JP2003202004A - 流体圧シリンダおよびクランプ装置 - Google Patents

流体圧シリンダおよびクランプ装置

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JP2003202004A
JP2003202004A JP2002000580A JP2002000580A JP2003202004A JP 2003202004 A JP2003202004 A JP 2003202004A JP 2002000580 A JP2002000580 A JP 2002000580A JP 2002000580 A JP2002000580 A JP 2002000580A JP 2003202004 A JP2003202004 A JP 2003202004A
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昌和 手塚
裕一 ▲高▼木
Yuichi Takagi
Hirotaka Ho
博高 抱
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Daihatsu Motor Co Ltd
Koganei Corp
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピストンロッドを所定の位置で固定すること
ができ、固定された位置においてピストンロッドに対し
てばね力を加えることができるようにする。 【解決手段】 シリンダ本体23内には前進用流体室2
6aと後退用流体室26bとを区画するピストン25が
組み込まれ、ピストン25にはピストンロッド18のピ
ストン25に対する前進方向のストロークを規制するロ
ック用スリーブ42が固定されている。ロック用スリー
ブ42には遊びストロークを有する係合溝52が形成さ
れ、この係合溝52にはロック部材51が係合して、ピ
ストン25が前進限位置にまで移動すると、ピストン2
5はロック部材51により遊びストローク以上の移動が
規制される。ロック部材51が係合溝52に係合した状
態のもとでは、前進用流体室26a内の流体が排出され
てもばね部材44によりピストンロッド18に対して前
進方向のばね力が加えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧縮空気などの流体
の圧力によりロッドを軸方向に往復動する流体圧シリン
ダに関し、特にパネル材を位置決め固定するためのクラ
ンプ装置に適用して有用な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、自動車車体はそれぞれ車体を
構成する複数のパネル材をスポット溶接などの接合手段
によって組立てることにより形成される。自動車車体を
組立てるにはたとえば、特開平4-283034号公報に示され
るように、パネル材を搬送台車にクランプ部材により締
結した状態として、所定の間隔ごとに配置された作業ス
テージを有する車体組立ラインに搬送台車を移動させな
がら、各々の作業ステージでスポット溶接などの所定の
組立作業を行うようにしている。車体組立ラインの最終
ステージと最初のステージとを復帰ラインにより連結す
れば、搬送台車は循環使用することができる。
【0003】搬送台車には、パネル材を位置決めした状
態のもとでパネル材を固定するためにクランプ部材を設
ける必要がある。このクランプ部材を空気圧シリンダに
よって駆動する場合には、搬送台車が移動している状態
のもとでは、クランプ部材を作動させるための空気圧シ
リンダに空気圧を供給する配管を搬送台車から取り外さ
なければならない。したがって、最初のステージと最終
ステージとにおいては搬送台車に設けられたクランプ部
材作動用の空気圧シリンダに圧縮空気を供給してクラン
プ部材を開閉作動させるようにしているが、これらの中
間のステージを搬送台車が移動する際には配管を搬送台
車から取り外した状態とし、さらにパネル材をクランプ
位置に保持する必要がある。
【0004】そのために、クランプ部材を作動させるた
めの空気圧シリンダに対する空気圧の供給を停止した状
態でピストンロッドを制動させるために、ブレーキを有
する空気圧シリンダを用いることがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ブレー
キ付きの空気圧シリンダは、クランプ部材に連結される
ピストンロッドが緩むことを防止するようにしており、
クランプ力をクランプ部材に加え続けることはできな
い。したがって、搬送過程にクランプ部材に衝撃力が作
用してクランプ部材が緩むと、パネルにはクランプ力つ
まり締結力を加えることができずに、パネル材が緩むこ
とがある。
【0006】本発明の目的は、ピストンロッドを所定の
位置で固定することができるとともに、固定された位置
においてピストンロッドに対してばね力を加えることが
できるようにした流体圧シリンダを提供することにあ
る。
【0007】本発明の他の目的は、流体圧により駆動さ
れるピストンロッドを有するシリンダを用いてパネル材
