JP2003202370A - 超音波送受信装置およびスキャニングソナー - Google Patents

超音波送受信装置およびスキャニングソナー

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JP2003202370A JP2001401798A JP2001401798A JP2003202370A JP 2003202370 A JP2003202370 A JP 2003202370A JP 2001401798 A JP2001401798 A JP 2001401798A JP 2001401798 A JP2001401798 A JP 2001401798A JP 2003202370 A JP2003202370 A JP 2003202370A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波信号の送受信による横方向または縦方
向の探知動作を短時間周期で行えるようにし、また、所
望の受信信号以外の受信信号による干渉を受けないよう
にした、超音波送受信装置およびスキャニングソナーを
構成する。 【解決手段】 送信ビームを形成する際、横方向または
縦方向へ異なった周波数の超音波送信ビームを形成す
る。受信ビーム形成時には、各送信ビームの送信周波数
に対応した周波数成分を抽出する。これにより、同時に
横方向または縦方向についての探知画像を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、超音波の送受信
によって水中等を探知する超音波送受信装置およびスキ
ャニングソナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】水中にある物標を探知するためにスキャ
ニングソナーが用いられている。スキャニングソナー
は、周囲の全方位の物標を探知するために、図1に示す
ように、ほぼ円筒形のトランスデューサを備えている。
このトランスデューサの各振動子の駆動によって、全周
に向けて超音波の送信ビームを形成する。その際、トラ
ンスデューサの各振動子を駆動する信号には、各段ごと
に適当な遅延時間または位相差をもたせる制御を行う。
このことによって、垂直方向の指向性を所定角度に絞っ
た、所定ティルト角の傘型の送信ビームを形成する。ま
た、トランスデューサの円周方向(方位方向)に並ぶ所
定数の振動子を用いて、所定方位に受信ビームを形成
し、用いる振動子列の組の選択を切り換えることによっ
て、受信ビームの方位を順次回転させる。このことによ
って全方位に亘る探知を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のスキャニングソ
ナーにおいては、所定ティルト角で全周囲方向に探知を
行う水平モードと、上記ティルト角を大きくして、略垂
直方向の扇形の断面を探知する垂直モードとが存在す
る。水平モードは、主に自船周囲の所定範囲内の物標を
探知する場合に用いられ、垂直モードは、主に自船の略
真下方向の所定幅に広がる範囲内の物標を探知する場合
に用いられる。
【0004】上記水平モードと垂直モードは探知目的に
応じて、通常いずれかのモードが設定されるが、場合に
よっては、自船周囲の探知と共に自船の真下方向の探知
をも同時に行いたい場合がある。そのような用途のため
に、単一の表示画面内に水平モードの探知画像と、垂直
モードの探知画像を同時に表示する水平・垂直複合モー
ドというモードもある。
【0005】しかし、従来のスキャニングソナーの探知
方法では、所定探知範囲に単一の周波数を使って超音波
パルスを送信し、物標などからの反射波を所定方位毎に
順次受信することによって、所定断面の探知画像を求め
るようにしたものである。したがって、水平モードの探
知画像のために、水平モード用の送信ビームの形成制御
および受信ビームの形成制御を行い、垂直モードの探知
のために、垂直モードのための送信ビームの形成制御お
よび受信ビームの形成制御を行う、といった動作を交互
に繰り返す必要があった。
【0006】そのため探知画像の更新周期が遅くなり、
変化の早い探知画像が得られない。また、単一の表示画
面内に水平モードと垂直モードのそれぞれの探知画像を
表示しても、その二つの探知画像は、同時刻における、
または極近接した時刻における探知画像ではないので、
その時間的なずれに伴って水平モードの探知画像と垂直
モードの探知画像とを比較して判読する際に、両画像の
対応関係の把握が困難になる場合が生じる。
【0007】上述の問題は、水平モードと垂直モードの
