JP2003205260A - 流動物圧送吹付方法及び流動物圧送吹付装置 - Google Patents

流動物圧送吹付方法及び流動物圧送吹付装置

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JP2003205260A
JP2003205260A JP2002006397A JP2002006397A JP2003205260A JP 2003205260 A JP2003205260 A JP 2003205260A JP 2002006397 A JP2002006397 A JP 2002006397A JP 2002006397 A JP2002006397 A JP 2002006397A JP 2003205260 A JP2003205260 A JP 2003205260A
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air
pressure
pipe
feeding
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Shizuo Furuya
静夫 古屋
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Fuji Forest Kk
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Fuji Forest Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高スランプ値富配合のモルタル、コンクリー
ト流動物は、圧送時に圧送管路内面に付着し易く、吹付
時の圧力の上昇や、吹付時の流動物の分離現象が起きや
すかった。 【解決手段】 流動物ポンプ装置1から流動物圧送管2
で圧送される流動物と、コンプレッサー3から圧縮エア
管4で圧送される圧縮エアとをエア流動物合流圧送管5
で合流させ混合されるエア流動物をエア流動物圧送管6
に送り、エア流動物圧送管6に設けられた高周波振動装
置7により高周波振動をエア流動物圧送管6に与え、管
内のエアに高周波波動を与えることにより、エア流動物
を安定団粒のエア流動物として下流端部の吹付口8から
法枠等に吹き付け施工を行う富配合で高スランプ値のモ
ルタル、コンクリート流動物の施工を行う流動物圧送吹
付方法及び装置による。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】この発明は、モルタル、コンクリート等の
レディミクストである流動物、詳細には富配合かつ高ス
ランプ値(スランプ値約5〜18cm、水:セメント比
で水分含有量約55%〜60%)のモルタル、コンクリ
ート流動物を圧送し吹き付け施工する流動物圧送吹付方
法及び流動物圧送吹付装置に関する。
【0003】
【従来の技術】モルタル、コンクリート等のレディミク
ストである流動物を圧送し吹き付け施工する流動物圧送
吹付方法及び流動物圧送吹付装置に関しては、本発明
者、本件出願人は、特許第2757335号「エア流動
物合流圧送管およびそれを使用する流動物圧送装置およ
びそれらの使用方法」(先行技術1)において開示してい
る。
【0004】先行技術1は、「流動物圧送装置のエア流
動物合流圧送管が、上流側でコンプレッサー側エア管と
接続し下流側で下流圧送管に接続する直管状の主エア圧
縮管と、主エア圧縮管に斜めに合流する流動物送入管
と、主エア圧縮管と流動物送入管の合流位置より上流側
で流動物送入管に斜めに合流する流動物エア管とから成
る多枝状管であり、主エア圧縮管は、流動物送入管との
合流位置より上流側に噴出口を有する部分円錐状の第1
ジェット管と、流動物送入管との合流位置より下流側に
設け、下流側に噴出口を有する部分円錐状の第2ジェッ
ト管を有することを特徴とするエア流動物合流圧送
管」、
【0005】及び「コンプレッサーと、流動物圧送ポン
プと、圧送管と、流動物吹出口を有する流動物圧送装置
において、流動物圧送管のエア流動物合流圧送管が、コ
ンプレッサー側エア管と接続し下流側で下流圧送管に接
続する直線状の主エア圧縮管と、主エア圧縮管に斜めに
合流する流動物送入管と、主エア圧縮管と流動物送入管
の合流位置より上流側で流動物送入管に斜めに合流する
流動物エア管とから成る多枝状管であり、主エア圧縮管
は、流動物送入管との合流位置より上流側に噴出口を有
する部分円錐状の第1ジェット管と、流動物送入管との
合流位置より下流側に設け下流側に噴出口を有する部分
円錐状の第2ジェット管を有するエア流動物合流圧送管
であり、かつ下流圧送管が遠距離飛散用管と遠距離吹付
用管に変更可能である流動物圧送装置を使用して、最初
に下流圧送管が遠距離飛散用管を用い金網を設置した法
面に、セメント、水、細骨材、モルタル接着増強剤等か
ら成る高スランプ状流動物を流動物吹出口から噴出させ
て被覆施工し、その硬化後下流圧送管を遠距離吹付用管
