JP2003203264A - 現金自動取引システム - Google Patents
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Abstract
ると共に、金融機関の口座を持たない受取人に現金の払
い出しを可能にすることを目的とする。 【解決手段】 種々の取引を行う自動取引装置と、情報
の送受信が可能な端末とを接続する接続システムとから
なる現金自動取引システムにおいて、送金処理を行う場
合に、払込人の端末を指定するため受取人が前記自動取
引装置に入力すると、特定情報が読み出され、端末指定
情報と前記特定情報に基づいて、自動取引装置と端末の
接続を確立し、払込人に受取人を確認させるための認識
情報を自動取引装置により取得して、自動取引装置から
端末に送信すると、払込人は端末により認識情報を受信
して、受取人を確認してから口座情報を端末に入力し、
口座情報を自動取引装置に送信して、自動取引装置に支
払い処理を行わせる。
Description
いた現金自動取引システムに関するものであり、特に送
金処理に関するものである。
る。)を用いた送金処理について図5を用いて以下に説
明する。すなわち、払込人と受取人がそれぞれ金融機関
に口座を有している場合には、払込人はATMを用い
て、自分の口座の預金を受取人の金融機関の口座に振り
替える入金処理を行っていた(以下、この処理を振替と
する)。
ない場合には、金融機関の窓口を介して、受取人の口座
に現金を振り込む入金処理を行っていた(以下、この処
理を振込とする)。そして、受取人は、上述した振替お
よび振込によって自分の口座に現金が入金されたか否か
を知るために入金確認を行って、入金されていた場合に
は出金取引により現金を受け取っていた。
では、払込人および受取人が、それぞれ金融機関に出向
いて、入金処理または入金確認、出金取引を行わなけれ
ばならず、処理が煩雑であった。さらに、受取人が金融
機関に口座を所有していなければ、送金することができ
ない問題があった。
送金処理を容易に行えるようにすると共に、金融機関の
口座を持たない受取人に現金の払い出しを可能にするこ
とを目的とする。
引装置と、情報の送受信が可能な端末と、前記自動取引
装置と前記端末を接続する接続システムとからなる現金
自動取引システムにおいて、前記自動取引装置は情報の
送受信が可能な通信手段を備え、該自動取引装置を特定
するための特定情報を記憶部に保持していて、送金処理
を行う場合に、払込人の端末を指定するための端末指定
情報を受取人が前記自動取引装置に入力すると、前記記
憶部から前記特定情報が読み出され、前記端末指定情報
と前記特定情報に基づいて、前記接続システムが前記自
動取引装置と前記端末の接続を確立し、払込人に受取人
を確認させるための認識情報を前記自動取引装置により
取得して、該自動取引装置から前記端末に送信すると、
払込人は前記端末により前記認識情報を受信して、受取
人を確認してから口座情報を前記端末に入力し、該口座
情報を前記自動取引装置に送信して、前記自動取引装置
に支払い処理を行わせることを特徴とする。
動取引システムの構成を説明する。図1において、1は
入出金取引など種々の取引を行うATM、2は携帯電話
やパソコン等の端末であり、接続システム3を介してA
TM1に接続している。
け付ける入力部6、入力された情報や、操作の誘導文言
などを表示する表示部7、現金の支払い処理を行う支払
い処理部8、ATM1を特定するための情報(以下、A
TM特定情報とする。)などの種々の情報を保持してお
く記憶部9、情報の送信を行う送信部11と情報の受信
を行う受信部12とから成る通信手段13、上述した各
構成部の制御を司る制御部14とから構成される。
入力された情報や、操作の誘導文言などを表示する表示
部22、情報の送信を行う送信部23と情報の受信を行
う受信部24とから成る通信手段25、上述した各構成
部の制御を司る制御部26とから構成される。接続シス
テム3は、電話回線、インターネット回線、Webサー
バ、Webブラウザ等の通信手段と、ATM1と端末2
