JP2003205444A - 柱状ワークの面取り加工装置 - Google Patents

柱状ワークの面取り加工装置

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JP2003205444A
JP2003205444A JP2002003648A JP2002003648A JP2003205444A JP 2003205444 A JP2003205444 A JP 2003205444A JP 2002003648 A JP2002003648 A JP 2002003648A JP 2002003648 A JP2002003648 A JP 2002003648A JP 2003205444 A JP2003205444 A JP 2003205444A
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Norio Tokunaga
範夫 徳永
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Seiko Instruments Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バレル加工やブラシ加工によることなく、フ
ェルール等のような柱状ワークの面取り加工部の外周縁
をエッジのない円弧の面取り加工形状とすることができ
る柱状ワークの面取り加工装置とその面取り加工方法を
提供する。 【解決手段】 柱状の砥石5をその中心軸線回りに回転
させる砥石軸と、砥石5による面取り加工の対象となる
柱状ワークWを把持しその中心軸線回りに回転させる主
軸とを有する面取り加工装置において、上記砥石5の先
端部外周は凹の円弧の形状となるように予めドレス整形
され、このドレス整形された砥石5の先端部外周で上記
柱状ワークWの端面縁部W1の面取り加工が行われるも
のとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバケーブ
ルの接続用コネクタ(以下「光コネクタ」という)を構
成するフェルール、その他各種柱状ワークの端面縁部を
面取り加工する面取り加工装置とその面取り加工方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば、図8に示したように、
柱状ワークWとしてフェルールの端面縁部W1を砥石5
で面取り加工する場合は、その面取り角度に合わせて砥
石5の先端外周をテーパ形状に整形するとともに、この
ような砥石5の先端部外周テーパ部5−4でフェルール
の端面縁部W1を切り込み面取り加工している。
【0003】上記のような面取り加工ではフェルールの
端面縁部W1側に砥石5のテーパ形状が転写されるの
で、フェルールの面取り加工部W2は、砥石5の先端部
外周テーパ部5−4と略同じ傾きをもつ直線に近い形状
になり、また、フェルールの外周面W3とその面取り加
工部W2が交わる部分、すなわち面取り加工部W2の外
周縁W4はシャープなエッジの形状となる。この状態の
ままフェルールを相手部品であるスリーブやフランジに
挿入すると、エッジの引っ掛けによる切りくずが発生
し、光コネクタの機能を阻害するおそれがある。
【0004】このため、従来は、上記のような砥石5に
よる面取り加工後のフェルールに対してバレル加工ある
いはブラシ加工等を行うことで、フェルールの面取り加
工部外周縁W4をエッジのない円弧形状に修正加工する
ものとしている。
【0005】しかしながら、上記のようなバレル加工ま
たはブラシ加工によると、フェルールの面取り加工部外
周縁W4を設計・仕様どおりの任意の円弧形状に仕上げ
ることができず、その仕上げ形状も予想し難く、円弧形
状の管理ができない。
【0006】また、バレル加工やブラシ加工の場合は、
遊離砥粒を使用するため加工後に複雑な洗浄が必要とな
るとともに、主に手作業であるため人手が非常にかかる
こと等から、この種のバレル加工やブラシ加工が面取り
加工の工程中に含まれていると、面取り加工全体の加工
費や加工工数が増え、また面取り加工全体の自動化が困
難である。
【0007】さらに、上記バレル加工やブラシ加工によ
