JP2003264532A - 伝送装置及び伝送方法 - Google Patents

伝送装置及び伝送方法

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JP2003264532A JP2002062514A JP2002062514A JP2003264532A JP 2003264532 A JP2003264532 A JP 2003264532A JP 2002062514 A JP2002062514 A JP 2002062514A JP 2002062514 A JP2002062514 A JP 2002062514A JP 2003264532 A JP2003264532 A JP 2003264532A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 RS符号の選択に制約が生じる不便さを解消
するために、RSシンボルの1シンボル当りのビット数
とQAMシンボルの1シンボル当りのビット数とを調整
するための複雑な速度変換回路及び速度逆変換回路を設
置する必要があるという課題があった。 【解決手段】 下位ビットに情報ビットが割り当てら
れ、上位ビットにダミービットが割り当てられた情報シ
ンボルの系列を誤り訂正符号化して、その情報シンボル
のビット数と同一ビット数のパリティシンボルの系列を
生成するとともに、そのパリティシンボルの上位ビット
の系列をシンボル変換する符号化手段等を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、変調方式として
多値直交振幅変調を用い、誤り訂正方式として多元ブロ
ック誤り訂正符号を用いる伝送装置及び伝送方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の伝送装置を示す構成図であ
り、図5は変調方式として多値直交振幅変調(QAM:
Quadrature Amplitude Modu
lation)を用い、誤り訂正方式として多元ブロッ
ク誤り訂正符号であるリードソロモン(RS:Reed
−Solomon)符号を用いた伝送方式における伝送
フレーム構成を示す説明図である。特に、図5(a)は
ガロア体GF(2)上のRS符号で符号化されたRS
符号フレームを示し、図5(b)はRS符号フレームを
128QAMで伝送する際の伝送フレームを示してい
る。図において、1は情報ビットの系列が1シンボル当
り7ビットに並び替えられたRS情報系列、2はRS情
報系列1をRS符号化して生成されたRSパリティ系
列、3はRSフレーム同期用ビットである。
【0003】11はRS情報系列1を一時的に格納する
遅延バッファ、12はRS情報系列1をRS符号化し
て、1シンボル当り7ビットのRSパリティ系列2を生
成するRS符号化回路、13はRS情報系列1とRSパ
リティ系列2を結合してRS符号系列を形成し、そのR
S符号系列にRSフレーム同期用ビット3などの伝送制
御用付加ビットを追加して128QAM伝送フレームを
形成する伝送フレーム構成回路、14は伝送フレーム構
成回路13により形成された128QAM伝送フレーム
を多値直交振幅変調(128QAMによる変調)して変
調信号を生成し、その変調信号を送信信号として通信路
15に出力する変調器、15は通信路である。
【0004】16は通信路15から雑音が重畳された変
調信号を受信すると、その受信信号を多値直交振幅復調
(128QAMによる復調)して、受信フレーム(1シ
ンボル当り7ビットのQAM受信シンボルの系列)を出
力する復調器、17は復調器16から出力された受信フ
レームに含まれている伝送制御用付加ビットを参照して
フレーム同期を確立し、同期信号をRSフレーム分解回
路18及びRS復号回路19に出力するフレーム同期回
路、18はフレーム同期回路17から出力された同期信
号に同期して、復調器16から出力された受信フレーム
を分解し、RS情報系列1とRSパリティ系列2に相当
する受信系列を出力するRSフレーム分解回路、19は
フレーム同期回路17から出力された同期信号に同期し
て、RSフレーム分解回路18から出力された受信系列
に基づいてRS情報系列1を推定するRS復号回路であ
る。
【0005】次に動作について説明する。例えば、多値
直交振幅変調方式として128QAMで変調し、誤り訂
正方式としてRS符号などの多元ブロック符号を用いる
伝送方式について説明する。この例では、図5(a)に
示すように、情報ビットの系列が1シンボル当り7ビッ
トに並び替えられたRS情報系列1を伝送するものとし
て説明する。
【0006】まず、RS情報系列1が入力されると、そ
のRS情報系列1は遅延バッファ11に入力されて一時
的に格納される一方、RS符号化回路12に入力されて
RS符号化される。即ち、RS符号化回路12は、RS
情報系列1をRS符号化して、図5(a)に示すような
1シンボル当り7ビットのRSパリティ系列2を生成す
る。
【0007】伝送フレーム構成回路13は、RS符号化
回路12がRSパリティ系列2を生成すると、遅延バッ
ファ11に格納されているRS情報系列1とRSパリテ
ィ系列2を結合してRS符号系列を形成する。RS符号
系列は、図5(a)に示すように、符号長が127シン
ボル、情報長が119シンボル、パリティ長が8シンボ
ルの系列である。そして、伝送フレーム構成回路13