をクランプする場合に、シリンダに対する流体圧の供給
を停止してもパネル材にクランプ力を加えることができ
るクランプ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の流体圧シリンダ
は、一端にエンドカバーが取り付けられ他端にロッドカ
バーが取り付けられたシリンダチューブを有するシリン
ダ本体と、前記シリンダチューブ内に軸方向に往復動自
在に装着され、前進用流体室と後退用流体室とを区画す
るピストンと、前記シリンダ本体に軸方向に往復動自在
に装着され、前記ロッドカバーから外部に突出するピス
トンロッドと、前記シリンダ本体に前記ピストンロッド
に向けて進退移動自在に設けられ、前記ピストンロッド
が前進方向あるいは後退方向のストローク端にまで移動
したときに前記ピストンの戻り移動を規制するロック部
材と、前記ピストンロッドが前記ストローク端の位置ま
で移動した状態のもとで、前記ピストンロッドに前進方
向あるいは後退方向のばね力を付勢するばね部材とを有
し、前記ロック部材により戻り移動が規制された状態の
もとでは、前記流体室内の流体が排出されても、前記ば
ね部材により前記ピストンロッドに対してばね力を加え
ることを特徴とする。
【0009】本発明のクランプ装置は、一端にエンドカ
バーが取り付けられ他端にロッドカバーが取り付けられ
たシリンダチューブを有するシリンダ本体と、前記シリ
ンダチューブ内に軸方向に往復動自在に装着され、前進
用流体室と後退用流体室とを区画するピストンと、前記
シリンダ本体に軸方向に往復動自在に装着され、前記ロ
ッドカバーから外部に突出するピストンロッドと、前記
ピストンロッドに連結され、前記ピストンロッドの前進
移動によりワークをクランプするクランプアームと、前
記シリンダ本体に前記ピストンロッドに向けて進退移動
自在に設けられ、前記ピストンロッドが前進方向あるい
は後退方向のストローク端にまで移動したときに前記ピ
ストンの戻り移動を規制するロック部材と、前記ピスト
ンロッドが前記ストローク端の位置まで移動した状態の
もとで、前記ピストンロッドに前進方向あるいは後退方
向のばね力を付勢するばね部材とを有し、前記ロック部
材により戻り移動が規制された状態のもとでは、前記流
体室内の流体が排出されても、前記ばね部材により前記
ピストンロッドを介して前記クランプアームに対してば
ね力を加えることを特徴とする。
【0010】本発明の流体圧シリンダおよびクランプ装
置は、前記ピストンロッドを前記ピストンに対して軸方
向に移動自在に前記シリンダ本体に装着し、前記ピスト
ンロッドの前記ピストンに対する軸方向移動を規制する
ロック用スリーブを前記ピストンに固定し、前記ロック
部材が係合する係合溝を遊びストロークを設けて前記ロ
ック用スリーブに形成し、前記ばね部材を前記ピストン
と前記ピストンロッドとの間に装着したことを特徴とす
る。また、前記ピトンロッドを前記ピストンに固定し、
前記ロック部材が接触する傾斜面を有する係合部材を前
記ピストンロッドに固定し、前記ばね部材を前記ロック
部材に設けて前記ばね部材のばね力を前記ロック部材と
前記係合部材とを介して前記ピストンロッドに伝達する
ことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0012】図1は搬送台車によって自動車車体を構成
するパネル材を搬送するようにした自動車車体の組立ラ
インの一部を示す平面図である。搬送台車10は複数の
車輪11を有し、最初のステージS1から最終のステー
ジSnまで走行する。最初のステージS1では車体を構成
するパネル材がワークWとして搬送台車10に搬入さ
れ、最終のステージSnでは所定の組立作業が終了した
ワークWが搬送台車10から取り外されることになる。
それぞれの搬送台車10にはワークWをクランプつまり
締結するためのクランプ装置12が設けられている。図
1においては、それぞれの搬送台車10には2つずつク
ランプ装置12が設けられているが、ワークWのサイズ
などに応じて任意の数のクランプ装置12を搬送台車1
0に設けることができる。
【0013】図2はクランプ装置12を示す拡大正面図
であり、搬送台車10にはワークWを支持するワーク支
持台13が設けられ、この支持台13には支持台13と
によりワークWをクランプするためのクランプアーム1
4がピン15aを中心に揺動自在に装着されている。支
持台13には流体圧シリンダ16がこれに固定されたク
レビス17の部分でピン15bにより揺動自在に装着さ
れており、流体圧シリンダ16のピストンロッド18が
クランプアーム14にピン15cにより連結されてい
る。クランプアーム14はピストンロッド18が前進移
動つまり流体圧シリンダ16の内部から突出する方向に
移動し、所定のストローク端の位置まで移動するとワー
クWをクランプすることになる。
【0014】図3は図2に示された流体圧シリンダ16
を拡大して示す断面図であり、この流体圧シリンダ16
はシリンダチューブ20と、これの一端に取り付けられ
るエンドカバー21と、他端に取り付けられるロッドカ
バー22とを備えたシリンダ本体23を有している。ロ
