JP2003206610A - 手摺装置 - Google Patents
手摺装置Info
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Abstract
板に対してその側部に取り付ける手摺装置として、従来
は、足場板に対する取付位置を任意に変更することはで
きなかった。 【解決手段】 複数本の取付脚8が設けられた柵本体9
と、この各取付脚8の下端部に設けられるブラケット部
10とを有した手摺装置1であって、各ブラケット部1
0は、足場板3の外周リブ5に当接可能とされる基礎部
材20と、足場板3の裏面に下から当接する浮上阻止片
21と、外周リブ5の下端部に係合するクランプ部材2
2とを有し、このクランプ部材22が、フック部33を
基礎部材20に対して引き寄せ動作可能に設けられてい
るものとしている。
Description
ものである。
に対して内装や塗装、或いは電気工事などの各種の施工
作業を行う場合に用いる作業台として、例えば特開20
01−152659号公報等に記載のものが知られてい
る。この作業台は、複数本の主脚により天板を支持して
成るもので、場合によっては複数台の作業台を相互近接
させて設置してそれぞれの天板相互間を連結板で繋ぎ、
広めの作業ステージを展開させることもできるようにな
っている。
手摺を取り付けることができるようになっている。この
手摺の取付構造は、手摺の縦桟下端に凹型に折れ曲がっ
た固定部材をボルト及びナットで取り付け、この固定部
材の先端を天板裏面の長辺側中間壁(中間リブによって
できる側方向きの窪み)へ引っ掛けると共に、手摺の縦
桟と天板上面とで形成される内隅部分へL型に折れ曲が
った板状部材を当接配置し、この板状部材を手摺の縦桟
へボルト及びナットで取り付ける。
ぞれに予め設けておいた位置決め孔へピンを差し込むよ
うにする、というものであった。すなわち、手摺側に固
定する固定部材と板状部材とによって天板を上下に挟持
させると共に、後付けのピンによって天板の外周部に沿
った位置ズレ防止を図っているということである。
では、手摺の取付構造として天板側に位置決め孔を設け
ることが必須であることから、天板に対する手摺の取付
位置を自在に変更するということは、この公報に記載さ
れた事項とは反して不可能であると言わざるを得ない。
すなわち、天板に対して余分に位置決め孔が設けられて
いるものと仮定して、せいぜい、その範囲内でしか位置
変更ができないものであった。のみならず、手摺と作業
台とは必ずしも不可分一体のセットとして販売流通して
いるものではなく、破損や増備等の施工業者側における
種々の事情に応じて手摺又は作業台を買い足してゆくと
いうことがある。そのため、仮に手摺を新しく買い足す
場合で言えば、既存の作業台とそのメーカや型番などと
の間で、上記した天板の位置決め孔の孔径や形成ピッチ
などに関して完全に一致させなければならなくなる。
に面倒であった。殊に、この種の作業台では、上記した
ように複数の作業台を相互近接させて設置し、それぞれ
の天板相互間を連結板で繋ぐといった使い方をすること
がある。このような場合には、更に連結板(渡り板)に
対する手摺の取付可能性までもを十分に検討しなければ
ならないといった面倒が発生するものであった。本発明
は、上記事情に鑑みてなされたものであって、取付相手
(上記した作業台等)側の構造や型式などの細部事情に
影響されることなく取り付けが可能であり、しかも天板
に対する取付位置を任意に変更することができるように
した手摺装置を提供することを目的とする。
に、本発明は次の手段を講じた。即ち、本発明に係る手
摺装置は、外周部に下向きの外周リブが設けられた足場
板に対してその側部に取り付けるものであって、複数本
の取付脚が設けられた柵本体と、この柵本体の各取付脚
の下端部に設けられるブラケット部とを有している。そ
して、各ブラケット部は、基礎部材と浮上阻止片とクラ
ンプ部材とを有している。
のリブ外面に当接可能とされている。また浮上阻止片
は、基礎部材から上記外周リブの下方を超えて足場板の
裏面まで延びたものであって、この裏面に下から当接す
るようになっている。クランプ部材は、基礎部材から上
記外周リブの下端部へ向けて設けられており、その先端
部に外周リブに係合するフック部が設けられている。ま
たこのクランプ部材は、フック部を基礎部材へ向けて引
き寄せ動作可能に設けられている。
ンプ部材との間で足場板の外周リブを挟ませ、基礎部材
側へクランプ部材を引き寄せるようにすることにより、
