JP2003202332A - 高速液体クロマトグラフ - Google Patents
高速液体クロマトグラフInfo
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Abstract
や多次元分離の自動化を可能とするHPLC装置を提供
する。 【解決手段】 流路切替バルブ10において、インレッ
ト23とインレット33およびアウトレット26とアウ
トレット36が接続され、オートサンプラ9から注入さ
れた試料は、移動相1に乗ってトラップカラム11に搬
送される。次に、インレット23とインレット34およ
びアウトレット26とアウトレット37が接続され、ト
ラップカラム11には、目的成分精製用の移動相2が流
れ、目的成分より保持の弱い夾雑成分が洗い出される。
その後、インレット23とインレット35およびアウト
レット26とアウトレット38が接続され、トラップカ
ラム11中の目的成分が分析用の移動相3、4の混合液
により分離カラム12に導入され分離が行われた後、検
出器13で検出される。
Description
の分離分析を行う高速液体クロマトグラフ(以下、HP
LC装置と呼ぶ)に関する。さらに詳しくは、複雑なマ
トリックスを有する試料に含まれる特定の目的成分の効
率的な分析を行う高速液体クロマトグラフに関する。
病気の予防や治療を目的として、特定の病気に作用する
化合物の探索、病気のメカニズムを解明するための生体
内での反応の研究、将来的に病気を引き起こす可能性を
予測するために各人の体内に存在する遺伝子やタンパク
・ペプチドなどの同定や定量を行うといった様々な目的
で、複雑なマトリックスを有する試料に含まれる微量の
目的成分を高精度に測定する必要がある。こうした目的
に対応する分析方法のひとつとして高速液体クロマトグ
ラフィー(以下、HPLCと呼ぶ)は非常に優れた特性
を有しているため広く使われている。
入装置・分離カラム・検出器を最小要件として備えたH
PLC装置が使用される。多くの成分を含んだ複雑なマ
トリックスを有する試料中の微量目的成分の分析には、
近年急速に普及しつつある液体クロマトグラフ質量分析
計(以下、LC/MSと呼ぶ)が極めて有効な分析装置
として多用されるようになってきたが、LC/MSによ
る分析を行う際にも多くの場合、十分な感度や精度を確
保するために、目的成分のクリーンアップ、濃縮、溶媒
の脱塩、置換などの高度な前処理や、複数の分離モード
での分離を連続して行う多次元分離をあらかじめ行う必
要がある。
保、省力化などのためには、こうした処理を自動化する
ことが必須であるが、通常こうした工程の自動化には多
数の切替バルブを使用した複雑なシステムを必要として
いた。
を使用した自動化システムは、0.1mL/min.以
上の比較的高い流量で使用する場合には、システムが複
雑化し価格が高くなるという欠点を有するものの、実用
的に使用することが可能であると考えられる。しかしな
がら最近、試料・移動相溶媒の低減に加えてLC/MS
における感度の飛躍的な向上を目的とした分析サイズの
ミクロ化が急速に進みつつあり、0.02mL/mi
n.以下、場合によっては数μL/min.から数百n
L/min.のごく低流量での使用が実用化されてい
る。このようなシステムにおいては、多数の流路切替バ
ルブの使用は流路のデッドボリュームを増加させ、各成
分の分離ピークに著しい広がりをもたらし、分離性能低
下の原因となる。このため、オンラインで行うことが可
能な前処理の内容や多次元分離の自動化が制限されてい
る。
れたものであり、分離性能の低下をもたらすことなく、
高度な前処理や多次元分離の自動化を可能とするHPL
C装置を提供することを目的とする。
め、本発明の液体クロマトグラフは、少なくとも二組の
インレットとアウトレットの組み合わせを有し、少なく
とも四つの流路が接続可能であり、接続された少なくと
も四つの流路をこれらのインレットおよびアウトレット
に順次接続する構造を有する流路切替バルブを備えたも
のである。また、少なくとも三組のインレットとアウト
レットの組み合わせを有し、少なくとも六つの流路が接
続可能であり、接続された少なくとも六つの流路をこれ
らのインレットおよびアウトレットに順次接続する構造
を有する流路切替バルブを備え、少なくとも一組のイン
レットとアウトレットに前処理用の溶媒およびこの溶媒
を送液するポンプを備えた流路と、前処理用カラムに接
続される流路が接続された多次元液体クロマトグラフで
ある。
トの組み合わせを有した流路切替バルブの一組のインレ
ットとアウトレットには、移動相送液ポンプと試料注入
