JP2006332813A - 変復調システム、変調装置、復調装置及びそれらに用いる位相変調方法並びに位相復調方法 - Google Patents

変復調システム、変調装置、復調装置及びそれらに用いる位相変調方法並びに位相復調方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 6相位相変調方式においてビット誤り率を最小化することが可能な変復調システムを提供する。
【解決手段】 変調装置1の処理においては、i=1を第1シンボルとし、i=2を第二シンボルとし、2値信号をBiとし、3値信号をTiとして6値信号を(Bi,Ti)と表した(0,0),(0,1),(0,2),(1,2),(1,1),(1,0)をそれぞれ第1から第6位相に割当てる。復調装置2による6値信号から2値信号への変換処理は、例えば送信される6値信号を蓄積して2個毎に、順次5個の2値信号に変換して出力することができる。復調装置2の処理においては、第1から第6位相を6値信号(Bi,Ti)としてそれぞれ(0,0),(0,1),(0,2),(1,2),(1,1),(1,0)に割当てる。
【選択図】 図1

Description

本発明は変復調システム、変調装置、復調装置及びそれらに用いる位相変調方法並びに位相復調方法に関し、特に長さ「5」の2値信号を、長さ「2」の6値位相信号に対応させて伝送する変調方法及び復調方法において、シンボル誤りに対してビット誤りを最小にする符号化に関する。
従来、特に、ディジタルマイクロ波通信、衛星通信、移動体通信等では、一般に、回路の簡便さ及び2値信号との整合性から、2相位相変調、4相位相変調、8相位相変調等、nを正の整数として、2n 位相変調が用いられている。送信電力、周波数の有効利用への要請に応えるために、変調技術としては、一般的には、2n 位相変調方式が用いられている(例えば、非特許文献1参照)。これらの変調方式では、グレイ符号化として良く知られた符号化を用いることで、シンボル誤り当たりのビット誤りを最小とすることができる。
多値数を2n としない変調技術としては、3相、5相、6相、7相位相変調の構成についてそれぞれ提案されている(例えば、非特許文献2参照)。3相位相変調においては、その構成方法(例えば、特許文献1〜3参照)やビット誤りを最小化する符号化方法(例えば、特許文献4及び非特許文献2参照)が開示されている。また、6相位相変調の誤り訂正符号化に関する技術も開示されている(例えば、特許文献5,6参照)。
さらに、3相位相変調においては、構成方法(例えば、特許文献1〜3参照)やビット誤りを最小化する符号化方法(例えば、特許文献4及び非特許文献2参照)が開示されている。6相位相変調の誤り訂正符号化に関する技術も開示されている(例えば、特許文献5,6参照)。また、6相位相変調の誤り率を改善する符号化方法も本願出願人から提案されている。
特開昭53−147454号公報 特開2003−060721号公報 特開2003−110644号公報 特開2004−129013号公報 特開2003−204365号公報 特開2003−204316号公報 「デジタル無線通信の変復調」(齋藤洋一著、平成8年2月、電子情報通信学会発行) S.Noda,K.Nakamura and K.Koga,"Performance and application of PSK modulation whose number of phases is not a power of 2,"Proceeding of ISITA’02,Xi’an,pp239−242,Oct.2002.
このため、2n 位相変調において、例えば、n=2とした場合には、4相位相変調方式となる。シンボル誤り当たりのビット誤りを最小とするためには、熱雑音環境下において隣接する信号点に誤る場合が支配的と考えて、隣接信号点間のハミング距離を最小とする符号化が必要となる。この要請に応えるために、グレイ符号化が良く知られている。
しかしながら、6相位相変調において、グレイ符号化を適用した場合には、物理的な誤りが隣接シンボル間で起きるが、そのシンボル間のハミング距離が相関を有するシンボルの値に依存するため、シンボル誤りに対するビット誤りが最小化されないという問題がある。その結果、従来の位相変調では、誤り率特性が劣るという問題がある。6相位相変調においては、シンボル誤り当たりのビット誤りを最小化する符号化方法が解明されていない。
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、6相位相変調方式においてビット誤り率を最小化することができる変復調システム、変調装置、復調装置及びそれらに用いる位相変調方法並びに位相復調方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、6相位相変調方式で回路構成を単純化することができる変復調システム、変調装置、復調装置及びそれらに用いる位相変調方法並びに位相復調方法を提供することにある。
本発明による変復調システムは、変調装置において長さ5の2値信号を長さ2の6値信号に変換するデータ変換を行って6値位相変調信号として送出し、復調装置において受信した前記6値位相変調信号を前記変調装置が変換する前の2値信号に逆変換する変復調システムであって、
前記データ変換を行う手段は、長さ3の2値信号を長さ2の3値信号に変換する変換手段を備え、
第1から第6位相を2個の2値信号Bと2個の3値信号Tとを用いて(B,T)と表現し、それぞれ(0,0),(0,1),(0,2),(1,2),(1,1),(1,0)とするとともに、
前記長さ2の3値信号を全ての隣接組合せでリー距離1の誤りになるように環状に配置して、前記長さ3の2値信号間のハミング距離を1とするように、前記長さ3の2値信号と前記長さ2の3値信号との対応付けを行い、
前記データ変換を行う手段は、前記長さ3の2値信号と前記長さ2の3値信号との対応付けを用いて前記長さ5の2値信号から前記長さ2の6値信号への変換を行っている。
本発明による変調装置は、変調装置において長さ5の2値信号を長さ2の6値信号に変換するデータ変換を行って6値位相変調信号として送出し、復調装置において受信した前記6値位相変調信号を前記変調装置が変換する前の2値信号に逆変換する変復調システムに用いられる変調装置であって、