このブラケット部を足場板へ固定することができる。こ
のとき、ブラケット部は浮上阻止片が足場板の裏面に当
接しているため、このブラケット部の上部側の柵本体が
足場板の外方へ倒されるような負荷を受けたとしても、
足場板に対するブラケット部の固定状態に揺れは生じ
ず、確実な固定状態が保持される。このように、本発明
では、足場板に対して位置決め用の孔は不要であり、そ
の外周部に沿って任意の位置付けができるものである。
することができるが、この場合、ブラケット部の基礎部
材には、柵本体の取付脚を挿入し相対回動自在に保持す
る脚受け孔が設けられたものとする。そしてこれらブラ
ケット部の基礎部材又は柵本体の取付脚のうち一方に、
取付脚に対するブラケット部の回動角度を、直交する二
位置でそれぞれ仮固定可能にするための回り止め機構を
設けるものとすることができる。このようにすると、こ
の手摺装置を製品として梱包するときや、或いは輸送時
や収納時などの取り扱いに際し、ブラケット部を横向き
にねじった状態にすることができる。すなわち、これに
より、ブラケット部の浮上阻止片やクランプ部材が柵本
体と平行になるので、手摺装置全体として扁平になり、
異様な出っ張りが無い状態にコンパクト化できることに
なる。
上面に係止可能な脱落阻止片が設けられたものとするこ
とができる。このようにすると、この手摺装置を足場板
へ取り付ける際に、一時的に柵本体を足場板上へ預け置
くことができ、取り付けやすいということがある。
面に基づき説明する。図1及び図4乃至図7は、本発明
に係る手摺装置1の第1実施形態を示している。また、
図2及び図3は、この第1実施形態の手摺装置1を足場
装置2(従来技術で説明した「作業台」に相当)に対し
て使用した状態を示している。これら図2及び図3から
明らかなように、この手摺装置1は、足場装置2が有す
る足場板3(従来技術では「天板」と記載)の側部に取
り付けたり、また必要に応じて、足場装置2同士を連結
する連結板(渡り板)4の側部に取り付けたりするもの
である。
1及び図5に示すように、外周部に沿って外周リブ5が
垂下状に設けられており、また一般に、足場板3や連結
板4の裏面には補強のため中間リブ6が設けられてい
る。図4に示すように、この手摺装置1は、複数本の取
付脚8が設けられた柵本体9と、この柵本体9における
各取付脚8の下端部に設けられるブラケット部10とを
有している。本第1実施形態の柵本体9は、2本の柵柱
12とこれらを上端部間で連結する手摺バー13及び中
間位間で連結する中桟14とで鳥居形状を形成させたも
のとなっている。各柵柱12は断面円形の中空パイプに
より形成されており、その下端部寄りが(明確な区切り
があるわけではないが作用的観点から)そのまま上記し
た取付脚8とされている。即ち、この取付脚8は断面形
状が中空円となっている。
長されており、足場装置2等への取付時において隣接す
ることになる別の手摺装置1との間で、手摺バー13同
士が突き合わされるようにしてある(図2参照)。この
ようにすることで、隣接する手摺装置1相互間における
柵柱12の相互間隔を可及的に狭くでき、また手摺バー
13に連続一体感を持たせることができるので、強度的
にも、また外観からくる安心感的にも、好適な構造であ
る。また、この柵本体9には、取付脚8相互間を連結す
る状態で脱落阻止片15が設けられている。この脱落阻
止片15は、図1及び図5に示すように足場板3側へ向
けて突出する突片部15aを有して断面L字状に形成さ
れており、この柵本体9を足場板3の上面へ係止可能に
したものである。
付ける際に、一時的に柵本体9を足場板3上へ預け置く
ことができ、その取り付け作業を容易にしている。上記
したように隣接する手摺装置1相互間において柵柱12
の相互間隔が可及的に狭くなっていることに伴い、脱落
阻止片15の相互間にできる隙間Q(図2中に示す)も
可及的に狭くすることができ、この脱落阻止片15に関
しても、強度的、また外観からくる安心感的に、好適な
構造であると言える。図1に示すように、本第1実施形
態においてブラケット部10は、柵本体9とは別体形成
されている。
浮上阻止片21とクランプ部材22とを有している。図
5及び図6に示すように、基礎部材20は、柵本体9の
取付脚8に対してガタツキなく外嵌可能な円筒形を基本
形状として形成されており、この円筒形の筒内部を取付
脚8用の脚受け孔24としている。なお、取付脚8に対
する基礎部材20の嵌め付けは、取付脚8側に設けられ
た脱落阻止片15の下端部で当て止めされ、それ以上の
嵌め込みが阻止されるようになっている。
