JP2003202816A - 表示素子用プラスチック基板 - Google Patents

表示素子用プラスチック基板

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JP2003202816A JP2002121675A JP2002121675A JP2003202816A JP 2003202816 A JP2003202816 A JP 2003202816A JP 2002121675 A JP2002121675 A JP 2002121675A JP 2002121675 A JP2002121675 A JP 2002121675A JP 2003202816 A JP2003202816 A JP 2003202816A
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猛 八月朔日
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Hiromitsu Kuramoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アクティブマトリックスタイプの表示素子用に
好適な表示素子用プラスチック基板、詳細には耐熱性、
耐薬品性に優れ、かつ、平均線膨張係数が低く、高温時
の貯蔵弾性率が高く、アクティブマトリックス表示素子
基板の製造工程で反りや変形、配線の亀裂が生じにくい
表示素子用プラスチック基板を提供する。 【解決手段】繊維布を含有し、厚みが50〜1000μ
mであり、50〜200℃での平均線膨張係数が−5〜
30ppmで、かつ、250℃での貯蔵弾性率が3GP
a以上である積層板を構成部材として用いることを特徴
とする表示素子用プラスチック基板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐熱性、耐薬品
性、寸法安定性に優れた、アクティブマトリックスタイ
プの液晶表示素子や有機EL表示素子等に好適な表示素
子用プラスチック基板に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示素子は薄膜化、軽量化、
大型化、任意の形状化、曲面表示対応などの高度な要求
がある。特に、携帯機器については軽量化、高耐久性が
強く要求され、これらの利用が拡大されるにつれて、従
来のガラス基板に変わりプラスチックを基板とする液晶
表示パネルが検討され、一部で実用化され始めた。しか
し、カラー動画化に伴い高速応答性が要求され、アクテ
ィブマトリックスタイプの表示素子が主流になりつつあ
り、また例えば有機EL素子等のEL素子においても、
素子寿命の点からアクティブマトリックスタイプが有利
とされている。しかしながら、アクティブマトリックス
タイプの表示素子基板には依然としてガラス基板が使わ
れているのが現状である。アクティブマトリックスタイ
プの表示素子基板においても軽量化、高耐久性の強い要
求からプラスチック化が望まれているが、従来のプラス
チック表示素子用基板では、耐熱性が十分ではなく金属
半導体や絶縁膜をCVD(Chemical Vapor Depositio
n)で形成する工程で反りや変形を起こす恐れがあっ
た。また、基板をなす樹脂層と電極との熱膨張率の差が
大きいため、特に加工時に高い温度変化にさらされるア
クティブマトリックスタイプの表示素子基板用途に於い
ては、透明電極に亀裂が生じ易く抵抗値の増大や、時に
は断線といった事態に陥ることもあり、その実用化には
まだ至っていない。熱膨張率の低いプラスチック基板を
適用する試みとしては、特開平11−2812号公報に
おいて、ガラスエポキシ積層板等の樹脂を含浸させた繊
維布を含む積層板を反射型液晶表示基板に用いることが
示されている。しかしながら、ここで例示されているガ
ラスエポキシ積層板ではアクティブマトリックスタイプ
の表示素子基板に用いるには耐熱性が十分ではなく、加
