JP2003204990A - 使い捨ておむつ - Google Patents

使い捨ておむつ

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JP2003204990A
JP2003204990A JP2002006996A JP2002006996A JP2003204990A JP 2003204990 A JP2003204990 A JP 2003204990A JP 2002006996 A JP2002006996 A JP 2002006996A JP 2002006996 A JP2002006996 A JP 2002006996A JP 2003204990 A JP2003204990 A JP 2003204990A
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Junko Tachiki
順子 立木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸収性コアの位置の変化に影響されず、常に
脚繰りにフィットしかつ快適な装着感を損なわない使い
捨ておむつを提供する。 【解決手段】 吸収性コアの左右各側縁から延出し長手
方向へ第1弾性部材を取り付けた一対のサイドフラップ
と、サイドフラップの上面に位置する基側縁部とこれに
並行する自由縁部とを有して長手方向に第2弾性部材を
取り付けた防漏カフとを具備し、防漏カフは、基側縁部
から内方へ倒伏されると共に自由縁部が少なくとも1回
外方へ折曲げられて第1折曲域を形成し、その第1折曲
域の側縁部に第2弾性部材が取り付けられており、か
つ、サイドフラップの第1弾性部材と防漏カフの第2弾
性部材とが対向する位置に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脚繰り周りにフィ
ットする弾性部材付きサイドフラップを具備する使い捨
ておむつに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、サイドフラップを具備する従来
の使い捨ておむつの一例を示す概略的な部分切欠き平面
図である。図示の使い捨ておむつ200は、いわゆるオ
ープン型おむつであり、後胴周り域6と前胴周り域8の
間に脚繰り周りに合わせて凹状に幅を狭くした股下域7
を設けた左右対称構造を有する。使い捨ておむつ200
の層構造は、液透過性の表面シート2と液不透過性の裏
面シート3との間に、排泄液を吸収する吸収性コア4を
有する。表面シート2と裏面シート3は、直接重なる部
分については、ヒートシール、超音波シール、ホットメ
ルト接着剤等により相互に接着される。以下の説明にお
ける各部材同士の接着固定についても同様の手段を用い
ることができる。
【0003】股下域7の左右両縁部は、液不透過性シー
トであるサイドシート211と裏面シート3との間に長
手方向に延びる糸状の脚周り弾性部材212を伸長状態
で固定し、両シート211と3とを接合した帯状のサイ
ドフラップ210が形成される。さらに、サイドフラッ
プ210の上面には、液不透過性シートで形成される防
漏カフ214の基側縁部214aが固着される。防漏カ
フ214の長手方向の両端部は、それぞれ後胴周り域6
及び前胴周り域8の各エンドフラップの固定部9にて、
おむつ200の内方に倒伏させて固定されている。防漏
カフ214の自由縁部214bには、長手方向に延びる
糸状の弾性部材217を伸長状態で取り付けている。
【0004】脚周り弾性部材212及び弾性部材217
をそれぞれ伸長状態で取り付けたことにより、これらの
弾性部材212、217が収縮してサイドフラップ21
0及び防漏カフ214にギャザーを形成し、使い捨てお
むつ200が長手方向に湾曲した形状となり、装着に適
した形態となる。この装着時の形態においてサイドフラ
ップ210の脚周り弾性部材212は装着者の脚繰り周
りにフィットし、そして防漏カフ214は起立してその
弾性部材217が装着者の脚繰りそけい部にフィットす
ることとなる。これにより弾性部材212、217は、
排泄液や排泄物の漏れ出しを防止するシール材の役割を
果たす。さらに、安定した装着感の確保にも寄与する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5の
ような従来の使い捨ておむつ200には次のような問題
点がある。図6は、図5の使い捨ておむつ200の装着
時の形態におけるZ−Z断面を模式的に示した図であ
り、装着した使い捨ておむつの一部を切り欠いて描いて