に変えて、その上からモルタル、コンクリート、緑化基
盤剤等からなる低スランプ状流動物を流動物吹出口から
噴出させて被覆施工する流動物圧送装置の使用方法。」
等の開示がある。
【0006】更に、本発明者、本件出願人は、特許第3
193697号(先行技術2)において、「傾斜面を有す
る投入装置と、投入装置を細かく連続して振動させる振
動装置と、投入装置の下流部側に配設される圧送管と、
圧送管の上流側に配設されるコンプレッサーとを有し、
圧送管は、上流側にエアバルブを介してエアコンプエッ
サーに連通し、下流側に下流部圧送管を設け下流側端部
に吐出口を設けるとともに、圧送管のホッパーの吸引口
の上流側にジェット管からなる第1エア圧縮管を設け、
吸引口の下流側にジェット管からなる第2エア圧縮管を
設けており、投入装置に投入された短繊維状物が振動装
置からの細かい振動により繊維方向を均一化させつつ下
流側へ移動し、コンプレッサーからの圧力エアの力によ
り吸引口から圧送管へ吸引され、短繊維状物を圧送管内
で平均して分散しつつ下流側へ搬送し、圧送管の吐出口
からコンクリート用ミキサー内あるいは撹拌装置等の装
置内で撹拌されているレデーミスト中へ強い圧力で噴き
出して注入することを特徴とする短繊維状物圧送装
置。」を提案している。
【0007】流動物を長距離圧送させ吹き付け施工を行
う装置、方法として本件出願人、本発明者は特願200
0−10987号(平成12年1月19日出願)によっ
て、「内壁に複数の突起を設けた突起流動物圧送管と、
エア管と、エアと流動物が合流するエア流動物合流圧送
装置と、内壁に複数の突起を設けた突起エア流動物圧送
管とを使用することを特徴とする法面施工方法、および
内壁に複数の突起を設けた突起流動物圧送管と、エア管
と、エアと流動物が合流するエア流動物合流圧送装置
と、内壁に複数の突起を設けた突起エア流動物圧送管と
を使用するとともに、突起流動物圧送管、エア流動物合
流圧送装置および突起エア流動物圧送管に振動装置を設
けて振動を与えつつ圧送することを特徴とする法面施工
方法」等を提案している。
【0008】更に又、本発明者、本件出願人は、低スラ
ンプ値かつ富配合のモルタル、コンクリート等の流動物
を圧送して吹付施工する方法としては特願2000−2
65543号において、「モルタル、コンクリート製造
工場により製造された低スランプ値、かつ富配合のモル
タル、コンクリート等の流動物を、コンクリートミキサ
ー車によって吹き付け施工現場まで搬送し、震い装置と
圧入攪拌装置とを有する流動物ポンプ装置に流動物を投
入し、流動物ポンプ装置によって流動物の圧送を流動物
圧送管によって行うとともに、凝結剤とエアとを圧送す
る凝結剤エア圧送管によって圧送される凝結剤が混入さ
れているエアと流動物とを、エア流動物合流圧送装置に
よって合流させ、エア流動物圧送管内の圧送途中から流
動物に凝結作用を起こしながらエア圧送を行い吹き付け
施工を行うことを特徴とする流動物圧送吹き付け施工方
法」を提案している。
【0009】又、「法枠構築工法」として特許第300
3751号(先行技術3)「モルタルまたはコンクリー
トを主体とし、セメント:砂の重量比が、1:1〜4未
満であり、スランプ値が8〜27cmの湿式法枠構築材
料を、ポンプにより管路を介して圧送し、その管路の先
端の吹付ノズルから地山に固定した型枠内に吹き付ける
とともに、前記ポンプと吹付ノズルとの間の管路の途中
であり、かつ吹付ノズルから5〜40m離間した位置に
おいて2〜10N〓/分の量をもって空気を吹き込み、
前記湿式法枠構築材料を前記空気を連行した状態で前記
吹付ノズルから吹き付けることを特徴とする法枠構築工
法」が公知である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】モルタル、コンクリー
ト等の圧送吹付施工において、近年圧送性を高めようと
して水セメント比の比較的大きい(水:セメント比で水
分含有量約65%以下)のモルタル、コンクリート流動
物の使用が多くなっている。しかしながら、水含有比率
が非常に高い水セメント比65%以上の超高スランプ値
約20〜27cmのモルタル、コンクリートは流動性は
高いが強度が低下するため通常の法枠施工等には使用さ
れていない。
【0011】この高スランプ値で富配合のモルタル、コ
ンクリート流動物は、粘性が高く、エア圧送による圧送
時に、圧送管路内面に付着し易く、その付着物により圧
送管路内に一定の流路が形成されるため、吹付時の圧力
の上昇や、吹付時の流動物の分離現象が起きやすい課題
があった。先行技術3に開示されているモルタルまたは
コンクリートは、非常に高いスランプ値で8〜27cm
の超高スランプ値であり、本発明の高スランプ値(スラ
ンプ値約5〜18cm、水:セメント比で水分含有量約
55%〜60%)で、かつ富配合のモルタル、コンクリ
ート流動物とは、性質が異なる。
【0012】特に100m以上の長距離をエア流動物圧
送管により圧送させる流動物圧送においては、エアと流
