JP3462263B2 - クランプ装置 - Google Patents
クランプ装置Info
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- JP3462263B2 JP3462263B2 JP11041294A JP11041294A JP3462263B2 JP 3462263 B2 JP3462263 B2 JP 3462263B2 JP 11041294 A JP11041294 A JP 11041294A JP 11041294 A JP11041294 A JP 11041294A JP 3462263 B2 JP3462263 B2 JP 3462263B2
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- Japan
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- clamp
- taper
- shaft portion
- cotter
- hole
- Prior art date
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25B—TOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
- B25B5/00—Clamps
- B25B5/06—Arrangements for positively actuating jaws
- B25B5/061—Arrangements for positively actuating jaws with fluid drive
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
- Jigs For Machine Tools (AREA)
- Actuator (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金型等のクランプ対象
物を基盤上にクランプするクランプ装置に関し、特に、
クランプ本体に前方下がり傾斜状に設けられたガイド孔
とこのガイド孔の後端側に続くシリンダ孔に、クランプ
部材を進退自在に装着し、テーパーコッター部材でこの
クランプ部材をクランプ方向に強制移動し、クランプ部
材先端の出力部でクランプ対象物をクランプするように
したクランプ装置に関する。
物を基盤上にクランプするクランプ装置に関し、特に、
クランプ本体に前方下がり傾斜状に設けられたガイド孔
とこのガイド孔の後端側に続くシリンダ孔に、クランプ
部材を進退自在に装着し、テーパーコッター部材でこの
クランプ部材をクランプ方向に強制移動し、クランプ部
材先端の出力部でクランプ対象物をクランプするように
したクランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プレス機械、射出成形機、鍛造
機の金型等であるクランプ対象物は、複数のクランプ装
置によって基盤の盤面上にクランプされる。即ち、盤面
に金型等のクランプ対象物を配置し、このクランプ対象
物の周辺部に複数のクランプ装置を設置して、これらク
ランプ装置で、クランプ対象物を盤面上にクランプする
のが一般的である。
機の金型等であるクランプ対象物は、複数のクランプ装
置によって基盤の盤面上にクランプされる。即ち、盤面
に金型等のクランプ対象物を配置し、このクランプ対象
物の周辺部に複数のクランプ装置を設置して、これらク
ランプ装置で、クランプ対象物を盤面上にクランプする
のが一般的である。
【0003】従来、この種のクランプ装置としては、特
開平5−185341号公報には、クランプ装置の前側
に金型を配置し、基盤上に固定されるクランプ本体内
に、金型に向かって前方下がり傾斜状のガイド孔と、こ
のガイド孔の後端部に続くシリンダ孔とを形成し、シリ
ンダ孔にリングピストンを油密摺動自在に装着し、クラ
ンプ部材を、ガイド孔とシリンダ孔とリングピストンと
に進退自在に装着し、クランプ部材の先端の出力部を、
