JP2003206013A - コンベヤベルトおよびその製造方法 - Google Patents

コンベヤベルトおよびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンベヤベルトは、積層された未加硫のゴム
組成物からなるゴムシートを熱盤で加硫して製造される
が、熱盤によって挟む際には、該熱盤とコンベヤベルト
との間に離型剤を添加しておくことが必要となる。しか
し、離型剤を使用すれば、コンベヤベルト表面に汚れや
べたつきの原因となり、外観不良を生じやすいという問
題がある。本発明は、このような離型剤による汚れ、表
面凹凸および流れムラなどによってベルト外観を損なう
ことのない、搬送性および駆動性に優れたコンベヤベル
トを提供すること、およびその製造方法を提供すること
を課題とする 【解決手段】 芯体層の上下にカバーゴム層を積層一体
化してなるコンベヤベルトにおいて、カバーゴム層の表
面に短繊維が含有されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンベヤベルト、
特に搬送面および駆動面の表面特性に優れたコンベヤベ
ルトと、その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、コンベヤベルトは、帆布ある
いはコードなどの芯体が接着ゴムとともに形成された芯
体層と、該芯体層の上下両面に積層され、合成ゴムある
いは天然ゴムを主成分とするゴム組成物より形成されて
なるカバーゴム層とを備えて構成される。そして、斯か
る構成のコンベヤベルトは、所定形状に形成された芯体
層の上下両面に、未加硫のゴム組成物からなるゴムシー
トを積層しておき、これを熱盤で挟み加熱加圧すること
によって架橋および硬化(本発明において、「加硫」と
いう)させて製造される。
【0003】熱盤によって挟む際には、該熱盤とコンベ
ヤベルトとの間に離型剤を添加しておくことが必要であ
り、該離型剤によって圧力と熱により加硫した製品、即
ちコンベヤベルトを、熱盤からスムーズに引き離すこと
ができる。離型剤としては、粉末状のタルク、液状のシ
リコン材料、固体のパラフィン材料などが使用される。
また、最近では、非常に薄い布材料(帆布あるいは不織
布)を熱盤と接触するカバーゴム層に敷設しておき、加
硫後そのまま製品の一部とする方法も検討されている。
【0004】しかしながら、離型剤としてタルクを使用
した場合には、コンベヤベルト表面に、タルク粉の流動
付着による波状又は斑点状の汚れが生じて全体に光沢が
なくなり、コンベヤベルトの外観が損なわれるという問
題がある。また、離型剤として液状のシリコン材料を使
用した場合には、コンベヤベルト表面に残ってべたつ
き、粉塵付着等による外観不良を生じやすいという問題
がある。また、固体のパラフィン材料を使用した場合に
は、熱盤に徐々に堆積した付着物の跡が、ベルト表面に
付着したり、凹部を形成して外観を悪くするという問題
がある。
【0005】さらに、布材料を使用して製品の一部とし
た場合には、材料費や成形・加硫費等のコストが高くな
るほか、しわやそりといった外観不良が生じやすいとい
う不具合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、斯か
る問題点に鑑み、このような離型剤による汚れ、表面凹
凸および流れムラなどによってベルト外観を損なうこと
のない、搬送性および駆動性に優れたコンベヤベルトを
提供すること、およびその製造方法を提供することを課
題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、芯体層
の上下にカバーゴム層を積層一体化してなるコンベヤベ
ルトにおいて、カバーゴム層の表面に短繊維が含有され
ていることを特徴とする。また、本発明は、前記コンベ
ヤベルトにおいて、カバーゴム層の表面における短繊維
の含有量が0.5〜15重量%であることを特徴とす
る。この含有量は、カバーゴム層の表面を構成するゴム
成分100重量部に対して約1〜30重量部に相当する
ものである。尚、本発明において、カバーゴム層の表面
とは、カバーゴム層の露出面から深さ1mmに至る領域
を意味する。
【0008】さらに、本発明は、芯体層の表裏両面に未
加硫ゴムシートからなるカバーゴム層を積層してコンベ
ヤベルト成形体とし、該コンベヤベルト成形体に熱盤を
圧接して加硫するコンベヤベルトの製造方法において、
熱盤を圧接する前に、コンベヤベルト成形体の熱盤と接
触する面に予め短繊維を含有させておくことを特徴とす
る。また、本発明は、短繊維を含有させる方法が、前記
カバーゴム層用のゴム組成物作製時に短繊維を混練りす
る方法であることを特徴とし、さらに、該短繊維の配合