動物を合流させるエア流動物合流圧送管内で発生する安
定団粒の高い分散性を有するが、長距離を圧送されてい
る間にそれらの安定団粒の分散性が衰え易くなる。その
ため、流動物が圧送管路内面に付着し易くなり、その付
着物により圧送管路内に一定の流路が形成されると、こ
れによって安定した分散性が低下する。エア流動物が安
定した分散性を低下させると、吹付時の流動物の分離現
象が起きやすい課題があった。
【0013】そして、法枠等への吹付時に流動物が分離
現象を起こすと、法面構築物に強度不足が起きる課題が
あった。更に、このような分離現象を起こさせないため
に、流動物圧送(エア流動物圧送管)の距離を40mか
ら最大でも70m程度に抑えるため、施工範囲が狭くな
り作業効率が向上しない課題があった。
【0014】又、モルタル、コンクリート流動物と圧縮
エアとを合流させるエア流動物合流圧送管のジェット管
内部にも、高スランプ値で富配合のモルタルコンクリー
トの繰り返し使用のため、付着し易くなり、それら付着
物により1つのジェット管(ライナー管)の作用性低下
や詰まりが起こり、そのため流動物合流圧送管の圧送力
を低下させてしまう課題があった。
【0015】
【課題を解決する為の手段】これらの課題を解決する
為、富配合で高スランプ値のモルタル、コンクリート流
動物を吹付口より法枠等に吹き付け施工を行う流動物圧
送吹付方法において、流動物ポンプ装置から流動物圧送
管によって圧送されてくる流動物と、コンプレッサーか
ら圧縮エア管によって圧送されてくる圧縮エアとをエア
流動物合流圧送管によって合流させ、混合させてなるエ
ア流動物をエア流動物圧送管に送り、エア流動物圧送管
に適宜数設けられた高周波振動装置により高周波振動を
エア流動物圧送管に与えることにより、エア流動物を安
定団粒のエア流動物として下流端部の吹付口から法枠等
に吹き付け施工を行うことを特徴とする流動物圧送吹付
方法を提案する。
【0016】又、富配合で高スランプ値のモルタル、コ
ンクリート流動物を吹付口より法枠等に吹き付け施工を
行う流動物圧送吹付方法において、流動物ポンプ装置か
ら流動物圧送管によって圧送されてくる流動物と、コン
プレッサーから圧縮エア管によって圧送されてくる圧縮
エアに凝結剤を添加した凝結剤添加圧縮エアとをエア流
動物合流圧送管によって合流させ、混合させてなる凝結
剤が添加されたエア流動物をエア流動物圧送管に送り、
圧送圧力調整装置により圧送圧力を調整しつつエア流動
物圧送管に適宜数設けられた高周波振動装置により高周
波振動をエア流動物圧送管に与え圧送管内のエアに波動
を与えることにより、エア流動物を安定団粒のエア流動
物として下流端部の吹付口から法枠等に吹き付け施工を
行うことを特徴とする流動物圧送吹付方法を提案する。
【0017】更に、富配合で高スランプ値のモルタル、
コンクリート流動物を吹付口より法枠等に吹き付け施工
を行う流動物圧送吹付方法において、流動物ポンプ装置
から流動物圧送管によって圧送されてくる流動物と、コ
ンプレッサーから圧縮エア管によって圧送されてくる圧
縮エアに増強剤等を添加した圧縮エアとをエア流動物合
流圧送管によって合流させ、混合させてなる高強度エア
流動物をエア流動物圧送管に送り、圧送圧力調整装置に
より圧送圧力を調整しつつエア流動物圧送管に適宜数設
けられた高周波振動装置により高周波振動をエア流動物
圧送管に与え圧送管内のエアに波動を与えることによ
り、高強度エア流動物を安定団粒のエア流動物として下
流端部の吹付口から法枠等に吹き付け施工を行うことを
特徴とする流動物圧送吹付方法を提案する。
【0018】更に又、富配合で高スランプ値のモルタ
ル、コンクリート流動物を吹付口より法枠等に吹き付け
施工を行う流動物圧送吹付装置において、流動物ポンプ
装置から流動物圧送管によって圧送されてくる流動物
と、コンプレッサーから圧縮エア管によって圧送されて
くる圧縮エアを合流させるエア流動物合流圧送管を有
し、エア流動物合流圧送管は、上流端部で圧縮エア管の
下流側に接続し、下流端部でエア流動物圧送管の上流側
に接続するとともに、第1ジェット管と、上流側で流動
物圧送管に接続する流動物流入部と、第2ジェット管と
を上流側から下流側に順次設けており、かつエア流動物
圧送管は、下流端部に吹付口を有するとともに中間位置
に高周波振動装置を設けて高周波振動をエア流動物圧送
管に与えることを特徴とする流動物圧送吹付装置を提案
する。
【0019】又、富配合で高スランプ値のモルタル、コ
ンクリート流動物を吹付口より法枠等に吹き付け施工を
行う流動物圧送吹付装置において、流動物ポンプ装置か
ら流動物圧送管によって圧送されてくる流動物と、コン
プレッサーから圧縮エア管によって圧送されてくる圧縮
エアを合流させるエア流動物合流圧送管を有し、エア流
動物合流圧送管は、上流端部で圧縮エア管の下流側に接
続し、下流端部でエア流動物圧送管の上流側に接続する
とともに、取り外して交換可能な第1ジェット管と、上
流側で流動物圧送管に接続する流動物流入部と、取り外