いる。すなわち、片側のサイドフラップ210及び防漏
カフ214の近傍を示している。(A)は、装着直後の状
態を、(B)は、排泄液吸収後の状態を示す。(A)に示す
通り、装着直後には、装着者の肌面100に対してサイ
ドフラップ210及び防漏カフ214のそれぞれの弾性
部材212、217とも密着しており、その機能を果た
している。
【0006】ところが、(B)に示す通り、吸収性コア4
が排泄液を吸収して重くなり、あるいは表面シート2の
上部空間Sに排泄物が堆積することによって吸収性コア
4に荷重が掛かると、吸収性コア4が垂れ下がっておむ
つ全体を下方に引っ張り、おむつが全体的に垂れ下がる
こととなる。このとき、上部空間Sが大きくなること
で、表面シート2上の排泄物が装着者の肌面100に付
着することが低減される点は好ましいといえるが、一
方、サイドフラップ210及び防漏カフ214も、矢印
のように下方に引っ張られ垂れ下がることにより、装着
者の肌面100と、サイドフラップ210の弾性部材2
12及び防漏カフ214の弾性部材217との間に隙間
ができてしまうことになる。この状態で再び排泄が行わ
れると、漏れ出しが発生するおそれがある。
【0007】この現象を防止するために、例えば、サイ
ドフラップ210の基部(吸収性コア4の側縁近傍に位
置する)と脚周り弾性部材212の間の距離を長くして
サイドフラップ210の幅を広げ、あるいは、防漏カフ
214の基側縁部214aと弾性部材217の間の距離
を長くして防漏カフ214の幅を広げることにより、吸
収性コア4が垂れ下がっても肌面100との密着性を保
持することも可能ではある。しかしながらこのような対
処手段では、サイドフラップ210や防漏カフ214が
過度に幅広となるために、装着した時点で吸収性コア4
がだぶついてその位置が安定せず、また嵩張るために動
きにくくなることから快適な装着感が損なわれ、外観も
悪くなる。
【0008】以上の現状に鑑み、本発明の目的は、吸収
性コアの垂れ下がりによる位置の変化に影響されること
なく、常に脚繰り周り及び/または脚繰りそけい部にフ
ィットすることができると共に、快適な装着感を損なわ
ないサイドフラップ構造を具備する使い捨ておむつを提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するべ
く本発明による紙おむつは、吸収性コアの位置の変化に
関わらずサイドフラップ等の弾性部材が脚繰りにフィッ
トし続けるべく、次の通り、サイドフラップと防漏カフ
による二重防漏構造を設けることを特徴とする。 (1)本発明による使い捨ておむつは、前胴周り域、後
胴周り域、及び該前後胴周り域間に位置する股下域から
なり、液透過性の表面シートと液不透過性の裏面シート
との間に吸収性コアを介在させ、該吸収性コアの左右各
側縁から延出し長手方向へ第1弾性部材を取り付けた一
対のサイドフラップと、該一対のサイドフラップの各々
の上面に固着された基側縁部とこれに並行する自由縁部
と前記前後胴周り域にそれぞれ位置する両端部とを有し
て長手方向に第2弾性部材を取り付けた防漏カフとを具
備する。斯かる使い捨ておむつにおいて、前記防漏カフ
は、前記基側縁部から内方へ倒伏されると共に前記自由
縁部が少なくとも1回外方へ折曲げられて第1折曲域を
形成し、該第1折曲域の側縁部に前記第2弾性部材が取
り付けられており、かつ、前記サイドフラップの第1弾
性部材と前記防漏カフの第2弾性部材とが対向する位置
に配置される。
【0010】(2)上記(1)の使い捨ておむつにおい
て、前記第2弾性部材の伸長応力が、前記第1弾性部材
の伸長応力よりも大きいことが好適である。
【0011】(3)上記(1)又は(2)の使い捨てお
むつにおいて、前記防漏カフが、前記第2弾性部材の位
置する部分からさらに内方へ折曲げられて第2折曲域を
形成することが好適である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態を説明する。図1(A)は、本発明による使い
捨ておむつの部分切欠き平面図であり、(B)は、(A)の
部分拡大図である。以下、使い捨ておむつ1の各構成要
素の説明おいて、図1における左右方向を「幅方向」
と、幅方向についての末端(近傍を含む)を「縁」、「縁
部」若しくは「側縁部」と称し、また、上下方向を「長
手方向」と、長手方向についての末端(近傍を含む)を
「端」、「端部」と称することとする。使い捨ておむつ
1の本体は、不織布等で形成される液透過性シートから
なる表面シート2と、不織布やポリエチレンフィルム等
