JP2003202062A - トロイダル型無段変速機 - Google Patents
トロイダル型無段変速機Info
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Abstract
働きを損なうことなく、トラニオンからの連結部材の脱
落を防止できるとともに、加工や組立が容易なトロイダ
ル型無段変速機を提供する。 【解決手段】 本発明に係るトロイダル型無段変速機
は、一対の折れ曲がり壁部8,8同士を連結する連結部
材33を備え、この連結部材33は、ポケット部P内に
位置しており、その少なくとも一端部が締結部材40に
より折れ曲がり壁部8に結合されていることを特徴とす
る。
Description
機械の変速機として利用可能なトロイダル型無段変速機
に関する。
13に略示するようなトロイダル型無段変速機を使用す
ることが一部で実施されている。このトロイダル型無段
変速機は、例えば実開昭62-71465号公報に開示
されているように、入力軸1と同心に第1のディスクで
ある入力側ディスク2を支持し、入力軸1と同心に配置
された出力軸3の端部に、第2のディスクである出力側
ディスク4を固定している。トロイダル型無段変速機を
納めたケーシングの内側には、入力軸1並びに出力軸3
に対し捻れの位置にある枢軸5,5を中心として揺動す
るトラニオン6,6が設けられている。
および後述する図16に示すように、トラニオン6の支
持板部7の長手方向(図14および図16の左右方向)の
両端部に、この支持板部7の内側面側(図14の上側)に
折れ曲がる状態で形成された一対の折れ曲がり壁部8,
8を有している。そして、この折れ曲がり壁部8,8に
よって、トラニオン6には、後述するパワーローラ11
を収容するための凹状のポケット部Pが形成される。ま
た、各折れ曲がり壁部8,8の外側面(支持板部7と反
対側の面)には、各枢軸5,5が互いに同心的に設けら
れている。
れ、この円孔10には変位軸9の基端部が支持されてい
る。そして、各枢軸5,5を中心として各トラニオン
6,6を揺動させることにより、これら各トラニオン
6,6の中央部に支持された変位軸9の傾斜角度を調節
できるようになっている。また、各トラニオン6,6の
内側面から突出する変位軸9の先端部の周囲には、パワ
ーローラ11が回転自在に支持されており、各パワーロ
ーラ11,11は、入力側および出力側の両ディスク
2,4の間に挟持されている。なお、各変位軸9,9の
基端部と先端部は、互いに偏心している。
互いに対向する内側面2a,4aの断面はそれぞれ、枢
軸5を中心とする円弧或いはこのような円弧に近い曲線
を回転させて得られる凹面を成している。そして、球状
の凸面に形成された各パワーローラ11,11の周面1
1a,11aが各内側面2a,4aに当接されている。
ローディングカム式の押圧装置12が設けられている。
この押圧装置12は、入力側ディスク2を出力側ディス
ク4に向けて弾性的に押圧している。また、押圧装置1
2は、入力軸1と共に回転するカム板13と、保持器1
4により保持された複数個(例えば4個)のローラ15,
15とから構成されている。また、カム板13の片側面
(図12および図13の左側面)には、周方向に亙って凹
凸面であるカム面16が形成され、入力側ディスク2の
外側面(図12および図13の右側面)にも同様のカム面
17が形成されている。そして、複数個のローラ15,
15は、入力軸1に対して放射方向に延びる軸を中心に
回転できるように、支持されている。
においては、入力軸1を回転させると、その回転に伴っ
てカム板13が回転し、カム面16によって複数個のロ
ーラ15,15が、入力側ディスク2の外側面に設けら
れたカム面17に押圧される。この結果、入力側ディス
ク2が複数のパワーローラ11,11に押圧されると同
時に、1対のカム面16,17と複数個のローラ15,
15の転動面との押し付け合いに基づいて、入力側ディ
スク2が回転する。そして、この入力側ディスク2の回
転が、各パワーローラ11,11を介して、出力側ディ
スク4に伝達され、この出力側ディスク4に固定された
出力軸3が回転する。
場合であって、入力軸1と出力軸3との間で減速を行な
う場合には、枢軸5,5を中心として各トラニオン6,
6を揺動させ、各パワーローラ11,11の周面11
a,11aが、図12に示すように、入力側ディスク2
の内側面2aの中心寄り部分と出力側ディスク4の内側
面4aの外周寄り部分とにそれぞれ当接するように、各
変位軸9,9を傾斜させる。
オン6,6を揺動させ、各パワーローラ11,11の周
面11a,11aが、図13に示すように、入力側ディ
スク2の内側面2aの外周寄り部分と出力側ディスク4
の内側面4aの中心寄り部分とにそれぞれ当接するよう
に、各変位軸9,9を傾斜させる。各変位軸9,9の傾
斜角度を図12と図13との中間にすれば、入力軸1と
出力軸3との間で、中間の変速比が得られる。
−69293号(実開平1−173552号)のマイクロ
フィルムに記載されたより具体化されたトロイダル型無
段変速機を示している。入力側ディスク2および出力側
ディスク4はそれぞれ、円管状の入力軸18の周囲に、
ニードル軸受19,19を介して、回転自在および軸方
向に変位自在に支持されている。また、ローディングカ
ム式の押圧装置12を構成するためのカム板13は、入
力軸18の端部(図15の左端部)の外周面にスプライン
係合され、鍔部20によって入力側ディスク2から離れ
る方向への移動が阻止されている。また、出力側ディス