ると、面取り加工後のフェルールにおいて修正が必要な
部位、すなわちエッジ形状となっている面取り加工部外
周縁W4のみならず、それ以外の部位も遊離砥粒でラン
ダム的に加工されてしまうことから、フェルール全体の
寸法精度が低下するという問題点もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決するためになされたもので、その目的とするところ
は、バレル加工やブラシ加工によることなく、フェルー
ル等のような柱状ワークの面取り加工部の外周縁をエッ
ジのない円弧の面取り加工形状とすることができる柱状
ワークの面取り加工装置とその面取り加工方法を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る面取り加工装置は、柱状の砥石をその
中心軸線回りに回転させる砥石軸と、上記砥石による面
取り加工の対象となる柱状ワークを把持しその中心軸線
回りに回転させる主軸とを有し、上記砥石の先端部外周
を、凹の円弧の形状となるように予めドレス整形し、こ
のドレス整形された砥石の先端部外周で上記柱状ワーク
の端面縁部を面取り加工することを特徴とするものであ
る。
【0010】本発明に係る面取り加工装置は、柱状の砥
石をその中心軸線回りに回転させる砥石軸と、上記砥石
による面取り加工の対象となる柱状ワークを把持しその
中心軸線回りに回転させる主軸と、上記砥石の先端部外
周を、凹の円弧の形状となるように予めドレス整形する
ドレス手段とを有することを特徴とするものである。
【0011】本発明に係る面取り加工方法は、柱状の砥
石の先端部外周を、凹の円弧の形状となるように予めド
レス整形し、このドレス整形された砥石の先端部外周で
柱状ワークの端面縁部を面取り加工することを特徴とす
るものである。
【0012】また、本発明に係る面取り加工装置は、柱
状の砥石をその中心軸線回りに回転させる砥石軸と、上
記砥石による面取り加工の対象となる柱状ワークを把持
しその中心軸線回りに回転させる主軸とを有し、上記砥
石の先端部外周を、曲率の異なる複数の凹の円弧を繋い
だ形状となるように予めドレス整形し、このドレス整形
された砥石の先端部外周で上記柱状ワークの端面縁部を
面取り加工することを特徴とするものである。
【0013】本発明に係る面取り加工装置は、柱状の砥
石をその中心軸線回りに回転させる砥石軸と、上記砥石
による面取り加工の対象となる柱状ワークを把持しその
中心軸線回りに回転させる主軸と、上記砥石の先端部外
周を、曲率の異なる複数の凹の円弧を繋いだ形状となる
ように予めドレス整形するドレス手段とを有することを
特徴とするものである。
【0014】本発明に係る面取り加工方法は、柱状の砥
石の先端部外周を、曲率の異なる複数の凹の円弧を繋い
だ形状となるように予めドレス整形し、このドレス整形
された砥石の先端部外周で柱状ワークの端面縁部を面取
り加工することを特徴とするものである。
【0015】さらに、本発明に係る面取り加工装置は、
柱状の砥石をその中心軸線回りに回転させる砥石軸と、
上記砥石による面取り加工の対象となる柱状ワークを把
持しその中心軸線回りに回転させる主軸とを有し、上記
砥石の先端部外周を、凹の円弧と直線を繋いだ形状とな
るように予めドレス整形し、このドレス整形された砥石
の先端部外周で上記柱状ワークの端面縁部を面取り加工
することを特徴とするものである。
【0016】本発明に係る面取り加工装置は、柱状の砥
石をその中心軸線回りに回転させる砥石軸と、上記砥石
による面取り加工の対象となる柱状ワークを把持しその
中心軸線回りに回転させる主軸と、上記砥石の先端部外
周を、凹の円弧と直線を繋いだ形状となるように予めド
レス整形するドレス手段とを有することを特徴とするも
のである。
【0017】本発明に係る面取り加工方法は、柱状の砥
石の先端部外周を、凹の円弧と直線を繋いだ形状となる
ように予めドレス整形し、このドレス整形された砥石の
先端部外周で柱状ワークの端面縁部を面取り加工するこ
とを特徴とするものである。
【0018】本発明において、上記柱状ワークはフェル
ールを含む。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る柱状ワークの
