JPH02198757A

JPH02198757A - レンズ加工方法

Info

Publication number: JPH02198757A
Application number: JP1334589A
Authority: JP
Inventors: Shunichi Hayashi; 俊一林; Masaki Watanabe; 正樹渡辺; Kazuo Ushiyama; 一雄牛山
Original assignee: Olympus Optical Co Ltd
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1989-01-23
Filing date: 1989-01-23
Publication date: 1990-08-07
Anticipated expiration: 2014-09-06
Also published as: JP2945021B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、レンズ研削方法、詳しくはレンズ球面に加工
すべきレンズの球面研削１周側面および面取り加工を行
うレンズ研削方法に関する。

〔従来の技術〕

第１２図は従来のレンズ研削装置を示したもので、レン
ズ５２はレンズホルダ５３に保持され、レンズホルダ５
３はその中心軸を中心に回転自在とされており、球面研
削用砥石５７がレンズホルダ５３に相対して球面研削用
スピンドル５６に固着されている。周側面研削スピンド
ル５８は、球面研削用スピンドル５６に対して垂直方向
に回転軸を有しており、その先端に周側面研削用砥石５
９が固着されている。

上記装置においては、レンズ５２．をレンズホルダ５３
に固定し、次いで回転する球面研削用砥石５７がレンズ
５２に当接して該レンズを研削して所望の曲率を得ると
同時に、周側面研削用スピンドル５８を回転させ、上記
レンズ５２の周側面を周側面研削用砥石５９により研削
する。かかる技術は特開昭５９−１９２４４９号公報に
開示されている。

また、第１３図は従来のレンズ研削装置の第２例を示し
たものである。同図において、レンズホルダ６２のレン
ズ保持部の反対側に、上記レンズ６２をその回転軸６２
ａに平行に移動させる制御モータ６５が設けられ、砥石
６３にはこの砥石６３をその回転軸６３ａに対して垂直
方向に移動させる制御モータ６６が設けられている。ま
た、砥石６３と制御モータ６６は、扇形状のベース６７
上に載置され、このベース６７は回転中心６７ａを中心
として制御モータ６８により回転自在とされている。

上記装置においては、レンズに曲面を形成させる場合は
、レンズ６１を保持しているレンズホルダ６２を回転さ
せながら砥石６３を回転させることにより曲面を形成す
る。そして、制御装置６９により各制御モータ６５，６
６．６８を駆動してレンズホルダ６２の回転軸６２ａと
砥石６３の回転軸６３ａとを平行に位置させる。この状
態で、制御モータ６６を駆動して砥石６３をその回転軸
６３ａに対して直角方向に往復動さ廿ることにより、レ
ンズ６１の外周の面取りを行う。尚、凸面を形成する場
合は、凸面の創成後、制御モータ６５．６６．６８を駆
動して、砥石６３を移動させ、制御モータ６６により砥
石６３を往復動させることにより、レンズの外周に平面
が創成される。かかる技術は特開昭６２−１５２６６４
号公報に開示されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記特開昭５９−１９２４４９号公報に開示されている
レンズ研削装置においては、レンズの外側研削はできる
が、別途面取装置が必要となるため、高価でしかも製造
工程が複雑化してしまうという問題点を有している。

また、上記特開昭６２−１５２６６４号公報に開示され
ているレンズ研削’ＡＭにおいては、レンズの面取加工
はできるが、別途芯数装置が必要となるため、高価でし
かも製造工程が複雑となり、多くの工程数を必要とする
不具合を有している。

本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、レンズ
の球面研削用砥石と周側面研削用砥石を取り付けた研削
用スピンドルの回転軸をワークスピンドルの回転軸に対
して任意の位置へ移動させることおよび連続加工を可能
にする研削用砥石により、加工レンズの球面研削１周側
面研削および面取研削の全ての工程を連続的に行うこと
によって、上記従来のレンズ研削機の不具合を解消する
とともに、工程数の大幅削減を実現させたレンズ研削機
によるレンズ研削方法を提供することを目的とするもの
である。

〔問題点を解決する為の手段および作用〕上記目的達成
のため、本発明に係るレンズ研削方法は、レンズを保持
するレンズホルダを回転自在に設け、上記レンズホルダ
に保持されたレンズ表面に当接して回転駆動される砥石
を設けてなるレンズ研削方法において、ワークスピンド
ル先端に加工レンズを保持したまま、ワークスピンドル
の回転軸に対して、砥石、研削用スピンドル、制御モー
タに順次接続される制御装置により、所望の曲率、径５
面取り加工を研削スピンドルの回転軸の角度、軸方向の
位置、軸と垂直方向の位置を任意に移動させて調整し、
ワークスピンドルと研削スピンドルを回転させることに
より、一体或いは取り換え自在な球面加工１周側面加工
および面取り加工用砥石を加工レンズに当接して、球面
。

