JP2008275004A - 動力伝動用ベルト - Google Patents
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Abstract
【課題】ベルト製造時に発生する廃棄物をリサイクル材としてできるだけ多く試用したゴム組成物を用いて耐摩耗性を向上させ、コスト低減を図った動力伝動用ベルトを提供する。
【解決手段】ベルト長手方向に沿って心線を埋設し、圧縮ゴム層を配置した伝動ベルトであって、少なくとも圧縮ゴム層が新ゴム100質量部に対して、架橋ゴムを粉末化した粉末ゴムを30〜100質量部と、可塑剤を5〜30質量部配合されている動力伝動用ベルト。
【選択図】図1
【解決手段】ベルト長手方向に沿って心線を埋設し、圧縮ゴム層を配置した伝動ベルトであって、少なくとも圧縮ゴム層が新ゴム100質量部に対して、架橋ゴムを粉末化した粉末ゴムを30〜100質量部と、可塑剤を5〜30質量部配合されている動力伝動用ベルト。
【選択図】図1
Description
本発明は、動力伝動用ベルトに係り、詳しくはベルトの製造工程で発生する屑である産業廃棄物をリサイクルしたゴム組成物を圧縮ゴム層に使用しても耐摩耗性、耐屈曲性を備える動力伝動用ベルトに関する。
ローエッジVベルトの製造方法の一例として、まず、円筒状の成形ドラムの周面にカバー帆布を巻きつけ、圧縮ゴム層、クッションゴム層複合体を巻き付けた後、この上にコードからなる心線を螺旋状にスピニングし、更にクッションゴム層、カバー帆布を順次巻き付ける。これを加硫缶で加硫して加硫スリーブを得る。このようにして得られた加硫スリーブを回転させながら、2枚のカッターによって所定幅にV形状にカットした後、製品規格に準じた狙いの寸法を確保するために、カットしたベルトを2つのプーリに懸架して走行させながら側面を研磨するサンディング工程を必要としていた。(特許文献1に開示。)
一方、Vリブドベルトの製造方法の一例としては、まず、円筒状の成形ドラムの周面にカバー帆布を巻きつけ、クッションゴム層を巻きつけた後、この上にコードからなる心線を螺旋状にスピニングし、更にクッションゴム層、圧縮ゴム層を巻きつける。これを加硫缶で加硫してスリーブを得る。このようにして得られた加硫スリーブを回転させながら、高速で回転させたV溝のついた砥石をゆっくりと下降させて研削しリブ溝のついたスリーブを得る。これを回転させながらカッターによって所定の幅に切断してVリブドベルトを得る。
しかし、従来の方法では、ベルトスリーブを台形状に切断したり、台形状に切断したベルト側面をサンディングしたり、ベルトスリーブを回転させつつ砥石によりV型に削ったり、あるいはベルト側面を一対の切削刃によって仕上げ加工していたために、輪状のリング屑、切削屑、あるいは研磨屑のスクラップが多量に発生していた。このため、このスクラップを軽減する対策が強く望まれていた。
また、発生した屑は産業廃棄物として埋立て処理されるか燃料として用いられることが一般的であったが、土壌、海洋汚染の恐れから埋立て処理は好ましくない。また、燃料として用いる場合は二酸化炭素が発生するため温暖化現象の原因となり、圧縮ゴム層がクロロプレンゴムを原料としたゴム組成物である場合は、有毒なガスを発生し環境を汚染する恐れがあり、また炉の劣化を促進するといった問題があった。
このような問題に対し、発生した屑を再生処理した再生ゴムをリサイクル材として伝動用ベルト用配合に添加する方法や、ベルト屑を粉砕した粉末ゴムや研削紛をリサイクル材として伝動用ベルト用配合に添加する方法(特許文献2)が提案されている。
特許第3553371号
特許第3212928号
しかし、再生ゴムを添加した場合には、その量が多くなるとゴム弾性率の低下が大きく、ベルト寿命が短くなるという問題があり、粉末ゴムを添加する方法では、この量が多くなると未加硫ゴムの粘度上昇やタックの低下が大きく、ベルト成形時の加工性を低下させるという問題がある。いずれの場合も再生ゴム、粉末ゴムの使用量は限られており廃棄物量の低減効果が小さいという問題があった。
