JP2003203710A - 防水仕様のモジュラージャック - Google Patents
防水仕様のモジュラージャックInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 接続するモジュラープラグＭＰの一部が嵌合
するように形成した嵌合凹部２６を有する本体部材２２
と、この本体部材２２に揺動可能に連結された蓋部材２
４とを備え、本体部材２２の嵌合凹部２６と蓋部材２４
とが協働して、接続するモジュラープラグＭＰを保持す
る保持構造を画成するようにしたモジュラージャック２
０に防水性を付与することによって、薄型電子機器に好
適に使用することのできる防水仕様のモジュラージャッ
クを提供する。 【解決手段】 蓋部材２４が閉位置にあるときに本体部
材２２と蓋部材２４との間の合わせ部を密封することで
本体部材２２の嵌合凹部２６に防水性を付与するパッキ
ン４０を、本体部材２２と蓋部材２４との少なくとも一
方に設けるようにした。
するように形成した嵌合凹部２６を有する本体部材２２
と、この本体部材２２に揺動可能に連結された蓋部材２
４とを備え、本体部材２２の嵌合凹部２６と蓋部材２４
とが協働して、接続するモジュラープラグＭＰを保持す
る保持構造を画成するようにしたモジュラージャック２
０に防水性を付与することによって、薄型電子機器に好
適に使用することのできる防水仕様のモジュラージャッ
クを提供する。 【解決手段】 蓋部材２４が閉位置にあるときに本体部
材２２と蓋部材２４との間の合わせ部を密封することで
本体部材２２の嵌合凹部２６に防水性を付与するパッキ
ン４０を、本体部材２２と蓋部材２４との少なくとも一
方に設けるようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、防水仕様のモジュ
ラージャックに関する。
ラージャックに関する。
【０００２】
【従来の技術】様々な種類の通信端末機や情報処理端末
機などを相互に接続し、或いは通信ネットワークに接続
するためのコネクタとして、モジュラーコネクタが広く
用いられている。モジュラーコネクタは、モジュラージ
ャックと、モジュラージャックに係脱可能に接続するモ
ジュラープラグとで構成される。
機などを相互に接続し、或いは通信ネットワークに接続
するためのコネクタとして、モジュラーコネクタが広く
用いられている。モジュラーコネクタは、モジュラージ
ャックと、モジュラージャックに係脱可能に接続するモ
ジュラープラグとで構成される。
【０００３】モジュラープラグは、角形の合成樹脂製の
ボディに、複数の端子を一列に並べて取付けて構成され
ている。モジュラージャックは、モジュラープラグのボ
ディを嵌合するための嵌合凹部を備えており、この嵌合
凹部の内部に、モジュラープラグの端子と接触するよう
に複数の端子が設けられている。モジュラージャックの
嵌合凹部は、そこに嵌合されたモジュラープラグのボデ
ィを保持できるように形成されており、また、モジュラ
ープラグの係止爪とモジュラージャックの係止爪とが係
合することで、モジュラープラグがモジュラージャック
から不用意に抜け落ちることがないようにしている。更
に、一般的なモジュラージャックでは、その係合凹部
が、そのモジュラージャックを装備した機器の表面に垂
直な方向にモジュラープラグを挿脱するような形状に形
成されている。
ボディに、複数の端子を一列に並べて取付けて構成され
ている。モジュラージャックは、モジュラープラグのボ
ディを嵌合するための嵌合凹部を備えており、この嵌合
凹部の内部に、モジュラープラグの端子と接触するよう
に複数の端子が設けられている。モジュラージャックの
嵌合凹部は、そこに嵌合されたモジュラープラグのボデ
ィを保持できるように形成されており、また、モジュラ
ープラグの係止爪とモジュラージャックの係止爪とが係
合することで、モジュラープラグがモジュラージャック
から不用意に抜け落ちることがないようにしている。更
に、一般的なモジュラージャックでは、その係合凹部
が、そのモジュラージャックを装備した機器の表面に垂
直な方向にモジュラープラグを挿脱するような形状に形
成されている。
【０００４】モジュラーコネクタは、様々な形態の電気
コネクタのうちでも、比較的小型のものである。そのた
めモジュラージャックは、電話機の接続に用いられる他
に、小型の情報処理端末機などにも多用されている。し
かしながら、モバイル電子機器の発展に伴って、高度に
薄型化した電子機器が求められるようになったことか
ら、電子機器の設計者は、モジュラージャックの大きさ
が、機器の薄型化を妨げる原因となることを、しばしば
経験するようになった。
コネクタのうちでも、比較的小型のものである。そのた
めモジュラージャックは、電話機の接続に用いられる他
