JP2003205759A - 自動変速機のシフトスイッチ - Google Patents
自動変速機のシフトスイッチInfo
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Abstract
せる際に、運転者の左手の把持力低下を回避し、走行中
の安全性を向上させることができる自動変速機のシフト
スイッチを提供する。 【解決手段】二輪車の左側ハンドルバー2に固定されて
各種電装品を操作するための複数のスイッチが形成され
たスイッチケース1に配設され、二輪車に搭載された自
動変速機をシフトアップ又はシフトダウンさせる自動変
速機のシフトスイッチにおいて、スイッチケース1の下
部から下方に突設され、車両の進行方向側へ揺動させる
ことにより自動変速機をシフトダウンさせるシフトダウ
ン用スイッチレバー8を有したものである。
Description
ルバーに固定されて各種電装品を操作するための複数の
スイッチが形成されたスイッチケースに配設され、車両
に搭載された自動変速機をシフトアップ又はシフトダウ
ンさせる自動変速機のシフトスイッチに関する。
れるオートモード及び運転者のシフト操作に応じてシフ
トアップ又はシフトダウンが行われるマニュアルモード
が選択可能とされた自動変速機を二輪車に搭載すること
が提案されており、かかる自動変速機を操作するため、
左側ハンドルバーに取り付けられたスイッチケースにシ
フトアップ用の押しボタンとシフトダウン用の押しボタ
ンとがそれぞれ配設されたものが提案されている。
運転者側に向けて各種電装品を操作するための複数のス
イッチが形成された操作面を有するのであるが、この操
作面にシフトアップ用又はシフトダウン用の押しボタン
を配設して自動変速機を操作し得るものが従来より考え
られている。また、シフトアップ又はシフトダウン用の
スイッチを、スイッチケースにおける上部及び車両に対
して前側の面に配設し、操作性を向上させた他の従来例
も提案されている。
スイッチがスイッチケースの操作面に配設されたもの、
及びスイッチケースの上部及び前側の面に配設された従
来技術においては、運転者がマニュアルモード時にシフ
ト操作する際、左側ハンドルバーの把持グリップを把持
しつつ、その親指を上側にもっていってシフトスイッチ
を操作しなければならないため、安全性が損なわれる虞
があった。
下方から当てがった親指と、上方から当てがった他の指
及び掌とで当該把持グリップを挟持して把持するので、
シフトスイッチを操作すべく下方から当てがった親指を
一旦把持グリップから離し、上側にもっていって操作す
る場合、当該把持グリップから手を離す方向に親指を移
動させることとなり、左手の把持グリップに対する把持
力が低下して危険を伴う可能性があるのである。
はシフトダウン操作は、他のスイッチケースにおける操
作に比べて頻度が高く、数回連続して操作しなければな
らない場合もあるので、上記の如き把持力の低下は走行
時の安全性を損なう大きな原因となり得るものであっ
た。
たもので、自動変速機をシフトアップ又はシフトダウン
させる際に、運転者の左手の把持力低下を回避し、走行
中の安全性を向上させることができる自動変速機のシフ
トスイッチを提供することにある。
車両の左側ハンドルバーに固定されて各種電装品を操作
するための複数のスイッチが形成されたスイッチケース
に配設され、車両に搭載された自動変速機をシフトアッ
プ又はシフトダウンさせる自動変速機のシフトスイッチ
において、前記スイッチケースの下部から下方に突設さ
れ、車両の進行方向側へ揺動させることにより前記自動
変速機をシフトアップ又はシフトダウンさせるスイッチ
レバーを有することを特徴とする。
プ又はシフトダウン操作するには、把持グリップを把持
する親指を横に伸ばしてスイッチレバーに至らせ、当該
スイッチレバーを車両の進行方向側へ揺動させることに
より操作することができる。即ち、スイッチレバーを揺
動させる運転者の親指は、把持グリップを握り込む方向
に移動することとなる。
スにおける車両に対して前側の面から突設され、当該車
両に対して後ろ側又は下方へ揺動させることにより前記
自動変速機をシフトアップ又はシフトダウンさせるスイ