装置を備えた流路と、分離カラムに接続される流路が接
続され、他の一組のインレットとアウトレットには前処
理用の溶媒およびこの溶媒を送液するポンプを備えた流
路と、前処理用カラムに接続される流路が接続される。
これら二組のインレットおよびアウトレットを切替可能
とすることにより、一つの流路切替バルブのみで前処理
を自動化することが可能となる。これにより、デッドボ
リュームの増加はほとんどなく、分離性能の低下は起こ
らない。
トレットの組み合わせを有した流路切替バルブの一組の
インレットとアウトレットには、移動相送液ポンプおよ
び試料注入装置および一次元目の分離カラムを備えた流
路と、ドレインが接続され、別の一組のインレットとア
ウトレットには前処理用の溶媒およびこの溶媒を送液す
るポンプを備えた流路と、前処理用カラムに接続される
流路が接続され、残りの一組のインレットとアウトレッ
トには移動相送液ポンプを備えた流路と、二次元目の分
離カラムを備えた流路が接続される。これら三組のイン
レットおよびアウトレットを切替可能とすることによ
り、一つの流路切替バルブのみで前処理を自動化可能と
した2次元液体クロマトグラフを構成することができ
る。これにより、複数の分離を並行して行うことがで
き、分離性能の低下なしに、スループットの向上も同時
に可能となる。
参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の液体ク
ロマトグラフの一実施例の概略構成図であり、移動相
1、2、3、4と、送液用のポンプ5、6、7、8と、
オートサンプラ9と、流路切替バルブ10と、トラップ
カラム11と、分離カラム12および検出器13から構
成されている。流路切替バルブ10は、回転可能なロー
ター21(外側の円盤)と回転不可能なステータ31
(内側の円盤)を有している。ローター21はインレッ
ト23とアウトレット26を有し、インレット23とア
ウトレット26は対になっている。ステータ31は3つ
のインレット33、34、35と3つのアウトレット3
6、37、38を有しており、インレット33とアウト
レット36、インレット34とアウトレット37、イン
レット35とアウトレット38はそれぞれ対になってい
る。インレット23およびアウトレット26にはトラッ
プカラム11が接続されている。インレット33には試
料注入用の移動相1が接続され、インレット34にはト
ラップカラム11洗浄用の目的成分精製用の移動相2が
接続され、インレット35には分析用の移動相3、4が
接続され、アウトレット38には分離用カラム12が接
続される。
ー21と回転不可能なステータ31を有し、ローター2
1を回転させることによりポジションを切替ることがで
きる。図2に回転可能なローター21と回転不可能なス
テータ31とのポジションを示す。図2のポジションA
で、インレット23とインレット33およびアウトレッ
ト26とアウトレット36が接続される。オートサンプ
ラ9から注入された試料は、ポンプ5により送り出され
る移動相1に乗ってインレット33に接続されており、
インレット33に接続されたインレット23からトラッ
プカラム11に搬送される。トラップカラム11に試料
はトラップされる。次に、ローター21を回転させ図2
のポジションBに切替る。ポジションBで、インレット
23とインレット34およびアウトレット26とアウト
レット37が接続される。インレット34には移動相2
およびポンプ6が接続されており、トラップカラム11
には、ポンプ6により送り出される目的成分精製用の移
動相2がインレット34からインレット23を通って流
れ、目的成分精製用の移動相2により洗浄され、目的成
分はトラップカラム11に保持されたままの状態で、目
的成分より保持の弱い夾雑成分が洗い出され、アウトレ
ット26を通ってアウトレット37より排出される。そ
の後、ローター21を回転させ図2のポジションCに切
替、ポジションCで、インレット23とインレット35
およびアウトレット26とアウトレット38が接続され
る。インレット35には移動相3、4およびポンプ7、
8が接続されており、トラップカラム11には、ポンプ
7、8により送り出された分析用の移動相3、4の混合
液がインレット35からインレット23を通って流れ、
トラップカラム11中の目的成分は分離カラム12に導
入され分離が行われた後、検出器13で検出される。ト
ラップカラム11中の目的成分が分離カラム12に定量
的に導入された段階で、流路切替バルブ10のポジショ
ンは図2のポジションAと点対称の関係にあるポジショ
ンに戻り、ポジションAで、インレット23とアウトレ