面取り加工装置とその面取り加工方法の実施形態につい
て図1ないし図7を基に詳細に説明する。
【0020】図1に示した柱状ワークの面取り加工装置
は砥石軸1、主軸2およびドレッサ3から構成されてい
る。
【0021】砥石軸1は、NC制御によるZ軸方向への
移動が可能な砥石台テーブル4上に設置され、かつ、砥
石軸1先端において、柱状の砥石5をその中心軸線回り
に回転させる構造となっている。したがって、この砥石
軸1先端部の砥石5は、砥石台テーブル4のNC制御移
動によりZ軸方向に沿って移動できる。
【0022】主軸2は、数値制御によるX軸方向への移
動が可能な主軸台テーブル6上に設置され、かつ、主軸
2先端において、上記砥石5による面取り加工の対象と
なる柱状ワークWをチャック部7で把持しつつその中心
軸線回りに回転させるように構成されている。したがっ
て、この主軸2先端のチャック部7にセットされた柱状
ワークWは、主軸台テーブル6のNC制御移動によりX
軸方向に沿って移動できる。
【0023】なお、砥石軸1は砥石台テーブル4の移動
軸(Z軸)と平行に配置され、主軸2は主軸台テーブル
6の移動軸(X軸)と平行に配置されており、また、砥
石軸1先端の砥石5と主軸2先端のチャック部7にセッ
トされた柱状ワークWとは互いに対向できる位置関係に
ある。
【0024】ドレッサ3は、主軸台テーブル6側に設け
られるとともに、この主軸台テーブル6と一体に移動で
きるように構成されている。したがって、このドレッサ
3も、主軸2先端のチャック部7にセットされた柱状ワ
ークWと同じく、主軸台テーブル6のNC制御移動によ
りX軸方向に沿って移動できる。
【0025】上記砥石5の先端部外周は、図2(a)に
示したように、砥石先端面5aに向かって傾斜し、かつ
凹の円弧(図1中、半径Rの円弧)の形状(以下「凹円
弧形状」という。)となるように予めドレッサ3でドレ
ス整形されている。したがって、本実施形態の場合、上
記ドレッサ3は、砥石5の先端部外周を凹円弧形状にド
レス整形するためのドレス手段として機能する。
【0026】ところで、上記のように砥石5の先端部外
周を凹円弧形状とするためのドレス整形は、Z軸方向へ
の砥石台テーブル4のNC制御移動とX軸方向への主軸
台テーブル6のNC制御移動とを組み合わせることによ
り行うことができる。この場合の砥石台テーブル4のZ
軸座標と主軸台テーブル6のX軸座標は図2(c)に示
した通りである。
【0027】この図2(c)のZ軸座標に基づいて砥石
台テーブル4が移動し、かつ、同図(c)のX軸座標に
基づいて主軸台テーブル6が移動すると、同図(b)に
示したドレッサ移動軌跡Sの通りにドレッサ3が移動
し、この移動するドレッサ3で砥石5の先端部外周が切
り込まれて凹円弧形状になる。そして、このような凹円
弧形状部5−1が柱状ワークWの端面縁部W1を面取り
加工する際の砥石加工面となる。
【0028】次に、上記の如く構成された本実施形態の
面取り加工装置の動作について図3を基に説明する。
【0029】本面取り加工装置では、図3(a)に示し
たように、上記の如く予めドレス整形された砥石5によ
り柱状ワークWの面取り加工が行われる。具体的には、
砥石5の先端部外周、すなわち凹円弧形状部5−1で柱
状ワークWの端面縁部W1を切り込んで面取り加工す
る。
【0030】この際、砥石5と柱状ワークWは双方とも
その各中心軸線回りに回転する。また、上記のような面
取り加工における砥石5の切り込み動作は、砥石台テー
ブル4と主軸台テーブル6のいずれか一方あるいは双方
の移動により行うことができる。
【0031】上記のような面取り加工においては、砥石
5の凹円弧形状部5−1の円弧形状が柱状ワークWの端
面縁部W1に転写されるので、柱状ワークWの端面縁部
W1は、図3(b)に示したようにエッジのない凸円弧
の面取り加工形状となる。したがって、エッジをなくす
ためのバレル加工やブラシ加工を面取り加工後に行う必
要はなく、この種バレル加工を省略することができる。
【0032】また、上記のような面取り加工では、予め
凹の円弧の形状にドレス整形された砥石5を用いるの
で、柱状ワークWの面取り加工部W2の外周縁W4を設
計・仕様どおりの任意の円弧形状に仕上げることがで
