JP2003204638A - 永久磁石形モータ及び永久磁石形モータの製造方法及び圧縮機及び冷凍サイクル装置 - Google Patents
永久磁石形モータ及び永久磁石形モータの製造方法及び圧縮機及び冷凍サイクル装置Info
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- JP2003204638A JP2003204638A JP2002001817A JP2002001817A JP2003204638A JP 2003204638 A JP2003204638 A JP 2003204638A JP 2002001817 A JP2002001817 A JP 2002001817A JP 2002001817 A JP2002001817 A JP 2002001817A JP 2003204638 A JP2003204638 A JP 2003204638A
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Abstract
組み立て中に磁性楔が割れるなどの問題があった。 【解決手段】 バックヨーク部3eと、バックヨーク部
3eから突出したティース部3fとを有する複数の磁性
片部3がバックヨーク部3eに形成される連結部を介し
て折り曲げ可能に連結されたステータ鉄心7と、ティー
ス部3fとバックヨーク部3eによって形成されるスロ
ット部2を電気絶縁するための絶縁部材8と、スロット
2内に巻装されたコイル6とによって構成され、ステー
タ鉄心7のジョイント部9を折り曲げることにより、環
状に形成されたステータ鉄心7において、絶縁部材8の
隣り合うステータティース部3fの先端部が対向する部
分に磁性部材収容部1を設け、磁性部材収容部1に磁性
材料を配置した。
Description
空気調和機の圧縮機駆動用等に用いられる永久磁石型モ
ータに関するものである。
311683号公報に開示されている従来の永久磁石形
モータの構造を示す断面図である。図において、スロッ
ト2は一定角度間隔置きに形成され、絶縁部材8が内張
りされている。スロット2内にはコイル6が巻装されて
いる。磁性楔35とコイル6間を絶縁する絶縁部材31
を装着した後、隣り合うスロット2間のステータ鉄心の
ティース部3fの先端部の対応内面に形成された装着溝
32に、磁性楔35の楔部33が挿入される。磁性楔3
5は圧入により、若しくは装着された後、接着により固
定される。磁性楔35により隣り合うステータ鉄心のテ
ィース部3fが橋絡されるとともに、スロット2のスロ
ットオープニング部2aが塞がれ、磁性楔35に形成し
た非磁性組織34が、スロットオープニング部2aの中
央に位置する。
76706号公報に開示されている他の永久磁石形モー
タのステータ鉄心の部分断面図と磁性楔の斜視図であ
る。図に示すように、鉄粉やフェライトを圧縮、または
樹脂成形して、比透磁率を5〜数10程度にした磁性楔
35の表面(ステータ鉄心7内周側)に、膜厚が数μ〜
数10μmのアモルファスシート55が配置された複合
磁性楔36を、ステータ鉄心7のセミクローズのスロッ
ト構造を有するスロット2のスロットオープニング部2
aを閉塞するように、複合磁性楔36が収納されてい
る。
2000−209795号公報に開示されている他の永
久磁石形モータを示す図で、図27は永久磁石形モータ
の断面図、図28はステータ連結体及び巻線を巻いたス
テータ連結体を示す図である。図に示すように、ステー
タ12と、ステータ12の外周に配設されたリング状の
永久磁石15を内周に備えたロータ16からなる。ステ
ータ12は、各ティース部3f間を薄肉部37で連結
し、ティース間に隙間がない構造となっている。
る。図28(a)に示すステータ連結体38は、板厚が
薄い電磁鋼板を複数枚重ね、一枚一枚の電磁鋼板がバラ
バラにならないように固定されている。このステータ連
結体38は、複数のステータの磁性片部3を薄肉部37
で連結している。なお、ステータの磁性片部3は、両脇
端に薄肉部37を備えるティース部3fと、このティー
ス部3fの下方に連結した被コイル部と、この被コイル
部の下方に連結したコア支持部とからなる。このような
ステータ連結体38の被コイル部にコイルを巻く時、図
28(b)に示すように、隣り合うコア支持部の間隔を
十分に開いた状態で、被コイル部にコイルを集中巻線
し、ティース部3fとコア支持部の間にコイル6を作
る。
−116043号公報に開示されている他の永久磁石形
モータのロータ構成を示す図である。図に示すように、
ロータ16のロータ鉄心14の外周面において、永久磁
石15の相互間に存する鉄心部分を同鉄心の内周部と外
周部とを繋ぐ連結部と対応する部位に、ロータ鉄心14
の軸方向(回転軸13の軸方向)に沿って凹部39をそ
れぞれ形成した構造となっている。
−184633号公報に開示されている他の永久磁石形
モータのステータ鉄心の一部拡大図である。図に示すよ
うに、ティース部3fは所定の歯幅を有し、ティース部
3f部分を除くスロットオープニング部までの内径側テ
ィース部にティース部先端部3gが形成されている。そ
して、ティース部3fの両脇に延長して形成されるティ
ース部先端部3gを、図30(B)のように、その一部
a、bをカットして除去したものである。カット部分は
ロータ16の回転が向かう方向のティース部先端部3g
のみ、aの片側で十分であるが、モータの組み立て時に
ステータ12のどちらの方向からもロータ16を挿入で
きるように、両側のティース部先端部3gの他方bもカ
ットした構成となっている。
285184号公報に開示されている他の永久磁石形モ
ータのロータ鉄心を説明するための概略的部分平面図で
ある。図に示すように、ロータ鉄心14には、断面が凸
レンズ形状の永久磁石15がコア外周に沿って極数分だ
け等間隔に埋設されている。各永久磁石15は一方の面
をコア外周に沿うようにし、他方の面を中心孔58(回
転軸用)に向けるように構成されている。さらに、図3
1に示すように、隣接する異極の永久磁石15の間は、
ステータ鉄心7からの磁束の路を確保するために所定幅
sとし、例えばロータ鉄心14に使用する電磁鋼板1枚
の厚さ以上となるように構成されている。また、永久磁
石15の他方の面(中心孔58を向いている面)は、ス
テータ鉄心7からの磁気の通路(いわゆる磁束の路)に
沿った曲線になるように構成されている。
せるための駆動回路装置の構成を図32を参照して説明
する。図32は、モータ駆動用として良く用いられる一
般的なモータ駆動回路装置である。図に示すモータ駆動
回路装置は、直流電源部40、主回路部41、および制
御回路部42から構成される。直流電源部40は、電解
コンデンサ、ダイオードブリッジ回路(図示せず)等に
より構成されており、主回路部41に接続され、主回路
部41へ直流電力を供給する。主回路部41は、6個の
スイッチング素子Ua、Ub、Va、Vb、Wa、Wb
と6個の環流ダイオードD1、D2・・・D6より構成
され、それぞれの環流ダイオードは、スイッチング素子
と並列に接続されている。
に接続してアーム部Uabを、スイッチング素子Vaと
Vbを直列に接続しアーム部Vabを、同様にスイッチ
ング素子WaとWbを直列に接続し、アーム部Wabが
形成され、合計で3つのアームが形成されている。これ
らの、アーム部Uab、Vab、Wabは、それぞれ並
列に接続され、3相のブリッジが形成される。この主回
路部41において、3相の各アーム部Uab、Vab、
Wabが有するスイッチング素子の共通節点Uo、V
o、Woは、3相Y結線されたモータの端子U、端子
V、端子Wに接続れている。
いて、モータを回転駆動させる場合の動作原理を説明す
る。圧縮機の中に永久磁石形モータを組み込んだ場合、
モータは高温の冷媒ガス雰囲気の中にあるので、ステー
タとロータの位置関係を検出してスイッチング素子の通
電タイミングを決めるためのホール素子などの位置セン
サを取り付けることができない。このため、圧縮機に組
み込んだ永久磁石形モータを回転駆動させる場合、位置
センサを用いずにモータを回転駆動させるセンサレス駆
動方式が用いられている。
よりモータを回転駆動させるための一般的な動作原理で
ある。図34は、120度矩形波駆動方式によりモータ
を回転駆動させた場合のスイッチング素子のオン・オフ
のタイミングおよび、中性点と各端子の間に発生する電
圧の変化を示した波形、図33は、図34のスイッチン
グに基づきスイッチングのオン・オフを行った場合にコ
イルに流れる電流の向きを示したものである。センサレ
スで行う120度矩形波駆動は、3相巻線されたコイル
の2相間に電流を流しつつ、ロータ位置検出部42で電
流を流していない残りの1相(非通電相)に発生する誘
起電圧を検出することにより、ステータとロータの位置
関係を判定し、この判定結果に基づいてスイッチング素
子のオン・オフを順次切り替えてモータを回転駆動させ
る駆動方式である。
いステータのティース部に巻装されたコイルに鎖交する
磁束が変化することによって誘導される逆起電力であ
り、モータの巻数をN、ロータの回転によって発生する
磁束の変化をdΦ/dtとすると、一般的に(1)式で
表すことができる。 V=N・dΦ/dt …………(1) 即ち、各相に発生する誘起電圧は、ロータの回転に伴う