して交換可能な第2ジェット管とを上流側から下流側に
順次設けており、かつエア流動物圧送管は、下流端部に
吹付口を有するとともに中間位置に高周波振動装置を設
けて高周波振動をエア流動物圧送管に与えることにより
圧送管内のエアに波動を与えることを特徴とする流動物
圧送吹付装置を提案する。
【0020】更に、富配合で高スランプ値のモルタル、
コンクリート流動物を吹付口より法枠等に吹き付け施工
を行う流動物圧送吹付装置において、流動物ポンプ装置
から流動物圧送管によって圧送されてくる流動物と、コ
ンプレッサーから圧縮エア管によって圧送されてくる圧
縮エアと、凝結剤添加装置から添加される凝結剤とを合
流させるエア流動物合流圧送管を有し、エア流動物合流
圧送管は、上流端部で凝結剤を添加された凝結剤添加圧
縮エアを圧送する圧縮エア管の下流側に接続し、下流端
部でエア流動物圧送管の上流側に接続するとともに、取
り外して交換可能な高分子樹脂からなる第1ジェット管
と、上流側で流動物圧送管に接続する流動物流入部と、
取り外して交換可能な高分子樹脂からなる第2ジェット
管とを上流側から下流側に順次設けており、かつエア流
動物圧送管は、下流端部に吹付口を有するとともに中間
位置に高周波振動装置を設けて高周波振動をエア流動物
圧送管に与えることにより圧送管内のエアに波動を与え
ることを特徴とする流動物圧送吹付装置を提案する。
【0021】
【発明の実施の形態】この発明を1つの実施形態を示す
図面であり、流動物圧送吹付装置の一部であるエア流動
物合流圧送管の説明図である図1、流動物圧送吹付装置
の説明図である図2、高周波振動装置の斜視図である図
3に基づいて説明する。
【0022】この発明の第1実施形態である流動物圧送
吹付方法は、モルタル、コンクリート製造工場Pで製造
され、製品化された富配合で高スランプ値のモルタル、
コンクリート流動物を、コンクリートミキサー車Mによ
り法面施工現場へ運び、法面施工現場では、法面Nに設
けられた法枠Fに流動物圧送吹付装置によって吹き付け
施工を行う。この発明において使用する高スランプ値の
モルタル、コンクリート流動物は、スランプ値が約5〜
18cm、水:セメント比で水分含有量約55%〜60
%である。
【0023】流動物圧送吹付方法は、流動物ポンプ装置
1から流動物圧送管2によって圧送されてくる流動物
と、コンプレッサー3から圧縮エア管4によって圧送さ
れてくる圧縮エアとをエア流動物合流圧送管5によって
合流させる。エア流動物合流圧送管5によって、圧縮エ
アとモルタル、コンクリート流動物は、混合させられて
安定団粒化し分散性の高いエア流動物になる。この安定
団粒化した高スランプ値で富配合のエア流動物を下流側
のエア流動物圧送管6に送る。エア流動物圧送管6は、
数十m〜100m程度の長さである。
【0024】エア流動物圧送管6の管周表面を覆って巻
いた状態で設けられる適宜数の高周波振動装置7によっ
て高周波振動をエア流動物圧送管6に与える。この実施
形態では、適宜間隔(約20〜30m)おきに複数の高
周波振動装置7を設けており、エア流動物圧送管6の全
長に亘って高周波振動を与え、エア流動物圧送管6が高
周波振動を起こすことによりエア流動物圧送管6内のエ
アに波動を与える。エア流動物中のエアの高周波波動
(あるいは高周波振動)によりエア流動物は安定団粒と
なり、下流端部の吹付口(ノズル)8から法枠F等に吹
き付け施工が行われる。このときの吹付口8からの吐出
圧力は、2.5〜3.0kg/cmである。高周波振動
装置7は、高周波発電機70から電力を受け、エア流動
物圧送管6内を圧送されるエア流動物の粘度、粘性等の
性質に対応して、インバーターにより100HZ〜20
0HZの範囲で高周波振動を変化させることが可能であ
る。
【0025】第2実施形態は、第1実施形態のコンプレ
ッサー3から圧縮エア管4を介して圧送されてくる圧縮
エアに、凝結剤添加装置9から凝結剤を凝結剤添加バル
ブ11からエア流動物合流圧送管5の上流で合流させ、
凝結剤添加圧縮エアとする。この凝結剤添加圧縮エアを
エア流動物合流圧送管5内で合流、混合させる。エア流
動物合流圧送管5によって、凝結剤添加圧縮エアと高ス
ランプ値、富配合のモルタル、コンクリート流動物は、
混合させられて凝結剤により塑性凝結度が上昇し、安定
した小団粒化し分散性の高いエア流動物になる。この安
定団粒化した高スランプ値で富配合のエア流動物を下流
側のエア流動物圧送管6に送る。エア流動物圧送管6
は、数十m〜100m程度の長さである。
【0026】エア流動物圧送管6による流動物の圧送
は、圧送圧力調整バルブ10からなる圧送圧力調整装置
により圧送圧力を調整しつつエア流動物圧送管6に適宜
数設けられた高周波振動装置7からの高周波振動をエア
流動物圧送管6に与え、エア流動物圧送管6が高周波振
動を起こすことによりエア流動物圧送管6内のエアに波
動を与える。エア流動物中のエアの高周波波動(あるい
は高周波振動)により、エア流量も低下し安定した低圧
力による圧送になる。このときエア圧送圧力は、約3.
