JP2003205978A - 電子レンジ用包装袋 - Google Patents

電子レンジ用包装袋

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JP2003205978A
JP2003205978A JP2002007137A JP2002007137A JP2003205978A JP 2003205978 A JP2003205978 A JP 2003205978A JP 2002007137 A JP2002007137 A JP 2002007137A JP 2002007137 A JP2002007137 A JP 2002007137A JP 2003205978 A JP2003205978 A JP 2003205978A
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layer
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polyethylene film
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Katsuya Ogawa
勝也 小川
Noboru Okata
昇 大方
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】煮沸殺菌処理可能な電子レンジ用包装袋を提供
すること。 【解決手段】食品を包装するとともにそれを電子レンジ
で加熱する背シール部を有する包装袋において、包装袋
(10)が基材層(12)と無延伸ポリエチレンフィル
ム層(13)を積層した積層フィルム(11)からな
り、背シール部(21)の一部領域に狭いシール幅をも
って形成された包装袋の内圧により剥離開口可能な開口
用シール部(22)が設けられ、また、背シール部には
一方の面に凝集破壊タイプの無延伸ポリエチレンフィル
ム層(31a)が形成された易剥離挿入テープ(30)
が包装袋(10)の背シール部よりも包装袋本体の内側
に突出して全領域にわたり挿入されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱して飲食する
食品等を収納した包装袋に関するものであり、特には、
包装したまま電子レンジにより加熱する食品等を収納す
る包装袋であり、かつ、沸騰水による煮沸殺菌処理も可
能な電子レンジ用包装袋に関する。
【0002】
【従来の技術】発明者らは、冷凍、チルド流通で電子レ
ンジ加熱可能な包装袋を発明し、特開平11−2785
57号公報として開示した。この発明は、図5に示すよ
うに、軟包装フィルム101を用いて製袋された包装袋
であって少なくとも背シール部を備えた電子レンジ用食
品包装袋において、前記背シール部102の一部領域に
狭いシール幅を以て形成した包装袋の内圧により剥離開
口可能な開口用シール部102aを設け、該シール部の
領域内に切込部若しくは切抜部102cを刻切して開口
用シール部102aを設けた電子レンジ用食品包装袋で
ある。
【0003】この発明は、背シール部102の一部領域
に狭いシール幅を以て形成した包装袋の内圧により剥離
開口可能な開口用シール部102aを設け、該シール部
の領域内に切込部若しくは切抜部102cを刻切して開
口用シール部102aを設けた構成を有しているので、
電子レンジ加熱調理時に密封状態の袋内に所定圧以上の
内圧が生じた際には、狭幅シール部にあるシール幅の接
着シールされた内面同士が未シール部側から互いに剥離
して開口用シール部から開口できるようになっており、
シール幅をより狭い幅にするように切込部(若しくは切
抜部)を設けることにより、袋内に生じる内圧により剥
離開口し易さを促進できる。
【0004】しかしながらこの発明においては、電子レ
ンジ用に開発された包装袋であって、煮沸殺菌処理まで
の対応が可能な耐熱性を有するものではなかった。その
ため、収納物によっては包装袋を常温で流通させること
は困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、電子レンジ
用食品包装袋に関する上述のような問題点に着目してな
されたもので、常温流通を可能にすべく沸騰水による煮
沸殺菌処理可能な電子レンジ用包装袋を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の発明
は、食品を包装するとともにそれを電子レンジで加熱す