を足場板3の外周リブ5に対するリブ外面に当接させる
ようにして取り付けることになる。浮上阻止片21は基
礎部材20に対して一体的に設けられたものであって、
基礎部材20における外周面の一部から、その軸方向に
平行な羽根板状を呈しつつ径方向外方へL字状に張り出
すようになっている。なお、この浮上阻止片21は、基
礎部材20の軸心に対して偏心した位置付けとされてい
る。
っている。すなわち、取付脚8側の脱落阻止片15を足
場板3の上面へ係合させ、且つこの取付脚8へ基礎部材
20を嵌め付けたうえで、この基礎部材20を足場板3
の外周リブ5に当接させたときにあって、この浮上阻止
片21は、この外周リブ5の下方を超えて足場板3の裏
面まで延び、そしてこの足場板3の裏面に下から当接す
ると同時にこの裏面と中間リブ6の側面とによって形成
される側方向きの窪み26に係合するように形成されて
いる。
中空円形であり、またこれに外嵌可能に設けられている
基礎部材20も中空円形(円筒形状)をしているので、
これら取付脚8と基礎部材20とは相対回動自在であ
る。そして基礎部材20には、その軸心位置を通って直
径方向に貫通する貫通孔27が設けられている。上記し
たように基礎部材20に対して浮上阻止片21は偏心し
た位置付けになっているので、貫通孔27と浮上阻止片
21とは位置的に干渉するものではない。
部材20の貫通孔27に合致する高さで2組の貫通孔2
8,29が設けられている。これら貫通孔28,29
は、平面的に見て互いに90°の交差関係におかれてい
る。そして、このうちの一方の貫通孔28は、これを基
礎部材20側の貫通孔27と合致させたときに、取付脚
8に対する基礎部材20の向きとして浮上阻止片21が
丁度、足場板3側を指向することとなるように、その位
置が設定されている。これらの貫通孔27,28,29
は、クランプ部材22を取り付けるためのものである。
一端部に雄ねじ部32が設けられ、他端部にL形のフッ
ク部33が設けられたクランプ軸34と、このクランプ
軸34の雄ねじ部32に螺合するナット部材35とを有
している。このナット部材35には、手による回動操作
が可能な、例えば蝶ナットのようなものを用いるのが好
適である。図1に示すようにこのクランプ部材22は、
柵本体9における取付脚8の貫通孔28と基礎部材20
の貫通孔27とを合致させた状態で、これら貫通孔2
8,27に対し、フック部33を浮上阻止片21の張り
出し方向(即ち、足場板3側)へ向け且つフック先端が
上向きとなるようにしつつ雄ねじ部32側から串刺し状
に差し込んで、反対側から突き抜けた雄ねじ部32へナ
ット部材35を螺合させるようにして、基礎部材20側
へ取り付けるものとする。
周リブ5の下端部へ係合可能になる。ここでナット部材
35をねじ込む方向へ回動操作すると、フック部33が
基礎部材20側へ引き寄せられるようになるため、これ
による反力として、基礎部材20が外周リブ5の外面へ
強く当接される状態となる。このとき、基礎部材20の
側面とクランプ部材22のフック部33との間で足場板
3の外周リブ5を挟持する作用と、浮上阻止片21が足
場板3の裏面に当接する作用とが生起するため、このブ
ラケット部10全体として、また柵本体9を含めた手摺
装置1全体として、足場板3へ固定することができる。
ンプ部材22は、柵本体9の取付脚8に対してブラケッ
ト部10(基礎部材20)を取り付けるための作用をも
奏していることは明らかである。またこのクランプ部材
22は、これら取付脚8や基礎部材20に対して着脱自
在であることに加え、上記したように、取付脚8には平
面的に見て互いに90°の交差関係におかれた2組の貫
通孔28,29が設けられているので、取付脚8に対し
てブラケット部10(基礎部材20)を90°回動させ
てから、取付脚8の貫通孔29と基礎部材20の貫通孔
27とを合致させ、これら貫通孔29,27に対してク
ランプ部材22を差し込むということができることにな
る。
たように、柵本体9に対してブラケット部10を横向き
にねじった状態にして、この手摺装置1を全体として扁
平にすることができるようになるので、この手摺装置1
を製品として梱包するときの荷姿や、輸送時や収納時な
どの状態をコンパクト化することができるといった利点
がある。この場合には、ブラケット部10の基礎部材2
0に2組の貫通孔28,29を設けたこととクランプ部
材22との組み合わせが、柵本体9の取付脚8に対して
ブラケット部10の回動角度を、直交する二位置でそれ
ぞれ仮固定可能とさせるための回り止め機構40を構成
していることになる。