0〜4.5kg/cm平方であり、エア流量5.5〜
7.0m立方/分である。エア流量が少なくなることに
より、吹付時のリバウンドが低下させる作用がある。
【0027】第2実施形態であると、流動物圧送途中に
凝結剤の添加による塑性、凝結性が向上するため、圧送
された流動物は、吹付口8から吐出された瞬間は柔らか
いが、吹付圧接時にはゼロスランプとなり、固化する。
このためモルタル、コンクリートの重量による肌落ち又
は吹付法枠からの流動物の流失を防ぎ、又リバウンド物
を挟み込むことなく法枠内に充填することができる。
【0028】第3実施形態は、モルタル、コンクリート
製造工場Pにおいて富配合で高スランプ値(スランプ値
約5〜18cm、水:セメント比で水分含有量約55%
〜60%)のモルタル、コンクリート流動物に微粉炭ま
たは高炉スラグ粉末、短繊維材等の素材を混合したモル
タル、コンクリート流動物をコンクリートミキサー車M
により法面施工現場へ運ぶ。流動物ポンプ装置1から流
動物圧送管2によって圧送されてくる流動物と、第1実
施形態のコンプレッサー3から圧縮エア管4を介して圧
送されてくる圧縮エアに、増強剤、急硬剤等の高強度剤
を高強度剤添加装置(図示せず)からエア流動物合流圧
送管5の上流で合流させ、高強度剤添加圧縮エアとす
る。又、この場合、凝結剤添加装置9から凝結剤を同時
にエア流動物合流圧送管5の上流で合流させてもよい。
この高強度剤添加または高強度剤及び凝結剤添加圧縮エ
アをエア流動物合流圧送管5内で合流、混合させる。エ
ア流動物合流圧送管5によって、高強度剤添加または高
強度剤及び凝結剤添加圧縮エアと高スランプ値、富配合
のモルタル、コンクリート流動物は、混合させられて、
塑性凝結度が上昇し、安定した小団粒化し分散性の高い
エア流動物になる。この安定団粒化した高スランプ値で
富配合のエア流動物を下流側のエア流動物圧送管6に送
る。エア流動物圧送管6は、数十m〜100m程度の長
さである。
【0029】エア流動物圧送管5による流動物の圧送
は、圧送圧力調整バルブ10からなる圧送圧力装置によ
り圧送圧力を調整しつつエア流動物圧送管5に適宜数設
けられた高周波振動装置7からの高周波振動をエア流動
物圧送管5に与え、エア流動物圧送管6が高周波振動を
起こすことによりエア流動物圧送管6内のエアに波動を
与える。エア流動物中のエアの高周波波動(あるいは高
周波振動)によって、エア流量も低下し安定した低圧力
による圧送になる。このときエア圧送圧力は、3.0〜
4.5kg/cm平方、エア流量5.5〜7.0m立方
/分であるため理想的な吹付圧接が行える。エア流量が
少なくなることにより、吹付時のリバウンドが低下させ
る作用がある。
【0030】第3実施形態であると、流動物圧送途中に
高強度剤又は高強度剤と凝結剤により塑性、凝結性が向
上するため、圧送された流動物は、吹付口8から吐出さ
れた瞬間は柔らかいが、吹付圧接時にはゼロスランプと
なり、直ぐに固化する。そのためモルタル、コンクリー
トの重量による肌落ち又は吹付法枠からの流動物の流失
を防ぎ、又リバウンド物を挟み込むことなく法枠内に充
填することができ、高強度の構築物ができる。
【0031】次に、この発明の第4実施形態である流動
物圧送吹付装置について説明する。第1実施形態の流動
物圧送吹付装置は、モルタルコンクリート製造工場Pで
製造され、製品化された富配合で高スランプ値(スラン
プ値約5〜18cm、水:セメント比で水分含有量約5
5%〜60%)のモルタル、コンクリート流動物を、コ
ンクリートミキサー車Mにより法面施工現場へ運び、法
面施工現場において法面Nに設けられた法枠Fに吹付口
8より吹き付け、法面施工を行う。
【0032】第4実施形態の流動物圧送吹付装置は、コ
ンクリートミキサー車Mから富配合で高スランプ値(ス
ランプ値約5〜18cm、水:セメント比で水分含有量
約55%〜60%)のモルタルコンクリート流動物を、
流動物ポンプ装置1へ流し込み、流動物ポンプ装置1に
より流動物圧送管2を介してエア流動物合流圧送管5へ
圧送される。また、コンプレッサー3から圧縮エア管4
を介して圧縮エアをエア流動物合流圧送管5へ圧送す
る。
【0033】エア流動物合流圧送管5は、上流端部で圧
縮エア管4の下流側に接続し、下流端部でエア流動物圧
送管6の上流側に接続している。圧縮エア管4の下流部
には、高強度剤(増強剤、急硬剤等)添加バルブ(図示
せず)、圧送圧力調整バルブ10、圧力ゲージ15、凝
結剤添加バルブ11が設けられている。凝結剤添加バル
ブ11は、凝結剤添加装置9と接続しており、添加量を
調整可能に凝結剤を添加できる。エア流動物合流圧送管
5は、内部に上流側から取り外し交換可能な第1ジェッ
ト管12と、上流側で流動物圧送管2に接続する流動物
流入部13と、取り外し交換可能な第2ジェット管14
とを上流側から下流側に順次設けている。
【0034】第1ジェット管(第1ライナー部)12
