JP2003204316A - 通信システム及び通信方法 - Google Patents

通信システム及び通信方法

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JP2003204316A JP2002001471A JP2002001471A JP2003204316A JP 2003204316 A JP2003204316 A JP 2003204316A JP 2002001471 A JP2002001471 A JP 2002001471A JP 2002001471 A JP2002001471 A JP 2002001471A JP 2003204316 A JP2003204316 A JP 2003204316A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 六相位相変調信号を伝送すると共に六相位相
変調信号に適した効率的な誤り訂正方式を含む通信シス
テムを提供する。 【解決手段】 三元誤り訂正符号化回路103が三値送
信系列134を生成し、パリティ演算回路105がパリ
ティ135を生成し、パリティ挿入回路106がパリテ
ィ135を二値送信系列に挿入し、六相位相変調器10
7が六相位相変調する。パリティ演算回路125がパリ
ティ142を生成し、パリティ分離回路126が受信パ
リティ143を分離し、パリティ比較回路127がパリ
ティ142と受信パリティ143の差を算出し、シンド
ローム計算回路123がシンドロームを算出し、三元誤
り訂正復号化回路128が三値復号系列147を得て、
上位桁訂正回路125は二値復号系列148を得て、六
値二値変換回路126が受信二値信号149を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝送路を介して信
号を送受信する通信システム及び通信方法に関し、特
に、多値変調方式を用いた通信システム及び通信方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】多値変調方式は、特にデジタルマイクロ
波通信等で用いられ、従来は多値変調においては4QA
M、16QAM、32QAM、64QAM、128QA
M、256QAM、・・・等の2nQAMが用いられて
きた。
【0003】このような、デジタルマイクロ波通信等で
は、一般的に回路の簡便さから4QAM、16QAM、
32QAM、64QAM、128QAM、256QA
M、・・・等用いられてきたが、近年の集積回路技術の
進歩により回路の複雑さによる実現の困難さは軽減され
つつある。更に、周波数の有効利用、送信電力の有効利
用に対する要求が強くなりつつある。
【0004】この要請に応えるために、多値数を必ずし
も2nとしない多値変調方式の構成法が提案されてい
る。例えば、特開平04−196945号公報の「多値
変復調通信方法及びそのシステム」、特願2001−2
46891の「多値変復調装置と多値変復調通信システ
ムおよびその変復調プログラムならびに変復調方法」
(本願出願時未公開)、特願2001−246890の
「多値変復調装置と多値変復調通信システムおよびその
変復調プログラムならびに変復調方法」(本願出願時未
公開)等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の提案は多値変調
の構成法についてのものであり、多値の誤り訂正方式に
ついてのものではない。伝送路でのエラー発生を考える
と、情報系列を符号化して送信系列にして、伝送路でエ
ラーが加わった受信系列を復号して復号系列を得ること
が必須となるので、多値変調方式に対応した誤り訂正方
式が必要となる。
【0006】図16の構成は、当業者にとって一般的と
考えられる六値変調方式に対応した訂正方式である。図
16を参照すると、従来例による送信装置901は、二
元誤り訂正符号化回路902、二値六値変換回路903
及び六相位相変調器904を備え、従来例による受信装
置921は、六相位相復調器922、六値二値変換回路
923及び二元誤り訂正復号化回路924を備える。従
来例による送信装置901及び受信装置921において
は、非二元誤り訂正符号に基づく非二元誤り訂正方式を
採用しておらず、送信装置901において、二値六値変
換器903の前に二値信号に基づいて誤り訂正符号を生
成する二元誤り訂正符号化回路902を置き、受信装置
921において、六値二値変換器923の後に二値信号
に基づいて誤り訂正を行う二元誤り訂正復号化回路92
4を置いている。
【0007】しかし、図16の構成では、多値伝送に即
した効率的な誤り訂正方式が実現できていない。すなわ
ち、同一の符号長を得るための冗長度が、非二元誤り訂
正符号を適用する場合に比べて大きくなっている。
【0008】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、多相位相変調信号を伝送すると共に多相位相
変調信号に適した効率的な誤り訂正方式を含む通信シス
テム及びその方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点によ
れば、伝送路を介して信号を送受信する送信装置及び受
信装置を備える通信システムにおいて、前記送信装置
は、送信二値信号をn(nは1を超える整数)値送信系
列及び三値情報系列に変換する二値多値変換手段と、前
記三値情報系列を基に非二元誤り訂正符号より成る三値
送信系列を生成する符号化手段と、前記三値送信系列の
パリティを生成する送信側パリティ演算手段と、前記n
値送信系列、前記三値送信系列及び前記送信側パリティ
演算手段により生成された前記パリティを3n値信号に
変調して前記受信装置に送信する変調手段と、を備え、
前記受信装置は、前記送信装置からの3n値の受信信号
を復調してn値受信系列、三値受信系列及び受信パリテ
ィを得る復調手段と、前記三値受信系列のパリティを生
成する受信側パリティ演算手段と、前記受信側パリティ
演算手段により生成された前記パリティと前記受信パリ
ティを比較してパリティ差を求めるパリティ比較手段
と、前記パリティ差を用いつつ前記三値受信系列を非二
