JP2003203956A - Soi基板の評価方法及び評価装置、半導体装置の製造方法 - Google Patents

Soi基板の評価方法及び評価装置、半導体装置の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 結晶欠陥が支持基板又はその上の半導体層の
どちらで発生しているかを評価でき、また貼り合わせS
OI基板のどの領域に発生しているかが確認できるSO
I基板の評価方法、評価装置及び半導体装置の製造方法
を提供する。 【解決手段】 SOI基板表面の支持基板1及び結晶層
2とが重なっている領域(測定点2)にX線ビームを所
定の入射角度で入射させてそのX線回折強度分布をロッ
キングカーブ等から取得し、回折強度が強い入射角度を
検出し、支持基板及び結晶層の一方の回折強度を示す入
射角度θ1 又はθ2 を選択し、選択された入射角度θ1
又はθ2 とSOI基板の面内回転α及びあおり角度βの
少なくとも一方の角度もしくは前記入射角度のみを調整
して回折強度の最大強度を検知し、前記最大強度を示す
角度にSOI基板を傾け、前記選択された入射角度θ1
又はθ2 において回折強度を示す支持基板又は結晶層の
みを選択的にX線トポグラフィ撮影する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貼り合わせSOI
(Semiconductor On Insulator)基板に関し、SOI層
(半導体層)とその上の支持基板の結晶性をX線を用い
て評価する方法及びこの方法を実施する評価装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造に用いられるSOI基
板は、サファイアなどの絶縁基板あるいは半導体基板に
形成された絶縁膜上に半導体層、とくにシリコン層を形
成した基板構造を有している。貼り合わせSOI基板
は、2枚のシリコンなどの半導体基板をシリコン酸化膜
などの絶縁膜を介して貼り合わせ、一方の半導体基板を
研磨して半導体層を形成することにより得られる。他方
の半導体基板は、支持基板として用いられる。このよう
なSOI基板は、半導体層を半導体装置の活性領域とし
て用いられる。したがって、支持基板である他方の半導
体基板に多少結晶欠陥があっても半導体装置としての機
能を果たすことができる。しかし、活性領域である半導
体層は、結晶欠陥が多いと半導体装置としての機能を十
分果たすことができない。つまり、SOI基板の半導体
層の状態を評価することは、半導体装置の製造を効率的
に実施するためには不可欠な工程である。このSOI基
板の結晶欠陥を評価する手段の1つにX線トポグラフィ
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来から知られたX線
トポグラフィを用いた半導体基板の結晶欠陥評価は、大
口径ウェーハであっても、その全面を評価することがで
きるために、選択エッチングや透過電子顕微鏡による方
法よりも評価範囲が非常に広く、したがって結晶欠陥を
容易に観察をすることができる。しかし、X線トポグラ
フィによる評価の場合、貼り合わせSOI基板について
評価すると、SOI層(半導体層)と支持基板の結晶方
位が必ずしも一致していないため、支持基板の結晶欠陥
評価はできたが、SOI半導体層の結晶性評価はできな
かった。
【0004】貼り合わせSOI基板を用いた半導体装置
を製造する工程において、貼り合わせ時に熱処理をする
ことにより基板にスリップ転位が発生する。半導体装置
として動作する半導体層にスリップ転位が存在すると、
重金属をトラップ後に過大なリーク電流が発生して、半
導体装置の動作に不都合を与える。しかし、前述したよ
うに、支持基板にスリップ転位が発生しても直接半導体
装置の動作には影響を与えない。したがって、スリップ
転位などの結晶欠陥が支持基板で発生しているかSOI
半導体層で発生しているかは半導体装置にとって大きな
差である。本発明は、このような事情によりなされたも
のであり、結晶欠陥が支持基板もしくはその上に形成さ
れた半導体層のどちらで発生しいているかを評価するこ
とができ、また貼り合わせSOI基板のどの領域に発生
しているかが確認できるSOI基板の評価方法及び評価
装置及びこの評価方法を用いた半導体装置の製造方法を
提供する。
【005】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の単結晶