る背シール部を有する包装袋において、包装袋が基材層
とシーラント層である無延伸ポリエチレン層を積層した
積層フィルムから成り、前記背シール部の一部領域には
狭いシール幅をもって形成された包装袋の内圧により剥
離開口可能な開口用シール部が設けられ、また、該背シ
ール部には、一方の面に凝集破壊タイプの無延伸ポリエ
チレンフィルム層が形成された易剥離挿入テープが包装
袋の背シール部よりも包装袋本体の内側に突出して全領
域にわたり挿入されていることを特徴とする電子レンジ
用包装袋である。
【0007】このように、包装袋が基材層とシーラント
層である無延伸ポリエチレン層を積層した積層フィルム
から成り、前記背シール部の一部領域には狭いシール幅
をもって形成された、包装袋の内圧により剥離開口可能
な開口用シール部が設けられ、また、該背シール部に
は、一方の面に凝集破壊タイプの無延伸ポリエチレンフ
ィルム層が形成された易剥離挿入テープが包装袋の背シ
ール部よりも包装袋本体の内側に突出して全領域にわた
り挿入されているので、包装袋に沸騰水による煮沸殺菌
処理を施しても包装袋が破袋することなく、かつ、易剥
離が可能となる。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、前記背シール部は、包装袋のシーラント層と
易剥離挿入テープの凝集破壊タイプの無延伸ポリエチレ
ンフィルム層とが相対向して接着している側に倒れてい
ることを特徴とする電子レンジ用包装袋である。
【0009】このように、背シール部が、包装袋のシー
ラント層と易剥離挿入テープの凝集破壊タイプの無延伸
ポリエチレンフィルム層とが相対向して接着している側
に倒れているので、包装袋のシーラント層と易剥離挿入
テープの凝集破壊タイプの無延伸ポリエチレンフィルム
層とのシール強度が弱くとも、両者の界面が保護されて
沸騰水で30分程度煮沸殺菌処理されても両者の界面か
ら包装袋が破袋することはない。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の電子レンジ用包装袋を一
実施形態に基づいて以下に詳細に説明する。本発明の電
子レンジ用包装袋は、例えば、図1(a)、(b)、図
2に示すように、基材層12とシーラント層13を積層
した積層フィルム11からなる背シール部21を有する
包装袋10であって、背シール部21の一部領域には開
口用シール部22が設けられ、また、該背シール部には
易剥離挿入テープ30が包装袋の背シール部よりも包装
袋本体の内側に突出して全領域にわたり挿入されている
ものである。
【0011】基材層12としては、アルミニウム箔(A
l)のような金属箔以外の素材で耐熱性を有するもので
あれば特に限定されないが、ナイロン(Ny)フィル
ム、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム等
のプラスチックフィルムが好ましく使用でき、その場合
の厚さは12〜15μm程度である。
【0012】より具体的には、Nyフィルムは、ハーデ
ンN1100(東洋紡績株式会社製)、ボニールRXシ
リーズ(株式会社興人製)、エンブレムONシリーズ
(ユニチカ株式会社製等が好ましく使用できる。基材層
12に酸化ケイ素、酸化アルミニウム等の無機化合物の
蒸着層(図示せず)を含んでも良い。また基材層には必
要に応じて印刷層(図示せず)を設けても良い。
【0013】落下強度、突き刺し強度やガスバリア性を
向上させる必要がある場合、図3に示すように、基材層
12とシーラント層13の間に中間層14を設けること
がある。この場合、中間層14としてはPETフィル
ム、Nyフィルム等のプラスチックフィルムが好ましく
使用できる。また、この中間層には酸化ケイ素、酸化ア
ルミニウム等の無機化合物の蒸着層を含んでも良い。
【0014】シーラント層13は、無延伸ポリエチレン
フィルム層を使用するので、沸騰水による煮沸殺菌処理
に耐えると共に、熱封緘性を有している。厚さは50〜
60μm程度が好適に使用できる。より具体的にはTU
X−HC(東セロ株式会社製)、LL−XHT(二村化
学株式会社製)等が使用できる。
【0015】基材層12とシーラント層13、あるいは
基材層12と中間層14とシーラント層13は、ドライ
ラミネーション法等の公知の貼り合わせ法により積層す
ることができる。
【0016】このようにして作成した積層フィルム11
を、合掌貼り形式の縦形ピロー包装機又は横形ピロー包
装機を用いて、シーラント層13が内面となるようにヒ