のそれぞれの接続先を特定し、接続を確立する接続先特
定部30とから構成される。
2を用いて説明する。なお、本実施の形態では、端末2
を、例えば、携帯電話として説明する。図2は本発明に
おける送金処理を示すフローチャートである。すなわ
ち、現金の受取人はATM1に出向き、表示部7に表示
されている取引項目から現金の受取りを選択すると共
に、入力部6により払込人の携帯電話番号を入力する。
帯電話番号等の情報を端末指定情報とする。ATM1に
端末指定情報である電話番号が入力されると、ATM1
の送信部11により、端末2にATM1との接続要求が
送信される(S201)。ATM1からの接続要求を受
信部24により受信した端末2は、送信部23により接
続システム3の接続先特定部30に、接続要求の受信報
告を送信する(S202)。
記憶部9から読み出され、接続システム3の接続先指定
部30にATM特定情報が送信される(S203)。A
TM1から送信されたATM特定情報と、端末2から送
信された接続要求の受信報告を受信した接続システム3
は、接続先特定部30によりATM1と端末2の接続先
を特定し(S204)、接続を確立する(S205)。
り決められていた暗証番号の入力を促す文言等がATM
1の表示部7に表示され、受取人が暗証番号を入力部6
により入力すると(S206)、暗証番号が送信部11
により接続システム3を介して端末2に送信される(S
207)。なお、(S206)において、入力される暗
証番号は、払込人が受取人を確認するために用いる認識
情報であり、本実施の形態では暗証番号を例として説明
する。
24により受信した端末2は、受信した暗証番号を表示
部22に表示する(S208)。払込人は、表示部22
に表示された暗証番号を確認して(S209)、その暗
証番号が受取人との間で決めた暗証番号と同一である場
合には、入力部21により、例えば、口座番号、送金す
る金額等の口座情報を入力する(S210)。
接続システム3を介してATM1の受信部12に送信さ
れ(S211)、支払処理部8から受取人に現金が支払
われる(S212)。なお、(S209)において、表
示部22に表示された暗証番号が受取人との間で決めら
れた暗証番号と異なる場合には、取引は中止される(S
213)。
払込人により遠隔操作されたATM1が受取人に現金を
払い出すため、容易に送金処理を行うことができる。さ
らに、金融機関に口座を持たない受取人に対しても送金
処理を行うことができる。なお、ATM1と端末2の接
続の確立は、上述した処理に限定されず、例えば、以下
に説明する処理でもよい。
話番号を入力すると、ATM1が記憶部9に保持されて
いるATM特定情報を読み出して、接続システム3に端
末2の電話番号とATM特定情報を送信する。ATM1
から端末2の電話番号とATM特定情報を受信した接続
システム3は、ATM1により指定された端末2にアク
セスし、接続を要求する。
接続システム3に送信されると、ATM1と端末2の接
続を確立する。 第2の実施の形態 第2の実施の形態は、払込人が受取人を確認するための
認識情報を音声にしたものである。
取引システムの構成を示す説明図である。図3に示すよ
うに、第2の実施の形態の構成は、第1の実施の形態の
構成において、ATM1に音声取得部35を、端末2に
音声再生部36をそれぞれ加えたものである。
集音機であり、受取人の声を取得するものである。音声
再生部36は、例えば、スピーカーなどの音声再生機で
あり、音声取得部35により取得された受取人の声を再
生するものである。以下に、上述した構成による本実施
の形態の作用について説明する。
いて、(S205)の受取人と払込人の接続が確立され
た後、ATM1の表示部7に表示された操作誘導に従っ
て、受取人は声を発する。受取人が発した声は、音声取
得部35により取得され、送信部11により端末2に送
信される。
された受取人の声を受信して、音声再生部36により再
生する。払込人は受取人の声を確認し、図2に示す(S
209)〜(S213)にしたがって送金処理を行う。
このように、第2の実施の形態によれば、払込人により