2つのモードにおける探知画像を同時に求める場合に限
らず、水平または水平から所定角度ティルトした方向で
ある横方向と、垂直または垂直から所定角度ティルトし
た方向である縦方向の物標を同時に、または近接した時
間内に、探知する場合にも生じる問題である。
【0008】また、物標探知のための超音波信号の送受
信と、それとは別の目的で送信された超音波信号の受信
等を並行して行うような場合に、受信信号同士の干渉を
防止することが重要である。従来は、例えば潮流測定用
超音波信号の送受信や、魚群探知用超音波信号の送受信
を行うタイミングでは、スキャニングソナーとしての探
知動作を一時停止する制御を行っていた。しかし、これ
では、探知動作が間欠的になって、短時間周期での探知
ができなかった。
【0009】この発明の目的は、超音波信号の送受信に
よる横方向または縦方向の探知動作を短時間周期で行え
るようにし、また、所望の受信信号以外の受信信号によ
る干渉を受けないようにした、超音波送受信装置および
スキャニングソナーを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数の振動
子を配列したトランスデューサと、該トランスデューサ
の複数の振動子を駆動して、横方向または縦方向の複数
方向へ超音波の送信ビームを形成する送信ビーム形成手
段と、前記トランスデューサの複数の振動子が受けた信
号を制御して、受信ビームを形成する受信ビーム形成手
段と、を備え、前記横方向または縦方向の探知を行う超
音波送受信装置において、前記送信ビーム形成手段が、
前記送信ビーム毎に前記振動子の駆動周波数を異ならせ
て、所定送信周波数の送信ビームを形成し、前記受信ビ
ーム形成手段が、前記送信ビームの前記送信周波数に対
応した周波数成分を受信信号として抽出するようにした
ことを特徴とする。
【0011】このように、1つのトランスデューサを用
いて、横方向または縦方向の複数方向に同時に送信ビー
ムを形成する。これらの複数方向に超音波送信ビームを
同時に形成しても、それぞれの周波数が異なっているた
め、また、送信信号の周波数に応じた周波数成分を受信
信号から抽出するようにしたため、横方向または縦方向
の複数方向からの反射信号を同時に受信しても相互干渉
の影響を受けない。
【0012】また、この発明は、前記送信ビーム形成手
段が前記送信ビーム毎に異なる周波数信号を同時に送信
して送信ビームを形成することを特徴とする。このこと
により、送信ビーム形成期間(送信信号の送信期間)が
長くならず、単一の探知すべき方向へ送信ビームを形成
する期間と同じとなり、短い時間間隔で探知を行えるよ
うになる。
【0013】また、この発明は、前記送信ビームの形成
手段が送信ビームの形成期間中に送信ビーム毎に時分割
して送信ビームを形成し、前記受信ビーム形成手段が、
送信ビームの形成期間に続く受信ビーム形成期間に受信
信号を抽出することを特徴とする。すなわち、ある1つ
の探査すべき方向へ送信ビームを形成し、その送信ビー
ム方向からの反射信号を受けるために受信ビームを形成
する、というシーケンスを複数の方向について順次行う
のではない。一連の送信ビームの形成期間中に、探知す
べき横方向または縦方向の複数方向へ送信ビームを順次
形成し、その送信ビームの形成期間に続く受信ビーム形
成期間に、それぞれの方向ごとの受信信号を抽出する。
そのため、探知時間間隔が長くならず、短期間周期で横
方向または縦方向の複数方向の探知を行えるようにな
る。しかもトランスデューサの各振動子は単一の周波数
で駆動されるため、送信パワーが犠牲にならず、遠距離
までの探知が可能となる。
【0014】また、この発明は、前記送信ビーム形成手
段を、前記振動子に与えるべき駆動信号の波形をパルス
幅変調(PDM:pulse-duration modulation )した信
号として生成する手段と、該パルス幅変調された信号を
アナログ信号に変換するとともに増幅して前記振動子を
駆動する手段とから構成し、前記受信ビーム形成手段
を、前記振動子による受信信号を増幅し、ディジタル信
号に変換する手段と、前記ディジタル信号に対して、受
信ビームの方向を定める位相制御演算を施す手段と、前
記送信周波数の成分を抽出するフィルタ演算を施す手段
とから構成する。
【0015】これにより、各振動子毎に設ける、振動子
の駆動回路へのデータ伝送が容易になり、且つノイズの
影響を受けにくくなる。また、各振動子の受信信号毎に
ディジタル信号を得るので、各振動子の受信信号の処理
部への伝送が容易になり、しかもディジタル演算によっ