ッドカバー22はロック用筒体24を介してシリンダチ
ューブ20の他端に取り付けられており、この筒体24
はシリンダ本体23を構成している。
【0015】シリンダチューブ20内には軸方向に往復
動自在にピストン25が装着されており、このピストン
25によってシリンダチューブ20内は前進用流体室2
6aと、後退用流体室26bとに区画されている。この
ピストン25は前進用流体室26aに圧縮空気を供給す
るとロッドカバー22に向けて前進移動し、後退用流体
室26bに圧縮空気を供給するとエンドカバー21に向
けて後退移動することになる。ピストン25はシール材
27aが設けられた第1ディスク27と、円筒部28a
を有する第2ディスク28と、頭部29aが設けられた
ねじ部材29とを有し、第2ディスク28の円筒部28
aの内周面に形成された雌ねじにねじ部材29の雄ねじ
29bをねじ結合することによって、第1と第2のディ
スク27,28とねじ部材29とによりピストン25が
組立てられることになる。
【0016】図4(A)は図3に示されたロッドカバー
22を示す半断面図であり、図4(B)は同図(A)に
おける矢印B−B線方向から見た側面図であり、図4
(C)は同図(A)におけるC−C線に沿う断面図であ
り、図4(D)は同図(C)におけるD−D線に沿う断
面図である。図4(C)に示すように、ロッドカバー2
2には3つの給排ポート31が形成されており、使用状
態に応じていずれか1つの給排ポートに給排用のホース
や配管を接続することができる。使用しない給排ポート
31はプラグ31aにより閉塞され、使用される給排ポ
ートには流路切換弁を介して空気圧源と排気ポートとホ
ースや配管により接続され、給排ポート31は流路切換
弁によって空気圧源と排気ポートとに切り換えられて接
続される。
【0017】図4(C)に示すように、ロッドカバー2
2の内部にはガイド筒体32が組み込まれており、ガイ
ド筒体32の外周面には3つの給排ポート31と連通す
る凹溝33が形成され、この凹溝33とガイド筒体32
の内部とを連通させる連通孔34には絞り35が設けら
れている。したがって、それぞれの給排ポート31は絞
り35を介して後退用流体室26bに連通するようにな
っている。一方、図4(D)に示すように、ロッドカバ
ー22の内側端面とガイド筒体32の内部とを連通させ
る連通流路36にも絞り37が設けられている。
【0018】図3に示すように、エンドカバー21にも
同様に3つの給排ポート38がそれぞれ前進用流体室2
6aに連通して形成されており、使用状態に応じていず
れか1つの給排ポートに給排用のホースや配管を接続す
ることができる。使用しない給排ポート38はプラグ3
8aにより閉塞され、使用される給排ポートには流路切
換弁を介して空気圧源と排気ポートとホースや配管によ
り接続され、給排ポート38は流路切換弁によって空気
圧源と排気ポートとに切り換えられて接続される。それ
ぞれの給排ポート38と前進用流体室26aとの間に
は、前述した絞りと同様の絞りが組み込まれている。
【0019】ピストンロッド18はシリンダ本体23に
軸方向に往復動自在に装着されており、ピストンロッド
18は図2に示されるようにクランプアーム14にピン
結合されることになる。このピストンロッド18はピス
トン25に固定されておらず、その後端部を覆うように
ピストン25を構成するねじ部材29の頭部29aには
ロック用スリーブ42がねじ結合されており、このロッ
ク用スリーブ42の内部に形成されたストッパ面42a
に当接するストッパ43がピストンロッド18にねじ結
合されている。したがって、ピストンロッド18はスト
ッパ43とストッパ面42aとの間により設定されるス
トロークSaの範囲では、ピストン25に対して軸方向
に移動することができる。
【0020】ロック用スリーブ42の内部にはピストン
ロッド18とピストン25の間に位置させてばね部材4
4が組み込まれている。このばね部材44は断面が矩形
のコイル線からなる圧縮コイルばねであり、このばね部
材44によってピストンロッド18にはピストン25に
対して前進方向のばね力が加えられている。ピストン2
5を構成するねじ部材29の頭部29aにはピストンロ
ッド18の後端面に接触する受け部材29cが設けられ
ている。
【0021】シリンダ本体23を構成するロック用筒体
24には、ロックシリンダ45が取り付けられており、
このロックシリンダ45はロッドカバーとシリンダチュ
ーブとが一体に形成されたシリンダ本体46を有し、シ
リンダチューブ内にはロックピストン47が軸方向に往
復動自在に組み込まれている。シリンダ本体46に固定
されるカバー48とロックピストン47との間にはばね
部材49が組み込まれており、このばね部材としては圧
縮コイルばねが使用され、ロックピストン47にはこの
ばね部材49により前進方向のばね力が加えられてい
る。
【0022】ロックピストン47に固定されたピストン
ロッドはロック部材51となっており、後退用流体室2
6bに突出し、このロック部材51が係合する係合溝5
2がロック用スリーブ42に形成されている。ロック部
材51に対応してロック用スリーブ42の先端部には、