この手摺装置1では、足場板3(又は連結板4)の外周
部に対して柵本体9を沿わせるようにしつつ立て付け、
このとき脱落阻止片15を足場板3の上面へ係止させ
る。またこのとき、柵本体9の各取付脚8へブラケット
部10の基礎部材20を嵌め付けておく。そして、この
ブラケット部10において浮上阻止片21の向き合わせ
をすると共に、同時に取付脚8側の貫通孔28と基礎部
材20側の貫通孔27とを合致させておいて、そのうえ
でこれら貫通孔27,28へクランプ部材22を取り付
ける。
ット部材35の締め込みを行うことにより、足場板3に
対する手摺装置1の取り付けが完了するというものであ
る。このように、ブラケット部10において、基礎部材
20の足場板3に対する位置決めやクランプ部材22の
締め付けに関しては、足場板3側に対する特別な対応構
造(従来技術で説明した位置決め孔など)が必要なわけ
ではないので、この手摺装置1の位置付けは全く任意に
変更可能であると共に、取付対象とする足場板3や連結
板4の細部構造を選ばない(即ち、汎用性が広い)とい
う利点がある。
1の第2実施形態について、その主要部を示している。
この第2実施形態の手摺装置1において、上記した第1
実施形態と最も異なるところは、ブラケット部10に設
けられた回り止め機構40にある。すなわち、この第2
実施形態で採用された回り止め機構40では、ブラケッ
ト部10の基礎部材20に対し、浮上阻止片21の張り
出し方向に直交する方向で接線方向へ突出する前後一対
のフランジ部43,44が設けられており、これら両フ
ランジ部43,44を突き抜けるかたちでクランプ部材
22が取り付けられている。従って、このクランプ部材
22は、基礎部材20や柵本体9の取付脚8を貫通して
いない。
向の1カ所にのみ、通孔45が設けられている。この通
孔45には、弾丸状をしたストッパ突起46が取付脚8
の内側から嵌め入れられ、このストッパ突起46がV字
状に折り曲げられた板バネ47によって外向きに押圧付
勢されている。これに対し、ブラケット部10の基礎部
材20には、平面的に見て互いに直交する3位置に、そ
れぞれ通孔50,51,52が設けられている。このよ
うな構造であるため、柵本体9の取付脚8に対し、ブラ
ケット部10を横向きにねじる場合には、ストッパ突起
46を板バネ47のバネ力に抗しながら基礎部材20の
通孔51内へ押し込めた状態にし、そのまま基礎部材2
0を取付脚8のまわりで所望方向へ回動させれるだけで
よく、このとき、いちいち、クランプ部材22を外さな
くともよいことになる。なお、基礎部材20を回動させ
た後は、ストッパ突起46が通孔50又は52に嵌り込
むようになるので、その後の回り止め状態が維持される
ものである。
細部構造や作用効果等は、上記した第1実施形態と略同
様であるので、図面に同一符号を付すことにより、その
詳説を省略する。図11及び図12は、本発明に係る手
摺装置1の第3実施形態について、その主要部を示して
いる。この第3実施形態の手摺装置1が、上記した第2
実施形態の手摺装置1と異なるところは、回り止め機構
40の構成部材であるストッパ突起46を径外方向に付
勢する手段として、前記板バネ47の代わりに、コイル
バネ47Aを採用し、かつ、コイルバネ47Aを固定し
ているピン60が手摺長手方向に対するストッパー突起
46の位置決め用当たりを兼ねている点にある。
ルトナット60で円筒体よりなる取付脚8の内壁面に固
定することにより、伸縮方向が取付脚8の直径方向に向
くように当該取付脚8の内部に収納されており、かかる
コイルバネ47Aの先端部にストッパ突起46を固定す
ることによって当該ストッパ突起46を径外方向に付勢
するようにしている。なお、この第3実施形態における
その他の細部構造や作用効果等は、上記した第2実施形
態と略同様であるので、図面に同一符号を付すことによ
り、その詳説を省略する。
置1の第4実施形態について、その主要部を示してい
る。この第4実施形態の手摺装置1も、ブラケット部1
0に設けられた回り止め機構40の具体的構成の点にお
いて、上記した第1実施形態と相違している。すなわ
ち、この第4実施形態で採用された回り止め機構40
は、円筒状の取付脚8の下端部をその直径方向に貫通す
るように設けられたプッシュロッド61と、このロッド
61の先端部に形成された引っ掛け部62と、同ロッド
61の中途部に外嵌されたコイルバネ63と、同ロッド
61の引っ掛け部62が係脱自在に嵌合する複数の切り
欠き溝64とを備えている。
取付脚8の直径方向一方側から突出し、かつ、その先端