本発明は、ベルト製造時に発生する廃棄物をリサイクル材としてできるだけ多く使用したゴム組成物を用いて耐摩耗性を向上させ、コスト低減を図った動力伝動用ベルトを提供することを目的とする。
本発明は、ベルト長手方向に沿って心線を埋設し、圧縮ゴム層を配置した伝動ベルトであって、少なくとも圧縮ゴム層が新ゴム100質量部に対して、架橋ゴムを粉末化した粉末ゴムを30〜100質量部と、可塑剤を5〜30質量部配合されている動力伝動用ベルトである。
請求項2に記載の発明は、ベルト長手方向に沿って心線を埋設し、圧縮ゴム層を配置した伝動ベルトであって、少なくとも圧縮ゴム層が新ゴム100質量部に対して、架橋ゴムを粉末化した粉末ゴムを30〜100質量部と、粘着付与剤を5〜30質量部配合されている動力伝動用ベルトにある。
請求項3に記載の発明は、ベルト長手方向に沿って心線を埋設し、圧縮ゴム層を配置した伝動ベルトであって、少なくとも圧縮ゴム層が新ゴム100質量部に対して、架橋ゴムを粉末化した粉末ゴムを30〜100質量部と、粘着付与剤及び可塑剤を5〜30質量部配合されている動力伝動用ベルトにある。
請求項4に記載の発明は、前記粉末ゴムがクロロプレンゴムを主成分とする架橋ゴムである請求項1から3のいずれかに記載の動力伝動用ベルトにある。
請求項5に記載の発明は、前記粉末ゴムがエチレン‐α‐オレフィンエラストマーを主成分とする架橋ゴムである請求項1から3のいずれかに記載の動力伝動用ベルトにある。
請求項6に記載の発明は、前記粉末ゴムの一次粒子径が少なくとも2.0mmより小さい請求項1から5のいずれかに記載の動力伝動用ベルトにある。
請求項7に記載の発明は、前記粘着付与剤がロジン系樹脂又は脂肪族系炭化水素樹脂である請求項2から6のいずれかに記載の動力伝動用ベルトにある。
本発明によると、加工性の改善方法として可塑剤を用いることにより、粉末ゴムの添加による未加硫ゴム粘度の上昇を抑制することができるという効果がある。又、粘着付与剤を添加することによって、ゴムシートの粘着性の低下を抑制することができるという効果がある。さらに、可塑剤と粘着性付与剤を併用することによって上記両方の効果が発現する。さらに、粉末ゴム単独での添加は困難であった50質量部以上の添加が可能になり、より多くのベルト製造工程で発生する廃棄物をリサイクル材として使用することができるという効果がある。
さらに所定の可塑剤及び粘着付与剤を配合することによって加工性及びベルト性能を維持したまま多くの粉体ゴムを配合することができる。単独では限られていた粉末ゴムの使用量は可塑剤及び粘着付与剤を併用することによって大幅に増やすことができ、配合材料コストの低減、廃棄物の埋立て処理量の低減、及びそれに伴う処理費用の低減効果が見込める。
さらに所定の可塑剤及び粘着付与剤を配合することによって加工性及びベルト性能を維持したまま多くの粉体ゴムを配合することができる。単独では限られていた粉末ゴムの使用量は可塑剤及び粘着付与剤を併用することによって大幅に増やすことができ、配合材料コストの低減、廃棄物の埋立て処理量の低減、及びそれに伴う処理費用の低減効果が見込める。
さらに、粉末ゴムの一次粒子径を少なくとも2.0mmより小さくすることにより、新ゴムと粉末の界面で亀裂が生じやすくなり短期故障の原因となることはないという効果がある。
以下、本発明のゴム組成物を用いたローエッジVベルトについて詳細に説明する。図1に本発明のローエッジVベルトの代表的な断面図を示すが、このローエッジVベルト1は外観上従来のベルトと変わりなく、ベルト下面からベルト上面に向かって順に、下補強布2、圧縮ゴム層3からなる圧縮層、心線4を埋設したクッションゴム層5、及び上補強布6から構成される。本発明のローエッジVベルトは、前記圧縮ゴム層3にコグ部を有するいわゆるローエッジコグドベルト及びベルト上面にもコグ部を有するローエッジダブルコグドベルトも含む。また、クッションゴム層の上部に伸張層を配したベルトも含む。