ガイド孔の開口部から金型に向けてクランプ本体の前端
外へ突出可能に構成し、リングピストンの内周下部に楔
面を形成し、クラ
開平5−185341号公報には、クランプ装置の前側
に金型を配置し、基盤上に固定されるクランプ本体内
に、金型に向かって前方下がり傾斜状のガイド孔と、こ
のガイド孔の後端部に続くシリンダ孔とを形成し、シリ
ンダ孔にリングピストンを油密摺動自在に装着し、クラ
ンプ部材を、ガイド孔とシリンダ孔とリングピストンと
に進退自在に装着し、クランプ部材の先端の出力部を、
ガイド孔の開口部から金型に向けてクランプ本体の前端
外へ突出可能に構成し、リングピストンの内周下部に楔
面を形成し、クラ
【0004】ンプ部材の後部の下部に、楔面に係合する
斜面を形成し、クランプ部材をガイド孔の上面部の支点
部を中心として鉛直面内方向に揺動自在に構成し、後側
の油圧作動室に油圧を供給して、クランプ部材を進出移
動させて出力部を金型に当接させ、更にクランプ部材に
対してリングピストンを前進させ、クランプ部材を支点
部を中心として出力部が下方移動するように揺動させ
て、金型をクランプするように構成した流体圧クランプ
装置が記載されている。このクランプ解除する場合、前
側の油圧作動室に油圧を供給し、リングピストンを後退
させ、リングピストンの後端でクランプ部材の後端の係
止部を後方へ押動させる。
斜面を形成し、クランプ部材をガイド孔の上面部の支点
部を中心として鉛直面内方向に揺動自在に構成し、後側
の油圧作動室に油圧を供給して、クランプ部材を進出移
動させて出力部を金型に当接させ、更にクランプ部材に
対してリングピストンを前進させ、クランプ部材を支点
部を中心として出力部が下方移動するように揺動させ
て、金型をクランプするように構成した流体圧クランプ
装置が記載されている。このクランプ解除する場合、前
側の油圧作動室に油圧を供給し、リングピストンを後退
させ、リングピストンの後端でクランプ部材の後端の係
止部を後方へ押動させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記クランプ
装置では、所定長さのあるガイド孔に挿通されたクラン
プ部材を、揺動させる構成であるので、機構的に無理が
あるため、クランプ力が低下しやすいこと、クランプ部
材が、変形したり偏摩耗したりし、また、ガイド孔が偏
摩耗したりするので、耐久性が低下するという問題があ
る。
装置では、所定長さのあるガイド孔に挿通されたクラン
プ部材を、揺動させる構成であるので、機構的に無理が
あるため、クランプ力が低下しやすいこと、クランプ部
材が、変形したり偏摩耗したりし、また、ガイド孔が偏
摩耗したりするので、耐久性が低下するという問題があ
る。
【0006】更に、クランプ解除の際、リングピストン
に作用する油圧力で、一挙にクランプ解除する構成であ
るので、強力な静止摩擦に抗してクランプ解除する為
に、リングピストンを大径化するか、又は、油圧の圧力
を大きくする必要もあり、クランプ装置が大型化すると
いう問題がある。本発明の目的は、クランプ対象物をク
ランプするクランプ部材にクランプ方向の押圧力を全周
に亙って均等に伝達できるようにすること、耐久性を高
めること、クランプ解除性を高めることである。
に作用する油圧力で、一挙にクランプ解除する構成であ
るので、強力な静止摩擦に抗してクランプ解除する為
に、リングピストンを大径化するか、又は、油圧の圧力
を大きくする必要もあり、クランプ装置が大型化すると
いう問題がある。本発明の目的は、クランプ対象物をク
ランプするクランプ部材にクランプ方向の押圧力を全周
に亙って均等に伝達できるようにすること、耐久性を高
めること、クランプ解除性を高めることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のクランプ装置
は、クランプ本体のクランプ対象物側を前方として、ク
ランプ本体に前方下がり傾斜状のガイド孔と、このガイ
ド孔の後端側に続くシリンダ孔とが形成され、前記クラ
ンプ本体の前端外へ突出した状態でクランプ対象物をク
ランプする出力部と、ガイド孔で案内されるガイド軸部