は、図5(b)に示すように、そのRS符号系列にRS
フレーム同期用ビット3などの伝送制御用付加ビットを
追加して、128QAM伝送フレームを形成する。
【0008】変調器14は、伝送フレーム構成回路13
が128QAM伝送フレームを形成すると、その128
QAM伝送フレームに対して128QAMによる変調を
実施して変調信号を生成し、その変調信号を送信信号と
して通信路15に出力する。復調器16は、通信路15
において雑音が重畳された変調信号を通信路15から受
信すると、その受信信号に対して128QAMによる復
調を実施して、受信フレーム(1シンボル当り7ビット
のQAM受信シンボルの系列)を出力する。
【0009】フレーム同期回路17は、復調器16が受
信フレームを出力すると、その受信フレームに含まれて
いる伝送制御用付加ビットを参照してフレーム同期を確
立し、同期信号をRSフレーム分解回路18及びRS復
号回路19に出力する。RSフレーム分解回路18は、
フレーム同期回路17から出力された同期信号に同期し
て、復調器16から出力された受信フレームを分解し、
RS情報系列1とRSパリティ系列2に相当する受信系
列を出力する。RS復号回路19は、フレーム同期回路
17から出力された同期信号に同期して、RSフレーム
分解回路18から出力された受信系列に基づいてRS情
報系列1を推定する。
【0010】以上で明らかなように、従来の伝送装置に
よれば、送信側に入力されたRS情報系列1を推定する
ことができるが、RS符号の1シンボル当りのビット数
をQAMシンボルのビット数と同一にする必要がある。
よって、RS符号の選択に制約が生じる。そこで、RS
符号の選択に制約が生じる不便さを解消することが可能
な伝送装置が特開2000−261511公報に開示さ
れている。
【0011】図6は例えば特開2000−261511
公報に示された従来の伝送装置を示す構成図であり、図
7(a)はガロア体GF(2)上のRS符号で符号化
されたRS符号フレームを示し、図7(b)はRS符号
フレームを128QAMで伝送する際の伝送フレームを
示している。図において、21は情報ビットの系列が1
シンボル当り8ビットに並び替えられたRS情報系列、
22はRS情報系列21をRS符号化して生成されたR
Sパリティ系列、23はRSフレーム同期用ビット、2
4は1シンボル当り8ビットのRSシンボルが1シンボ
ル当り7ビットのQAMシンボルに速度変換されたRS
符号系列である。
【0012】31はRS情報系列21を一時的に格納す
る遅延バッファ、32はRS情報系列21をRS符号化
して、1シンボル当り8ビットのRSパリティ系列22
を生成するRS符号化回路、33はRS情報系列21と
RSパリティ系列22を結合してRS符号系列を形成す
る伝送フレーム構成回路、34は1シンボル当りの8ビ
ットのRSシンボルを1シンボル当り7ビットのQAM
シンボルに速度変換する速度変換回路、35は速度変換
回路34から出力されたRS符号系列24にRSフレー
ム同期用ビット23などの伝送制御用付加ビットを追加
して128QAM伝送フレームを形成する同期ビット付
加回路、36は同期ビット付加回路35により形成され
た128QAM伝送フレームを多値直交振幅変調(12
8QAMによる変調)して変調信号を生成し、その変調
信号を送信信号として通信路37に出力する変調器、3
7は通信路である。
【0013】38は通信路37から雑音が重畳された変
調信号を受信すると、その受信信号を多値直交振幅復調
(128QAMによる復調)して、受信フレーム(1シ
ンボル当り7ビットのQAM受信シンボルの系列)を出
力する復調器、39は復調器38から出力された受信フ
レームに含まれている伝送制御用付加ビットを参照して
フレーム同期を確立し、同期信号を速度逆変換回路4
0,RSフレーム分解回路41及びRS復号回路42に
出力するフレーム同期回路、40はフレーム同期回路3
9から出力された同期信号に同期して、1シンボル当り
7ビットのQAMシンボルを1シンボル当りの8ビット
のRSシンボルに速度逆変換する速度逆変換回路、41
はフレーム同期回路39から出力された同期信号に同期
して、復調器38から出力された受信フレームを分解
し、RS情報系列21とRSパリティ系列22に相当す
る受信系列を出力するRSフレーム分解回路、42はフ
レーム同期回路39から出力された同期信号に同期し
て、RSフレーム分解回路41から出力された受信系列
に基づいてRS情報系列21を推定するRS復号回路で
ある。
【0014】次に動作について説明する。この例では、
図7(a)に示すように、情報ビットの系列が1シンボ
ル当り8ビットに並び替えられたRS情報系列21を伝
送するものとして説明する。
【0015】まず、RS情報系列21が入力されると、
そのRS情報系列21は遅延バッファ31に入力されて
一時的に格納される一方、RS符号化回路32に入力さ
れてRS符号化される。即ち、RS符号化回路32は、
RS情報系列21をRS符号化して、図7(a)に示す
ような1シンボル当り8ビットのRSパリティ系列22
を生成する。
【0016】伝送フレーム構成回路33は、RS符号化
回路32がRSパリティ系列22を生成すると、遅延バ
ッファ31に格納されているRS情報系列21とRSパ
リティ系列22を結合してRS符号系列を形成する。R
S符号系列は、図7(a)に示すように、符号長が25