磁束変化(dΦ/dt)に起因しており、突極性を有さ
ない表面配置形のロータを用いた永久磁石形モータの場
合は、中性点を基準電位とすると、ロータの極中心部と
ステータティースの中心が一致する図35の位置にステ
ータとロータの位置関係がある時に、磁束変化が最も小
さくなり、その値は零となる。この特性を利用して、セ
ンサレス120度矩形波駆動方式では、3相の内、非通
電状態にある相に発生する誘起電圧が零となる位置(零
クロス点)を検出することでロータとステータの位置関
係の判定を行っている。
うにスイッチング素子Ua、Ub、Va、Vb、Wa、
Wbのオン・オフを、ロータ位置検出部42の信号を受
けて転流制御回路43から出されるオン・オフ指令に基
づき制御することにより行われ、図33に示すように6
つのステージを1周期として順次電流を切り替えること
により、モータを回転駆動させている。
角)の区間では、スイッチング素子Uaとスイッチング
素子Vbをオン、その他のスイッチング素子をオフにす
る。これにより、図33で示したで示すU−V間に電
流が流れる。同様に、ステップ2で、スイッチング素子
VbとWaをオン、ステップ3でスイッチング素子Ub
とWaをオン、ステップ4でUbとVaをオン、ステッ
プ5でVaとWbをオン、ステップ6でUaとWbをオ
ンとなるように電気角で60度毎に順次スイッチング素
子のオン・オフを切り替えて、U−V間→W−V間
→W−U間→V−U間→V−W間→U−W間の
順番で順次コイルに電流を流すことで、モータを回転駆
動させている。
タは以上のように構成されているので、以下に述べる問
題点があった。隣り合うスロット2間に磁性楔35を装
着するために、ステータ鉄心のティース部3fの先端部
の対応内面に装着溝32を形成し、圧入などにより、磁
性楔35をスロット2間に挿入する必要があるため、磁
性楔を固定するための組み立て性が悪く、組み立て中に
磁性楔が割れる等の問題点があった。
ータ鉄心のティース部3fのステータ内径側の側面部に
装着溝32を設けたため、装着溝32がない場合と比べ
て、ステータ鉄心のティース部3fの断面積が小さくな
ることにより、ステータ鉄心のティース部3fの磁束密
度が増加し、鉄損の増加により効率を悪化させていた。
のセミクローズのスロット構造を有するスロット2のス
ロットオープニング部2aを閉塞するように、複合磁性
楔36を収容する構造としていたため、スロット2断面
内に入り込んで複合磁性楔36を配置する必要があっ
た。この結果、コイル6を収容することができる有効ス
ロット断面積が狭めることとなり、所定のコイル6を巻
装するために線径を小さくする必要があり、銅損増加に
より効率を悪化させていた。また、磁性楔の固定が不十
分であった。
5の破片が圧縮機の細管に入り込み、圧縮機の故障の原
因となっていた。
3fの両脇に配置された薄肉部37によって連結された
構造となっているため、ステータを製造する工程の中
で、薄肉部37を支点にステータ鉄心7を開いた状態で
コイルする工程と、開いたコアを閉じる工程が存在す
る。この2つの工程によって、薄肉部37に塑性変形が
生じ、磁気特性が劣化するといった問題点があった。
永久磁石15の相互間に存する鉄心部分を同鉄心の内周
部と外周部とを繋ぐ連結部と対応する部位に、ロータ鉄
心14の軸方向(回転軸13の軸方向)に沿って凹部3
1を形成した構造としていたので、磁石極間部を通る磁
束が減少することにより、リラクタンストルクが減少
し、電流の増加により効率が悪化するという問題点があ
った。
ティース部先端部3gをカットして除去した構造として
いるが、ティース部先端部3gのカットする寸法によっ
ては、効率を悪化させるという問題点があった。
ためになされたもので、ステータティース部の先端部に
磁性楔を挿入する際の組み立て性を改善すると共に、磁
性楔の固定を容易にし、さらに、ステータティース部に
磁性楔を固定するための装着溝を設けることなく、磁性
楔の固定を容易に実現することで、モータの効率を改善
すると共に、制御性が良好な永久磁石モータを提供する
ことを目的とする。
を小さくすることなく、磁性楔の固定を容易に実現する
ことで、モータの組み立て性を改善すると共に、モータ
効率が向上し、制御性が良好な永久磁石モータを提供す
ることを目的とする。
部を塑性変形することなく、設けることで、薄肉部の磁
気特性を改善すると共に、制御性が良好な永久磁石モー
タを提供することを目的とする。
磁石の相互間に存するロータ鉄心の内周部と外周部とを
繋ぐ連結部と対応する部位に、ロータ鉄心の軸方向(回
転軸の軸方向)に沿って凹部を形成した構造としても、
効率の良い永久磁石モータを実現すると共に、制御性が
良好な永久磁石モータを提供することを目的とする。
ス部先端部をカットして除去した構造としても、効率の
良い永久磁石形モータを実現すると共に、制御性が良好
な永久磁石モータを提供することを目的をする。
形モータは、バックヨーク部と、このバックヨーク部か
ら突出したティース部とからなる複数の磁性片部がバッ
クヨーク部に形成される連結部を介して折り曲げ可能に
連結された連結鉄心と、ティース部とバックヨーク部と
によって形成されるスロットを電気絶縁するための絶縁
部材とを有し、連結鉄心のジョイント部を折り曲げるこ
とにより、環状に形成されたステータと、このステータ
の内径側に空隙部分を介して対向配置され、永久磁石を
配置するための磁石挿入孔を設けたロータ鉄心と、この
ロータ鉄心の磁石挿入孔内に設けられた永久磁石とを有
するロータと、を備えた永久磁石形モータにおいて、絶
縁部材の隣り合うティース部の先端部が対向する部分に
磁性部材収納部を設け、磁性部材収納部に磁性部材を配
置したことを特徴とする。
は、絶縁部材のティース先端部に位置する部分に、対向
する隣りのティース先端部側に開口した凹部を設け、凹
部同士が対向面で接した構造とすることにより磁性部材
収納部を形成したことを特徴とする。
は、磁性部材の寸法を磁性部材収容部の寸法よりも小さ
くしたことを特徴とする。
は、磁性部材収容部の軸方向端面に、磁性部材が外に飛
び出すのを防止する係り止め部を設けたことを特徴とす
る。
は、磁性部材は、比透磁率15以下の磁性体で構成され
たことを特徴とする。
は、絶縁部材のティース先端部に位置する部分に設けた
凹部の、ティース先端部と接する部分の厚さを調整する
ことにより、隣接するティース先端部を通って流れる短
絡磁束を抑制することを特徴とする。
は、バックヨーク部と、このバックヨーク部から突出し
たティース部とからなる複数の磁性片部がバックヨーク
部に形成される連結部を介して折り曲げ可能に連結され
た連結鉄心と、ティース部とバックヨーク部とによって
形成されるスロットを電気絶縁するための絶縁部材とを
有し、連結鉄心のジョイント部を折り曲げることによ
り、環状に形成されたステータと、このステータの内径
側に空隙部分を介して対向配置され、永久磁石を配置す
るための磁石挿入孔を設けたロータ鉄心と、このロータ
鉄心の磁石挿入孔内に設けられた永久磁石とを有するロ
ータと、を備えた永久磁石形モータにおいて、ティース
部の先端部に、スロットオープニング部を塞ぐような形
で形成された薄肉突起部を設けたことを特徴とする。
は、薄肉突起部の半径方向の厚みを1mm以下にしたこ
とを特徴とする。
は、薄肉突起部を、積層方向に間欠的に設けたことを特
徴とする。
は、薄肉突起部の半径方向の厚みを、打ち抜き性が良く
なる程度に厚くしたことを特徴とする。
は、複数相の巻線を有するステータと、ステータの内径
側に空隙部分を介して対向配置され、永久磁石を配置す
るための磁石挿入孔を設けたロータ鉄心と、ロータ鉄心
の磁石挿入孔内に設けられた永久磁石とを有するロータ
と、を備えた永久磁石形モータにおいて、永久磁石の周
方向端部に切り欠き部を設け、且つ、切り欠き部に沿っ
てロータ鉄心に薄肉連結部を設け、且つ、ステータの内
周とロータの外周が対向する空隙長の最大値をLa、最
小値をLbとしたとき、空隙長の最大値Laと最小値L
bの比La/Lbを1.3≦La/Lb≦3となる構造
としたことを特徴とする。
は、永久磁石の軸直角方向断面を、ロータ鉄心の内径側
と外形側の両側に膨らむ凸形R形状としたことを特徴と
する。
は、永久磁石の周方向端部に設けられた切り欠き部を、
R形状で構成したことを特徴とする。
は、永久磁石の周方向端部に設けられた切り欠き部を、
直線で構成したことを特徴とする。
は、永久磁石の周方向端部に設けられた切り欠き部を、
連続する直線で構成したことを特徴とする。
は、永久磁石の極中心に対して、永久磁石の周方向端部
におけるステータとロータとの間の空隙寸法が大きくな
るように、ロータ鉄心の外周部の曲率を小さくしたこと
を特徴とする。
は、複数相の巻線を有するステータと、ステータの内径
側に空隙部分を介して対向配置され、永久磁石を配置す
るための磁石挿入孔を設けたロータ鉄心と、ロータ鉄心
の磁石挿入孔内に設けられた永久磁石とを有するロータ
と、を備えた永久磁石形モータにおいて、ロータ鉄心の
外周部と対向するステータ鉄心のティース部先端部の形
状をティース部先端部になるほど、ステータとロータと
の間の空隙長が大きくなる形状とし、且つ、ステータの
内周とロータの外周が対向する空隙長の最大値をLa、