ク4には出力歯車21がキー22,22により結合され
ており、これら出力側ディスク4と出力歯車21とが同
期して回転するようになっている。
のトラニオン6,6の両端部にはそれぞれ枢軸5,5が
設けられており、これらの枢軸5,5は一対の支持板2
3,23に対して揺動自在および軸方向(図15の表裏
方向、図16の左右方向)に変位自在に支持されてい
る。すなわち、各枢軸5,5は、支持板23,23に形
成された支持孔23aの内側にラジアルニードル軸受3
2によって支持されている。そして、各トラニオン6,
6を構成する支持板部7の中央部に形成された円孔10
には、基端部9aと先端部9bとが互いに平行で且つ偏
心した変位軸9の基端部9aが、回転自在に支持されて
いる。また、各支持板部7の内側面から突出する各変位
軸9の先端部9bの周囲には、パワーローラ11が回転
自在に支持されている。
れた一対の変位軸9,9は、入力軸18に対し、互いに
180度反対側の位置に設けられている。また、これら
の各変位軸9,9の先端部9bが基端部9aに対して偏
心している方向は、入力側および出力側の両ディスク
2,4の回転方向に対して同方向(図16で左右逆方向)
となっている。また、偏心方向は、入力軸18の配設方
向に対して略直交する方向となっている。したがって、
各パワーローラ11,11は、入力軸18の長手方向に
若干変位できるように支持される。その結果、押圧装置
12が発生するスラスト荷重に基づく各構成部材の弾性
変形等に起因して、各パワーローラ11,11が入力軸
18の軸方向に変位する傾向となった場合でも、各構成
部材に無理な力が加わらず、この変位が吸収される。
と各トラニオン6,6を構成する支持板部7の内側面と
の間には、パワーローラ11の外側面の側から順に、ス
ラスト転がり軸受であるスラスト玉軸受24と、スラス
トニードル軸受25とが設けられている。このうち、ス
ラスト玉軸受24は、各パワーローラ11に加わるスラ
スト方向の荷重を支承しつつ、これら各パワーローラ1
1の回転を許容するものである。このようなスラスト玉
軸受24はそれぞれ、複数個ずつの玉26,26と、こ
れら各玉26,26を転動自在に保持する円環状の保持
器27と、円環状の外輪28とから構成されている。ま
た、各スラスト玉軸受24の内輪軌道は各パワーローラ
11の外側面に、外輪軌道は各外輪28の内側面にそれ
ぞれ形成されている。
ラニオン6,6を構成する支持板部7の内側面と外輪2
8の外側面との間に挟持されている。このようなスラス
トニードル軸受25は、各パワーローラ11から各外輪
28に加わるスラスト荷重を支承しつつ、これら各パワ
ーローラ11および外輪28が各変位軸9の基端部9a
を中心として揺動変位することを許容する。
6の左端部)にはそれぞれ駆動ロッド29が結合されて
おり、各駆動ロッド29の中間部外周面に駆動ピストン
30が固設されている。そして、これら各駆動ピストン
30はそれぞれ、駆動シリンダ31内に油密に嵌装され
ている。
速機の場合、入力軸18の回転は、押圧装置12を介し
て、入力側ディスク2に伝えられる。そして、この入力
側ディスク2の回転が、一対のパワーローラ11,11
を介して出力側ディスク4に伝えられ、更にこの出力側
ディスク4の回転が、出力歯車21より取り出される。
度比を変える場合には、一対の駆動ピストン30,30
を互いに逆方向に変位させる。これら各駆動ピストン3
0,30の変位に伴って、一対のトラニオン6,6が互
いに逆方向に変位する。例えば、図16の下側のパワー
ローラ11が同図の右側に、同図の上側のパワーローラ
11が同図の左側にそれぞれ変位する。その結果、これ
ら各パワーローラ11,11の周面11a,11aと入
力側ディスク2及び出力側ディスク4の内側面2a,4
aとの当接部に作用する接線方向の力の向きが変化す
る。そして、この力の向きの変化に伴って、各トラニオ
ン6,6が、支持板23,23に枢支された枢軸5,5
を中心として、互いに逆方向に揺動する。
したように、各パワーローラ11,11の周面11a,
11aと各内側面2a,4aとの当接位置が変化し、入
力軸18と出力歯車21との間の回転速度比が変化す
る。また、これら入力軸18と出力歯車21との間で伝
達するトルクが変動し、各構成部材の弾性変形量が変化
すると、各パワーローラ11,11及びこれら各パワー
ローラ11に付属の外輪28が、各変位軸9の基端部9
aを中心として僅かに回動する。これら各外輪28の外
側面と各トラニオン6を構成する支持板部7の内側面と
の間には、各スラストニードル軸受25が存在するた
め、前記回動は円滑に行なれる。したがって、前述のよ
うに各変位軸9,9の傾斜角度を変化させるための力が
小さくて済む。
ル型無段変速機の運転時において、各トラニオン6,6
の内側面側(ポケット部P側)に回転自在に支持された
パワーローラ11には、入力側および出力側の両ディス
ク2,4の内側面2a,4aからスラスト荷重が加わ
る。そして、このスラスト荷重は、スラスト玉軸受24
及びスラストニードル軸受25を介して、各トラニオン
6を構成する支持板部7の内側面に伝達される。したが
って、トロイダル型無段変速機の運転時に各トラニオン
6,6は、図14に誇張して示すように、パワーローラ
11が位置する内側面側が凹面となる方向に、僅かとは
言え弾性変形する。
スラスト玉軸受24を構成する転動体である玉26,2
6及びスラストニードル軸受25を構成するニードルに
加わるスラスト荷重が不均一になる。すなわち、各トラ