て、位相制御およびフィルタリングを行うので、ノイズ
の影響を受けにくくなる。
【0016】また、この発明は、複数の振動子を配列し
たトランスデューサと、該トランスデューサの複数の振
動子を駆動して、横方向または縦方向の複数方向へ超音
波の送信ビームを形成する送信ビーム形成手段と、前記
トランスデューサの複数の振動子が受けた信号を制御し
て、受信ビームを形成する受信ビーム形成手段と、を備
え、前記横方向または縦方向の探知を行う超音波送受信
装置において、前記トランスデューサを、円筒面上また
は球面上に前記複数の振動子を配列したものとし、前記
送信ビーム形成手段を、前記振動子に与えるべき駆動信
号の波形をパルス幅変調した信号として生成する手段
と、該パルス幅変調された信号をアナログ信号に変換す
るとともに増幅して前記振動子を駆動する手段とから構
成することによって、前記送信ビーム毎に前記振動子の
駆動周波数を異ならせて、所定送信周波数の送信ビーム
を形成し、前記受信ビーム形成手段を、前記振動子によ
る受信信号を増幅し、ディジタル信号に変換する手段
と、前記ディジタル信号に対して、受信ビームの方向を
定める位相制御演算を施す手段と、前記送信周波数の成
分を抽出するフィルタ演算を施す手段とから構成するこ
とによって、前記送信ビームの前記送信周波数に対応し
た周波数成分を受信信号として抽出する。
【0017】また、この発明のスキャニングソナーは、
上記超音波送受信装置と、該超音波送受信装置の送信制
御手段および受信制御手段の制御により、探査すべき方
位を順次走査して、各方位の受信信号から探知範囲の探
知画像データを求め、該探知画像データを表示する手段
とを備える。
【0018】
【発明の実施の形態】各図を参照して、この発明のスキ
ャニングソナーについて説明する。図1はスキャニング
ソナーに用いるトランスデューサの構成図である。図1
に示すように、トランスデューサ1は、1段64列、5
段の合計320個の超音波振動子Aij(i=1〜6
4、j=1〜5)で構成している。このトランスデュー
サ1は、船舶の底部に円筒の軸が垂直になるように設置
される。
【0019】図2は送信ビームについて説明する図であ
る。同図の(A)は、水平の全方位を探査する場合に形
成される送信ビームの指向性を示している。(B)は、
所定ティルト角の全方位を探査する場合に形成される送
信ビームを示している。各振動子を駆動する際、トラン
スデューサ1の下の段ほど遅延時間を長くすることによ
り傘型の送信ビームを所定角度だけ下方向にティルトさ
せる。
【0020】図3は受信ビームについて示す図である。
受信ビームは、トランスデューサ1の円周方向の連続す
る複数列の振動子を組として用いる。所定数連続する複
数列の振動子の受信信号を合成する際、(A)に示すよ
うに、連続する複数列の中央部ほど位相を遅らせて合成
することにより、(B)に示すように、水平方向の指向
性を鋭くする。また、トランスデューサ1の段方向に遅
延時間を設定することによって、ティルト角を制御する
とともに、垂直方向の指向性も鋭くする。このことによ
り、所謂ペンシル型の受信ビームを形成する。(C)は
その遅延時間を一定にした例であり、(D)に示すよう
に、受信ビームは水平方向を向く。(E)は、下の段ほ
ど遅延時間を長くした例であり、(F)に示すように、
受信ビームは下方向にティルトする。
【0021】このように傘型の送信ビームを形成し、そ
の送信ビーム内の所定方位をペンシル型の受信ビームで
受信することにより、傘型の探知範囲について探知す
る。
【0022】図4は上記送信ビームと受信ビームによる
探知範囲を示す図である。ここで、TBは傘型の送信ビ
ーム、RBはペンシル型の受信ビームである。上記トラ
ンスデューサ1の列方向の複数の振動子の組を64組と
すれば、方位方向に64本の分解能で受信ビームRBを
形成することができる。また、距離方向については、時
間軸上のサンプリング周期に応じた分解能で、送信ビー
ムTB内の任意の区画Pについて探知画像データを順次
生成する。
【0023】図4において、送信ビームを水平(θ=9
0°)方向またはそれより所定角度ティルトさせること
により、横方向の探知を行う。
【0024】以上に示した例では、円筒面に複数の振動
子を配列したトランスデューサを用いたが、球面の全面
またはその一部の面に複数の振動子を配列したトランス
デューサを用いてもよい。
【0025】図5は、上記トランスデューサを用いて、
縦方向の探知を行う例について示す図である。図5の
(A),(B)は、矢印で示す船首方位に対してベアリ
ング角αをなす垂直面の探知範囲について示している。