最小値をLbとしたとき、空隙長の最大値Laと最小値
Lbの比La/Lbを1.3≦La/Lb≦3としたこ
とを特徴とする。
は、ティース部側面部の辺と、ティース部側面部の辺か
らティース部先端に延びる辺とのなす角度が100度以
上となるように構成したことを特徴とする。
は、ロータ鉄心の外周部と対向するステータ鉄心のティ
ース部先端部の形状をティース部先端部になるほど、ス
テータとロータとの間の空隙長が大きくなる形状を、一
つの直線により形成したことを特徴とする。
は、ロータ鉄心の外周部と対向するステータ鉄心のティ
ース部先端部の形状をティース部先端部になるほど、ス
テータとロータとの間の空隙長が大きくなる形状を、多
段階に折れる直線により形成したことを特徴とする。
は、ロータ鉄心の外周部と対向するステータ鉄心のティ
ース部先端部の形状をティース部先端部になるほど、ス
テータとロータとの間の空隙長が大きくなる形状を、R
形状の組み合わせにより形成したことを特徴とする。
は、ティース部先端部のスロット側の面に、切り欠き部
を設けたことを特徴とする。
は、ロータに設けられた永久磁石を、外部着磁ヨークを
用いて着磁したことを特徴とする。
求項23の何れかに記載の永久磁石形モータを備えたこ
とを特徴とする。
項24に記載の圧縮機を備えたことを特徴とする。
法は、バックヨーク部と、このバックヨーク部から突出
したティース部とからなる複数の磁性片部がバックヨー
ク部に形成される連結部を介して折り曲げ可能に連結さ
れた連結鉄心と、ティース部とバックヨーク部とによっ
て形成されるスロットを電気絶縁するための絶縁部材と
を有し、連結鉄心のジョイント部を折り曲げることによ
り、環状に形成されたステータを備えた永久磁石形モー
タの製造方法において、プレス打ち抜きされたコア部材
を金型内で積層して連結鉄心を形成する工程と、連結鉄
心の各磁性片部のバックヨーク部とティース部とにより
形成されるスロットの壁面及び磁性片部の軸方向端部を
覆うように、ティース先端部に位置する部分に対向する
隣りのティース先端部側に開口した凹部を設けた絶縁部
材を装着する工程と、連結鉄心の各磁性片部のティース
部にコイルを巻装する工程と、連結鉄心のジョイント部
を折り曲げることにより、環状のステータを形成し、絶
縁部材に設けた凹部同士を対向面で接するようにして磁
性部材収納部を形成する工程と、磁性部材収納部に磁性
部材を挿入する工程と、を備えたことを特徴とする。
製造方法は、バックヨーク部と、このバックヨーク部か
ら突出したティース部とからなり、ティース部の先端部
に薄肉突起部を設けた複数の磁性片部がバックヨーク部
に形成される連結部を介して折り曲げ可能に連結された
連結鉄心と、ティース部とバックヨーク部とによって形
成されるスロットを電気絶縁するための絶縁部材とを有
し、連結鉄心のジョイント部を折り曲げることにより、
環状に形成されたステータを備えた永久磁石形モータの
製造方法において、プレス打ち抜きされたコア部材を金
型内で積層して連結鉄心を形成する工程と、連結鉄心の
各磁性片部のバックヨーク部とティース部とにより形成
されるスロットの壁面及び磁性片部の軸方向端部を覆う
ように絶縁部材を装着する工程と、連結鉄心の各磁性片
部のティース部にコイルを巻装する工程と、連結鉄心の
ジョイント部を折り曲げることにより、環状のステータ
を形成し、ティース部の先端部に設けた薄肉突起部によ
りスロットオープニング部を塞ぐようにする工程と、を
備えたことを特徴とする。
面に基づいて説明する。 実施の形態1.図1〜9は実施の形態1を示す図で、図
1は9スロットの構造を有する永久磁石形モータのステ
ータの断面図、図2は連結鉄心の連結部を示す簡略図、
図3は図1の断面図を部分的に拡大した図、図4はステ
ータの極片部1個分のコイルの巻装方法を示す概略図、
図5はステータ鉄心の製造方法を示す概念図、図6はス
テータ鉄心の一部を示す平面図、図7は圧縮機に永久磁
石形モータを組み込んだ場合の断面図、図8は図7の圧
縮機を組み込んだ冷凍サイクル装置を示す冷媒回路図、
図9は永久磁石形モータを120度矩形波駆動により回
転駆動させた場合のコイルの端子電圧波形を示す図であ
る。
ち抜いて積層した薄板の電磁鋼板からなる磁性片部、9
は磁性片部3の両側端部に設けられたジョイント部で、
積層された電磁鋼板の一枚一枚の両側端部の裏側に凹部
3aを、表側に凸部3bを設けることによって構成され
ている。4は複数の磁性片部3が各端面3c、3dを介
して配列された第1のコア部材である。
と交互に積層され積層方向に相隣なる磁性片部3同士の
凹部3a及び凸部3bが嵌合されることにより回転自在
に連結されている。7は積層された両コア部材のジョイ
ント部9を各磁性片部3のジョイント部9の凹部3a及
び凸部3bを回転させ、環状に形成された鉄心である。
部、3fはティース部である。また、2はバックヨーク
部3eとティース部3fとにより構成されるスロットで
ある。8はスロットオープニング部と接するティース部
先端部3gを含むスロット2の壁面及び、磁性片部3の
軸方向端部面を覆うように装着され、樹脂などによって
構成された絶縁部材であり、隣接するティース部先端部
が対向する部分にコの字状凹部8a(図4参照)を設け
ることにより、ステータ鉄心が環状に形成された場合
に、隣接するティースのコの字状凹部8aが接して鉄心
磁性部材収容部1を形成している。凹部はコの字状に限
定されない。
材収容部1に収容された磁性部材であり、比透磁率15
以下の磁性体により構成することにより、隣接するティ
ース部先端部間に流れる短絡磁束を抑制した構造として
いる。6は、ティース部3fに巻装され、スロット2内
に収められたコイルである。
方法について説明する。先ず、図5の矢印Aで示す位置
において、第1のコア部材4を加工する第1段階とし
て、図中ハッチングで示す部分をプレス打ち抜きするこ
とにより両端面3c、3dの周辺部を形成する。又、矢
印Bで示す位置においては、第2のコア部材5を加工す
る第1段階として、図中ハッチングで示す部分をプレス
打ち抜きすることにより両端面3c、3dの周辺部を形
成する。なお、上記プレス打ち抜き動作によって、磁性
片部3の円弧状の端面3c(外側に凸)が形成された側
の端部の表裏面には、図6に示すようにそれぞれ嵌合可
能な凹部3a及び凸部3b形成されるとともに、最上層
となるコア片3には凸部3bが嵌合可能な穴部3hが形
成されている。
て、矢印Aで示す位置において両端面3c、3dの周辺
部が形成された部分と、矢印Bで示す位置において両端
面3c、3dの周辺部が形成された部分を、順次交互に
図中ハッチングで示す部分をプレス打ち抜きすることに
より、それぞれ第1のコア部材4及び第2のコア部材5
が形成され、これら両コア部材は金型内で順次積層され
る。
ノズルの回転軸となるような回転運動をさせることで、
各磁性片部3のティース部3fにコイル6を巻装し、ス
ロット2内にコイル6を収容する。その後、各磁性片部
3の積層方向で相対向する凹部3a及び3bを回転させ
ることにより、環状に形成し、ティース部先端部に設け
たコの字状凹部8aにより形成された磁性部材収容部1
に、磁性部材収容部1の外形寸法より若干小さめの磁性
部材10を挿入することによりステータ12が完成す
る。
凹部8aのコア端部には、磁性部材10が外に飛び出す
のを防止するため、係り止め部(図示せず)を有する構
造となっている。また、ティース部先端部に設けた隣接
するコの字状凹部8a同士は、上述のとおり対向面で接
した構造となっている。
ばめなどによって保持されたステータ、13はステータ
12の軸線上に配置され、ステータ12に対して回転可
能な回転軸、14は回転軸13に固定されているロータ
鉄心、15はロータ鉄心14の外周面に固定されている
複数の永久磁石であり、これらの永久磁石15は、N極
とS極とが交互になるように着磁される。また、永久磁
石15は、フェライト又はネオジなどを主成分に構成さ
れている。16は回転軸13、ロータ鉄心14及び永久
磁石15を有するロータであり、このロータ16とステ
ータ12との間には、空隙17が設けられている。
運転および暖房運転の冷媒の流れを切換える流路切換え
手段であり、例えば四方弁である。20は室外熱交換
器、21は流量制御装置、22は室内熱交換器、23は
室外ユニット、24は室内ユニットであり、これらは配
管によって順次接続され冷凍サイクルを構成している。
この冷凍サイクルの冷媒には、HFC系冷媒で、R32
とR125の混合冷媒であるR410Aが用いられ、冷
凍機油としてはアルキルベンゼン系油が用いられてい
る。その他冷媒としてはR407Cなどが、冷凍機油と
しては鉱油、エステル油などが適用可能である。
ース部先端部3gに磁性部材収容部1を設けて、ティー
ス部3fにコイル6を巻装した後、鉄心7を環状にし、
最後に磁性部材収容部1に磁性部材8をステータコア端
部より挿入することで、磁性部材8を収容可能な構造と
したので、磁性部材8を圧入することなく装着でき、組
み立て性が向上すると共に、組み立て時に磁性部材8に
割れ等が発生して破損することがなくなった。
側面部に装着溝などを設ける必要がなくなり、ステータ
鉄心7のティース部3fの磁路を狭めて、鉄損が増加す
ることがなくなった。