と、シリンダ孔内に位置し軸方向後方へ向かって細くな
るテーパー軸部とを有するクランプ部材が、ガイド孔と
シリンダ孔とに進退自在に装着され、クランプ部材のテ
ーパー軸部に係合するテーパーコッター部材を介して、
シリンダ孔を含む複動型油圧シリンダにより、クランプ
部材を進退駆動するように構成してなるクランプ装置に
おいて、前記テーパーコッター部材は、テーパー軸部の
全周に間欠的に配設される複数のテーパーコッター片で
構成されたものである。
は、クランプ本体のクランプ対象物側を前方として、ク
ランプ本体に前方下がり傾斜状のガイド孔と、このガイ
ド孔の後端側に続くシリンダ孔とが形成され、前記クラ
ンプ本体の前端外へ突出した状態でクランプ対象物をク
ランプする出力部と、ガイド孔で案内されるガイド軸部
と、シリンダ孔内に位置し軸方向後方へ向かって細くな
るテーパー軸部とを有するクランプ部材が、ガイド孔と
シリンダ孔とに進退自在に装着され、クランプ部材のテ
ーパー軸部に係合するテーパーコッター部材を介して、
シリンダ孔を含む複動型油圧シリンダにより、クランプ
部材を進退駆動するように構成してなるクランプ装置に
おいて、前記テーパーコッター部材は、テーパー軸部の
全周に間欠的に配設される複数のテーパーコッター片で
構成されたものである。
【0008】ここで、前記テーパーコッター部材は、テ
ーパー軸部の全周に間欠的に配設される複数の第1テー
パーコッター片と、これら第1テーパーコッター片の間
に配設される複数の第2テーパーコッター片であって第
1テーパーコッター片よりも軸方向長さの長い複数の第
2テーパーコッター片とで構成されたものでもよい(請
求項1に従属の請求項2)。
ーパー軸部の全周に間欠的に配設される複数の第1テー
パーコッター片と、これら第1テーパーコッター片の間
に配設される複数の第2テーパーコッター片であって第
1テーパーコッター片よりも軸方向長さの長い複数の第
2テーパーコッター片とで構成されたものでもよい(請
求項1に従属の請求項2)。
【0009】前記クランプ部材は、ガイド軸部と同径で
且つガイド軸部からテーパー軸部まで延びる大径油密軸
部と、テーパー軸部の後端と同径で且つテーパー軸部の
後端から所定長さ延びる小径油密軸部とを有し、前記油
圧シリンダは、シリンダ孔と小径油密軸部間に油密摺動
自在に装着されたクランプ駆動用リングピストンと、シ
リンダ孔と大径油密軸部間に油密摺動自在に装着された
クランプ解除用リングピストンとを備えたものでもよい
(請求項2に従属の請求項3)。
且つガイド軸部からテーパー軸部まで延びる大径油密軸
部と、テーパー軸部の後端と同径で且つテーパー軸部の
後端から所定長さ延びる小径油密軸部とを有し、前記油
圧シリンダは、シリンダ孔と小径油密軸部間に油密摺動
自在に装着されたクランプ駆動用リングピストンと、シ
リンダ孔と大径油密軸部間に油密摺動自在に装着された
クランプ解除用リングピストンとを備えたものでもよい
(請求項2に従属の請求項3)。
【0010】前記クランプ部材の出力部に、クランプ対
象物に当接する滑り板を、クランプ部材に対して相対移
動自在に装着してもよい(請求項3に従属の請求項
4)。前記クランプ部材の小径油密軸部の後端部に、ク
ランプ解除時に、クランプ駆動用リングピストンが前方
より当接して、クランプ部材を後退駆動させる係止部を
設けてもよい(請求項4に従属の請求項5)。
象物に当接する滑り板を、クランプ部材に対して相対移
動自在に装着してもよい(請求項3に従属の請求項
4)。前記クランプ部材の小径油密軸部の後端部に、ク
ランプ解除時に、クランプ駆動用リングピストンが前方
より当接して、クランプ部材を後退駆動させる係止部を
設けてもよい(請求項4に従属の請求項5)。
【0011】
【発明の作用及び効果】請求項1のクランプ装置におい
ては、複動型油圧シリンダによりテーパーコッター部材
をクランプ方向(前方下がり傾斜方向)へ駆動すると、
テーパーコッター部材によりテーパー軸部がクランプ方
向に押動されるため、クランプ部材がガイド孔とシリン
ダ孔をクランプ方向へ移動してクランプ対象物をクラン
プする。ここで、テーパーコッター部材は、テーパー軸