工時の温度等により反りや変形を起こすおそれがあっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、 耐熱性、
耐薬品性に優れ、平均線膨張係数が低く、かつ、高温時
の貯蔵弾性率が高く、アクティブマトリックスタイプの
表示素子基板の製造工程で反りや変形、配線の亀裂が生
じにくい表示素子用プラスチック基板を提供することで
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を達成すべく鋭意検討した結果、繊維布を含有し、厚み
が50〜1000μmであり、50〜200℃での平均
線膨張係数が−5〜30ppmで、かつ、250℃での
貯蔵弾性率が3GPa以上である積層板を構成部材とし
て用いた表示素子用プラスチック基板が、耐熱性、耐薬
品性に優れ、平均線膨張係数が低く、かつ、高温時の貯
蔵弾性率が高く、アクティブマトリックスタイプの表示
素子基板の製造工程で反りや変形、配線の亀裂が生じに
くいことを見出し、本発明を完成するに至った。すなわ
ち、本発明は、(1) 繊維布を含有し、厚みが50〜
1000μmであり、50〜200℃での平均線膨張係
数が−5〜30ppmで、かつ、250℃での貯蔵弾性
率が3GPa以上である積層板を構成部材として用いる
ことを特徴とする表示素子用プラスチック基板、(2)
前記繊維布がガラスクロスであることを特徴とする
(1)の表示素子用プラスチック基板、(3) 前記積
層板が少なくともシアネート樹脂を含む樹脂組成物を繊
維布に含浸・乾燥させたプリプレグを加熱成形させた樹
脂基板から成る(1)または(2)の表示素子用プラス
チック基板、(4) 樹脂組成物がシアネート樹脂と無
機充填材とを含有することを特徴とする(3)の表示素
子用プラスチック基板、(5) 樹脂組成物がシアネー
ト樹脂、エポキシ樹脂及び無機充填材を含有することを
特徴とする(3)の表示素子用プラスチック基板、
(6) シアネート樹脂がノボラック型シアネート樹脂
及び/又はそのプレポリマーであることを特徴とする
(3)〜(5)の表示素子用プラスチック基板、(7)
無機充填材が平均粒径2μm以下の球状溶融シリカで
あることを特徴とする(4)〜(6)の表示素子用プラ
スチック基板、(8) 無機充填材の含有量が、樹脂成
分100重量部に対して、10〜400重量部であるこ
とを特徴とする(4)〜(7)の表示素子用プラスチッ
ク基板、(9) 表示素子用プラスチック基板がアクテ
ィブマトリックス表示素子用基板であることを特徴とす
る(1)〜(8)の表示素子用プラスチック基板、であ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる繊維布を含有
する積層板は、透過光を使用しない反射型液晶表示素子
基板やトップエミッションタイプの有機EL素子基板に
用いる場合には、透明性は要求されない。この積層板の
厚みは、50〜1000μm、好ましくは70〜700
μm、より好ましくは80〜500μm、さらに好まし
くは100〜400μmである。50μm未満では基板
の剛性が維持できないおそれがあり、1000μmを超
えると重量が大きくなりすぎるため、軽量化を目的とす
るプラスチック化のメリットが失われてしまうおそれが
ある。また、50〜200℃での平均熱線膨張係数は−
5〜30ppm、好ましくは、−5〜25ppm、より
好ましくは0〜20ppmの範囲である。平均線膨張係
数が−5ppm未満または30ppmを超える場合には
配線に用いられる金属の平均線膨張係数との差が大きく
なるため、高温にさらされたとき断線を生じるおそれが
ある。また、250℃での貯蔵弾性率は3GPa以上
で、好ましくは4GPa以上、より好ましくは5GPa
以上である。250℃での貯蔵弾性率が3GPa未満で
あると基板の剛性が不足して、製造過程で反りや撓みな
どの変形を生じるおそれがある。
【0006】本発明の積層板は、50〜200℃での平
均線膨張係数が−5〜30ppmで、かつ、250℃で
の貯蔵弾性率が3GPa以上であるという特性を示すも