3gのスロットオープニング部に磁性部材10を装着す
る構造としたので、コイル6を収容することができる有
効スロット断面積を狭めることがなくなったので、銅損
が増加して効率を悪化させることがなくなった。
先端部3gにコの字状凹部8aを設けて磁性部材収容部
1を形成し、その中に磁性部材10を装着する構造とし
たので、接着材などの部材を用いることなく磁性部材1
0の支持が容易になった。
に、鉄心を円環状にするようにしたので、磁性部材収容
部1を設けても巻線作業を損なうことなく、コイル6の
高占積率を実現しつつ、ステータ鉄心7のティース部先
端部3gのスロットオープニング部に磁性部材10を装
着することが可能である。
回転駆動させた場合の端子電圧の波形を、有限要素を用
いた電磁界解析により算出した結果であるが、比較のた
め、磁性部材10を装着しない場合の波形(a)と、磁
性部材10を装着した場合の波形(b)について比較解
析を行っている。解析の結果、磁性部材10を装着しな
い場合は、非通電区間に発生する誘起電圧の波形を平ら
にする歪が発生しているのに対し、磁性部材10を装着
することにより、歪が低減しているのが分かる。
は、永久磁石形モータを120度矩形波通電で駆動する
場合に発生する特有の現象であり、ロータ鉄心14に永
久磁石15を埋め込んだ埋め込み磁石形のロータを用い
た場合に非通電相に鎖交していた磁束が、急激に通電し
ている相のティースへ流れ込むことによって生じる。詳
細には、例えば図18(a)〜(d)に示すような埋め
込み形のロータと、スロットオープニングを有するステ
ータとの組み合わせで用いた場合、隣接する永久磁石1
5の間に鉄で構成した極間ブリッジ部27を設けた構造
となっているので、コイル6に流れる電流によって作ら
れる磁束が、この極間ブリッジ部27を通って、ステー
タティースに戻る経路の磁束ループができ、この磁束の
ループが極間ブリッジ部27とスロットオープニング部
が対向する位置で、非通電相に流れ易い位置と、通電相
に流れ易い位置との両極端に分かれ、その中間が存在し
ないため、磁気抵抗の落差を生じ、隣のティースへ磁束
が急峻に移動することにより、歪が発生する。
スロットオープニング部に磁性部材10を設けた構造と
することにより、非通電相に鎖交していた磁束を徐々に
通電相へ鎖交させるようになるため、ロータ位置検出の
遅れの原因となっていた誘起電圧の歪を取り除くことが
できる。これにより、高速回転駆動時においても正確に
ロータの位置を検出ができるようになり、モータが脱調
して停止するといった不具合がなくなり、制御性が良好
な永久磁石形モータを実現することができる。
とすることにより、隣接するティース間を短絡する磁束
を抑制することができ、高効率な永久磁石モータを実現
することができる。
で構成したコの字状凹部8aを設け、そのコの字状凹部
8aには、ティース部先端部3gとスロットオープニン
グ部とが対向する部分に絶縁部材8が配置された構造に
なっているので、この絶縁部材8の厚みを調整すること
により、隣接するティース部先端部3gを通って流れる
短絡磁束を抑制することができるようになり、銅損を低
減した高効率な永久磁石形モータが実現できる。
も、磁性部材10は絶縁部材8によって密閉保持されて
いるため、磁性部材10の破片などが圧縮機内部に入り
込み、圧縮機に接続された細管部(図示せず)に入り込
み、細管を詰まらせて故障するといった不具合を解消し
た。
機18を搭載し、凝縮器(冷房時では室外熱交換器2
0、暖房時では室内熱交換器22)、蒸発器(冷房時で
は室内熱交換22、暖房時では室外熱交換器20)が順
次接続された冷凍サイクル装置は、冷媒にHFC系冷媒
が用いられている。HFC系冷媒は冷凍機油との相溶性
が低いため、冷凍機油は冷凍サイクル中の配管内に付着
しやすく、この油に磁性部材10の破片等の不純物が付
着して配管詰まりや伝熱性能の低下を引き起こす可能性
があったが、本実施の形態では、磁性部材10は絶縁部
材8によって密閉保持されているため、磁性部材10の
破片などの不純物の付着が無く、冷凍サイクル中への不
純物の付着を低減でき、HFC系冷媒の冷凍サイクルに
好適な信頼性の高い冷凍サイクル装置が得られる。
磁方法として、ステータを用いて行う組み込み着磁方法
と、外部に設けた着磁ヨークを用いて行う外部着磁方法
があるが、図24に示す着磁ヨーク30を用いて行う外
部着磁方法により着磁することで、着磁のアンバランス
を解消し、より制御性の安定した信頼性の高い永久磁石
形モータを実現することができる。
例に説明したが、2N極(Nは1以上の整数)のモータ
についても同様の効果を得ることができる。
2を示す図で、図10は9スロットの構造を有する永久
磁石形モータのステータの断面図、図11は図10の断
面図を部分的に拡大した図である。図において、3は電
磁鋼板を一枚一枚打ち抜いて積層した薄板の電磁鋼板か
らなる磁性片部、9は磁性片部3の両側端部に設けられ
たジョイント部で、積層された電磁鋼板の一枚一枚の両
側端部の裏側に凹部3aを、表側に凸部3bを設けるこ
とによって構成されている。4は複数の磁性片部3が各
端面3c、3dを介して配列された第1のコア部材であ
る。
と交互に積層され積層方向に相隣なる磁性片部3同士の
凹部3a及び凸部3bが嵌合されることにより回転自在
に連結されている。7は積層された両コア部材のジョイ
ント部9を各磁性片部3のジョイント部9の凹部3a及
び凸部3bを回転させ、環状に形成された鉄心である。
部、3fはティース部である。ティース部3fの先端部
には、1mm以下の薄肉突起部25がスロットオープニ
ング部を塞ぐような形で形成されている。また、2はバ
ックヨーク部3eとティース部3fとにより構成される
スロットである。8はスロット2の壁面及び磁性片部3
の軸方向端部面を覆うように装着され、樹脂などによっ
て構成された絶縁部材である。6はティース部3fに巻
装され、スロット2内に収められたコイルである。
は、実施の形態1で述べた方法と同一であるため説明を
省略する。
巻装後に、鉄心を円環状にするようにしたので、ステー
タ鉄心7のティース部先端部3gのスロットオープニン
グ部を塞ぐ形で薄肉突起部25を設けても、巻線作業を
損なうことなく、コイル6の高占積率を実現することが
可能である。
などを挿入する必要がないため、組み立て性を向上しつ
つ、実施の形態1と同様に、120度矩形波駆動時に発
生する非通電区間に発生する誘起電圧の歪を低減し、高
速回転時においても制御性が良好な永久磁石形モータが
実現できる。
を、一枚一枚電磁鋼板を打ち抜いて積層してなる磁性片
部3の一枚一枚に設けていたが、薄肉突起部25の厚み
を、打ち抜き性などの点で厚く形成したい場合などは、
薄肉突起部25を積層された全ての磁性片部3に形成す
る必要はなく、間欠的に薄肉突起部25を設けることに
より、同様の効果が期待できる。
3を示す図で、図12は永久磁石形モータの断面図、図
13は図12の断面図を部分的に拡大した図、図14は
永久磁石形モータを120度矩形波駆動により回転駆動
させた場合のコイルの端子電圧波形を示す図、図15は
La/Lbとモータ効率の関係を示した図である。
面に軸方向へ延びる9個のスロット2が設けられている
円筒状のステータ鉄心であり、厚み0.35mm程度の
薄い電磁鋼板を一枚一枚打ち抜いて所定の枚数を積層す
ることで構成されている。隣接するスロット2間にはテ
ィース部3fが形成されている。ティース部3fは、外
径側から内径側にかけては略平行の形状を有している。
また、先端部になるにつれ、両サイドが周方向に広がる
ような傘状の構造となっている。
間には、数ミリ程度のスロットオープニング部を有する
構造となっている。6はティース部3fに所定の巻数を
直接巻き付けて3相Y結線の集中巻線を施したコイルで
あり、スロットオープニングの隙間から銅線を通した針
状のノズルを挿入し、回転運動させることで、銅線を直
接ティースに巻き付けることを可能にしている。
れ、ステータ鉄心7に対して回転可能な回転軸、14は
回転軸13に固定されているロータ鉄心であり、前記ス
テータ鉄心7と同様に電磁鋼板を一枚一枚打ち抜いて積
層することで構成されている。また、ロータ鉄心14に
は、永久磁石15が挿入できるように永久磁石15の寸
法より若干大きめの磁石挿入孔26が設けられている。
隣接する磁石挿入孔26の間には極間ブリッジ部27が
設けられ、磁石挿入孔26の外周部に設けられた外周ブ
リッジ部28と結合されて一体構造を有している。
15の磁束がロータ内部でショートして出力が低下する
のを防止するため、極力小さくするのが望ましく、製造
上打ち抜き可能な電磁鋼板の板厚と同等程度の寸法とな
るように設計されている。本実施の形態の場合は、極間
ブリッジ部27の寸法の最も狭い部分の寸法を0.5m
m、外周ブリッジ部28の寸法を電磁鋼板の板厚と等し
い0.35mm程度となるように設計している。
極とS極とが交互になるように着磁された6枚の永久磁
石15が埋め込まれ、ロータ鉄心14の外周面に沿って
配置されている。また、永久磁石15の断面形状は、ロ
ータ鉄心14の回転軸13側とロータ鉄心14の外形側
の両側に膨らむ凸形R形状とすると共に、永久磁石15
の端部に磁石切り欠き部29を設け、且つ、永久磁石1