き、その仕上げ形状も予想しやすく、円弧形状の管理が
容易となる。
【0033】さらに、上記のような面取り加工による
と、予めドレス整形された砥石5のみを用いるだけで、
柱状ワークWの面取り加工部外周縁W4をエッジのない
円弧の面取り加工形状とすることができ、このような面
取り加工形状とするにあたり、従来のように遊離砥粒を
使用しないので、複雑な洗浄を必要とせず、人手もかか
らず、面取り加工全体の加工費や加工工数の削減、なら
びに面取り加工全体の自動化を図るのに好適である。
【0034】また、上記面取り加工にあっては、柱状ワ
ークWの端面縁部W1だけを対象とする面取り加工であ
るから、面取り加工の際に柱状ワークWの他の部位が無
意味に加工されることはなく、柱状ワークの寸法精度を
維持できる。
【0035】上記砥石5の先端部外周については、たと
えば、図4に示したように、その砥石先端面5aに向か
って傾斜し、かつ曲率の異なる2つの凹の円弧(図4
中、半径がR1とR2の円弧)を繋いだ形状(以下「円
弧結合形状」という。)となるように予めドレス整形し
てもよい。
【0036】図5(a)に示したように、上記の如く円
弧結合形状にドレス整形された砥石5の先端部外周で柱
状ワークWの端面縁部W1を面取り加工する際に、その
砥石5の円弧結合形状部5−2における2つの円弧の繋
ぎ部RRに柱状ワークWの端面縁部W1を当接させて面
取り加工すると、その柱状ワークWの端面縁部W1は、
図5(b)に示したように、上記のような2つの円弧が
転写され、エッジのない凸円弧の面取り加工形状とな
る。
【0037】したがって、上記のような円弧結合形状に
ドレス整形された砥石5の先端部外周で柱状ワークWの
端面縁部W1を面取り加工した場合も、上記実施形態と
同様な効果が得られる。なお、この円弧結合形状のドレ
ス整形も、Z軸方向への砥石台テーブル4のNC制御移
動とX軸方向への主軸台テーブル6のNC制御移動とを
組み合わせることにより行うことができ、この場合の砥
石台テーブル4のZ軸座標と主軸台テーブル6のX軸座
標は、図4(c)に示した通りである。
【0038】この図4(c)のZ軸座標に基づいて砥石
台テーブル4が移動し、かつ、同図(c)のX軸座標に
基づいて主軸台テーブル6が移動すると、同図(b)に
示したドレッサ移動軌跡Sの通りにドレッサ3が移動
し、この移動するドレッサ3により砥石5の先端部外周
が切り込まれて円弧結合形状になる。
【0039】さらに、上記砥石5の先端部外周について
は、図6に示したように、その砥石先端面5aに向かっ
て傾斜し、かつ凹の円弧(図6中、半径がRの円弧)と
直線Lを繋いだ形状(以下「円弧直線結合形状」とい
う。)となるように予めドレス整形してもよい。この場
合、柱状ワークWの面取り加工部W2とその外周面W3
とが交わる部分、すなわち柱状ワークWの面取り加工部
W2の外周縁2−1側を円弧形状とするために(図7
(b)参照)、上記のような円弧直線結合形状において
円弧形状部(半径がRの円弧の部分)が砥石5の先端面
5a側に配置形成されるものとする。
【0040】図7(a)に示したように、上記の如く円
弧直線結合形状にドレス整形された砥石5の先端部外周
で柱状ワークWの端面縁部W1を面取り加工する際に、
その砥石5の円弧直線形状部5−3における円弧と直線
の繋ぎ部RLに柱状ワークWの端面縁部W1を当接させ
て面取り加工すると、柱状ワークWの端面縁部W1は、
図7(b)に示したように、上記のような直線と円弧が
転写され、特に柱状ワークWの面取り加工部外周縁W4
側がエッジのない凸円弧の面取り加工形状となる。
【0041】したがって、上記のような直線円弧形状に
ドレス整形された砥石5の先端部外周で柱状ワークWの
端面縁部W1を面取り加工した場合も、上記実施形態と
同様な効果が得られる。なお、この直線円弧形状のドレ
ス整形も、Z軸方向への砥石台テーブル4のNC制御移
動とX軸方向への主軸台テーブル6のNC制御移動とを
組み合わせることにより行うことができ、この場合の砥
石台テーブル4のZ軸座標と主軸台テーブル6のX軸座
標は図6(b)に示した通りである。
【0042】この図4(c)のZ軸座標に基づいて砥石
台テーブル4が移動し、かつ、同図(c)のX軸座標に
基づいて主軸台テーブル6が移動すると、同図(b)に
