JP2007016570A - 圧送吹付け装置及びその装置に使用する吹付け充填材料 - Google Patents
圧送吹付け装置及びその装置に使用する吹付け充填材料 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007016570A JP2007016570A JP2005223390A JP2005223390A JP2007016570A JP 2007016570 A JP2007016570 A JP 2007016570A JP 2005223390 A JP2005223390 A JP 2005223390A JP 2005223390 A JP2005223390 A JP 2005223390A JP 2007016570 A JP2007016570 A JP 2007016570A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- spray
- feeding
- spraying
- force
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Abstract
【課題】 法面などの保護工に使用する吹付け充填材料、及び圧送吹付け装置の安定した強度のある吹付けと、長距離圧送吹付けを行なえるようにする混合材料及び圧送吹付け装置を提供する。
【解決手段】
吹付け充填材料の配合が、セメント対砂の重量比1:3〜1:4未満の混合材であって、これに混ぜ合わせるセメント対水の重量比が、50%〜55%の混合吹付け充填材料を吹付け現場まで搬送する、ミキサー車と、材料圧送ポンプからなる圧送装置であり、その管路吐出し口に取付ける多枝状のエア圧送合流管によって、圧送距離20〜200m間における拡散圧送途上、骨材にセメント類の界面付着を促進させ圧送圧力0.3〜0.5Mpa/mm2の圧送空気圧で搬送し、吹付面圧力0.01〜0.1MPa/mm2での吹付けを行ない、圧力検知による材料流量及び、圧送圧力を自動制御する装置を備え、流量、圧送圧力を自動制御することができる圧送吹付け装置。
【選択図】図1
【解決手段】
吹付け充填材料の配合が、セメント対砂の重量比1:3〜1:4未満の混合材であって、これに混ぜ合わせるセメント対水の重量比が、50%〜55%の混合吹付け充填材料を吹付け現場まで搬送する、ミキサー車と、材料圧送ポンプからなる圧送装置であり、その管路吐出し口に取付ける多枝状のエア圧送合流管によって、圧送距離20〜200m間における拡散圧送途上、骨材にセメント類の界面付着を促進させ圧送圧力0.3〜0.5Mpa/mm2の圧送空気圧で搬送し、吹付面圧力0.01〜0.1MPa/mm2での吹付けを行ない、圧力検知による材料流量及び、圧送圧力を自動制御する装置を備え、流量、圧送圧力を自動制御することができる圧送吹付け装置。
【選択図】図1
Description
この発明は、モルタル、コンクリートによる、長距離エア圧送吹付施工を行なう圧送吹付け装置及びその装置に使用する吹付け充填材料に関する。
圧送吹付装置としては、トンネル一次覆工などを行なう圧送距離20m内外のナトム工法を代表する湿式吹付機により施工されている。
一方、のり面安定工法などでは、吹付用ガン機で現場製造材料による延長100m(高さ45m)範囲の吹付け施工が行なわれているが、延長60mを越えた場合圧送が困難となりセメント砂の重量比1:5以上の配合による吹付け充填を行なうことが多く圧送圧力及び吹付け面に対する吹付け充填圧力など定めもなく、経験により実施されている。また、攪拌不良などによる材料の分離吹付け、バッチ切替え方式では圧力変動が多く、間欠圧送吹付けとなることが多い。
吹付け材料としては、セメント:砂の重量比1:4を基本とし、圧送性の困難な面もあり、いわゆる乾式に近い、セメント:水の重量比45%程度の湿式による、オールエア圧送方式で吹付用ガン機により施工されている。
近年では、法枠充填など吹付け施設物の高強度化、長寿命化が叫ばれ、これに伴う配合強度の向上など吹付け材料の粘性は、益々高まる傾向にあり、そのエア圧送性は困難を極め、自然環境への配慮、施工現場における交通障害の緩和など、当該施工場所より離れた場所からの長距離圧送吹付けが求められることが多い。