(A)は円筒形のトランスデューサ1を用いた場合の
例、(B),(C)は球形のトランスデューサ1′を用
いた例である。
【0026】このように、縦方向の探知では、縦方向に
扇状に広がる範囲を探知する。但し、円筒形のトランス
デューサ1を用いた場合には、真下方向へは送信ビーム
および受信ビームを形成できないので、真下付近は探知
対象外となる。なお、図5(C)は、球形のトランスデ
ューサ1′を用い、真下方向から水平方向までの90°
分について探知する例である。
【0027】このように、図5に示した所定ベアリング
角αをなす垂直面に沿って扇形に広がる送信ビームを形
成し、その扇形に沿って、ペンシル型の受信ビームのテ
ィルト角を順次高速に変化させることにより、すなわち
受信ビームの走査を行うことによって、縦方向の探知行
う。
【0028】図6は、スキャニングソナーの送受信チャ
ンネルの構成を示すブロック図である。図6において、
ドライバ回路12は、インターフェース20,11を介
して、後述する制御部から与えられたパルス幅変調され
た2値送信信号をアナログ信号に変換する。TX増幅回
路13は、その送信信号を増幅し、送受切替回路14を
介して振動子10を駆動する。送受切替回路14は、送
信期間にTX増幅回路13の出力信号を振動子10へ導
き、受信期間に、振動子10が出力した信号をプリアン
プ15へ受信信号として導く。プリアンプ15は、この
受信信号を増幅し、バンドパスフィルタ16は、受信信
号の周波数帯域以外のノイズ成分を除去する。A/Dコ
ンバータ17は、その受信周波数帯域の信号を所定のサ
ンプリング周期でサンプリングし、ディジタルデータ列
に変換する。
【0029】上記の部分で送受信チャンネル100を構
成する。この送受信チャンネルを、100a,100
b,・・・100nで示すように、振動子10の数だけ
設けている。
【0030】図7は、図6に示した複数の送受信チャン
ネル100を用いて送信ビームおよび受信ビームを形成
するとともに、所定探知範囲の探知画像を生成するため
のブロック図である。図7におけるインターフェース2
0は、図6に示したインターフェース20のことであ
る。図7において、26はプログラマブル送信ビーム形
成制御部である。このプログラマブル送信ビーム形成制
御部26は、送信信号生成回路21、波形メモリ24お
よびTX−DSP25を含んでいる。送信信号生成回路
21には、タイミングジェネレータ22と係数テーブル
23とを設けている。この送信信号生成回路21は、F
PGA(Field Programmable Gate Array)からなる。
タイミングジェネレータ22は、送信信号の生成タイミ
ングの基準となる信号を発生する。係数テーブル23は
振動子各チャンネルに与える遅延量,ウエイト値(こら
れはTX−DSP25が計算して求める。)を予め書き
込んだものである。波形メモリ24は送信信号の基本と
なる波形を一時記憶するメモリである。TX−DSP2
5は送信信号生成用DSP(ディジタル信号処理器)で
ある。このTX−DSP25は、PDMによるパルス幅
変調した2値の波形データを生成し、これを波形メモリ
24に書き込む。また、このTX−DSP25は、送信
毎に係数テーブル23の内容を計算し、更新する。送信
信号生成回路21は、波形メモリ24から波形データを
読み出し、係数テーブル23を参照し、インターフェー
ス20を介して、パルス幅変調された2値送信信号を、
送受信チャンネル100へ与える。
【0031】バッファメモリ27は、インタフェース2
0を介して各チャンネルからの受信データを一時記憶す
るメモリである。28はプログラマブル受信ビーム形成
制御部であり、RX−DSP29、係数テーブル30、
および受信ビーム形成演算部31とから構成している。
RX−DSP29は、各受信ビーム毎に各振動子による
受信信号の位相とウエイトを計算し、係数テーブル30
へ書き込む。受信ビーム形成演算部31は、各振動子の
受信信号に対して係数テーブル30に書き込まれた位相
とウエイトの計算を行って合成することにより合成受信
信号を得る。この合成受信信号をビーム毎の時系列デー
タとして求め、これをバッファメモリ32へ書き込む。
この受信ビーム形成演算部31は、FPGAからなる。
【0032】上述の例では、複数の振動子が受けた信号
を位相制御して、所定方向へ受信ビームを形成するよう
にしたが、各振動子の信号を遅延させる遅延回路をを設
ける遅延方式によってもよい。また、受信信号に予めド
ップラシフトをもたせ、受信信号にマッチドフィルタを
かけることによって受信ビームの方向を制御するマッチ