ートシール法により製袋することで、例えば、図1
(a)に示すような背シール部21を有する包装袋10
とすることができる。
【0017】なお、背シール部21の一部領域には狭い
シール幅をもって形成された、包装袋の内圧により剥離
開口可能な開口用シール部22が設けられている。具体
的には、背シール部の幅を8〜10mm程度とした場
合、開口用シール部の幅は7〜8mm程度、長さは5〜
20mm程度が好ましい。また、背シール部21の全領
域にわたり、包装袋の背シール部よりも包装袋の内側に
突出して、易剥離挿入テープ30が挿入されている。そ
して、易剥離挿入テープの包装袋の内側への突出幅は5
mm程度が好ましい。
【0018】開口用シール部22は背シール部に1個所
とは限定されず、複数個所設けても構わない。具体的に
は、背シール部の幅を8〜10mm程度とした場合に、
開口用シール部は、例えば、20mm刻み程度で多数設
けることができる。こうすることにより、背シール部の
ヒートシールバーを取り替えることなく、20mm刻み
で包装袋のサイズを容易に変更することができる(図5
参照)。
【0019】背シール部の一部領域に開口用シール部を
設けること、又、背シール部に易剥離挿入テープを挿入
することは、上述の縦形ピロー包装機あるいは横形ピロ
ー包装機の一部を改造することにより容易に実施するこ
とができる。
【0020】易剥離挿入テープ30は、一方の面31a
に厚さが20〜30μm程度の凝集破壊タイプの無延伸
ポリエチレンフィルム層が形成され、もう一方の面31
bに包装袋の最内面と同質の素材からなる層(厚さは2
0〜30μm程度)が形成されている。
【0021】具体的には、包装袋の最内面が無延伸ポリ
エチレンフィルムの場合、凝集破壊タイプの無延伸ポリ
エチレンフィルム(7601C(東レ合成フィルム株式
会社製))等)31a/無延伸ポリエチレンフィルム
(TUX−HC(東セロ株式会社製)等)31bの積層
フィルムからなる二層構成のテープが好ましく使用でき
る。この易剥離挿入テープ30を構成する二層からなる
積層フィルムもドライラミネーション法等の公知の貼り
合わせ法により積層することができる。
【0022】さらに包装袋作成時に、背シール部21を
図1(b)、図2に示すように、包装袋の最内層のシー
ラント層13であるCPEフィルム層と易剥離挿入テー
プの凝集破壊タイプ無延伸ポリエチレンフィルム層31
aとが対向して接着している側に倒しておくことによ
り、倒した方のシーラント層と易剥離挿入テープの凝集
破壊タイプ無延伸ポリエチレンフィルム層とのシール強
度が弱くとも、包装袋を沸騰水で30分程度の煮沸殺菌
処理をしても包装袋がその個所から破袋することがな
い。
【0023】出来上がった包装袋の、天シール部(又は
底シール部)23のシール強度は19.6N/cm幅以
上、背シール部21のシーラント層と易剥離挿入テープ
の包装袋のシーラント層と同じ材質の素材からなる層の
シール強度は19.6N/cm幅以上、背シール部のシ
ーラント層と易剥離挿入テープの凝集破壊タイプの無延
伸ポリエチレンフィルム層のシール強度は1.5〜1
9.0N/cm幅程度が適当である。
【0024】
【実施例】以下実施例により本発明をさらに詳細に説明
する。 《実験1》 〈実施例1〉先ず、基材層12として厚さ15μmのN
yフィルム(ハーデンN1100、東洋紡績株式会社
製)を、シーラント層13として厚さ50μmの無延伸
ポリエチレンフィルム(TUX−HC、東セロ株式会社
製)をそれぞれ準備した。
【0025】そして、基材層12とシーラント層をドラ
イラミネート法により貼り合わせ、Ny(15μm)/
無延伸ポリエチレンフィルム(50μm)構成の包装袋
本体用の二層フィルムを作製し、最後に所望幅にスリッ
トして包装袋本体用ロールとした。
【0026】別に、易剥離挿入テープ30を作製するた
め、凝集破壊タイプの無延伸ポリエチレンフィルムとし
て厚さ30μmの無延伸ポリエチレンフィルムである7
601C(東レ合成フィルム株式会社製)を、無延伸ポ
リエチレンフィルムとして厚さ25μmの無延伸ポリエ
チレンフィルムであるTUX−HC(東セロ株式会社
製)をそれぞれ準備した。
【0027】そして両者のフィルムをドライラミネート
法により貼り合わせ、無延伸ポリエチレンフィルム(2
5μm)/凝集破壊タイプの無延伸ポリエチレンフィル
ム(30μm)構成の易剥離挿入テープ用の二層フィル
ムを作製し、最後に幅15mmにスリットして易剥離挿