示したドレッサ移動軌跡Sの通りにドレッサ3が移動
し、この移動するドレッサ3により砥石5の先端部外周
が切り込まれて円弧直線結合形状になる。
【0043】
【発明の効果】本発明に係る面取り加工装置とその面取
り加工方法にあっては、砥石の先端部外周を、凹の円弧
の形状等となるように予めドレス整形し、このドレス整
形された砥石の先端部外周で柱状ワークの端面縁部を面
取り加工するという構成を採用したものである。このた
め、上記のような円弧の形状が柱状ワークの端面縁部に
転写されるから、バレル加工やブラシ加工を行うことな
く、柱状ワークの外周面とその面取り加工面が交わる部
分、すなわち面取り加工部の外周縁をエッジのない円弧
の面取り加工形状とすることができる。
【0044】特に、本発明に係る面取り加工装置とその
面取り加工方法によると、予め凹の円弧の形状等にドレ
ス整形された砥石を用いるので、柱状ワークの面取り加
工部の外周縁を設計・仕様どおりの任意の円弧形状に仕
上げることができ、その仕上げ形状も予想しやすく、円
弧形状の管理が容易となる。
【0045】また、本発明に係る面取り加工装置とその
面取り加工方法は、予めドレス整形された砥石のみを用
いるだけで、柱状ワークの面取り加工部の外周縁をエッ
ジのない円弧の面取り加工形状とすることができ、この
ような面取り加工形状とするにあたり、従来のように遊
離砥粒を使用しないので、複雑な洗浄を必要とせず、人
手もかからず、面取り加工全体の加工費や加工工数の削
減、ならびに面取り加工全体の自動化を図るのに好適で
ある。
【0046】さらに、本発明に係る面取り加工装置とそ
の面取り加工方法にあっては、柱状ワークWの端面縁部
W1だけを対象とする面取り加工であるから、面取り加
工の際に柱状ワークWの他の部位が無意味に加工される
ことはなく、柱状ワークの寸法精度を維持することもで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示した平面図。
【図2】図2(a)は図1に示した面取り加工装置の砥
石をドレス整形するときの動作説明図、同図(b)はそ
のドレス整形時における当該ドレッサの移動軌跡の説明
図、同図(c)はそのドレス整形を行うときに移動する
砥石台テーブルおよび主軸台テーブルの座標等の説明図
である。
【図3】図3(a)は図1および図2に示した砥石で柱
状ワークの面取り加工を行うときの砥石と柱状ワークの
位置関係の説明図、同図(b)はその砥石で面取り加工
を行ったときの柱状ワークの面取り加工形状の説明図で
ある。
【図4】図4(a)は本発明において、他の実施形態の
砥石をドレス整形するときの動作説明図、同図(b)は
そのドレス整形時における当該ドレッサの移動軌跡の説
明図、同図(c)はそのドレス整形を行うときに移動す
る砥石台テーブルおよび主軸台テーブルの座標等の説明
図である。
【図5】図5(a)は図4に示した砥石で柱状ワークの
面取り加工を行うときの砥石と柱状ワークの位置関係の
説明図、同図(b)はその砥石で面取り加工を行ったと
きの柱状ワークの面取り加工形状の説明図である。
【図6】図6(a)は本発明において、他の実施形態の
砥石をドレス整形するときの動作説明図、同図(b)は
そのドレス整形時における当該ドレッサの移動軌跡の説
明図、同図(c)はそのドレス整形を行うときに移動す
る砥石台テーブルおよび主軸台テーブルの座標等の説明
図である。
【図7】図7(a)は図6に示した砥石で柱状ワークの
面取り加工を行うときの砥石と柱状ワークの位置関係の
説明図、同図(b)はその砥石で面取り加工を行ったと
きの柱状ワークの面取り加工形状の説明図である。
【図8】図8(a)は従来の砥石で柱状ワークの面取り
加工を行うときの砥石と柱状ワークの位置関係の説明
図、同図(b)は、その面取り加工を行ったときの柱状
ワークの面取り加工形状の説明図である。
【符号の説明】
1 砥石軸 2 主軸 3 ドレッサ 4 砥石台テーブル 5 砥石 5a 砥石先端面 5−1 砥石の凹円弧形状部 5−2 砥石の円弧結合形状部 5−3 砥石の円弧直線形状部 5−4 砥石の先端外周テーパ部 6 主軸台テーブル 7 チャック部 W 柱状ワーク W1 柱状ワークの先端面 W2 柱状ワークの面取り加工部 W3 柱状ワークの外周面 W4 面取り加工部の外周縁 RR 2つの円弧の繋ぎ部 RL 円弧と直線の繋ぎ部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱状の砥石をその中心軸線回りに回転さ