は、上流側が最大内径で下流側が最小内径である部分円
錐状管であり、この実施例では最大内径50mm、最小
内径19mm、長さ300mmである。第1ジェット管
12は、エア流動物合流圧送管5の上流部の管内部に取
り付け取り外し自在に設けられて交換可能である。第1
ジェット管12は、高分子樹脂素材(硬質合成樹脂等)
によって形成されている。
【0035】第2ジェット管(第2ライナー部)14
は、上流側が最大内径で下流側が最小内径である部分円
錐状管でそれぞれの内径は第1ジェット管12より大き
く、この実施例では最大内径65mm、最小内径38m
m、長さ300mmである。第2ジェット管14は、エ
ア流動物合流圧送管5の下流部の管内部に取り付け取り
外し自在に設けられて交換可能である。第2ジェット管
14は、高分子樹脂素材(硬質合成樹脂等)によって形
成されている。これらの第1ジェット管12及び第2ジ
ェット管14の素材に高分子樹脂を使用すると、より流
動物が付着することを防止し易くなり、安定した圧力や
分散性が得られる。
【0036】流動物流入部13は、第1ジェット管12
の下流側最小内径部120の直ぐ下流側に接続管130
の下流側端部を開口しており、接続管130は上流側で
流動物圧送管2に接続する。接続管130の下流端部よ
りすこし上流側に分散補助エア管131を開口してお
り、圧縮エアと合流する直前の流動物へ補助エアが圧送
されて、混合をより安定させる作用を行う。
【0037】エア流動物合流圧送管5は、その下流側端
部でエア流動物圧送管6に接続している。エア流動物圧
送管6は、数10m〜100m程度の長さ距離の曲折可
能な管であり、下流端部に吹付口8を有する。
【0038】エア流動物圧送管6は、エア流動物合流圧
送管5より少し下流部から1個所乃至数カ所の中間位置
に複数の高周波振動装置7を設けて高周波発電機70か
ら送られてくる電力により高周波振動を与えられる。高
周波振動装置7は、インバーターを備えており、エア流
動物の粘性、粘度などの性質に対応させてインバーター
により100〜200HZの範囲で高周波振動を変化さ
せることが可能である。この実施例では、それぞれの高
周波振動装置7は、円筒状物からなりエア流動物圧送管
6の管周表面を長さ900mm程度に渡って接触してお
り、高周波振動をエア流動物圧送管6に与え、エア流動
物圧送管6が高周波振動を起こすことによりエア流動物
圧送管6内のエアに波動(高周波波動)を与える。
【0039】高周波振動装置7によって発生するエア流
動物圧送管6内のエア流動物中のエアの高周波波動(あ
るいは高周波振動)は、加速度の起こる方向、すなわち
下流側へ向かって進む。エア流動物圧送管6内のエア流
動物中のエアの高周波波動(あるいは高周波振動)は、
エア流動物圧送管6内部で振動波となり、より完全にエ
ア波動のある高速の安定団粒のエア流動物となるため、
富配合の粘性の高い流動物であっても管内面に付着する
ことなく圧送することが可能である。
【0040】第5実施形態の流動物圧送吹付装置は、コ
ンクリートミキサー車Mから富配合で高スランプ値(ス
ランプ値約5〜18cm、水:セメント比で水分含有量
約55%〜60%)のモルタルコンクリート流動物を、
流動物ポンプ装置1へ流し込み、流動物ポンプ装置1に
より流動物圧送管2を介してエア流動物合流圧送管5へ
圧送される。また、コンプレッサー3から圧縮エア管4
を介して圧縮エアに凝結剤添加装置9から凝結剤添加バ
ルブ11により凝結剤をエア流動物合流圧送管5の上流
で合流させる。この凝結剤添加圧縮エアをエア流動物合
流圧送管5内の第1ジェット管12によって圧力を掛
け、流動物流入部13から送り込まれてくる流動物と合
流し混合され、さらに下流側の第2ジェット管14に送
られ、第2ジェット管により圧力を高めて下流側のエア
流動物圧送管6に送られる。凝結剤添加圧縮エアと高ス
ランプ値、富配合のモルタル、コンクリート流動物は、
混合させられて凝結剤により塑性凝結粘度が上昇し、安
定した小団粒化し分散性の高いエア流動物になって、さ
らに高周波振動装置7からの高周波振動を複数の個所か
ら受け、エア流動物中のエアが高周波波動(あるいは高
周波振動)を起こしながら長さ数10m〜100m程度
の距離を圧送される。
【0041】エア流動物圧送管6による流動物の圧送
は、圧送圧力調整バルブ10からなる圧送圧力調整装置
により圧送圧力を調整しつつエア流動物圧送管6に適宜
数設けられた高周波振動装置7からの高周波振動をエア
流動物圧送管6に与える。これによって、エア流量も低
下し安定した低圧力による圧送になる。このときエア圧
送圧力は、3.0〜4.5kg/cmであり、エア流量
5.5〜7.0m立方/分である。エア流量が少なくな
ることにより、吹付時のリバウンドが低下させる作用が
ある。
【0042】第5実施形態であると、流動物圧送途中に
凝結剤の添加による塑性、凝結性が向上するため、圧送
された流動物は、吹付口8から吐出された瞬間は柔らか