のであれば特に限定されないが、耐熱性の観点から使用
する樹脂のTgは250℃以上であることが好ましい。
具体的にはシアネート樹脂、ビスマレイミドを構成成分
として含む熱硬化型のポリイミド樹脂、多官能エポキシ
樹脂などを挙げることができる。なかでも、シアネート
樹脂が特に好ましい。
【0007】本発明に用いるシアネート樹脂としては、
ビスフェノールジシアネート、ジ(4−シアネート−
3,5−ジメチルフェニル)メタン、4,4’−チオジ
フェニルシアネート、2,2’−ジ(4−シアネートフ
ェニル)ヘキサフルオロプロパン、ビスフェノールEジ
シアネート、フェノール/ジシクロペンタジエン共重合
体のシアネート、フェノールノボラック型シアネート樹
脂、クレゾールノボラック型シアネート樹脂、及び/又
はそのプレポリマーを用いることができる。中でも耐熱
性が高く線膨張係数が低いことからノボラック型シアネ
ート樹脂及び/又はそのプレポリマーが好ましい。ここ
でいうノボラック型シアネート樹脂とは任意のノボラッ
ク樹脂と、ハロゲン化シアン等のシアネート化試薬とを
反応させることで得られるもので、またこの得られた樹
脂を加熱することでプレポリマー化することが出来る。
本発明におけるノボラック型シアネート樹脂の数平均分
子量は、250未満であると、架橋密度が小さく、耐熱
性や線膨張係数に劣る場合があり、900を超えると、
架橋密度が上がりすぎて反応が完結できない場合がある
ため、260〜900であることが望ましく、より好ま
しくは300〜600である。また、プレポリマーを用
いる際には、上記数平均分子量のノボラック型シアネー
ト樹脂をメチルエチルケトン、ジメチルホルムアミド、
シクロヘキサノン等の溶媒に可溶な範囲でプレポリマー
化して用いることが望ましい。本発明で言うところの数
平均分子量は、東ソー株式会社製HLC−8120GP
C装置(使用カラム:SUPER H4000、SUP
ER H3000、SUPER H2000×2、溶離
液:THF)を用いて、ポリスチレン換算のゲルパーミ
エーションクロマトグラフィーで測定した値である。
【0008】本発明の樹脂組成物は、シアネート樹脂
に、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等の他の熱硬化樹
脂、フェノキシ樹脂、溶剤可溶性ポリイミド樹脂、ポリ
フェニレンオキシド、ポリエーテルスルホン等の一種類
以上の熱可塑性樹脂を併用しても良い。特にエポキシ樹
脂の併用は、耐薬品性を悪化させずに吸水率を低減でき
るので好ましい。併用するエポキシ樹脂としては、フェ
ノールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型
エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン骨格含有エポキシ
樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、アリールアルキレン
型エポキシ樹脂などが挙げられ、特にジシクロペンタジ
エン骨格エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、ア
リールアルキレン型エポキシ樹脂が好ましい。ここでア
リールアルキレン型エポキシ樹脂とは、繰り返し単位中
に1つ以上のアリールアルキレン基を有するエポキシ樹
脂をいい、キシリレン型エポキシ樹脂やビフェニレンジ
メチル型エポキシ樹脂などが挙げられる。併用するエポ
キシ樹脂の量はシアネート樹脂100重量部に対して1
0〜200重量部が好ましい。10重量部未満であると
添加効果が発現されにくく、200重量部を超えるとシ
アネート樹脂の耐熱性が損なわれる場合がある。
【0009】本発明の樹脂組成物は、シアネート樹脂等
の樹脂成分と共に無機充填材を併用することが好まし
い。無機充填材は弾性率を高め、線膨張係数を低下さ
せ、吸水性を低下させるために配合されるものである。
無機充填材としては、例えばタルク、アルミナ、ガラ
ス、シリカ、マイカ等が挙げられる。これらの中でも溶