5シンボル、情報長が239シンボル、パリティ長が1
6シンボルの系列である。
【0017】速度変換回路34は、伝送フレーム構成回
路33からRS符号系列を受けると、1シンボル当りの
8ビットのRSシンボルを1シンボル当り7ビットのQ
AMシンボルに速度変換し、図7(b)に示すようなR
S符号系列24を出力する。同期ビット付加回路35
は、図7(b)に示すように、速度変換回路34から出
力されたRS符号系列24にRSフレーム同期用ビット
23などの伝送制御用付加ビットを追加して、128Q
AM伝送フレームを形成する。
【0018】変調器36は、同期ビット付加回路35が
128QAM伝送フレームを形成すると、その128Q
AM伝送フレームに対して128QAMによる変調を実
施して変調信号を生成し、その変調信号を送信信号とし
て通信路37に出力する。復調器38は、通信路37に
おいて雑音が重畳された変調信号を通信路37から受信
すると、その受信信号に対して128QAMによる復調
を実施して、受信フレーム(1シンボル当り7ビットの
QAM受信シンボルの系列)を出力する。
【0019】フレーム同期回路39は、復調器38が受
信フレームを出力すると、その受信フレームに含まれて
いる伝送制御用付加ビットを参照してフレーム同期を確
立し、同期信号を速度逆変換回路40,RSフレーム分
解回路41及びRS復号回路42に出力する。速度逆変
換回路40は、フレーム同期回路39から出力された同
期信号に同期して、1シンボル当り7ビットのQAMシ
ンボルを1シンボル当りの8ビットのRSシンボルに速
度逆変換する。
【0020】RSフレーム分解回路41は、フレーム同
期回路39から出力された同期信号に同期して、速度逆
変換回路40による速度逆変換後の受信フレームを分解
し、RS情報系列21とRSパリティ系列22に相当す
る受信系列を出力する。RS復号回路42は、フレーム
同期回路39から出力された同期信号に同期して、RS
フレーム分解回路41から出力された受信系列に基づい
てRS情報系列21を推定する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】従来の伝送装置は以上
のように構成されているので、RS符号の選択に制約が
生じる不便さを解消することができるが、RSシンボル
の1シンボル当りのビット数とQAMシンボルの1シン
ボル当りのビット数とを調整するための複雑な速度変換
回路34及び速度逆変換回路40を設置する必要がある
という課題があった。
【0022】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、1シンボル当りのビット数がQA
MシンボルよりRSシンボルの方が多い場合でも、ビッ
ト数調整用の複雑な速度変換回路等を設置することな
く、簡易的な速度変換を実施することができる伝送装置
及び伝送方法を得ることを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】この発明に係る伝送装置
は、下位ビットに情報ビットが割り当てられ、上位ビッ
トにダミービットが割り当てられた情報シンボルの系列
を誤り訂正符号化して、その情報シンボルのビット数と
同一ビット数のパリティシンボルの系列を生成するとと
もに、そのパリティシンボルの上位ビットの系列をシン
ボル変換する符号化手段と、その情報シンボルの下位ビ
ットの系列とパリティシンボルの下位ビットの系列と符
号化手段によるシンボル変換後の系列と伝送制御用付加
ビットとを結合して伝送フレームを構成するフレーム構
成手段とを設けたものである。
【0024】この発明に係る伝送装置は、下位ビットに
情報ビット及び伝送制御用付加ビットが割り当てられ、
上位ビットにダミービットが割り当てられた情報シンボ
ルの系列を誤り訂正符号化して、その情報シンボルのビ
ット数と同一ビット数のパリティシンボルの系列を生成
するとともに、そのパリティシンボルの上位ビットの系
列をシンボル変換する符号化手段と、その情報シンボル
の下位ビットの系列とパリティシンボルの下位ビットの
系列と符号化手段によるシンボル変換後の系列とを結合
して伝送フレームを構成するフレーム構成手段とを設け
たものである。
【0025】この発明に係る伝送装置は、伝送制御用付
加ビットの格納領域に空き領域が存在する場合、符号化
手段によるシンボル変換後の系列を次の伝送フレームに
おける伝送制御用付加ビットの空き領域に割り当てるよ
うにしたものである。
【0026】この発明に係る伝送装置は、推定した情報
シンボルの上位ビットがダミービットと異なる場合、復
号化手段が復号誤りの発生を認定するようにしたもので
ある。
【0027】この発明に係る伝送方法は、下位ビットに
情報ビットが割り当てられ、上位ビットにダミービット
が割り当てられた情報シンボルの系列を誤り訂正符号化
して、その情報シンボルのビット数と同一ビット数のパ
リティシンボルの系列を生成するとともに、そのパリテ
ィシンボルの上位ビットの系列をシンボル変換する符号
化ステップと、その情報シンボルの下位ビットの系列と
パリティシンボルの下位ビットの系列と符号化ステップ
によるシンボル変換後の系列と伝送制御用付加ビットと
を結合して伝送フレームを構成するフレーム構成ステッ
プとを設けたものである。
【0028】この発明に係る伝送方法は、下位ビットに
情報ビット及び伝送制御用付加ビットが割り当てられ、