前記データ変換を行う手段は、長さ3の2値信号を長さ2の3値信号に変換する変換手段を有し、
第1から第6位相を2個の2値信号Bと2個の3値信号Tとを用いて(B,T)と表現し、それぞれ(0,0),(0,1),(0,2),(1,2),(1,1),(1,0)とするとともに、
前記長さ2の3値信号を全ての隣接組合せでリー距離1の誤りになるように環状に配置して、前記長さ3の2値信号間のハミング距離を1とするように、前記長さ3の2値信号と前記長さ2の3値信号との対応付けを行い、
前記データ変換を行う手段は、前記長さ3の2値信号と前記長さ2の3値信号との対応付けを用いて前記長さ5の2値信号から前記長さ2の6値信号への変換を行っている。
本発明による復調装置は、変調装置において長さ5の2値信号を長さ2の6値信号に変換するデータ変換を行って6値位相変調信号として送出し、復調装置において受信した前記6値位相変調信号を前記変調装置が変換する前の2値信号に逆変換する変復調システムに用いられる復調装置であって、
前記6値位相変調信号を前記2値信号に逆変換する手段は、長さ2の3値信号を長さ3の2値信号に変換する変換手段を含み、
第1から第6位相を2個の2値信号Bと2個の3値信号Tとを用いて(B,T)と表現し、それぞれ(0,0),(0,1),(0,2),(1,2),(1,1),(1,0)とするとともに、
前記長さ2の3値信号を全ての隣接組合せでリー距離1の誤りになるように環状に配置して、前記長さ3の2値信号間のハミング距離を1とするように、前記長さ3の2値信号と前記長さ2の3値信号との対応付けを行い、
前記6値位相変調信号を前記2値信号に逆変換する手段は、前記長さ3の2値信号と前記長さ2の3値信号との対応付けを用いて前記6値位相変調信号を前記変調装置が変換する前の2値信号に逆変換している。
本発明による位相変調方法は、変調装置において位相変調されて出力される6値信号を送信先の復調装置において受信し、前記変調装置が変換する前の2値信号に位相変調する変復調システムに用いられる位相変調方法であって、
前記変調装置が、長さ5の2値信号を長さ2の6値信号に変換するデータ変換処理を実行し、
前記データ変換処理は、長さ3の2値信号を長さ2の3値信号に変換する変換処理を含み、
第1から第6位相を2個の2値信号Bと2個の3値信号Tとを用いて(B,T)と表現し、それぞれ(0,0),(0,1),(0,2),(1,2),(1,1),(1,0)とするとともに、
前記長さ2の3値信号を全ての隣接組合せでリー距離1の誤りになるように環状に配置して、前記長さ3の2値信号間のミング距離を1とするように、前記長さ3の2値信号と前記長さ2の3値信号との対応付けを行い、
前記データ変換処理が、前記長さ3の2値信号と前記長さ2の3値信号との対応付けを用いて前記長さ5の2値信号から前記長さ2の6値信号への変換を行っている。
本発明による位相復調方法は、変調装置において長さ5の2値信号を長さ2の6値信号に変換するデータ変換を行って6値位相変調信号として送出し、復調装置において受信した前記6値位相変調信号を前記変調装置が変換する前の2値信号に逆変換する変復調システムに用いられる位相復調方法であって、
前記復調装置が、前記6値位相変調信号を前記変調装置が変換する前の2値信号に逆変換する逆変換処理を実行し、
前記逆変換処理は、長さ2の3値信号を長さ3の2値信号に変換する変換処理を含み、
第1から第6位相を2個の2値信号Bと2個の3値信号Tとを用いて(B,T)と表現し、それぞれ(0,0),(0,1),(0,2),(1,2),(1,1),(1,0)とするとともに、
前記長さ2の3値信号を全ての隣接組合せでリー距離1の誤りになるように環状に配置して、前記長さ3の2値信号間のミング距離を1とするように、前記長さ3の2値信号と前記長さ2の3値信号との対応付けを行い、
前記逆変換処理が、前記長さ3の2値信号と前記長さ2の3値信号との対応付けを用いて前記6値位相変調信号を前記変調装置が変換する前の2値信号に逆変換している。
すなわち、本発明の変復調システムは、変調装置において長さ「5」の2値信号を長さ「2」の6値信号に変換するデータ変換を行い、6値位相変調信号として送出し、復調装置において6値位相変調信号を受信し、変調装置が変換する前の2値信号に逆変換するシステムにおいて、データ変換を行う手段が、長さ「3」の2値信号を長さ「2」の3値信号に変換する変換手段を含み、第1から第6位相を2個の2値信号Bと2個の3値信号Tとを用いて(B,T)と表現し、それぞれ(0,0),(0,1),(0,2),(1,2),(1,1),(1,0)とし、長さ「2」の3値信号を全ての隣接組合せでリー距離1の誤りになるように環状に配置し、長さ「3」の2値信号間のハミング距離を1とするように長さ「3」の2値信号と長さ「2」の3値信号との対応付けを行い、データ変換を行う手段がその対応付けを用いて長さ「5」の2値信号から長さ「2」の6値信号への変換を行っている。
本発明の変調装置は、変調装置が長さ「5」の2値信号を長さ「2」の6値信号に変換するデータ変換を行い、6値位相変調信号として送出し、復調装置が6値位相変調信号を受信し、変調装置が変換する前の2値信号に逆変換するシステムに用いられ、データ変換を行う手段が、長さ「3」の2値信号を長さ「2」の3値信号に変換する変換手段を含み、第1から第6位相を2個の2値信号Bと2個の3値信号Tとを用いて(B,T)と表現し、それぞれ(0,0),(0,1),(0,2),(1,2),(1,1),(1,0)とし、長さ「2」の3値信号を全ての隣接組合せでリー距離1の誤りになるように環状に配置し、長さ「3」の2値信号間のハミング距離を1とするように長さ「3」の2値信号と長さ「2」の3値信号との対応付けを行い、データ変換を行う手段がその対応付けを用いて長さ「5」の2値信号から長さ「2」の6値信号への変換を行っている。
