倍率変更手段は、動画
撮像時の有効撮像範囲に対するマスクの大きさの比と、
静止画撮像時の有効撮像範囲に対するマスクの大きさの
比とを同じになるように駆動されることを特徴とする付
記項2に記載の内視鏡用撮像装置。 【0076】(付記項9) 前記倍率変更手段は、前記
変倍光学系の光路内で挿脱可能であることを特徴とする
付記項2に記載の内視鏡用撮像装置。 (付記項10) 前記倍率変更手段は、光反射による光
路変更手段を有することを特徴とする付記項2に記載の
内視鏡用撮像装置。 【0077】(付記項11) 前記倍率変更手段は、ズ
ーム光学系であることを特徴とする付記項2に記載の内
視鏡用撮像装置。 (付記項12) 前記倍率変更手段は、前記撮像素子の
有効撮像範囲の切り換えに応じて連動することを特徴と
する付記項2に記載の内視鏡用撮像装置。 【0078】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、動
画撮像時と静止画撮像時との切り換えで撮像素子の有効
撮像範囲が変更されても、常に同一の大きさの被写体像
を得られる撮像装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1の実施の形態を備えた内視鏡装置
を示す全体構成図 【図2】図1の撮像素子の正面図 【図3】図1のカメラヘッドを示す概略構成図 【図4】図3の回転台を示す斜視図 【図5】図2の撮像素子の変形例 【図6】本発明の第2の実施の形態に係るカメラヘッド
を示す概略構成図 【図7】本発明の第3の実施の形態に係るカメラヘッド
を示す概略構成図 【図8】ズーム光学系を手動操作するカメラヘッドを示
す概略外観図 【図9】本発明の第4の実施の形態に係るカメラヘッド
を示す概略構成図 【図10】従来の撮像素子の正面図 【符号の説明】 1…内視鏡装置 2…内視鏡 3…光源装置 4…カメラヘッド(撮像装置) 5…CCU(カメラコントロールユニット) 15…結像光学系 24…撮像素子 24a…撮像面 31…撮像素子駆動回路 32…映像信号処理回路 33…電源回路 40…マスク 41…静止画撮像時の有効撮像範囲 42…動画撮像時の有効撮像範囲 51…回転台 52…開口部 53…変倍光学系(倍率変更手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/335 H04N 5/335 Z // G03B 17/17 G03B 17/17

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 駆動方法を変更することで撮像面上に形
    成される有効撮像範囲が動画撮像時と静止画撮像時とで
    変更可能で、これら変更された有効撮像範囲で被写体像
    を撮像し撮像信号を出力する撮像素子と、 被写体像の倍率を変化させて前記撮像素子の撮像面上に
    被写体像を結像させる結像光学系と、 動画撮像時と静止画撮像時との切り換えで前記撮像素子
    の有効撮像範囲が変更されても、前記撮像素子から出力
    される撮像信号を信号処理して得られる被写体画像の大
    きさが一定となるように、前記撮像素子の有効撮像範囲
    の変更に連動して前記結像光学系の倍率を変化させる倍
    率変更手段と、 を具備したことを特徴とする撮像装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006084693A (ja) * 2004-09-15 2006-03-30 Fujinon Corp レンズ装置
JP2007121854A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Konica Minolta Opto Inc 撮像装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006084693A (ja) * 2004-09-15 2006-03-30 Fujinon Corp レンズ装置
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