先端面から後方に向かうに従ってロックシリンダ45に
接近するように傾斜した傾斜面53が形成されている。
したがって、ピストン25が後退限位置から前進限位置
に向けて前進移動してストローク端に近づくと、ばね力
によってロック用筒体24の内部に突出しているロック
部材51は傾斜面53に案内されて後退移動し、係合溝
52に入り込んで係合する。ロック部材51をばね力に
抗して後退移動させるために、シリンダ本体46には後
退用流体室26bと連通する連通路54が形成され、連
通路54はロックシリンダ45内の流体室46aに連通
している。したがって、ピストンロッド18を後退移動
させるために、給排ポート31から圧縮空気を供給する
と、後退用流体室26b内に入り込んだ空気がロックピ
ストン47をまず後退移動させてロック部材51と係合
溝52との係合を解いた後にピストン25が後退移動す
ることになる。
【0023】係合溝52にロック部材51が係合した状
態のもとでは、係合溝52はそのストッパ面52aとロ
ック部材51との間にストロークSbの遊びを有してい
る。したがって、給排ポート38から前進用流体室26
aに圧縮空気を供給することにより、ピストン25が前
進限位置となった状態のもとで、前進用流体室26a内
の圧縮空気を排出すると、ピストン25およびこれに取
り付けられたロック用スリーブ42は、ロック部材51
にストッパ面52aに当接するまで後退移動した後に
は、ロック部材51とストッパ面52aとの当接により
ピストン25の後退移動が規制される。
【0024】図5はピストン25が後退限位置となって
いた状態のもとで、前進用流体室26aに圧縮空気を供
給することによって前進限のストローク端に向けて移動
する際におけるピストン25の位置変化を示す概略図で
ある。ピストン25が前進限のストローク端に向けて移
動すると、まず、図5(A)に示すようにロック部材5
1が傾斜面53に接触してロック部材51はばね力に抗
して後退移動する。図6(A)はロック部材51が傾斜
面53に接触する直前の状態を示す。
【0025】引き続いてピストン25が前進移動する
と、図5(B)に示すように、ロック部材51は係合溝
52内に入り込む。図5(C)はさらにピストン25が
前進移動してピストン25がストッパ面24aに接触す
るストローク端の位置となった状態を示す。この状態は
図3に対応しており、ピストンロッド18に連結された
クランプアーム14はクランプ完了位置となる。この状
態のもとで前進用流体室26aの圧縮空気を外部に排出
すると、ピストン25は図5(D)に示されるように、
ばね力によって遊びストロークSbに対応したストロー
クScだけ後退移動することになるが、ロック部材51
によってピストン25はそれ以上の後退移動が規制され
る。したがって、このようにピストン25が後退移動し
ても、ピストンロッド18にはばね力が加えられている
ので、ピストンロッド18は軸方向に移動することな
く、ピストンロッド18にはばね力が加えられることに
なる。このように作動させるには、ストロークSaをス
トロークSbよりも大きく設定することになる。
【0026】したがって、この流体圧シリンダ16によ
って図2に示すようにクランプアーム14を作動させる
場合には、ピストン25を前進限位置まで移動させるこ
とによりクランプアーム14によりワークWがクランプ
される。この状態ではロック部材51が係合溝52に係
合するので、前進用流体室26aに対する圧縮空気の供
給を停止して内部の空気が外部に排出されても、ピスト
ン25は図6(B)に示される位置以上には後退移動す
ることなく、クランプアーム14に対してはばね部材4
4によるばね力つまりクランプ力を加えることができ
る。
【0027】図5(E)はピストンロッド18にクラン
プアーム14を連結していない場合にピストン25を前
進限位置まで移動させた状態を示す。このように、ピス
トンロッド18をフリーな状態としてピストン25を前
進限位置まで移動させると、ピストンロッド18には負
荷が加わっていないので、ばね力によってピストンロッ
ド18はストッパ43がストッパ面42aに当接するま
で前進移動することになる。このように、ピストンロッ
ド18はストロークSaの範囲でピストン25に対して
軸方向に移動できるので、ワークWの厚みに誤差があっ
ても、そのストローク内で確実にワークWをクランプす
ることができる。図6(C)は図5(E)に対応する拡
大断面図である。
【0028】流体圧シリンダ16に圧縮空気を供給する
ために、図2に示すように搬送台車10に設けられた給
排ジョイント55には給排ポート31に接続される給排
ホース56aと、給排ポート38に接続される給排ホー
ス56bとが接続されており、前進用流体室26aと後
退用流体室26bに対する圧縮空気の供給と、内部から
圧縮空気の排出は給排ジョイント55を介して行われ
る。
【0029】一方、図1に示す最初のステージS1には
搬送台車10に隣接させて給排ジョイント57が設けら
れており、この給排ジョイント57に接続された給排ホ
ースは図示しない空気圧源に流路切換弁を介して接続さ
れている。これらの給排ジョイント55,57は、搬送