ニオン6の弾性変形の結果、これら各トラニオン6を構
成する支持板部7の内側面と各パワーローラ11の外側
面との距離が不均一になる。そして、これら両面同士の
距離が大きくなった部分に存在する転動体に加わるスラ
スト荷重が小さくなる代わりに、この距離が小さくなっ
た部分に存在する転動体に加わるスラスト荷重が大きく
なる。この結果、一部の転動体に過大なスラスト荷重が
加わり、この一部の転動体と当該転動体の転動面が当接
している軌道面との当接圧が過大となって、これら転動
面及び軌道面の疲れ寿命が著しく短くなる。
傾転軸受の転動面である各枢軸5,5と、パワーローラ
11を支持するための支持板部7との結合部位A(図1
7参照)には応力が集中し易く、過大なトルクが入力さ
れて前述のようにトラニオン6が弾性変形した場合に
は、前記結合部位Aに亀裂等の損傷が発生し易くなる。
そのため、従来は、トラニオン6の肉厚を大きくして、
このような損傷の発生を防止しているが、大型化して重
量が増加するとともに、コストも増大するため、好まし
くない。また、枢軸5と支持板部7とを必要以上に大き
な半径で結合する必要があり、加工上においても問題が
生じていた。
弾性変形すると、変位軸9がトラニオン6に対し傾斜す
る。その場合、変位軸9の基端部9aとトラニオン6と
の係合部B(図17参照)に応力が集中して、この部分
に亀裂等の損傷が発生し易くなる。また、変位軸9がト
ラニオン6に対し傾斜すると、変位軸9の先端部9bに
支持されたパワーローラ11の位置がずれるため、パワ
ーローラ11の周面11aと各ディスク2,4の内側面
2a,4aとの接触点が所定位置からずれ、変速動作が
不安定になる。
ーラ11が位置するトラニオン6の内側面側に、一対の
折れ曲がり壁部8,8の先端部同士を連結する連結部材
33を設け、この連結部材33によって、トラニオン6
の内側面側が凹面となる方向に弾性変形することを規制
する技術も提案されている(特願2000−12264
8号参照)。また、トラニオン6の弾性変形を効果的に
防止するため、図19に示すように、一対の折れ曲がり
壁部8,8同士を連結部材33によって連結するだけで
なく、ポケットPを押し潰す力をその方向で効果的に受
けて支持することができる受圧部33bを連結部材33
に設ける技術も提案されている(特願2001−255
824号参照)。
ン6と連結部材33とを完全に密着または一体成形すれ
ば、連結部材33の働きを十分に生かすことができる。
しかし、加工性を考えると、別体にする方が望ましい。
しかし、その場合には、トラニオンからの連結部材の脱
落を防止することが必要になってくるとともに、加工精
度、嵌め合い、組立性などを考慮する必要があり、ま
た、連結部材の働きが損なわれないようにする必要があ
る。
のであり、トラニオンの弾性変形を防止する連結部材の
働きを損なうことなく、トラニオンからの連結部材の脱
落を防止できるとともに、加工や組立が容易なトロイダ
ル型無段変速機を提供することを目的とする。
に、請求項1に記載された発明は、互いの内側面同士を
対向させた状態で互いに同心的に且つ回転自在に支持さ
れた第1および第2のディスクと、これら第1および第
2のディスクの中心軸に対して捻れの位置にある枢軸を
中心に揺動するトラニオンと、このトラニオンを構成す
る支持板部の中央部に支持された変位軸と、この変位軸
の周囲に回転自在に支持された状態で前記第1および第
2の両ディスクの間に挟持されたパワーローラと、この
パワーローラの外側面に添設して設けられ、このパワー
ローラに加わるスラスト方向の荷重を支承しつつ、この
パワーローラの回転を許容する軸受とを備え、前記支持
板部の長手方向の両端部には、前記パワーローラを収容
するポケット部を形成するように前記支持板部の内側面
側に折れ曲がる一対の折れ曲がり壁部が形成され、これ
らの各折れ曲がり壁部の外側面に前記各枢軸が互いに同
心的に設けられて成るトロイダル型無段変速機におい
て、前記一対の折れ曲がり壁部同士を連結する連結部材
を備え、この連結部材の少なくとも一端部が締結部材に
より前記折れ曲がり壁部に結合されていることを特徴と
する。
は、トラニオンと連結部材とが別体であるため、加工性
が良好であるとともに、連結部材とトラニオンとが締結
部材を介して結合されているため、トラニオンからの連
結部材の脱落を防止することができる。また、トラニオ
ンの長手方向の両端部に設けた一対の折れ曲がり壁部同
士が連結部材によって連結されているため、トラニオン
の曲げ剛性が向上する。そのため、トロイダル型無段変
速機の運転に伴って、このトラニオンを構成する支持板
部の内側面にスラスト荷重が加わった場合でも、トラニ
オンが弾性変形しにくい。
項1に記載の発明において、前記締結部材は、その一端
部のみが前記連結部材または前記折れ曲がり壁部に固定
されており、締結部材の軸方向に沿う前記連結部材と前
記折れ曲がり壁部との相対的な移動を許容することを特
徴とする。
は、締結部材をトラニオン側と連結部材側の両方に固定
するのではなく、締結部材の一端部のみを連結部材また
はトラニオンに固定して、トラニオンと連結部材との相
対移動を許容しているため、トラニオンからの力は、締
結部材やその周辺に無理な負荷をかけることなく、連結
部材にスムーズに伝達される。したがって、連結部材の
本来の働きを十分に引き出すことができる。また、完全
な密着接合ではないため、加工、嵌め合い、組立等が容
易である。
項2に記載の発明において、前記連結部材は、その両端
部が前記締結部材により前記各折れ曲がり壁部に結合さ