上位ビットにダミービットが割り当てられた情報シンボ
ルの系列を誤り訂正符号化して、その情報シンボルのビ
ット数と同一ビット数のパリティシンボルの系列を生成
するとともに、そのパリティシンボルの上位ビットの系
列をシンボル変換する符号化ステップと、その情報シン
ボルの下位ビットの系列とパリティシンボルの下位ビッ
トの系列と符号化ステップによるシンボル変換後の系列
とを結合して伝送フレームを構成するフレーム構成ステ
ップとを設けたものである。
【0029】この発明に係る伝送方法は、伝送制御用付
加ビットの格納領域に空き領域が存在する場合、符号化
ステップによるシンボル変換後の系列を次の伝送フレー
ムにおける伝送制御用付加ビットの空き領域に割り当て
るようにしたものである。
【0030】この発明に係る伝送方法は、推定した情報
シンボルの上位ビットがダミービットと異なる場合、復
号化ステップが復号誤りの発生を認定するようにしたも
のである。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による伝
送装置を示す構成図であり、図2は変調方式として多値
直交振幅変調を用い、誤り訂正方式として多元ブロック
誤り訂正符号であるRS符号を用いた伝送方式における
伝送フレーム構成を示す説明図である。特に、図2
(a)はガロア体GF(2)上のRS符号で符号化さ
れたRS符号フレームを示し、図2(b)はRS符号フ
レームを128QAMで伝送する際の伝送フレームを示
している。
【0032】図において、51aは下位ビットに情報ビ
ットが割り当てられ、上位ビットにダミービットが割り
当てられたRS情報シンボルの系列(以下、RS情報系
列という)、51bは情報ビットの系列が1シンボル当
り7ビットに並び替えられたRS情報シンボルの下位ビ
ットの系列、51cはダミービットの系列、52aはR
S情報系列51aをRS符号化して生成されたRSパリ
ティシンボルの系列(以下、RSパリティ系列とい
う)、52bはRSパリティシンボルの下位ビットの系
列、52cはRSパリティシンボルの上位ビットの系
列、53はRSフレーム同期用ビット(伝送制御用付加
ビット)、54aはRSパリティシンボルの上位ビット
の系列がQAMシンボルに変換された系列、54bは次
の伝送フレームの伝送制御用付加ビットを格納する領域
の中の空き領域に割り当てられたRSパリティシンボル
の上位ビットのビット系列である。
【0033】61はRS情報系列51aを一時的に格納
する遅延バッファ、62はRS情報系列51aをRS符
号化して、1シンボル当り8ビットのRSパリティ系列
52aを生成するRS符号化回路、63はRSパリティ
シンボルの下位ビットの系列52bをそのままQAMの
シンボルの系列52bとする一方、RSパリティシンボ
ルの上位ビットの系列52cを1シンボル当り7ビット
に並び替えて、QAMのシンボルの系列54aとするシ
ンボル変換回路である。なお、RS符号化回路62及び
シンボル変換回路63から符号化手段が構成されてい
る。
【0034】64は遅延バッファ61に格納されている
RS情報シンボルの下位ビットの系列51bと、シンボ
ル変換回路63から出力された系列52b,系列54a
と、RSフレーム同期用ビット53などの伝送制御用付
加ビットとを結合して、128QAM伝送フレームを構
成する伝送フレーム構成回路(フレーム構成手段)、6
5は伝送フレーム構成回路64により構成された128
QAM伝送フレームを多値直交振幅変調(128QAM
による変調)して変調信号を生成し、その変調信号を送
信信号として通信路66に出力する変調器(送信手
段)、66は通信路である。
【0035】67は通信路66から雑音が重畳された変
調信号を受信すると、その受信信号を多値直交振幅復調
(128QAMによる復調)して、受信フレーム(1シ
ンボル当り7ビットのQAM受信シンボルの系列)を出
力する復調器(受信手段)、68は復調器67から出力
された受信フレームに含まれている伝送制御用付加ビッ
トを参照してフレーム同期を確立し、同期信号をRSフ
レーム分解回路69,シンボル逆変換回路70及びRS
復号回路71に出力するフレーム同期回路、69はフレ
ーム同期回路68から出力された同期信号に同期して、
復調器67から出力された受信フレームを分解し、RS
情報シンボルの下位ビットの系列51bに相当する受信
系列と、RSパリティの系列52b,54aに相当する
受信系列とを出力するRSフレーム分解回路(フレーム
分解手段)である。
【0036】70はフレーム同期回路68から出力され
た同期信号に同期して、RSフレーム分解回路69から
出力されたRSパリティの系列52b,54aに相当す
る受信系列を相互に組み合せて、1シンボル当り8ビッ
トのRSシンボルに逆変換するシンボル逆変換回路、7
1はフレーム同期回路68から出力された同期信号に同
期して、RSフレーム分解回路69から出力されたRS
情報シンボルの下位ビットの系列51bに相当する受信
系列とシンボル逆変換回路70から出力された受信系列
に基づいてRS情報系列51aを推定するRS復号回路
である。なお、シンボル逆変換回路70及びRS復号回
路71から復号化手段が構成されている。図3はこの発
明の実施の形態1による伝送方法を示すフローチャート
である。
【0037】次に動作について説明する。例えば、多値
直交振幅変調方式として128QAMで変調し、誤り訂
