JPH1085220A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JPH1085220A
JPH1085220A JP24209096A JP24209096A JPH1085220A JP H1085220 A JPH1085220 A JP H1085220A JP 24209096 A JP24209096 A JP 24209096A JP 24209096 A JP24209096 A JP 24209096A JP H1085220 A JPH1085220 A JP H1085220A
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Shuichi Kawasaki
修一 河崎
Akihiro Kakee
明弘 掛江
Takanobu Uchibori
孝信 内堀
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Canon Medical Systems Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、時間分解能を低下させること
なく、レールロードノイズを低減させることのできる超
音波診断装置を提供することにある。 【解決手段】本発明は、血流の2次元情報をカラーでリ
アルタイムに提供するための第1の送受信と、サンプル
マーカで指定された局所の血流の速度分散の時間変化を
提供するための第2の送受信とを混成して被検体の断面
をスキャンする超音波診断装置において、サンプルマー
カの深さに応じて第1の送受信における送受信条件を変
えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の蔵する技術分野】本発明は、カラーフローマッ
ピング(以下、CFMと略す)のための送受信と1ポイ
ントドプラ(以下、FFTと略す)のための送受信とを
混成してスキャンする超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、CFMは、血流の2
次元情報をカラーでリアルタイムに提供するための技法
であり、FFTは、CFM画像上に設定したPWサンプ
ルマーカで指定された局所の血流の速度分散(エコー信
号の周波数スペクトラム)の時間変化を提供する技法で
ある。
【0003】図9に従来のスキャン方法を示している。
超音波パルスは一定のレート周期(1/fr )で繰り返
し送信され、そして次の送信までの間にエコーの受信が
なされる。CFMのための送受信と、FFTのための送
受信とは交互に行われる。なお、CFMのための送受信
は所定回数毎にラスタを順次移動していくが、FFTの
ための送受信はPWサンプルマーカに対応する特定のラ
スタで固定されている。超音波パルスの送信周波数(中
心周波数)は、CFMとFFTとの間で同じに設定され
ている。同様に、キャリアを除去するためにエコー信号
に対してミキシングされる受信リファレンス周波数も、
CFMとFFTとの間で同じに設定されている。
【0004】FFTのために、エコー信号に対してレン
ジゲートがかけられ、PWサンプルマーカの深さに相当
する信号部分が切り出される。周波数スペクトラムを取
得するために、切り出された信号部分は高速フーリエ変
換を施される。
【0005】従来のCFMとFFTとの混成スキャン
は、次のような問題を抱えている。図10(a)に示す
ように、レンジゲートで切り出された信号部分に、この
1周期前のCFMのために送信された超音波パルスの残
留エコー成分が混入することがある。残留エコーは、図
10(b)に示すように、非常に深いところにある横隔
膜等の強反射体での反射に起因して発生する。残留エコ
ー成分の混入の影響は、図11に示すように、FFT像
にレールロードノイズと呼ばれるアーチファクトとして
現れる。
【0006】残留エコーが超音波プローブに到着する到
着タイミングが、レンジゲートが開いている期間からず
らすように、レート周期を長期化することにより、レー
ルロードノイズを解消させることができるが、CFM、
FFT共に時間分解能が低下するという別な問題が生じ
てしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、時間