本発明の復調装置は、変調装置が長さ「5」の2値信号を長さ「2」の6値信号に変換するデータ変換を行って6値位相変調信号として送出し、復調装置が6値位相変調信号を受信し、変調装置が変換する前の2値信号に逆変換するシステムに用いられ、6値位相変調信号を2値信号に逆変換する手段が長さ「2」の3値信号を長さ「3」の2値信号に変換する変換手段を含み、第1から第6位相を2個の2値信号Bと2個の3値信号Tとを用いて(B,T)と表現し、それぞれ(0,0),(0,1),(0,2),(1,2),(1,1),(1,0)とし、長さ「2」の3値信号を全ての隣接組合せでリー距離1の誤りになるように環状に配置し、長さ「3」の2値信号間のハミング距離を1とするように長さ「3」の2値信号と長さ「2」の3値信号との対応付けを行い、6値位相変調信号を2値信号に逆変換する手段がその対応付けを用いて6値位相変調信号を変調装置が変換する前の2値信号に逆変換している。
本発明の位相変調方法は、変調装置が長さ「5」の2値信号を長さ「2」の6値信号に変換するデータ変換を行って6値位相変調信号として送出し、復調装置が6値位相変調信号を受信し、変調装置が変換する前の2値信号に逆変換するシステムに用いられ、変調装置が長さ「5」の2値信号を長さ「2」の6値信号に変換するデータ変換処理を実行し、そのデータ変換処理が長さ「3」の2値信号を長さ「2」の3値信号に変換する変換処理を含み、第1から第6位相を2個の2値信号Bと2個の3値信号Tとを用いて(B,T)と表現し、それぞれ(0,0),(0,1),(0,2),(1,2),(1,1),(1,0)とし、長さ「2」の3値信号を全ての隣接組合せでリー距離1の誤りになるように環状に配置し、長さ「3」の2値信号間のミング距離を1とするように、長さ「3」の2値信号と長さ「2」の3値信号との対応付けを行い、データ変換処理がその対応付けを用いて長さ「5」の2値信号から長さ「2」の6値信号への変換を行っている。
本発明の位相復調方法は、変調装置が長さ「5」の2値信号を長さ「2」の6値信号に変換するデータ変換を行って6値位相変調信号として送出し、復調装置が6値位相変調信号を受信し、変調装置が変換する前の2値信号に逆変換するシステムに用いられ、復調装置が6値位相変調信号を2値信号に逆変換する逆変換処理を実行し、その逆変換処理が長さ「2」の3値信号を長さ「3」の2値信号に変換する変換処理を含み、第1から第6位相を2個の2値信号Bと2個の3値信号Tとを用いて(B,T)と表現し、それぞれ(0,0),(0,1),(0,2),(1,2),(1,1),(1,0)とし、長さ「2」の3値信号を全ての隣接組合せでリー距離1の誤りになるように環状に配置し、長さ「3」の2値信号間のミング距離を1とするように、長さ「3」の2値信号と長さ「2」の3値信号との対応付けを行い、逆変換処理がその対応付けを用いて6値位相変調信号を変調装置が変換する前の2値信号に逆変換している。
また、上記の変換においては、長さ「3」の2値信号と長さ「2」の3値信号との対応として、長さ「2」の3値信号の8個の組((0,0),(0,1),(0,2),(1,2),(2,2),(2,1),(2,0),(1,0))に対して、長さ「3」の2値信号の8個を一組として、((0,0,0),(0,0,1),(0,1,1),(0,1,0),(1,1,0),(1,1,1),(1,0,1),(1,0,0)),((0,0,0),(1,0,0),(1,0,1),(1,1,1),(1,1,0),(0,1,0),(0,1,1),(0,0,1))の2組のうちのいずれかの組を割当てる変換規則にしたがって長さ「3」の2値信号から長さ「2」の3値信号への変換を行っている。
さらに、上記の変換規則においては、長さ「2」の6値信号(0,0),(0,1),(0,2),(1,2),(2,2),(1,2),(0,2),(0,1)に対して、長さ「3」の2値信号(b2,b1,b0)のそれぞれに、長さ「3」の2値信号(v2,v1,v0)[(v2,v1,v0)は(0,0,1),(0,1,0),(0,1,1),(1,0,0),(1,0,1),(1,1,0),(1,1,1)のうちのいずれか]を加え、(b2+v2,b1+v1,b0+v0)(演算記号+は排他的論理和)として各ビットを割当てることで、変換手段がこの変換規則にしたがって長さ「3」の2値信号から長さ「2」の3値信号への変換または長さ「2」の3値信号から長さ「3」の2値信号への変換を行っている。
さらにまた、上記の変換規則においては、長さ「3」の2値信号から長さ「2」の3値信号への変換を行った16組に対して、2値信号(b2,b1,b0)の各ビットを入れ替えて、(b2,b0,b1),(b1,b0,b2),(b1,b2,b0),(b0,b0,b2),(b0,b2,b1)として各ビットを割当てることで、変換手段がこの変換規則にしたがって長さ「3」の2値信号から長さ「2」の3値信号への変換または長さ「2」の3値信号から長さ「3」の2値信号への変換を行っている。
これによって、本発明の変復調システムでは、6相位相変調方式においてビット誤り率を最小化することが可能となり、6相位相変調方式で回路構成を単純化することが可能となる。
本発明の変復調システムは、以下に述べるような構成及び動作とすることで、6相位相変調方式においてビット誤り率を最小化することができるという効果が得られる。
本発明の他の変復調システムは、以下に述べるような構成及び動作とすることで、6相位相変調方式において回路構成を単純化することができるという効果が得られる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態による変復調システム(通信システム)の構成を示すブロック図である。図1において、本実施の形態による通信システム3は変調装置1を搭載する送信機10と復調装置2を搭載する受信機20とから構成されている。
変調装置1において位相変調されて出力される6値信号は、送信先の復調装置2がこれを受信し、変調装置1が変換する前の2値信号に位相変調する。この変調装置1の処理においては、上述したように、i=1を第1シンボルとし、i=2を第二シンボルとし、2値信号をBiとし、3値信号をTiとして6値信号を(Bi,Ti)と表した(0,0),(0,1),(0,2),(1,2),(1,1),(1,0)をそれぞれ第1から第6位相に割当てる。