からなる支持基板及びこの支持基板上に直接あるいは絶
縁膜を介して形成された第2の単結晶からなる結晶層か
ら構成されたSOI基板を評価する方法において、前記
SOI基板の前記支持基板及び前記結晶層とが重なって
いる領域にX線ビームを所定の入射角度で入射させてそ
のX線回折強度分布をロッキングカーブもしくは画像か
ら取得し、このロッキングカーブもしくは画像から前記
領域の回折強度が強い入射角度を検出し、この回折強度
が強い入射角度の内、前記支持基板及び前記結晶層のい
ずれか一方の回折強度を示す入射角度θ1 又はθ2 を選
択し、前記選択された入射角度θ1 又はθ2 と前記SO
I基板の面内回転α及びあおり角度βの少なくとも一方
の角度、もしくは前記入射角度θ1 又はθ2 のみのいず
れかを調整して回折強度の最大強度を検知し、前記最大
強度を示す角度に前記SOI基板を傾けて、前記選択さ
れた入射角度θ1 又はθ2 において回折強度を示す前記
支持基板もしくは前記結晶層のみを選択的にX線トポグ
ラフィ撮影をすることを特徴としている。前記支持基板
及び前記結晶層のそれぞれの回折強度の最大強度を示す
角度を検知することができるので、前記支持基板のみも
しくは前記結晶層のみを選択的にX線トポグラフ撮影を
することができる。したがって、半導体装置として重要
な半導体層の状態のみを知ることができ、その評価を容
易に行うことができる。
【0006】すなわち、本発明のSOI基板の評価方法
は、第1の単結晶からなる支持基板及びこの支持基板上
に直接あるいは絶縁膜を介して形成された第2の単結晶
からなる結晶層から構成されたSOI基板を評価する方
法において、前記SOI基板の第1の単結晶のみ露出し
ている第1の領域にX線ビームを所定の入射角度で入射
させてそのX線回折強度分布をロッキングカーブもしく
は画像から取得し、このロッキングカーブもしくは画像
から前記第1の領域における回折強度が強い入射角度を
検出するステップと、前記SOI基板の前記第1の単結
晶からなる支持基板及び前記第2の単結晶からなる結晶
層とが重なっている第2の領域にX線ビームを所定の入
射角度で入射させてそのX線回折強度分布をロッキング
カーブもしくは画像から取得し、このロッキングカーブ
もしくは画像から前記第2の領域の回折強度が強い入射
角度を検出するステップと、前記第2の領域において前
記第1の単結晶からなる支持基板及び前記第2の単結晶
からなる結晶層のいずれか一方の回折強度を示す入射角
度θ1 又はθ2 を選択するステップと、前記選択された
入射角度θ1 又はθ2 と前記SOI基板の面内回転α及
びあおり角度βの少なくとも一方の角度もしくは前記入
射角度θ1 又はθ2 のみのいずれかを調整して回折強度
の最大強度を検知するステップと、前記最大強度を示す
角度に前記SOI基板を傾けて、前記選択された入射角
度θ1 又はθ2 において回折強度を示す前記支持基板も
しくは前記結晶層のみを選択的にX線トポグラフィ撮影
するステップと、前記撮影されたX線トポグラフィから
前記支持基板のみもしくは前記結晶層のみの結晶状態を
評価するステップと具備したことを特徴としている。
【0007】前記第2の領域において、前記第1の単結
晶からなる支持基板の回折強度I1 と前記第2の単結晶
からなる結晶層の回折強度I2 との強度比I2 /I1 が
10-4から100であるようにX線波長及び面指数を設
定しても良い。前記X線トポグラフィを撮影するステッ
プにおいて、前記SOI基板の走査に伴って生じる反り
に応じて前記SOI基板を入射角度と、面内回転もしく
はあおり角度の少なくとも一つ以上の角度とを調整し、
第1の単結晶からなる支持基板を反映する最大強度もし
くは第2の単結晶からなる結晶層を反映する最大強度の
角度に合わせて前記SOI基板を傾けて、前記SOI基
板全面のX線トポグラフィを取得するステップを備える
ようにしても良い。
【0008】本発明のSOI基板の評価装置は、第1の
単結晶からなる支持基板及びこの支持基板上に直接ある
いは絶縁膜を介して形成された第2の単結晶からなる結
晶層から構成された基板の第1の単結晶のみ露出してい
る第1の領域にX線ビームを所定の入射角度で入射させ
てそのX線回折強度分布をロッキングカーブもしくは画
像から取得し、このロッキングカーブもしくは画像から
前記第1の領域における回折強度が強い入射角度を検出
する手段と、前記SOI基板の前記第1の単結晶からな