分解能を低下させることなく、レールロードノイズを低
減させることのできる超音波診断装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、血流の2次元
情報をカラーでリアルタイムに提供するための第1の送
受信と、サンプルマーカで指定された局所の血流の速度
分散の時間変化を提供するための第2の送受信とを混成
して被検体の断面をスキャンする超音波診断装置におい
て、前記サンプルマーカの深さに応じて前記第1の送受
信における送受信条件を変えることを特徴とする。
【0009】また、本発明は、血流の2次元情報をカラ
ーでリアルタイムに提供するための第1の送受信と、サ
ンプルマーカで指定された局所の血流の速度分散の時間
変化を提供するための第2の送受信とを混成して被検体
の断面をスキャンする超音波診断装置において、前記第
2の送受信における送信フォーカスの深さに応じて前記
第1の送受信における送受信条件を変えることを特徴と
する。
【0010】また、本発明は、血流の2次元情報をカラ
ーでリアルタイムに提供するために被検体の断面を超音
波でスキャンする超音波診断装置において、前記超音波
の送信フォーカスの深さに応じて送受信条件を変えるこ
とを特徴とする。 (作用)サンプルマーカの深さに応じて、超音波の基本
周波数と受信リファレンス周波数を変更する、やや具体
的にはサンプルマーカの深さが浅くなる(超音波プロー
ブに近くなる)ほど基本周波数と受信リファレンス周波
数を高くして、逆にサンプルマーカの深さが深くなる
(超音波プローブから遠くなる)ほど基本周波数と受信
リファレンス周波数を低くすることにより、時間分解能
を低下させずに、レールロードノイズを軽減することを
実現する。これは、超音波の周波数が高周波になるほど
減衰が大きくなり、低周波になるほど減衰が小さくなる
という性質を利用したものであり、つまり残留エコーの
減衰を調整して、レンジゲートで切り出された信号部分
に混入する残留エコー成分の強度をレールロードノイズ
が顕在化しない程度にまで低下させるというものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明による超音波診断装
置の一実施形態を説明する。なお、スキャン方式として
は、機械式、電子式のいずれでもよいし、またセクタ、
リニア、コンベックス等いずれのタイプであってもよ
い。ここでは電子式セクタスキャンとして説明する。
【0012】図1に、本実施形態に係る超音波診断装置
の構成を示している。本実施形態に係る超音波診断装置
は、超音波プローブ1、送信部6、プリアンプ2、受信
部3、Bモード処理部4、ドプラ検波部5、CFM部
8、1ポイントドプラ処理系9、DSC部13、色変換
&GDC部16、タイミング生成部7、メインコントロ
ーラ14、操作パネル15、モニタ部17から構成され
ている。
【0013】超音波プローブ1の先端には、並設された
N個の超音波トランスジューサが装備されている。超音
波トランスジューサは、超音波信号/電気信号の可逆的
変換素子である。超音波トランスジューサを介して被検
体側と装置側との間で超音波信号が媒介される。
【0014】送信部6は、超音波プローブ1に高周波パ
ルスを供給して、超音波プローブ1からビーム状に収束
された超音波パルスを被検体に送信させるために、図示
はしていないが、パルス発生器と、送信遅延回路、パル
サ等から構成されている。超音波パルスの送信タイミン
グは、タイミング生成部7からのタイミング信号により
制御される。このタイミング信号は、一定のレート周期
(1/fr )で繰り返し発生される。
【0015】パルス発生器は、タイミング信号を受け
て、N個のレートパルスを発生する。送信遅延回路は、
超音波をビーム状に収束させ、且つその方向(振り角)
を決定するために、N個のレートパルスをそれぞれ異な
る時間だけ遅延させる。パルサは、N個用意され、N個
の超音波トランスジューサに対して1対1に接続されて
いる。N個のパルサそれぞれは、供給されるレートパル
スをトリガとして、対応する超音波トランスジューサに
高周波の駆動パルスを印加する。これによりN個の超音
波トランスジューサから、ビーム状の超音波パルスが予
定された方向に送信される。なお、周知の通り、この超