ローエッジVベルト1の製造は、ベルト構成部材を金型に巻き付け加硫缶を用いて所定の温度、圧力にて加硫し、得られた加硫スリーブをカッターによって所定幅にV形状に輪切りすることによって得られる。具体的には、下補強布2を形成する帆布、圧縮ゴム層3を形成する未加硫ゴムシート、クッションゴム層を形成する未加硫ゴムシート、心線4を形成するコード、及び上補強布6を形成する帆布を順に円筒状金型に巻き付けた後、所定の温度と圧力で加熱、加圧することによって加硫スリーブが得られる。得られた加硫スリーブを所定の幅及びV角度にて輪切りすることによって個々のローエッジVベルトが得られる。
ここで、圧縮ゴム層3を構成するゴム配合物として、新ゴム(未使用のゴム)と架橋ゴムを粉末化した粉末ゴム、及び可塑剤と粘着付与剤とを含むゴム配合物が用いられる。前記の架橋ゴムはローエッジベルトの製造工程から発生するゴム屑、あるいはVリブドベルトの製造工程から発生するベルト屑である。
新ゴムの種類は、特に限定されないが、例えば、クロロプレンゴム、水素化ニトリルゴム、天然ゴム、CSM、ACSM、SBR、エチレン−α−オレフィンエラストマーが使用される。
上記粉末ゴムは、前記の架橋ゴムがローエッジベルト又はVリブドベルトの製造工程から発生するゴム屑、あるいは(3)加硫スリーブを回転させつつ研磨ホイールによりV溝に削ったときに発生する粉末状の切削屑であり、平均一次粒径が2mmより小さく、好ましくは30μm〜1.0mmである。平均一次粒径が2mmより大きいと補強効果が得られず、ゴム組成物の強度、耐摩耗性を低下させるだけでなく、新ゴムと粉末状スクラップゴムの界面から亀裂が生じやすいためベルト寿命が低下して十分な機能が得られないためである。
上記粉末ゴムは新ゴム100質量部に対して30〜100質量部の割合で配合される。配合量が30重量部未満の添加では耐摩耗性が向上し、加工性についても問題はないが、100重量部を超えて添加すると未加硫ゴムのスコーチタイムの減少、粘度の上昇やゴムシートの粘着性の低下などにより加工性に問題が生じる。また、上記粉末ゴムは新ゴムとの界面が形成されやすく、その界面を起点として亀裂が生じ、ベルト寿命の原因となるなどの問題が生じる。
上記粉末ゴムとともに、可塑剤と粘着付与剤を添加する。可塑剤としては、特に限定されなく、フタル酸ジオクチル(DOP)、フタル酸ジブチル(DBP)、アジピン酸ジオクチル(DOA)、リン酸トリクレジル(TCP)、塩素系パラフィン、フタル酸ジアルキルなどを用いることができる。前記可塑剤は、新ゴム100質量部に対して5〜30質量部添加するのが好ましい。可塑剤が5質量部よりも少なければ未加硫ゴム粘度が高くなり加工性が悪いという問題があり、30質量部よりも多くなるとゴム物性が低下するという問題がある。
粘着付与剤としては、クマロン樹脂、脂肪族系樹脂、ポリブテン、フェノール樹脂、等が使用でき、好ましくはクマロン樹脂又は脂肪族系炭化水素樹脂を用いる。前記粘着付与剤は新ゴム100質量部に対して5〜30質量部添加する。前記粘着付与剤が5質量部より少なければ粘着付与の効果が小さく加工性が悪いという問題があり、30質量部より多い場合は、ゴム物性が低下するという問題がある。
圧縮ゴム層を形成するゴム配合物は、前記新ゴム、粉末ゴム、可塑剤、粘着付与剤の他に通常のゴム配合物に配合される配合剤、すなわち加硫剤、加硫促進剤、カーボンブラック、老化防止剤、補強用短繊維等が適宜配合される。
前記加硫促進剤は、新ゴムの加硫度を増大させ、再生ゴムによる物性低下を防止する目的で有効に利用される。加硫促進剤の配合量は特に限定されないが、新ゴム100重量部に対して0.5〜3重量部が好ましい。加硫促進剤としては、N,N'-m-フェニレンジマレイミド、エチレンチオウレア、ジエチルチオウレア、トリメチルチオウレア、テトラメチルチウラムモノスルフィド、テトラメチルチウラムジスルフィド、ジベンゾチアジルジスルフィド等があり、中でもN,N'-m-フェニレンジマレイミドが最も好ましい。