ット36およびアウトレット26とインレット33が接
続され、試料注入用の移動相1によりトラップカラム1
1を一定時間エージングした後、ローター21を回転さ
せることにより再びポジションAにもどり、以後同じ動
作が繰り返される。
ローター21のインレット23およびアウトレット26
とステータ31のインレット33、34、35およびア
ウトレット36、37、38はローター21を回転させ
ることにより、配管38により必要な組み合わせで接続
される。
リュームはインレット23とインレット33を接続する
配管38の容量と、アウトレット26とアウトレット3
6を接続する配管38の容量のみであり、カラム容量と
比較するとほとんど無視できる容量であり、分離性能の
低下は起こらない。同様に、ポジションBにおいては、
デッドボリュームはインレット23とインレット34を
接続する配管38の容量と、アウトレット26とアウト
レット37を接続する配管38の容量のみであり、ポジ
ションCにおいては、デッドボリュームはインレット2
3とインレット35を接続する配管38の容量と、アウ
トレット26とアウトレット38を接続する配管38の
容量のみであり、いずれも無視し得る容量である。
ラム12への接続を流路切替バルブ10のみを用いるこ
とにより簡便かつ自動的に行うことが可能となり、デッ
ドボリュームの増加はほとんどなく、分離性能の低下は
起こらない。
2の実施例の概略構成図であり、2次元HPLC装置へ
の応用である。移動相2、3、4と、送液用のポンプ
5、6、7、8と、オートサンプラ9と、流路切替バル
ブ10と、トラップカラム11および検出器13から構
成されている部分は図1における第1の実施例と同様で
ある。また、流路切替バルブ10の構造も図1における
第1の実施例と同様である。試料注入用の移動相には組
成の異なる移動相41、42、43、44が接続され、
1次元目の分離カラム46と2次元目の分離カラム47
から構成されている。
次元HPLCにおいて、検出器13にLC/MSを使用
する場合、1次元目の分離カラム46に陽イオン交換カ
ラム、2次元目の分離カラム47に逆相カラムを用いる
ことが多く、通常陽イオン交換クロマトグラフィーでは
高塩濃度の移動相でpHを酸性から塩基性に段階的に切
替る。このために、試料注入用の移動相には組成の異な
る移動相41、42、43、44が接続されている。試
料中のタンパク質、ペプチドは、そのpHにおける電荷
に応じて、分離カラム46から順次溶出するので、各分
画を2次元目の分離カラム47に順次導入することによ
り高い分離能が得られる。
と同様であり、図2のポジションAで、インレット23
とインレット33およびアウトレット26とアウトレッ
ト36が接続される。オートサンプラ9から注入された
試料は、ポンプ5により送り出される移動相41に乗っ
て、分離カラム46で分離された後、インレット33に
接続されており、インレット33に接続されたインレッ
ト23からトラップカラム11に搬送される。トラップ
カラム11に試料はトラップされる。次に、ローター2
1を回転させ図2のポジションBに切替る。ポジション
Bで、インレット23とインレット34およびアウトレ
ット26とアウトレット37が接続される。インレット
34には移動相2およびポンプ6が接続されており、ト
ラップカラム11には、ポンプ6により送り出される目
的成分精製用の移動相2がインレット34を通ってイン
レット23から流れ、目的成分精製用の移動相2により
洗浄され、目的成分はトラップカラム11に保持された
ままの状態で、目的成分より保持の弱い夾雑成分が洗い
出され、アウトレット26を通ってアウトレット37よ
り排出される。この場合の洗い出しは、移動相41に含
まれる塩を脱塩することが主要な目的である。その後、
ローター21を回転させ図2のポジションCに切替、ポ
ジションCで、インレット23とインレット35および
アウトレット26とアウトレット38が接続される。イ
ンレット35には移動相3、4およびポンプ7、8が接
続されており、ポンプ7、8により送り出された分析用
の移動相3、4の混合液がインレット35を通ってイン
レット23からトラップカラム11に導入され、トラッ
プカラム11中の目的成分が2次元目の分離カラム47
に導入され分離が行われた後、検出器13で検出され
る。トラップカラム11中の目的成分が分離カラム47
に定量的に導入された段階で、ポジションAにもどり、
ポンプ5には移動相42が接続され、以後同じ動作が繰
り返される。
ンAにおいては、デッドボリュームはインレット23と
インレット33を接続する配管38の容量と、アウトレ