音波パルスの基本周波数(中心周波数)は、駆動パルス
の周波数に一致している。
【0016】なお、N個のパルサは、可変共振回路を有
しており、メインコントローラ14の制御信号にしたが
って、駆動パルスの周波数を変調することが可能に構成
されている。駆動パルスの周波数が変更されると、それ
に応じて超音波パルスの基本周波数も変化する。
【0017】送信された超音波パルスは、音響インピー
ダンスの境界でその一部が反射し、また残りが通過し、
これの反射/通過の現象を繰り返しながら被検体内を深
く伝播していく。なお、音響インピーダンスの境界と
は、例えば臓器表面であり、骨表面であり、また血球表
面である。超音波の周波数は、血球等の移動体からドプ
ラ効果を受けて、送信方向に関する移動体の速度成分に
応じて偏移される(ドプラシフト)。エコーの振幅は音
響インピーダンスの格差、つまり反射強度の情報を提供
し、エコーの偏移周波数は移動体の送信方向に関する速
度成分の情報を提供するものである。
【0018】音響インピーダンスの境界で反射したエコ
ーは、超音波プローブ1のN個の超音波トランスジュー
サで電気信号に変換される。上記エコーの2つの情報
は、電気信号の振幅と周波数とに維持される。N個の電
気信号は、プリアンプ2で個別に増幅され、そして受信
部3に取り込まれる。受信部3は、送信した方向を逆に
仙って返ってくるエコー成分を取り出す(強調する)た
めに、送信時とは逆の遅延時間をN個の電気信号それぞ
れに与え、遅延されたN個の電気信号を加算して、エコ
ー信号を生成する。
【0019】なお、被検体の扇形断面のスキャンは、上
述した送受信の遅延時間を順次変更していくことによ
り、実現される。Bモード処理部4は、エコー信号から
振幅情報(反射強度情報)を取り出し、Bモード信号を
得るために、対数増幅回路と包絡線検波回路とを含めて
構成される。
【0020】ドプラ検波部5は、エコー信号からキャリ
ア成分を除去し偏移周波数信号(送信方向に関する移動
体の速度情報)を取り出すために、エコー信号に受信リ
ファレンス信号を掛け合わせるミキサと、この出力から
リファレンス周波数の2倍以上の高周波成分を除去する
ためのローパスフィルタと、エコー信号に90°移相さ
れた受信リファレンス信号を掛け合わせるミキサと、こ
の出力からリファレンス周波数の2倍以上の高周波成分
を除去するためのローパスフィルタとを含めて構成され
る。なお、2系統のミキサとローパスフィルタとは直交
位相検波回路を構成し、ドプラ検波部5により虚数と実
数との2系統の偏移周波数信号を生成する。なお、偏移
周波数信号には、血流情報だけでなく、本来必要とされ
ない心臓壁等のクラッタ成分が含まれている。
【0021】カラーフローマッピング処理部(CFM)
8は、扇形断面に関する血流情報を得るために、MTI
フィルタと周波数解析器と演算部とを含めて構成されて
いる。MTIフィルタは、偏移周波数信号からクラッタ
成分を除去し、血流成分だけを取り出す。周波数解析器
は、クラッタ成分が除去された偏移周波数信号を周波数
解析する。演算部は、周波数解析結果に基づいて、血流
の平均速度情報、分散情報及びパワー情報を演算する。
【0022】1ポイントドプラ処理系9は、扇形断面内
の任意の関心点(ボリューム)に関する周波数スペクト
ラムを取得するために、偏移周波数信号から関心点の深
さに対応する信号部分を切り取るためのレンジゲート部
(RG)10と、切り取った信号部分に対して高速フー
リエ変換処理を施して周波数スペクトラムを取得する高
速フーリエ変換処理部(FFT)11と、1ポイントド
プラコントローラ12とを含めて構成されている。な
お、偏移周波数信号から関心点の深さ情報は、メインコ
ントローラ14からレンジゲート部10に供給される。
【0023】ディジタルスキャンコンバータ(DSC)
13は、Bモード信号と血流信号と周波数スペクトラム
信号とを適当に組み合わせて、例えば血流信号と周波数
スペクトラム信号とを組み合わせて1フレームを構成
し、TVスキャン方式にしたがって画像信号として出力
する。カラー処理部16は、ディジタルスキャンコンバ
ータ13からの画像信号をカラー信号、例えばRGB信
号に変換して、モニタ部17に供給する。図4、図6
に、血流信号に対応するカラー血流画像(以下、CFM
画像と称する)と周波数スペクトラム信号に対応する画