の液不透過性シートからなる裏面シート3と、これらの
間に配置された親水性繊維及び高吸収性ポリマー等から
なる液吸収性の吸収性コア4とをホットメルト接着剤等
で接合して構成される吸液性物品を、所定の形状に成形
してなる。図1(A)の展開状態において、後胴周り域6
と前胴周り域8の間に脚繰り周りに合わせて凹状に幅を
狭くした股下域7を設けた左右対称形状である。股下域
7の左右両縁部には、吸収性コア4の左右各側縁から延
出してサイドフラップ10が形成される。後胴周り域6
の端部は、後エンドフラップ18を、前胴周り域8の端
部は、前エンドフラップ19を形成しており、適宜の弾
性部材が幅方向に伸長状態で取り付けられる。
【0013】本発明は、サイドフラップ10と防漏カフ
14とを含む二重防漏構造を有する。サイドフラップ1
0は、裏面シート3と、これに重ね合わせたサイドシー
ト11と、これらのシート3及び11の間に伸長状態で
取り付けた糸状の第1弾性部材12とを互いに接着して
形成される。好適には、サイドシート11の一方の縁
が、サイドフラップ10の上面から分岐して防漏カフ1
4を形成し、サイドシート11の他方の縁は使い捨てお
むつ1の外方へ延びる。従って、この分岐部は、防漏カ
フ14の基側縁部14aである。尚、分岐部は、表面シ
ート2の側縁近傍に位置し、また表面シート2の側縁は
吸収性コア4の縁を覆っているので、分岐部(すなわち
防漏カフ14の基側縁部14a)は吸収性コア4の側縁
近傍に位置することになる。サイドシート11は、不織
布やポリエチレンフィルム等の液不透過性シートであ
る。
【0014】防漏カフ14は、基側縁部14aから使い
捨ておむつ1の内方へ倒伏して延びた後に第1折線14
bで折り曲げられ、そして折り曲げられた後は、使い捨
ておむつ1の外方へ延びる第1折曲域14cを形成す
る。この第1折曲域14c上に糸状の第2弾性部材15
が伸長状態で取り付けられる。このように第1折線14
b及び第1折曲域14cを設けて倒伏させた状態の防漏
カフ14の長手方向の両端部は、使い捨ておむつ1の後
エンドフラップ18及び前エンドフラップ19の固定部
9にてそれぞれ固定されている。さらに、この防漏カフ
14の倒伏状態において、防漏カフ14に取り付けた第
2弾性部材15と、上記のサイドフラップ10に取り付
けた第1弾性部材12とは、互いに対向する位置にある
ように配置されている。
【0015】さらに、図1に示す好適例では、防漏カフ
14の第1折曲域14cにおける第2弾性部材15の位
置する部分において、第2折線14dを設けて再び内方
へ折り曲げることにより第2折曲域14eを形成してい
る。従って、この第2折曲域14eの固定されない縁が
防漏カフ14の自由縁部14fである。そして、自由縁
部14fには、長手方向に糸状の第3弾性部材17が伸
長状態で取り付けられる。
【0016】弾性部材12、15及び17をそれぞれ伸
長状態で取り付けたことにより、これらの弾性部材1
2、15及び17が収縮してサイドフラップ10及び防
漏カフ14にギャザーを形成し、使い捨ておむつ1が長
手方向に湾曲した形状となり、装着に適した形態とな
る。この装着時の形態において、吸収した排泄液でおむ
つが垂れ下がりサイドフラップ10の第1弾性部材12
が装着者に当接できなくなっても、防漏カフ14の第2
弾性部材15が装着者の脚繰り周りに当接し、そして弾
性部材17が装着者の脚繰りそけい部に当接することと
なる。これにより弾性部材12、15及び17(特に、
おむつが垂れ下がったときの弾性部材15及び17)
は、排泄液や排泄物の漏れ出しを防止するシール材の役
割を果たす。さらに、安定した装着感の確保にも寄与す
る。
【0017】尚、各糸状の弾性部材12、15または1
7は、それぞれ1本の弾性部材であっても、複数の糸状
弾性部材を平行に配置した構成であってもよい。
【0018】図2は、図1のX−X断面を示す図であ
る。分かり易いように、サイドフラップ10及び防漏カ
フ14を上下方向に互いに離間させて描いている。特徴
的な防漏カフ14は、基側縁部14aから使い捨ておむ
つ1の内方(中央側)へ一旦延びた後、第1折線14b
にておむつ1の外方(縁側)へ折り曲げられる。折り曲
げられた後、第1折曲域14cが外方へと延び、この第
1折曲域14cの側縁部に第2弾性部材15が取り付け
られる。そして、基側縁部14aからサイドフラップ1
0の第1弾性部材12までの距離L0は、基側縁部14
aから防漏カフ14に設けた第2弾性部材15までの距
離L1と一致するように配置される。すなわち、防漏カ
フ14の倒伏状態において第1弾性部材12と第2弾性