この復調装置2による6値信号から2値信号への変換処理は、本発明の実施の形態による変調装置1と同様にして実行することができ、例えば送信される6値信号を蓄積して2個毎に、順次5個の2値信号に変換して出力することができる。また、この復調装置2の処理においては、第1から第6位相を6値信号(Bi,Ti)としてそれぞれ(0,0),(0,1),(0,2),(1,2),(1,1),(1,0)に割当てる。
図2は本発明の実施の形態による符号化処理を示す図であり、図3は本発明の実施の形態による符号化における隣接信号点とのハミング距離を示す図であり、図4は関連技術における符号化における隣接信号点とのハミング距離を示す図であり、図5はグレイ符号化における隣接信号点とのハミング距離を示す図であり、図6は本発明の実施の形態による誤り率特性の比較を示す図である。これら図1〜図6を参照して本発明の実施の形態による通信システム3の動作について説明する。
図2(c)は入力信号(b2,b1,b0)を有相関で2シンボルの3値信号(T1,T2)への符号化を行う際の対応表を示している。3値2シンボル信号(T1,T2)は環状に配置した時、全ての隣接シンボル間でリー距離は1となっている。つまり、(0,0)−(0,1)−(0,2)−(1,2)−(2,2)−(2,1)−(2,0)−(2,1)(−(0,0))となる。この3値2シンボル信号に対応する2値3ビット信号(b2,b1,b0)は、(0,0,0)−(0,0,1)−(0,1,1)−(0,1,0)−(1,1,0)−(1,1,1)−(1,0,1)−(1,0,0)(−(0,0,0))となっている。
したがって、本発明の実施の形態による符号化処理では、長さ「2」の3値信号を全ての隣接組合せでリー距離1の誤りになるように環状に配置し、長さ「3」の2値信号間のハミング距離を1とするように長さ「3」の2値信号と長さ「2」の3値信号との対応付けが行われている。
図2(b)は入力信号(b4,b3)を無相関で2シンボルの2値信号B1,B2への符号化を行う際の対応表を示している。図2(a)は有相関の3値信号(T1,T2)と、無相関の2値信号(B1,B0)とを6値の位相に符号化する際の対応表を示している。サフィックスの1,2はそれぞれ第1のシンボル,第2のシンボルを示している。
次に、図2(a)に示す対応表で、位相3,4間と位相6,0間とはBiの1ビットの2値信号のみが異なるために、ハミング距離は1である。また、図2(a)に示す対応表で、位相1,2間、位相2,3間、位相4,5間、位相5,6間はそれぞれTiの1個の3値信号のみが異なり、ハミング距離は最小に符号化されている。
図3に本発明の実施の形態による符号化を適用した場合の隣接信号点間のハミング距離を示している。6値信号の各々に±1の誤りが生じた時に、2値信号Biにはハミング距離1の誤りが生じる。一方、3値信号Tiには0→1,0→1,1→2,2→1とリー距離1の誤りが生じて、0→2,2→0には誤りは生じない。
図3(a)に示す符号化では、第1シンボルが0から1に誤る時、第2シンボルが0,1,2の三つの場合があって、それぞれ誤りシンボルとのハミング距離は1,2,1である。一方、第2シンボルが0から1に誤る時、第1シンボルが0,1,2の三つの場合があって、それぞれ誤りシンボルとのハミング距離は1,2,1である。よって、3値信号が0から1に誤る時には平均ハミング距離が4/3である。同様に、3値信号が1→0,1→2,2→1に誤る時の平均ハミング距離がそれぞれ1,1,1である。
したがって、6値位相が0→1,1→2,2→3,3→4,4→5,5→0に誤る時、3値信号0→1,3値信号1→2,2値信号0→1,3値信号2→1,3値信号1→0,2値信号1→2と誤りが発生する。6値信号0,2,3,5の発生確率が6/32であり、6値信号1,4の発生確率が4/32であることを考慮し、6値信号全体では平均ハミング距離は、(4/3+1+1+1)6/32+(1+1)4/32=17/16となる。尚、図3では、送信していない3値信号(2,2)の2値信号を(1,1,1)としているが、他の場合でも平均ハミング距離は17/16である。
図3を参照すると、本発明の実施の形態による符号化を適用した場合の隣接信号点間のハミング距離の平均値は、6値信号の各々に±1の誤りが生じた時に、17/16となっている。
図4に関連技術の実施の形態による符号化を適用した場合の隣接信号点間のハミング距離の平均値を示している。6値信号の各々に±1の誤りが生じた時に、2値信号の誤り前後のハミング距離の平均値は19/16となっている。
図5に本発明の実施の形態による符号化を適用した場合の隣接信号点間のハミング距離の平均値を示している。これは6値信号h1,h0の各々に±1の誤りが生じた時に、2値信号の誤り前後のハミング距離である。ハミング距離の平均値は19/16となっている。
一方、図5にグレイ符号化を適用した場合の隣接信号点間のハミング距離の平均値を示している。6値信号の各々に±1の誤りが生じた時に、2値信号の誤り前後のハミング距離の平均値は2となっている。
一般に、N相位相変調のビット誤り率Pは、
Figure 2006332813

Figure 2006332813

という式で表される。ここで、βは隣接する信号点との平均ハミング距離の和である。この係数βは2値信号の符号化によってその値が異なる。ηは伝送効率であり、5ビットを2シンボルで伝送する時には5/2である。γは1ビット当たりの信号エネルギー対雑音電力密度比(Eb/No)である。Nは、位相数であり本発明の実施の形態ではN=6である。erfc(x)は誤差補関数である。
6相位相変調でグレイ符号化を適用した場合には、β=2であり、関連技術の符号化を適用した場合には、β=19/16である。一方、本発明の実施の形態による符号化を適用した場合には、β=17/16である。したがって、本発明の実施の形態による符号化を適用した場合には、ビット誤りの数をグレイ符号化に対して約7%、関連技術の符号化に対して約10%削減することができる。つまり、本発明の実施の形態では、ビット誤り率特性を最小化することができる。
図6に本発明の実施の形態による符号化を適用した場合の誤り率特性を、グレイ符号化を適用した場合と比較して示している。本発明の実施の形態による符号化はBER=10-3点で、所要Eb/Noで約0.4dB優れている。