像(以下、FFT画像と称する)とが並列に表示された
モニタ部17の表示画面の一例を示している。
【0024】図2に図1の操作パネル15の一例を示し
ている。オペレータは、1ポイントドプラのための扇形
断面内の関心点の位置を設定するために、トラックボー
ル30を操作して、CFM画像上のサンプルマーカの位
置を変更することができるようになっている。トラック
ボール30の機能は、マルチファンクション選択スイッ
チ31により例えば次の複数の機能の中から選択できる
ようになっている。 (1)1ポイントドプラモードとカラーフローマッピン
グモードとを併用するときに、関心点の位置を設定する
ためのサンプルマーカの位置を移動し、確定する機能 (2)Bモードとカラーフローマッピングモードとを併
用するときに、Bモード像に合成されるカラーフローマ
ッピング領域を設定するためのラーROIの大きさを変
更し、位置を移動し、確定する機能 また、オペレータは、スイッチ32を操作することによ
り、Bモード、カラーフローマッピングモード、Bモー
ドとカラーフローマッピングモードとを併用するB/C
FMモード、Bモードとカラーフローマッピングモード
とを併用するFFT/CFMモードと、その他のモード
の中から特定の1モードを選択できるようになってい
る。
【0025】また、オペレータは、スイッチ33を操作
することにより、スキャンの深さを調整できるようにな
っている、また、オペレータは、スイッチ34を操作す
ることにより、プリアンプのゲインを調整することがで
きるようになている。スイッチ35はフルキーボード、
スイッチ36はBモード像において深さ方向にゲインを
微調するためのSTCゲインスイッチである。
【0026】さらに、スイッチ37はTCS(Touc
h Comand Screenの略)であり、図3に
カラーフローマッピングモード又はそれと他のモードを
併用するモードが選択されたときに表示されるコマンド
メニューをの一例を示している。
【0027】スイッチ40は、FFT/CFMモードが
選択されたときに、カラーフローマッピングのための送
受信の基本周波数及び受信リファレンス周波数を関心点
(サンプルマーカ)の深さに応じて変更するオートモー
ドと、カラーフローマッピングのための送受信の基本周
波数及び受信リファレンス周波数をマニュアルで変更す
るマニュアルモードとをオペレータが選択するためのス
イッチである。
【0028】スイッチ41は、例えばRESO(高周
波)、NORM(中間周波数)、PENE(低周波数)
の3種類の中からカラーフローマッピングの送受信には
どれを使用するかの選択するためのスイッチである。ス
イッチ42は図示されていない色相変調を担うカラース
ケールをオペレータが選択するのためのスイッチであ
る。
【0029】スイッチ43は、カラーフローマッピング
カラーのゼロレベルシフトをオペレータが調整するため
のスイッチである。スイッチ44は、測定したいカラー
フローマッピングカラーの流速レンジをオペレータが調
整するためのスイッチである。スイッチ45は、クラッ
タ成分を除去するためのMTIフィルタのカットオフ値
をオペレータが調整するためのスイッチである。スイッ
チ46は、レート周期(1/fr )をオペレータが調整
するためのスイッチである。スイッチ47は、小診断部
位(例えば、けい動脈、甲状腺、PV ete)をオペ
レータが選択するためのスイッチである。
【0030】メインコントローラ14は、トラックボー
ル30により設定されたサンプルマーカの座標に基づい
て、1ポイントドプラのための関心点に対応する送受信
の方向(振り角)と、関心点の深さを認識する。認識さ
れた関心点の深さにしたがって、1ポイントドプラコン
トローラ12は、認識された関心点からのエコー信号成
分(信号部分)を切り出すためにレンジゲート部10で
のレンジゲートをかけるタイミング、つまりレート周期
の始点からレンジゲートまでのインターバルの長さを制
御する。
【0031】次の、本実施形態の作用について説明す
る。まず、FFT/CFMモードが選択された場合につ
いて説明する。図4にこのモードが選択されたときのモ
ニタ部17の表示画面例を示す。図4の左側がFFT画
像、右側がCFM像である。図5に、FFT/CFMモ
ードが選択されたときのスキャン方法を示している。