融シリカが低熱膨張性に優れる点で好ましい。さらに溶
融シリカの中でも平均粒径2μm以下の球状溶融シリカ
を用いることが充填性を向上させる点で好ましい。平均
粒径が2μmを超えるとプリプレグ作成時の繊維布への
含浸性低下、樹脂組成物中の無機充填材が沈降する等の
現象が起こり、望ましくない。また、平均粒径は粘度制
御の点で0.2μm以上が好ましい。本発明で平均粒径
は株式会社堀場製作所粒度分布測定装置 LA920を
用いて、レーザ回折/散乱法で測定を行った。無機充填
材の配合量としては、シアネート樹脂等の樹脂成分10
0重量部に対して、10〜400重量部が好ましく、よ
り好ましくは40〜300重量部である。10重量部よ
り少ないと無機充填材を添加することによる低熱膨張化
の効果が少なく、400重量部を超えると樹脂組成物中
の無機充填材の割合が大きすぎて、樹脂ワニスのガラス
基材への塗布、含浸などの操作が困難となる傾向があ
る。
【0010】本発明の樹脂組成物には、カップリング剤
を添加することが好ましい。カップリング剤は樹脂と無
機充填材の界面の濡れ性を向上させることにより、ガラ
スクロスに対して樹脂および充填材を均一に定着させ、
耐熱性や吸湿性を改良する効果が認められる。カップリ
ング剤としては通常用いられるものなら何でも使用でき
るが、これらの中でもエポキシシランカップリング剤、
チタネート系カップリング剤、アミノシランカップリン
グ剤及びシリコーンオイル型カップリング剤の中から選
ばれる1種以上のカップリング剤を使用することが無機
充填材界面との濡れ性が高く、耐熱性向上の点で好まし
い。本発明でカップリング剤は、無機充填材に対して
0.05重量%以上、3重量%以下が望ましい。これよ
り少ないと充填材を十分に被覆できず、またこれより多
いと機械特性等が低下するようになるためこの範囲で用
いることが望ましい。
【0011】本発明でシアネート樹脂を用いる場合に
は、樹脂組成物に硬化促進剤を添加することが好まし
い。硬化促進剤としては、公知のものを用いることがで
き、例としては、ナフテン酸亜鉛、ナフテン酸コバル
ト、オクチル酸スズ、オクチル酸コバルト等の有機金属
塩、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジアザビシ
クロ[2,2,2]オクタン等の3級アミン類、2−フェ
ニル−4−メチルイミダゾール、2−エチル−4−メチ
ルイミダゾール、2−フェニル−4,5−ジヒドロキシ
メチルイミダゾール、2−フェニル−4−メチル−5−
ヒドロキシメチルイミダゾール等のイミダゾール類、フ
ェノール、ビスフェノールA、ノニルフェノール、フェ
ノール樹脂等のフェノール化合物および有機酸等、また
はこれらの混合物等が挙げられる。これらの中でもフェ
ノール樹脂が硬化性、イオン性不純物が少ない等の点で
好ましい。本発明で硬化促進剤の配合量は使用条件に応
じて適宜変更することが可能であるが、有機金属塩の場
合はシアネート樹脂100重量部に対して0.001〜
1重量部、イミダゾール類の場合は0.05〜10重量
部、フェノール樹脂の場合は0.5〜50重量部の範囲
であることが好ましい。これらの範囲より少ないと硬化
が遅くなる傾向があり、これらの範囲より多いと硬化が
促進されすぎることによる樹脂組成物およびプリプレグ
ライフの低下、硬化促進剤に由来する揮発成分による周
囲汚染等の悪影響がでる恐れがある。
【0012】本発明で用いられる繊維布は特に限定され
るものではなく、種々の無機系または有機系の繊維布を
用いることができる。 その具体例としては、 Eガラス
(無アルカリガラス)、Sガラス、Dガラス、クォー
ツ、高誘電率ガラス等のガラスクロス、ケブラー(商品
名:デュポン・東レ・ケブラー社製)、テクノーラ(商
品名:帝人社製)、コーネックス(商品名:帝人社製)
に代表されるポリ -p-フェニレンフタルアミド、ポリ -
m-フェニレンフタルアミド、p-フェニレンフタルアミド
および3,4'- ジフェニルエーテルフタルアミドの共重合