ドフィルタ方式によってもよい。
【0033】33はプログラマブルフィルタであり、フ
ィルタDSP34、係数テーブル35、およびフィルタ
演算部36から構成している。フィルタ演算部36はF
PGAからなる。フィルタDSP34は、ビーム毎に所
定の通過帯域フィルタ特性を得るためのフィルタ係数を
計算し、それを係数テーブル35へ書き込む。フィルタ
演算部36は係数テーブル35の係数を基にFIR(Fi
nite Impulse Response )フィルタとしての演算を行
い、帯域処理済受信信号を求める。
【0034】エンベロープ検出部40は、各受信ビーム
の帯域処理済受信信号のエンベロープ(包絡線)を検出
する。具体的には、時間波形の実数成分の二乗と虚数成
分の二乗との和の平方根を求めることにより検出する。
【0035】イメージ処理部41は、各受信ビームの各
距離における受信信号強度をイメージ情報化してディス
プレイ42へ出力する。これによりディスプレイ42に
所定探知範囲の探知画像を表示する。
【0036】操作部39は、探知範囲のティルト角等の
指示等を行う入力部である。ホストCPU37は、イン
ターフェース38を介して操作部39の指示内容を読み
取り、上述した各部の制御を行う。
【0037】図8は図6に示したドライバ回路12の構
成を示す回路図である。また図9はその各部の波形図で
ある。図8において、Qa〜QdはそれぞれMOSトラ
ンジスタ、LsはトランジスタQa,Qbのゲートに対
して所定レベルのゲート電圧を出力するレベルシフト回
路、IはトランジスタQc,Qdのゲートに対するゲー
ト電圧を出力するインバータ回路(NOTゲート)であ
る。また、Diは各トランジスタQa〜Qdのターンオ
フ時にドレイン−ソース間に生じるサージ電圧を吸収す
るためのダイオードである。
【0038】図8において、IN1,IN2に対して矩
形波信号を入力することにより、A〜Dで示す各点の電
圧信号は、図9に示すようになる。信号A〜Dがハイレ
ベルの時、それをゲート電圧とするトランジスタQa〜
Qdが導通し、信号A〜Dがローレベルの時、トランジ
スタQa〜Qdは遮断状態となる。従って、出力端子O
UT1,OUT2からは、図9に示すような電圧信号が
出力される。この2つの出力電圧OUT1とOUT2の
差の電圧(OUT1−OUT2)が出力信号として得ら
れる。
【0039】入力信号IN1,IN2のオンデュティー
比を大きくすれば、トランジスタQa,Qbのオン期間
が長くなり、(OUT1−OUT2)の正電圧期間およ
び負電圧期間、すなわち0ボルト以外の期間が長くな
る。このことによってパルス幅変調の復調が行われる。
【0040】図9において、(a)〜(d)は、(OU
T1−OUT2)の出力波形と、それを平滑化した波形
との関係を示している。(OUT1−OUT2)の波形
が(a)に示す時、その平滑信号は(b)のようにな
る。また(OUT1−OUT2)の波形が(c)である
時、その平滑信号は(d)のようになる。このようにし
て、入力信号IN1,IN2のオンデュティー比に略比
例した振幅の正弦波信号が得られる。
【0041】図10はスキャニングソナーの探知動作時
のタイミングチャートを示すものである。図10におい
て、「送信信号」はトランスデューサの複数の振動子の
うち1つの振動子へ与えられる駆動波形(送信信号)を
代表して示している。この例では周波数f1(例えば2
3kHz)の送信信号を水平モードのための送信信号と
し、周波数f2(例えば25kHz)の信号をVモード
のための送信信号として出力する。この2つの送信信号
は送信ビーム形成期間中に相次いで送信する。
【0042】「受信A/Dデータ」は、図6に示したA
/Dコンバータ17により変換された時系列データであ
る。受信ビーム形成期間に、各チャンネルからの時系列
データを処理する。「RXBMF出力」は、図7に示し
たプログラマブル受信ビーム形成制御部28の処理によ
って、横方向の探知を行うHモードの受信ビームと、縦
方向の探知を行うVモードの受信ビームをそれぞれ形成
する。プログラマブル受信ビーム形成制御部28が12
8本の受信ビームを形成する能力がある場合、Hモード
用に64本、Vモード用に64本のビームを割り当て
て、Hモードについては、全周囲方向に64本の受信ビ
ームを形成し、Vモードについては、所定角度範囲に6
4本の受信ビームを形成する。
【0043】「フィルタ出力」は、上記各受信ビームに
ついてHモード用とVモード用にそれぞれ応じた周波数
フィルタリングを行う。すなわちHモード用の受信ビー
ムの信号を抽出するために、23kHzを中心周波数と