    せる砥石軸と、 上記砥石による面取り加工の対象となる柱状ワークを把
    持しその中心軸線回りに回転させる主軸とを有し、 上記砥石の先端部外周を、凹の円弧の形状となるように
    予めドレス整形し、このドレス整形された砥石の先端部
    外周で上記柱状ワークの端面縁部を面取り加工すること
    を特徴とする柱状ワークの面取り加工装置。
  2. 【請求項2】 柱状の砥石をその中心軸線回りに回転さ
    せる砥石軸と、 上記砥石による面取り加工の対象となる柱状ワークを把
    持しその中心軸線回りに回転させる主軸と、 上記砥石の先端部外周を、凹の円弧の形状となるように
    予めドレス整形するドレス手段とを有することを特徴と
    する柱状ワークの面取り加工装置。
  3. 【請求項3】 柱状の砥石の先端部外周を、凹の円弧の
    形状となるように予めドレス整形し、このドレス整形さ
    れた砥石の先端部外周で柱状ワークの端面縁部を面取り
    加工することを特徴とする柱状ワークの面取り加工方
    法。
  4. 【請求項4】 柱状の砥石をその中心軸線回りに回転さ
    せる砥石軸と、 上記砥石による面取り加工の対象となる柱状ワークを把
    持しその中心軸線回りに回転させる主軸とを有し、 上記砥石の先端部外周を、曲率の異なる複数の凹の円弧
    を繋いだ形状となるように予めドレス整形し、このドレ
    ス整形された砥石の先端部外周で上記柱状ワークの端面
    縁部を面取り加工することを特徴とする柱状ワークの面
    取り加工装置。
  5. 【請求項5】 柱状の砥石をその中心軸線回りに回転さ
    せる砥石軸と、 上記砥石による面取り加工の対象となる柱状ワークを把
    持しその中心軸線回りに回転させる主軸と、 上記砥石の先端部外周を、曲率の異なる複数の凹の円弧
    を繋いだ形状となるように予めドレス整形するドレス手
    段とを有することを特徴とする柱状ワークの面取り加工
    装置。
  6. 【請求項6】 柱状の砥石の先端部外周を、曲率の異な
    る複数の凹の円弧を繋いだ形状となるように予めドレス
    整形し、このドレス整形された砥石の先端部外周で柱状
    ワークの端面縁部を面取り加工することを特徴とする柱
    状ワークの面取り加工方法。
  7. 【請求項7】 柱状の砥石をその中心軸線回りに回転さ
    せる砥石軸と、 上記砥石による面取り加工の対象となる柱状ワークを把
    持しその中心軸線回りに回転させる主軸とを有し、 上記砥石の先端部外周を、凹の円弧と直線を繋いだ形状
    となるように予めドレス整形し、このドレス整形された
    砥石の先端部外周で上記柱状ワークの端面縁部を面取り
    加工することを特徴とする柱状ワークの面取り加工装
    置。
  8. 【請求項8】 柱状の砥石をその中心軸線回りに回転さ
    せる砥石軸と、 上記砥石による面取り加工の対象となる柱状ワークを把
    持しその中心軸線回りに回転させる主軸と、 上記砥石の先端部外周を、凹の円弧と直線を繋いだ形状
    となるように予めドレス整形するドレス手段とを有する
    ことを特徴とする柱状ワークの面取り加工装置。
  9. 【請求項9】 柱状の砥石の先端部外周を、凹の円弧と
    直線を繋いだ形状となるように予めドレス整形し、この
    ドレス整形された砥石の先端部外周で柱状ワークの端面
    縁部を面取り加工することを特徴とする柱状ワークの面
    取り加工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113695845A (zh) * 2021-08-10 2021-11-26 洛阳轴承研究所有限公司 一种掘进机主驱动轴承浮动套圈加工方法

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