5端部に設けられた磁石切り欠き部29に沿って薄肉連
結部を形成した構造となっている。
大値をLaとしたとき、1.3≦La/Lb≦3となる
ように永久磁石15の端部に磁石切り欠き部29を設け
た構造となっている。また、16は回転軸13、ロータ
鉄心14及び永久磁石15を有するロータであり、この
ロータ16とステータ鉄心7との間には、0.5mm程
度の空隙17が設けられている。
ータ鉄心14の回転軸13側とロータ鉄心14の外形側
の両側に膨らむ凸形R形状とすると共に、永久磁石15
の端部に磁石切り欠き部29を設け、且つ、永久磁石1
5端部に設けられた磁石切り欠き部29に沿って薄肉連
結部を形成した構造としたので、永久磁石15の端部を
カットしたことによりリラクタンストルク成分は減少す
るが、永久磁石15の断面形状を回転軸方向側とロータ
外径側の両方に膨らむ凸形R形状とすることで、リラク
タンストルクの減少分を補うだけの永久磁石15による
トルクを得ることができ高効率な永久磁石形モータが実
現できる。
つ、永久磁石15端部のカット面に沿って、薄肉連結部
で結合した形状としているので、空隙17の磁束密度分
布が正弦波状に滑らかな分布となり、振動・騒音の原因
となるコギングトルクを減少することができる。
より回転駆動させた場合の端子電圧の波形を、有限要素
を用いた電磁界解析により算出した結果である。永久磁
石端部にカット部を設けない構造のロータの波形(a)
と、永久磁石端部にカット部を設け、カット面に沿って
薄肉連結部を設けたロータの波形(b)と比較を行った
結果である。解析の結果、永久磁石端部にカット部を設
けない構造のロータは、非通電区間に発生する誘起電圧
の波形を平らにする歪が発生しているのに対し、永久磁
石端部にカット部を設け、且つ、永久磁石端部のカット
面に沿って薄肉連結部を設けた構造にすることにより、
非通電区間に発生する誘起電圧の歪が低減しているのが
分かる。
ータの位置検出の遅れの原因となり、高速回転駆動時に
おいて正確なロータ位置を検出することができなくな
り、モータが脱調・停止するといった不具合が発生して
いた。しかしながら、本実施の形態で示すよなモータ構
造とすることにより、非通電区間に発生する磁束の変化
を滑らかにすることで誘起電圧の歪をなくすことがで
き、高速回転時においても制御性が良好な永久磁石形モ
ータを提供することができる。
歪を低減する点からは大きくするほど効果が大きいが、
効率の点では、なるべく小さくするのが望ましい。した
がって、効率の低下を抑制しつつ、誘起電圧の歪を低減
できる範囲で永久磁石の端部にカット面を設けるのが望
ましい。
関係を示す。本図より、La/Lbが3以上になるとモ
ータ効率が徐々に低下することが分かる。これは、空隙
長が大きくなることと、永久磁石端部にカット面を設け
ることにより、コイルに鎖交する磁束が低下して、電流
当たりのトルクが減少し、銅損が増加するためである。
La/Lbが3以下の範囲では、トルクにあまり寄与し
ない永久磁石の端部の部分にカット面を設けているので
効率の低下は少ないが、La/Lbを3以上の寸法にす
ることにより、トルクに大きく寄与する部分にまでカッ
ト面を設けることとなるので、効率の低下が大きくな
る。一方、La/Lbを1.3以上の寸法にすることに
より、非通電相のティースに鎖交する磁束の変化を滑ら
かにすることができ、永久磁石形モータを高速駆動した
場合であっても、脱調することなく運転することが可能
となる。
設けたカット部をR形状となるように設けていたが、R
形状の変わりに、直線若しくは、連続する直線により構
成しても同様な効果が得られる。
永久磁石端部の空隙17の寸法が大きくなるように構
成、例えば、ロータ鉄心14の外周部の曲率を小さくす
るように構成しても同様な効果が得られる。
4を示す図で、図16は永久磁石形モータを示す断面
図、図17は図16で示した断面図の一部分を拡大した
図、図18は埋め込み磁石形ロータの構造を示した図、
図19は永久磁石形モータを120度矩形波駆動により
回転駆動させた場合のコイルの端子電圧波形を示す図、
図20はLa/Lbとモータ効率の関係を示した図、図
21はステータティース部先端部の形状を2つの直線に
より形成した構造を示す断面図、図22はステータティ
ース部先端部の形状を連続的に滑らかなR形状で構成し
た構造を示す断面図、図23はステータティース部先端
部とスロットが対向する部分のティース部先端部に切り
欠き部を設けた場合の構造を示す断面図である。
面に軸方向へ延びる9個のスロット2が設けられている
円筒状のステータ鉄心であり、厚み0.35mm程度の
薄い電磁鋼板を一枚一枚打ち抜いて所定の枚数を積層す
ることで構成されている。隣接するスロット2間にはテ
ィース部3fが形成されている。ティース部3fは、外
径側から内径側にかけては略平行の形状を有している。
また、先端部になるにつれ、両サイドが周方向に広がる
ような傘状の構造となっている。
ステータ鉄心7のティース部先端面部分の形状をティー
ス部先端部3gになるほど、空隙長が大きくなる形状と
し、空隙長の最小値をLbと最大値をLaの関係を、
1.3≦La/Lb≦3となるように構成されている。
また、ティース側面部辺とティース側面部辺の両端の辺
のなす角θを100度以上とし、ティースの先端部にな
るほど厚みが小さくなるように構成されている。また、
隣接するティース部3fの先端部の間には、ステータ内
周面とロータ外周面に対向する最小空隙長の2倍以上の
寸法のスロットオープニング部を有する構造となってい
る。6はティース部3fに所定の巻数を直接巻き付けて
3相Y結線の集中巻線を施したコイルである。
れ、ステータ鉄心7に対して回転可能な回転軸、14は
回転軸13に固定されているロータ鉄心であり、ステー
タ鉄心7と同様に電磁鋼板を一枚一枚打ち抜いて積層す
ることで構成されている。また、ロータ鉄心14には、
永久磁石15が挿入できるように永久磁石15の寸法よ
り若干大きめの磁石挿入孔26が設けられている。隣接
する磁石挿入孔26の間には極間ブリッジ部27が設け
られ、磁石挿入孔26の外周部に設けられた外周ブリッ
ジ部28と結合されて一体構造を有している。
15の磁束がロータ内部でショートして出力が低下する
のを防止するため、極力小さくするのが望ましく、製造
上打ち抜き可能な電磁鋼板の板厚と同等程度の寸法とな
るように設計されている。本実施の形態の場合は、極間
ブリッジ部27の寸法の最も狭い部分の寸法を0.5m
m、外周ブリッジ部28の寸法を電磁鋼板の板厚と等し
い0.35mm程度としている。
極とS極とが交互になるように着磁された6枚の永久磁
石15が埋め込まれ、ロータ鉄心14の外周面に沿って
配置されている。また、永久磁石15の断面形状は、ロ
ータ鉄心14の回転軸13側とロータ鉄心14の外形側
の両側に膨らむ凸形R形状を有する構造となっている。
また、16は回転軸13、ロータ鉄心14及び永久磁石
15を有するロータであり、このロータ16とステータ
鉄心7との間には、0.5mm程度の空隙17が設けら
れている。
向するステータ鉄心7のティース部先端部分の形状をテ
ィース部先端部3gになるほど、空隙長が大きくなる形
状とし、且つ、永久磁石15の断面形状をロータ鉄心1
4の回転軸13側とロータ鉄心14の外形側の両側に膨
らむ凸形R形状を有する構造としたので、ロータ鉄心1
4の外周部と対向するステータ鉄心7のティース部先端
部分の形状をティース部先端部3gになるほど、空隙長
が大きくなる形状としたことにより永久磁石15による
トルクを増加することができ高効率な永久磁石形モータ
が実現できる。
辺の両端の辺のなす角を100度以上となるように構成
したので、隣接するティース部先端部3gが対向する部
分の断面を小さく構成することができるようになり、磁
気抵抗を増加することができ、隣接するティース間に流
れる短絡磁束を減少させる効果がある。これにより、所
定のトルクを得るための電流の増加を抑制することがで
き、高効率な永久磁石形モータが実現できる。
ステータ鉄心7のティース部先端部分の形状をティース
部先端部3gになるほど、空隙長が大きくなる形状とし
ているので、空隙部の磁束密度分布が正弦波状に滑らか
な分布となり、振動・騒音の原因となるコギングトルク
を減少することができる。
より回転駆動させた場合の端子電圧の波形を、有限要素
を用いた電磁界解析により算出した結果である。解析の
結果、空隙長が一定寸法となるように構成された永久磁
石形モータの波形(a)では、非通電区間に発生する誘
起電圧の波形を平らにする歪が発生していたのに対し、
ロータ鉄心14の外周部と対向するステータ鉄心7のテ
ィース部先端部分の形状をティース部先端部3gになる
ほど、空隙長が大きくなる形状とし、空隙長の最小値を
Lbと最大値をLaの関係を、1.3≦La/Lb≦3
となるように構成(b)することにより、非通電区間に
発生する誘起電圧の歪を低減することができる。
久磁石形モータを120度矩形波通電で駆動する場合に
発生する特有の現象であり、ロータ鉄心14に永久磁石
15を埋め込んだ埋め込み磁石形のロータを用いた場合
に非通電相に鎖交していた磁束が、急激に通電している
相のティースへ流れ込むことによって生じる。
示すような埋め込み形のロータを用いた場合、隣接する