れていることを特徴とする。
は、請求項2と同様の作用効果が得られるとともに、そ
の作用効果を促進することができる。
項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記連結
部材は、前記ポケット部内に位置していることを特徴と
する。
は、ポケット部を形成する折れ曲がり壁部の間に連結部
材が介在するので、各折れ曲がり壁部が互いに近づく方
向に弾性変形し難くなるため、トラニオンの曲げ剛性が
さらに向上する。
項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記トラ
ニオンの近傍には、このトラニオンが前記枢軸を中心と
して許容限度を越えて揺動することを防止するストッパ
が設けられており、前記連結部材に、このストッパに当
接する当接部が設けられていることを特徴とする。
は、トラニオンの傾転を支持する軸受に対するトラニオ
ンの転送表面部は、例えば、ずぶ焼き、高周波焼入れ、
浸炭焼入れなどの焼入れ処理を施すことにより、その表
面硬度を高くし、軸受の当接による磨耗を防止してい
る。ここで、本発明に係る連結部材を設けていないトラ
ニオンの場合には、トラニオンの傾転は、トラニオンの
転送表面部に近接する部位がストッパに当接することに
より阻止される。このため、このストッパに対するトラ
ニオンの当接部にも、磨耗防止の為に焼入れ処理を施す
が、これら転送表面部と当接部とは近接しているので、
焼入れ処理が2回にわたり行われる部位が生じる。この
結果、焼入れ処理が2回にわたって行われた部位の焼き
割れや硬度低下をもたらしてしまうので、トラニオンの
耐久性が低下してしまう。これに対し、本発明では、連
結部材の当接部がストッパに当接するので、磨耗防止の
ための焼入れ処理は、トラニオンの転送表面部およびト
ラニオンとは別体の連結部材の当接部に対して、別々に
行われる。したがって、焼入れ処理がトラニオンに対し
て2回にわたり行われないので、トラニオンの耐久性が
低下しない。
明の実施形態について説明する。なお、本発明の特徴
は、スラスト荷重によるトラニオン6の弾性変形を防止
する連結部材33とトラニオン6との接合構造にあり、
その他の構成および作用は前述した従来の構成および作
用と同様であるため、以下においては、本発明の特徴部
分についてのみ言及し、それ以外の部分については、図
12乃至図19と同一の符号を付してその詳細な説明を
簡略化することにする。
る。図示のように、本実施形態のトロイダル型無段変速
機を構成するトラニオン6は、前述した従来構造の場合
と同様に、支持板部7の長手方向(図1の左右方向)の両
端部に、支持板部7の内側面側(図1の上側)に折れ曲が
る状態で形成された一対の折れ曲がり壁部8,8を有し
ている。そして、各折れ曲がり壁部8,8の外側面に
は、枢軸5,5が互いに同心的に設けられている。
RC45以下の硬さになっている。また、トラニオン6
において、このトラニオン6の傾転を支持するラジアル
ニードル軸受32の転送表面部5aは、ラジアルニード
ル軸受32の当接による磨耗を防止するために、例え
ば、ずぶ焼き、高周波焼入れ、浸炭焼入れなどの焼入れ
処理を施すことにより、その表面硬度がHRC50以上
になるようにしている。なお、変位軸9の基端部9aを
支持する支持板部7の中央部の円孔10は、貫通してお
らず、一端側(パワーローラ11が収容されるポケット
部Pと反対の側)が閉塞された袋状に形成されている。
は、パワーローラ11が位置するトラニオン6の内側面
側(ポケット部P側)に、トラニオン6の内側面側が凹
面となる方向に弾性変形することを規制する連結部材3
3が設けられている。この連結部材33は、一対の折れ
曲がり壁部8,8の先端部8a,8a間に架設されるよ
うに延びている。具体的には、連結部材33は、ポケッ
ト部P内に位置しており、スラスト方向と略直交する方
向でポケット部Pの内面に当接して、ポケット部Pを押
し潰すように作用する押圧力を受ける。なお、連結部材
33は、例えば、鋼等の十分な剛性を有する材料に、鍛
造加工の如き、大きな剛性を得られる加工を施すことに
より直線状に成形される。
ン6に、変位軸9、パワーローラ11、スラスト玉軸受
24、スラストニードル軸受25を組み付けた後、ピン
等の締結部材40によってトラニオン6に対し結合固定
される。
トラニオン6に結合固定した状態で、パワーローラ11
は、連結部材33とトラニオン6の支持板部7との間に
配置された状態となる。ただし、パワーローラ11のう
ちで、入力側および出力側の両ディスク2,4の内側面
2a,4a(図12,13,15参照)と当接する部分
は、図2に示すように、連結部材33の側縁(ポケット
部Pの側口)から露出している。パワーローラ11の周
面11aの一部で、このように連結部材33の側縁から
露出した部分が、各内側面2a,4aに当接自在とする
ため、トラニオン6の揺動に拘らず、各ディスク2,4
と干渉しないように、連結部材33の形状および大きさ
を設定する。
連結部材33とが別体であるため、加工性が良好である
とともに、連結部材33とトラニオン6とが締結部材4
0を介して結合されているため、トラニオン6からの連
結部材33の脱落を防止することができる。
設けた一対の折れ曲がり壁部8,8同士が連結部材33
によって連結されているため、トラニオン6の曲げ剛性
が向上する。そのため、トロイダル型無段変速機の運転
に伴って、このトラニオン6を構成する支持板部7の内