台車10が最初のステージS1の位置となったときに相
互に連結されて、搬送台車10の外部に設けられた空気
圧源からそれぞれの流体室26a,26bに対して圧縮
空気を供給することができるとともに、流体室26a,
26b内の空気を外部に排出することができる。これに
より、クランプアーム14を開いた状態のもとでワーク
Wをワーク支持台13の上に搬入した後に、クランプア
ーム14を流体圧シリンダ16によって閉じることによ
りワークWを締結することができる。
【0030】このようにしてワークWが締結ざれた状態
で搬送台車10を移動させることにより、搬送台車10
を車体組立ラインを構成する各ステージにおいて所定の
組立作業を行うことができる。図1に示す最終のステー
ジSnには後退用流体室26bに圧縮空気を供給するた
めに、台車側の給排ジョイント55に連結される給排ジ
ョイント57aが設けられており、このステージSnで
クランプアーム14を開くことにより所定の組立が完了
した後のワークWをライン外に搬出することができる。
【0031】次に、前述した流体圧シリンダ16を用い
たクランプ装置12によるワークのクランプ手順につい
て説明すると、ピストンロッド18を後退移動させてク
ランプアーム14を開くには、給排ジョイント55,5
7を介して後退用流体室26bに圧縮空気を供給する。
この状態では、ピストン25は後退限位置となり、ピス
トンロッド18も後退限位置となり、クランプアーム1
4は開かれてワークWを搬入することができる。クラン
プアーム14を閉じるには、前進用流体室26aに圧縮
空気を供給する。これにより、ピストン25およびピス
トンロッド18は前進移動し、クランプアーム14は閉
じられる。引き続いてピストン25が前進移動すると、
傾斜面53に押されてロック部材51はばね部材49の
ばね力に抗して後退移動し、ロック部材51は係合溝5
2の中に入り込む。
【0032】図3はピストン25が前進限位置となった
状態を示しており、ロック部材51が係合溝52の中に
入り込んだ状態からピストン25が前進限位置となる過
程においてクランプアーム14がワークWに接触する。
この接触後における前進限位置までのピストン25の前
進移動においては、ピストンロッド18が静止状態とな
ってピストン25が前進移動するので、ピストンロッド
18はピストン25に対しては相対的に後退移動するこ
とになる。これにより、ばね部材44の収縮量に応じた
ばね力がピストンロッド18に加わり、ピストンロッド
18を介してクランプアーム14にばね力が加えられる
ことになる。図3においては、ピストン25が前進限位
置となるとピストン25の受け部材29cがピストンロ
ッド18の端面に接触するように設定されているが、こ
のときに受け部材29cとピストンロッド18の端面と
の間に隙間が生じるように設定しても良い。
【0033】このようにクランプアーム14によってク
ランプされたワークWを搬送台車10により搬送する際
には、給排ジョイント57は台車側の給排ジョイント5
5から外されることになる。外されるとそれぞれの流体
室26a,26bは大気開放の状態となるので、前進用
流体室26aに供給されていた空気は外部に排出され
る。これにより、図5(D)に示すように、ピストン2
5はばね力によって後退移動するが、ロック用スリーブ
42の係合溝52にはロック部材51が係合しているの
で、ストロークSc以上の後退移動は規制される。この
後退移動の過程では、ばね力によってピストンロッド1
8はピストン25に対して相対的に前進移動するが、シ
リンダ本体23に対しては静止した状態を維持し、所定
のばね力がクランプアーム14に加えられる。したがっ
て、搬送台車10の搬送過程において搬送台車10に振
動や衝撃が加わってもワークWに対するクランプアーム
14の締結力が緩むことなく、確実にワークWを保持す
ることができる。
【0034】最終ステージSnにおいてワークWを取り
外すには、後退用流体室26bに圧縮空気を供給する
と、まず、ロックシリンダ45内の流体室46aに圧縮
空気が供給されてロック部材51がロックピストン47
により後退移動してロック部材51は係合溝53から外
れる。引き続き後退用流体室26b内への圧縮空気の供
給によりピストン25は後退移動し、クランプアーム1
4は開かれる。
【0035】ワークWが取り外された状態の搬送台車1
0を最初のステージに戻す際に、クランプアーム14を
閉じた状態に設定するのであれば、前進用流体室26a
に圧縮空気を供給してピストンロッド18を前進移動さ
せることになる。
【0036】このように、ピストンロッド18を前進移
動させた状態のもとでは、ロック用スリーブ42内に組
み込まれたばね部材44によってピストンロッド18に
対してばね力を加えることができるので、この流体圧シ
リンダ16を車体組立用の搬送台車10に用いた場合に
は、流体圧シリンダ16の外径を大きくすることなく、
搬送途中でもクランプアーム14に対して締結力を加え
続けることができる。
【0037】図7は他のタイプのクランプ装置を示す拡
大正面図であり、図2と同様の部分が示されている。図