部の全周に間欠的に配設される複数のテーパーコッター
片で構成されているので、テーパーコッター部材による
クランプ方向の押圧力がクランプ部材の全周に亙って均
等に伝達される。従って、クランプ部材に偏心荷重が作
用することがないから、クランプ部材の変形や偏摩耗を
確実に防止して耐久性を高めることができる。
ては、複動型油圧シリンダによりテーパーコッター部材
をクランプ方向(前方下がり傾斜方向)へ駆動すると、
テーパーコッター部材によりテーパー軸部がクランプ方
向に押動されるため、クランプ部材がガイド孔とシリン
ダ孔をクランプ方向へ移動してクランプ対象物をクラン
プする。ここで、テーパーコッター部材は、テーパー軸
部の全周に間欠的に配設される複数のテーパーコッター
片で構成されているので、テーパーコッター部材による
クランプ方向の押圧力がクランプ部材の全周に亙って均
等に伝達される。従って、クランプ部材に偏心荷重が作
用することがないから、クランプ部材の変形や偏摩耗を
確実に防止して耐久性を高めることができる。
【0012】請求項2のクランプ装置においては、テー
パーコッター部材は、テーパー軸部の全周に間欠的に配
設される複数の第1テーパーコッター片と、これら第1
テーパーコッター片の間に配設され第1テーパーコッタ
ー片よりも軸方向長さの長い複数の第2テーパーコッタ
ー片とで構成されているので、クランプ解除時に、先
ず、軸方向長さの長い第2テーパーコッター片がクラン
プ解除用リングピストンで押されクランプ解除方向へ移
動して、第1次のクランプ解除がなされ、その後に第1
テーパーコッター片がクランプ解除用リングピストンで
押されクランプ解除方向へ移動して、第2次のクランプ
解除がなされる。このように、第1次のクランプ解除に
より、第2テーパーコッター片に作用する静止摩擦を解
除し、その後、第2次のクランプ解除により、第1テー
パーコッター片に作用する静止摩擦を解除するため、ク
ランプ解除時の解除性を高めることができ、クランプ解
除用の油圧室を小型化することができる。
パーコッター部材は、テーパー軸部の全周に間欠的に配
設される複数の第1テーパーコッター片と、これら第1
テーパーコッター片の間に配設され第1テーパーコッタ
ー片よりも軸方向長さの長い複数の第2テーパーコッタ
ー片とで構成されているので、クランプ解除時に、先
ず、軸方向長さの長い第2テーパーコッター片がクラン
プ解除用リングピストンで押されクランプ解除方向へ移
動して、第1次のクランプ解除がなされ、その後に第1
テーパーコッター片がクランプ解除用リングピストンで
押されクランプ解除方向へ移動して、第2次のクランプ
解除がなされる。このように、第1次のクランプ解除に
より、第2テーパーコッター片に作用する静止摩擦を解
除し、その後、第2次のクランプ解除により、第1テー
パーコッター片に作用する静止摩擦を解除するため、ク
ランプ解除時の解除性を高めることができ、クランプ解
除用の油圧室を小型化することができる。
【0013】請求項3のクランプ装置においては、クラ
ンプ部材が、シリンダ孔とクランプ部材の小径油密軸部
間に油密摺動自在に装着されたクランプ駆動用リングピ
ストンへの油圧の供給によるこのクランプ駆動用ピスト
ンのクランプ方向への移動によってクランプ方向へ移動
され、また、クランプ部材が、シリンダ孔とクランプ部
材の大径油密軸部間に油密摺動自在に装着されたクラン
プ解除用リングピストンへの油圧の供給によるこのクラ
ンプ解除用リングピストンのクランプ解除方向への移動
によってクランプ解除方向へ移動される。
ンプ部材が、シリンダ孔とクランプ部材の小径油密軸部
間に油密摺動自在に装着されたクランプ駆動用リングピ
ストンへの油圧の供給によるこのクランプ駆動用ピスト
ンのクランプ方向への移動によってクランプ方向へ移動
され、また、クランプ部材が、シリンダ孔とクランプ部
材の大径油密軸部間に油密摺動自在に装着されたクラン
プ解除用リングピストンへの油圧の供給によるこのクラ
ンプ解除用リングピストンのクランプ解除方向への移動
によってクランプ解除方向へ移動される。
【0014】請求項4のクランプ装置においては、クラ