【0032】レートパルスは、一定のレート周期(1/
r )で繰り返し発生される。レートパルスにしたがっ
て、超音波パルスが一定のレート周期(1/fr )で繰
り返し送信され、そして次の送信までの間にエコーの受
信がなされる。
【0033】カラーフローマッピングのための送受信
と、1ポイントドプラのための送受信とは交互に行われ
る。カラーフローマッピングのための送受信は、所定回
数、例えば6回続けて同じ方向に対して行われ、その方
向が6回毎に順次移動される。一方、1ポイントドプラ
のための送受信は、関心点を通る方向で固定されてい
る。
【0034】1ポイントドプラのための送受信のフォー
カスは、関心点に合わせられている。ここで、レールロ
ードノイズがFFT像に発生する原因について簡単に説
明する。レールロードノイズは、レンジゲート部10で
切り出された信号部分に、当該1ポイントドプラのため
の送信の1周期前にカラーフローマッピングのために送
信された超音波が非常に深いところにある横隔膜等の強
反射体で反射してそのエコー成分(残留エコー)が混入
することに起因して生じる。つまり、1周期前に送信さ
れた超音波パルスが横隔膜で反射し、そのエコーが、次
の周期の1ポイントドプラのためのレンジゲートを開い
ている期間に超音波プローブ1に到着したとき、レール
ロードノイズが発生する。
【0035】この原因を取り除くには、残留エコーが超
音波プローブに到着する到着タイミングが、レンジゲー
トが開いている期間からずれるように、レート周期を長
期化することが考えられる。しかしこれには次のような
問題があり実現できなかった。フレームレートFは、次
の(1)式で与えられる。
【0036】 F=1/((1/fr )×M1×N+M2)×1/2 …(1) ここで、fr :レート周波数 M1:カラーフローマッピングの1断面あたりのラスタ
本数 N:カラーフローマッピングの同一ラスタに対する送受
信の繰り返し回数 M2:1ポイントドプラの一ラスタに対する送受信の繰
り返し回数 この(1)式からレート周期(1/fr )を長すると、
フレームレートが下がり、時間分解能が低下するという
問題が生じてしまう。
【0037】本実施形態では、関心点(サンプルマー
カ)の深さに応じて、超音波の基本周波数と受信リファ
レンス周波数を変更する、やや具体的には関心点(サン
プルマーカ)の深さが浅くなる(超音波プローブ1に近
くなる)ほど基本周波数と受信リファレンス周波数を高
くして、関心点(サンプルマーカ)の深さが深くなる
(超音波プローブ1から遠くなる)ほど基本周波数と受
信リファレンス周波数を低くすることにより、時間分解
能を低下させずに、レールロードノイズを軽減すること
を実現する。これは、超音波の周波数が高周波になるほ
ど減衰が大きくなり、低周波になるほど減衰が小さくな
るという性質を利用したものであり、つまり残留エコー
の減衰を調整して、レンジゲート部10で切り出された
信号部分に混入する残留エコー成分の強度をレールロー
ドノイズが顕在化しない程度にまで低下させるというも
のである。
【0038】例えば、サンプルマーカの深さは、図4に
示すように、最も浅い深さレンジD1、中間の深さレン
ジD2、最も深いレンジD3の3段階で認識される。サ
ンプルマーカの深さが、最も深い深さレンジD3に含ま
れるとき、カラーフローマッピングのために送信される
超音波パルスの基本周波数は、f1 に調整される。これ
に応じてカラーフローマッピングの受信のための受信リ
ファレンス周波数もf1 に調整される。このとき、1ポ
イントドプラのために送信される超音波パルスの基本周
波数と受信のための受信リファレンス周波数は、f1
調整される。
【0039】サンプルマーカの深さが、中間の深さレン
ジD2に含まれるとき、カラーフローマッピングのため
に送信される超音波パルスの基本周波数は、f1 より高
いf2 に調整される。これに応じてカラーフローマッピ
ングの受信のための受信リファレンス周波数もf2 に調
整される。このとき、1ポイントドプラのために送信さ
れる超音波パルスの基本周波数と受信のための受信リフ
ァレンス周波数は、f0 に調整される。
【0040】サンプルマーカの深さが、最も浅い深さレ
ンジD1に含まれるとき、カラーフローマッピングのた
めに送信される超音波パルスの基本周波数は、f2 より