する所定帯域幅の周波数成分を抽出する。また、Vモー
ドの受信ビームの信号を抽出するために、25kHzを
中心とする所定周波数帯域の周波数成分を抽出する。
【0044】「描画処理」は、このようにして求めた両
モードの受信ビームについて図7に示したエンベロープ
検出部40でエンベロープを検出し、イメージ処理部4
1でHモードおよびVモードの画像データを生成し、こ
れをディスプレイ42に表示する。
【0045】以上の送信ビーム形成期間と、それに続く
受信ビーム形成期間とを1つのシーケンスとして、これ
を繰り返す。尚、f1で示すHモード用の送信信号と、
f2で示すVモード用の送信信号とは送信タイミングが
異なっているので、HモードとVモードの描画処理時に
は、その時間差分の補正を行う。
【0046】上述の例では、送信ビーム形成期間中に2
つの送信ビーム形成用の送信信号を時分割的に送信した
が、これらを同時に送信しても良い。図11はその場合
の例について示している。図11においてf1,f2は
横方向と縦方向へ送信ビームを形成する送信信号であ
る。f1+f2は両信号の合成信号を波形として表して
いる。例えば、f1をHモードのための信号、f2をV
モードのための信号とすれば、このような1回の送信信
号の送信で、HモードとVモードの探知画像を形成する
ことができる。
【0047】以上に示した例では、HモードとVモード
の2つのモードについて探知を行う場合について説明し
たが、例えばHモードだけについても、ティルト角の異
なった複数の断面について同時に探知を行う場合にも同
様に適用できる。
【0048】例えば、図12は、ティルト角の異なった
3つの横方向の送信ビームを同時に形成した例を示して
いる。これら3つの送信ビームH1,H2,H3は、送
信周波数が異なっていて、受信ビームの形成の際に、3
つの送信ビームH1,H2,H3の送信周波数に対応し
た周波数成分をそれぞれ受信信号として抽出する。
【0049】図10に示したように、送信ビーム毎に異
なった周波数の送信信号を時分割して送信する場合に
は、周波数の異なった3つのトーンバースト波を順次送
信することになる。また、図11に示したように、複数
の送信信号の合成信号を送信する場合には、周波数の異
なった3つのトーンバースト波を合成した合成信号を送
信することになる。このことにより、3つの送信ビーム
の断面について同時に探知を行うことができる。4つ以
上の送信ビームを形成する場合についても同様である。
【0050】また、例えば、図13は、方位角の異なっ
た2つの縦方向の送信ビームを同時に形成した例を示し
ている。これら2つの送信ビームV1,V2は、送信周
波数が異なっていて、受信ビームの形成の際に、2つの
送信ビームV1,V2の送信周波数に対応した周波数成
分をそれぞれ受信信号として抽出する。
【0051】このことにより、2つの縦方向の送信ビー
ムの断面について同時に探知を行うことができる。3つ
以上の送信ビームを形成する場合についても同様であ
る。
【0052】また、例えば、図14は、方位角の異なっ
た2つの縦方向の送信ビームV1,V2と、1つの横方
向の送信ビームH1とを同時に形成した例を示してい
る。これら3つの送信ビームV1,V2,H1は、送信
周波数がそれぞれ異なっていて、受信ビームの形成の際
に、3つの送信ビームV1,V2,H1の送信周波数に
対応した周波数成分をそれぞれ受信信号として抽出す
る。
【0053】このことにより、2つの縦方向の送信ビー
ムV1,V2の断面と、1つの横方向の送信ビームH1
の断面について同時に探知を行うことができる。図14
に示した例では、2つの縦方向の断面を表示する画面内
にそれぞれ魚群が表示され、且つ1つの横方向の断面を
表示する画面内に2つの魚群が表示される。
【0054】また、以上の例は、ある広がりをもった送
信ビーム内を受信ビームで走査することにより、送信ビ
ームによる断面内の探知画像を得る場合について示した
が、本発明は、このような探知画像の形成のための超音
波信号の送受信に限らない。例えば、潮流測定用超音波
信号の送受信や、魚群探知用超音波信号の送受信を、ス
キャニングソナーとしての探知動作と並行して行う場合
にも有効である。すなわち、潮流測定用超音波信号の送
受信や、魚群探知用超音波信号の送受信と、スキャニン
グソナー方式の探知のための送受信とを、超音波信号の
周波数を異なったものとすることにより、これらを同時
に行うようにしてもよい。
【0055】なお、例えば、ネットゾンデやネットレコ
ーダなどの他の超音波信号送信装置からの信号を受信す
る場合に、物標探知のための送受信信号の周波数を、上