元誤り訂正符号の復号方法により復号して三値復号系列
を得る第1の復号化手段と、前記第1の復号手段による
前記三値受信系列の訂正内容に応じて前記n値受信系列
を訂正してn値復号系列を得る第2の復号化手段と、前
記n値復号系列と前記三値復号系列より受信二値信号を
得る多値二値変換手段と、を備えることを特徴とする通
信システムが提供される。
【0010】上記の通信システムにおいて、前記送信装
置は、前記送信側パリティ演算手段により生成された前
記パリティを前記n値送信系列に挿入する手段を更に備
えていてもよく、この場合、前記送信側パリティ演算手
段により生成された前記パリティは前記n値送信系列に
含まれ、前記受信装置は、前記n値受信系列から前記受
信パリティを分離するパリティ分離手段を更に備えてい
てもよい。
【0011】上記の通信システムにおいて、前記送信装
置は、前記送信側パリティ演算手段により生成された前
記パリティを前記三値送信系列に挿入する手段を更に備
えていてもよく、この場合、前記送信側パリティ演算手
段により生成された前記パリティは前記三値送信系列に
含まれ、前記受信装置は、前記三値受信系列から前記受
信パリティを分離するパリティ分離手段を更に備えてい
てもよい。
【0012】上記の通信システムにおいて、前記変調手
段は位相変調器であってもよく、前記復調手段は位相復
調器であってもよい。
【0013】上記の通信システムにおいて、前記第2の
復号化手段は、前記三値受信系列のうちの2から0又は
0から2に訂正されたシンボルに対応する前記n値受信
系列のシンボルの値を訂正してもよい。
【0014】本発明の第2の観点によれば、送信二値信
号をn(nは1を超える整数)値送信系列及び三値情報
系列に変換する二値多値変換手段と、前記三値情報系列
を基に非二元誤り訂正符号より成る三値送信系列を生成
する符号化手段と、前記三値送信系列のパリティを生成
するパリティ演算手段と、前記n値送信系列、前記三値
送信系列及び前記パリティ演算手段により生成された前
記パリティを3n値信号に変調して送信する変調手段
と、を備えることを特徴とする送信装置が提供される。
【0015】上記の送信装置は、前記パリティ演算手段
により生成された前記パリティを前記n値送信系列に挿
入する手段を更に備えてもよく、この場合、前記送信側
パリティ演算手段により生成された前記パリティは前記
n値送信系列に含まれる。
【0016】上記の送信装置は、前記パリティ演算手段
により生成された前記パリティを前記三値送信系列に挿
入する手段を更に備えていてもよく、この場合、前記送
信側パリティ演算手段により生成された前記パリティは
前記三値送信系列に含まれる。
【0017】上記の送信装置において、前記変調手段は
位相変調器であってもよい。
【0018】本発明の第3の観点によれば、3n(nは
1を超える整数)値の受信信号を復調してn値受信系
列、三値受信系列及び受信パリティを得る復調手段と、
前記三値受信系列のパリティを生成するパリティ演算手
段と、前記パリティ演算手段により生成された前記パリ
ティと前記受信パリティを比較してパリティ差を求める
パリティ比較手段と、前記パリティ差を用いつつ前記三
値受信系列を非二元誤り訂正符号の復号方法により復号
して三値復号系列を得る第1の復号化手段と、前記第1
の復号手段による前記三値受信系列の訂正内容に応じて
前記n値受信系列を訂正してn値復号系列を得る第2の
復号化手段と、前記n値復号系列と前記三値復号系列よ
り受信二値信号を得る多値二値変換手段と、を備えるこ
とを特徴とする受信装置が提供される。
【0019】前記復調により得られた前記パリティは前
記n値受信系列に含まれ、上記の受信装置は、前記n値
受信系列から前記受信パリティを分離するパリティ分離
手段を更に備えていてもよい。
【0020】前記復調により得られた前記パリティは前
記三値受信系列に含まれ、上記の受信装置は、前記三値
受信系列から前記受信パリティを分離するパリティ分離
手段を更に備えていてもよい。
【0021】上記の受信装置において、前記復調手段は
位相復調器であってもよい。
【0022】上記の受信装置において、前記第2の復号
化手段は、前記三値受信系列のうちの2から0又は0か
ら2に訂正されたシンボルに対応する前記n値受信系列
のシンボルの値を訂正してもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。
【0024】[実施形態1]図1に本発明の実施形態に
よる通信システムの構成を示す。図1を参照すると、送
信装置101においては、送信二値信号131は二値六
値変換器102に供給される。二値六値変換器102
は、二値の入力信号を六値の信号に変換する。六値の信
号は三値の下位信号と二値の上位信号より構成され、三
値の下位信号は三値情報系列132として三元誤り訂正
符号化回路103に供給され、二値の上位信号は二値送
信系列133として遅延回路104に供給される。三元
誤り訂正符号化回路103は、三値情報系列132を基
に三元誤り訂正符号に基づく三元誤り訂正符号化を行
い、三値送信系列134を生成する。三値送信系列13
4は、六相位相変調器105に供給されるとともにパリ
ティ演算回路105に供給される。パリティ演算回路1
05は、三値送信系列134のパリティを計算する。一
方、二元送信系列133は遅延回路104で三値送信系
列132が三元誤り訂正符号化回路103で遅延される
時間と同じ時間遅延され、遅延された二値送信系列13
6は、パリティ挿入回路106に供給される。パリティ
挿入回路106は、遅延された二値送信系列136の空
きスロットにパリティ演算回路105で生成されたパリ
ティ135を挿入する。パリティ135が挿入された二
値送信系列137は六相位相変調器107に供給され
る。六相位相変調器107は、三値送信系列134と二
値送信系列137を合わせた六値送信系列を六相位相変
調して、変調信号138を伝送路を介して受信装置12
1に送信する。
【0025】受信装置121においては、六相位相復調
器122は、伝送路を介して送信装置101から受信し
た信号138を六相位相復調して、三値受信系列139
と二値受信系列140を出力する。三値受信系列137
は、シンドローム計算回路123に供給される。シンド