高いf3 に調整される。これに応じてカラーフローマッ
ピングの受信のための受信リファレンス周波数もf3
調整される。このとき、1ポイントドプラのために送信
される超音波パルスの基本周波数と受信のための受信リ
ファレンス周波数は、f0 に調整される。
【0041】これら周波数の関係は、“f0 ≦f1 <f
2 <f3 (MHz)”である。つまり、関心点(サンプ
ルマーカ)の深さが浅くなるほどカラーフローマッピン
グのための送受信の基本周波数と受信リファレンス周波
数が高くされ、関心点(サンプルマーカ)の深さが深く
なるほどカラーフローマッピングのための送受信の基本
周波数と受信リファレンス周波数が低くてもよい。
【0042】関心点(サンプルマーカ)の深さが深いと
き、残留エコーがレンジゲートで切り出された信号部分
に混入する可能性は低い。なぜなら、1周期前に送信タ
イミングから、次の周期の1ポイントドプラのためのレ
ンジゲートを開いている期間までの時間インターバルが
長いので、レート周期を長期化することと同等の効果が
生じるからである。したがって減衰の少ない比較的低い
基本周波数の超音波パルスの使用が許され、その基本周
波数の低い超音波パルスを使って高画質のCFM像を獲
得することができる。
【0043】逆に、関心点(サンプルマーカ)の深さが
浅いとき、レンジゲートで切り出された信号部分に残留
エコーが混入する可能性は高い。なぜなら、1周期前に
送信タイミングから、次の周期の1ポイントドプラのた
めのレンジゲートを開いている期間までの時間インター
バルが短く、深いところからの残留エコーがレンジゲー
トを開いている期間に超音波プローブ1に到着する可能
性が高いからである。
【0044】しかしこのとき、1周期前のカラーフロー
マッピングのために送信された超音波パルスの基本周波
数は最も高く調整されている。上述したように、超音波
パルスの減衰は基本周波数が高いほど大きくなるので、
残留エコーの強度は十分弱まっており、したがってレン
ジゲート部10で切り出された信号部分に混入する残留
エコー成分の強度は、図6に示すように、レールロード
ノイズが顕在化しない程度にまで低下している。
【0045】ここで、横隔膜等の強反射体のある深さを
x cmとすると、これによる生体減衰の程度Ax は次
の(2)式で与えられる。 Ax =2×Dx ×k×f3 [dB] …(2) ここで、k;生体減衰率 例えば、肝臓でDx =10cm、k=0.5dB/cm
/MHz、f3 =4MHzとすると、(2)式により、
x =2×10×0.5×4=40dBとなり、大きな
減衰量となるため1レート後の1ポイントドプラモード
の信号部分には影響を与えないことがわかる。
【0046】また、1ポイントドプラ/カラーフローマ
ッピングモードにおけるカラーフローマッピングの最低
流速検出能(Vmin )は次の(3)式にて示される。 Vmin =(C×fr )/(2×N×P×f3 ×cos θ) …(3) ここで、C:音速 P:低流速検出能改善比(特願平5−79822号に開
示) θ:超音波ビームと血流のなす角度 この(3)式からわかるようにカラーフローマッピング
側の送信周波数(f3)を高くすれば最低流速検出能
(Vmin )も改善される。
【0047】以上のように1ポイントドプラ/カラーフ
ローマッピングモードにおいてレールロートノイズが軽
減され、フレームレートが低下することはなく、しかも
カラーフローマッピングの血流検出能が改善されるとい
う一石三鳥のメリットがある。
【0048】なお、サンプルマーカの深さが、中間の深
さレンジD2に含まれるときの基本周波数f2 は、高く
すれば減衰が大きくなってCFM像の画質が低下し、低
くすれば残留エコー成分が強度が大きくなってレールロ
ードノイズへの影響が懸念されるので、生体減衰値がf
3 MHzのときと等しくなるように設定されている。最
も深いときのf1 も生体減衰値がf3 MHzのときと等
しくなるように設定されている。
【0049】以上の例ではサンプルマーカの深さに連動
させてカラーフローマッピング/1ポイントドプラモー
ドにおけるカラーフローマッピングの送受信条件(送信
超音波の基本周波数及び受信リファレンス周波数)を変
えたが、サンプルマーカの深さに対応するカラーフロー