体等からなる芳香族ポリアミド系繊維布やアラミド系繊
維布、ポリエステル繊維布、ナイロン繊維布、ポリベン
ザゾール繊維布、炭素繊維布等が挙げられる。 好まし
くはガラスクロスである。織布フィラメントの織り方に
ついても特に限定されるものではなく、平織り、ななこ
織り、朱子織り、綾織り等の構造を有する織物でも良
く、好ましくは平織りである。 また、織布に限定され
るのではなく不織布であってもかまわない。繊維布の厚
みも特に限定されるものではないが、30〜200μm
であることが好ましく、より好ましくは40〜100μ
mである。
【0013】本発明に用いられる繊維布は、樹脂成分と
の濡れ性を改善する目的で各種のシランカップリング
剤、ボランカップリング剤、チタネート系カップリング
剤、アルミニウム系カップリング剤等の表面処理剤で処
理されても良く、これに限定されるものではない。
【0014】本発明の樹脂組成物には、必要に応じて、
本発明の効果を阻害しない範囲で、滑剤、耐熱剤、帯電
防止剤、紫外線吸収剤、顔料等、光安定剤等の成分を配
合することができる。本発明の積層板は、樹脂組成物を
繊維布に含浸・乾燥することによりプリプレグとし、こ
のプリプレグの1枚又は複数枚を加熱成形して樹脂層の
みの積層板としても良いし、あるいは、銅箔等の金属板
とともに加熱成形することにより、金属層と樹脂層から
成る積層板とすることもできる。また、エッチング処理
等により、金属板の一部または全てを剥離して用いても
良い。本発明の樹脂組成物を繊維布に含浸するには、ア
ルコール類、エーテル類、アセタール類、ケトン類、エ
ステル類、アルコールエステル類、ケトンアルコール
類、エーテルアルコール類、ケトンエーテル類、ケトン
エステル類やエステルエーテル類などの有機溶媒を用い
てワニスにし、繊維布に塗布・乾燥することによってプ
リプレグを得ることができる。また、本発明の樹脂組成
物を無溶剤にて繊維布に塗布・乾燥することでプリプレ
グを得ることもできる。
【0015】本発明の表示素子用プラスチック基板は、
平滑性を向上させるために積層板の両面に樹脂のコート
層を設けることが好ましい。コートする樹脂としては、
シアネート樹脂、多官能アクリル樹脂、エポキシ樹脂、
ポリイミド樹脂などTgが200℃以上で耐薬品性に優
れた樹脂が好ましい。コートする樹脂の厚みとしては、
0.1〜100μmが好ましく、0.5〜50μmがよ
り好ましく、1〜30μmが最も好ましい。また、本発
明の表示素子用プラスチック基板は、必要に応じて耐湿
・耐ガス透過性等のバリアー加工、ハードコート加工お
よび透明電極加工等が施されてもかまわない。
【0016】
【実施例】次に本発明について、実施例及び比較例を挙
げて詳細に説明するが、本発明はその要旨を越えない限
り、以下の実施例に制限されるものではない。 実施例1 ノボラック型シアネート樹脂(ロンザジャパン株式会社
製PT60、数平均分子量560)100重量部及びフ
ェノールノボラック樹脂(住友デュレズ製PR−517
14)2重量部をメチルエチルケトンに常温で溶解し、
エポキシシランカップリング剤(日本ユニカー製A−1
87)1重量部、球状溶融シリカ(株式会社アドマテッ
クス製SO−25R 平均粒径0.5μm )150部
を添加し、高速攪拌機を用いて10分攪拌した。調製し
たワニスをガラスクロス(厚さ200μm、日東紡績
製、WEA−7628)に含浸し、120℃の加熱炉で
2分乾燥してワニス固形分(プリプレグ中に樹脂とシリ
カの占める成分)が約50%のプリプレグを得た。この
プリプレグを2枚重ね、離型処理した鏡面のステンレス
板を当て板として、圧力4MPa、温度220℃で1時
間加熱加圧成形を行い、250℃の乾燥機で窒素雰囲気
下1時間後硬化することによって積層板を得た。 実施例2 球状溶融シリカSO−25Rを50重量部、エポキシシ
ランカップリング剤A−187を0.4重量部にした以
外は、実施例1と同様に行った。 実施例3 球状溶融シリカSO−25R及びエポキシシランカップ
リング剤A−187を用いていないこと以外は、実施例