いが、吹付圧接時にはゼロスランプとなり、固化する。
このためモルタル、コンクリートの重量による肌落ち又
は吹付法枠からの流動物の流失を防ぎ、又リバウンド物
を挟み込むことなく法枠内に充填することができる。
【0043】
【発明の効果】この発明によれば、高スランプ値、富配
合のモルタル、コンクリート流動物を圧送するエア流動
物圧送管に高周波振動を与え、エア流動物圧送管内のエ
ア流動物中のエアに高周波波動(あるいは高周波振動)
を起こさせることにより、エア流動物を安定団粒化させ
分散性の高い状態で長さ数m〜100m程度の距離を圧
送することが可能になった。
【0044】そのため、エア流量も低下し安定した低圧
力による圧送になり、理想的な吹付が行える効果があ
る。又、エア流量が少なくなることにより、吹付時のリ
バウンドが低下させる作用がある。更に、混和剤の使用
量を低下させることが可能になった。
【0045】凝結剤が添加されたエア流動物において
は、圧送途中に凝結剤の添加による塑性、凝結性が向上
するため、圧送された流動物は、吹付口から吐出された
瞬間は柔らかいが、吹付圧接時にはゼロスランプとな
り、直ぐに固化する。このためモルタル、コンクリート
の重量による肌落ち又は吹付法枠からの流動物の流失を
防ぎ、又リバウンド物を挟み込むことなく法枠内に充填
することができる。
【0046】更に、エア流動物合流圧送装置の第1ジェ
ット管及び第2ジェット管を交換可能にしたため、付着
物の詰まりなどによる圧力不調を起こすことがなくなっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態である流動物圧送吹付装
置の一部であるエア流動物合流圧送管の説明図
【図2】 同じくこの発明の実施形態である流動物圧送
吹付装置の説明図
【図3】 同じくこの発明の実施形態である高周波振動
装置の斜視図
【符号の説明】
1 流動物ポンプ装置 2 流動物圧送管 3 コンプレッサー 4 圧縮エア管 5 エア流動物合流圧送管 6 エア流動物圧送管 7 高周波振動装置 70 高周波発電機 8 吹付口 9 凝結剤添加装置 10 圧送圧力調整装置(圧送圧力調整バルブ) 11 凝結剤添加バルブ 12 第1ジェット管(第1ライナー管) 120 最小内径部 13 流動物流入部 130 接続管 131 分散補助エア管 14 第2ジェット管(第2ライナー管) 15 圧力ゲージ P モルタル、コンクリート製造工場(モルタル、コン
クリート製造プラント) M コンクリートミキサー車 N 法面 F 法枠(型枠)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 富配合で高スランプ値のモルタル、コン
    クリート流動物を吹付口より法枠等に吹き付け施工を行
    う流動物圧送吹付方法において、流動物ポンプ装置から
    流動物圧送管によって圧送されてくる流動物と、コンプ
    レッサーから圧縮エア管によって圧送されてくる圧縮エ
    アとをエア流動物合流圧送管によって合流させ、混合さ
    せてなるエア流動物をエア流動物圧送管に送り、エア流
    動物圧送管に適宜数設けられた高周波振動装置により高
    周波振動をエア流動物圧送管に与えることにより、エア
    流動物を安定団粒のエア流動物として下流端部の吹付口
    から法枠等に吹き付け施工を行うことを特徴とする流動
    物圧送吹付方法。
  2. 【請求項2】 富配合で高スランプ値のモルタル、コン
    クリート流動物を吹付口より法枠等に吹き付け施工を行
    う流動物圧送吹付方法において、流動物ポンプ装置から
    流動物圧送管によって圧送されてくる流動物と、コンプ
    レッサーから圧縮エア管によって圧送されてくる圧縮エ
    アに凝結剤を添加した凝結剤添加圧縮エアとをエア流動
    物合流圧送管によって合流させ、混合させてなる凝結剤
    が添加されたエア流動物をエア流動物圧送管に送り、圧
    送圧力調整装置により圧送圧力を調整しつつエア流動物
    圧送管に適宜数設けられた高周波振動装置により高周波
    振動をエア流動物圧送管に与え圧送管内のエアに波動を
    与えることにより、エア流動物を安定団粒のエア流動物
    として下流端部の吹付口から法枠等に吹き付け施工を行
    うことを特徴とする流動物圧送吹付方法。
  3. 【請求項3】 富配合で高スランプ値のモルタル、コン
    クリート流動物を吹付口より法枠等に吹き付け施工を行
    う流動物圧送吹付方法において、流動物ポンプ装置から
    流動物圧送管によって圧送されてくる流動物と、コンプ
    レッサーから圧縮エア管によって圧送されてくる圧縮エ
    アに増強剤等を添加した圧縮エアとをエア流動物合流圧
    送管によって合流させ、混合させてなる高強度エア流動
    物をエア流動物圧送管に送り、圧送圧力調整装置により