側面に、図1で下向きのスラスト荷重Fが加わった場合
でも、トラニオン6が弾性変形しにくい。特に、本構成
の連結部材33は、ポケット部Pの内面(具体的には、
折れ曲がり壁部8,8の内面)に当接されてポケット部
Pを押し潰す力をその方向で直接に受けることができる
ため、トラニオン6の弾性変形を効果的に防止すること
ができる。このように、ポケットPを押し潰す力をその
方向で効果的に受けて支持することができれば、トラニ
オン6の弾性変形を規制する連結部材33の規制力が、
ポケットPを押し潰す力に抗する方向に有効に作用す
る。したがって、一対の折れ曲がり壁部8,8の先端縁
同士の間隔の変化が規制され、トラニオン6の弾性変形
が効果的に防止される。
形を防止できれば、過大なトルクが入力された場合で
も、各枢軸5,5と支持板部7との結合部位Aに応力が
集中することがなく(応力の低下を図れ)、トラニオン
6の肉厚を特に大きくしなくても、各枢軸5,5の基端
部分に亀裂等の損傷が発生しにくくできる。このため、
重量やコストの低減を図れるとともに、トラニオンを小
型化することもできる。また、トラニオン6の変形に基
づく変位軸9の傾斜を防止し、この変位軸9の先端部9
bに支持したパワーローラ11の位置がずれるのを抑え
ることができるので、変速動作を安定させることができ
る。なお、本実施形態では、変位軸9の基端部9aを支
持する支持板部7の中央部の円孔10が貫通しておら
ず、一端側が閉塞された袋状に形成されているため、仮
に変位軸9がトラニオン6に対し傾斜するようなことが
あっても、変位軸9の基端部9aとトラニオン6との係
合部Bに応力が集中してこの部分に亀裂等の損傷が発生
するといった事態を回避できる。
1を示している。なお、本変形例において、図1と共通
する構成部分については、同一符号を付してその説明を
簡略化する。
の一方側の折れ曲がり壁部8の先端部8aには、トラニ
オン6と連結部材33とを結合するためのピン40が挿
通されるピン穴44が形成されている。このピン穴44
の内径は、ピン40の外径よりも若干大きく形成されて
いる。また、連結部材33の一端部には、ピン40が挿
入されるピン孔42が形成されている。このピン孔42
の内径は、ピン40の外径と略一致している。
によって固定される(カシメ固定された部分が図中に参
照符号45で示されている)。また、ピン40は、ピン
40の外径よりも大きな内径を有するピン穴44内で
は、ピン穴44の内面との間に所定の隙間S1を形成す
る「すきまばめ」状態で配されており、図中に矢印で示
す軸方向でトラニオン6の移動を許容する。
壁部8の先端部8aと連結部材33の他端部との間にも
以上と同様の接合構造が成されていることが望ましい
が、そのような接合構造が成されていなくても良い。す
なわち、図1または後述する図4のような構造あるいは
一体成形など、任意の接合構造を採用することが可能で
ある。
様の構成を備えているため、図1と同様の作用効果が得
られるとともに、締結部材であるピン40をトラニオン
6側と連結部材33側の両方に固定するのではなく、ピ
ン40を連結部材33のみに固定して(ピン40の一端
部のみを連結部材33に固定して)、トラニオン6の軸
方向移動を許容しているため(ピン40の軸方向に沿う
連結部材33と折れ曲がり壁部8aとの相対的な移動を
許容しているため)、トラニオン6と連結部材33との
間に隙間があっても、負荷がピン40自身によって伝達
されてしまうといったことがない。
と連結部材33との間に所定の隙間Sが形成されるよう
にして、トラニオン6と連結部材33とをボルト40A
によって締結した場合には、図5および図6に示すよう
に、トラニオン6にスラスト荷重Fが作用すると、トラ
ニオン6は、その構造上、連結部材33を圧縮させる方
向に変形する(圧縮力F1が作用する)。このため、ト
ラニオン6側と連結部材33側の両方にネジを切った場
合には、トラニオン6と連結部材33との間の隙間Sの
存在により、負荷がボルト40A自身によって伝達され
てしまう。
とすれば、トラニオン6にスラスト荷重Fが作用した
際、ボルト40A自身による連結部材33への負荷の伝
達はないが、組立の際にボルト40Aを締め上げること
により、隙間Sの量に応じてトラニオン6に曲げ荷重
(応力)f2が作用する。また、それによって、ボルト
40Aには引張り荷重(応力)f1が作用することにな
る。
よって完全にトラニオン6と連結部材33とを接合する
と、締結部材やその周辺に無理な負荷がかかり、連結部
材33の本来の働きを十分に引き出せない。
よってトラニオン6と連結部材33とを完全に密着接合
せず、ピン40とトラニオン6との間に隙間をもたせて
トラニオン6の動きを許容した接合形態を採用している
ため、ピン40は、トラニオン6からの力を連結部材3
3へと伝える単なるガイド的な役割を成し、トラニオン
6からの力は、ピン40やその周辺に無理な負荷をかけ
ることなく(トラニオン6に曲げ荷重(応力)f2が作
用したり、ピン40に引張り荷重(応力)f1が作用し
たりせず)、連結部材33にスムーズに伝達される。し
たがって、連結部材33の本来の働きを十分に引き出す
ことができる。また、完全な密着接合ではないため、加
工、嵌め合い、組立等が容易である。
を示している。なお、本変形例において、図3の(a)
と共通する構成部分については、以下、同一符号を付し
てその説明を省略する。
の折れ曲がり壁部8の先端部8aには、トラニオン6と
連結部材33とを結合するためのピン40が挿通される
ピン穴44Aが形成されている。このピン穴44Aの内