入テープ用ロールとした。
【0028】所望幅にスリットしたNy/無延伸ポリエ
チレンフィルムからなる二層フィルムを無延伸ポリエチ
レンフィルム側を内面にして合掌貼り形式のピロータイ
プ包装機を使用して、幅140mm、長さ200mm
で、幅10mmの背シール部を有する実施例1の包装袋
を製袋した。
【0029】なお、背シール部の略中央部分には幅8m
m、長さ20mmの開口用シール部22が設けられ、ま
た、この背シール部には、幅15mmの無延伸ポリエチ
レンフィルム(25μm)/凝集破壊タイプの無延伸ポ
リエチレンフィルム(30μm)からなる二層構成の易
剥離挿入テープが背シール部から包装袋内部に5mm突
出した状態で挿入されている。さらに、背シール部は包
装袋のシーラント層13である無延伸ポリエチレンフィ
ルム(50μm)と易剥離挿入テープの凝集破壊タイプ
無延伸ポリエチレンフィルム層31aとが対向して接着
している側に倒して製袋されている(図1(b)参
照)。
【0030】〈実施例2〉包装袋の基材層12として厚
さ15μmのNyフィルムの代わりに厚さ12μmのP
ETフィルムを用いた(すなわち、包装袋の層構成がP
ET(12μm)/無延伸ポリエチレンフィルム(50
μm)からなる二層フィルム)以外は、実施例1と同じ
材料、方法を用いて実施例1と同寸法の包装袋を作製
し、実施例2の包装袋とした。
【0031】〈実施例3〉実施例2の包装袋の構成にお
いて、PET(12μm)/無延伸ポリエチレンフィル
ム(50μm)からなる二層フィルムのPET(12μ
m)と無延伸ポリエチレンフィルム(50μm)の間に
中間層14として厚さ15μmの無延伸ナイロンフィル
ムを用いた(すなわち、包装袋の層構成がPET(12
μm)/無延伸ナイロンフィルム(15μm)/無延伸
ポリエチレンフィルム(50μm)からなる三層フィル
ム)以外は、実施例2と同じ材料、方法を用いて実施例
1と同寸法の包装袋を作製し、実施例3の包装袋とし
た。
【0032】《実験2》 〈実施例4〉実施例1で使用した包装袋本体用ロールと
易剥離挿入テープ用ロールを用いて実施例1と同様に、
横幅140mm、長さ200mmで、幅7mmの背シー
ル部に複数の開口用シール部を有する実施例4の包装袋
を製袋した。
【0033】すなわち、背シール部には、図4に示すよ
うな、1個のシール幅(e)が3mm、開口部の入り口
幅(f)が3mm、出口幅(g)が10mmの開口用シ
ール部(22)が20mm刻みで複数個設けられてい
る。
【0034】なお、背シール部には、実験1と同様に、
包装袋内部に5mm程度突出した状態で、易剥離テープ
が挿入され、背シール部は包装袋のシーラント層である
無延伸ポリエチレンフィルム(50μm)と易剥離挿入
テープの凝集破壊タイプ無延伸ポリエチレンフィルム層
とが対向して接着しているが側に3mm程度包装袋側に
入った位置(d)から倒して製袋されている。
【0035】〈実施例5〉実施例2で使用した包装袋本
体用ロールと易剥離挿入テープ用ロールを用いて実施例
1と同様に、横幅140mm、長さ200mmで、幅7
mmの背シール部に実施例4と同様の複数の開口用シー
ル部を有する実施例4の包装袋を製袋した。
【0036】〈実施例6〉実施例3で使用した包装袋本
体用ロールと易剥離挿入テープ用ロールを用いて実施例
1と同様に、横幅140mm、長さ200mmで、幅7
mmの背シール部に実施例4と同様の複数の開口用シー
ル部を有する実施例6の包装袋を製袋した。
【0037】実験1〜6で作製した6種類の包装袋のシ
ール強度、耐レトルト処理性、耐電子レンジ処理性を下
記する条件で測定、観察した。その結果を表1、表2に
示す。 シール強度 ‥ (1)天シール部、(2)背シール部
の包装袋のシーラント層(CPE;50μm厚)と易剥
離挿入テープの無延伸ポリエチレンフィルム層(25μ
m厚)、(3)背シール部の包装袋のシーラント層(無
延伸ポリエチレンフィルム;50μm厚)と易剥離挿入
テープの凝集破壊タイプの無延伸ポリエチレンフィルム
層(25μm厚)、以上3か所のシール強度を定速伸長
型引張試験機を使用して、300mm/min.の速度
で両端を引っ張った際のシール強度を測定(180°ピ
ール、測定単位はN/cm) 耐煮沸殺菌処理性‥包装袋に内容物である水道水を10
0グラム充填し、98°C、60分の条件で背シール部
のある面を上向きにして煮沸殺菌処理を施し、包装袋の
破袋状態を観察する。 ○ : 包装袋のシール部分からの破損なし × : 包装袋のシール部分からの破損発生 耐電子レンジ処理性‥包装袋に内容物である水道水を1