マッピング側の送信フォーカス位置に連動させて前記カ
ラーフローマッピング/1ポイントドプラ同時モードに
おけるカラーフローマッピングの送受信条件を変えても
よい。
【0050】次にBモード/カラーフローマッピングモ
ードの場合について図7により説明する。カラーフロー
マッピングを実行する領域が、Bモード像上のカラーR
OIにより設定される。カラーフローマッピングのため
の送受信のフォーカスは、カラーROIの中心位置(重
心位置)に設定される。
【0051】Bモード/カラーフローマッピングモード
でも、1ポイントドプラ/カラーフローマッピングモー
ドと同様に、カラーフローマッピングのフォーカスが深
さD1の範囲内にあるとき、Bモードの送信の基本周波
数はf3 MHz、深さD2の範囲内にあるときはf2
Hz、深さD3にあるときはf1 MHzに設定される。
【0052】カラーフローマッピングのフォーカスが生
体減衰の少ない比較的浅い位置にあるときはBモードの
ための超音波を比較的高い基本周波数f3 MHzで送信
することにより、Bモードのための送信超音波の残留エ
コーの影響を軽減することができる。また、カラーフロ
ーマッピングのフォーカスが生体減衰の少ない比較的浅
い位置にあるとき、カラーフローマッピングのための超
音波も、比較的高い基本周波数f3 MHzで送信するこ
とにより、速度検出能を向上させることができる。
【0053】また、従来のサンプルマーカ位置やカラー
ROIの位置によらずカラーフローマッピング側の送受
信条件を図3で示されるRESO/NORM/PENE
モード選択スイッチ41で選択された状態で使用したい
観察者のためにスイッチ40で示されるAUTO/MA
NUAL切り換えスイッチがありAUTOに選択されて
いれば本発明を、MANUALに選択されていれば従来
の様にスイッチ41の設定状態がFIXされたままの使
用となる。
【0054】ちなみにスイッチ41においてカラーフロ
ーマッピングの送受信周波数は以下の様に選択できる。 スイッチ41の選択モード 送受信周波数 RESO : f3 MHz NORM : f2 MHz PENE : f1 MHz また、スイッチ40のAUTOかMANUALか及びス
イッチ41のRESO、NORM、PENEはプリセッ
トメニューによりプリセットできるものとする。本発明
は、上述した実施形態に限定されることなく、種々変形
して実施可能である。
【0055】
【発明の効果】サンプルマーカの深さに応じて、超音波
の基本周波数と受信リファレンス周波数を変更する、や
や具体的にはサンプルマーカの深さが浅くなる(超音波
プローブに近くなる)ほど基本周波数と受信リファレン
ス周波数を高くして、逆にサンプルマーカの深さが深く
なる(超音波プローブから遠くなる)ほど基本周波数と
受信リファレンス周波数を低くすることにより、時間分
解能を低下させずに、レールロードノイズを軽減するこ
とを実現する。
【0056】これは、超音波の周波数が高周波になるほ
ど減衰が大きくなり、低周波になるほど減衰が小さくな
るという性質を利用したものであり、つまり残留エコー
の減衰を調整して、レンジゲートで切り出された信号部
分に混入する残留エコー成分の強度をレールロードノイ
ズが顕在化しない程度にまで低下させるというものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による超音波診断装置のブ
ロック図。
【図2】図1の操作パネルの表面外観図。
【図3】図1の操作パネルのタッチセンサーパネルにC
FM/FFTモード選択時に表示されるメニューを示す
図。
【図4】本実施形態で区別されるべきサンプルマーカの
3種の深さ範囲を示す図。
【図5】本実施形態によるスキャン方法の説明図。
【図6】ディスプレイ上に表示した中間調画像の写真。
【図7】本実施形態の変形例を補足するためにB/CF
Mモード選択時のカラーROIとCFM送信フォーカス
を示す図。
【図8】CFM像とFFT像とを示す図。
【図9】従来のCFM/FFTモードのためのスキャン
方法を示す図。
【図10】レールロードノイズの発生原因の説明図。
【図11】FFT像に現れるレールロードノイズを示す
図。
【符号の説明】