径は、ピン40の外径と略一致している。また、連結部
材33の端部には、ピン40が挿入されるピン孔42A
が形成されている。このピン孔42Aの内径は、ピン4
0の外径よりも若干大きく形成されている。
メによって固定される(カシメ固定された部分が図中に
参照符号46で示されている)。また、ピン40は、ピ
ン40の外径よりも大きな内径を有するピン孔42A内
では、ピン孔42Aの内面との間に所定の隙間S2を形
成する「すきまばめ」状態で配されており、図中に矢印
で示す軸方向で連結部材33の移動を許容する。
0をトラニオン6のみに固定して、連結部材33の軸方
向移動を許容しているため、第1の実施形態と同様の作
用効果を得ることができる。
3を示している。なお、本変形例において、図3と共通
する構成部分については、以下、同一符号を付してその
説明を省略する。
の折れ曲がり壁部8の先端部8aには、トラニオン6と
連結部材33とを結合するためのボルト40Aが螺合さ
れるネジ穴44Aが形成されている。また、連結部材3
3の端部には、ボルト40Aが挿入される孔42が形成
されている。この孔42の内径は、ボルト40Aの外径
よりも若干大きく形成されている。
穴44A内に螺合状態で固定される。また、ボルト40
Aは、ボルト40Aの外径よりも大きな内径を有する孔
42内では、孔42の内面との間に所定の隙間S2を形
成する「すきまばめ」状態で配されており、図中に矢印
で示す軸方向で連結部材33の移動を許容する。
40Aをトラニオン6のみに固定して、連結部材33の
軸方向移動を許容しているため、変形例1および変形例
2と同様の作用効果を得ることができる。
4を示している。なお、本変形例において、図7の
(a)と共通する構成部分については、以下、同一符号
を付してその説明を省略する。
の折れ曲がり壁部8の先端部8aには、トラニオン6と
連結部材33とを結合するためのボルト40Aが挿通さ
れる穴44が形成されている。この穴44の内径は、ボ
ルト40Aの外径よりも若干大きく形成されている。ま
た、連結部材33の端部には、ボルト40Aが螺合され
るネジ孔42Aが形成されている。
孔42A内に螺合状態で固定される。また、ボルト40
Aは、ボルト40Aの外径よりも大きな内径を有する穴
44内では、穴44の内面との間に所定の隙間S1を形
成する「すきまばめ」状態で配されており、図中に矢印
で示す軸方向でトラニオン6の移動を許容する。
ト40Aを連結部材33のみに固定して、トラニオン6
の軸方向移動を許容しているため、変形例1ないし変形
例3と同様の作用効果を得ることができる。
態を示している。図8に示すように、ハウジング38の
内面には、各トラニオン6を支持する支持板(ヨーク)
23の中間部を、揺動並びに枢軸5,5の軸線方向(図
8の左右方向)に亙る変位自在に支持するための支持ポ
スト34が固定されている。そして、この支持ポスト3
4の先端部で支持板23の内面側の中央部には、抑え金
具36が、結合ねじ37により結合固定されている。こ
の抑え金具36の先端部には、基端寄り部分に比べて外
径が大きくなったフランジ状の抑え鍔部39が形成され
ている。
よび抑え金具36を貫通した状態で、先端部をハウジン
グ36の内面に固定した支持プレート40に螺合し、頭
部41を抑え鍔部39に当接させている。この状態で、
支持ポスト34および抑え金具36は、支持プレート4
0と結合ねじ37の頭部41との間で挟持され、支持プ
レート40を介してハウジング36の内面に固定されて
いる。
39との間で、トラニオン6が枢軸5を中心として許容
限度を越えて揺動することを防止するためのストッパ4
2を緩く挟持している。このストッパ42は、図10に
示すように、略長方形をなしている。ストッパ42の両
端部にはそれぞれ、平坦部42aと略円弧状の凹部42
bとが形成されている。
ニオン6の連結部材50は、ポケットPを押し潰す力を
その方向で受ける側壁部51,51と底壁部52とが一
体に形成されて略コ字状をなしている。側壁部51、5
1は、一対の折れ曲がり壁部8,8から突出している。
また、図10に示すように、底壁部52は、長手部52
aと短手部52bとが所定角度を形成するように一体に
形成されており、長手部52aと短手部52bとで形成
される角部52cが、ストッパ42の凹部42b内に入
り込めるようになっている。
52との連結部で、且つ底壁部52の長手部52aの側
壁部51側の一端部は、ストッパ42に当接する当接部
53となっている。すなわち、この当接部53,53が
ストッパ42の平坦部42aに突き当たって、トラニオ
ン6,6の傾転が阻止されるようになっている。この当
接部53,53には、トラニオン6の転送表面部5aと
同様に、ストッパ42の当接による磨耗を防止するため
に、焼入れ処理が施されている。
同様に、例えば、鋼等の十分な剛性を有する材料に、鍛
造加工の如き、大きな剛性を得られる加工を施すことに
より成形される。また、連結部材50は、トラニオン6
に、変位軸9、パワーローラ11、スラスト玉軸受2
4、スラストニードル軸受25を組み付けた後、図9に
示すように、ピン等の締結部材40によってトラニオン
6に対し結合固定される。
設けていないトラニオン6の場合には、図11に示すよ
うに、トラニオン6の傾転は、折れ曲がり壁部8の先端
部8aがストッパ43に当接することにより阻止され
る。このため、トラニオン6に対する焼入れ処理は、ト
ラニオン6の転送表面部5aと、折れ曲がり壁部8の先
端部8aとの両方に行われる。この場合、トラニオン6