8は図7に示された他の実施の形態である流体圧シリン
ダ16aを示す断面図であり、図8においては図3に示
された部材と共通する部材には同一の符号が付されてい
る。
【0038】図2に示すクランプ装置12がピストンロ
ッド18の前進移動つまり押し付け移動によってクラン
プアーム14を締結動作させるのに対して、図7に示す
クランプ装置12aにあっては、ピストンロッド18の
後退移動つまり引っ張り移動によってクランプアーム1
4を締結動作させるようにしている。このようなクラン
プ動作を行うための流体圧シリンダ16aにあっては、
図8に示すように、ロック用筒体24がシリンダ本体2
3の後端部に設けられており、ロック用筒体24には、
図3に示したロックシリンダ45が取り付けられてい
る。
【0039】ピストンロッド18の後端部にはばね受け
面61aを有するガイドスリーブ61が取り付けられ、
このガイドスリーブ61はピストンロッド18の端部に
ねじ結合されるボルト62によりピストンロッド18に
固定されている。
【0040】ロック用スリーブ42は、図3に示す場合
と形状が相違しており、傾斜面53がエンドカバー21
側に向いており、先端部にはピストン嵌合部42bが形
成されている。ビストン25はピストン嵌合部42bに
嵌合される第1と第2の2つのリング27b,28bを
有しており、これらはピストン嵌合部42bにねじ結合
される止めリング63によりロック用スリーブ42に固
定されている。ロック用スリーブ42にはピストンロッ
ド18のピストン25に対する後退方向の移動ストロー
クを規制するためのストッパ面42aが形成されてお
り、このストッパ面42aにはピストンロッド18に形
成された段差部が当接するようになっている。
【0041】ガイドスリーブ61には2つのリテーナ6
4,65が配置されており、一方のリテーナ64はガイ
ドスリーブ61のばね受け面61aに接触し、他方のリ
テーナ65はロック用スリーブ42に形成された段差面
に接触しており、これらのリテーナ64,65の間には
ばね部材44が設けられている。このばね部材44によ
ってピストンロッド18には後退方向のばね力が加えら
れている。
【0042】図8は後退用流体室26bに圧縮空気を供
給することによって図7に示すようにクランプアーム1
4がワークWをクランプした状態におけるピストン25
の位置を示しており、このときにはストッパ面42aと
ピストンロッド18の段差部との間にはストロークSa
の遊びが形成される。この状態のもとで後退用流体室2
6b内の圧縮空気が排出されると、ロック部材51が係
合溝52のストッパ面52aに接触するまでピストン2
5は前進移動することになる。この前進移動の過程にお
いては、ピストンロッド18はシリンダ本体23に対し
ては静止した状態を保持し、ばね部材44のばね力がピ
ストンロッド18を介してクランプアーム14に伝達さ
れることになる。
【0043】このように、図8に示す流体圧シリンダ1
6aはピストンロッド18が後退移動することによりク
ランプアーム14を閉じるようにしており、クランプア
ーム14が閉じた状態のもとでは、前述した実施の形態
と同様にピストンロッド18にはばね力を加えることが
できる。
【0044】図9は本発明の他のタイプの流体圧シリン
ダ16bを拡大して示す半断面図であり、この場合には
ピストンロッド18の後端部に形成された雄ねじ18a
が第2ディスク28の円筒部28aにねじ結合し、ピス
トンロッド18はピストン25に固定されている。ピス
トンロッド18には環状の係合部材66が固定されてお
り、この係合部材66にはピストンロッド18の先端部
側に傾斜面53が形成され、後端部側に楔面67が形成
されている。一方、ロック部材51の先端部にはテーパ
面68が形成されており、図3に示した場合と同様にピ
ストン25が前進限位置に向けて移動すると、ロック部
材51はばね部材49aのばね力に抗して後退移動す
る。
【0045】ピストン25が前進限位置に近づくと、ロ
ック部材51は前進移動してそのテーパ面68が係合部
材66の楔面67に接触する。ばね部材49aのばね力
はロック部材51と係合部材66とを介してピストンロ
ッド18に伝達され、ピストンロッド18を介してクラ
ンプアーム14には所定のばね力が加えられることにな
る。
【0046】図9に示す流体圧シリンダは図2に示すタ
イプのクランプ装置に適用することができ、ピストンロ
ッド18が前進移動することによってクランプアーム1
4を締結させることになる。これに対して、図7に示す
タイプのクランプ装置に適用する場合には、ピストンロ
ッド18の後退移動によってクランプアーム14を締結
させるために、クランプシリンダ45をシリンダ本体2
3の後端部に取り付けることになる。また、係合部材6
6の傾斜面53と楔面67とを図9に示した場合の逆向
きとしてピストンロッド18に取り付けることになる。
【0047】本発明は前記したそれぞれの実施の形態に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能である。たとえば、この流体圧シリンダ1
6,16a,16bはそれぞれ車体を構成するパネル材