記超音波信号送信装置から送信される信号の周波数とは
変えておくことにより、干渉なしに探知を行えるように
なる。
【0056】
【発明の効果】この発明によれば、送信ビーム形成手段
が、横方向および縦方向ごとに振動子の駆動周波数を異
ならせて、送信周波数の送信ビームを形成し、受信ビー
ム形成手段が、送信ビームの送信周波数に対応した周波
数成分を受信信号として抽出するようにしたため、複数
の超音波送信ビームを同時に形成しても、複数の送信信
号を同時に受信することによる相互干渉の影響を受けな
い。
【0057】また、この発明によれば、送信ビーム形成
手段が横方向および縦方向へ同時に送信ビームを形成す
ることにより、送信ビーム形成期間が長くならず、短時
間間隔で探知を行えるようになる。
【0058】また、この発明によれば、送信ビームの形
成手段が送信ビームの形成期間中に横方向と縦方向とで
時分割して送信ビームを形成し、受信ビーム形成手段
が、送信ビームの形成期間に続く受信ビーム形成期間に
受信信号を抽出することにより、探知時間間隔が長くな
らず、短期間周期で横方向と縦方向の探知を行えるよう
になる。しかもトランスデューサの各振動子は単一の周
波数で駆動されるため、送信パワーが犠牲にならず、遠
距離までの探知が可能となる。
【0059】また、この発明によれば、振動子に与える
べき駆動信号の波形をパルス幅変調した信号として生成
する手段と、該パルス幅変調された信号をアナログ信号
に変換するとともに増幅して前記振動子を駆動する手段
とを設けて、送信ビームを形成するようにしたので、各
振動子毎に設ける、振動子の駆動回路へのデータ伝送が
容易になり、且つノイズの影響を受けにくくなる。さら
に、振動子による受信信号を増幅し、ディジタル信号に
変換する手段と、該ディジタル信号に対して、受信ビー
ムの方向を定める位相制御演算を施す手段と、送信周波
数の成分を抽出するフィルタ演算を施す手段とを設け
て、受信ビームを形成するようにしたので、各振動子の
受信信号毎にディジタル信号を得ることになり、各振動
子の受信信号の処理部への伝送が容易となり、しかもデ
ィジタル演算によって、位相制御およびフィルタリング
を行うので、ノイズの影響を受けにくくなる。
【0060】また、この発明によれば、超音波送受信装
置と、該超音波送受信装置の送信制御手段および受信制
御手段の制御により、探査すべき方位を順次走査して、
各方位の受信信号から探知範囲の探知画像データを求
め、表示することにより、短時間周期で且つ実質上同時
刻における複数の探知方向の探知画像を容易に把握でき
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トランスデューサの構成例を示す斜視図
【図2】送信ビームの形成を説明するための図
【図3】受信ビームの形成を説明するための図
【図4】送信ビーム、受信ビーム、および探知範囲の関
係を示す図
【図5】縦方向探知時の探知範囲の例を示す図
【図6】スキャニングソナーの送受信チャンネルの構成
を示すブロック図
【図7】同スキャニングソナーの送受信チャンネルの制
御を行う制御部のブロック図
【図8】図6におけるドライバ回路の構成を示す図
【図9】図8各部の波形図
【図10】スキャニングソナーにおけるタイミングチャ
ート
【図11】2つの周波数信号を多重化した送信信号の例
を示す図
【図12】ティルト角の異なった3つの横方向の送信ビ
ームを同時に形成した例を示す図
【図13】方位角の異なった2つの縦方向の送信ビーム
を同時に形成した例を示す図
【図14】方位角の異なった2つの縦方向の送信ビーム
V1,V2と、1つの横方向の送信ビームH1とを同時
に形成した例を示す図
【符号の説明】
1,1′−トランスデューサ 10−振動子 21−送信信号生成回路 26−プログラマブル送信ビーム形成制御部 28−プログラマブル受信ビーム形成制御部 33−プログラマブルフィルタ 100−送受信チャンネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小篠 史郎 兵庫県西宮市芦原町9番52号 古野電気株 式会社内 Fターム(参考) 5J083 AA02 AC04 AC12 AC18 AC29 AC30 AD04 AD15 BA02 BA05 BA09 BC02 BD12 BE54 CA01 CA12

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の振動子を配列したトランスデュー
    サと、該トランスデューサの複数の振動子を駆動して、
    横方向または縦方向の複数方向へ超音波の送信ビームを