正方式としてGF(2)上のRS符号を用いる伝送方
式について説明する。ただし、この実施の形態1の適応
範囲は、それに限定されるものではない。
【0038】まず、伝送装置にはRS情報系列51aが
入力されるが、RS情報系列51aは、図2(a)に示
すように、情報ビットの系列が1シンボル当り7ビット
に並び替えられたRS情報シンボルの下位ビットの系列
51bと、ダミービットの系列51cとから構成されて
いる。なお、ダミービットとしては、既定パターンであ
れば何でもよいが、例えば、すべて0を割り当てるなど
の手法がある。
【0039】RS情報系列51aが入力されると、その
RS情報系列51aは遅延バッファ61に入力されて一
時的に格納される一方、RS符号化回路62に入力され
てRS符号化される。即ち、RS符号化回路62は、R
S情報系列51aをRS符号化して、図2(a)に示す
ような1シンボル当り8ビットのRSパリティ系列52
aを生成する(ステップST1)。なお、RS情報系列
51aとRSパリティ系列52aから構成される系列
は、図2(a)に示すように、符号長が255シンボ
ル、情報長が239シンボル、パリティ長が16シンボ
ルの系列となる。
【0040】シンボル変換回路63は、RS符号化回路
62が1シンボル当り8ビットのRSパリティ系列52
aを生成すると、RSパリティシンボルの下位ビットの
系列52bをQAMシンボルの系列52bとしてそのま
ま伝送フレーム構成回路64に出力する。また、RSパ
リティシンボルの上位ビットの系列52cを1シンボル
当り7ビットに並び替えて、並び替え後の系列をQAM
シンボルの系列54aとして伝送フレーム構成回路64
に出力する(ステップST2)。ただし、RSパリティ
シンボルの上位ビットの系列52cが割り切れない場
合、その端数ビットも伝送フレーム構成回路64に出力
する。
【0041】伝送フレーム構成回路64は、シンボル変
換回路63が系列52b,系列54aを出力すると、遅
延バッファ61に格納されているRS情報シンボルの下
位ビットの系列51bと、シンボル変換回路63から出
力された系列52b,系列54aとを結合してRS符号
系列を形成する。
【0042】そして、伝送フレーム構成回路64は、図
2(b)に示すように、そのRS符号系列にRSフレー
ム同期用ビット53などの伝送制御用付加ビットを追加
して、128QAM伝送フレームを形成する(ステップ
ST3)。ただし、シンボル変換回路63から端数ビッ
トが出力されている場合、次の伝送フレームにおける伝
送制御用付加ビットの格納領域において、空き領域が存
在すれば、QAMの送信シンボル数を少なくするため、
図2(b)に示すように、その端数ビットをビット系列
54bとして当該空き領域に埋め込むようにする。
【0043】変調器65は、伝送フレーム構成回路64
が128QAM伝送フレームを形成すると、その128
QAM伝送フレームに対して128QAMによる変調を
実施して変調信号を生成し、その変調信号を送信信号と
して通信路66に出力する(ステップST4)。復調器
67は、通信路66において雑音が重畳された変調信号
を通信路66から受信すると、その受信信号に対して1
28QAMによる復調を実施して、受信フレーム(1シ
ンボル当り7ビットのQAM受信シンボルの系列)を出
力する(ステップST5)。
【0044】フレーム同期回路68は、復調器67が受
信フレームを出力すると、その受信フレームに含まれて
いる伝送制御用付加ビットを参照してフレーム同期を確
立し、同期信号をRSフレーム分解回路69,シンボル
逆変換回路70及びRS復号回路71に出力する(ステ
ップST6)。RSフレーム分解回路69は、フレーム
同期回路68から出力された同期信号に同期して、復調
器67から出力された受信フレームを分解し、RS情報
シンボルの下位ビットの系列51bに相当する受信系列
と、RSパリティの系列52b,54aに相当する受信
系列とを出力する(ステップST7)。
【0045】シンボル逆変換回路70は、RSフレーム
分解回路69からRSパリティの系列52b,54aに
相当する受信系列を受けると、フレーム同期回路68か
ら出力された同期信号に同期して、そのRSパリティの
系列52bに相当する受信系列とRSパリティの系列5
4aに相当する受信系列とを組み合せて、1シンボル当
り8ビットのRSシンボルに逆変換する(ステップST
8)。
【0046】RS復号回路71は、フレーム同期回路6
8から出力された同期信号に同期して、RSフレーム分
解回路69から出力されたRS情報シンボルの下位ビッ
トの系列51bに相当する受信系列と、シンボル逆変換
回路70から出力された受信系列とに基づいてRS情報
系列51aを推定する(ステップST9)。なお、RS
情報系列51aの上位ビットに割り当てられるダミービ
ットの部分は、既定パターンのダミービットを受信した
ものとして割り当てる。
【0047】以上で明らかなように、この実施の形態1
によれば、下位ビットに情報ビットが割り当てられ、上
位ビットにダミービットが割り当てられた情報シンボル
の系列を誤り訂正符号化して、その情報シンボルのビッ
ト数と同一ビット数のパリティシンボルの系列を生成す
るとともに、そのパリティシンボルの上位ビットの系列
をシンボル変換する符号化手段と、その情報シンボルの
下位ビットの系列とパリティシンボルの下位ビットの系
列と符号化手段によるシンボル変換後の系列と伝送制御