部に屈曲形成された上記引っ掛け部62が取付脚8の直
径方向他方側から突出するように、当該取付脚8を直径
方向に貫通しており、このため、基端部65を径内側に
押すことによって先端側の引っ掛け部62を径外側に移
動できるようになっている。コイルバネ63は、その基
端がプッシュロッド61の中途部に突設したピン66に
当接し、かつ、その先端が取付脚8の筒内面に当接する
ように圧縮状態でプッシュロッド61に外嵌されてお
り、これにより、プッシュロッド61はその引っ掛け部
62が常に径内側へ没入する方向に付勢されている。ま
た、複数の切り欠き溝64は、ブラケット部10を構成
する円筒状の基礎部材20の下端縁を所定幅及び深さで
切り欠くことによって形成されており、これらの切り欠
き溝64は、基礎部材20の周方向で90度間隔おきに
配置されている。
は、ブラケット部10を取付脚8に対して相対回動させ
ることによってプッシュロッド61の先端部がいずれか
の切り欠き溝64に対応する位置にきたとき、コイルバ
ネ63の付勢力によって引っ掛け部62がその切り欠き
溝64に自動的に嵌り込み、これによってブラケット部
10の回り止めが達成される。他方、ブラケット部10
の回り止めの解除は、コイルバネ63の付勢力に抗し
て、プッシュロッド61の基端部65を径内側へ押動操
作すればよい。
細部構造や作用効果等は、上記した第1実施形態と略同
様であるので、図面に同一符号を付すことにより、その
詳説を省略する。ところで、本発明は上記各実施形態に
限定されるものではなく、細部構造や部材形状、部材材
質などに関しては、実施の態様に応じて適宜変更可能で
ある。例えば、柵本体9の形状や構造等は何ら限定され
るものではなく、図15に示すように、手摺バー13と
中桟14とで長方形状の枠形を形成させておき、これを
両側の柵柱12よりも張り出させるようにしたり、或い
は図16に示すように、手摺バー13を両側の柵柱12
から突出させないようにしたりするものであってもよ
い。
に係る手摺装置は、足場板や連結板等の取付相手側の構
造や型式など、その細部事情に影響されることなく取り
付けが可能であり、しかも天板に対する取付位置を任意
に変更することができる。
置に取り付けた状態で示した正面図である。
して示した正面図である。
面図である。
主要部(ブラケット部)を拡大して示した側面図であ
る。
る主要部(ブラケット部)を拡大して示した底面図であ
る。
る主要部(ブラケット部)を拡大して示した側面断面図
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 外周部に下向きの外周リブ(5)が設け
られた足場板(3)に対してその側部に取り付ける手摺
装置であって、複数本の取付脚(8)が設けられた柵本
体(9)と、この柵本体(9)の各取付脚(8)の下端
部に設けられるブラケット部(10)とを有し、 各ブラケット部(10)は、足場板(3)の外周リブ
(5)に対してそのリブ外面に当接可能とされる基礎部
材(20)と、この基礎部材(20)から上記外周リブ
(5)の下方を超えて足場板(3)の裏面まで延びてこ
の裏面に下から当接する浮上阻止片(21)と、上記基
礎部材(20)から上記外周リブ(5)の下端部へ向け
て設けられその先端部に外周リブ(5)に係合するフッ
ク部(33)が設けられたクランプ部材(22)とを有
しており、 上記クランプ部材(22)は、フック部(33)を基礎
部材(20)側へ向けて引き寄せ動作可能に設けられて
いることを特徴とする手摺装置。 - 【請求項2】 前記ブラケット部(10)の基礎部材
(20)には、柵本体(9)の取付脚(8)を挿入し相
対回動自在に保持する脚受け孔(24)が設けられてお
り、これらブラケット部(10)の基礎部材(20)又
は柵本体(9)の取付脚(8)のうち一方に、取付脚
(8)に対するブラケット部(10)の回動角度を直交
する二位置でそれぞれ仮固定可能にするための回り止め
機構(40)が設けられていることを特徴とする請求項
1記載の手摺装置。 - 【請求項3】 前記柵本体(9)には、その取付脚
(8)に対して足場板(3)の上面に係止可能な脱落阻
止片(15)が設けられていることを特徴とする請求項
1又は請求項2記載の手摺装置。
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JP (1) | JP3962590B2 (ja) |
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