をクランプするために使用されているが、これに限定さ
れることなく、ピストンロッド18を前進限位置あるい
は後退限位置としたときに、ピストン25に対する流体
圧の供給を停止してもピストンロッドに所定のばね力を
加える場合であれば、どのような用途にもこの流体圧シ
リンダを適用することができる。
【0048】この流体圧シリンダは圧縮空気によってピ
ストン25を移動させるようにしているが、油圧などの
液体の圧力によってピストン25を往復動するようにし
ても良い。
【0049】この流体圧シリンダは搬送台車10に設け
られるクランプ装置12を駆動するために使用されてい
るが、ロボットアームの先端に取り付けられてパネル材
をクランプして搬送する場合にも適用することができ
る。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、ピストンを前進限位置
や後退限位置にまで移動すると、ロック部材によりピス
トンの戻り移動は規制されるが、ピストンを移動させる
ために流体圧室に供給された流体圧を排出しても、ピス
トンロッドにはばね力が加えられる。したがって、ピス
トンの移動を停止させても、ピストンロッドを介してこ
れにより駆動される部材に対して所定の負荷を加えるこ
とができる。
【0051】流体圧シリンダを搬送台車に搭載してクラ
ンプアームを駆動するようにすれば、搬送台車が移動す
るときに流体圧の供給が停止されても、確実にクランプ
アームに対してピストンロッドからばね力を加えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】搬送台車によってパネル材を搬送するようにし
て自動車車体の組立ラインの一部を示す平面図である。
【図2】図1に示されたクランプ装置を示す拡大正面図
である。
【図3】図2に示された流体圧シリンダを拡大して示す
断面図である。
【図4】(A)は図3に示されたロッドカバーを示す半
断面図であり、(B)は同図(A)における矢印B−B
線方向から見た側面図であり、(C)は同図(A)にお
けるC−C線に沿う断面図であり、(D)は同図(C)に
おけるD−D線に沿う断面図である。
【図5】(A)〜(E)はピストンの作動状態を示す概
略図である。
【図6】(A)はロック部材が係合溝に係合した状態で
前進用流体室内の圧縮空気を排出した状態を示し、
(B)はピストンロッドにクランプアームを連結してい
ない状態のもとでピストンを前進限位置にまで移動した
状態を示す断面図であり、(C)はピストンが前進限位
置に向かって移動している状態を示す断面図である。
【図7】他のタイプのクランプ装置を示す拡大正面図で
ある。
【図8】図7に示された流体圧シリンダを示す半断面図
である。
【図9】本発明の他のタイプの流体圧シリンダの一部を
示す拡大半断面図である。
【符号の説明】
10 搬送台車 11 車輪 12,12a クランプ装置 13 ワーク支持台 14 クランプアーム 15a〜15c ピン 16,16a,16b 流体圧シリンダ 17 クレビス 18 ピストンロッド 20 シリンダチューブ 21 エンドカバー 22 ロッドカバー 23 シリンダ本体 24 ロック用筒体 25 ピストン 26a 前進用流体室 26b 後退用流体室 27 第1ディスク 28 第2ディスク 29 ねじ部材 31 給排ポート 32 ガイド筒体 42 ロック用スリーブ 42a ストッパ面 43 ストッパ 44 ばね部材 45 ロックシリンダ 46 シリンダ本体 47 ロックピストン 48 カバー 49 ばね部材 51 ロック部材 52 係合溝 53 傾斜面 54 連通路 55 給排ジョイント 56a,56b 給排ホース 57 給排ジョイント 61 ガイドスリーブ 61a ばね受け面 62 ボルト 63 止めリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 手塚 昌和 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社コガネイ内 (72)発明者 ▲高▼木 裕一 大阪府池田市ダイハツ町1番1号 ダイハ ツ工業株式会社内 (72)発明者 抱 博高 大阪府池田市ダイハツ町1番1号 ダイハ ツ工業株式会社内 Fターム(参考) 3C016 CA04 CA07 CB03 CB11 CC02 CE05 3H081 AA02 AA03 BB03 CC18 DD02 FF11 FF37 FF43 FF44 FF48 HH04 3J022 DA15 EA41 EB03 EC02 ED02 FB01 FB12 FB17 GA06 GA11 GB23 GB24

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端にエンドカバーが取り付けられ他端
    にロッドカバーが取り付けられたシリンダチューブを有
    するシリンダ本体と、 前記シリンダチューブ内に軸方向に往復動自在に装着さ
    れ、前進用流体室と後退用流体室とを区画するピストン
    と、 前記シリンダ本体に軸方向に往復動自在に装着され、前