用付加ビットとを結合して伝送フレームを構成するフレ
ーム構成手段とを設けるように構成したので、1シンボ
ル当りのビット数がQAMシンボルよりRSシンボルの
方が多い場合でも、ビット数調整用の複雑な速度変換回
路等を設置することなく、簡易的な速度変換を実施する
ことができる効果を奏する。
【0048】即ち、1シンボル当りのビット数がQAM
シンボルよりRSシンボルの方が多い場合、各シンボル
の端数ビットについて、RS情報シンボル部分に対応す
るビットをダミービットとして送信せず、RSパリティ
シンボル部分に対応するビットを別のQAMシンボルに
まとめて送信するので、RSパリティシンボル部分のシ
ンボル変換のみという簡易的な速度変換により伝送可能
となる効果を奏する。
【0049】実施の形態2.上記実施の形態1では、R
S符号化回路62がRS情報系列51aをRS符号化し
たのち、伝送フレーム構成回路64がRS符号系列にR
Sフレーム同期用ビット53などの伝送制御用付加ビッ
トを追加して、128QAM伝送フレームを形成するも
のについて示したが、RS符号化回路62がRS情報シ
ンボルの下位ビットの系列51bにRSフレーム同期用
ビット53などの伝送制御用付加ビットを含めて、RS
情報系列51aをRS符号化するようにしてもよい。な
お、RS情報シンボルの下位ビットの系列51bは、R
S符号化前後で変化しないため、RS符号化前に伝送制
御用付加ビットを付加しても問題を生じることがない。
ただし、追加した分だけ伝送効率は落ちることになる。
【0050】実施の形態3.上記実施の形態1では、特
に言及していないが、推定したRS情報系列51aの上
位ビットの系列が既定のダミービットのパターンと異な
る場合、RS復号回路71が復号誤りの発生を認定する
ようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、下位
ビットに情報ビットが割り当てられ、上位ビットにダミ
ービットが割り当てられた情報シンボルの系列を誤り訂
正符号化して、その情報シンボルのビット数と同一ビッ
ト数のパリティシンボルの系列を生成するとともに、そ
のパリティシンボルの上位ビットの系列をシンボル変換
する符号化手段と、その情報シンボルの下位ビットの系
列とパリティシンボルの下位ビットの系列と符号化手段
によるシンボル変換後の系列と伝送制御用付加ビットと
を結合して伝送フレームを構成するフレーム構成手段と
を設けるように構成したので、1シンボル当りのビット
数がQAMシンボルよりRSシンボルの方が多い場合で
も、ビット数調整用の複雑な速度変換回路等を設置する
ことなく、簡易的な速度変換を実施することができる効
果がある。
【0052】この発明によれば、下位ビットに情報ビッ
ト及び伝送制御用付加ビットが割り当てられ、上位ビッ
トにダミービットが割り当てられた情報シンボルの系列
を誤り訂正符号化して、その情報シンボルのビット数と
同一ビット数のパリティシンボルの系列を生成するとと
もに、そのパリティシンボルの上位ビットの系列をシン
ボル変換する符号化手段と、その情報シンボルの下位ビ
ットの系列とパリティシンボルの下位ビットの系列と符
号化手段によるシンボル変換後の系列とを結合して伝送
フレームを構成するフレーム構成手段とを設けるように
構成したので、1シンボル当りのビット数がQAMシン
ボルよりRSシンボルの方が多い場合でも、ビット数調
整用の複雑な速度変換回路等を設置することなく、簡易
的な速度変換を実施することができる効果がある。
【0053】この発明によれば、伝送制御用付加ビット
の格納領域に空き領域が存在する場合、符号化手段によ
るシンボル変換後の系列を次の伝送フレームにおける伝
送制御用付加ビットの空き領域に割り当てるように構成
したので、QAMの送信シンボル数を少なくすることが
できる効果がある。
【0054】この発明によれば、推定した情報シンボル
の上位ビットがダミービットと異なる場合、復号化手段
が復号誤りの発生を認定するように構成したので、復号
誤りの発生を検出することができる効果がある。
【0055】この発明によれば、下位ビットに情報ビッ
トが割り当てられ、上位ビットにダミービットが割り当
てられた情報シンボルの系列を誤り訂正符号化して、そ
の情報シンボルのビット数と同一ビット数のパリティシ
ンボルの系列を生成するとともに、そのパリティシンボ
ルの上位ビットの系列をシンボル変換する符号化ステッ
プと、その情報シンボルの下位ビットの系列とパリティ
シンボルの下位ビットの系列と符号化ステップによるシ
ンボル変換後の系列と伝送制御用付加ビットとを結合し
て伝送フレームを構成するフレーム構成ステップとを設
けるように構成したので、1シンボル当りのビット数が
QAMシンボルよりRSシンボルの方が多い場合でも、
ビット数調整用の複雑な速度変換回路等を設置すること
なく、簡易的な速度変換を実施することができる効果が
ある。
【0056】この発明によれば、下位ビットに情報ビッ
ト及び伝送制御用付加ビットが割り当てられ、上位ビッ
トにダミービットが割り当てられた情報シンボルの系列
を誤り訂正符号化して、その情報シンボルのビット数と
同一ビット数のパリティシンボルの系列を生成するとと
もに、そのパリティシンボルの上位ビットの系列をシン
ボル変換する符号化ステップと、その情報シンボルの下
位ビットの系列とパリティシンボルの下位ビットの系列