ローム計算回路123は、三元誤り訂正符号化回路10
3に対応した三元誤り訂正復号化回路の一部を構成し、
三値受信系列139からシンドローム141を生成す
る。また、三値受信系列139はパリティ演算回路12
5にも供給される。パリティ演算回路125は、三値受
信系列139のパリティ142を計算して、計算したパ
リティ142をパリティ比較回路127に供給する。一
方、二値受信系列140は、パリティ演算回路125で
算出したパリティ142とパリティ分離回路126で分
離した受信パリティ143のタイミングが合うように、
遅延され、遅延された二値受信系列144は、パリティ
分離回路126及び上位桁訂正回路129に供給され
る。パリティ分離回路126は二値受信系列144に挿
入されている受信パリティ143を分離して、受信パリ
ティ143をパリティ比較回路127に出力する。パリ
ティ比較回路127は、計算されたパリティ142と受
信パリティ143を比較し、両者の差を求め、パリティ
差145を下位桁訂正回路128に出力する。パリティ
差145は三値受信系列139に1シンボルの誤りであ
って大きさが1のものがあった場合に、その誤りの方向
(プラス又はマイナス)を示す。下位桁訂正回路128
は、三元誤り訂正符号化回路103に対応した三元誤り
訂正復号化回路の残りの一部を構成し、シンドローム1
41とパリティ差145を用いて三値受信系列139の
誤りを訂正し、三値復号系列147を六値二値変換回路
130に供給する。上位桁訂正回路129は、下位桁訂
正回路128から供給される三値受信系列146−1と
三値復号系列146−2に基づいて、遅延された二値受
信系列144の誤りを訂正して二値復号系列148を生
成し、六値二値変換回路130に供給する。六値二値変
換回路130は、入力した三値復号系列147と二値復
号系列148を受信二値信号149に変換し、出力す
る。
【0026】次に、三元誤り訂正符号について説明す
る。まず、三元誤り訂正符号の一例として、三元BCH
(Bose-Chaudhuri-Hocquenghem)符号の符号パラメータに
ついて説明する。三元BCH符号は、係数を0、1、2
の三元とする以下のp次の生成多項式p(x)を元に形
成される。
【0027】
【数1】
【0028】符号長nは、プラス1及びマイナス1(こ
れは、ガロア体GF(3)では2に相当する。)の両方
向の訂正を行う場合には、誤りの方向が未知であれば
(3p−1)/2となるが、誤りの方向が既知であれば
p−1となる。一般に、誤りの方向が未知であっても
既知であっても、符号長をnとすると、情報長kはt重
誤り訂正の場合にはk=n―t・p、冗長度は(n−
k)/nとなる。従って、誤りの方向が既知である場合
には、誤りの方向が既知でない場合に比べ、冗長度が少
ない。
【0029】一重誤り訂正三元BCH符号の場合には、
例えば、生成多項式は、以下の三次の生成多項式とな
る。
【0030】
【数2】
【0031】双方向の誤り訂正を考慮すると、誤りの方
向が既知ならば、例えば、符号長26、情報長23とな
り、検査行列はHは、以下のようになる。
【0032】
【数3】
【0033】尚、非二元のBCH符号、Reed-Solomon符
号等の誤り訂正符号については、Arnold M. Michelson、
Allen H. Levesque著、「ERROR-CONTROL TECHNIQUES FOR
DIGITAL COMMUNICATION」、 john Wiley & Sons、 1985
の第六章「Nonbinary BCH Codes and Reed-Solomon Cod
es」に詳しく述べられている。また、非二元BCH符号
のパラメータに関しては、宮川洋、岩垂好裕、今井秀
樹、「符号理論」、昭晃堂、昭和48年の付録II「G
(p)(p:素数)の上の既約多項式表」に示されてい
る。
【0034】二値六値変換回路102の具体的な構成例
について説明する。六値信号の情報長をkとすると、三
値情報系列と二値情報系列(二値送信系列と同一であ
る。)を合わせた六値情報系列のとりうる値の数は、6
kとなる。2進数でこの数を表すと2lとなる。従って、
l≦k×log26=2.585kを満たすできるだけ
大きな値のビット数lの二値信号をアドレスとして入力
し、各アドレスに対応する六元のシンボル列である情報
系列を出力するROMを用いれば、二値六値変換回路1
02を実現することができる。ROMの入出力信号を図
2に示す。なお、各シンボルのとりうる値は、(上位桁
(二進数)、下位桁(三進数))であらわすと、(0、
0)、(0、1)、(0、2)、(1、0)、(1、
1)及び(1、2)の6種類ある。ROMは二値回路で
あるので、図2に示すように、各シンボルの上位桁は1
ビットで表され、下位桁は2ビットで表される。上位桁
は遅延回路104に供給され、下位桁は三元誤り訂正符
号化回路103に供給される。
【0035】三元誤り訂正符号化回路103の具体的な
構成について説明する。三元誤り訂正符号化回路103
は、よく知られている図3に示す構成を有する。ここ
で、加算器、乗算器は、それぞれ、ガロア体GF(3)
上の加算、乗算を行う。ガロア体GF(3)上での加
算、乗算の規則は下表に示す通りである。
【0036】
【表1】
【0037】式(2)を生成多項式とした場合の3元誤
り訂正符号化回路103は、図4(a)に示すようにな
る。また、図4(a)の回路は、図4(b)に示すタイ
ミングで動作する。
【0038】パリティ演算回路105について説明す
る。パリティ演算回路105は、三値送信系列134の
総シンボルについてモデュロ3の加算を行い、その和と
パリティ135とのモデュロ3の和がゼロとなるように
パリティ135を生成する。三値送信系列134の符号
長が26である場合のこの演算規則を下式に示す。
【0039】
【数4】
【0040】ただし、diは、三値送信系列の各シンボ
ル(情報シンボル又は検査シンボル)を示す。
【0041】パリティ挿入回路106について説明す
る。図5を参照すると、下位桁の検査シンボルに対応す
る上位桁の3スロットが空いているので、パリティ挿入
回路106は、このうちの2スロットにパリティ135
を挿入する。なお、パリティ135に冗長性を持たせ、