ンプ部材の出力部に、クランプ対象物に当接する滑り板
を、クランプ部材に対して相対移動自在に装着したの
で、クランプ部材の出力部が、クランプ時にクランプ対
象物に当接した滑り板に対してクランプ方向へ滑って移
動できるので、クランプ力の低下を防止でき、且つ前記
出力部でクランプ対象物の表面を損傷するのを防止でき
る。
ンプ部材の出力部に、クランプ対象物に当接する滑り板
を、クランプ部材に対して相対移動自在に装着したの
で、クランプ部材の出力部が、クランプ時にクランプ対
象物に当接した滑り板に対してクランプ方向へ滑って移
動できるので、クランプ力の低下を防止でき、且つ前記
出力部でクランプ対象物の表面を損傷するのを防止でき
る。
【0015】請求項5のクランプ装置においては、クラ
ンプ駆動用リングピストンが、クランプ解除時に、クラ
ンプ部材の小径油密軸部の後端部に設けられた係止部に
当接して、クランプ部材を後退駆動する。これにより、
クランプ部材の小径油密軸部の後端部に係止部を設ける
という簡単な構成で、クランプ駆動用リングピストンに
よるクランプ部材の後退移動を行うことができる。
ンプ駆動用リングピストンが、クランプ解除時に、クラ
ンプ部材の小径油密軸部の後端部に設けられた係止部に
当接して、クランプ部材を後退駆動する。これにより、
クランプ部材の小径油密軸部の後端部に係止部を設ける
という簡単な構成で、クランプ駆動用リングピストンに
よるクランプ部材の後退移動を行うことができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明のクランプ装置の実施例につい
て、図面を参照しつつ説明する。本実施例では、プレス
機械、射出成形機、鍛造機等の金型(これが、クランプ
対象物に相当する)を、基盤上に固定するクランプ装置
を例として説明する。図1に示すように、クランプ装置
1は、基盤2上に配置された金型3の周辺部に複数設置
され、金型3を基盤2上にクランプするもので、このク
ランプ装置1は、クランプ本体10と、クランプ部材2
0と、クランプ本体10とクランプ部材20とに設けら
れ複動型油圧シリンダ40と、テーパーコッター部材5
0と、検出部70等で構成されている。
て、図面を参照しつつ説明する。本実施例では、プレス
機械、射出成形機、鍛造機等の金型(これが、クランプ
対象物に相当する)を、基盤上に固定するクランプ装置
を例として説明する。図1に示すように、クランプ装置
1は、基盤2上に配置された金型3の周辺部に複数設置
され、金型3を基盤2上にクランプするもので、このク
ランプ装置1は、クランプ本体10と、クランプ部材2
0と、クランプ本体10とクランプ部材20とに設けら
れ複動型油圧シリンダ40と、テーパーコッター部材5
0と、検出部70等で構成されている。
【0017】前記クランプ本体10は、基盤2上に2つ
の固定ボルト11(図2,図3参照)により固定され、
その後端面には傾斜面12が形成され、クランプ本体1
0の内部には、金型側を前方として、前方下がり傾斜状
に形成されたガイド孔13とこのガイド孔13の後端側
に続く同前方下がり傾斜状に形成されたシリンダ孔14
とが形成されている。前記クランプ部材20は、ガイド
孔13とシリンダ孔14とに進退自在に装着され、油圧
シリンダ40は、クランプ部材20をクランプ方向へ移
動させるクランプ駆動用リングピストン41と、クラン
プ部材20をクランプ解除方向へ移動させるクランプ解
除用リングピストン42と、シリンダ孔14とを主体と
して構成されている。前記テーパーコッター部材50
は、クランプ部材20のテーパ軸部21の外周面係合さ
れている。前記クランプ本体10のシリンダ孔14の後
端部には、その後端を塞ぐ為の 蓋部材60が内嵌螺合
されている。前記検出部70は、クランプ本体10の後
部外面側に配置され、クランプ部材20の金型3に対す
るクランプ状態とアンクランプ状態を検出するものであ
る。
の固定ボルト11(図2,図3参照)により固定され、
その後端面には傾斜面12が形成され、クランプ本体1
0の内部には、金型側を前方として、前方下がり傾斜状