永久磁石15の間に鉄で構成した極間ブリッジ部27を
設けた構造となっているので、コイル6に流れる電流に
よって作られる磁束が、この極間ブリッジ部27を通っ
て、ステータティースに戻る経路の磁束ループができ、
この磁束のループが極間ブリッジ部27とスロットオー
プニング部が対向する位置で、非通電相に流れ易い位置
と、通電相に流れ易い位置との両極端に分かれ、その中
間が存在しないため、磁気抵抗の落差を生じ、隣のティ
ースへ磁束が急峻に移動することにより、歪が発生す
る。
モータ構造とすることにより、非通電相に鎖交していた
磁束を徐々に通電相へ鎖交させるようになるため、ロー
タ位置検出の遅れの原因となっていた誘起電圧の歪を取
り除くことができる。これにより、高速回転駆動時にお
いても正確にロータの位置を検出ができるようになり、
モータが脱調して停止するといった不具合がなくなり、
制御性が良好な永久磁石形モータを実現することができ
る。
辺の両端の辺のなす角θを100度以上とし、ティース
の先端部になるほど厚みが小さくなるように構成してい
るので、隣接するティース部先端部3g間の磁気抵抗が
大きくなり、隣接するティース部先端部3g間を短絡す
る磁束が低減し、効率の低下を抑制することができる。
比は、歪を低減する点からは大きくするほど効果が大き
いが、効率の点では、なるべく小さくするのが望まし
い。したがって、効率の低下を抑制しつつ、誘起電圧の
歪を低減できる範囲で永久磁石の端部にカット面を設け
るのが望ましい。
関係を示す。本図より、La/Lbが3以上になるとモ
ータ効率が徐々に低下することが分かる。これは、ティ
ース部先端部3gの空隙長が大きくなることにより、永
久磁石15によるトルク(マグネットトルク)の他に、
リラクタンストルク(コイル6に流れる電流によって作
られる磁束と、ロータ鉄心14との間に作用する磁気吸
引力)が減少することにより、銅損が増加するためであ
る。La/Lbが3以下の範囲では、永久磁石の磁力の
低下が比較的小さく、効率の低下は小さいのに対し、L
a/Lbを3以上の寸法にすることにより、リラクタン
ストルクが減少することに加え、永久磁石の磁力の低下
が一気に大きくなることにより、効率の低下が顕著にな
る。一方、La/Lbを1.3以上の寸法にすることに
より、非通電相のティースに鎖交する磁束の変化を滑ら
かにすることができ、モータを高速駆動した場合であっ
ても、脱調することなく運転することが可能となる。
の外周部と対向するステータ鉄心7のティース部先端部
分の形状をティース部先端部3gになるほど、空隙長が
大きくなる形状を1本の直線形状により形成していた
が、図21に示すように2段階に折れる直線によって形
成しても、また、直線の変わりに、図22で示すように
連続的に滑らかなR形状の組み合わせで構成しても同様
な効果が得られる。
端部3gとスロット2が対向する部分のティース部先端
部3gに切り欠き部56を設けることにより、ティース
根本部57の磁路を狭めることなく隣接するティース間
の漏れ磁束を抑制できるので、さらに銅損を低減した永
久磁石形モータが実現できる。
の着磁方法として、ステータを用いて行う組み込み着磁
方法と、外部に設けた着磁ヨークを用いて行う外部着磁
方法があるが、図24に示すような着磁ヨーク30を用
いた外部着磁方法で着磁することにより、着磁のアンバ
ランスを解消し、より制御性の安定した信頼性の高い永
久磁石形モータを実現することができる。
圧縮機18に用いることにより、性能を向上できると共
に、磁性部材10を用いないため、磁性部材10の破片
などが圧縮機18内部に入り込み、圧縮機18に接続さ
れた細管部に入り込み、細管を詰まらせて故障するとい
った不具合を解消できる。
使用した圧縮機18を冷凍サイクル装置に用いることに
より、磁性部材10の破片などの不純物の付着が無く、
冷凍サイクル中への不純物の付着を低減でき、HFC系
冷媒の冷凍サイクルに好適な信頼性の高い冷凍サイクル
装置が得られる。
縁部材の隣り合うティース部の先端部が対向する部分に
磁性部材収納部を設け、磁性部材収納部に磁性部材を配
置したことにより、非通電区間に発生する誘起電圧の歪
を抑制することができ、高速回転時においても制御性が
良好な永久磁石形モータを提供することができる。ま
た、磁性部材の装着が容易になり組み立て性が向上する
と共に、組み立て時に磁性部材に割れ等が発生して破損
することがなくなる。また、接着材などの部材を用いる
ことなく磁性部材の支持が容易になる。また、ティース
部の側面部に装着溝などを設ける必要がなくなり、ティ
ース部の磁路を狭めて、鉄損が増加することがなくな
る。また、ティース部先端部のスロットオープニング部
に磁性部材を装着するので、コイルを収容することがで
きる有効スロット断面積を狭めることがなり、コイルの
抵抗増加により銅損が増加して効率を悪化させることが
なくなる。
は、絶縁部材のティース先端部に位置する部分に、対向
する隣りのティース先端部側に開口した凹部を設け、凹
部同士が対向面で接した構造とすることにより磁性部材
収納部を形成したことにより、ティース部にコイルを巻
装後に、鉄心を円環状にするようにしたので、磁性部材
収容部を設けても巻線作業を損なうことなく、高密度に
コイルを収容することが可能となる。
は、磁性部材の寸法を磁性部材収容部の寸法よりも小さ
くしたことにより、圧入などを用いずに容易に磁性部材
を磁性部材収容部へ収容することができ、組み立て性が
向上する。
は、磁性部材収容部の軸方向端面に、磁性部材が外に飛
び出すのを防止する係り止め部を設けたことにより、磁
性部材が磁性部材収容部の外に飛び出すのを防止でき
る。
は、磁性部材は、比透磁率15以下の磁性体で構成され
たことにより、隣接するティース間を短絡する磁束を抑
制することができ、高効率な永久磁石モータを実現する
ことができる。
は、絶縁部材のティース先端部に位置する部分に設けた
凹部の、ティース先端部と接する部分の厚さを調整する
ことにより、隣接するティース先端部を通って流れる短
絡磁束を抑制することができ、銅損を低減した高効率な
永久磁石形モータが実現できる。
は、ティース部の先端部に、スロットオープニング部を
塞ぐような形で形成された薄肉突起部を設けたことによ
り、組み立て性が向上しつつ、120度矩形波駆動時に
発生する非通電区間に発生する誘起電圧の歪を低減し、
高速回転時においても制御性が良好な永久磁石形モータ
が実現できる。
は、薄肉突起部の半径方向の厚みを1mm以下にしたこ
とにより、120度矩形波駆動時に発生する非通電区間
に発生する誘起電圧の歪を低減し、高速回転時において
も制御性が良好な永久磁石形モータが実現できる。
は、薄肉突起部を積層方向に間欠的に設けたことによ
り、隣接するティース部先端部を通って流れる短絡磁束
を防止することができ、より高効率な永久磁石形モータ
を実現できる。
は、薄肉突起部の半径方向の厚みを、打ち抜き性が良く
なる程度に厚くしたことにより、生産性が向上する。
は、永久磁石の周方向端部に切り欠き部を設け、且つ、
切り欠き部に沿ってロータ鉄心に薄肉連結部を設け、且
つ、ステータの内周とロータの外周が対向する空隙長の
最大値をLa、最小値をLbとしたとき、空隙長の最大
値Laと最小値Lbの比La/Lbを1.3≦La/L
b≦3となる構造としたことにより、高効率な永久磁石
形モータを実現できるとともに、120度矩形波駆動で
駆動した場合であっても、非通電区間に発生する磁束の
変化を滑らかにすることができ、高速回転時においても
制御性が良好な永久磁石形モータが実現できる。
は、永久磁石の軸直角方向断面を、ロータ鉄心の内径側
と外形側の両側に膨らむ凸形R形状としたことにより、
永久磁石の周方向端部に切り欠き部を設けたことによる
リラクタンストルクの減少分を補うだけの永久磁石によ
るトルクを得ることができ高効率な永久磁石形モータが
実現できる。
は、永久磁石の周方向端部に設けられた切り欠き部を、
R形状で構成したことにより、120度矩形波駆動で駆
動した場合であっても、非通電区間に発生する磁束の変
化を滑らかにすることができ、高速回転時においても制
御性が良好な永久磁石形モータが実現できる。
は、永久磁石の周方向端部に設けられた切り欠き部を、
直線で構成しても、120度矩形波駆動で駆動した場合
であっても、非通電区間に発生する磁束の変化を滑らか
にすることができ、高速回転時においても制御性が良好
な永久磁石形モータが実現できる。
は、永久磁石の周方向端部に設けられた切り欠き部を、
連続する直線で構成しても、120度矩形波駆動で駆動
した場合であっても、非通電区間に発生する磁束の変化
を滑らかにすることができ、高速回転時においても制御
性が良好な永久磁石形モータが実現できる。
は、永久磁石の極中心に対して、永久磁石の周方向端部
におけるステータとロータとの間の空隙寸法が大きくな
るように、ロータ鉄心の外周部の曲率を小さくすること
により、120度矩形波駆動で駆動した場合であって
も、非通電区間に発生する磁束の変化を滑らかにするこ
とができ、高速回転時においても制御性が良好な永久磁
石形モータが実現できる。
は、ロータ鉄心の外周部と対向するステータ鉄心のティ
ース部先端部の形状をティース部先端部になるほど、ス
テータとロータとの間の空隙長が大きくなる形状とし、