    形成する送信ビーム形成手段と、 前記トランスデューサの複数の振動子が受けた信号を制
    御して、受信ビームを形成する受信ビーム形成手段と、 を備え、前記横方向または縦方向の探知を行う超音波送
    受信装置において、 前記送信ビーム形成手段が、前記送信ビーム毎に前記振
    動子の駆動周波数を異ならせて、所定送信周波数の送信
    ビームを形成し、 前記受信ビーム形成手段が、前記送信ビームの前記送信
    周波数に対応した周波数成分を受信信号として抽出する
    ようにした超音波送受信装置。
  2. 【請求項2】 前記送信ビーム形成手段は、前記送信ビ
    ーム毎に異なる周波数信号を同時に送信して送信ビーム
    を形成するようにした請求項1に記載の超音波送受信装
    置。
  3. 【請求項3】 前記送信ビーム形成手段は、送信ビーム
    の形成期間中に前記送信ビーム毎に時分割して送信ビー
    ムを形成し、前記受信ビーム形成手段は、前記送信ビー
    ムの形成期間に続く受信ビーム形成期間に受信信号を抽
    出するようにした請求項1に記載の超音波送受信装置。
  4. 【請求項4】 前記複数方向への送信ビームは、それぞ
    れティルト角の異なった複数の横方向へ向く送信ビーム
    である請求項1、2または3に記載の超音波送受信装
    置。
  5. 【請求項5】 前記複数方向への送信ビームは、横方向
    へ向く送信ビームと、縦方向へ向く送信ビームである請
    求項1、2または3に記載の超音波送受信装置。
  6. 【請求項6】 前記横方向へ向く送信ビームは、ティル
    ト角の異なる複数の送信ビームである、または、前記縦
    方向へ向く送信ビームは、方位角の異なる複数の縦方向
    へ向く送信ビームである、請求項5に記載の超音波送受
    信装置。
  7. 【請求項7】 前記送信ビーム形成手段は、前記振動子
    に与えるべき駆動信号の波形をパルス幅変調した信号と
    して生成する手段と、該パルス幅変調された信号をアナ
    ログ信号に変換するとともに増幅して前記振動子を駆動
    する手段とから構成し、 前記受信ビーム形成手段は、前記振動子による受信信号
    を増幅し、ディジタル信号に変換する手段と、前記ディ
    ジタル信号に対して、受信ビームの方向を定める位相制
    御演算を施す手段と、前記送信周波数の成分を抽出する
    フィルタ演算を施す手段とから構成した、請求項1〜6
    のいずれかに記載の超音波送受信装置。
  8. 【請求項8】 複数の振動子を配列したトランスデュー
    サと、該トランスデューサの複数の振動子を駆動して、
    横方向または縦方向の複数方向へ超音波の送信ビームを
    形成する送信ビーム形成手段と、 前記トランスデューサの複数の振動子が受けた信号を制
    御して、受信ビームを形成する受信ビーム形成手段と、 を備え、前記横方向または縦方向の探知を行う超音波送
    受信装置において、 前記トランスデューサは、円筒面上または球面上に前記
    複数の振動子を配列したものであり、 前記送信ビーム形成手段は、前記振動子に与えるべき駆
    動信号の波形をパルス幅変調した信号として生成する手
    段と、該パルス幅変調された信号をアナログ信号に変換
    するとともに増幅して前記振動子を駆動する手段とから
    なり、前記送信ビーム毎に前記振動子の駆動周波数を異
    ならせて、所定送信周波数の送信ビームを形成し、 前記受信ビーム形成手段は、前記振動子による受信信号
    を増幅し、ディジタル信号に変換する手段と、前記ディ
    ジタル信号に対して、受信ビームの方向を定める位相制
    御演算を施す手段と、前記送信周波数の成分を抽出する
    フィルタ演算を施す手段とからなり、前記送信ビームの
    前記送信周波数に対応した周波数成分を受信信号として
    抽出する超音波送受信装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の超音波
    送受信装置と、該超音波送受信装置の受信ビーム形成手
    段の制御により、前記送信ビーム内での探知すべき方位
    を順次走査して、各方位の受信信号から、前記送信ビー
    ムが形成する方向の探知画像データを求め、該探知画像
    データを表示する手段とを備えたスキャニングソナー。
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