吹付充填施工においては、その単位水量、平均粗粒率、セメント配合比などにより亀裂の発生することが多く、更に、流動性により隙間への充填性、補強鉄筋背後の充填性など大きく左右される課題がある。
従来の吹付工法においては、現場配合により吹付材料を製造しこれを吹付ける方法あるいは、ポンプを介して三又管により空気を連行して吹付ける方法などあるが、空気搬送距離において60m内外とその施工延長範囲は極限られる。
モルタル、コンクリートの練り混ぜ攪拌においては、JIS8603においてその練り混ぜ時間が規制され製品管理が行なわれている。
しかし、圧送方法などにおいては定めもなく、延長60mにおいて圧送圧力0.7Mpa/mm2以上となることが多く、また、過剰攪拌などによる骨材セメントペーストの剥離現象など強度を低下させる要因となっている。
しかし、圧送方法などにおいては定めもなく、延長60mにおいて圧送圧力0.7Mpa/mm2以上となることが多く、また、過剰攪拌などによる骨材セメントペーストの剥離現象など強度を低下させる要因となっている。
吹付け構造物においては締固めを必要としない特異性があり、反面その吹付け圧力が品質に及ぼす影響が多大となり、吹付け圧力を常時監視、調整を行なわなくてはならない課題がある。
吹付充填材料においては、充填性、付着性、締固め性などにより、その流動性は極めて低く、また、圧送ポンプ連続吸引圧力は、真空圧450〜600mm/Hg程度であり吸引性を助成する必要がある。
特許第2757335号「エア流動物合流圧送管およびそれを使用する流動物圧送装置およびそれらの使用方法」においても拡散性が低く圧送管路において、固体化した静摩擦物となることが多く、圧送性を欠く課題がある。
特許第3502598号「流動物圧送吹き付け施工方法」においても、配合1:3の粘性が向上した材料圧送において、搬送距離80m〜100m間で圧送圧力が0.5Mpa/mm2以上に上昇することが認められる。
法枠充填などの吹付けに使用する製品化された、吹付け充填材料を吹付け現場まで搬送するミキサー車と、材料圧送ポンプからなる圧送装置と、該圧送装置の管路吐出し口に取付けるエア圧送合流管であり、従来の吹付工法では吹付現場に、骨材、水、セメントを搬送しそれぞれ計量、攪拌を行なうため150m2程度のプラント設置場所が必要となり、重機類、車輌の出入りなど交通障害も多い。本発明の圧送吹付装置においては吹付充填材料を吹付け現場まで搬送するミキサー車と、材料圧送ポンプからなる、圧送装置とエアコンプレッサー、ミキサー車を含めて30m2程度の設置面積で良く交通障害など減らすことができる。
ポンプ圧送管路吐出し口に取付けるエア圧送合流管の上流側に空気の流れを速くする第1テーパー管と、合流する材料に背圧を掛ける補助エア管と、合流下流側に拡散小団粒圧送作用を行なう第2テーパー管を設け、このテーパー管内面に側面視波形形状からなる、環状突起物を複数設けた多枝状のエア圧送合流管であって、空気の流れを速くすることによる気圧低下と拡散により、合流圧力が軽減できる。補助エア管は、背圧作用によりその合流圧力破壊と、ポンプ圧送間の間合いにおける連続流入作用が発現すれば良く複数設置しても良い。
更に、拡散小団粒圧送作用を行なう第2テーパー管の作用により拡散された材料は、質量が半減し、運動エネルギーを蓄え、最初につけた速さのまま前へ飛ぶ。圧送エアにより、摩擦をほとんどなくし、浮き上らせ圧送することにより、材料が速さも、向きもそのままに維持し続けようとする慣性力と一定の圧送流速と、その流速圧力により下流へと圧送され、圧送途上に拡散した水、セメント類の噴化物が掻き回されつつ骨材の回りに再び界面付着し、小団粒魂となり低圧力で下流に圧送される。この時に、拡散性を向上させる作用を行う第2テーパー管内面に、側面視波型形状からなる環状突起を複数設けた多枝状のエア圧送合流管であり、粘性の向上した吹付け材料を長距離200mと安定、低圧力で圧送することが可能となる。この作用を起す環状突起物は、拡散性を向上させる波型形状であれば良い。