る支持基板及び前記第2の単結晶からなる結晶層とが重
なっている第2の領域にX線ビームを入射角度で入射さ
せてそのX線回折強度分布をロッキングカーブもしくは
画像から取得し、このロッキングカーブもしくは画像か
ら前記第2の領域の回折強度が強い入射角度を検出する
手段と、前記第2の領域において前記第1の単結晶から
なる支持基板及び前記第2の単結晶からなる結晶層のい
ずれか一方の回折強度を示す入射角度θ1 又はθ2 を選
択する手段と、前記選択された入射角度θ1 又はθ2 と
前記SOI基板の面内回転α及びあおり角度βの少なく
とも一方の角度、もしくは前記入射角度θ1 又はθ2 の
みのいずれかを調整して回折強度の最大強度を検知する
手段と、前記最大強度を示す角度に前記SOI基板を傾
けて、前記選択された入射角度θ1 又はθ2 において回
折強度を示す前記支持基板もしくは前記結晶層のみを選
択的にX線トポグラフィ撮影する手段と、前記撮影され
たX線トポグラフィから前記支持基板のみもしくは前記
結晶層のみの結晶状態を評価する手段とを具備したこと
を特徴としている。
【0009】本発明の半導体装置の製造方法は、第1の
単結晶からなる半導体基板及びこの半導体基板上に絶縁
膜を介して形成された第2の単結晶からなる半導体層か
ら構成されたウェーハを形成する工程と、前記ウェーハ
に素子分離領域を形成する工程と、前記SOI基板の評
価方法のいずれかにより、前記素子分離領域が形成され
たウェーハの前記半導体層の表面の結晶欠陥を評価する
工程と、前記半導体層の結晶状態が良と評価されたウェ
ーハにトランジスタを形成する工程と、前記トランジス
タが形成されたウェーハに配線を形成する工程とを備え
たことを特徴としている。また、本発明の半導体装置の
製造方法は、第1の単結晶からなる半導体基板及びこの
半導体基板上に絶縁膜を介して形成された第2の単結晶
からなる半導体層から構成されたウェーハを形成する工
程と、前記ウェーハに素子分離領域を形成する工程と、
前記素子分離領域が形成されたウェーハにトランジスタ
を形成する工程と、前記SOI基板の評価方法のいずれ
かにより、前記トランジスタが形成されたウェーハの前
記半導体層の結晶欠陥を評価する工程と、前記半導体層
の結晶状態が良と評価されたウェーハに配線を形成する
工程とを備えたことを特徴としている。前記半導体基板
及び前記半導体層は、シリコン半導体からなるようにし
ても良い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して発明の実施
の形態を説明する。まず、図1乃至図5、図10及び図
11を参照しながら第1の実施例を説明する。図1は、
この実施例で用いられるSOI基板の平面図及び断面
図、図2は、図1のSOI基板に示される測定点1のロ
ッキングカーブを示す特性図、図3は、図1のSOI基
板に示される測定点2のロッキングカーブを示す特性
図、図4は、図3に示されるロッキングカーブのピーク
1に合せて撮影したX線トポグラフを示す平面図、図5
は、図3に示されるロッキングカーブのピーク2に合せ
て撮影したX線トポグラフを示す平面図、図10は、S
OI基板の製造工程を説明する断面図、図11は、この
実施例で用いられる半導体装置を構成するSOI基板を
観察するX線トポグラフ撮影装置の概略断面図である。
このX線トポグラフ撮影装置がこの実施例のSOI基板
を評価する評価装置として用いられる。
【0011】図1に示すように、貼り合せSOI基板
は、シリコンなどの半導体基板からなる支持基板1、支
持基板1上に形成された活性領域となる半導体層(SO
I層)2及び両者の間に介在するシリコン酸化膜などか
らなる絶縁膜3から構成されている。図10に示すよう
に、支持基板1としてシリコン単結晶の半導体基板を用
意する。この支持基板1の表面を熱酸化して表面に絶縁
膜(SiO2 )3を形成する。次に、他のシリコン単結
晶からなる半導体基板2′を絶縁膜3で被覆された支持
基板1と貼り合せる。貼り合せてから熱処理する。熱処
理後、半導体基板2′は、グランディングやミラー加工
の組み合わせにより所定の厚さ(この実施例では0.1
μm)に削られてSOI層が形成される。この実施例で
は、貼り合わせ前に水素イオンを注入してカッティング
する方法を用いた。この実施例を説明するために、8イ
ンチ径の貼り合せSOIウェーハ(SOI基板)を用意
する。SOI層2は、0.1μm厚、絶縁膜3は、0.