に、小型の情報処理端末機などにも多用されている。し
かしながら、モバイル電子機器の発展に伴って、高度に
薄型化した電子機器が求められるようになったことか
ら、電子機器の設計者は、モジュラージャックの大きさ
が、機器の薄型化を妨げる原因となることを、しばしば
経験するようになった。
【０００５】例えば、一般的にミニノート型パソコンと
呼ばれている携帯型パーソナル・コンピュータや、ＰＤ
Ａ（パーソナル・ディジタル・アシスタント）と呼ばれ
ている携帯情報端末機、それに、ディジタル情報化した
書籍を液晶表示板（ＬＣＤ）に表示して読むことができ
るようにする電子書籍端末機などでは、そのハウジング
の厚さが１５ｍｍ近くある製品と、１０ｍｍないしそれ
以下に抑えた製品とでは、その商品価値に大差があるこ
とは明らかである。従来から広く用いられてきた上述し
た一般的なモジュラージャックでは、それを装備した電
子機器のハウジングの薄型化は、厚さ１４ｍｍ程度が限
界となる。そのため、モジュラージャックを更に小型化
し、また特に、薄型化することが強く望まれるようにな
った。
呼ばれている携帯型パーソナル・コンピュータや、ＰＤ
Ａ（パーソナル・ディジタル・アシスタント）と呼ばれ
ている携帯情報端末機、それに、ディジタル情報化した
書籍を液晶表示板（ＬＣＤ）に表示して読むことができ
るようにする電子書籍端末機などでは、そのハウジング
の厚さが１５ｍｍ近くある製品と、１０ｍｍないしそれ
以下に抑えた製品とでは、その商品価値に大差があるこ
とは明らかである。従来から広く用いられてきた上述し
た一般的なモジュラージャックでは、それを装備した電
子機器のハウジングの薄型化は、厚さ１４ｍｍ程度が限
界となる。そのため、モジュラージャックを更に小型化
し、また特に、薄型化することが強く望まれるようにな
った。
【０００６】この要望に応えて、上述した一般的なモジ
ュラージャックより更に薄い、ウィングタイプのモジュ
ラージャックが開発された。ウィングタイプのモジュラ
ージャックは、接続するモジュラープラグの一部が嵌合
するように形成した嵌合凹部を有する本体部材と、接続
するモジュラープラグの端子と接触するように本体部材
の嵌合凹部の内部に設けた端子と、閉位置と開位置との
間で揺動可能に本体部材に連結した蓋部材とを備えてい
る。蓋部材は、閉位置にあるときには本体部材の嵌合凹
部を閉塞するように形成されている。また、蓋部材は、
開位置にあるときには本体部材の嵌合凹部と協働して、
接続するモジュラープラグを保持する保持構造を画成す
るように形成されている。
ュラージャックより更に薄い、ウィングタイプのモジュ
ラージャックが開発された。ウィングタイプのモジュラ
ージャックは、接続するモジュラープラグの一部が嵌合
するように形成した嵌合凹部を有する本体部材と、接続
するモジュラープラグの端子と接触するように本体部材
の嵌合凹部の内部に設けた端子と、閉位置と開位置との
間で揺動可能に本体部材に連結した蓋部材とを備えてい
る。蓋部材は、閉位置にあるときには本体部材の嵌合凹
部を閉塞するように形成されている。また、蓋部材は、
開位置にあるときには本体部材の嵌合凹部と協働して、
接続するモジュラープラグを保持する保持構造を画成す
るように形成されている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ウィングタイプのモジ
ュラージャックは、それ以前から用いられていた一般的
なモジュラージャックと比べると、格段に薄型であるた
め、薄型であることが特に重要視されるモバイル情報端
末機などに用いるのに適したものである。しかしなが
ら、モバイル情報端末機は、様々な場所に持ち歩くもの
であるため、予期せぬ状況で水滴にさらされることが少
なくない。既存のウィングタイプのモジュラージャック
は、防水のための考慮がなされていなかったため、水濡
れを原因とする故障が発生するおそれがあった。
ュラージャックは、それ以前から用いられていた一般的
なモジュラージャックと比べると、格段に薄型であるた
め、薄型であることが特に重要視されるモバイル情報端
末機などに用いるのに適したものである。しかしなが
ら、モバイル情報端末機は、様々な場所に持ち歩くもの
であるため、予期せぬ状況で水滴にさらされることが少
なくない。既存のウィングタイプのモジュラージャック
は、防水のための考慮がなされていなかったため、水濡
れを原因とする故障が発生するおそれがあった。
【０００８】本発明は、かかる事情に鑑み成されたもの
であり、本発明の目的は、上述したウィングタイプのモ
ジュラージャックに防水性を付与することによって、薄
型電子機器に好適に使用することのできる防水仕様のモ
ジュラージャックを提供することにある。