また、本発明の実施の形態では、5ビットの二値信号を2シンボルの6値信号に変換する場合に比べて、5ビットのうちの3ビットの二値信号を2シンボルの3値信号に変換し、5ビットの内の2ビットの二値信号に関しては接続を変更するだけで実現することができるので、回路を簡便化することができる。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。尚、本発明の一実施例による変復調システム(通信システム)は上述した図1に示す本発明の実施の形態による通信システム3と同様の構成であり、その動作も同様である。
図7は本発明の一実施例による変調装置の構成を示すブロック図である。図7において、変調装置1は直列/並列変換回路11と、2値/3値変換回路12と、並列/直列変換回路(多重化回路)13と、6値変調回路14とから構成されている。
直列/並列変換回路11は5ビットの直列の2値信号データを入力とし、3ビットと2ビットとの並列2値信号データを出力とする。2値/3値変換回路12は3ビットの並列2値信号データを3値信号に変換する。並列/直列変換回路13は直列/並列変換回路11から出力される2ビットの2値信号データと、2値/3値変換回路12から出力される2桁の3値信号データとを組み合わせて1本のシリアル信号に変換する。6値変調回路14は並列/直列変換回路13から順次出力される6値信号を6値位相信号に変調する。
この時、並列/直列変換回路13は2値/3値変換回路12の出力である長さ「2」の3値信号(T1,T2)と、直列/並列変換回路11の出力である長さ「2」の2値信号(B1,B2)とを受けて、6値信号(Bi,Ti)(i=1,2)として出力する。
6値変調回路14は6値信号(Bi,Ti)である(0,0),(0,1),(0,2),(1,2),(1,1),(1,0)をそれぞれ第1から第6位相に割当てる。ここで、i=1は第一シンボル、i=2は第二シンボルである。
この場合、熱雑音環境下では隣接位相点に誤る場合が支配的であると考えられ、隣接位相点には2値信号または3値信号のいずれか一方が誤っており、3値信号の誤りは最小化されているので、伝送される6値信号の全ての誤りに対して、2値信号の平均誤り率は最小化されている。
図8は本発明の一実施例による復調装置の構成を示すブロック図である。図8において、復調装置2は6値復調回路21と、直列/並列変換回路(分離化回路)22と、3値/2値変換回路23と、並列/直列変換回路24とから構成されている。
6値復調回路21は6値位相信号を復調し、直列/並列変換回路22は6値復調回路21の入力である1本のシリアル信号を2ビットの2値信号データと2桁の3値信号データとの組み合わせに変換する。3値/2値変換回路23は2桁の3値信号を3ビットの2値信号に変換する。並列/直列変換回路24は3値/2値変換回路23の出力である並列3ビットと、直列/並列変換回路22の出力である並列2ビットの2値信号データとを入力とし、5ビットの直列2値信号データを出力とする。
この時、6値復調回路21は第1から第6位相を、6値信号(Bi,Ti)としてそれぞれ(0,0),(0,1),(0,2),(1,2),(1,1),(1,0)に割当てる。ここで、i=1は第一シンボル、i=2は第二シンボルである。
直列/並列変換回路22は6値信号(Bi,Ti)(i=1,2)を入力として、長さ「2」の3値信号(T1,T2)と、長さ「2」の2値信号(B1,B2)とを出力する。この場合、熱雑音環境下では隣接位相点に誤る場合が支配的であると考えられ、隣接位相点には2値信号または3値信号のいずれか一方が誤っており、3値信号の誤りは最小化されているので、伝送される6値信号の全ての誤りに対して、2値信号の平均誤り率は最小化されている。
図9は本発明の一実施例による変調装置1の動作を示すフローチャートである。これら図1と図7と図9とを参照して本発明の一実施例による変調装置1の動作について説明する。
変調装置1は直列/並列変換回路11にて5ビットの直列の2値信号データを入力とし、3ビットと2ビットの並列2値信号データとを出力とする直列/並列変換処理を行う(図9ステップS1)。続いて、変調装置1は2値/3値変換回路12にて3ビットの並列2値信号データを3値信号に変換する2値/3値変換処理を行う(図9ステップS2)。
次に、変調装置1は並列/直列変換回路13にてステップS1の直列/並列変換処理から出力される2ビットの2値信号データと、ステップS2の2値/3値変換処理から出力される2桁の3値信号データとを組み合わせて1本のシリアル信号に変換する並列/直列変換処理を行う(図9ステップS3)。
最後に、変調装置1は6値変調回路14にて上記のステップS3の並列/直列変換処理から順次出力される6値信号を6値位相信号に変調する6値変調処理を行う(図9ステップS4)。
この時、ステップS3の並列/直列変換処理では、ステップS2の2値/3値変換処理の出力である長さ「2」の3値信号(T1,T2)と、ステップS1の直列/並列変換処理の出力である長さ「2」の2値信号(B1,B2)とを受けて、6値信号(Bi,Ti)(i=1,2)として出力する。
ステップS4の6値変調処理では、6値信号(Bi,Ti)である(0,0),(0,1),(0,2),(1,2),(1,1),(1,0)をそれぞれ第1から第6位相に割当てる。ここで、i=1は第一シンボル、i=2は第二シンボルである。
この場合、熱雑音環境下では隣接位相点に誤る場合が支配的であると考えられ、隣接位相点には2値信号または3値信号のいずれか一方が誤っており、3値信号の誤りは最小化されているので、伝送される6値信号の全ての誤りに対して、2値信号の平均誤り率は最小化されている。
図10は本発明の一実施例による復調装置2の動作を示すフローチャートである。これら図1と図8と図10とを参照して本発明の一実施例による復調装置2の動作について説明する。
復調装置2は6値復調回路21にて6値位相信号を復調する6値復調処理を行い(図10ステップS11)、直列/並列変換回路22にて上記のステップS11の6値復調処理からの入力である1本のシリアル信号を、2ビットの2値信号データと2桁の3値信号データとの組み合わせに変換する直列/並列変換処理を行う(図10ステップS12)。