と符号化ステップによるシンボル変換後の系列とを結合
して伝送フレームを構成するフレーム構成ステップとを
設けるように構成したので、1シンボル当りのビット数
がQAMシンボルよりRSシンボルの方が多い場合で
も、ビット数調整用の複雑な速度変換回路等を設置する
ことなく、簡易的な速度変換を実施することができる効
果がある。
【0057】この発明によれば、伝送制御用付加ビット
の格納領域に空き領域が存在する場合、符号化ステップ
によるシンボル変換後の系列を次の伝送フレームにおけ
る伝送制御用付加ビットの空き領域に割り当てるように
構成したので、QAMの送信シンボル数を少なくするこ
とができる効果がある。
【0058】この発明によれば、推定した情報シンボル
の上位ビットがダミービットと異なる場合、復号化ステ
ップが復号誤りの発生を認定するように構成したので、
復号誤りの発生を検出することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による伝送装置を示
す構成図である。
【図2】 変調方式として多値直交振幅変調を用い、誤
り訂正方式として多元ブロック誤り訂正符号であるRS
符号を用いた伝送方式における伝送フレーム構成を示す
説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による伝送方法を示
すフローチャートである。
【図4】 従来の伝送装置を示す構成図である。
【図5】 変調方式として多値直交振幅変調を用い、誤
り訂正方式として多元ブロック誤り訂正符号であるRS
符号を用いた伝送方式における伝送フレーム構成を示す
説明図である。
【図6】 従来の伝送装置を示す構成図である。
【図7】 変調方式として多値直交振幅変調を用い、誤
り訂正方式として多元ブロック誤り訂正符号であるRS
符号を用いた伝送方式における伝送フレーム構成を示す
説明図である。
【符号の説明】 51a RS情報系列、51b RS情報シンボルの下
位ビットの系列、51c ダミービットの系列、52a
RSパリティ系列、52b RSパリティシンボルの
下位ビットの系列、52c RSパリティシンボルの上
位ビットの系列、53 RSフレーム同期用ビット(伝
送制御用付加ビット)、54a QAMシンボルに変換
された系列、54b RSパリティシンボルの上位ビッ
トのビット系列、61 遅延バッファ、62 RS符号
化回路(符号化手段)、63 シンボル変換回路(符号
化手段)、64 伝送フレーム構成回路(フレーム構成
手段)、65 変調器(送信手段)、66 通信路、6
7 復調器(受信手段)、68 フレーム同期回路、6
9 RSフレーム分解回路(フレーム分解手段)、70
シンボル逆変換回路(復号化手段)、71 RS復号
回路(復号化手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 隆彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 吉田 英夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5K004 AA08 JB01 JD05 JD07 5K014 BA02 BA08 FA10 HA10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下位ビットに情報ビットが割り当てら
    れ、上位ビットにダミービットが割り当てられた情報シ
    ンボルの系列を誤り訂正符号化して、その情報シンボル
    のビット数と同一ビット数のパリティシンボルの系列を
    生成するとともに、そのパリティシンボルの上位ビット
    の系列をシンボル変換する符号化手段と、上記情報シン
    ボルの下位ビットの系列と上記パリティシンボルの下位
    ビットの系列と上記符号化手段によるシンボル変換後の
    系列と伝送制御用付加ビットとを結合して伝送フレーム
    を構成するフレーム構成手段と、上記フレーム構成手段
    により構成された伝送フレームを多値直交振幅変調して
    変調信号を通信路に出力する送信手段と、上記通信路か
    ら変調信号を受信すると、その変調信号を多値直交振幅
    復調して受信フレームを出力する受信手段と、上記受信
    手段から出力された受信フレームに含まれる伝送制御用
    付加ビットを参照してフレーム同期を確立し、その受信
    フレームを上記情報シンボルに対応する系列と上記パリ
    ティシンボルに対応する系列とに分解するフレーム分解
    手段と、上記フレーム分解手段から出力されたパリティ
    シンボルに対応する系列をシンボル逆変換し、シンボル
    逆変換後の系列と上記フレーム分解手段から出力された
    情報シンボルに対応する系列から当該情報シンボルの系
    列を推定する復号化手段とを備えた伝送装置。
  2. 【請求項2】 下位ビットに情報ビット及び伝送制御用
    付加ビットが割り当てられ、上位ビットにダミービット
    が割り当てられた情報シンボルの系列を誤り訂正符号化
    して、その情報シンボルのビット数と同一ビット数のパ
    リティシンボルの系列を生成するとともに、そのパリテ
    ィシンボルの上位ビットの系列をシンボル変換する符号
    化手段と、上記情報シンボルの下位ビットの系列と上記