量を、カバーゴム層のゴム組成物中0.5〜15重量%
とすることを特徴とする。また、本発明は、短繊維を含
有させる方法が、コンベヤベルト成形体の未加硫カバー
ゴム層の表面に短繊維を付着させる方法であることを特
徴とし、さらに、未加硫カバーゴム単位表面積当たりの
短繊維の付着量を、1〜300g/m2とすることを特
徴とする。
【0009】本発明に係るコンベヤベルトによれば、カ
バーゴム層の表面に短繊維が含有されているため、カバ
ーゴム層に内包された揮発分やカバーゴム層と熱盤との
間に封じ込められるエヤ−等が該短繊維をつたって抜け
やすくなり、エヤ−膨れや離型破れが生じなくなるの
で、コンベヤベルトの外観が良好となり、搬送性および
プーリ巻き掛け駆動性が良好となる。
【0010】また、本発明に係るコンベヤベルトの製造
方法によれば、カバーゴム層用のゴム組成物を作製する
際に短繊維を混練りするか、又は芯体層の上下に未加硫
ゴムシートを積層した後カバーゴム層表面に短繊維を付
着させてカバーゴム層の表面に短繊維を含有させるもの
であるため、製造工程をほとんど変えることなく、しか
も材料費の上昇も少なく、外観の良好なコンベヤベルト
を得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るコンベヤベル
トの製造方法およびコンベヤベルトについての実施の形
態を示し、本発明について詳細に説明する。
【0012】本実施形態のコンベヤベルトは、例えば、
図1に示したように、表カバーゴム層12と裏カバーゴ
ム層13とを備え、さらに、該表カバーゴム層および裏
カバーゴム層13に挟まれた芯体層11を備えたもので
ある。そして、表カバーゴム層12および裏カバーゴム
層13には、短繊維14が含有されてなる。
【0013】表カバーゴム層12および裏カバーゴム層
13を構成する原料ゴムとしては、例えば、天然ゴム、
BR(ポリブタジエンゴム)、SBR(スチレン・ブタ
ジエンゴム)などのゴム、あるいはこれらのブレンド物
を挙げることができる。
【0014】また、芯体層11は、搬送物や走行抵抗に
よってベルトにかかる張力を担うものであり、図1
(a)に示すような帆布11aと接着ゴム11cとから
なるものや、図1(b)に示すようなスチールコード1
1bと接着ゴム11cとからなるものが例示できる。帆
布としては、ポリエステル繊維、ナイロン(ポリアミ
ド)繊維、アラミド繊維等が使用される。そして、帆布
を使用する場合にはRFL(レゾルシン・ホルマリン・
ラテックス)等で接着処理をし、スチールコードを使用
する場合には該スチールコードをメッキ等で処理した
後、該帆布11aの両面、又はスチールコード11bの
配置間および両面に介在させる接着ゴム11cとともに
芯体層11として前記表カバーゴム層12および前記裏
カバーゴム層13に加硫接着される。
【0015】短繊維14の材質としては特に限定され
ず、例えばポリエステル短繊維、ナイロン(ポリアミド
系合成繊維)短繊維、アラミド短繊維、セルロース短繊
維などの有機高分子繊維や、炭化珪素、チタン酸カリウ
ムなどの無機繊維が例示でき、これら1種又は2種以上
を混合したものを用いることができる。
【0016】また、本発明における短繊維14として
は、繊維径が概ね10〜1000μmであり、繊維長が
概ね0.1〜10mmのものをいうが、前記カバーゴム
層12又は13への分散性が良好で、しかもエヤ−膨れ
や離型破れのない外観が得られるという観点から、繊維
径が20〜500μmのものを用いることが好ましい。
【0017】該コンベヤベルト1の製造方法として好ま
しい実施形態は、帯状に成形されたコンベヤベルト各層
の素材を積層し、コンベヤベルト成形体1を製造する第
1工程と、該コンベヤベルト成形体を熱盤を備えたプレ
ス装置へ導入し、該熱盤によって加圧加熱して未加硫の
ゴム組成物を加硫する第2工程とを備えてなる。
【0018】第2工程で使用される加硫プレス装置とし
ては、コンベヤベルト成形体1を挟むように配された一
対の平らな熱盤を備え、該熱盤によってコンベヤベルト
成形体1を所定長さ毎に順次送って加圧加熱するもの
や、或いは、コンベヤベルト成形体1を巻き掛けるよう
に配された加熱ドラム(熱盤)を備え、該加熱ドラムの
背面からスチールベルトを圧接することによってコンベ
ヤベルト成形体1を連続的に加圧加熱するものなどが挙
げられる。斯かるプレス装置を用いてコンベヤベルト成
形体1は、例えば140〜160℃、3〜20kg/c
2で10〜60分間、加熱加圧された状態に保持され
て加硫され、芯体層11と表裏カバーゴム層12、13
とが一体化され、コンベヤベルトとなる。
【0019】そして、本実施形態に係る製造方法では、
第2工程で熱盤によって上述のように加硫する前、即ち