ット26とアウトレット36を接続する配管38の容量
のみであり、ポジションBにおいては、デッドボリュー
ムはインレット23とインレット34を接続する配管3
8の容量と、アウトレット26とアウトレット37を接
続する配管38の容量のみであり、ポジションCにおい
ては、デッドボリュームはインレット23とインレット
35を接続する配管38の容量と、アウトレット26と
アウトレット38を接続する配管38の容量のみであ
り、いずれも無視し得る容量である。
3の実施例の概略構成図であり、2次元HPLC装置へ
の応用である。移動相41、42、43、44、2、
3、4と、送液用のポンプ5、6、7、8と、オートサ
ンプラ9と、流路切替バルブ10と、1次元目の分離カ
ラム46と2次元目の分離カラム47および検出器13
から構成されている部分は図1における第1の実施例と
同様である。流路切替バルブ10回転可能なローター2
1は4つのインレット51、52、53、54と4つの
アウトレット55、56、57、58を有し、インレッ
ト51とアウトレット55、インレット52とアウトレ
ット56、インレット53とアウトレット57、インレ
ット54とアウトレット58はそれぞれ対になってい
る。ステータ31は第1および第2の実施例と同様の構
造を有している。本実施例においては、4つのトラップ
カラム61、62、63、64がそれぞれインレット5
1とアウトレット55、インレット52とアウトレット
56、インレット53とアウトレット57、インレット
54とアウトレット58に接続されている。インレット
33には試料注入用の移動相41、42、43、44が
接続され、インレット34にはトラップカラム61、6
2、63、64洗浄用の目的成分精製用の移動相2が接
続され、インレット35には分析用の移動相3、4が接
続され、アウトレット38には分析用カラム12が接続
される。
ット51とインレット33およびアウトレット55とア
ウトレット36が接続される。インレット33には分離
カラム46が接続されており、オートサンプラ9から注
入された試料は、ポンプ5により送り出される移動相4
1に乗って、分離カラム46で分離された後、インレッ
ト33を通ってインレット51からトラップカラム61
に搬送される。トラップカラム61に試料はトラップさ
れる。ポンプ5により送り出される移動相は、一定時間
ごとに移動相41、42、43、44と切替られる。ま
た、流路切替バルブ10も一定時間ごとにポジションが
切替られ、ローター21を回転させ、インレット51と
インレット34およびアウトレット55とアウトレット
37が接続される。インレット34には移動相2および
ポンプ6が接続されており、トラップカラム61には、
ポンプ6により送り出される目的成分精製用の移動相2
が流れ、目的成分精製用の移動相2により洗浄され、目
的成分はトラップカラム61に保持されたままの状態
で、目的成分より保持の弱い夾雑成分が洗い出され、ア
ウトレット37を通ってアウトレット55より排出され
る。この場合の洗い出しも、移動相41に含まれる塩を
脱塩することが主要な目的である。この時、同時にイン
レット52とインレット33およびアウトレット56と
アウトレット36が接続される。インレット33には分
離カラム46が接続されており、オートサンプラ9から
注入された試料は、ポンプ5により送り出される移動相
41、42、43あるいは44に乗って、インレット3
3からインレット52を通って分離カラム46に達し、
分離カラム42で分離された後、トラップカラム62に
搬送される。トラップカラム62に試料はトラップされ
る。
ット51とインレット35およびアウトレット55とア
ウトレット38が接続される。インレット35には移動
相3、4およびポンプ7、8が接続されており、ポンプ
7、8により送り出された分析用の移動相3、4の混合
液がインレット35を通ってインレット51からトラッ
プカラム61に導入され、トラップカラム61中の目的
成分が移動相3、4の混合液により2次元目の分離カラ
ム47に導入され分離が行われた後、検出器13で検出
される。この時、同時にインレット52とインレット3
4およびアウトレット56とアウトレット37が接続さ
れる。インレット34には移動相2およびポンプ6が接
続されており、トラップカラム62には、ポンプ6によ
り送り出される目的成分精製用の移動相2がインレット
34を通ってインレット51から流れ、目的成分精製用
の移動相2により洗浄され、目的成分はトラップカラム
62に保持されたままの状態で、目的成分より保持の弱
い夾雑成分が洗い出され、アウトレット37を通ってア