続いて、復調装置2は3値/2値変換回路23にて2桁の3値信号を3ビットの2値信号に変換する3値/2値変換処理を行い(図10ステップS13)、並列/直列変換回路24にて上記のステップS12の3値/2値変換処理の出力である並列3ビットと、上記のステップS11の直列/並列変換処理の出力である並列2ビットの2値信号データとを入力とし、2ビットの直列2値信号データを出力とする並列/直列変換処理を行う(図10ステップS14)。
この時、ステップS11の6値復調処理は第1から第6の位相を、6値信号(Bi,Ti)としてそれぞれ(0,0),(0,1),(0,2),(1,2),(1,1),(1,0)に割当てる。ここで、i=1は第一シンボル、i=2は第二シンボルである。
ステップS12の直列/並列変換処理では、6値信号(Bi,Ti)(i=1,2)を入力として、長さ「2」の3値信号(T1,T2)と、長さ「2」の2値信号(B1,B2)とを出力する。この場合、熱雑音環境下では隣接位相点に誤る場合が支配的であると考えられ、隣接位相点には2値信号又は3値信号のいずれか一方が誤っており、3値信号の誤りは最小化されているので、伝送される6値信号の全ての誤りに対して、2値信号の平均誤り率は最小化されている。
これによって、本実施例では、6相位相変調方式においてビット誤り率を最小化することができ、6相位相変調方式で回路構成を単純化することができるという効果が得られる。
本発明の実施の形態による変復調システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態による符号化処理を示す図である。 本発明の実施の形態による符号化における隣接信号点とのハミング距離を示す図である。 関連技術における隣接信号点とのハミング距離を示す図である。 本発明の実施の形態によるグレイ符号化における隣接信号点とのハミング距離を示す図である。 本発明の実施の形態による誤り率特性の比較を示す図である。 本発明の一実施例による変調装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例による復調装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例による変調装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施例による復調装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 変調装置
2 復調装置
3 通信システム
10 送信機
11,22 直列/並列変換回路
12 2値/3値変換回路
13,24 並列/直列変換回路
14 6値変調回路
20 受信機
21 6値復調回路
23 3値/2値変換回路

Claims (20)

  1. 変調装置において長さ5の2値信号を長さ2の6値信号に変換するデータ変換を行って6値位相変調信号として送出し、復調装置において受信した前記6値位相変調信号を前記変調装置が変換する前の2値信号に逆変換する変復調システムであって、
    前記データ変換を行う手段は、長さ3の2値信号を長さ2の3値信号に変換する変換手段を有し、
    第1から第6位相を2個の2値信号Bと2個の3値信号Tとを用いて(B,T)と表現し、それぞれ(0,0),(0,1),(0,2),(1,2),(1,1),(1,0)とするとともに、
    前記長さ2の3値信号を全ての隣接組合せでリー距離1の誤りになるように環状に配置して、前記長さ3の2値信号間のハミング距離を1とするように、前記長さ3の2値信号と前記長さ2の3値信号との対応付けを行い、
    前記データ変換を行う手段は、前記長さ3の2値信号と前記長さ2の3値信号との対応付けを用いて前記長さ5の2値信号から前記長さ2の6値信号への変換を行うことを特徴とする変復調システム。
  2. 前記変換手段は、前記長さ3の2値信号と前記長さ2の3値信号との対応として、前記長さ2の3値信号の8個の組((0,0),(0,1),(0,2),(1,2),(2,2),(2,1),(2,0),(1,0))に対して、前記長さ3の2値信号の8個を一組として、
    ((0,0,0),(0,0,1),(0,1,1),(0,1,0),(1,1,0),(1,1,1),(1,0,1),(1,0,0)),
    ((0,0,0),(1,0,0),(1,0,1),(1,1,1),(1,1,0),(0,1,0),(0,1,1),(0,0,1))
    の2組のうちのいずれかの組を割当てる変換規則にしたがって前記長さ3の2値信号から前記長さ2の3値信号への変換を行うことを特徴とする請求項1記載の変復調システム。
  3. 前記変換規則において、長さ2の6値信号(0,0),(0,1),(0,2),(1,2),(2,2),(1,2),(0,2),(0,1)に対して、長さ3の2値信号(b2,b1,b0)のそれぞれに、長さ3の2値信号(v2,v1,v0)[(v2,v1,v0)は(0,0,1),(0,1,0),(0,1,1),(1,0,0),(1,0,1),(1,1,0),(1,1,1)のうちのいずれか]を加え、(b2+v2,b1+v1,b0+v0)(演算記号+は排他的論理和)として各ビットを割当てることで、前記変換手段がこの変換規則にしたがって前記長さ3の2値信号から前記長さ2の3値信号への変換を行うことを特徴とする請求項2記載の変復調システム。
  4. 前記変換規則において、前記長さ3の2値信号から前記長さ2の3値信号への変換を行った16組に対して、2値信号(b2,b1,b0)の各ビットを入れ替えて、(b2,b0,b1),(b1,b0,b2),(b1,b2,b0),(b0,b0,b2),(b0,b2,b1)として各ビットを割当てることで、前記変換手段がこの変換規則にしたがって前記長さ3の2値信号から前記長さ2の3値信号への変換を行うことを特徴とする請求項3記載の変復調システム。
  5. 変調装置において長さ5の2値信号を長さ2の6値信号に変換するデータ変換を行って6値位相変調信号として送出し、復調装置において受信した前記6値位相変調信号を前記変調装置が変換する前の2値信号に逆変換する変復調システムに用いられる変調装置であって、
    前記データ変換を行う手段は、長さ3の2値信号を長さ2の3値信号に変換する変換手段を有し、