3ビットで表現し、この3ビットを3つの空きスロット
に挿入しても良い。
【0042】六相位相変調器107の具体的な構成につ
いて説明する。六相位相変調器107は、シンボル値か
ら位相平面上の情報点へマッピングを行えばよい。この
マッピングを図6に示す。なお、図6においては、シン
ボルの値を上記のように(上位桁(二進数)、下位桁
(三進数))で表現した。従って、六相位相変調器10
7は、例えば、図7に示すような構成をとる。
【0043】六相位相復調器122の具体的な構成につ
いて説明する。六相位相復調器122は、位相平面上の
情報点からシンボル値へのマッピングを行えばよい。従
って、六相位相復調器122は、例えば、図8に示すよ
うな構成をとる。
【0044】シンドローム計算部123について説明す
る。シンドローム計算部123は、三値受信系列をベク
トルy={y1、y2、・・・、y26}、検査行列を
Hとすると、シンドロームs={s1、s2、s3}
を、s=yHTの演算により求める。
【0045】パリティ演算回路125について説明す
る。パリティ演算回路105は、三値受信系列139の
総シンボルについてモデュロ3の加算を行い、その和と
パリティ142とのモデュロ3の和がゼロとなるように
パリティ142を生成する。三値受信系列139の符号
長が26である場合のこの演算規則を下式に示す。
【0046】
【数5】
【0047】ただし、yiは、三値受信系列139の各
シンボルを示す。また、yiは、 yi=di+ei mod3 である。ただし、diは、上記の送信系列のシンボルで
あり、また、eiはエラーであり、−1、0又は1の値
をとる。
【0048】パリティ分離回路126について説明す
る。パリティ分離回路126は、二値受信系列144か
ら空きスロットに挿入されている受信パリティ143を
分離する。
【0049】パリティ比較回路127について説明す
る。パリティ比較回路127は、パリティ演算回路12
5で算出されたパリティ142とパリティ分離回路12
6で分離された受信パリティ143との間の減算を行
い、この減算の結果をパリティ差145として下位桁訂
正回路128に出力する。この減算の規則を下表に示
す。
【0050】
【表2】
【0051】下位桁訂正回路128について説明する。
下位桁訂正回路128は、シンドローム141とパリテ
ィ差145に基づいて、三値受信系列139の誤りを訂
正して、三値復号系列147を生成し、出力する。シン
ドロームの値とパリティ差の値との組み合わせと、誤り
位置と誤り値との組み合わせの関係は、下表に示すとお
りとなる。
【0052】
【表3】
【0053】上表より明らかなように、i番目のシンボ
ルに値が1の誤りが発生した場合のシンドロームと(i
+13)mod13番目のシンボルに値が−1の誤りが
発生した場合のシンドロームは同一であるので、パリテ
ィ差の値が不明である場合には、これらの誤りを区別す
ることができない。従って、パリティ差の値の情報が下
位桁訂正回路128に与えられていない従来技術では、
符号長を13として、2種類の誤りに対して同一のシン
ドロームが発生しないようにする。しかし、本発明によ
れば、パリティ差の値の情報が下位桁訂正回路128に
与えられるので、これらの誤りを区別することができ
る。従って、本発明によれば、符号長を26にすること
ができる。検査シンボルの数はどちらの場合も3である
ので、本発明によれば、従来技術に比べ、冗長度を削減
することができる。
【0054】下位桁訂正回路128は、具体的には、図
9に示すように、エラーパターン生成部128−1とエ
ラー減算部128−2より構成される。エラーパターン
生成部128−1は、上表のシンドロームの値とパリテ
ィ差の値との組み合わせから、誤り位置と誤り値へのマ
ッピングを行い、誤り位置と誤り値よりエラーパターン
を生成し、エラー減算部128−2は、三値受信系列1
39からエラーパターンを減算して、三値復号系列14
7を生成する。なお、減算を行う前の三値受信系列13
9及び減算を行った後の三値復号系列147は、それぞ
れ、三値受信系列146−1、三値復号系列146−2
として上位桁訂正回路129に供給される。
【0055】上位桁訂正回路129について説明する。
位相平面上で値が1又は−1のエラーが発生する確率は
値が2のエラーが発生する確率よりも遙かに高いことを
考慮すると、エラーが発生した場合には、エラー値は常
に1又は−1であると仮定すると最も良い誤り訂正結果
が得られる。上桁訂正回路129は、この仮定の下で図
6の位相平面に基づいて以下のように受信シンボルの下
位桁の訂正内容に応じて上位桁を訂正する。 (1)受信シンボルが(0、0)であり、下位桁訂正回
路128による下位桁の訂正がないときには、エラーが
発生していないと推定して、上位桁も訂正しない。この
結果、復号シンボルは(0、0)となる。 (2)受信シンボルが(0、0)であり、下位桁訂正回
路128により受信シンボルの下位桁が0から1に訂正
された場合には、値が−1のエラーが発生していると推
定して上位桁を訂正しない。この結果、復号シンボルは
(0、1)となる。 (3)受信シンボルが(0、0)であり、下位桁訂正回
路128により受信シンボルの下位桁が0から2に訂正
された場合には、値が1のエラーが発生していると推定
して上位桁を0から1に訂正する。すなわち、図10を
参照すると、下位桁を0から2に訂正して、上位桁を訂
正しないと、2つ値が異なるシンボルに移動してしまう
が、下位桁を0から2に訂正して、上位桁を0から1に
訂正することにより、1つ値が異なるシンボルに移動す
る。この結果、復号シンボルは(1、2)となる。 (4)受信シンボルが(0、1)であり、下位桁訂正回
路128による下位桁の訂正がないときには、エラーが
発生していないと推定して、上位桁も訂正しない。この
結果、復号シンボルは(0、1)となる。 (5)受信シンボルが(0、1)であり、下位桁訂正回
路128により受信シンボルの下位桁が1から0に訂正
された場合には、値が1のエラーが発生していると推定
して上位桁を訂正しない。この結果、復号シンボルは
(0、0)となる。 (6)受信シンボルが(0、1)であり、下位桁訂正回
路128により受信シンボルの下位桁が1から2に訂正