であり、本発明の目的は、上述したウィングタイプのモ
ジュラージャックに防水性を付与することによって、薄
型電子機器に好適に使用することのできる防水仕様のモ
ジュラージャックを提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明においては、接続するモジュラープラグの一
部が嵌合するように形成した嵌合凹部を有する本体部材
と、接続するモジュラープラグの端子と接触するように
前記本体部材の前記嵌合凹部の内部に設けた端子と、閉
位置と開位置との間で揺動可能に前記本体部材に連結し
た蓋部材とを備え、前記蓋部材は、前記閉位置にあると
きには前記本体部材の前記嵌合凹部を閉塞するように形
成されており、前記蓋部材は、前記開位置にあるときに
は前記本体部材の前記嵌合凹部と協働して、接続するモ
ジュラープラグを保持する保持構造を画成するように形
成されている、モジュラージャックにおいて、前記蓋部
材が前記閉位置にあるときに前記本体部材と前記蓋部材
との間の合わせ部を密封することで前記本体部材の前記
嵌合凹部に防水性を付与するパッキンを、前記本体部材
と前記蓋部材との少なくとも一方に設けたことを特徴と
する。
め、本発明においては、接続するモジュラープラグの一
部が嵌合するように形成した嵌合凹部を有する本体部材
と、接続するモジュラープラグの端子と接触するように
前記本体部材の前記嵌合凹部の内部に設けた端子と、閉
位置と開位置との間で揺動可能に前記本体部材に連結し
た蓋部材とを備え、前記蓋部材は、前記閉位置にあると
きには前記本体部材の前記嵌合凹部を閉塞するように形
成されており、前記蓋部材は、前記開位置にあるときに
は前記本体部材の前記嵌合凹部と協働して、接続するモ
ジュラープラグを保持する保持構造を画成するように形
成されている、モジュラージャックにおいて、前記蓋部
材が前記閉位置にあるときに前記本体部材と前記蓋部材
との間の合わせ部を密封することで前記本体部材の前記
嵌合凹部に防水性を付与するパッキンを、前記本体部材
と前記蓋部材との少なくとも一方に設けたことを特徴と
する。
【００１０】本発明によれば、本体部材と蓋部材との少
なくとも一方に設けたパッキンによって、端子を収容し
ている本体部材の嵌合凹部に防水性を付与するようにし
たため、構造が簡明で、製作コストの低廉な、薄型電子
機器に好適に使用することのできる防水仕様のモジュラ
ージャックが得られる。
なくとも一方に設けたパッキンによって、端子を収容し
ている本体部材の嵌合凹部に防水性を付与するようにし
たため、構造が簡明で、製作コストの低廉な、薄型電子
機器に好適に使用することのできる防水仕様のモジュラ
ージャックが得られる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しつつ説明して行く。図１のＡ及びＢ
は、本発明の実施例にかかるモジュラージャックを装備
した電子書籍端末機の上面図及び部分断面側面図、図２
のＡ及びＢは、図１のモジュラージャックの上面図及び
部分断面側面図であって、蓋部材が閉位置にある状態を
示した図、図３は、蓋部材が開位置にある状態の図１及
び図２のモジュラージャックの部分断面側面図を、モジ
ュラープラグと共に示した図である。
て、図面を参照しつつ説明して行く。図１のＡ及びＢ
は、本発明の実施例にかかるモジュラージャックを装備
した電子書籍端末機の上面図及び部分断面側面図、図２
のＡ及びＢは、図１のモジュラージャックの上面図及び
部分断面側面図であって、蓋部材が閉位置にある状態を
示した図、図３は、蓋部材が開位置にある状態の図１及
び図２のモジュラージャックの部分断面側面図を、モジ
ュラープラグと共に示した図である。
【００１２】図１のＡ及びＢに示した電子書籍端末機１
０は、平面視長方形の薄型のキャビネット１２を備えて
おり、このキャビネット１２の上面には、書籍等のコン
テンツを画像表示するための、Ａ４版サイズの液晶表示
板（ＬＣＤ）１４が搭載されている。また、キャビネッ
ト１２の内部には、音声入りコンテンツの音声を再生す
るためのスピーカ（不図示）が収容され、キャビネット
１２の側面には、再生した音声をヘッドホンで聴けるよ
うにするためのヘッドホンジャック（不図示）が装備さ
れている。
０は、平面視長方形の薄型のキャビネット１２を備えて
おり、このキャビネット１２の上面には、書籍等のコン
テンツを画像表示するための、Ａ４版サイズの液晶表示
板（ＬＣＤ）１４が搭載されている。また、キャビネッ
ト１２の内部には、音声入りコンテンツの音声を再生す
るためのスピーカ（不図示）が収容され、キャビネット
１２の側面には、再生した音声をヘッドホンで聴けるよ
うにするためのヘッドホンジャック（不図示）が装備さ
れている。