拡散した骨材にセメント類の界面付着を促進させつつ、圧送距離20〜200m間を、圧送圧力0.3〜0.5Mpa/mm2の圧送空気圧で搬送し、吹付面圧力0.01〜0.1Mpa/mm2で吹付け充填することができ、吹付け作業員も特別な技術は必要なく吹付けでき、低圧力で吹付けることにより隙間への充填性など圧送空気の免散性もよく完全な充填が行える。また、法枠補強鉄筋背後に気圧の低いエアポケットが発生し、モルタル類がその背後に巻き上がり鉄筋と平行して盛り上がる形態が発現し背後にピッタリと充填できる。この発現作用を発生させる最適圧力は、ノズル距離350〜450mm、吹付面圧力0.05〜0.1Mpa/mm2がもつと最も良く、密度、曲げ強度においては、吹付面圧力0.03〜0.06Mpa/mm2で最大に達し、また、圧縮強度は、圧送距離200m下流の試験体採取で30N/mm2上の平均強度が確認されている。
請求項1記載の圧送吹付け装置で使用する法枠充填などの吹付け充填材料の配合が、セメント対砂の重量比、1:3〜1:4未満の混合材であって、これに混ぜ合わせる、セメント対水の重量比が50〜55%の混合吹付け材料を圧送吹付け施工するにあたり、本願発明者等の試験によると、配合1:3、水セメント比50%の吹付け材料を、エア圧送圧力0.5Mpa/mm2以下において、120mのエア合流圧送が可能であることが判明した。
更に、配合1:4、水セメント比50%の吹付け材料を、エア圧送圧力0.5Mpa/mm2以下において200mのエア合流圧送が可能であることも判明している。更に、水、セメント比55%である流動性の向上した吹付け材料を、ポンプによる配管圧送200〜300m程付加し、管路の先でエア圧送合流を行なうことで300〜400mの長距離圧送吹付け充填が実施できる。
更に、配合1:4、水セメント比50%の吹付け材料を、エア圧送圧力0.5Mpa/mm2以下において200mのエア合流圧送が可能であることも判明している。更に、水、セメント比55%である流動性の向上した吹付け材料を、ポンプによる配管圧送200〜300m程付加し、管路の先でエア圧送合流を行なうことで300〜400mの長距離圧送吹付け充填が実施できる。
更に,水セメント重量比50%の吹付け充填材料においては吹付面より流出、あるいはブリーデング水の免散による収縮亀裂など低く抑えることができ、隙間への充填性、法枠充填など鉄筋背後の充填性など大きく改善できる。
請求項1記載の吹付け装置に使用するエア圧送合流管において、多枝状エア圧送合流管上流部に圧送圧力検知部を設け、圧送圧力検知により材料流量及び圧送圧力を自動制御することができ、精度の良い品質を得ることができる請求項1記載の圧送吹付け装置となる。
請求項1記載の圧送吹付け装置において材料を圧送するポンプ装置の材料投入ホッパーが吸込み圧入性の向上と、材料全体を揺動できる球形であってその吸込み管路がテーパー状管からなり吸引抵抗性を減少し流動性の低い吹付け材料を吸込み圧送することができる請求項1記載の圧送吹付け装置となる。
本発明によれば、概略以下のような効果を奏する。
(1)セメント対砂の重量比1:3〜1:4未満、セメント対水の重量比50〜55%の吹付け充填材料を、従来と比較して非常に長距離に圧送でき、この実施形態では圧縮空気による材料圧送を20〜200m程度の圧送が可能となると共に、圧送圧力が0.5Mpa/mm2以下となり、吹付け面における圧接圧力は、0.01〜0.1Mpa/mm2と安定し、その吹付け面において小団粒状の流速衡撃と、圧送空気の免散過程で起こる。吹付け材料のランダムな二次元構成による微蜜な圧接充填が行なえる。
(1)セメント対砂の重量比1:3〜1:4未満、セメント対水の重量比50〜55%の吹付け充填材料を、従来と比較して非常に長距離に圧送でき、この実施形態では圧縮空気による材料圧送を20〜200m程度の圧送が可能となると共に、圧送圧力が0.5Mpa/mm2以下となり、吹付け面における圧接圧力は、0.01〜0.1Mpa/mm2と安定し、その吹付け面において小団粒状の流速衡撃と、圧送空気の免散過程で起こる。吹付け材料のランダムな二次元構成による微蜜な圧接充填が行なえる。
(2)本発明に使用する吹付け充填材料及び、圧送吹付け装置での吹付けにおいては、製造工場で製品化された吹付け充填材料をミキサー車で搬送し、吹付け圧送装置により低圧力で、20〜200m間をエア圧送することができ、民家裏山の傾斜地であるとか、交通障害の多い道路のり面施工において、遠距離のプラント設置場所からの圧送吹付けが可能となると共に、30N/mm2以上の強度が発現した法枠構築物が提供できる。