の転送表面部5aと折れ曲がり壁部8の先端部8aとは
近接しているので、焼入れ処理が2回にわたり行われる
部位Cが生じてしまう。この結果、焼入れ処理が2回に
わたり行われた部位Cの焼き割れや硬度低下をもたらし
てしまうので、トラニオン6の耐久性が低下してしま
う。
連結部材50の当接部53がストッパ42に当接するの
で、磨耗防止のための焼入れ処理は、トラニオン6の転
送表面部5aおよびトラニオン6とは別体の連結部材5
0の当接部53に対して別々に行われる。したがって、
トラニオン6において、焼入れ処理が2回にわたり行わ
れる部位Cがなくなるので、トラニオン6の耐久性の低
下を防止することができる。
定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施で
きることは言うまでもない。例えば、前述した各変形例
では、締結部材としてピンおよびボルトが示されている
が、締結部材は、これらに限らず、スプライン、セレー
ションを用いることも可能である。さらに、ストッパ
は、支持板23の下面に一体的に設けてもよい。
れた発明によれば、トラニオンと連結部材とが別体であ
るため、加工性が良好であるとともに、連結部材とトラ
ニオンとが締結部材を介して結合されているため、トラ
ニオンからの連結部材の脱落を防止することができる。
また、トラニオンの長手方向の両端部に設けた一対の折
れ曲がり壁部同士が連結部材によって連結されているた
め、トラニオンの曲げ剛性が向上する。そのため、トロ
イダル型無段変速機の運転に伴って、このトラニオンを
構成する支持板部の内側面にスラスト荷重が加わった場
合でも、トラニオンが弾性変形しにくい。
項1と同様の作用効果が得られるとともに、締結部材を
トラニオン側と連結部材側の両方に固定するのではな
く、締結部材の一端部のみを連結部材またはトラニオン
に固定して、トラニオンと連結部材との相対移動を許容
しているため、トラニオンからの力は、締結部材やその
周辺に無理な負荷をかけることなく、連結部材にスムー
ズに伝達される。したがって、連結部材の本来の働きを
十分に引き出すことができる。また、完全な密着接合で
はないため、加工、嵌め合い、組立等が容易である。
項2と同様の作用効果が得られるとともに、その作用効
果を促進することができる。
項1乃至3のいずれかと同様の作用効果が得られるとと
もに、ポケット部を形成する折れ曲がり壁部の間に連結
部材が介在するので、各折れ曲がり壁部が互いに近づく
方向に弾性変形し難くなるため、トラニオンの曲げ剛性
をさらに向上させることができる。
項1乃至3のいずれかと同様の作用効果が得られるとと
もに、連結部材の当接部がストッパに当接するので、磨
耗防止のための焼入れ処理は、トラニオンの傾転面およ
び連結部材の当接部に対して別々に行われる。したがっ
て、トラニオンに対して焼入れ処理が2回にわたり行わ
れないので、トラニオンの耐久性の低下を防止すること
ができる。
無段変速機から図16の下側に配置したトラニオンに相
当するトラニオンを取り出して示す拡大断面図である。
係るトロイダル型無段変速機の要部拡大断面図、(b)
は本発明の第1の実施形態の変形例2に係るトロイダル
型無段変速機の要部拡大断面図である。
材の拡大断面図である。
ラスト荷重により弾性変形した状態で示す断面図であ
る。
弾性変形した状態で示す断面図である。
係るトロイダル型無段変速機の要部拡大断面図、(b)
は本発明の第1の実施形態の変形例4に係るトロイダル
型無段変速機の要部拡大断面図である。
段変速機を示す断面図である。
図である。
状態を説明するための図である。
とを示す断面図である。
速時の状態で示す側面図である。
機の基本的構成を最大増速時の状態で示す側面図であ
る。
り弾性変形した状態で示す断面図である。
る。
示す拡大断面図である。
造を示す拡大断面図である。
造を示す拡大断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 互いの内側面同士を対向させた状態で互
いに同心的に且つ回転自在に支持された第1および第2
のディスクと、これら第1および第2のディスクの中心
軸に対して捻れの位置にある枢軸を中心に揺動するトラ
ニオンと、このトラニオンを構成する支持板部の中央部
に支持された変位軸と、この変位軸の周囲に回転自在に
支持された状態で前記第1および第2の両ディスクの間
に挟持されたパワーローラと、このパワーローラの外側
面に添設して設けられ、このパワーローラに加わるスラ
スト方向の荷重を支承しつつ、このパワーローラの回転
を許容する軸受とを備え、前記支持板部の長手方向の両
端部には、前記パワーローラを収容するポケット部を形
成するように前記支持板部の内側面側に折れ曲がる一対
の折れ曲がり壁部が形成され、これらの各折れ曲がり壁
部の外側面に前記各枢軸が互いに同心的に設けられて成
るトロイダル型無段変速機において、 前記一対の折れ曲がり壁部同士を連結する連結部材を備
え、この連結部材の少なくとも一端部が締結部材により
前記折れ曲がり壁部に結合されていることを特徴とする
トロイダル型無段変速機。 - 【請求項2】 前記締結部材は、その一端部のみが前記
連結部材または前記折れ曲がり壁部に固定されており、
締結部材の軸方向に沿う前記連結部材と前記折れ曲がり
壁部との相対的な移動を許容することを特徴とする請求
項1に記載のトロイダル型無段変速機。 - 【請求項3】 前記連結部材は、その両端部が前記締結
部材により前記各折れ曲がり壁部に結合されていること