【００１３】キャビネット１２の上面には更に、操作部
１６が装備されており、この操作部１６は、ページ送
り、ページ戻し、先頭ページへのジャンプなどの機能に
対応した複数の操作釦と、入力デバイスとしてタッチパ
ッドとを備えている。また、キャビネット１２の一側に
は、ＬＣＤ１４及び操作部１６を保護するための蓋１８
が、揺動開閉可能に取付けられている。
１６が装備されており、この操作部１６は、ページ送
り、ページ戻し、先頭ページへのジャンプなどの機能に
対応した複数の操作釦と、入力デバイスとしてタッチパ
ッドとを備えている。また、キャビネット１２の一側に
は、ＬＣＤ１４及び操作部１６を保護するための蓋１８
が、揺動開閉可能に取付けられている。
【００１４】電子書籍端末機１０は、この電子書籍端末
機１０で利用するコンテンツを取り込んで保存するため
のメモリ及びインターフェースを備えており、インター
フェースとしては、モデム、ユニバーサル・シリアル・
バス（ＵＳＢ）、及びメモリースティック・スロットを
装備している。インターネットを介してウェブからコン
テンツをダウンロードするためにはモデムを使用し、パ
ーソナル・コンピュータ（ＰＣ）からコンテンツをコピ
ーするためにはＵＳＢやメモリースティックを使用す
る。
機１０で利用するコンテンツを取り込んで保存するため
のメモリ及びインターフェースを備えており、インター
フェースとしては、モデム、ユニバーサル・シリアル・
バス（ＵＳＢ）、及びメモリースティック・スロットを
装備している。インターネットを介してウェブからコン
テンツをダウンロードするためにはモデムを使用し、パ
ーソナル・コンピュータ（ＰＣ）からコンテンツをコピ
ーするためにはＵＳＢやメモリースティックを使用す
る。
【００１５】モデムを電話線に接続できるようにするた
めに、キャビネット１２の上面に、本発明の実施例にか
かる防水仕様のモジュラージャック２０が装備されてお
り、このモジュラージャック２０に、モジュラープラグ
ＭＰを接続することで、電子書籍端末機１０を電話線に
接続できるようにしている。
めに、キャビネット１２の上面に、本発明の実施例にか
かる防水仕様のモジュラージャック２０が装備されてお
り、このモジュラージャック２０に、モジュラープラグ
ＭＰを接続することで、電子書籍端末機１０を電話線に
接続できるようにしている。
【００１６】図２及び図３に示したように、モジュラー
ジャック２０は、その全体の外形形状が略々直方体のの
本体部材２２と、この本体部材２２に揺動可能に連結し
た蓋部材２４とを備えており、蓋部材２４は、図２のＡ
及びＢに示した閉位置と、図３に示した開位置との間で
揺動可能である。尚、本体部材２２と蓋部材２４とはい
ずれも合成樹脂製である。
ジャック２０は、その全体の外形形状が略々直方体のの
本体部材２２と、この本体部材２２に揺動可能に連結し
た蓋部材２４とを備えており、蓋部材２４は、図２のＡ
及びＢに示した閉位置と、図３に示した開位置との間で
揺動可能である。尚、本体部材２２と蓋部材２４とはい
ずれも合成樹脂製である。
【００１７】本体部材２２は、モジュラージャック２０
を機器に取付けたときの表面側（図２及び図３で見て上
面側）に、接続するモジュラープラグＭＰの一部が嵌合
するように形成した嵌合凹部２６を有する。この嵌合凹
部２６の内部に、複数の端子２８が、接続するモジュラ
ープラグＭＰの複数の端子ＢＣと接触するように設けら
れている（図３）。それら端子２８は、例えば金メッキ
燐青銅線などで形成される。また、本体部材２２から
は、端子２８に接続したリード線３０が引き出されてい
る。
を機器に取付けたときの表面側（図２及び図３で見て上
面側）に、接続するモジュラープラグＭＰの一部が嵌合
するように形成した嵌合凹部２６を有する。この嵌合凹
部２６の内部に、複数の端子２８が、接続するモジュラ
ープラグＭＰの複数の端子ＢＣと接触するように設けら
れている（図３）。それら端子２８は、例えば金メッキ
燐青銅線などで形成される。また、本体部材２２から
は、端子２８に接続したリード線３０が引き出されてい
る。
【００１８】蓋部材２４は、本体部材２２の嵌合凹部２
６を閉塞するための板状部３２と、この板状部３２と一
体に形成された係止部及びアーム部とを有する。蓋部材
２４の係止部は、モジュラープラグＭＰの一対の係止爪
ＥＮ（それら係止爪ＥＮは、モジュラープラグＭＰのレ
バー部ＬＶの両側に１つずつ形成されており、図には一
方の係止爪ＥＮだけが示されている）が夫々に係合可能
に形成された一対の係止爪３４（図３）から成り、それ
ら係止爪３４は、一般的に用いられているモジュラージ
ャックの係止爪と同様に形成すればよい。また、蓋部材
２４のアーム部は、一対のアーム３６から成り、各アー
ム３６は、その先端に形成されている揺動軸部３６ａ