部材15とが対向する位置にある。第1折線14b近傍
の部分は、後に図3で詳述するように吸収性コア4が垂
れ下がったときの防漏カフ14の延びしろとなる余裕部
分であり、第1折線14b近傍の部分の長さL2は、そ
の作用効果を発揮するために必要十分な長さに設定され
る。
【0019】さらに、サイドフラップ10の第1弾性部
材12の伸長応力よりも、防漏カフ14の第2弾性部材
15の伸長応力の方が高くなるように設定する。これ
は、サイドフラップ10の第1弾性部材12が装着者か
ら離れたときにも、防漏カフ14の第2弾性部材15は
装着者の肌面との密着性を保持するためである。従っ
て、第1弾性部材12が従来の本来の脚周り弾性部材で
あるとすれば、第2弾性部材15は予備の脚周り弾性部
材ともいうことができる。
【0020】防漏カフ14の第2折曲域14eの幅L3
は、適宜設定可能であり、一実施例においては、防漏カ
フ14の自由縁部14fが基側縁部14aの位置より内
方へ越えるように広い幅としてもよく、また別の実施例
では、自由縁部14fが基側縁部14aの位置まで到達
しない狭い幅とすることができる。
【0021】尚、図示の例では、サイドシート11と防
漏カフ14を、連続した1枚の液不透過性シートを適宜
折り曲げ接着固定することにより形成しているが、この
実施例に限定しない。例えば、複数の液不透過性シート
を互いに接合することにより同様の作用効果を奏するサ
イドフラップ及び防漏カフを形成可能であり、また、裏
面シート3をその縁部で折り曲げることによっても同様
のサイドフラップ及び防漏カフを形成可能である。これ
らのサイドフラップ等の形成技術は、当業者に周知の技
術である。
【0022】図3は、本発明の使い捨ておむつの作用効
果を説明するための図であり、図1の使い捨ておむつ1
を装着者が装着したときのX−X断面を模式的に示した
図であり、装着した使い捨ておむつの一部を切り欠いて
描いている。(A)は、装着直後の状態を、(B)は、排泄
液吸収後の状態を示す。(A)に示す通り、装着直後に
は、サイドフラップ10の第1弾性部材12及び防漏カ
フ14の第2弾性部材15が、装着者の肌面100に対
して同位置にて当接しており、その機能を果たしてい
る。また、サイドフラップ10の第1弾性部材12と吸
収性コア4との間の距離は、図6の従来例と同様に必要
最小限に保持されている。防漏カフ14の第1折線14
b近傍の部分は、折り畳まれたままである。従って、装
着直後には、吸収性コア4がだぶつくことはなく安定な
装着感が得られる。
【0023】(B)に示す排泄液吸収後の状態では、吸収
性コア4が排泄液を吸収して重くなり、あるいは表面シ
ート2の上部空間Sに排泄物が堆積することによって吸
収性コア4が垂れ下る。このとき、サイドフラップ10
は、その第1弾性部材12の伸長応力が比較的小さいた
め吸収性コア4に引っ張られて矢印のように下がり、装
着者の肌面100から離れる。しかしながら、この状態
のとき、防漏カフ14の第1折線14b近傍の部分が延
びることにより防漏カフ14の第2弾性部材15は、装
着者の肌面100との当接状態を保持する。このよう
に、防漏カフ14の第2弾性部材15は、吸収性コア4
の位置の変化の影響を受けない。
【0024】また、防漏カフ14の第1折線14b近傍
の部分が延びて防漏カフ14が起立することにより、表
面シート2の上部空間Sが拡大する。このように防漏カ
フ14は、サイドフラップ10のシール機能が失われた
ときでもシール機能を保持する予備的サイドフラップの
役割を果たす。従って、(B)の状態でさらに排泄が行わ
れても、排泄液等が漏れ出すことはない。尚、防漏カフ
14の第2折線14dから延びる第2折曲域14eの弾
性部材17も肌面100との密着性を保持している。
【0025】尚、吸収性コア4の垂れ下がりの程度は、
第1弾性部材12の伸長応力によって調節することがで
きる。また、吸収性コア4の垂れ下がりの程度に応じ
て、第2弾性部材15及び第3弾性部材17の伸長応力
を適切に設定することができる。
【0026】図4は、本発明による二重防漏構造の別の
実施例であり、前述の例と同様にサイドフラップ10及
び防漏カフ14を含むが、前述の例と異なり防漏カフ1
4が第1折線14b及び第1折曲域14cのみを有す
る。従って、第1折曲域14cの固定されない側縁が、
防漏カフ14の自由縁部14fとなる。斯かる構造によ
っても図3で示した本発明の作用効果を奏することはで
きる。
【0027】
【発明の効果】本発明による使い捨ておむつは、各々弾
性部材を取り付けたサイドフラップと防漏カフとによる