前記カーボンブラックは、SAF、ISAF、HAF、FEF、GPF、SRF等の品種の中で、ローエッジVベルト等の動力伝動用ベルトの使用環境を考慮すると、耐磨耗性に優れたSAF、ISAF、HAF等を採用することが好ましい。しかし、耐磨耗性に優れたカーボンブラックは平均一次粒径が小さいため、ゴム内部での発熱が大きくなり、ゴムの早期劣化につながる問題がある。そのため、適度に大きな平均一次粒径を有するFEF、GPF等を用いることが好ましい。カーボンブラックの添加量は、バージンゴム100重量部に対して40重量部以下が好ましい。添加量が40重量部を超えると、ゴムの諸物性のバランスがくずれ、特に引裂強さが悪化する。
前記各種配合剤を混練する方法は特に限定されず、バンバリーミキサー、ロール、ニーダーを用いて行われ、混練される。
また、本発明では、動力伝動用ベルトとしてVリブドベルトであってもよい。このVリブドベルト11は、通常のものであり、カバー帆布からなる伸張ゴム層15と、コードよりなる心線12を埋設した接着層13、その下側に弾性体層である圧縮ゴム層14からなっている。この圧縮ゴム層14は、ベルト長手方向に延びる断面略三角形である台形の複数のリブ部17を有している。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。
天然ゴム50質量部とスチレンブタジエンゴム50質量部を合わせた新ゴムに対して粉末状スクラップゴム、可塑剤としてアロマチックオイル、粘着性付与剤としてロジン系粘着付与剤(商品名:ガムロジン、MARUYA KARYA SARI社製)、クマロン樹脂(神戸油化学工業社製)、脂肪族炭化水素樹脂(商品名:エスコレッツ、エクソンモービル社製)を変量して配合し、密閉式混練機で混練を行った。混練ゴムのムーニー粘度をJISK6300−1に準じて測定した。又、混練ゴムをカレンダーロールによって所定厚みのシートとし153°Cで20分間加硫した。得られた加硫ゴムの硬度(JIS−A)をJISK6253に、切断時の伸びEBをJISK6251、300%伸張時の応力M300をJISK6251に準じて測定した。又、デマッチャ屈曲試験における屈曲回数はJISK6260に準じて測定した。又、得られた未加硫ゴムシートを圧縮ゴム層に用いて周長1012mmのラップドVベルトを作製し、ニ軸走行試験による耐久性の評価を行った。加工性の評価は未加硫ゴムシートの表面状態、粘着性、及びベルト成形時の加工性を評価した。評価結果を表1に示す。
天然ゴム50質量部とスチレンブタジエンゴム50質量部を合わせた新ゴムに対して粉末状スクラップゴム、可塑剤としてアロマチックオイル、粘着性付与剤としてロジン系粘着付与剤(商品名:ガムロジン、MARUYA KARYA SARI社製)、クマロン樹脂(神戸油化学工業社製)、脂肪族炭化水素樹脂(商品名:エスコレッツ、エクソンモービル社製)を変量して配合し、密閉式混練機で混練を行った。混練ゴムのムーニー粘度をJISK6300−1に準じて測定した。又、混練ゴムをカレンダーロールによって所定厚みのシートとし153°Cで20分間加硫した。得られた加硫ゴムの硬度(JIS−A)をJISK6253に、切断時の伸びEBをJISK6251、300%伸張時の応力M300をJISK6251に準じて測定した。又、デマッチャ屈曲試験における屈曲回数はJISK6260に準じて測定した。又、得られた未加硫ゴムシートを圧縮ゴム層に用いて周長1012mmのラップドVベルトを作製し、ニ軸走行試験による耐久性の評価を行った。加工性の評価は未加硫ゴムシートの表面状態、粘着性、及びベルト成形時の加工性を評価した。評価結果を表1に示す。
二軸走行試験では駆動プーリ(直径60mm)、従動プーリ(直径60mm)を配置した試験機の各プーリにラップドVベルトを懸架し40kgfの荷重で室温で走行させた。