された場合には、値が−1のエラーが発生していると推
定して上位桁を訂正しない。この結果、復号シンボルは
(0、2)となる。 (7)受信シンボルが(0、2)であり、下位桁訂正回
路128による下位桁の訂正がないときには、エラーが
発生していないと推定して、上位桁も訂正しない。この
結果、復号シンボルは(0、2)となる。 (8)受信シンボルが(0、2)であり、下位桁訂正回
路128により受信シンボルの下位桁が2から0に訂正
された場合には、値が−1のエラーが発生していると推
定して上位桁を0から1に訂正する。この結果、復号シ
ンボルは(1、0)となる。 (9)受信シンボルが(0、2)であり、下位桁訂正回
路128により受信シンボルの下位桁が2から1に訂正
された場合には、値が1のエラーが発生していると推定
して上位桁を訂正しない。この結果、復号シンボルは
(0、1)となる。 (10)受信シンボルが(1、0)であり、下位桁訂正
回路128による下位桁の訂正がないときには、エラー
が発生していないと推定して、上位桁も訂正しない。こ
の結果、復号シンボルは(1、0)となる。 (11)受信シンボルが(1、0)であり、下位桁訂正
回路128により受信シンボルの下位桁が0から1に訂
正された場合には、値が−1のエラーが発生していると
推定して上位桁を訂正しない。この結果、復号シンボル
は(1、1)となる。 (12)受信シンボルが(1、0)であり、下位桁訂正
回路128により受信シンボルの下位桁が0から2に訂
正された場合には、値が1のエラーが発生していると推
定して上位桁を1から0に訂正する。この結果、復号シ
ンボルは(0、2)となる。 (13)受信シンボルが(1、1)であり、下位桁訂正
回路128による下位桁の訂正がないときには、エラー
が発生していないと推定して、上位桁も訂正しない。こ
の結果、復号シンボルは(1、1)となる。 (14)受信シンボルが(1、1)であり、下位桁訂正
回路128により受信シンボルの下位桁が1から0に訂
正された場合には、値が1のエラーが発生していると推
定して上位桁を訂正しない。この結果、復号シンボルは
(1、0)となる。 (15)受信シンボルが(1、1)であり、下位桁訂正
回路128により受信シンボルの下位桁が1から2に訂
正された場合には、値が−1のエラーが発生していると
推定して上位桁を訂正しない。この結果、復号シンボル
は(1、2)となる。 (16)受信シンボルが(1、2)であり、下位桁訂正
回路128による下位桁の訂正がないときには、エラー
が発生していないと推定して、上位桁も訂正しない。こ
の結果、復号シンボルは(1、2)となる。 (17)受信シンボルが(1、2)であり、下位桁訂正
回路128により受信シンボルの下位桁が2から0に訂
正された場合には、値が−1のエラーが発生していると
推定して上位桁を1から0に訂正する。この結果、復号
シンボルは(0、0)となる。 (18)受信シンボルが(1、2)であり、下位桁訂正
回路128により受信シンボルの下位桁が2から1に訂
正された場合には、値が1のエラーが発生していると推
定して上位桁を訂正しない。この結果、復号シンボルは
(1、1)となる。
【0056】上記の訂正内容をまとめると、下表のよう
になる。
【0057】
【表4】
【0058】この表から明らかなように、上位桁訂正回
路129は、下位桁訂正回路128によりある受信シン
ボルの下位が2から0へ、又は0から2へ訂正された場
合には、その受信シンボルの上位を反転し、それ以外の
場合には、その受信シンボルの上位桁を反転しない。上
位桁訂正回路129は、下位桁が2と0との間で訂正さ
れた否かの情報を得るために、三値受信系列146−1
と三値復号系列146−2を下位桁訂正回路128から
入力する。
【0059】六値二値変換回路130の具体的な構成に
ついて説明する。六値信号の情報長をkとすると、三値
復号系列と二値復号系列を合わせた六値復号系列のとり
うる値の数は、6kとなる。2進数でこの数を表すと2l
となる。従って、k個のシンボルより成る六値復号系列
をアドレスとして入力し、l≦k×log26=2.5
85kビットを満たすできるだけ大きな値のビット数l
の二値信号をデータとして出力するROMを用いれば、
六値二値変換回路130を実現することができる。RO
Mの入出力信号を図11に示す。
【0060】なお、上述したように、パリティ演算回路
105で算出する3種類のパリティを3ビットの二値信
号で表現してパリティ挿入回路106で上位二値信号に
挿入しても良い。これにより、各パリティ値の間に2以
上の距離を設けられる。これに対応してパリティ分離回
路126で分離したパリティをパリティ演算回路125
で算出したパリティと比較する前に、パリティ分離回路
126で分離したパリティの誤りを検出したり、訂正し
たりするようにしてもよい。
【0061】[実施形態2]図5に示すようにBCH符
号に対するパリティを上位桁の空きスロットに挿入する
代わりに、図12に示すようにBCH符号に対するパリ
ティのためのスロットを下位桁に挿入しても良い。この
場合の送信装置、受信装置の構成を図13に示す。
【0062】図13に示す送信装置101Bの図1に示
す送信装置101との相違点は、パリティ挿入回路10
6が削除され、その代わりにパリティ挿入回路106B
が三元誤り訂正符号化回路103と六相位相変調器10
7の間に設けられていることである。
【0063】図13に示す受信装置121Bの図1に示
す受信装置121との相違点は、パリティ分離回路12
6が削除され、その代わりに三値受信系列139から受
信パリティを分離するパリティ分離回路126Bが六相
位相復調器122とパリティ比較回路127との間に設
けられていることである。
【0064】[他の実施の形態]上記の実施形態では、
上位桁が二値であり、下位桁が三値である六値信号を六
相位相変調する場合について説明したが、上位桁の値の
数が異なっていても良い。
【0065】例えば、図14に示すように、上位桁を四
値、下位桁を三値としてもよい。この場合、受信シンボ
ル、訂正後下位桁及び復号シンボルの関係は下表に示す
ようになる。
【0066】
【表5】
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