を特徴とする請求項2に記載のトロイダル型無段変速
機。 - 【請求項4】 前記連結部材は、前記ポケット部内に位
置していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
に記載のトロイダル型無段変速機。 - 【請求項5】 前記トラニオンの近傍には、このトラニ
オンが前記枢軸を中心として許容限度を越えて揺動する
ことを防止するストッパが設けられており、前記連結部
材に、このストッパに当接する当接部が設けられている
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のト
ロイダル型無段変速機。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002050179A JP4003119B2 (ja) | 2001-11-02 | 2002-02-26 | トロイダル型無段変速機 |
| US10/228,141 US7004883B2 (en) | 2001-08-27 | 2002-08-27 | Toroidal-type continuously variable transmission |
| DE10239232A DE10239232B4 (de) | 2001-08-27 | 2002-08-27 | Stufenloses Toroidgetriebe |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001338231 | 2001-11-02 | ||
| JP2001-338231 | 2001-11-02 | ||
| JP2002050179A JP4003119B2 (ja) | 2001-11-02 | 2002-02-26 | トロイダル型無段変速機 |
Publications (3)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003202062A true JP2003202062A (ja) | 2003-07-18 |
| JP2003202062A5 JP2003202062A5 (ja) | 2005-10-27 |
| JP4003119B2 JP4003119B2 (ja) | 2007-11-07 |
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ID=27666851
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002050179A Expired - Fee Related JP4003119B2 (ja) | 2001-08-27 | 2002-02-26 | トロイダル型無段変速機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4003119B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008082359A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Nsk Ltd | トロイダル型無段変速機 |
| WO2016143329A1 (ja) * | 2015-03-09 | 2016-09-15 | 川崎重工業株式会社 | トロイダル無段変速機及び航空機用駆動機構一体型発電装置 |
| WO2016143330A1 (ja) * | 2015-03-09 | 2016-09-15 | 川崎重工業株式会社 | トロイダル無段変速機および駆動機構一体型発電装置 |
-
2002
- 2002-02-26 JP JP2002050179A patent/JP4003119B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008082359A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Nsk Ltd | トロイダル型無段変速機 |
| WO2016143329A1 (ja) * | 2015-03-09 | 2016-09-15 | 川崎重工業株式会社 | トロイダル無段変速機及び航空機用駆動機構一体型発電装置 |
| WO2016143330A1 (ja) * | 2015-03-09 | 2016-09-15 | 川崎重工業株式会社 | トロイダル無段変速機および駆動機構一体型発電装置 |
| JP2016166642A (ja) * | 2015-03-09 | 2016-09-15 | 川崎重工業株式会社 | トロイダル無段変速機および駆動機構一体型発電装置 |
| US11362566B2 (en) | 2015-03-09 | 2022-06-14 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Toroidal continuously variable transmission and integrated drive generator |
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|---|---|
| JP4003119B2 (ja) | 2007-11-07 |
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