1と同様に行った。 実施例4 樹脂成分としてフェノキシ樹脂(ジャパンエポキシレジ
ン製エピコート4275)10重量部を併用した以外
は、実施例1と同様に行った。 実施例5 樹脂成分としてノボラック型シアネート樹脂(ロンザジ
ャパン株式会社製PT30、数平均分子量380)50
重量部、ジシクロペンタジエン骨格含有エポキシ樹脂
(大日本インキ化学製HP−7200)50重量部を用
いた以外は、実施例1と同様に行った。 実施例6 樹脂成分としてノボラック型シアネート樹脂(ロンザジ
ャパン株式会社製PT30、数平均分子量380)50
重量部、ナフタレン型エポキシ樹脂(新日鐵化学製ES
N−175)50重量部を用いた以外は、実施例1と同
様に行った。 実施例7 樹脂成分としてノボラック型シアネート樹脂(ロンザジ
ャパン株式会社製PT30、数平均分子量380)50
重量部、ビフェニルアルキレン型エポキシ樹脂(日本化
薬製NC−3000SH)50重量部を用いた以外は、
実施例1と同様に行った。 実施例8 樹脂成分としてノボラック型シアネート樹脂(ロンザジ
ャパン株式会社製PT30、数平均分子量380)50
重量部、ビフェニルアルキレン型エポキシ樹脂(日本化
薬製NC−3000SH)30重量部、ビフェニルジメ
チレン型フェノール樹脂(明和化成製MEH−7851
−3H)20重量部を用いた以外は、実施例1と同様に
行った。 実施例9 繊維布として100μmのガラスクロスを用いた以外
は、実施例6と同様に行った。 実施例10 繊維布として100μmのガラスクロスを用いた以外
は、実施例8と同様に行った。 実施例11 繊維布として50μmのガラスクロスを用いた以外は、
実施例6と同様に行った。 実施例12 繊維布として100μmのガラス不織布を用いた以外
は、実施例6と同様に行った。
【0017】比較例1 樹脂成分として臭素化エポキシ樹脂75重量部(ジャパ
ンエポキシレジン製エピコート5047)及びクレゾー
ルノボラック型エポキシ樹脂25重量部(ジャパンエポ
キシレジン製エピコート180)を用い、硬化剤してジ
シアンジアミド2.3重量部(日本カーバイド製)及び
2−メチルイミダゾール0.2重量部(四国化成製2M
Z)を用いた以外、実施例3と同様に行った。 比較例2 比較例1の樹脂及び硬化剤を用いて、実施例2と同様に
行った。
【0018】<評価方法> 平均線膨張係数:セイコー電子社製TMA/SS1
20C型熱応力歪測定装置を用いて、窒素の存在下、1
分間に5℃の割合で温度を室温から(熱変形温度−20
℃)まで上昇させて20分間保持した後、1分間に5℃
の割合で温度を室温まで冷却し5分間室温で保持させ
た。その後、再度、1分間に5℃の割合で温度を上昇さ
せて、50℃〜200℃の時の値を測定して求めた。
(熱変形温度から20℃を引いた温度が350℃以上の
ときは350℃とした。) 貯蔵弾性率:10mm×60mmのテストピースを
切り出し、TAインスツルメント社製動的粘弾性測定装
置DMA983を用いて3℃/分で昇温し、250℃で
の貯蔵弾性率を求めた。 耐溶剤性:60℃のジメチルスルホキシド(DMS
O)溶液に試料を浸漬して60分間放置。試料を取り出
した後、目視にて外観を観察した。 耐配向剤性: スピンコーター上に試料を設置。そ
の表面にCRD−8201(住友ベークライト製)を滴
下した後 2500rpmでスピンコートを実施。18
0℃60分乾燥処理後、目視にて外観を観察した。 耐液晶性: 基板の表面にメルク社製ZIL−47
92を1滴滴下する。80℃のオーブン内に投入して6
0分放置する。試料を取り出した後、目視にて外観を観
察した。 反り、撓み等の変形:基板上に、タンタルをスパッ
タリングにより3000Åの厚さで形成させ、フォトリ
ソグラフ法により、幅3μm、長さ30mmの模擬配線
パターンを形成させ、パターン両端5mmの部分に金2
000Åをスパッタリングして5mm□の抵抗値測定用
電極を形成させた。つづいて、10mm□の開口部を有
するメタルマスクを配線パターンの中央部に配設し、S
iN(2000Å)/アモルファスSi(500Å)/