が、本体部材２２の軸受凹部３８に嵌合しており、これ
によって、蓋部材２４が、本体部材２２に揺動可能に連
結されている。
６を閉塞するための板状部３２と、この板状部３２と一
体に形成された係止部及びアーム部とを有する。蓋部材
２４の係止部は、モジュラープラグＭＰの一対の係止爪
ＥＮ（それら係止爪ＥＮは、モジュラープラグＭＰのレ
バー部ＬＶの両側に１つずつ形成されており、図には一
方の係止爪ＥＮだけが示されている）が夫々に係合可能
に形成された一対の係止爪３４（図３）から成り、それ
ら係止爪３４は、一般的に用いられているモジュラージ
ャックの係止爪と同様に形成すればよい。また、蓋部材
２４のアーム部は、一対のアーム３６から成り、各アー
ム３６は、その先端に形成されている揺動軸部３６ａ
が、本体部材２２の軸受凹部３８に嵌合しており、これ
によって、蓋部材２４が、本体部材２２に揺動可能に連
結されている。
【００１９】蓋部材２４は、図２のＡ及びＢに示したよ
うに、閉位置にあるときには本体部材２２の嵌合凹部２
６を閉塞するように形成されている。また、蓋部材２４
は、図３に示したように、開位置にあるときには本体部
材２２の嵌合凹部２６と協働して、接続するモジュラー
プラグＭＰを保持する保持構造を画成するように形成さ
れている。
うに、閉位置にあるときには本体部材２２の嵌合凹部２
６を閉塞するように形成されている。また、蓋部材２４
は、図３に示したように、開位置にあるときには本体部
材２２の嵌合凹部２６と協働して、接続するモジュラー
プラグＭＰを保持する保持構造を画成するように形成さ
れている。
【００２０】より詳しくは、蓋部材２４が図３に示した
開位置にあるときには、板状部３２の揺動軸部３６ａ側
の縁部が、図３に矢印ＡＲで示した箇所で、本体部材２
２に当接することによって、蓋部材２４のそれ以上の開
き方向への揺動が規制されている。この状態で、モジュ
ラープラグＭＰをモジュラージャック２０に挿入する
と、図３に想像線で示したように、嵌合凹部２６と蓋部
材２４とで画成された空間にモジュラープラグＭＰが収
まることによって、モジュラープラグＭＰがモジュラー
ジャック２０に接続される。そして、モジュラープラグ
ＭＰの係止爪ＥＮが蓋部材２４の係止爪３４と係合する
ことによって、モジュラープラグＭＰがモジュラージャ
ック２０に係止される。
開位置にあるときには、板状部３２の揺動軸部３６ａ側
の縁部が、図３に矢印ＡＲで示した箇所で、本体部材２
２に当接することによって、蓋部材２４のそれ以上の開
き方向への揺動が規制されている。この状態で、モジュ
ラープラグＭＰをモジュラージャック２０に挿入する
と、図３に想像線で示したように、嵌合凹部２６と蓋部
材２４とで画成された空間にモジュラープラグＭＰが収
まることによって、モジュラープラグＭＰがモジュラー
ジャック２０に接続される。そして、モジュラープラグ
ＭＰの係止爪ＥＮが蓋部材２４の係止爪３４と係合する
ことによって、モジュラープラグＭＰがモジュラージャ
ック２０に係止される。
【００２１】蓋部材２４には更に、ゴム質のリング形パ
ッキン４０を設けてある。このパッキン４０は、図２の
Ａ及びＢに示したように、蓋部材２４の板状部３２の内
面に下方へ隆起させて形成した平面視略々長方形のパッ
キン取付部４２の周囲に嵌合させ、蓋部材２４の板状部
３２の内面に接触させて取付けてあり、これによってパ
ッキン４０と蓋部材２４との間を密封状態にしてある。
また、蓋部材２４が閉位置にあるときには、図２のＢに
示したように、パッキン４０の外周面と本体部材２２の
嵌合凹部２６の内周面とが、ないしは、パッキン４０の
下面と本端部材２２の嵌合凹部２６の周囲部分の上面と
が接触することによって、蓋部材２４と本体部材２２と
の間が密封状態になるようにしてある。また、蓋部材２
４の各アーム３６を収容している本体部材２２の対応す
る収容凹部は、このリング形パッキン４０の内側におい
て本体部材２２の嵌合凹部２６に連通するように形成し
てあり、そのため、蓋部材２４が閉位置にあるときに
は、各アーム３６の収容凹部も、嵌合凹部２６と共に、
パッキン４０によって密封されている。
ッキン４０を設けてある。このパッキン４０は、図２の
Ａ及びＢに示したように、蓋部材２４の板状部３２の内
面に下方へ隆起させて形成した平面視略々長方形のパッ
キン取付部４２の周囲に嵌合させ、蓋部材２４の板状部
３２の内面に接触させて取付けてあり、これによってパ
ッキン４０と蓋部材２４との間を密封状態にしてある。
また、蓋部材２４が閉位置にあるときには、図２のＢに
示したように、パッキン４０の外周面と本体部材２２の
嵌合凹部２６の内周面とが、ないしは、パッキン４０の
下面と本端部材２２の嵌合凹部２６の周囲部分の上面と