加工性の評価では、「良」がシーティングしたゴムシートの表面状態が良好で、シートの粘着性も良好である場合、「やや不良」がゴムシートの表面状態が悪く、粘着性が低い場合である。
比較例1は未加硫ゴムの粘度が高く、ゴムシート粘着性、表面状態共に悪く、加工性に問題があった。比較例2では可塑剤を増量したことで未加硫ゴムの粘度は低下したがシート粘着性は悪く加工性の改善は不十分であった。比較例3ではシート粘着性は改善されたが加工性は不十分であり、伸びの低下も大きく耐久走行試験で短期寿命となった。比較例4ではシート粘着性の改善は不十分で加工性は悪かった。
本発明は、ベルトの製造工程で発生する屑をリサイクルしたゴム組成物を用いて耐摩耗性、耐屈曲性の物性を備えた低コストの動力伝動用ベルトに適用することができる。
1 ローエッジVベルト
2 下補強布
3 圧縮ゴム層
4 心線
5 クッションゴム層
6 上補強布
2 下補強布
3 圧縮ゴム層
4 心線
5 クッションゴム層
6 上補強布
Claims (7)
- ベルト長手方向に沿って心線を埋設し、圧縮ゴム層を配置した伝動ベルトであって、少なくとも圧縮ゴム層が新ゴム100質量部に対して、架橋ゴムを粉末化した粉末ゴムを30〜100質量部と、可塑剤を5〜30質量部配合されていることを特徴とする動力伝動用ベルト。
- ベルト長手方向に沿って心線を埋設し、圧縮ゴム層を配置した伝動ベルトであって、少なくとも圧縮ゴム層が新ゴム100質量部に対して、架橋ゴムを粉末化した粉末ゴムを30〜100質量部と、粘着付与剤を5〜30質量部配合されていることを特徴とする動力伝動用ベルト。
- ベルト長手方向に沿って心線を埋設し、圧縮ゴム層を配置した伝動ベルトであって、少なくとも圧縮ゴム層が新ゴム100質量部に対して、架橋ゴムを粉末化した粉末ゴムを30〜100質量部と、粘着付与剤及び可塑剤を5〜30質量部配合されていることを特徴とする動力伝動用ベルト。
- 前記粉末ゴムがクロロプレンゴムを主成分とする架橋ゴムである請求項1から3のいずれかに記載の動力伝動用ベルト。
- 前記粉末ゴムがエチレン‐α‐オレフィンエラストマーを主成分とする架橋ゴムである請求項1から3のいずれかに記載の動力伝動用ベルト。
- 前記粉末ゴムの一次粒子径が少なくとも2.0mmより小さい請求項1から5のいずれかに記載の動力伝動用ベルト。
- 前記粘着付与剤がロジン系樹脂又は脂肪族系炭化水素樹脂である請求項2から6のいずれかに記載の動力伝動用ベルト。
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---|---|---|---|---|
JP2011102361A (ja) * | 2009-11-11 | 2011-05-26 | Sanwa Gomu Kogyo Kk | ゴム研磨粉入りのゴム製品 |
WO2016194371A1 (ja) * | 2015-06-04 | 2016-12-08 | バンドー化学株式会社 | 伝動ベルト |
JP2017036829A (ja) * | 2015-08-06 | 2017-02-16 | 三ツ星ベルト株式会社 | ラップドvベルト及びその製造方法 |
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2007
- 2007-04-26 JP JP2007116421A patent/JP2008275004A/ja active Pending
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JPWO2016194371A1 (ja) * | 2015-06-04 | 2017-06-15 | バンドー化学株式会社 | 伝動ベルト |
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