00グラム充填し、背シール部のある面をを上向きにし
て横に置き、家庭用電子レンジ(出力500ワット)に
入れ、150秒加熱し、包装袋の破袋状態を観察する。 ○ : 包装袋の背シール部の開口用シール部からスム
ースに蒸気が放出され、包装袋が破袋することはない。 × : 包装袋の背シール部の開口用シール部からスム
ースに蒸気が放出されず、包装袋が破袋する場合があ
る。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】表1、表2からわかるように、実施例1か
ら実施例6の包装袋ともに電子レンジ処理適性のほかに
煮沸殺菌処理適性を有することがわかる。
【0041】
【発明の効果】このように本発明の電子レンジ用包装袋
は、電子レンジ加熱により所定圧以上の内圧が生じた場
合、背シール部中央の開口用シール部から内圧が逃げる
ため、液体等の内容物が適当量であれば、電子レンジ加
熱時に背シール部中央の開口用シール部以外より液体等
の内容物が包装袋の外に逃げだすことがない。内容物が
充填されていてもシール強度の弱い背シール部は常に袋
面に倒れており、一般的な輸送などによる包装袋外から
の圧迫では背シール部が起き上がることがなく、よって
背シール部が破壊され、内容物が外へ出ることがない。
内容物を抑える必要がなくなり、脱気、真空包装などで
押さえつけによる包装袋の変形の心配がない。煮沸殺菌
処理が可能になり、袋入りの内容物を常温で流通させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子レンジ用包装袋の一実施例を示
す、(a)は平面説明図であり、(b)は(a)のA−
A’線断面説明図である。
【図2】図1(b)の要部拡大断面説明図である。
【図3】本発明の電子レンジ用包装袋の包装袋本体の層
構成の別の実施形態を示す断面説明図である。
【図4】本発明の電子レンジ用包装袋の別の実施例を示
す、(a)は平面説明図であり、(b)は(a)のA部
拡大説明図である。
【図5】従来の電子レンジ用包装袋を示す平面説明図で
ある。
【符号の説明】 10‥‥包装袋 11‥‥積層フィルム 12‥‥基材層 13‥‥シーラント層、無延伸ポリエチレン層 14‥‥中間層 21‥‥背シール部 22‥‥開口用シール部 23‥‥天(地)シール部 30‥‥易剥離挿入テープ 31a‥一方の面、凝集破壊タイプの無延伸ポリエチレ
ンフィルム 31b‥もう一方の面、無延伸ポリエチレンフィルム 40‥‥内容物 101‥‥軟包装フィルム 102‥‥背シール部 102a‥開口用シール部 102c‥切込部若しくは切欠部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E064 AA08 BA26 BB03 BC02 EA12 EA30 HD06 HD07 HE10 HN05 HN32 HP05 3E067 AB01 BB12A BB14A BB15A BB25A BB26A CA04 CA17 CA24 CA30 EA04 EA06 EA11 EA15 EB08 EB22 EE02 EE48 EE59 FA01 FB12 GC01 GD05 GD06 GD07 GD08 GD10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食品を包装するとともにそれを電子レンジ
    で加熱する背シール部を有する包装袋において、包装袋
    が基材層とシーラント層である無延伸ポリエチレン層を
    積層した積層フィルムから成り、前記背シール部の一部
    領域には狭いシール幅をもって形成された包装袋の内圧
    により剥離開口可能な開口用シール部が設けられ、ま
    た、該背シール部には、一方の面に凝集破壊タイプの無
    延伸ポリエチレンフィルム層が形成された易剥離挿入テ
    ープが包装袋の背シール部よりも包装袋本体の内側に突
    出して全領域にわたり挿入されていることを特徴とする
    電子レンジ用包装袋。
  2. 【請求項2】前記背シール部は、包装袋のシーラント層
    と易剥離挿入テープの凝集破壊タイプの無延伸ポリエチ
    レンフィルム層とが相対向して接着している側に倒れて
    いることを特徴とする請求項1記載の電子レンジ用包装
    袋。
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