(3)また、配合重量比の上限、配合1:3のモルタル吹付け充填では、圧縮強度、37N/mm2以上が確認でき、従来工法の要求強度、15〜18N/mm2を大きく上回ることが可能で、設計強度において、30%以上向上でき、施設物の長寿命化、耐用年数の向上、更には、密度、曲げタフネスの向上により、社会環境に安心、安全の提供が行える。
(4)JIS製造工場で製品化された吹付け充填材料をミキサー車により搬入し、ポンプホッパーに投入し、揺動攪拌圧送をポンプ装置により行ない、圧送管路に取付けたエア圧送合流管の作用により、空気圧送途上、拡散噴化した、水、セメントが再び細骨材の回りに界面付着し、その骨材の表層粘着性が向上しているため吐出し分離もない。従来ではその分離、跳ね返り物の発生量は24%程度とされ大量の分離物の処理、また、分離物を挟み込むことが多く強度の乏しい吹付け充填を実施したが、発明で使用する吹付け充填材料及び圧送吹付け装置においては、その分離物といわれる跳ね返り物の発生量は3%以下となり小資源化、小力化が行なえ強度のある社会環境に誇れる構造物の提供ができる。
(5)環境基準の20倍と言われるセメントに含まれる六価クロムなどを、機材洗浄時に融解させる量が60リットル程度と、その多くは搬出処理ができ完全な処理が行なえる。従来工法の主流であるモルタルガン機の洗浄においては、500リットルとその材料の多くは機体からの搬出が不可能なため洗浄水と共に融解し吐出される。更に、1日に使用する燃料は半分以下となり、排気汚染の量は55%消滅でき、自然動植物に与える影響も少ない。
(6)本発明に使用する吹付け材料及び圧送吹付け装置での施工量は、圧送距離100m間において時間当り5m3が可能となる。また、圧送距離200mにおいては時間当り3.53程度となり、規定施工範囲である延長100mの範囲において40%程度向上し、更に、100m以上は延長できなかった吹付けが200mまで延長吹付けできる。更に、圧送ポンプによる配管圧送を200m〜300m行ない、その管路の先でエア圧送合流管に接続することでその施工延長は400m以上となり、従来不可能であった長距離、高揚程圧送吹付けが行なえ、平坦な可住地の限られた我が国では、その災害や対策工において広く貢献できる圧送吹付け装置となる。
(7)また、のり面吹付けにおいては命綱による危険な作業が多く、吹付けにより発生する分離物の処理、流出モルタルの排除を大巾に軽減することができ、圧送圧力においても、従来0.7Mpa/mm2程度と高かったものを、0.5Mpa/mm2以下と低くすることができ、のり面上の作業においても安全性が向上し、環境面においても大きく改善され、施工上の安全、安心、満足を提供できる。
本発明の実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図1において、1は吹付材料製造プラント、2は材料搬送ミキサー車、3は圧送吹付装置、4はコンプレッサー、5は合流圧送管、6は材料圧送ホース、7は吹付けノズル、8はのり面、9はのり面構築物である。
次に、エア圧送合流管5に基づいて、図2に示す圧送合流の詳細な説明を行う。
圧送合流管51の上流側でコンプレッサー4と連結され、5〜6m3/min流量分の圧縮空気を、第1テーパー管52で安定高速エアに絞り込み、その下流においてポンプに加圧された吹付け材料57と合流する。この材料に背圧を掛ける補助エア管53により合流圧力を破壊すると同時にポンプ回転間合い、間に流入させることができる。更に、下流側に設けた円錐状の第2ジェット管、54の内面に側面視波型形状からなる55の環状突起を設け、段階的にボイルの法則によるバースト現象を発生させ、材料を拡散噴化し、連続的な安定小団粒状の噴化物を慣性の法則により連続して、20〜200m下流まで空気に乗せて、間合いなく掻き回しつつ一気に圧送することができ、ノズル7により小団粒魂となり吹付充填される。
圧送合流管51の上流側でコンプレッサー4と連結され、5〜6m3/min流量分の圧縮空気を、第1テーパー管52で安定高速エアに絞り込み、その下流においてポンプに加圧された吹付け材料57と合流する。この材料に背圧を掛ける補助エア管53により合流圧力を破壊すると同時にポンプ回転間合い、間に流入させることができる。更に、下流側に設けた円錐状の第2ジェット管、54の内面に側面視波型形状からなる55の環状突起を設け、段階的にボイルの法則によるバースト現象を発生させ、材料を拡散噴化し、連続的な安定小団粒状の噴化物を慣性の法則により連続して、20〜200m下流まで空気に乗せて、間合いなく掻き回しつつ一気に圧送することができ、ノズル7により小団粒魂となり吹付充填される。