且つ、ステータの内周とロータの外周が対向する空隙長
の最大値をLa、最小値をLbとしたとき、空隙長の最
大値Laと最小値Lbの比La/Lbを1.3≦La/
Lb≦3としたことにより、高効率な永久磁石形モータ
を実現できるとともに、120度矩形波駆動で駆動した
場合であっても、非通電区間に発生する磁束の変化を滑
らかにすることができ、高速回転時においても制御性が
良好な永久磁石形モータが実現できる。
は、ティース部側面部の辺と、ティース部側面部の辺か
らティース部先端に延びる辺とのなす角度が100度以
上となるように構成したことにより、隣接するティース
部先端部間の磁気抵抗が大きくなり、隣接するティース
部先端部間を短絡する磁束が低減し、効率の低下を抑制
することができる。
は、ロータ鉄心の外周部と対向するステータ鉄心のティ
ース部先端部の形状をティース部先端部になるほど、ス
テータとロータとの間の空隙長が大きくなる形状を、一
つの直線により形成したことにより、高効率な永久磁石
形モータを実現できるとともに、120度矩形波駆動で
駆動した場合であっても、非通電区間に発生する磁束の
変化を滑らかにすることができ、高速回転時においても
制御性が良好な永久磁石形モータが実現できる。
は、ロータ鉄心の外周部と対向するステータ鉄心のティ
ース部先端部の形状をティース部先端部になるほど、ス
テータとロータとの間の空隙長が大きくなる形状を、多
段階に折れる直線により形成しても、高効率な永久磁石
形モータを実現できるとともに、120度矩形波駆動で
駆動した場合であっても、非通電区間に発生する磁束の
変化を滑らかにすることができ、高速回転時においても
制御性が良好な永久磁石形モータが実現できる。
は、ロータ鉄心の外周部と対向するステータ鉄心のティ
ース部先端部の形状をティース部先端部になるほど、ス
テータとロータとの間の空隙長が大きくなる形状を、R
形状の組み合わせにより形成しても、高効率な永久磁石
形モータを実現できるとともに、120度矩形波駆動で
駆動した場合であっても、非通電区間に発生する磁束の
変化を滑らかにすることができ、高速回転時においても
制御性が良好な永久磁石形モータが実現できる。
は、ティース部先端部のスロット側の面に、切り欠き部
を設けたことにより、隣接するティース間の漏れ磁束を
抑制できるので、さらに銅損を低減した永久磁石形モー
タが実現できる。
は、ロータに設けられた永久磁石を、外部着磁ヨークを
用いて着磁したことにより、安定したバランスのよい着
磁を行うことができ、より制御性の安定した信頼性の高
い永久磁石形モータを実現することができる。
求項23の何れかに記載の永久磁石形モータを備えたこ
とにより、性能を向上できると共に、磁性部材の破片な
どが圧縮機内部に入り込み、圧縮機に接続された細管部
に入り込み、細管を詰まらせて故障するといった不具合
を解消できる。
項24に記載の圧縮機を備えたことにより、磁性部材の
破片などの不純物の付着が無く、冷凍サイクル中への不
純物の付着を低減でき、HFC系冷媒の冷凍サイクルに
好適な信頼性の高い冷凍サイクル装置が得られる。
法は、プレス打ち抜きされたコア部材を金型内で積層し
て連結鉄心を形成する工程と、連結鉄心の各磁性片部の
バックヨーク部とティース部とにより形成されるスロッ
トの壁面及び磁性片部の軸方向端部を覆うように、ティ
ース先端部に位置する部分に対向する隣りのティース先
端部側に開口した凹部を設けた絶縁部材を装着する工程
と、連結鉄心の各磁性片部のティース部にコイルを巻装
する工程と、連結鉄心のジョイント部を折り曲げること
により、環状のステータを形成し、絶縁部材に設けた凹
部同士を対向面で接するようにして磁性部材収納部を形
成する工程と、磁性部材収納部に磁性部材を挿入する工
程と、を備えたことにより、磁性部材を圧入することな
く装着でき、組み立て性が向上すると共に、組み立て時
に磁性部材に割れ等が発生して破損することがなくなっ
た。また、ステータ鉄心のティース部の側面部に装着溝
などを設ける必要がなくなり、ステータ鉄心のティース
部の磁路を狭めて、鉄損が増加することがなくなった。
また、ステータ鉄心のティース部先端部のスロットオー
プニング部に磁性部材を装着するので、コイルを収容す
ることができる有効スロット断面積を狭めることがなく
なったので、銅損が増加して効率を悪化させることがな
くなった。また、接着材などの部材を用いることなく磁
性部材の支持が容易になった。また、ティース部にコイ
ルを巻装後に、鉄心を円環状にするようにしたので、磁
性部材収容部を設けても巻線作業を損なうことなく、コ
イルの高占積率を実現しつつ、ステータ鉄心のティース
部先端部のスロットオープニング部に磁性部材を装着す
ることが可能である。
製造方法は、プレス打ち抜きされたコア部材を金型内で
積層して連結鉄心を形成する工程と、連結鉄心の各磁性
片部のバックヨーク部とティース部とにより形成される
スロットの壁面及び磁性片部の軸方向端部を覆うように
絶縁部材を装着する工程と、連結鉄心の各磁性片部のテ
ィース部にコイルを巻装する工程と、連結鉄心のジョイ
ント部を折り曲げることにより、環状のステータを形成
し、ティース部の先端部に設けた薄肉突起部によりスロ
ットオープニング部を塞ぐようにする工程と、を備えた
ことにより、ステータ鉄心のティース部先端部のスロッ
トオープニング部を塞ぐ形で薄肉突起部を設けても、巻
線作業を損なうことなく、コイルの高占積率を実現する
ことが可能である。また、スロットオープニング部に磁
性部材などを挿入する必要がないため、組み立て性を向
上しつつ、120度矩形波駆動時に発生する非通電区間
に発生する誘起電圧の歪を低減し、高速回転時において
も制御性が良好な永久磁石形モータが実現できる。
の構造を示す断面図である。
部を示す平面図である。
図の一部分を拡大した図である。
を示す平面図である。
造方法を示す概念図である。
部を示す平面図である。
形モータを組み込んだ場合の断面図である。
み込んだ冷凍サイクル装置を示す冷媒回路図である。
を120度矩形波駆動により回転駆動させた場合のコイ
ルの端子電圧波形を示す図である。
タを示す断面図である。
断面図の一部分を拡大した図である。
タを示す断面図である。
断面図の一部分を拡大した図である。
タを120度矩形波駆動により回転駆動させた場合のコ
イルの端子電圧波形を示す図である。
ータ効率の関係を示した図である。
タを示す断面図である。
断面図の一部分を拡大した図である。
ある。
タを120度矩形波駆動により回転駆動させた場合のコ
イルの端子電圧波形を示す図である。
ータ効率の関係を示した図である。
ス部先端部の形状を2つの直線により形成した構造を示
す断面図である。
に滑らかなR形状で構成した構造を示す断面図である。
ス部先端部とスロットが対向する部分のティース部先端
部に切り欠き部を設けた場合の構造を示す断面図であ
る。
した磁束線図である。
図である。
心の部分断面図と磁性楔の斜視図である。
る。
結体及び巻線を巻いたステータ連結体を示す図である。
を示す図である。
心の一部拡大図である。
を説明するための概略的部分平面図である。
示す簡略図である。
流の切り替わる順番を示した簡略図である。
て回転駆動させる場合の、スイッチング波形と電流波形
を示す図である。
の位置関係を示した図である。
ープニング部、3 磁性片部、3a 凹部、3b 凸
部、3c・3d 磁性片部の端面、3e バックヨーク
部、3f ティース部、3g ティース部先端部、3h
穴部、4 第1のコア部材、5 第2のコア部材、6
コイル、7 ステータ鉄心、8 絶縁部材、8a コ
の字状凹部、9 ジョイント部、10 磁性部材、11
ノズル、12 ステータ、13 回転軸、14 ロー
タ鉄心、15 永久磁石、16 ロータ、17 空隙、
18 圧縮機、19 四方弁、20 室外熱交換器、2
1流量制御装置、22 室内熱交換器、23 室外ユニ
ット、24 室内ユニット、25 薄肉突起部、26
磁石挿入孔、27 極間ブリッジ部、28 外周ブリッ
ジ部、29 磁石切り欠き部、30 着磁ヨーク、31
絶縁部材、50圧縮機の筐体、51 軸受け部、52
圧縮機要素部、53 配管、56 切り欠き部、57
ティース根本部。
Claims (27)
- 【請求項1】 バックヨーク部と、このバックヨーク部
から突出したティース部とからなる複数の磁性片部が前
記バックヨーク部に形成される連結部を介して折り曲げ
可能に連結された連結鉄心と、前記ティース部と前記バ
ックヨーク部とによって形成されるスロットを電気絶縁
するための絶縁部材とを有し、前記連結鉄心のジョイン
ト部を折り曲げることにより、環状に形成されたステー
タと、このステータの内径側に空隙部分を介して対向配
置され、永久磁石を配置するための磁石挿入孔を設けた
ロータ鉄心と、このロータ鉄心の磁石挿入孔内に設けら
れた永久磁石とを有するロータと、を備えた永久磁石形
モータにおいて、前記絶縁部材の隣り合う前記ティース
部の先端部が対向する部分に磁性部材収納部を設け、前
記磁性部材収納部に磁性部材を配置したことを特徴とす
る永久磁石形モータ。 - 【請求項2】 前記絶縁部材の前記ティース先端部に位
置する部分に、対向する隣りのティース先端部側に開口
した凹部を設け、前記凹部同士が対向面で接した構造と