二重防漏構造を有し、かつ防漏カフは折曲部分を具備す
るので、装着時に吸収性コアが垂れ下がった場合にも、
防漏カフの折曲部分が延びることにより防漏カフの第2
弾性部材は装着者の肌面と当接したまま密着性を保持す
る。これにより、排泄物等の横への漏れ出しを防止す
る。
【0028】また、防漏カフが延びることで、排泄物の
収容空間が拡大されて排泄物が装着者の肌へ付着するこ
とを低減し、衛生的で快適な装着感を実現する。
【0029】さらに、装着直後においては、サイドフラ
ップの第1弾性部材が装着者に密着しているので吸収性
コアは垂れ下がることはなく、従って動き易く外観もよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本発明による使い捨ておむつの部分切
欠き平面図であり、(B)は、(A)の部分拡大図である。
【図2】図1のX−X断面を示す図である。
【図3】本発明の使い捨ておむつの作用効果を説明する
ための図であり、図1の使い捨ておむつの装着時におけ
るX−X断面を模式的に示す。(A)は、装着直後の状態
を、(B)は、排泄液吸収後の状態を示す。
【図4】本発明による使い捨ておむつのサイドフラップ
構造の別の実施例を示す部分断面図である。
【図5】サイドフラップを具備する従来の使い捨ておむ
つの一例を示す部分切欠き平面図である。
【図6】図5の使い捨ておむつの装着時におけるZ−Z
断面を模式的に示した図である。(A)は、装着直後の状
態を、(B)は、排泄液吸収後の状態を示す。
【符号の説明】
1 使い捨ておむつ 2 表面シート 3 裏面シート 4 吸収性コア 5 背中側弾性部材 6 後胴周り域 7 股下域 8 前胴周り域 9 防漏カフ両端固定部 10 サイドフラップ 11 サイドシート 12 第1弾性部材 14 防漏カフ 14a 防漏カフ基側縁部 14b 防漏カフ第1折線 14c 防漏カフ第1折曲域 14d 防漏カフ第2折線 14e 防漏カフ第2折曲域 14f 防漏カフ自由縁部 15 第2弾性部材 17 第3弾性部材 18 後エンドフラップ 19 前エンドフラップ 100 装着者肌面 200 使い捨ておむつ 210 サイドフラップ 211 サイドシート 214 防漏カフ 214a 防漏カフ基側縁部 214b 防漏カフ自由縁部 212、217 弾性部材 218 後エンドフラップ 219 前エンドフラップ S 空間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前胴周り域、後胴周り域、及び該前後胴
    周り域間に位置する股下域からなり、液透過性の表面シ
    ートと液不透過性の裏面シートとの間に吸収性コアを介
    在させ、該吸収性コアの左右各側縁から延出し長手方向
    へ第1弾性部材を取り付けた一対のサイドフラップと、
    該一対のサイドフラップの各々の上面に位置する基側縁
    部とこれに並行する自由縁部と前記前後胴周り域にそれ
    ぞれ位置する両端部とを有して長手方向に第2弾性部材
    を取り付けた防漏カフとを具備する使い捨ておむつにお
    いて、 前記防漏カフは、前記基側縁部から内方へ倒伏されると
    共に前記自由縁部が少なくとも1回外方へ折曲げられて
    第1折曲域を形成し、該第1折曲域の側縁部に前記第2
    弾性部材が取り付けられており、かつ、 前記サイドフラップの第1弾性部材と前記防漏カフの第
    2弾性部材とが対向する位置に配置されることを特徴と
    する使い捨ておむつ。
  2. 【請求項2】 前記第2弾性部材の伸長応力が、前記第
    1弾性部材の伸長応力よりも大きいことを特徴とする請
    求項1に記載の使い捨ておむつ。
  3. 【請求項3】 前記防漏カフが、前記第2弾性部材の位
    置する部分からさらに内方へ折曲げられて第2折曲域を
    形成することを特徴とする請求項1または2に記載の使
    い捨ておむつ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009240702A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Uni Charm Corp 吸収性物品
WO2013089186A1 (ja) * 2011-12-15 2013-06-20 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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