    第1から第6位相を2個の2値信号Bと2個の3値信号Tとを用いて(B,T)と表現し、それぞれ(0,0),(0,1),(0,2),(1,2),(1,1),(1,0)とするとともに、
    前記長さ2の3値信号を全ての隣接組合せでリー距離1の誤りになるように環状に配置して、前記長さ3の2値信号間のハミング距離を1とするように、前記長さ3の2値信号と前記長さ2の3値信号との対応付けを行い、
    前記データ変換を行う手段は、前記長さ3の2値信号と前記長さ2の3値信号との対応付けを用いて前記長さ5の2値信号から前記長さ2の6値信号への変換を行うことを特徴とする変調装置。
  6. 前記変換手段は、長さ3の2値信号と長さ2の3値信号との対応として、前記長さ2の3値信号の8個の組((0,0),(0,1),(0,2),(1,2),(2,2),(2,1),(2,0),(1,0))に対して、前記長さ3の2値信号の8個を一組として、
    ((0,0,0),(0,0,1),(0,1,1),(0,1,0),(1,1,0),(1,1,1),(1,0,1),(1,0,0)),
    ((0,0,0),(1,0,0),(1,0,1),(1,1,1),(1,1,0),(0,1,0),(0,1,1),(0,0,1))
    の2組のうちのいずれかの組を割当てる変換規則にしたがって前記長さ3の2値信号から前記長さ2の3値信号への変換を行うことを特徴とする請求項5記載の変調装置。
  7. 前記変換規則において、長さ2の6値信号(0,0),(0,1),(0,2),(1,2),(2,2),(1,2),(0,2),(0,1)に対して、長さ3の2値信号(b2,b1,b0)のそれぞれに、長さ3の2値信号(v2,v1,v0)[(v2,v1,v0)は(0,0,1),(0,1,0),(0,1,1),(1,0,0),(1,0,1),(1,1,0),(1,1,1)のうちのいずれか]を加え、(b2+v2,b1+v1,b0+v0)(演算記号+は排他的論理和)として各ビットを割当てることで、前記変換手段がこの変換規則にしたがって前記長さ3の2値信号から長さ2の3値信号への変換を行うことを特徴とする請求項6記載の変調装置。
  8. 前記変換規則において、前記長さ3の2値信号から前記長さ2の3値信号への変換を行った16組に対して、2値信号(b2,b1,b0)の各ビットを入れ替えて、(b2,b0,b1),(b1,b0,b2),(b1,b2,b0),(b0,b0,b2),(b0,b2,b1)として各ビットを割当てることで、前記変換手段がこの変換規則にしたがって前記長さ3の2値信号から前記長さ2の3値信号への変換を行うことを特徴とする請求項7記載の変調装置。
  9. 変調装置において長さ5の2値信号を長さ2の6値信号に変換するデータ変換を行って6値位相変調信号として送出し、復調装置において受信した前記6値位相変調信号を前記変調装置が変換する前の2値信号に逆変換する変復調システムに用いられる復調装置であって、
    前記6値位相変調信号を前記2値信号に逆変換する手段は、長さ2の3値信号を長さ3の2値信号に変換する変換手段を含み、
    第1から第6位相を2個の2値信号Bと2個の3値信号Tとを用いて(B,T)と表現し、それぞれ(0,0),(0,1),(0,2),(1,2),(1,1),(1,0)とするとともに、
    前記長さ2の3値信号を全ての隣接組合せでリー距離1の誤りになるように環状に配置して、前記長さ3の2値信号間のハミング距離を1とするように、前記長さ3の2値信号と前記長さ2の3値信号との対応付けを行い、
    前記6値位相変調信号を前記2値信号に逆変換する手段は、前記長さ3の2値信号と前記長さ2の3値信号との対応付けを用いて前記6値位相変調信号を前記変調装置が変換する前の2値信号に逆変換することを特徴とする復調装置。
  10. 前記変換手段は、長さ3の2値信号と長さ2の3値信号との対応として、前記長さ2の3値信号の8個の組((0,0),(0,1),(0,2),(1,2),(2,2),(2,1),(2,0),(1,0))に対して、前記長さ3の2値信号の8個を一組として、
    ((0,0,0),(0,0,1),(0,1,1),(0,1,0),(1,1,0),(1,1,1),(1,0,1),(1,0,0)),
    ((0,0,0),(1,0,0),(1,0,1),(1,1,1),(1,1,0),(0,1,0),(0,1,1),(0,0,1))
    の2組のうちのいずれかの組を割当てる変換規則にしたがって前記長さ2の3値信号から前記長さ3の2値信号への変換を行うことを特徴とする請求項9記載の復調装置。
  11. 前記変換規則において、長さ2の6値信号(0,0),(0,1),(0,2),(1,2),(2,2),(1,2),(0,2),(0,1)に対して、長さ3の2値信号(b2,b1,b0)のそれぞれに、長さ3の2値信号(v2,v1,v0)[(v2,v1,v0)は(0,0,1),(0,1,0),(0,1,1),(1,0,0),(1,0,1),(1,1,0),(1,1,1)のうちのいずれか]を加え、(b2+v2,b1+v1,b0+v0)(演算記号+は排他的論理和)として各ビットを割当てることで、前記変換手段がこの変換規則にしたがって前記長さ2の3値信号から前記長さ3の2値信号への変換を行うことを特徴とする請求項10記載の復調装置。
  12. 前記変換規則において、前記長さ3の2値信号から前記長さ2の3値信号への変換を行った16組に対して、2値信号(b2,b1,b0)の各ビットを入れ替えて、(b2,b0,b1),(b1,b0,b2),(b1,b2,b0),(b0,b0,b2),(b0,b2,b1)として各ビットを割当てることで、前記変換手段がこの変換規則にしたがって前記長さ2の3値信号から前記長さ3の2値信号への変換を行うことを特徴とする請求項11記載の復調装置。
  13. 変調装置において位相変調されて出力される6値信号を送信先の復調装置において受信し、前記変調装置が変換する前の2値信号に位相変調する変復調システムに用いられる位相変調方法であって、
    前記変調装置が、長さ5の2値信号を長さ2の6値信号に変換するデータ変換処理を実行し、