ッチレバーを有することを特徴とする。
プ又はシフトダウン操作するには、把持グリップを把持
する人差し指を前方に伸ばしてスイッチレバーに至ら
せ、当該スイッチレバーを車両に対して後ろ側又は下方
に揺動させることにより操作することができる。即ち、
スイッチレバーを揺動させる運転者の人差し指は、把持
グリップを握り込む方向に移動することとなる。
ーの操作後に、当該スイッチレバーが元の位置に自動復
元することを特徴とする。
図面を参照しながら具体的に説明する。本実施形態に係
る自動変速機のシフトスイッチは、二輪車の左側ハンド
ルバーに固定されて各種電装品を操作するための複数の
スイッチが形成されたスイッチケースに配設され、二輪
車に搭載された自動変速機をシフトアップ又はシフトダ
ウンさせるものである。
は、自動変速機を手動で変速操作可能なマニュアルモー
ド時に行われるべきものである。一方、別途にオートモ
ードスイッチを設け、自動変速機を自動で変速操作可能
なオートモードにも設定可能としてもよい。ここで、自
動変速機とは、変速比が連続的に制御できる変速機をい
い、本実施形態においてはベルト駆動で動作する機械式
のものに適用されているが、流体式のものに適用しても
よい。
ー2の先端には把持グリップ3が固定されており、該把
持グリップ3と隣接して樹脂製のスイッチケース1が当
該左側ハンドルバー2に取り付けられている。このスイ
ッチケース1は、半割れ形状の前スイッチケース1a及
び後スイッチケース1bから成り、これら前スイッチケ
ース1aと後スイッチケース1bとで左側ハンドルバー
2を挟持させつつ合致させて当該左側ハンドルバー2に
固定されている。
に、車両の前照灯を前方照射と下方照射とに切り換える
ためのディマースイッチ4と、車両における左右いずれ
かのウィンカを点滅させるためのターンシグナルスイッ
チ5と、ホーンを鳴らすためのホーンスイッチ6とが配
設されている。尚、ディマースイッチ4はシーソー型ス
イッチ、ターンシグナルスイッチ5は摺動型スイッチ、
ホーンスイッチ6はプッシュ型スイッチとされている
が、いずれのものも他の形態のスイッチとしてもよい。
おける運転者と対向する側の面に配設されており、運転
者が目視しつつ各種電装品を操作し易いように構成され
ている。以下、かかる運転者と対向する側(即ち、二輪
車に対して後ろ側)の面を操作面1c、その反対側(即
ち、二輪車に対して前側)の面を前面1d、地面と対向
する側の面を底面1eとよぶこととする。
ように、同図中紙面垂直方向に延びる軸8aに揺動自在
に支持されたシフトダウン用スイッチレバー8がスイッ
チケース1外周面より下方に突設されている。かかるシ
フトダウン用スイッチレバー8は、二輪車が搭載する自
動変速機をマニュアルモードにてシフトダウン操作可能
なもので、運転者が左手の親指を当該シフトダウン用ス
イッチレバー8に当てがって、二輪車の進行方向側へ押
すことにより操作し得るよう構成されている。
スイッチレバー8は、一端に形成された運転者の親指を
当てがい得る操作部8bと、軸8aを挟んだ他端に形成
された動作部8cとを有した樹脂製部材から成り、操作
部8bを同図矢印方向への揺動操作すると、図5に示す
ように、動作部8cがマイクロスイッチMS2と当接し
得るよう構成されている。かかるマイクロスイッチMS
2が動作部8cの当接を感知すると、その信号が二輪車
が搭載する電子制御装置に送信され、自動変速機をシフ
トダウンさせるのである。
防水用の樹脂部9が形成されており、該樹脂部9とシフ
トダウン用スイッチレバー8との間にコイルスプリング
から成るリターンスプリングRS2が配設されている。
そして、シフトダウン操作後に運転者が親指を操作部8
bから離すと、当該リターンスプリングRS2の付勢力
によりシフトダウン用スイッチレバー8が元の位置(図
4の位置)に戻るよう構成されている。
グRS2の付勢力に抗してシフトダウン用スイッチレバ
ー8を揺動させることになり、適度な操作感を得ること
ができるとともに、操作後に親指を離せばシフトダウン
用スイッチレバー8が元の位置に戻り自動復元するの
で、連続してシフトダウン操作する際の操作性を向上さ
せることができる。