2μm厚である。このサンプルに対して1100℃、2
0secの熱処理を行なってスリップ転位を発生させて
からその確認を行う。
【0012】図11は、SOI基板の評価装置を構成す
るX線トポグラフ撮影装置の概略図である。X線源4か
ら発生したX線ビームは、スリットS1を通過後反射鏡
により反射されてスリット8を通ってSOI基板9上に
所定の入射角度θで照射される。その反射ビームは、X
線フィルム6に照射されるか、X線フィルム6を外した
後、シンチレーションカウンタ7により検出させる。X
線ビームは、SOI基板に入射角θで入射されてその反
射面(例えば、311)で反射されてX線フィルムに入
射される。反射角θB は、ブラッグ反射角という(図1
参照)。
【0013】X線源4は、ターゲットにCuKα1 を用
いた。まず、X線ビームをSOI基板9を構成する支持
基板1のみ露出している周辺部分の測定点1(図1参
照)に入射させてその測定点1のロッキングカーブをと
った(図2)。貼り合せSOI基板は、通常、SOI層
2が形成されていない周辺部分が約5mmあるため、X
線トポグラフィについているスリット8を小さくしてそ
の領域のみにX線が入射するようにした。そして支持基
板1であるシリコン単結晶の半導体基板は、反射面(3
11)を有している。X線ビームの入射角を反射面(3
11)に合せ、角度調整を行って最大の強度がでるよう
にθ軸、α軸、β軸を合せた。α軸、β軸が合った状態
でθを最大強度のθ軸から±0.5度に振り、ロッキン
グカーブを取得する。この結果により支持基板の311
反射の角度が求まる(図2参照)。このロッキングカー
ブによると、X線最大強度は、2.28度にある。
【0014】その後、スリットを約35mm幅にしX線
入射光がウェーハ中央部に照射するように、サンプル
(SOI基板9)の位置を移動させた。この移動は自動
で行なうために、サンプル位置は先ほどの位置とX軸上
で100mm移動させた。この場所で、α、β軸はその
まま変更せずに、θ軸を先ほどと同様に振ってロッキン
グカーブを取得する(図3)。図2及び図3は、測定点
1及び2におけるロッキングカーブを表し、縦軸がX線
強度(cps)、横軸がX線の入射角度θ(degre
e)を表している。図3に示すように、測定点2では、
第1の結晶面(支持基板1)と第2の結晶面(SOI層
2)から反射するピーク(最大強度)が現れた。図2に
示す最初に取得したロッキングカーブより支持基板のK
α1 は2.28度であったため、ウェーハ(SOI基板
9)中央部で取得したロッキングカーブの2.28度の
ピーク1は、支持基板1を表している。第2の結晶面を
表すピーク2は、それよりももっと離れた位置に現れて
おり、2.43度にピークがあった。
【0015】次に、第1の結晶(支持基板1)を表す
2.28度に入射角度(θ)を合せ、さらに反りによっ
てずれている角度分の補正を面内回転αとあおり角βを
調整し、全面のトポグラフィを撮影した(図4)。図4
は、ピーク1に合せて撮影したX線トポグラフ図であ
る。この図によると、サンプル周辺にスリップ転位5が
発生していることがわかる。これは支持基板1の角度に
合わせているため、このトポグラフィも支持基板1の結
晶性を評価していることになる。さらに、今度はθ軸を
2.43度に合わせた後、面内の反りによってずれてい
る角度分の補正を面内回転αとあおり角βを調整して最
大強度になるように角度を合せた。その後全面のトポグ