第1工程において、熱盤と接触する表カバーゴム層12
および裏カバーゴム層13の表面に、予め短繊維14を
含有させる。
【0020】カバーゴム層12、13の表面に短繊維1
4を含有させる具体的方法としては、前記カバーゴム層
用のゴム組成物を作製する際、ゴム組成物に短繊維14
を混練りしておく方法や、短繊維を含有しないゴム組成
物を用いて芯体層11の上下にカバーゴム層12、13
を積層して未加硫のコンベヤベルト成形体1を成形した
後、該カバーゴム層12、13の表面に短繊維14を付
着させる方法が好ましい。
【0021】短繊維14をゴム組成物の配合時に混練り
する場合には、該ゴム組成物中の短繊維14の割合が
0.5〜15重量%となるように、あるいはゴム成分1
00重量部に対して短繊維の配合量が1〜30重量部と
なるように混練りし、カバーゴム層の表面、内部ともに
短繊維が含有されるようにすることが好ましい。短繊維
14の割合が0.5重量%を下回ると、該短繊維による
エヤ−抜きや離型性改善効果が不十分となり、エヤ−膨
れや離型時のむしれが発生する虞がある。また、短繊維
の割合が15重量%を上回ると、ゴム混練りやシート出
し等の加工性が悪くなる虞がある。
【0022】また、短繊維14を、カバーゴム層の表面
に付着させる場合には、カバーゴム層の単位表面積当た
りに、短繊維14の付着量が1〜300g/m2となる
ように付着させることが好ましい。短繊維14の付着量
が1g/m2を下回ると、カバーゴム層と熱盤との間の
短繊維の介在量が不足し、該短繊維による外観改善効果
が不十分となり、エヤ−膨れや離型時の表面むしれが発
生する虞がある。また、短繊維14の付着量が300g
/m2を上回ると、ベルトの表面層がクッション性、耐
引きかき性、搬送物の付着防止性能といったカバーゴム
層としての機能を損なう虞があるため、好ましくない。
【0023】カバーゴム層12、13の表面に短繊維1
4を付着させる方法としては、該短繊維14を物理的に
塗布する方法や、静電気を利用して付着させる方法など
によって行うことができる。
【0024】このように、コンベヤベルト成形体1を加
硫する際に、熱盤と接触するカバーゴム層12、13表
面に短繊維14を含有させることにより、主に、カバー
ゴム内の揮発ガス分や熱盤とカバーゴム層表面の間に密
封されたエヤ−を短繊維に沿って逃がすという作用によ
り、ベルト表面にゴム膨れや凹部が生じることなく、離
型剤によるむら汚れが生じないので、コンベヤベルトの
外観が良好なものとなる。
【0025】また、短繊維14をカバーゴム層12、1
3の表面に付着させ、熱盤によって加圧加熱処理するこ
とにより、該短繊維14は、図2に示したように、表カ
バーゴム層12あるいは裏カバーゴム層13の表面近傍
に埋設された状態となり、カバーゴム用のゴム組成物を
作製する際に混練りするのと同様の外観改善効果を得る
ことができる。
【0026】尚、前記実施形態では、コンベヤベルトの
表裏両面に短繊維を添加する方法を説明したが、本発明
はこれに限定されず、表裏一方の面にのみ短繊維を含有
させてもよい。
【0027】また、表カバーゴム層や裏カバーゴム層と
なゴム組成物には、例えば、カーボンブラック、シリカ
などの補強剤、炭酸カルシウム、タルクなどの充填剤、
加硫剤、加硫促進剤、可塑剤、老化防止剤、加工助剤な
ど、ゴム配合で一般に使用される配合剤を必要に応じて
混合される。
【0028】
【実施例】以下、本発明に係るコンベヤベルトの実施例
と、比較例とを示すことにより、本発明についてさらに
詳細に説明する。
【0029】実施例1 表1に示したような配合の原料ゴム、配合剤およびナイ
ロン短繊維(繊維径20μm、繊維長1mm)を、バン
バリーミキサーに混練りしてゴム組成物を得、該ゴム組
成物をカレンダーロールに通し、3mm厚のカバーゴム
用シートを形成した。次いで、2本のローラからなるベ
ルト成形機のローラ間に、防錆と接着用亜鉛メッキを施
したスチールコード(7×7 6.1mmφ)を12m
m間隔で幅方向に並べて供給し、スチールコードの上方
に接着ゴムシートと表カバーゴム層用ゴムシートを供給
し、スチールコードの下方に接着ゴムと裏カバーゴム層
用シートを供給し、成形ローラで加圧して未加硫のコン
ベヤベルト成形体を形成した。そして、上記コンベヤベ
ルト成形体を加硫プレス装置に供給し、145℃で45
分間加圧加熱することによって加硫し、実施例1のコン
ベヤベルトを作製した。
【0030】比較例1 ナイロン短繊維を混合しないことを除き、他は実施例1
と同様にして比較例1のコンベヤベルトを作製した。
【0031】実施例2 ナイロン短繊維を混合せずに、前記実施例1と同様にし
てゴム組成物を得、これを用いて同様にコンベヤベルト
成形体を作製した。さらに、ナイロン短繊維(同上)の