更に、多枝状のエア圧送合流管上流部に圧送圧力検知部58を設け、圧送流量、圧送圧力を検知、電子自動制御装置59に直結し、圧力、流量を制御する。更に、材料投入ホッパー60が材料を揺動攪拌できる球形であり、そのポンプ吸込み口管路61がテーパー状管からなり、流入性を向上させる形状の吹付け圧送装置となる。
次に、図4にこの発明の全体の流れを示す。
圧送吹付けに使用される吹付充填材料は、セメント、砂の動量比1:3〜1:4未満の配合からなり配合の詳細については、従来工法においては1:4を基本とするが、本発明の圧送装置では1:4未満、いわゆる1:3〜1:4未満の限定された配合からなる吹付材料を使用する。また、水セメント比は、従来の吹付工法においては45〜60%とされるが、ポンプ圧送性、吹付充填試験により50〜55%と限定された混合材となる。
次に、従来型吹付機の圧送特性と、本発明型圧送吹付け装置による圧送特性を実機、装置により得た性能特性の比較を
に示す。
次に配合1:4における従来型と本発明の圧送吹付け装置で性能特性と空気圧送範囲の概評比較図を表4に示す。
次に、重量比の異なる配合吹付け充填材料の、圧送性における流速圧力と流体摩擦抵抗の概評図を表5に示す。表5の詳細については、モルタル、コンクリート等の混合材料を圧縮空気により圧送するに当っては重量比により粘性、付着性が著しく変化し困難を極め、経験的な判断により実施され、定量的な研究はないに等しい。そこで本願発明者等が吹付充填材料による定量的な研究、試験と、発明の圧送装置で得た配合の異なる吹付け充填材料における圧送特性結果となる。
更に、セメント、水の重量比50〜55%ではブリーデング率が2%以下となることも判明し、骨材に界面付着することで、加圧ブリーデング率は1%以下となることも判明している。
更に、セメント、水の重量比50〜55%ではブリーデング率が2%以下となることも判明し、骨材に界面付着することで、加圧ブリーデング率は1%以下となることも判明している。
次に、本発明者等によるセメント、砂の重量比1:3.5セメント、水の重量比52%における平均吹付圧力試験結果であり、吹付け充填層の品質を高めるためには、吹付面に作用する流速圧力を高める必要はあるが、この圧力が過大になると却って吹付充填層に変位が生じる可能性があり、更に、吹付充填時に免散する空気の一部が鉄筋背後に溜まり易く空隙の発生が増える。また、曲げ強度、圧接密度においては著しい変位が見られる。本願発明者等の研究、試験により得た概評結果を
に示す。
1 モルタル、コンクリート製造工場
2 吹付け材料搬送ミキサー車
3 圧送吹付け装置
4 コンプレッサ
5 エア圧送合流管
6 材料圧送ホース
7 吐出しノズル
8 のり面
9 のり面構築物
51 コンプレッサ接続部
52 第1テーパ管
53 背圧用補助エア管
54 第2テーパー管
55 波形環状突起
56 材料圧送ホース
57 材料合流口
58 圧送圧力検知部
59 圧力電子制御装置
60 材料投入ホッパー
61 吸込みテーパー管
62 ポンプ本体
63 ポンプ圧送吐出し管路
2 吹付け材料搬送ミキサー車
3 圧送吹付け装置
4 コンプレッサ
5 エア圧送合流管
6 材料圧送ホース
7 吐出しノズル
8 のり面
9 のり面構築物
51 コンプレッサ接続部
52 第1テーパ管
53 背圧用補助エア管
54 第2テーパー管
55 波形環状突起
56 材料圧送ホース
57 材料合流口
58 圧送圧力検知部
59 圧力電子制御装置
60 材料投入ホッパー
61 吸込みテーパー管
62 ポンプ本体
63 ポンプ圧送吐出し管路
Claims (5)
- 製品化された吹付け充填材料を吹付け現場まで搬送するミキサー車と、材料圧送ポンプからなる圧送装置と、該圧送装置の管路吐出し口に取付けるエア圧送合流管の上流側に空気の流れを速くする第1テーパー管と、合流する材料に背圧を掛ける補助エア管と、合流下流側に拡散小団粒圧送作用を行なう第2テーパー管とを設け、この第2テーパー管内面に、側面視波型形状からなる環状突起物を複数設けた多枝状のエア圧送合流管であって、圧送距離20〜200m間における拡散圧送途上、骨材にセメント類の界面付着を促進させつつ、圧送圧力0.3〜0.5Mpa/mm2の圧送空気圧で搬送し、吹付け面圧力0.01〜0.1Mpa/mm2で吹付け充填を行なうことを特徴とする圧送吹付け装置。