ラフィを撮影した(図5)。図5は、ピーク2に合せて
撮影したX線トポグラフ図である。この図によると、サ
ンプルのSOI層2周辺にスリップ転位10が発生して
いることがわかる。これは、SOI層側の角度に合わせ
ているため、トポグラフィもSOI側の結晶性を評価し
ていることになる。この実施例では、SOI層のスリッ
プ10は、支持基板に対し、密度も長さも短いことがわ
かった。このようにして、SOI層と支持基板の結晶性
を分離して取得した。
【0016】その後、図5のピーク2に合せて撮影した
X線トポグラフィを観察して、その後の半導体装置製造
に適したものか否か評価する。なお、この実施例では、
SOI基板の周辺部の支持基板が露出している領域にX
線を入射させたが、本発明では基板裏面や部分SOI
(支持基板上の一部の領域にSOI層が形成されている
基板)のSOI層ではない部分でも可能である。部分S
OIは、SOI層ではない領域が支持基板のエピタキシ
ャル層で形成されている。したがって、支持基板と同じ
結晶方位を持つことが分かっているので、支持基板と同
じ角度にSOI層の回折ピークが得られ、そのため同じ
様な操作を行って効果を確認している。しかし、SIM
OX(1つのシリコンなどの半導体基板に酸素イオンを
打ち込んで内部にSiO2 などからなる絶縁層を形成
し、絶縁層より上の半導体層をSOI層とする構造のS
OI基板)に関しては、イオン注入により内部の絶縁膜
を形成しているため、第1の結晶(支持基板)と第2の
結晶(SOI層)は、全く同じ結晶面をもっているた
め、X線での分離はできないので、本発明の対象とはし
ない。
【0017】また、実施例では、X線源にCuKα1
用いたが、本発明ではAgKα1 、MoKα1 、シンク
ロトロン放射による任意の波長のX線でも可能である。
また、本発明は、結晶面(Bragg反射の指数)を4
22や511、220、440としても可能であり、透
過型配置でも反射指数(反射面)を選べば可能である。
また、本発明は、ロッキングカーブを取得しなくとも、
画像でX線の回折強度がわかるX線カメラやテレビでも
同様の操作をすれば、SOI層と支持基板の結晶性が分
離して評価できる。また、この実施例では、第1の単結
晶のみ露出している領域から先に回折強度を探したが、
本発明では第1の単結晶と第2の単結晶の貼り合されて
いる領域から先に回折強度を探しても同様の効果が得ら
れる。次に、図6乃至図9を参照して第2の実施例を説
明する。図6は、この実施例で用いられるSOI基板の
断面図、図7は、図6のSOI基板に示される測定点2
のロッキングカーブを示す特性図、図8は、図7に示す
反射法によるロッキングカーブに示されたピーク強度比
(I2 /I1 )とSOI層厚との関係を示す特性図、図
9は、透過法によるロッキングカーブに示されたピーク
強度比(I2 /I1 )とSOI層厚との関係を示す特性
図である。第1の実施例と同様に、図11に示すX線ト
ポグラフ撮影装置がこの実施例のSOI基板を評価する
評価装置として用いられる。
【0018】図6に示すように、貼り合せSOI基板
は、シリコンなどの半導体基板からなる支持基板21、
支持基板21上に形成された活性領域となる半導体層
(SOI層)22及び両者の間に介在するシリコン酸化
膜などからなる絶縁膜23から構成されている。この実
施例を説明するために、8インチ径の貼り合せSOIウ
ェーハ(SOI基板)を用意する。シリコン半導体から
なるSOI層22は、0.1、0.2、0.5、1.