周側面および面取り部を順次連続して或いは逆順序に連
続して研削することにより構成したものである。これに
より、研削用スピンドルの位置を適宜移動させられ、球
面研削用砥石９周側面研削用砥石および面取研削用砥石
により砥石の当て方を変えながら、レンズの球面加工、
芯数加工および面取加工を順次或いは逆順に連続的に行
う。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を第１図から第１１図までを参照
しつつ説明する。

（第１実施例）第１図は、本発明の第１実施例を示した縦型タイプの正
面図（横型タイプのものにあっては平面図に相当する）
で、３はレンズホルダ４を吸引チャックし、軸方向に移
動可能なワークスピンドルである。加工レンズ２は、接
着剤５により上記レンズホルダ４に固定されている。先
端部に球面研削用砥石７１周側面研削用砥石８が取り付
けられた研削スピンドル６に対して直角方向に移動させ
る制御モータ９が設けられている。また、上記研削用ス
ピンドル６は、軸方向に移動させる制御モータ１０が設
けられている。上記研削スピンドル６と制御モータ９お
よび１０とはほぼ扇形状のベース１１上に載置され、こ
のベース１１は、レンズ２と球面研削用砥石７の先端と
の当接位置近傍（ワーク軸の延長線上で、レンズ頂部を
中心とするように設定しようとするが実際には少しずれ
ることがある）を回転中心として制御モータ１２により
回転自在とされている。さらに、上記各制御モータ９，
１０．１２は、それぞれ制御装置１３に接続され、この
制御袋Ｗ１３による制御により球面研削用砥石７および
周側面研削用砥石８のレンズ２に対する相対角度、移動
方向、移動位置を自由に設定できるようにしている。尚
、球面研削用砥石７および周側面研削用砥石８とは貼付
は製作しても一体製作しても構わない。

本実施例において、レンズに凸面を形成させる場合は、
第２図に示すように、先ず加工レンズ２をレンズホルダ
４の上面に、加工レンズ２の中心軸とレンズホルダ４の
中心軸をほぼ一致させて接着剤５によって固定する０次
いで、レンズホルダ４をワークスピンドル３に中心軸を
一致させて吸引チャックする。次いで、球面研削用砥石
７が加工レンズ２の加工面に当接して該レンズを研削し
たとき、所望の曲率が得られるように、研削スピンドル
６の上下左右方向位置（横型タイプの場合は前後左右方
向位置）および回転軸の１頃斜角を制御装置１３により
調整する。次いで、ワークスピンドル３および研削スピ
ンドル６を回転作動させ、加工レンズ２の球面を球面研
削用砥石７により研削する。一方、第３図に示すように
、上記周側面研削用砥石８が上記加工レンズ２の加工面
に当接して該レンズを研削したとき、所望の径が得られ
るように、研削スピンドル６を制御装置１３により調整
する０次いで、ワークスピンドル３および研削スピンド
ル８を回転作動させ、上記加工レンズ２の周側面を周側
面研削用砥石８により研削する。また、一方で第４図に
示すように、面取研削部８ａが加工レンズ２の加工面に
当接するように研削スピンドル６を制御装置１３により
調整する。

次いで、ワークスピンドル３および研削スピンドル８を
回転作動させ、加工レンズ２の面取部を面取研削部８ａ
により研削する。

従って、本実施例においては、この一連の研削を一本の
研削スピンドル６で加工しまた、研削用砥石が一つであ
るので工具の価格が低減される。

また、工具交換なしに一度加工レンズ２を保持するだけ
で、曲面加工１周側面加工および面取加工と連続して行
うため、大幅に工程数の低減をさせ得ることができると
いう効果がある。

また、レンズに凹面を形成させる場合は、第５図に示す
ように、球面研削用砥石７を図示のように位置させるこ
とにより球面が創成される。この凹面の創成後、制御モ
ータ９，１０．１２を駆動して第６図に示す位置に研削
スピンドル６を移動させ、制御モータ９により、周側面
研削用砥石８を当接させることにより、加工レンズ２を
所望の径に研削できる。その後、制御モータ１０を駆動
して凸面研削時と同様に、面取研削部８ａを当接させる
ことにより、加工レンズ２に所望の面取りが行われる。

また、研削手順を周側面加工および面取加工を先に行っ
てから、曲面加工を行うことも可能である。この効果と
しては、周側面の縁のかけを防ぐことになる。

また、上記実施例で、曲面加工１周側面加工と行った後
に、２回目の加工手順を面取加工１周側面加工１曲面加
工というように逆順にするという方法を繰り返すことも
可能である。この方法の効果は、研削砥石の移動に無駄
がなく、工程数の低減につながることである。

（第２実施例）第９図は、本発明の第２の実施例を示すレンズ研削機２
１の構成図である。このレンズ研削機２１の構成は、上
記第２図のレンズ研削機１とほぼ同様であるが、唯球面
研削用砥石２７が周側面研削用砥石２８の内側に配設さ
れている。尚、両方の砥石は連結部（不図示）を介して
研削スピンドルより、また相互に着脱自在に取り付けら
れている。また、周側面研削用砥石２８は全体を砥石性
質を持たせても良いが、研削面である外周面および頂面
のみを電着などにより砥石性質を持たせても良い。その
他の同一構成部材については、その説明を省略する。