- 請求項1記載の圧送吹付け装置であって、法枠の吹付け充填に用いる事を特徴とする圧送吹付装置。
- 請求項1記載の圧送吹付け装置で使用する、吹付け充填材料の配合がセメント対砂の重量比1:3〜1:4未満の混合材であって、これに混ぜ合わせるセメント対水の重量比が50〜55%の法枠充填を行なう混合吹付け材料。
- 請求項1記載の吹付け装置に使用するエア圧送合流管において、多枝状のエア圧送合流管上流部に圧送圧力検知部を設け、圧送圧力検知により材料流量及び、圧送圧力を自動制御することを特徴とする請求項1記載の圧送吹付け装置。
- 請求項1記載の圧送吹付け装置において、材料を圧送するポンプ装置の材料投入ホッパーが吸込み圧入性の向上と、材料全体を揺動できる球形であってその吸込み管路がテーパー状管からなり、吸引抵抗性を減少することを特徴とする請求項1記載の圧送吹付け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005223390A JP2007016570A (ja) | 2005-07-04 | 2005-07-04 | 圧送吹付け装置及びその装置に使用する吹付け充填材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005223390A JP2007016570A (ja) | 2005-07-04 | 2005-07-04 | 圧送吹付け装置及びその装置に使用する吹付け充填材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007016570A true JP2007016570A (ja) | 2007-01-25 |
Family
ID=37753963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005223390A Pending JP2007016570A (ja) | 2005-07-04 | 2005-07-04 | 圧送吹付け装置及びその装置に使用する吹付け充填材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007016570A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011017141A (ja) * | 2009-07-07 | 2011-01-27 | Kajima Corp | 締固め土の施工方法 |
CN103758350A (zh) * | 2014-01-24 | 2014-04-30 | 潍坊天瑞重工凿岩机械有限公司 | 全自动混凝土高速喷涂机的气电联动装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000104258A (ja) * | 1998-07-27 | 2000-04-11 | Toko Corp | 法面吹付工法 |
JP2001200542A (ja) * | 2000-01-19 | 2001-07-27 | Fuji Forest Kk | 内壁に突起を有する圧送管を使用する法面施工方法およびその法面施工方法に使用する内壁に突起を有する圧送管 |
JP2003205260A (ja) * | 2002-01-15 | 2003-07-22 | Fuji Forest Kk | 流動物圧送吹付方法及び流動物圧送吹付装置 |
-
2005
- 2005-07-04 JP JP2005223390A patent/JP2007016570A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000104258A (ja) * | 1998-07-27 | 2000-04-11 | Toko Corp | 法面吹付工法 |
JP2001200542A (ja) * | 2000-01-19 | 2001-07-27 | Fuji Forest Kk | 内壁に突起を有する圧送管を使用する法面施工方法およびその法面施工方法に使用する内壁に突起を有する圧送管 |