2、3、4、5μm厚、絶縁膜3は、0.2μm厚であ
る。X線ロッキングカーブの測定時の波長は、CuKα
1 を用いた。図6は、測定点での反射面311のX線入
射領域の断面図である。まず、支持基板21のみが露出
している周辺部分のロッキングカーブ(測定点1)をと
った。貼り合わせSOI基板の場合はSOI層のない周
辺部が約5mmあるため、X線トポグラフィについてい
るスリットを小さくしその領域のみにX線が入射するよ
うにした。反射面311に合わせ、角度調整をし最大の
強度がでるようにθ軸(入射角)、α軸(面内回転)、
β軸(あおり角)を合わせた。α軸、β軸が合った状態
でθを最大強度のθ軸から±0.5度に振り、ロッキン
グカーブを取得した。この結果より、支持基板の311
反射の角度が求まる。
【0019】その後、スリットを約35mm幅にし、X
線入射光がウェーハ中央部に照射するように、サンプル
(ウェーハ)の位置を移動させた。この移動は自動で行
なうために、サンプル位置は、先ほどの位置よりX軸上
で100mm移動させた。この場所(測定点2)で、α
軸、β軸はそのままにしてθ軸を先ほどと同様にしてロ
ッキングカーブを取得した(図7)。ロッキングカーブ
では支持基板21の第1の結晶面とSOI層22の第2
の結晶面は異なり、先の実施例と同様に、入射角θの異
なる反射ピークが現れた。図8に示す様に、第2の結晶
であるSOI層22が4μmでは第1の結晶(支持基
板)のピーク強度がバックグラウンド(BG:ピーク以
外のノイズレベルの強度)にほど近くになってしまっ
た。第1の結晶の回折強度I1 と第2の結晶の回折強度
I2 のピーク比I2 /I1 を図8に示す。X線入射光の
深さと結晶面に応じてSOI層が厚すぎると、SOI層
だけの情報しか取得できず、支持基板の結晶性評価がで
きないことが分かった。図8によれば強度比I2 /I1
は、0.01より大きく、100以下が好ましい。
【0020】また、図9に示すように、SOI層の厚さ
を0.1、1、10、30μmにした場合のサンプル
(SOI基板)を用いて透過法によるロッキングカーブ
を取得し、その強度比I2 /I1 を調べた。この特性図
によると、強度比I2 /I1 =10-4〜10-2間で評価
できることが分かった。また、SOI層の厚さは、0.
1〜20μmが適当である。
【0021】次に、図12を参照して第3の実施例を説
明する。図12は、本発明のSOI基板の評価方法を用
いた半導体装置の製造方法を説明する工程図である。半
導体装置は、まず、SOI基板を構成するウェーハを貼
り付け法により形成する。ウェーハ処理は、20数枚の
ウェーハを1ロットとして、第1ロット、第2ロット、
第3ロット、・・・と順次処理していく。始めに、必要
に応じてウエルを形成する。その後、素子分離領域を形
成する。その後、ウェーハのSOI層の状態を第1及び
第2の実施例において説明した本発明の評価装置を用い
た評価方法により評価する。この評価は、トランジスタ
形成後でも良く、X線トポグラフを用いてSOI層の表
層状態を評価する。評価が良(OK)なら次の工程に進
む。SOI層が不良(NG)なら条件を調整して次のウ
ェーハの素子分離形成工程以下の処理を行うか、あるい
は第2ロットのウェーハにおける素子分離形成工程以下
の処理に役立てる。
【0022】次に、素子領域にトランジスタを形成す
る。その後、ウェーハのSOI層の状態を本発明の評価
装置を用いた評価方法により評価する。この評価は、素
子分離形成後、トランジスタ形成前でも良く、X線トポ
グラフを用いてSOI層の結晶状態を評価する。評価
は、1回でも良いし、2回以上でも良い。評価が良(O
K)なら次の工程に進む。SOI層が不良(NG)なら
条件を調整して次のウェーハのトランジスタ形成工程以
下の処理を行うか、あるいは第2ロットのウェーハにお
けるトランジスタ形成工程以下の処理に役立てる。次
に、配線形成工程に進み、さらに工程を進めて製品を完
成させる。
【0023】以上、貼り合わせSOI基板を用いた半導
体装置を作製する工程において、熱処理をすることによ
りスリップ転位が発生する。半導体装置として動作する
SOI層にスリップ転位が存在すると、重金属のトラッ
プ後に過大なリーク電流が発生し、半導体装置の動作に
不都合を与える。しかし、支持基板にスリップ転位が発
生しても直接には半導体装置の動作には影響を与えな
い。したがって、スリップ転位などの結晶欠陥が支持基
板で発生しているか、SOI層で発生しているかは半導
体装置にとって大きな差である。本発明は、結晶欠陥が
支持基板とSOI層のどちらで発生しいているかを評価
することができ、またウェーハのどの領域に発生してい