六相位相変調において、三元誤り訂正符号を適用する場
合に、誤りの方向をパリティ差から得ていることで、次
の効果が得られている。三元BCH符号は、係数を0、
1、2の三元とするp次の生成多項式を元に形成され
る。符号長は、プラス及びマイナスの誤りの方向が分か
らない場合には、(3p−1)/2となる。一方、誤り
の方向が分かっている場合には、3p−1となる。これ
ら二つの場合ともに、一般に、情報長kはt重誤り訂正
の場合にはk=n―t・p、冗長度は(n−k)/nと
なる。つまり、前者の場合には後者の場合に対して冗長
度は二倍となる。帯域制限通信路では冗長度は低い方が
望ましい。例えば、(式2)に示す生成多項式より生成
される一重誤り訂正三元BCH符号の場合は、符号長2
6、情報長23となり、検査行列Hは(式3)に示すよ
うになる。
【0068】更に、三元誤り訂正符号を適用しているの
で、二元誤り訂正符号を適用した場合には得られなかっ
た特徴が得られる。つまり、図15の二元、三元、五元
のBCH符号の符号長と冗長度をプロットした図を参照
すると、非二元誤り訂正符号の方がほぼ同等の冗長度に
於いて符号長が短いことが分かる。同等の冗長度で符号
長が短いと言うことは、同等の冗長度において非二元誤
り訂正符号の方が二元誤り訂正符号を適用した場合に比
べ訂正能力に優れている事となる。一般に、一重誤り訂
正においては、シンボルの誤り率pの時、誤り訂正後の
シンボルの誤り率は、符号長の逆数に対して誤り率が十
分に小さい時、ほぼ(3/2)×(n−1)×p2とな
る。従って、符号長が短いほど誤り率で優れている事と
なる。
【0069】また、六相位相変調に関しては、十のマイ
ナス六乗の誤り率を実現する所要C/Nで、QPSK、
6PSK、8PSKで夫々、13.7dB、16.7d
B、19.0dBとなる。また、所要帯域は、QPS
K、6PSK、8PSKで夫々、相対値で、1.0、
0.8、0.66である。従来、QPSKより周波数利
用効率の良い変調方式として8PSKが用いられてきた
が、所要周波数帯域を、1から.0.66まで効率化し
ていたが、所要C/Nは5.3(=19.0−13.
7)dBだけ余分に必要としていた。しかし、六相位相
変調の技術を適用する事により、所要周波数帯域を、
1.0から.0.8まで効率化出来て、所要C/Nは
3.0(=16.7−13.7)dBだけ余分に必要と
するだけで実現できる。本発明を適用する事により、更
に、2〜3dBの符号化利得が得られるので、QPSK
に比べて、1dB弱の所要C/Nの増加で周波数帯域を
約20%効率化することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1による通信システムの構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態による二値六値変換回路の構
成例を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態による三元誤り訂正符号化回
路の構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施形態による三元誤り訂正符号化回
路の構成例を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施形態1による送信系列の構成を示
す図である。
【図6】六相位相値変調のシンボル値から位相平面上の
情報点へのマッピングを示す位相平面図である。
【図7】本発明の実施形態による六相位相変調器の構成
例を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施形態による六相位相復調器の構成
例を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施形態による下位桁訂正回路128
の具体的な構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の実施形態によるシンボル誤り訂正方
法を説明するための位相平面図である。
【図11】本発明の実施形態による六値二値変換回路の
構成例を示すブロック図である。
【図12】本発明の実施形態2による送信系列の構成を
示す図である。
【図13】本発明の実施形態2による通信システムの構
成を示すブロック図である。
【図14】本発明の他の実施の形態による位相変調方式
を説明するための位相平面図である。
【図15】本発明の効果を説明するためのグラフであっ
て、各BCH符号における符号長と冗長度の関係を示す
ものである。
【図16】従来例による通信システムの構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
101 送信装置 102 二値六値変換回路 103 三元誤り訂正符号化回路 104 遅延回路 105 パリティ演算回路 106 パリティ挿入回路 107 六相位相変調器 121 受信装置 122 六相位相復調器 123 シンドローム計算回路 124 遅延回路 125 パリティ演算回路 126 パリティ分離回路 127 パリティ比較回路 128 下位桁訂正回路 129 上位桁訂正回路 130 六値二値変換回路

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送路を介して信号を送受信する送信装
    置及び受信装置を備える通信システムにおいて、 前記送信装置は、 送信二値信号をn(nは1を超える整数)値送信系列及
    び三値情報系列に変換する二値多値変換手段と、 前記三値情報系列を基に非二元誤り訂正符号より成る三
    値送信系列を生成する符号化手段と、 前記三値送信系列のパリティを生成する送信側パリティ
    演算手段と、 前記n値送信系列、前記三値送信系列及び前記送信側パ
    リティ演算手段により生成された前記パリティを3n値
    信号に変調して前記受信装置に送信する変調手段と、 を備え、 前記受信装置は、 前記送信装置からの3n値の受信信号を復調してn値受
    信系列、三値受信系列及び受信パリティを得る復調手段
    と、 前記三値受信系列のパリティを生成する受信側パリティ