    圧送圧力を調整しつつエア流動物圧送管に適宜数設けら
    れた高周波振動装置により高周波振動をエア流動物圧送
    管に与え圧送管内のエアに波動を与えることにより、高
    強度エア流動物を安定団粒のエア流動物として下流端部
    の吹付口から法枠等に吹き付け施工を行うことを特徴と
    する流動物圧送吹付方法。
  4. 【請求項4】 富配合で高スランプ値のモルタル、コン
    クリート流動物を吹付口より法枠等に吹き付け施工を行
    う流動物圧送吹付装置において、流動物ポンプ装置から
    流動物圧送管によって圧送されてくる流動物と、コンプ
    レッサーから圧縮エア管によって圧送されてくる圧縮エ
    アを合流させるエア流動物合流圧送管を有し、エア流動
    物合流圧送管は、上流端部で圧縮エア管の下流側に接続
    し、下流端部でエア流動物圧送管の上流側に接続すると
    ともに、第1ジェット管と、上流側で流動物圧送管に接
    続する流動物流入部と、第2ジェット管とを上流側から
    下流側に順次設けており、かつエア流動物圧送管は、下
    流端部に吹付口を有するとともに中間位置に高周波振動
    装置を設けて高周波振動をエア流動物圧送管に与えるこ
    とを特徴とする流動物圧送吹付装置。
  5. 【請求項5】 富配合で高スランプ値のモルタル、コン
    クリート流動物を吹付口より法枠等に吹き付け施工を行
    う流動物圧送吹付装置において、流動物ポンプ装置から
    流動物圧送管によって圧送されてくる流動物と、コンプ
    レッサーから圧縮エア管によって圧送されてくる圧縮エ
    アを合流させるエア流動物合流圧送管を有し、エア流動
    物合流圧送管は、上流端部で圧縮エア管の下流側に接続
    し、下流端部でエア流動物圧送管の上流側に接続すると
    ともに、取り外して交換可能な第1ジェット管と、上流
    側で流動物圧送管に接続する流動物流入部と、取り外し
    て交換可能な第2ジェット管とを上流側から下流側に順
    次設けており、かつエア流動物圧送管は、下流端部に吹
    付口を有するとともに中間位置に高周波振動装置を設け
    て高周波振動をエア流動物圧送管に与えることにより圧
    送管内のエアに波動を与えることを特徴とする流動物圧
    送吹付装置。
  6. 【請求項6】 富配合で高スランプ値のモルタル、コン
    クリート流動物を吹付口より法枠等に吹き付け施工を行
    う流動物圧送吹付装置において、流動物ポンプ装置から
    流動物圧送管によって圧送されてくる流動物と、コンプ
    レッサーから圧縮エア管によって圧送されてくる圧縮エ
    アと、凝結剤添加装置から添加される凝結剤とを合流さ
    せるエア流動物合流圧送管を有し、エア流動物合流圧送
    管は、上流端部で凝結剤を添加された凝結剤添加圧縮エ
    アを圧送する圧縮エア管の下流側に接続し、下流端部で
    エア流動物圧送管の上流側に接続するとともに、取り外
    して交換可能な高分子樹脂からなる第1ジェット管と、
    上流側で流動物圧送管に接続する流動物流入部と、取り
    外して交換可能な高分子樹脂からなる第2ジェット管と
    を上流側から下流側に順次設けており、かつエア流動物
    圧送管は、下流端部に吹付口を有するとともに中間位置
    に高周波振動装置を設けて高周波振動をエア流動物圧送
    管に与えることにより圧送管内のエアに波動を与えるこ
    とを特徴とする流動物圧送吹付装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007016570A (ja) * 2005-07-04 2007-01-25 Fuji Forest Kk 圧送吹付け装置及びその装置に使用する吹付け充填材料
US8242035B2 (en) 2006-05-12 2012-08-14 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Flame-resistant, low-temperature curing cyanate-based prepreg resins for honeycomb sandwich components with excellent surfaces
KR20210081476A (ko) * 2019-12-23 2021-07-02 중앙대학교 산학협력단 부착성능이 향상된 모르타르 숏크리트 분사장치 및 그 분사장치를 이용한 숏크리트 타설방법
CN114671251A (zh) * 2022-05-30 2022-06-28 四川炬原玄武岩纤维科技有限公司 一种玄武岩纤维输送装置

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