SiN(2000Å)の各層を連続CVDにより形成さ
せた。さらに、180℃のオーブンに1時間入れ、常温
に戻した後、目視にて外観を観察した。なお、耐溶剤性
および耐液晶性の評価においては、温度条件の多少の差
違によって評価結果に差違のないことを確認している。
【0019】評価結果を表−1〜4に示す。
【0020】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【0021】この結果から明らかなように、実施例1〜
12は、いずれも比較例1及び2に比べて高温時の貯蔵
弾性率が高く、耐薬品性も良好で、反りや撓み等の変形
も認められなかった。また、このような積層版を構成部
材として用いることにより、好適なアクティブマトリッ
クスタイプの表示素子基板を得ることができる。
【0022】
【発明の効果】本発明の表示素子用プラスチック基板は
以上詳述したように、耐熱性、耐薬品性に優れ、かつ、
平均線膨張係数が低く、さらに高温時の貯蔵弾性率が高
いため、特にアクティブマトリックスタイプの表示素子
基板に好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C08L 79:00 C08L 79:00 Z (72)発明者 倉本 洋光 東京都品川区東品川2丁目5番8号 住友 ベークライト株式会社内 Fターム(参考) 2H090 JB01 JB03 JB11 JC06 JD01 JD08 JD11 JD12 JD13 JD15 JD18 3K007 CA05 DB03 4F072 AB09 AB28 AD11 AD23 AF06 AG03 AL00 5C094 AA31 AA36 BA27 BA43 DA13 EB01 FB01 FB02 FB15 FB20 HA08 JA01 JA08 JA20

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維布を含有し、厚みが50〜1000
    μmであり、50〜200℃での平均線膨張係数が−5
    〜30ppmで、かつ、250℃での貯蔵弾性率が3G
    Pa以上である積層板を構成部材として用いることを特
    徴とする表示素子用プラスチック基板。
  2. 【請求項2】 前記繊維布がガラスクロスであることを
    特徴とする請求項1記載の表示素子用プラスチック基
    板。
  3. 【請求項3】 前記積層板が少なくともシアネート樹脂
    を含む樹脂組成物を繊維布に含浸・乾燥させたプリプレ
    グを加熱成形させた樹脂基板から成る請求項1または2
    記載の表示素子用プラスチック基板。
  4. 【請求項4】 前記樹脂組成物がシアネート樹脂と無機
    充填材とを含有することを特徴とする請求項3記載の表
    示素子用プラスチック基板。
  5. 【請求項5】 前記樹脂組成物がシアネート樹脂、エポ
    キシ樹脂及び無機充填材を含有することを特徴とする請
    求項3記載の表示素子用プラスチック基板。
  6. 【請求項6】 シアネート樹脂がノボラック型シアネー
    ト樹脂及び/又はそのプレポリマーであることを特徴と
    する請求項3〜5何れか一項記載の表示素子用プラスチ
    ック基板。
  7. 【請求項7】 無機充填材が平均粒径2μm以下の球状
    溶融シリカであることを特徴とする請求項4〜6何れか
    一項記載の表示素子用プラスチック基板。
  8. 【請求項8】 無機充填材の含有量が、樹脂成分100
    重量部に対して10〜400重量部であることを特徴と
    する請求項4〜7何れか一項記載の表示素子用プラスチ
    ック基板。
  9. 【請求項9】 表示素子用プラスチック基板がアクティ
    ブマトリックス表示素子用基板であることを特徴とする
    請求項1〜8何れか一項記載の表示素子用プラスチック
    基板。
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