    パリティシンボルの下位ビットの系列と上記符号化手段
    によるシンボル変換後の系列とを結合して伝送フレーム
    を構成するフレーム構成手段と、上記フレーム構成手段
    により構成された伝送フレームを多値直交振幅変調して
    変調信号を通信路に出力する送信手段と、上記通信路か
    ら変調信号を受信すると、その変調信号を多値直交振幅
    復調して受信フレームを出力する受信手段と、上記受信
    手段から出力された受信フレームに含まれる伝送制御用
    付加ビットを参照してフレーム同期を確立し、その受信
    フレームを上記情報シンボルに対応する系列と上記パリ
    ティシンボルに対応する系列とに分解するフレーム分解
    手段と、上記フレーム分解手段から出力されたパリティ
    シンボルに対応する系列をシンボル逆変換し、シンボル
    逆変換後の系列と上記フレーム分解手段から出力された
    情報シンボルに対応する系列から当該情報シンボルの系
    列を推定する復号化手段とを備えた伝送装置。
  3. 【請求項3】 フレーム構成手段は、伝送制御用付加ビ
    ットの格納領域に空き領域が存在する場合、符号化手段
    によるシンボル変換後の系列を次の伝送フレームにおけ
    る伝送制御用付加ビットの空き領域に割り当てることを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の伝送装置。
  4. 【請求項4】 復号化手段は、推定した情報シンボルの
    上位ビットがダミービットと異なる場合、復号誤りの発
    生を認定することを特徴とする請求項1から請求項3の
    うちのいずれか1項記載の伝送装置。
  5. 【請求項5】 下位ビットに情報ビットが割り当てら
    れ、上位ビットにダミービットが割り当てられた情報シ
    ンボルの系列を誤り訂正符号化して、その情報シンボル
    のビット数と同一ビット数のパリティシンボルの系列を
    生成するとともに、そのパリティシンボルの上位ビット
    の系列をシンボル変換する符号化ステップと、上記情報
    シンボルの下位ビットの系列と上記パリティシンボルの
    下位ビットの系列と上記符号化ステップによるシンボル
    変換後の系列と伝送制御用付加ビットとを結合して伝送
    フレームを構成するフレーム構成ステップと、その伝送
    フレームを多値直交振幅変調して変調信号を通信路に出
    力する送信ステップと、上記通信路から変調信号を受信
    すると、その変調信号を多値直交振幅復調して受信フレ
    ームを出力する受信ステップと、その受信フレームに含
    まれる伝送制御用付加ビットを参照してフレーム同期を
    確立し、その受信フレームを上記情報シンボルに対応す
    る系列と上記パリティシンボルに対応する系列とに分解
    するフレーム分解ステップと、上記パリティシンボルに
    対応する系列をシンボル逆変換し、シンボル逆変換後の
    系列と上記情報シンボルに対応する系列から当該情報シ
    ンボルの系列を推定する復号化ステップとを備えた伝送
    方法。
  6. 【請求項6】 下位ビットに情報ビット及び伝送制御用
    付加ビットが割り当てられ、上位ビットにダミービット
    が割り当てられた情報シンボルの系列を誤り訂正符号化
    して、その情報シンボルのビット数と同一ビット数のパ
    リティシンボルの系列を生成するとともに、そのパリテ
    ィシンボルの上位ビットの系列をシンボル変換する符号
    化ステップと、上記情報シンボルの下位ビットの系列と
    上記パリティシンボルの下位ビットの系列と上記符号化
    ステップによるシンボル変換後の系列とを結合して伝送
    フレームを構成するフレーム構成ステップと、その伝送
    フレームを多値直交振幅変調して変調信号を通信路に出
    力する送信ステップと、上記通信路から変調信号を受信
    すると、その変調信号を多値直交振幅復調して受信フレ
    ームを出力する受信ステップと、その受信フレームに含
    まれる伝送制御用付加ビットを参照してフレーム同期を
    確立し、その受信フレームを上記情報シンボルに対応す
    る系列と上記パリティシンボルに対応する系列とに分解
    するフレーム分解ステップと、上記パリティシンボルに
    対応する系列をシンボル逆変換し、シンボル逆変換後の
    系列と上記情報シンボルに対応する系列から当該情報シ
    ンボルの系列を推定する復号化ステップとを備えた伝送
    方法。
  7. 【請求項7】 フレーム構成ステップは、伝送制御用付
    加ビットの格納領域に空き領域が存在する場合、符号化
    ステップによるシンボル変換後の系列を次の伝送フレー
    ムにおける伝送制御用付加ビットの空き領域に割り当て
    ることを特徴とする請求項5または請求項6記載の伝送
    方法。
  8. 【請求項8】 復号化ステップは、推定した情報シンボ
    ルの上位ビットがダミービットと異なる場合、復号誤り
    の発生を認定することを特徴とする請求項5から請求項
    7のうちのいずれか1項記載の伝送方法。
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