付着量が50g/m2となるように、前記コンベヤベル
ト成形体の表裏両面に塗布し押圧ローラで押圧して付着
させた後、該コンベヤベルト成形体を加硫プレス装置に
供給し、145℃で45分間加圧加熱することによって
加硫し、実施例2のコンベヤベルトを作製した。
【0032】比較例2 コンベヤベルト成形体表面にナイロン短繊維を付着させ
る代わりに、離型剤としてタルク(100g/m2)を
付着させる点を除き、他は実施例2と同様にして比較例
2のコンベヤベルトを作製した。
【0033】尚、前記実施例および比較例においては、
下記の各原材料を用いた。天然ゴム…RSS#3(タイ
産)。BR…ポリブタジエンゴムBR01(JSR
(株)製)。ナイロン(ポリアミド系合成繊維)短繊維
…1mm長(東レ(株)製)。HAFカーボンブラック
…シースト3(東海カーボン(株)製)。アロマ系オイ
ル…JSR AROMA(JSR(株)製)。ステアリ
ン酸…ステアリン酸(新日本理化(株)製)。酸化亜鉛
…亜鉛華3種(堺化学工業(株)製)。老化防止剤…ア
ンチゲン6C(住友化学工業(株)製)。ミクロクリス
タリンワックス…サンタイト(精工化学(株)製)。硫
黄…粉末硫黄(細井化学工業(株)製)。加硫促進剤…
ノクセラーCZ(大内新興化学工業(株)製)。
【0034】
【表1】
【0035】得られたコンベヤベルトの外観を目視によ
って観察したところ、実施例1および2のベルト表面に
は凹凸による欠点の発生がなく、コンベヤベルトの外観
が良好であった。これに対し、比較例1および2のコン
ベヤベルト表面には、ゴム膨れ(ぶく)、離型剤流動む
ら、凹み(あばた)といった多くの凹凸が発生した。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るコンベヤベ
ルトによれば、加硫時の離型剤の流動むらや、熱盤との
間に密封されるエヤ−による凹凸や汚れのない外観に優
れたものとなる。また、本発明に係るコンベヤベルトの
製造方法によれば、熱盤を用いて架橋する際の表面への
悪影響を有効に防止し、上記のような優れた外観を有す
るコンベヤベルトを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンベヤベルトの一実施形態を示
した断面図で、(a)は芯体層が帆布と接着ゴムとから
なる場合を示し、(b)は芯体層がスチールコードと接
着ゴムとからなる場合を示す。
【図2】本発明に係るコンベヤベルトの他の実施形態を
示した断面図。
【符号の説明】
1…コンベヤベルト、11…芯体層、11a…帆布、1
1b…スチールコード、11c…接着ゴム、12…表カ
バーゴム層、13…裏カバーゴム層、14…短繊維

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯体層の上下にカバーゴム層を積層一体
    化してなるコンベヤベルトにおいて、カバーゴム層の表
    面に短繊維が含有されていることを特徴とするコンベヤ
    ベルト。
  2. 【請求項2】 カバーゴム層の表面における短繊維の含
    有量が、0.5〜15重量%である請求項1記載のコン
    ベヤベルト。
  3. 【請求項3】 芯体層の表裏両面に未加硫ゴムシートか
    らなるカバーゴム層を積層してコンベヤベルト成形体と
    し、該コンベヤベルト成形体に熱盤を圧接して加硫する
    コンベヤベルトの製造方法において、熱盤を圧接する前
    に、コンベヤベルト成形体の熱盤と接触する面に予め短
    繊維を含有させておくことを特徴とするコンベヤベルト
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 短繊維を含有させる方法が、前記カバー
    ゴム層用のゴム組成物作製時に短繊維を混練りする方法
    であることを特徴とする請求項3記載のコンベヤベルト
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 短繊維の配合量を、カバーゴム層のゴム
    組成物中0.5〜15重量%とすることを特徴とする請
    求項4記載のコンベヤベルトの製造方法。
  6. 【請求項6】 短繊維を含有させる方法が、コンベヤベ
    ルト成形体の未加硫カバーゴム層の表面に短繊維を付着
    させる方法であることを特徴とする請求項3記載のコン
    ベヤベルトの製造方法。
  7. 【請求項7】 未加硫カバーゴム単位表面積当たりの短
    繊維の付着量を、1〜300g/m2とすることを特徴
    とする請求項6記載のコンベヤベルトの製造方法。
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