    演算手段と、 前記受信側パリティ演算手段により生成された前記パリ
    ティと前記受信パリティを比較してパリティ差を求める
    パリティ比較手段と、 前記パリティ差を用いつつ前記三値受信系列を非二元誤
    り訂正符号の復号方法により復号して三値復号系列を得
    る第1の復号化手段と、 前記第1の復号手段による前記三値受信系列の訂正内容
    に応じて前記n値受信系列を訂正してn値復号系列を得
    る第2の復号化手段と、 前記n値復号系列と前記三値復号系列より受信二値信号
    を得る多値二値変換手段と、 を備えることを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の通信システムにおい
    て、 前記送信装置は、前記送信側パリティ演算手段により生
    成された前記パリティを前記n値送信系列に挿入する手
    段を更に備え、 前記送信側パリティ演算手段により生成された前記パリ
    ティは前記n値送信系列に含まれ、 前記受信装置は、前記n値受信系列から前記受信パリテ
    ィを分離するパリティ分離手段を更に備えることを特徴
    とする通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の通信システムにおい
    て、 前記送信装置は、前記送信側パリティ演算手段により生
    成された前記パリティを前記三値送信系列に挿入する手
    段を更に備え、 前記送信側パリティ演算手段により生成された前記パリ
    ティは前記三値送信系列に含まれ、 前記受信装置は、前記三値受信系列から前記受信パリテ
    ィを分離するパリティ分離手段を更に備えることを特徴
    とする通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の通信システムにおい
    て、 前記変調手段は位相変調器であり、前記復調手段は位相
    復調器であることを特徴とする通信システム。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の通信システムにおい
    て、 前記第2の復号化手段は、前記三値受信系列のうちの2
    から0又は0から2に訂正されたシンボルに対応する前
    記n値受信系列のシンボルの値を訂正することを特徴と
    する通信システム。
  6. 【請求項6】 送信二値信号をn(nは1を超える整
    数)値送信系列及び三値情報系列に変換する二値多値変
    換手段と、 前記三値情報系列を基に非二元誤り訂正符号より成る三
    値送信系列を生成する符号化手段と、 前記三値送信系列のパリティを生成するパリティ演算手
    段と、 前記n値送信系列、前記三値送信系列及び前記パリティ
    演算手段により生成された前記パリティを3n値信号に
    変調して送信する変調手段と、 を備えることを特徴とする送信装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の送信装置において、 前記パリティ演算手段により生成された前記パリティを
    前記n値送信系列に挿入する手段を更に備え、前記送信
    側パリティ演算手段により生成された前記パリティは前
    記n値送信系列に含まれることを特徴とする送信装置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の送信装置において、 前記パリティ演算手段により生成された前記パリティを
    前記三値送信系列に挿入する手段を更に備え、前記送信
    側パリティ演算手段により生成された前記パリティは前
    記三値送信系列に含まれることを特徴とする送信装置。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載の送信装置において、 前記変調手段は位相変調器であることを特徴とする送信
    装置。
  10. 【請求項10】 3n(nは1を超える整数)値の受信
    信号を復調してn値受信系列、三値受信系列及び受信パ
    リティを得る復調手段と、 前記三値受信系列のパリティを生成するパリティ演算手
    段と、 前記パリティ演算手段により生成された前記パリティと
    前記受信パリティを比較してパリティ差を求めるパリテ
    ィ比較手段と、 前記パリティ差を用いつつ前記三値受信系列を非二元誤
    り訂正符号の復号方法により復号して三値復号系列を得
    る第1の復号化手段と、 前記第1の復号手段による前記三値受信系列の訂正内容
    に応じて前記n値受信系列を訂正してn値復号系列を得
    る第2の復号化手段と、 前記n値復号系列と前記三値復号系列より受信二値信号
    を得る多値二値変換手段と、 を備えることを特徴とする受信装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の受信装置におい
    て、 前記復調により得られた前記パリティは前記n値受信系
    列に含まれ、 前記n値受信系列から前記受信パリティを分離するパリ
    ティ分離手段を更に備えることを特徴とする受信装置。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載の受信装置におい
    て、 前記復調により得られた前記パリティは前記三値受信系
    列に含まれ、 前記三値受信系列から前記受信パリティを分離するパリ
    ティ分離手段を更に備えることを特徴とする受信装置。
  13. 【請求項13】 請求項10に記載の受信装置におい
    て、 前記復調手段は位相復調器であることを特徴とする受信
    装置。
  14. 【請求項14】 請求項10に記載の受信装置におい
    て、 前記第2の復号化手段は、前記三値受信系列のうちの2
    から0又は0から2に訂正されたシンボルに対応する前
    記n値受信系列のシンボルの値を訂正することを特徴と
    する受信装置。
  15. 【請求項15】 伝送路を介して信号を送受信する通信
    方法において、 送信装置が、送信二値信号をn(nは1を超える整数)