ウトレット56より排出される。さらに同時にインレッ
ト53とインレット33およびアウトレット57とアウ
トレット36が接続される。インレット33には分離カ
ラム46が接続されており、オートサンプラ9から注入
された試料は、ポンプ5により送り出される移動相4
1、42、43あるいは44に乗って、分離カラム46
で分離された後、インレット33を通ってインレット5
3からトラップカラム63に搬送される。トラップカラ
ム63に試料はトラップされる。以降、インレット3
3、34、35とインレット51〜54およびアウトレ
ット36、37、38とアウトレット55〜58が順次
接続され、1次元目の分離カラム46から溶出される各
分画成分がトラップカラム61〜64にトラップされ、
移動相2により洗浄・脱塩が行われ、移動相3、4によ
り2次元目の分離カラム47により、分離・分析が行わ
れる。
の溶出成分のトラップ、精製・脱塩、2次元目の分離カ
ラム47による分離・分析を並行して行うことができ
る。デッドボリュームは実施例1、2と同様に無視し得
る容量であり、分離性能の低下なしに、複数の分離を並
行して行うことができ、スループットの向上も同時に可
能となる。
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で種々の変更を
行うことができる。例えば、第2および第3の実施例に
おいて、試料注入用の移動相には組成の異なる移動相4
1、42、43、44を接続しているが、この数に制限
はない。第2に実施例において、トラップカラム11に
よる目的成分の保持をより確実にするため、もう1流路
足してトラップカラムをもう一つ加え、一方のトラップ
カラムによるトラップの動作と、他方のトラップカラム
のエージング動作を同時に行える構造にしてもよい。ま
た、第3の実施例において、4つのトラップカラム6
1、62、63、64を用いているが、この数に制限は
ない。
で前処理カラム、分離カラム等の多数の流路の接続切替
を簡便かつ自動的に行うことを可能としたので、分離性
能の低下をもたらすことなく、高度な前処理や多次元分
離を自動化できる液体クロマトグラフを構築することが
でき、同時にスループットの向上も可能となる。
構成図である。
ットの位置関係を示した図である。
概略構成図である。
概略構成図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも二組のインレットとアウトレ
ットの組み合わせを有し、少なくとも四つの流路が接続
可能であり、接続された少なくとも四つの流路を前記イ
ンレットおよびアウトレットに順次接続する構造を有す
る流路切替バルブを備えたことを特徴とする高速液体ク
ロマトグラフ。 - 【請求項2】 少なくとも三組のインレットとアウトレ
ットの組み合わせを有し、少なくとも六つの流路が接続
可能であり、接続された少なくとも六つの流路を前記イ
ンレットおよびアウトレットに順次接続する構造を有す
る流路切替バルブを備え、この流路切替バルブの少なく
とも一組の前記インレットおよびアウトレットに前処理
用の溶媒およびこの溶媒を送液するポンプを備えた流路
と、前処理用カラムに接続される流路を接続したことを
特徴とする多次元液体クロマトグラフ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002001019A JP3829718B2 (ja) | 2002-01-08 | 2002-01-08 | 高速液体クロマトグラフ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002001019A JP3829718B2 (ja) | 2002-01-08 | 2002-01-08 | 高速液体クロマトグラフ |
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JP2003202332A true JP2003202332A (ja) | 2003-07-18 |
JP3829718B2 JP3829718B2 (ja) | 2006-10-04 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002001019A Expired - Lifetime JP3829718B2 (ja) | 2002-01-08 | 2002-01-08 | 高速液体クロマトグラフ |
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