することにより前記磁性部材収納部を形成したことを特
徴とする請求項1に記載の永久磁石形モータ。 - 【請求項3】 前記磁性部材の寸法を前記磁性部材収容
部の寸法よりも小さくしたことを特徴とする請求項1に
記載の永久磁石形モータ。 - 【請求項4】 前記磁性部材収容部の軸方向端面に、前
記磁性部材が外に飛び出すのを防止する係り止め部を設
けたことを特徴とする請求項1に記載の永久磁石形モー
タ。 - 【請求項5】 前記磁性部材は、比透磁率15以下の磁
性体で構成されたことを特徴とする請求項1に記載の永
久磁石形モータ。 - 【請求項6】 前記絶縁部材の前記ティース先端部に位
置する部分に設けた前記凹部の、前記ティース先端部と
接する部分の厚さを調整することにより、隣接するティ
ース先端部を通って流れる短絡磁束を抑制することを特
徴とする請求項2に記載の永久磁石形モータ。 - 【請求項7】 バックヨーク部と、このバックヨーク部
から突出したティース部とからなる複数の磁性片部が前
記バックヨーク部に形成される連結部を介して折り曲げ
可能に連結された連結鉄心と、前記ティース部と前記バ
ックヨーク部とによって形成されるスロットを電気絶縁
するための絶縁部材とを有し、前記連結鉄心のジョイン
ト部を折り曲げることにより、環状に形成されたステー
タと、このステータの内径側に空隙部分を介して対向配
置され、永久磁石を配置するための磁石挿入孔を設けた
ロータ鉄心と、このロータ鉄心の磁石挿入孔内に設けら
れた永久磁石とを有するロータと、を備えた永久磁石形
モータにおいて、 前記ティース部の先端部に、スロットオープニング部を
塞ぐような形で形成された薄肉突起部を設けたことを特
徴とする永久磁石形モータ。 - 【請求項8】 前記薄肉突起部の半径方向の厚みを1m
m以下にしたことを特徴とする請求項7に記載の永久磁
石形モータ。 - 【請求項9】 前記薄肉突起部を、積層方向に間欠的に
設けたことを特徴とする請求項7に記載の永久磁石形モ
ータ。 - 【請求項10】 前記薄肉突起部の半径方向の厚みを、
打ち抜き性が良くなる程度に厚くしたことを特徴とする
請求項9に記載の永久磁石形モータ。 - 【請求項11】 複数相の巻線を有するステータと、前
記ステータの内径側に空隙部分を介して対向配置され、
永久磁石を配置するための磁石挿入孔を設けたロータ鉄
心と、前記ロータ鉄心の磁石挿入孔内に設けられた永久
磁石とを有するロータと、を備えた永久磁石形モータに
おいて、 前記永久磁石の周方向端部に切り欠き部を設け、且つ、
前記切り欠き部に沿って前記ロータ鉄心に薄肉連結部を
設け、且つ、前記ステータの内周と前記ロータの外周が
対向する空隙長の最大値をLa、最小値をLbとしたと
き、空隙長の最大値Laと最小値Lbの比La/Lbを
1.3≦La/Lb≦3となる構造としたことを特徴と
する永久磁石形モータ。 - 【請求項12】 前記永久磁石の軸直角方向断面を、前
記ロータ鉄心の内径側と外形側の両側に膨らむ凸形R形
状としたことを特徴とする請求項11に記載の永久磁石
形モータ。 - 【請求項13】 前記永久磁石の周方向端部に設けられ
た切り欠き部を、R形状で構成したことを特徴とする請
求項11に記載の永久磁石形モータ。 - 【請求項14】 前記永久磁石の周方向端部に設けられ
た切り欠き部を、直線で構成したことを特徴とする請求
項11に記載の永久磁石形モータ。 - 【請求項15】 前記永久磁石の周方向端部に設けられ
た切り欠き部を、連続する直線で構成したことを特徴と
する請求項11に記載の永久磁石形モータ。 - 【請求項16】 前記永久磁石の極中心に対して、前記
永久磁石の周方向端部における前記ステータと前記ロー
タとの間の空隙寸法が大きくなるように、前記ロータ鉄
心の外周部の曲率を小さくしたことを特徴とする請求項
11に記載の永久磁石形モータ。 - 【請求項17】 複数相の巻線を有するステータと、前
記ステータの内径側に空隙部分を介して対向配置され、
永久磁石を配置するための磁石挿入孔を設けたロータ鉄
心と、前記ロータ鉄心の磁石挿入孔内に設けられた永久
磁石とを有するロータと、を備えた永久磁石形モータに
おいて、 前記ロータ鉄心の外周部と対向するステータ鉄心のティ
ース部先端部の形状をティース部先端部になるほど、前
記ステータと前記ロータとの間の空隙長が大きくなる形
状とし、且つ、前記ステータの内周と前記ロータの外周
が対向する空隙長の最大値をLa、最小値をLbとした
とき、空隙長の最大値Laと最小値Lbの比La/Lb
を1.3≦La/Lb≦3としたことを特徴とする永久
磁石形モータ。 - 【請求項18】 前記ティース部側面部の辺と、前記テ
ィース部側面部の辺からティース部先端に延びる辺との
なす角度が100度以上となるように構成したことを特
徴とする請求項17に記載の永久磁石形モータ。 - 【請求項19】 前記ロータ鉄心の外周部と対向するス
テータ鉄心のティース部先端部の形状をティース部先端
部になるほど、前記ステータと前記ロータとの間の空隙
長が大きくなる形状を、一つの直線により形成したこと
を特徴とする請求項17に記載の永久磁石形モータ。 - 【請求項20】 前記ロータ鉄心の外周部と対向するス
テータ鉄心のティース部先端部の形状をティース部先端
部になるほど、前記ステータと前記ロータとの間の空隙
長が大きくなる形状を、多段階に折れる直線により形成
したことを特徴とする請求項17に記載の永久磁石形モ
ータ。 - 【請求項21】 前記ロータ鉄心の外周部と対向するス
テータ鉄心のティース部先端部の形状をティース部先端
部になるほど、前記ステータと前記ロータとの間の空隙
長が大きくなる形状を、R形状の組み合わせにより形成
したことを特徴とする請求項17に記載の永久磁石形モ
ータ。 - 【請求項22】 前記ティース部先端部のスロット側の
面に、切り欠き部を設けたことを特徴とする請求項17
に記載の永久磁石形モータ。 - 【請求項23】 前記ロータに設けられた前記永久磁石
を、外部着磁ヨークを用いて着磁したことを特徴とする
請求項1乃至22の何れかに記載の永久磁石形モータ。 - 【請求項24】 請求項1乃至請求項23の何れかに記
載の永久磁石形モータを備えたことを特徴とする圧縮
機。 - 【請求項25】 請求項24に記載の圧縮機を備えたこ
とを特徴とする冷凍サイクル装置。 - 【請求項26】 バックヨーク部と、このバックヨーク
部から突出したティース部とからなる複数の磁性片部が
前記バックヨーク部に形成される連結部を介して折り曲
げ可能に連結された連結鉄心と、前記ティース部と前記
バックヨーク部とによって形成されるスロットを電気絶
縁するための絶縁部材とを有し、前記連結鉄心のジョイ
ント部を折り曲げることにより、環状に形成されたステ
ータを備えた永久磁石形モータの製造方法において、 プレス打ち抜きされたコア部材を金型内で積層して前記
連結鉄心を形成する工程と、 前記連結鉄心の各磁性片部のバックヨーク部とティース
部とにより形成されるスロットの壁面及び前記磁性片部
の軸方向端部を覆うように、前記ティース先端部に位置
する部分に対向する隣りのティース先端部側に開口した
凹部を設けた絶縁部材を装着する工程と、 前記連結鉄心の各磁性片部のティース部にコイルを巻装
する工程と、 前記連結鉄心のジョイント部を折り曲げることにより、
環状のステータを形成し、前記絶縁部材に設けた凹部同
士を対向面で接するようにして磁性部材収納部を形成す
る工程と、 前記磁性部材収納部に磁性部材を挿入する工程と、を備
えたことを特徴とする永久磁石形モータの製造方法。 - 【請求項27】 バックヨーク部と、このバックヨーク
部から突出したティース部とからなり、前記ティース部
の先端部に薄肉突起部を設けた複数の磁性片部が前記バ
ックヨーク部に形成される連結部を介して折り曲げ可能
に連結された連結鉄心と、前記ティース部と前記バック
ヨーク部とによって形成されるスロットを電気絶縁する
ための絶縁部材とを有し、前記連結鉄心のジョイント部
を折り曲げることにより、環状に形成されたステータを
備えた永久磁石形モータの製造方法において、 プレス打ち抜きされたコア部材を金型内で積層して前記
連結鉄心を形成する工程と、 前記連結鉄心の各磁性片部のバックヨーク部とティース
部とにより形成されるスロットの壁面及び前記磁性片部
の軸方向端部を覆うように絶縁部材を装着する工程と、 前記連結鉄心の各磁性片部のティース部にコイルを巻装
する工程と、 前記連結鉄心のジョイント部を折り曲げることにより、
環状のステータを形成し、前記ティース部の先端部に設
けた薄肉突起部によりスロットオープニング部を塞ぐよ
うにする工程と、を備えたことを特徴とする永久磁石形
モータの製造方法。
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JP2002001817A JP3828015B2 (ja) | 2002-01-08 | 2002-01-08 | 永久磁石形モータ及び永久磁石形モータの製造方法及び圧縮機及び冷凍サイクル装置 |
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Cited By (15)
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