    前記データ変換処理は、長さ3の2値信号を長さ2の3値信号に変換する変換処理を含み、
    第1から第6位相を2個の2値信号Bと2個の3値信号Tとを用いて(B,T)と表現し、それぞれ(0,0),(0,1),(0,2),(1,2),(1,1),(1,0)とするとともに、
    前記長さ2の3値信号を全ての隣接組合せでリー距離1の誤りになるように環状に配置して、前記長さ3の2値信号間のミング距離を1とするように、前記長さ3の2値信号と前記長さ2の3値信号との対応付けを行い、
    前記データ変換処理が、前記長さ3の2値信号と前記長さ2の3値信号との対応付けを用いて前記長さ5の2値信号から前記長さ2の6値信号への変換を行うことを特徴とする位相変調方法。
  14. 前記変換処理が、前記長さ3の2値信号と前記長さ2の3値信号との対応として、前記長さ2の3値信号の8個の組((0,0),(0,1),(0,2),(1,0),(1,1),(1,2),(2,0),(2,1))に対して、前記長さ3の2値信号の8個を一組として、
    ((0,0,0),(0,0,1),(0,1,1),(0,1,0),(1,1,0),(1,1,1),(1,0,1),(1,0,0)),
    ((0,0,0),(1,0,0),(1,0,1),(1,1,1),(1,1,0),(0,1,0),(0,1,1),(0,0,1))
    の2組のうちのいずれかの組を割当てる変換規則にしたがって前記長さ3の2値信号から前記長さ2の3値信号への変換を行うことを特徴とする請求項13記載の位相変調方法。
  15. 前記変換規則において、長さ2の6値信号(0,0)、(0,1),(0,2),(1,0),(1,1),(1,2),(2,0),(2,1)に対して、長さ3の2値信号(b2,b1,b0)のそれぞれに、長さ3の2値信号(v2,v1,v0)[(v2,v1,v0)は(0,0,1),(0,1,0),(0,1,1),(1,0,0),(1,0,1),(1,1,0),(1,1,1)のうちのいずれか]を加え、(b2+v2,b1+v1,b0+v0)(演算記号+は排他的論理和)として各ビットを割当てることで、前記変換処理がこの変換規則にしたがって前記長さ3の2値信号から前記長さ2の3値信号への変換を行うことを特徴とする請求項14記載の位相変調方法。
  16. 前記変換規則において、前記長さ3の2値信号から前記長さ2の3値信号への変換を行った16組に対して、2値信号(b2,b1,b0)の各ビットを入れ替えて、(b2,b0,b1),(b1,b0,b2),(b1,b2,b0),(b0,b0,b2),(b0,b2,b1)として各ビットを割当てることで、前記変換処理がこの変換規則にしたがって前記長さ3の2値信号から前記長さ2の3値信号への変換を行うことを特徴とする請求項15記載の位相変調方法。
  17. 変調装置において長さ5の2値信号を長さ2の6値信号に変換するデータ変換を行って6値位相変調信号として送出し、復調装置において受信した前記6値位相変調信号を前記変調装置が変換する前の2値信号に逆変換する変復調システムに用いられる位相復調方法であって、
    前記復調装置が、前記6値位相変調信号を前記変調装置が変換する前の2値信号に逆変換する逆変換処理を実行し、
    前記逆変換処理は、長さ2の3値信号を長さ3の2値信号に変換する変換処理を含み、
    第1から第6位相を2個の2値信号Bと2個の3値信号Tとを用いて(B,T)と表現し、それぞれ(0,0),(0,1),(0,2),(1,2),(1,1),(1,0)とするとともに、
    前記長さ2の3値信号を全ての隣接組合せでリー距離1の誤りになるように環状に配置して、前記長さ3の2値信号間のミング距離を1とするように、前記長さ3の2値信号と前記長さ2の3値信号との対応付けを行い、
    前記逆変換処理が、前記長さ3の2値信号と前記長さ2の3値信号との対応付けを用いて前記6値位相変調信号を前記変調装置が変換する前の2値信号に逆変換することを特徴とする位相復調方法。
  18. 前記変換処理が、前記長さ3の2値信号と前記長さ2の3値信号との対応として、前記長さ2の3値信号の8個の組((0,0),(0,1),(0,2),(1,0),(1,1),(1,2),(2,0),(2,1))に対して、前記長さ3の2値信号の8個を一組として、
    ((0,0,0),(0,0,1),(0,1,1),(0,1,0),(1,1,0),(1,1,1),(1,0,1),(1,0,0)),
    ((0,0,0),(1,0,0),(1,0,1),(1,1,1),(1,1,0),(0,1,0),(0,1,1),(0,0,1))
    の2組のうちのいずれかの組を割当てる変換規則にしたがって前記長さ2の3値信号から前記長さ3の2値信号への変換を行うことを特徴とする請求項17記載の位相復調方法。
  19. 前記変換規則において、長さ2の6値信号(0,0)、(0,1),(0,2),(1,0),(1,1),(1,2),(2,0),(2,1)に対して、長さ3の2値信号(b2,b1,b0)のそれぞれに、長さ3の2値信号(v2,v1,v0)[(v2,v1,v0)は(0,0,1),(0,1,0),(0,1,1),(1,0,0),(1,0,1),(1,1,0),(1,1,1)のうちのいずれか]を加え、(b2+v2,b1+v1,b0+v0)(演算記号+は排他的論理和)として各ビットを割当てることで、前記変換処理がこの変換規則にしたがって前記長さ2の3値信号から前記長さ3の2値信号への変換を行うことを特徴とする請求項18記載の位相復調方法。
  20. 前記変換規則において、前記長さ3の2値信号から前記長さ2の3値信号への変換を行った16組に対して、2値信号(b2,b1,b0)の各ビットを入れ替えて、(b2,b0,b1),(b1,b0,b2),(b1,b2,b0),(b0,b0,b2),(b0,b2,b1)として各ビットを割当てることで、前記変換処理がこの変換規則にしたがって前記長さ2の3値信号から前記長さ3の2値信号への変換を行うことを特徴とする請求項19記載の位相復調方法。
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