るかが容易に確認することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明は、以上の構成により、結晶欠陥
が支持基板とSOI層のどちらで発生しているかを知る
ことができ、またウェーハのどの領域に結晶欠陥が発生
しているかが確認できるので、SOI層に形成された結
晶欠陥が半導体装置の特性に影響を与えるか否かを容易
に判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例で用いられるX線ロッキ
ングカーブ測定点と角度調整方向を示したSOI基板の
平面図及び断面図。
【図2】図1のSOI基板に示される測定点1のロッキ
ングカーブを示す特性図。
【図3】図1のSOI基板に示される測定点2のロッキ
ングカーブを示す特性図。
【図4】図3に示されるロッキングカーブのピーク1に
合せて撮影したX線トポグラフを示す平面図。
【図5】図3に示されるロッキングカーブのピーク2に
合せて撮影したX線トポグラフを示す平面図。
【図6】本発明の第2の実施例で用いられるSOI基板
の断面図。
【図7】図6のSOI基板に示される測定点2のロッキ
ングカーブを示す特性図。
【図8】図7に示す反射法によるロッキングカーブに示
されたピーク強度比(I2 /I1 )とSOI層厚との関
係を示す特性図。
【図9】透過法によるロッキングカーブに示されたピー
ク強度比(I2 /I1 )とSOI層厚との関係を示す特
性図。
【図10】本発明に用いるSOI基板の製造工程を説明
する断面図。
【図11】本発明の第1の実施例で用いられる半導体装
置を構成するSOI基板を観察するX線トポグラフ撮影
装置の概略断面図。
【図12】本発明のSOI基板の評価方法を用いた半導
体装置の製造方法を説明する工程図。
【符号の説明】
1、21・・・支持基板(第1の単結晶)、2、22・
・・SOI層(第2の単結晶)、 2′・・・半導体
基板、3、23・・・絶縁膜、 X線源、 5、1
0・・・スリップ転位、6・・・X線フィルム、 7
・・・シンチレーションカウンタ、8・・・スリット、
9・・・SOI基板、θ・・・結晶表面に対するX
線入射角、 α・・・面内回転、β・・・あおり角。
フロントページの続き Fターム(参考) 2G001 AA01 BA18 CA01 DA09 GA01 GA13 HA01 KA03 KA08 LA11 MA05 4M106 AA01 CB19 DH25 DH34 DJ20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の単結晶からなる支持基板及びこの
    支持基板上に直接あるいは絶縁膜を介して形成された第
    2の単結晶からなる結晶層から構成されたSOI基板を
    評価する方法において、 前記SOI基板の第1の単結晶のみ露出している第1の
    領域にX線ビームを所定の入射角度で入射させてそのX
    線回折強度分布をロッキングカーブもしくは画像から取
    得し、このロッキングカーブもしくは画像から前記第1
    の領域における回折強度が強い入射角度を検出するステ
    ップと、 前記SOI基板の前記第1の単結晶からなる支持基板及
    び前記第2の単結晶からなる結晶層とが重なっている第
    2の領域にX線ビームを所定の入射角度で入射させてそ
    のX線回折強度分布をロッキングカーブもしくは画像か
    ら取得し、このロッキングカーブもしくは画像から前記
    第2の領域の回折強度が強い入射角度を検出するステッ
    プと、 前記第2の領域において、前記第1の単結晶からなる支
    持基板及び前記第2の単結晶からなる結晶層のいずれか
    一方の回折強度を示す入射角度θ1 又はθ2 を選択する
    ステップと、 前記選択された入射角度θ1 又はθ2 と前記SOI基板
    の面内回転α及びあおり角度βの少なくとも一方の角
    度、もしくは前記入射角度θ1 又はθ2 のみのいずれか
    を調整して回折強度の最大強度を検知するステップと、 前記最大強度を示す角度に前記SOI基板を傾けて、前
    記選択された入射角度θ1 又はθ2 において回折強度を
    示す前記支持基板もしくは前記結晶層のみを選択的にX
    線トポグラフィ撮影するステップと、 前記撮影されたX線トポグラフィから前記支持基板のみ
    もしくは前記結晶層のみの結晶状態を評価するステップ
    とを具備したことを特徴とするSOI基板の評価方法。
  2. 【請求項2】 前記第2の領域において、前記第1の単
    結晶からなる支持基板の回折強度I1 と前記第2の単結
    晶からなる結晶層の回折強度I2 との強度比I2 /I1