1…超音波プローブ、 2…プリアンプ、 3…受信部、 4…Bモード処理部、 5…ドプラ検波部、 6…送信部、 7…タイミング生成部、 8…カラーフローマッピング処理部、 9…1ポイントドプラ処理部、 10…レンジゲート、 11…高速フーリエ変換部、 12…FFTコントローラ、 13…ディジタルスキャンコンバータ、 14…メインコントローラ、 15…操作パネル、 16…カラー処理部、 17…モニタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 掛江 明弘 栃木県大田原市下石上1385番の1 株式会 社東芝那須工場内 (72)発明者 内堀 孝信 栃木県大田原市下石上1385番の1 東芝メ ディカルエンジニアリング株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 血流の2次元情報をカラーでリアルタイ
    ムに提供するための第1の送受信と、サンプルマーカで
    指定された局所の血流の速度分散の時間変化を提供する
    ための第2の送受信とを混成して被検体の断面をスキャ
    ンする超音波診断装置において、 前記サンプルマーカの深さに応じて前記第1の送受信に
    おける送受信条件を変えることを特徴とする超音波診断
    装置。
  2. 【請求項2】 前記変えられる送受信条件は、送信周波
    数、送信波数、受信リファレンス周波数の少なくとも1
    つであることを特徴とする請求項1記載の超音波診断装
    置。
  3. 【請求項3】 前記送信周波数は前記サンプルマーカが
    深いほど高くされることを特徴とする請求項2記載の超
    音波診断装置。
  4. 【請求項4】 前記受信リファレンス周波数は前記送信
    周波数に応じて変えられることを特徴とする請求項3記
    載の超音波診断装置。
  5. 【請求項5】 前記送信波数は前記サンプルマーカが深
    いほど高くされることを特徴とする請求項2記載の超音
    波診断装置。
  6. 【請求項6】 血流の2次元情報をカラーでリアルタイ
    ムに提供するための第1の送受信と、サンプルマーカで
    指定された局所の血流の速度分散の時間変化を提供する
    ための第2の送受信とを混成して被検体の断面をスキャ
    ンする超音波診断装置において、 前記第2の送受信における送信フォーカスの深さに応じ
    て前記第1の送受信における送受信条件を変えることを
    特徴とする超音波診断装置。
  7. 【請求項7】 前記変えられる送受信条件は、送信周波
    数、送信波数、受信リファレンス周波数の少なくとも1
    つであることを特徴とする請求項6記載の超音波診断装
    置。
  8. 【請求項8】 前記送信周波数は前記サンプルマーカが
    深いほど高くされることを特徴とする請求項7記載の超
    音波診断装置。
  9. 【請求項9】 前記受信リファレンス周波数は前記送信
    周波数に応じて変えられることを特徴とする請求項8記
    載の超音波診断装置。
  10. 【請求項10】 前記送信波数は前記サンプルマーカが
    深いほど高くされることを特徴とする請求項7記載の超
    音波診断装置。
  11. 【請求項11】 血流の2次元情報をカラーでリアルタ
    イムに提供するために被検体の断面を超音波でスキャン
    する超音波診断装置において、 前記超音波の送信フォーカスの深さに応じて送受信条件
    を変えることを特徴とする超音波診断装置。
  12. 【請求項12】 前記変えられる送受信条件は、送信周
    波数、送信波数、受信リファレンス周波数の少なくとも
    1つであることを特徴とする請求項11記載の超音波診
    断装置。
  13. 【請求項13】 前記送信周波数は前記サンプルマーカ
    が深いほど高くされることを特徴とする請求項12記載
    の超音波診断装置。
  14. 【請求項14】 前記受信リファレンス周波数は前記送
    信周波数に応じて変えられることを特徴とする請求項1
    3記載の超音波診断装置。
  15. 【請求項15】 前記送信波数は前記サンプルマーカが
    深いほど高くされることを特徴とする請求項12記載の
    超音波診断装置。
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