図2に示すように、同図中紙面垂直方向に延びる軸7a
に揺動自在に支持されたシフトアップ用スイッチレバー
7がスイッチケース1外周面より突設されている。かか
るシフトアップ用スイッチレバー7は、二輪車が搭載す
る自動変速機をマニュアルモードにてシフトアップ操作
可能なもので、運転者が左手の人差し指を当該シフトア
ップ用スイッチレバー7の先端に引っかけて手前側(二
輪車に対する後ろ側)に引くことにより操作し得るよう
構成されている。
スイッチレバー7は、一端に形成された運転者の人差し
指を引っかけ得る操作部7bと、軸7aを挟んだ他端に
形成された動作部7cとを有した樹脂製部材から成り、
操作部7bを同図矢印方向への揺動操作すると、図7に
示すように、動作部7cがマイクロスイッチMS1と当
接し得るよう構成されている。かかるマイクロスイッチ
MS1が動作部7cの当接を感知すると、その信号が二
輪車が搭載する電子制御装置に送信され、自動変速機を
シフトアップさせるのである。
1に、他端がシフトアップ用スイッチレバー7に固定さ
れたトーションバネから成るリターンスプリングRS1
が巻設されており、シフトアップ操作後に運転者が人差
し指を操作部7bから離すと、当該リターンスプリング
RS1の付勢力によりシフトアップ用スイッチレバー7
が元の位置(図6の位置)に戻るよう構成されている。
グRS1の付勢力に抗してシフトアップ用スイッチレバ
ー7を揺動させることになり、適度な操作感を得ること
ができるとともに、操作後に人差し指を離せばシフトア
ップ用スイッチレバー7が元の位置に戻って自動復元す
るので、連続してシフトアップ操作する際の操作性を向
上させることができる。尚、上述したリターンスプリン
グRS1及びRS2に代えて、各々のスイッチレバーの
操作後に当該スイッチレバーを元の位置に自動復元する
他の手段(例えば樹脂の弾力による自動復元など)とし
てもよい。
レバー7及びシフトダウン用スイッチレバー8における
作用について説明する。シフトダウン用スイッチレバー
8は、二輪車のマニュアルモードでの走行時に、自動変
速機をシフトダウンさせて大きな駆動力を得たい場合に
使用される。運転者がシフトダウン操作するには、図8
に示すように、把持グリップ3を把持する親指を横に伸
ばしてシフトダウン用スイッチレバー8の操作部8bに
至らせ、二輪車の進行方向側へ揺動させることにより行
うことができる。
ず、同図矢印方向、即ち、把持グリップ3を握り込む方
向に移動することとなるので、当該把持グリップ3に対
する把持力低下を回避することができ、従って、二輪車
の走行中の安全性を向上させることができる。また、操
作部8bを押圧する親指の力を僅かに抜けば、シフトダ
ウン用スイッチレバー8はリターンスプリングRS2に
より元の位置に戻るので、数回連続してシフトダウン操
作することができる。
車のマニュアルモードでの走行時に、自動変速機をシフ
トアップさせて高速走行としたい場合に使用される。運
転者がシフトアップ操作するには、図9に示すように、
把持グリップ3を把持する人差し指を前方に伸ばしてシ
フトアップ用スイッチレバー7の操作部7bに引っか
け、手前側(二輪車の後ろ側)へ揺動させることにより
行うことができる。
向、即ち、把持グリップ3を握り込む方向に移動するこ
ととなるので、シフトアップ時の操作に加え、当該把持
グリップ3に対する把持力低下を更に回避することがで
き、従って、二輪車の走行中の安全性を更に向上させる
ことができる。また、操作部7bを引く人差し指の力を
僅かに抜けば、シフトアップ用スイッチレバー7はリタ
ーンスプリングRS1により元の位置に戻るので、数回
連続してシフトアップ操作することができる。
ー8をスイッチケース1の底面に形成するとともにシフ
トアップ用スイッチレバー7をスイッチケース1の前面
1dに形成しているので、従来より配設されているディ
マースイッチ4など二輪車が搭載する各種電装品を操作
するスイッチを別の位置に移動させる必要がなく、運転
者が使い慣れたスイッチレイアウトを維持することがで
きる。
発明はこれに限定されるものではなく、例えばマイクロ
スイッチ(MS1、MS2)に代えて各種汎用スイッチ
とし、リターンスプリング(RS1、RS2)を他の形