本実施例においては、第１実施例と同様に球面研削用砥
石２７が第７図のように、加工レンズ２２の加工面に当
接して所望の曲率に研削し、−力筒８図に示すように、
周側面研削用砥石２８が加工レンズ２２の加工面に当接
するように制御装置により調整して、所望の径に研削す
る。また、面取り部２８ａを加工レンズ２２の面取り部
に当接するように制御装置により調整して、所望な面取
り量を削減する。

この実施例の効果は、第１実施例の第４．６図のように
、球面研削砥石７が飛び出さずにレンズホルダ４を短く
できることである。

（第３実施例）第１０図は、本発明の第３実施例を示すもので、レンズ
研削機３１の構成は、上記第２図のレンズ研削機ｌとほ
ぼ同様であるが、唯球面研削用砥石３７と周側面研削用
砥石３８が一体となってスピンドルに取り付けられてい
て、中空円筒杖の形をしている。その他の同一構成部材
についてはその説明を省略する。

本実施例においては、第１実施例と同様に研削用砥石３
７が加工レンズ３２の加工面に当接して所望の曲率に研
削し、一方策１０閲の様に研削用砥石３７の周側面部が
加工レンズ３２の加工面に当接するように制御装置によ
り調整して、所望の径に研削する。また、研削用砥石３
７の先端部を加工レンズ３２の面取部に当接するように
制御装置により調整して、所望の面取り量を研削する。

この実施例の効果は、研削用砥石が単純形状で済むため
、工具製作費を低減させ得ることである。

また、どのような加工レンズ形状にも対応し、汎用性に
冨むことである。

（第４実施例）第１１図は、本発明の第４実施例を示すレンズ研削機４
１の構成図である。このレンズ研削機４１の構成は、上
記第２図のレンズ研削機ｌとほぼ同様であるが、唯球面
研削用砥石４７と周側面研削用砥石４８が吸着等のＡＴ
Ｃ（オートツールチェンジャー）手段によって交換可能
でスピンドルに自在に取り付けられるようになっている
。その他の同一構成部材ついてはその説明を省略する。

本実施例においては、第１実施例と同様に研削を行うが
、唯球面研削用砥石４７と周側面研削用砥石４８との２
種類の砥石を有し、砥石格納部４９へ研削スピンドル４
６が制御装置により移動し、球面研削時には球面研削用
砥石４７を装着し、研削終了後球面研削用砥石４７を装
脱し、周側面研削用砥石４８を装着して周側面研削を行
う。

この実施例の効果は砥石交換が自在であるため、砥石が
多種になっても砥石格納部を増設することで対応できる
ことである。また、複雑な形状でも加工可能となり汎用
性に冨むことにある。

〔発明の効果〕

本発明によれば、加工レンズをワーク軸に装着したまま
、レンズの球面研削と周側面研削および面取加工を連続
して行えるので、レンズ研削機が一台で研削スピンドル
が一本であり、装置が高価でなく、しかも製造工程が単
純化でき、工程数を大幅削減できるという効果を奏する
。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第６図は本発明の第１実施例を示したもので
、第１図は装置の平面図、第２図は凸面創成時の説明図
、第３図は外周平面創成時の説明図、第４図は面取研削
時の説明図、第５図および第６図は凹面創成時の説明図
、第７図乃至第９図は本発明の第２実施例を示したもの
で、それぞれ曲面研削１周側面研削および面取研削の説
明口笛１０図は本発明の第３実施例を示すレンズ研削機
の説明図、第１１図は本発明の第４実施例を示すレンズ
研削機の説明図、第１２および第１３図は従来のレンズ
研削機の説明図である。レンズ研削機・加工レンズ・ワークスピンドル・レンズホルダ・接着剤・研削スピンドル・球面研削用砥石周側面研削用砥石０．１２・・・制御モータ・ベース・制御装置

Claims

【特許請求の範囲】

レンズを保持するレンズホルダを回転自在に設け、上記
レンズホルダに保持されたレンズ表面に当接して回転駆
動される砥石を設けてなるレンズ研削方法において、ワ
ークスピンドル先端に加工レンズを保持したまま、ワー
クスピンドルの回転軸に対して、砥石、研削用スピンド
ル、制御モータに順次接続される制御装置により、所望
の曲率、径、面取り加工を研削スピンドルの回転軸の角
度、軸方向の位置、軸と垂直方向の位置を任意に移動さ
せて調整し、ワークスピンドルと研削スピンドルを回転
させることにより、一体或いは取り換え自在な球面加工
、周側面加工および面取り加工用砥石を加工レンズに当
接して、球面、周側面および面取り部を順次連続して或
いは逆順序に連続して研削することを特徴とするレンズ
研削方法。