が接触することによって、蓋部材２４と本体部材２２と
の間が密封状態になるようにしてある。また、蓋部材２
４の各アーム３６を収容している本体部材２２の対応す
る収容凹部は、このリング形パッキン４０の内側におい
て本体部材２２の嵌合凹部２６に連通するように形成し
てあり、そのため、蓋部材２４が閉位置にあるときに
は、各アーム３６の収容凹部も、嵌合凹部２６と共に、
パッキン４０によって密封されている。
【００２２】従って、パッキン４０は、蓋部材２４が閉
位置にあるときに、本体部材２２と蓋部材２４との間の
合わせ部を密封することによって、本体部材２２の嵌合
凹部２６に防水性を付与するものである。そのため、蓋
部材２４を閉じた状態では、このパッキン４０によっ
て、本体部材２２の嵌合凹部２６が密閉状態となり、外
部からの水分の流入が防止され、端子２８が水分から保
護される。これによってモジュラージャック２０それ自
体が防水仕様となっている。
位置にあるときに、本体部材２２と蓋部材２４との間の
合わせ部を密封することによって、本体部材２２の嵌合
凹部２６に防水性を付与するものである。そのため、蓋
部材２４を閉じた状態では、このパッキン４０によっ
て、本体部材２２の嵌合凹部２６が密閉状態となり、外
部からの水分の流入が防止され、端子２８が水分から保
護される。これによってモジュラージャック２０それ自
体が防水仕様となっている。
【００２３】尚、パッキン４０の形状は、図示例のもの
に限定されず、その他の形状のパッキンを使用すること
も可能である。また、本体部材２２と蓋部材２４との間
の合せ部を密封するためのパッキンの配設箇所について
は、図示例のパッキン４０のように蓋部材２４に設ける
ことに限られず、本体部材と蓋部材との少なくとも一方
に、そのパッキンを設けるようにすればよい。ただし、
図示例のように、ゴム質のリング型パッキン４０を蓋部
材２４に設けるようにすれば、多くの場合、設計及び製
作が容易になるという利点が得られる。
に限定されず、その他の形状のパッキンを使用すること
も可能である。また、本体部材２２と蓋部材２４との間
の合せ部を密封するためのパッキンの配設箇所について
は、図示例のパッキン４０のように蓋部材２４に設ける
ことに限られず、本体部材と蓋部材との少なくとも一方
に、そのパッキンを設けるようにすればよい。ただし、
図示例のように、ゴム質のリング型パッキン４０を蓋部
材２４に設けるようにすれば、多くの場合、設計及び製
作が容易になるという利点が得られる。
【００２４】図示例では更に、図３に示したように、モ
ジュラージャック２０と、このモジュラージャック２０
を装備する機器である電子書籍端末機１０のハウジング
（即ち、キャビネット１２）との間に、パッキン４４を
介装してあり、即ち、パッキン４２を介してモジュラー
ジャック２０をキャビネット１２に取付けてある。これ
によって、モジュラージャックとキャビネット１２との
間の隙間から水分が流入するのを、確実に防止している
のである。
ジュラージャック２０と、このモジュラージャック２０
を装備する機器である電子書籍端末機１０のハウジング
（即ち、キャビネット１２）との間に、パッキン４４を
介装してあり、即ち、パッキン４２を介してモジュラー
ジャック２０をキャビネット１２に取付けてある。これ
によって、モジュラージャックとキャビネット１２との
間の隙間から水分が流入するのを、確実に防止している
のである。
【００２５】また、これとは別の実施の形態として、本
発明にかかるモジュラージャックの本体部材を、そのモ
ジュラージャックを装備する機器のハウジングに一体に
形成するようにしてもよく、そうすれば、その機器を、
高度に薄型化した防水仕様の機器とすることができ、例
えばその機器のハウジングの厚さを８ｍｍ程度にまで抑
えることも可能となる。
発明にかかるモジュラージャックの本体部材を、そのモ
ジュラージャックを装備する機器のハウジングに一体に
形成するようにしてもよく、そうすれば、その機器を、
高度に薄型化した防水仕様の機器とすることができ、例
えばその機器のハウジングの厚さを８ｍｍ程度にまで抑
えることも可能となる。
【００２６】一方、図示例のように、モジュラージャッ
ク２０の本体部材２２を、そのモジュラージャックを装
備する機器のハウジングとは別体に形成するようにすれ
ば、モジュラージャック自体が防水仕様であることか
ら、そのモジュラージャックを標準仕様にしやすく、高
い汎用性が得られるという利点が得られる。
ク２０の本体部材２２を、そのモジュラージャックを装
備する機器のハウジングとは別体に形成するようにすれ
ば、モジュラージャック自体が防水仕様であることか
ら、そのモジュラージャックを標準仕様にしやすく、高
い汎用性が得られるという利点が得られる。