態のものとすることができる。また、本実施形態に係る
シフトアップ用スイッチレバー7は、スイッチケース1
の前面から突設され手前側(二輪車の後ろ側)に揺動さ
せる構成とされているが、下方に揺動させる構成として
もよい。この場合であっても、運転者の人差し指が把持
グリップを握り込む方向に移動するので、走行時におけ
る安全性を維持することができる。
イッチレバー8は、スイッチケース1の底面1eから下
方に突設されているが、これに代えて、スイッチケース
1における把持グリップ側の側面下部から下方に突設さ
せ、二輪車の進行方向側へ揺動させるようにしてもよ
い。この場合であっても、運転者の親指が把持グリップ
を握り込む方向に移動するので、走行時における安全性
を維持することができる。
ダウン用スイッチレバー8をスイッチケース1の下部か
ら下方に突設させ、シフトアップ用スイッチレバー7を
スイッチケース1の前面1dから前方へ突設させている
が、これに代えて、シフトアップ用スイッチレバー7を
スイッチケース1の下部から下方に突設させ、シフトダ
ウン用スイッチレバー8をスイッチケース1の前面1d
から前方へ突設させたものとしてもよい。即ち、両レバ
ーの構成はそのままで、シフトダウンとシフトアップ操
作を逆にしてもよいのである。
変速機をシフトアップ又はシフトダウン操作するものに
適用されているが、他の車両(ATVや雪上車等)にお
ける自動変速機のシフトアップ又はシフトダウン操作す
るものに適用してもよい。
ーを揺動させる運転者の親指は、把持グリップを握り込
む方向に移動することとなるので、自動変速機をシフト
アップ又はシフトダウンさせる際に、運転者の左手の把
持力低下を回避し、走行中の安全性を向上させることが
できる。
を揺動させる運転者の人差し指は、把持グリップを握り
込む方向に移動することとなり、親指の把持する方向へ
の移動に加えて、更に確実に運転者の左手の把持力低下
を回避し、走行中の安全性を向上させることができる。
ングにより、操作後のスイッチレバーが元の位置に戻る
ので、連続してシフトアップ又はシフトダウン操作する
際の操作性を向上させることができる。
イッチが適用されるスイッチケースを示す正面図
イッチにおけるシフトダウン用スイッチレバーの揺動前
の状態を示す模式図
イッチにおけるシフトダウン用スイッチレバーの揺動後
の状態を示す模式図
イッチにおけるシフトアップ用スイッチレバーの揺動前
の状態を示す模式図
イッチにおけるシフトアップ用スイッチレバーの揺動後
の状態を示す模式図
イッチにおけるシフトダウン用スイッチレバーの作用を
説明するための模式図
イッチにおけるシフトアップ用スイッチレバーの作用を
説明するための模式図
Claims (3)
- 【請求項1】車両の左側ハンドルバーに固定されて各種
電装品を操作するための複数のスイッチが形成されたス
イッチケースに配設され、車両に搭載された自動変速機
をシフトアップ又はシフトダウンさせる自動変速機のシ
フトスイッチにおいて、 前記スイッチケースの下部から下方に突設され、車両の
進行方向側へ揺動させることにより前記自動変速機をシ
フトアップ又はシフトダウンさせるスイッチレバーを有
することを特徴とする自動変速機のシフトスイッチ。 - 【請求項2】前記スイッチケースにおける車両に対して
前側の面から突設され、当該車両に対して後ろ側又は下
方へ揺動させることにより前記自動変速機をシフトアッ
プ又はシフトダウンさせるスイッチレバーを有すること
を特徴とする請求項1記載の自動変速機のシフトスイッ
チ。 - 【請求項3】前記スイッチレバーの操作後に、当該スイ
ッチレバーが元の位置に自動復元することを特徴とする
請求項1又は請求項2記載の自動変速機のシフトスイッ
チ。
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-
2002
- 2002-01-11 JP JP2002004477A patent/JP4166474B2/ja not_active Expired - Fee Related
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