    が10-4から100であるようにX線波長及び面指数を
    設定することを特徴とする請求項1に記載のSOI基板
    の評価方法。
  3. 【請求項3】 前記X線トポグラフィを撮影するステッ
    プにおいて、前記SOI基板の走査に伴って生じる反り
    に応じて前記SOI基板を入射角度と、面内回転もしく
    はあおり角度の少なくとも一つ以上の角度とを調整し、
    第1の単結晶からなる支持基板を反映する最大強度もし
    くは第2の単結晶からなる結晶層を反映する最大強度の
    角度に合わせて前記SOI基板を傾けて、前記SOI基
    板全面のX線トポグラフィを取得するステップをさらに
    具備したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    のSOI基板の評価方法。
  4. 【請求項4】 第1の単結晶からなる支持基板及びこの
    支持基板上に直接あるいは絶縁膜を介して形成された第
    2の単結晶からなる結晶層から構成された基板の第1の
    単結晶のみ露出している第1の領域にX線ビームを所定
    の入射角度で入射させてそのX線回折強度分布をロッキ
    ングカーブもしくは画像から取得し、このロッキングカ
    ーブもしくは画像から前記第1の領域における回折強度
    が強い入射角度を検出する手段と、 前記SOI基板の前記第1の単結晶からなる支持基板及
    び前記第2の単結晶からなる結晶層とが重なっている第
    2の領域にX線ビームを入射角度で入射させてそのX線
    回折強度分布をロッキングカーブもしくは画像から取得
    し、このロッキングカーブもしくは画像から前記第2の
    領域の回折強度が強い入射角度を検出する手段と、 前記第2の領域において、前記第1の単結晶からなる支
    持基板及び前記第2の単結晶からなる結晶層のいずれか
    一方の回折強度を示す入射角度θ1 又はθ2 を選択する
    手段と、 前記選択された入射角度θ1 又はθ2 と前記SOI基板
    の面内回転α及びあおり角度βの少なくとも一方の角
    度、もしくは前記入射角度θ1 又はθ2 のみのいずれか
    を調整して回折強度の最大強度を検知する手段と、 前記最大強度を示す角度に前記SOI基板を傾けて、前
    記選択された入射角度θ1 又はθ2 において回折強度を
    示す前記支持基板もしくは前記結晶層のみを選択的にX
    線トポグラフィ撮影する手段と、 前記撮影されたX線トポグラフィから前記支持基板のみ
    もしくは前記結晶層のみの結晶状態を評価する手段とを
    具備したことを特徴とするSOI基板の評価装置。
  5. 【請求項5】 第1の単結晶からなる半導体基板及びこ
    の半導体基板上に絶縁膜を介して形成された第2の単結
    晶からなる半導体層から構成されたウェーハを形成する
    工程と、 前記ウェーハに素子分離領域を形成する工程と、 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載されたSOI基
    板の評価方法により、前記素子分離領域が形成されたウ
    ェーハの前記半導体層の表面の結晶欠陥を評価する工程
    と、 前記半導体層の結晶状態が良と評価されたウェーハにト
    ランジスタを形成する工程と、 前記トランジスタが形成されたウェーハに配線を形成す
    る工程とを具備したことを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 第1の単結晶からなる半導体基板及びこ
    の半導体基板上に絶縁膜を介して形成された第2の単結
    晶からなる半導体層から構成されたウェーハを形成する
    工程と、 前記ウェーハに素子分離領域を形成する工程と、 前記素子分離領域が形成されたウェーハにトランジスタ
    を形成する工程と、 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載された基板の評
    価方法により前記トランジスタが形成されたウェーハの
    前記半導体層の結晶欠陥を評価する工程と、 前記半導体層の結晶状態が良と評価されたウェーハに配
    線を形成する工程とを具備したことを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記半導体基板及び前記半導体層は、シ
    リコンからなることを特徴とする請求項5又は請求項6
    に記載の半導体装置の製造方法。
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