【００２７】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、接続するモジュラープラグの一部が嵌合する
ように形成した嵌合凹部を有する本体部材と、この本体
部材に揺動可能に連結された蓋部材とを備え、本体部材
の嵌合凹部と蓋部材とが協働して、接続するモジュラー
プラグを保持する保持構造を画成するようにした、ウィ
ングタイプのモジュラージャックにおいて、蓋部材が閉
位置にあるときに本体部材と蓋部材との間の合わせ部を
密封することで本体部材の嵌合凹部に防水性を付与する
パッキンを、本体部材と蓋部材との少なくとも一方に設
けるようにしたため、構造が簡明で、製作コストの低廉
な、薄型電子機器に好適に使用することのできる防水仕
様のモジュラージャックが得られる。
によれば、接続するモジュラープラグの一部が嵌合する
ように形成した嵌合凹部を有する本体部材と、この本体
部材に揺動可能に連結された蓋部材とを備え、本体部材
の嵌合凹部と蓋部材とが協働して、接続するモジュラー
プラグを保持する保持構造を画成するようにした、ウィ
ングタイプのモジュラージャックにおいて、蓋部材が閉
位置にあるときに本体部材と蓋部材との間の合わせ部を
密封することで本体部材の嵌合凹部に防水性を付与する
パッキンを、本体部材と蓋部材との少なくとも一方に設
けるようにしたため、構造が簡明で、製作コストの低廉
な、薄型電子機器に好適に使用することのできる防水仕
様のモジュラージャックが得られる。
【図１】Ａ及びＢは、本発明の実施例にかかるモジュラ
ージャックを装備した電子書籍端末機の上面図及び部分
断面側面図である。
ージャックを装備した電子書籍端末機の上面図及び部分
断面側面図である。
【図２】Ａ及びＢは、図１のモジュラージャックの、上
面図及び部分断面側面図であって、蓋部材が閉位置にあ
る状態を示した図である。
面図及び部分断面側面図であって、蓋部材が閉位置にあ
る状態を示した図である。
【図３】蓋部材が開位置にある状態の図１及び図２のモ
ジュラージャックの部分断面側面図を、モジュラープラ
グと共に示した図である。
ジュラージャックの部分断面側面図を、モジュラープラ
グと共に示した図である。
２０……モジュラージャック、２２……本体部材、２４
……蓋部材、２６……嵌合凹部、２８……端子、４０…
…パッキン、ＭＰ……モジュラープラグ。
……蓋部材、２６……嵌合凹部、２８……端子、４０…
…パッキン、ＭＰ……モジュラープラグ。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
Ｈ０５Ｋ 5/06 Ｈ０１Ｒ 23/02 Ａ
(72)発明者 高山 伸雄
東京都品川区北品川６丁目７番35号 ソニ
ー株式会社内
(72)発明者 長田 孝之
大阪府八尾市北久宝寺１丁目４番33号 ホ
シデン株式会社内
Ｆターム(参考） 4E360 AA02 AB02 AB33 AB42 BA08
BB02 BB12 BB17 BB22 BC05
BD03 EA18 EB04 EC11 ED04
ED17 ED23 ED27 FA08 FA14
GA02 GA04 GA29 GA53 GB26
GC08
5E023 AA04 AA24 BB02 DD22 GG02
GG03 HH25 HH30
5E087 EE04 EE14 FF04 HH01 HH04
LL04 LL12 LL17 MM08 QQ01
RR12
Claims (5)
- 【請求項１】 接続するモジュラープラグの一部が嵌合
するように形成した嵌合凹部を有する本体部材と、 接続するモジュラープラグの端子と接触するように前記
本体部材の前記嵌合凹部の内部に設けた端子と、 閉位置と開位置との間で揺動可能に前記本体部材に連結
した蓋部材とを備え、 前記蓋部材は、前記閉位置にあるときには前記本体部材
の前記嵌合凹部を閉塞するように形成されており、 前記蓋部材は、前記開位置にあるときには前記本体部材
の前記嵌合凹部と協働して、接続するモジュラープラグ
を保持する保持構造を画成するように形成されているモ
ジュラージャックにおいて、 前記蓋部材が前記閉位置にあるときに前記本体部材と前
記蓋部材との間の合わせ部を密封することで前記本体部
材の前記嵌合凹部に防水性を付与するパッキンを、前記
本体部材と前記蓋部材との少なくとも一方に設けた、 ことを特徴とするモジュラージャック。 - 【請求項２】 前記パッキンがゴム質のリング形パッキ
ンであることを特徴とする請求項１記載のモジュラージ
ャック。 - 【請求項３】 前記パッキンが前記蓋部材に設けられて
いることを特徴とする請求項１記載のモジュラージャッ
ク。 - 【請求項４】 前記本体部材が、前記モジュラージャッ
クを装備する機器のハウジングに一体に形成されている