JP2003205260A (ja) * | 2002-01-15 | 2003-07-22 | Fuji Forest Kk | 流動物圧送吹付方法及び流動物圧送吹付装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011017141A (ja) * | 2009-07-07 | 2011-01-27 | Kajima Corp | 締固め土の施工方法 |
CN103758350A (zh) * | 2014-01-24 | 2014-04-30 | 潍坊天瑞重工凿岩机械有限公司 | 全自动混凝土高速喷涂机的气电联动装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU2013260690B2 (en) | Method And Apparatus For Applying Rock Dust To A Mine Wall | |
US4708288A (en) | Method and apparatus for pneumatically discharging hydromechanically conveyed hydraulic building material for underground operations | |
JP5395351B2 (ja) | 高速低粉塵吹付け施工方法 | |
CA1338560C (en) | Apparatus for pneumatically discharging a hardening building material, in particular, a hydraulic air-placed concrete or mortar | |
JP2007016570A (ja) | 圧送吹付け装置及びその装置に使用する吹付け充填材料 | |
JP2000104258A (ja) | 法面吹付工法 | |
CN206769924U (zh) | 一种湿式混凝土喷射机 | |
CN103114861A (zh) | 一种煤矿用湿式搅拌液压混凝土喷射机 | |
JPH06264449A (ja) | モルタルまたはコンクリートの吹付工法 | |
JP5785444B2 (ja) | セメントコンクリートの吹付けシステム | |
CN106984238A (zh) | 一种可控速多功能混合机 | |
CN106150097B (zh) | 新型构造柱混凝土泵送系统 | |
KR101156663B1 (ko) | 숏크리트 시공장비에서의 복합y관과 전단인젝터를 갖춘 콘크리트 압송부 구조 | |
JP2757335B2 (ja) | エア流動物合流圧送管およびそれを使用する流動物圧送装置およびそれらの使用方法 | |
CN108330918A (zh) | 一种吹沙造岛固化设备 | |
CN211736409U (zh) | 一种新型喷射混凝土装置的喷嘴结构 | |
JPH07180355A (ja) | 水硬性流体物の圧送装置・圧送方法及びこれを用いた吹付方法 | |
JP2005213732A (ja) | モルタル又はコンクリート用吹付け装置 | |
CN208487008U (zh) | 一种新型泵送机送料喷头 | |
JP2007132172A (ja) | 専用吹付け材料を用いた合流圧送吹付け装置 | |
JP2019157564A (ja) | モルタル又はコンクリート吹付方法、及びその吹付装置 | |
JP2001288751A (ja) | 吹付け機 | |
JP5827148B2 (ja) | コンクリート吹付け工法並びに、はね返り及び粉じんの低減方法 | |
JPH10266569A (ja) | 工事用材料の吹き付け方法とその装置 | |
JP2003205260A (ja) | 流動物圧送吹付方法及び流動物圧送吹付装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080630 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100520 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100608 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110118 |