遠隔操作されたATM1が受取人に現金を払い出すた
め、容易に送金処理を行うことができる。
に対しても送金処理を行うことができる。 第3の実施の形態 第3の実施の形態は、払込人が受取人を確認するための
認識情報を受取人の画像としたものである。
取引システムの構成を示す説明図である。図4に示すよ
うに、第3の実施の形態の構成は、第1の実施の形態の
構成において、ATM1に画像取得部37を加えたもの
である。画像取得部35は、例えば、カメラであり、受
取人の画像を取得するものである。
35により取得された画像の表示が可能であるものとす
る。以下に、上述した構成による本実施の形態の作用に
ついて説明する。すなわち、図2に示すフローチャート
において、(S205)の受取人と払込人の接続が確立
された後、ATM1の画像取得部37により受取人の画
像が取得される。
信部11により端末2に送信される。端末2の受信部2
4は、ATM1から送信された受取人の画像を受信し
て、表示部22により再生する。払込人は受取人の画像
を確認し、図2に示す(S209)〜(S213)にし
たがって送金処理を行う。
払込人により遠隔操作されたATM1が受取人に現金を
払い出すため、容易に送金処理を行うことができる。さ
らに、金融機関に口座を持たない受取人に対しても送金
処理を行うことができる。なお、上述した第1から第3
の本実施の形態では、認識情報を暗証番号、受取人の声
および画像として説明したが、これに限定されず、アイ
リスや指紋を用いて受取人の確認を行ってもよい。
送金処理を容易に行うことができる。さらに、金融機関
の口座を持たない受取人に対しても送金処理が可能であ
る。
ムの構成を示す説明図
ムの構成を示す説明図
ムの構成を示す説明図
Claims (5)
- 【請求項1】 種々の取引を行う自動取引装置と、情報
の送受信が可能な端末と、前記自動取引装置と前記端末
を接続する接続システムとからなる現金自動取引システ
ムにおいて、 前記自動取引装置は情報の送受信が可能な通信手段を備
え、該自動取引装置を特定するための特定情報を記憶部
に保持していて、 送金処理を行う場合に、払込人の端末を指定するための
端末指定情報を受取人が前記自動取引装置に入力する
と、前記記憶部から前記特定情報が読み出され、前記端
末指定情報と前記特定情報に基づいて、前記接続システ
ムが前記自動取引装置と前記端末の接続を確立し、 払込人に受取人を確認させるための認識情報を前記自動
取引装置により取得して、該自動取引装置から前記端末
に送信すると、払込人は前記端末により前記認識情報を
受信して、受取人を確認してから口座情報を前記端末に
入力し、該口座情報を前記自動取引装置に送信して、前
記自動取引装置に支払い処理を行わせることを特徴とす
る現金自動取引システム。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記端末が携帯電話であることを特徴とする現金自動取
引システム。 - 【請求項3】 請求項1において、 前記認識情報が暗証番号であることを特徴とする現金自
動取引システム。 - 【請求項4】 請求項1において、 前記自動取引装置は受取人の声を取得する音声取得部を
備え、 前記端末は前記音声取得部により取得された受取人の声
を再生する音声再生部を備え、 前記音声取得部が認識情報として受取人の声を取得し、
取得した受取人の声を前記自動取引装置から前記端末に
送信し、前記音声再生部により前記受取人の声を再生し
て払込人に受取人を確認させることを特徴とする現金自
動取引システム。 - 【請求項5】 請求項1において、 前記自動取引装置は受取人の画像を取得する画像取得部
を備え、 前記端末は前記受取人の画像を表示する表示部を備え、 前記画像取得部が認識情報として受取人の画像を取得
し、取得した受取人の画像を前記自動取引装置から前記
端末に送信し、前記表示部により前記受取人の画像を再
生して払込人に受取人を確認させることを特徴とする現
金自動取引システム。
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