ことを特徴とする請求項１記載のモジュラージャック。 - 【請求項５】 前記本体部材が、前記モジュラージャッ
クを装備する機器のハウジングとは別体に形成されてお
り、パッキンを介してそのハウジングに取付けられてい
ることを特徴とする請求項１記載のモジュラージャッ
ク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002001950A JP2003203710A (ja) | 2002-01-09 | 2002-01-09 | 防水仕様のモジュラージャック |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002001950A JP2003203710A (ja) | 2002-01-09 | 2002-01-09 | 防水仕様のモジュラージャック |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003203710A true JP2003203710A (ja) | 2003-07-18 |
Family
ID=27641942
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002001950A Pending JP2003203710A (ja) | 2002-01-09 | 2002-01-09 | 防水仕様のモジュラージャック |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003203710A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009005113A (ja) * | 2007-06-21 | 2009-01-08 | Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd | カバー部材及びこれを用いた電子機器 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0214393A (ja) * | 1988-07-01 | 1990-01-18 | Topcon Corp | メモリカード格納装置 |
| JPH0864302A (ja) * | 1994-08-17 | 1996-03-08 | Nikon Corp | 入出力端子用キャップ |
| JP2602786B2 (ja) * | 1994-11-14 | 1997-04-23 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレイション | コネクタ及びコネクタを利用した電子機器 |
| JP2001250629A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-09-14 | Casio Comput Co Ltd | 電子機器のコネクタカバー及びコネクタ部防水構造 |
-
2002
- 2002-01-09 JP JP2002001950A patent/JP2003203710A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0214393A (ja) * | 1988-07-01 | 1990-01-18 | Topcon Corp | メモリカード格納装置 |
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| JP2001250629A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-09-14 | Casio Comput Co Ltd | 電子機器のコネクタカバー及びコネクタ部防水構造 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009005113A (ja) * | 2007-06-21 | 2009-01-08 | Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd | カバー部材及びこれを用いた電子機器 |
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|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060926 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061017 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070305 |