    記ロッドカバーから外部に突出するピストンロッドと、 前記シリンダ本体に前記ピストンロッドに向けて進退移
    動自在に設けられ、前記ピストンロッドが前進方向ある
    いは後退方向のストローク端にまで移動したときに前記
    ピストンの戻り移動を規制するロック部材と、 前記ピストンロッドが前記ストローク端の位置まで移動
    した状態のもとで、前記ピストンロッドに前進方向ある
    いは後退方向のばね力を付勢するばね部材とを有し、 前記ロック部材により戻り移動が規制された状態のもと
    では、前記流体室内の流体が排出されても、前記ばね部
    材により前記ピストンロッドに対してばね力を加えるこ
    とを特徴とする流体圧シリンダ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の流体圧シリンダにおい
    て、前記ピストンロッドを前記ピストンに対して軸方向
    に移動自在に前記シリンダ本体に装着し、前記ピストン
    ロッドの前記ピストンに対する軸方向移動を規制するロ
    ック用スリーブを前記ピストンに固定し、前記ロック部
    材が係合する係合溝を遊びストロークを設けて前記ロッ
    ク用スリーブに形成し、前記ばね部材を前記ピストンと
    前記ピストンロッドとの間に装着したことを特徴とする
    流体圧シリンダ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の流体圧シリンダにおい
    て、前記ピトンロッドを前記ピストンに固定し、前記ロ
    ック部材が接触する傾斜面を有する係合部材を前記ピス
    トンロッドに固定し、前記ばね部材を前記ロック部材に
    設けて前記ばね部材のばね力を前記ロック部材と前記係
    合部材とを介して前記ピストンロッドに伝達することを
    特徴とする流体圧シリンダ。
  4. 【請求項4】 一端にエンドカバーが取り付けられ他端
    にロッドカバーが取り付けられたシリンダチューブを有
    するシリンダ本体と、 前記シリンダチューブ内に軸方向に往復動自在に装着さ
    れ、前進用流体室と後退用流体室とを区画するピストン
    と、 前記シリンダ本体に軸方向に往復動自在に装着され、前
    記ロッドカバーから外部に突出するピストンロッドと、 前記ピストンロッドに連結され、前記ピストンロッドの
    前進移動によりワークをクランプするクランプアーム
    と、 前記シリンダ本体に前記ピストンロッドに向けて進退移
    動自在に設けられ、前記ピストンロッドが前進方向ある
    いは後退方向のストローク端にまで移動したときに前記
    ピストンの戻り移動を規制するロック部材と、 前記ピストンロッドが前記ストローク端の位置まで移動
    した状態のもとで、前記ピストンロッドに前進方向ある
    いは後退方向のばね力を付勢するばね部材とを有し、 前記ロック部材により戻り移動が規制された状態のもと
    では、前記流体室内の流体が排出されても、前記ばね部
    材により前記ピストンロッドを介して前記クランプアー
    ムに対してばね力を加えることを特徴とするクランプ装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のクランプ装置において、
    前記ピストンロッドを前記ピストンに対して軸方向に移
    動自在に前記シリンダ本体に装着し、前記ピストンロッ
    ドの前記ピストンに対する軸方向移動を規制するロック
    用スリーブを前記ピストンに固定し、前記ロック部材が
    係合する係合溝を遊びストロークを設けて前記ロック用
    スリーブに形成し、前記ばね部材を前記ピストンと前記
    ピストンロッドとの間に装着したことを特徴とするクラ
    ンプ装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のクランプ装置において、
    前記ピトンロッドを前記ピストンに固定し、前記ロック
    部材が接触する傾斜面を有する係合部材を前記ピストン
    ロッドに固定し、前記ばね部材を前記ロック部材に設け
    て前記ばね部材のばね力を前記ロック部材と前記係合部
    材とを介して前記ピストンロッドに伝達することを特徴
    とするクランプ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7370570B2 (en) 2004-03-24 2008-05-13 Koganei Corporation Fluid pressure cylinder
CN111059094A (zh) * 2020-01-09 2020-04-24 长春工业大学 一种限位螺杆旋转解耦型机械式无杆锁紧气缸
CN113107923A (zh) * 2021-04-14 2021-07-13 重庆市功华车业有限公司 一种可调式浮动气缸

Cited By (4)

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