    値送信系列及び三値情報系列に変換するステップと、 前記送信装置が、前記三値情報系列を基に非二元誤り訂
    正符号より成る三値送信系列を生成するステップと、 前記送信装置が、前記三値送信系列のパリティを生成す
    るステップと、 前記送信装置が、前記n値送信系列、前記三値送信系列
    及び前記パリティを3n値信号に変調して受信装置に送
    信するステップと、 前記受信装置が、前記送信装置からの3n値の受信信号
    を復調してn値受信系列、三値受信系列及び受信パリテ
    ィを得るステップと、 前記受信装置が、前記三値受信系列のパリティを生成す
    るステップと、 前記受信装置が、前記三値受信系列より生成された前記
    パリティと前記受信パリティを比較してパリティ差を求
    めるステップと、 前記受信装置が、前記パリティ差を用いつつ前記三値受
    信系列を非二元誤り訂正符号の復号方法により復号して
    三値復号系列を得るステップと、 前記受信装置が、前記三値受信系列の訂正内容に応じて
    前記n値受信系列を訂正してn値復号系列を得るステッ
    プと、 前記受信装置が、前記n値復号系列と前記三値復号系列
    より受信二値信号を得るステップと、 を有することを特徴とする通信方法。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の通信方法におい
    て、 前記送信装置が、前記三値送信系列より生成された前記
    パリティを前記n値送信系列に挿入するステップを更に
    有し、 前記三値送信系列より生成された前記パリティは前記n
    値送信系列に含まれ、 前記受信装置が、前記n値受信系列から前記受信パリテ
    ィを分離するステップを更に有することを特徴とする通
    信方法。
  17. 【請求項17】 請求項15に記載の通信方法におい
    て、 前記送信装置が、前記三値送信系列より生成された前記
    パリティを前記三値送信系列に挿入するステップを更に
    有し、 前記三値送信系列より生成された前記パリティは前記三
    値送信系列に含まれ、 前記受信装置が、前記三値受信系列から前記受信パリテ
    ィを分離するステップを更に有することを特徴とする通
    信方法。
  18. 【請求項18】 請求項15に記載の通信方法におい
    て、 前記変調は位相変調であり、前記復調は位相復調である
    ことを特徴とする通信方法。
  19. 【請求項19】 請求項15に記載の通信方法におい
    て、 前記n値受信系列の訂正ステップでは、前記三値受信系
    列のうちの2から0又は0から2に訂正されたシンボル
    に対応する前記n値受信系列のシンボルの値を訂正する
    ことを特徴とする通信方法。
  20. 【請求項20】 送信二値信号をn(nは1を超える整
    数)値送信系列及び三値情報系列に変換するステップ
    と、 前記三値情報系列を基に非二元誤り訂正符号より成る三
    値送信系列を生成するステップと、 前記三値送信系列のパリティを生成するステップと、 前記n値送信系列、前記三値送信系列及び前記パリティ
    を3n値信号に変調して送信するステップと、 を有することを特徴とする送信方法。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の送信方法におい
    て、 前記三値送信系列より生成された前記パリティを前記n
    値送信系列に挿入するステップを更に有し、前記三値送
    信系列より生成された前記パリティは前記n値送信系列
    に含まれることを特徴とする送信方法。
  22. 【請求項22】 請求項20に記載の送信方法におい
    て、 前記三値送信系列より生成された前記パリティを前記三
    値送信系列に挿入するステップを更に有し、前記三値送
    信系列より生成された前記パリティは前記三値送信系列
    に含まれることを特徴とする送信方法。
  23. 【請求項23】 請求項20に記載の送信方法におい
    て、 前記変調は位相変調であることを特徴とする送信方法。
  24. 【請求項24】 3n(nは1を超える整数)値の受信
    信号を復調してn値受信系列、三値受信系列及び受信パ
    リティを得るステップと、 前記三値受信系列のパリティを生成するステップと、 前記三値受信系列より生成された前記パリティと前記受
    信パリティを比較してパリティ差を求めるステップと、 前記パリティ差を用いつつ前記三値受信系列を非二元誤
    り訂正符号の復号方法により復号して三値復号系列を得
    るステップと、 前記三値受信系列の訂正内容に応じて前記n値受信系列
    を訂正してn値復号系列を得るステップと、 前記n値復号系列と前記三値復号系列より受信二値信号
    を得るステップと、 を有することを特徴とする受信方法。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載の受信方法におい
    て、 前記復調により得られた前記パリティは前記n値送信系
    列に含まれ、 前記n値受信系列から前記受信パリティを分離するステ
    ップを更に有することを特徴とする受信方法。
  26. 【請求項26】 請求項24に記載の受信方法におい
    て、 前記復調により得られた前記パリティは前記三値送信系
    列に含まれ、 前記三値受信系列から前記受信パリティを分離するステ
    ップを更に有することを特徴とする受信方法。
  27. 【請求項27】 請求項24に記載の受信方法におい
    て、 前記復調は位相復調であることを特徴とする受信方法。
  28. 【請求項28】 請求項24に記載の受信方法におい
    て、 前記n値受信系列の訂正ステップでは、前記三値受信系
    列のうちの2から0又は0から2に訂正されたシンボル
    に対応する前記n値受信系列のシンボルの値を訂正する
    ことを特徴とする受信方法。
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