に形成されたガイド孔13とこのガイド孔13の後端側
に続く同前方下がり傾斜状に形成されたシリンダ孔14
とが形成されている。前記クランプ部材20は、ガイド
孔13とシリンダ孔14とに進退自在に装着され、油圧
シリンダ40は、クランプ部材20をクランプ方向へ移
動させるクランプ駆動用リングピストン41と、クラン
プ部材20をクランプ解除方向へ移動させるクランプ解
除用リングピストン42と、シリンダ孔14とを主体と
して構成されている。前記テーパーコッター部材50
は、クランプ部材20のテーパ軸部21の外周面係合さ
れている。前記クランプ本体10のシリンダ孔14の後
端部には、その後端を塞ぐ為の 蓋部材60が内嵌螺合
されている。前記検出部70は、クランプ本体10の後
部外面側に配置され、クランプ部材20の金型3に対す
るクランプ状態とアンクランプ状態を検出するものであ
る。
【0018】次に、前記クランプ部材20について詳細
に説明する。このクランプ部材20には、クランプ本体
10のガイド孔13から前端外へ突出した状態で金型3
をクランプする出力部22と、ガイド孔13で案内され
るガイド軸部23と、このガイド軸部23と同径で且つ
ガイド軸部23からテーパー軸部21まで延びる大径油
密軸部24と、シリンダ孔14内に位置し軸方向後方に
向かって細くなるテーパー軸部21と、テーパー軸部2
1の後端と同径で且つテーパー軸部21の後端から所定
長さ延びる小径油密軸部25と、この小径油密軸部25
より小径で小径油密軸部25の後端に設けられた雄ネジ
部26と、この雄ネジ部26に螺合され外径がクランプ
駆動用リングピストン41の内径より大きく形成された
ナット部材27とが設けられている。この雄ネジ部26
とナット部材27とで係止部28が構成され、クランプ
駆動用リングピストン41が、この係止部28のナット
部材27にクランプ解除時に前方より当接してクランプ
部材20を後退駆動するように構成されている。
に説明する。このクランプ部材20には、クランプ本体
10のガイド孔13から前端外へ突出した状態で金型3
をクランプする出力部22と、ガイド孔13で案内され
るガイド軸部23と、このガイド軸部23と同径で且つ
ガイド軸部23からテーパー軸部21まで延びる大径油
密軸部24と、シリンダ孔14内に位置し軸方向後方に
向かって細くなるテーパー軸部21と、テーパー軸部2
1の後端と同径で且つテーパー軸部21の後端から所定
長さ延びる小径油密軸部25と、この小径油密軸部25
より小径で小径油密軸部25の後端に設けられた雄ネジ
部26と、この雄ネジ部26に螺合され外径がクランプ
駆動用リングピストン41の内径より大きく形成された
ナット部材27とが設けられている。この雄ネジ部26
とナット部材27とで係止部28が構成され、クランプ
駆動用リングピストン41が、この係止部28のナット
部材27にクランプ解除時に前方より当接してクランプ
部材20を後退駆動するように構成されている。
【0019】前記出力部22の下部には正面視逆L字形
の切り落とし部32が設けられ、この切り落とし部32
には水平下面30と垂直前面31とが形成され、低摩擦
の材料(例えば、真鍮、軸受けメタル、ナイロン等の合
成樹脂)で構成された滑り板33が、この水平下面30
に、滑り板33の前後方向に向けて形成された長孔34
に挿通されたボルト35で取り付けられ、この滑り板3
3が水平下面30に対して前後方向に相対移動できるよ
うに構成されている。そして、図5に示すように、切り
落とし部32の垂直前面31には、バネ挿入孔36が後
部側に向けて形成され、このバネ挿入孔36に、圧縮バ
ネ37と、前端が滑り板33の後端に当接する板押し軸
38とが配設され、滑り板33が、圧縮バネ37により
板押し軸38を介して前方へ向けて付勢されている。
の切り落とし部32が設けられ、この切り落とし部32
には水平下面30と垂直前面31とが形成され、低摩擦
の材料(例えば、真鍮、軸受けメタル、ナイロン等の合
成樹脂)で構成された滑り板33が、この水平下面30
に、滑り板33の前後方向に向けて形成された長孔34
に挿通されたボルト35で取り付けられ、この滑り板3
3が水平下面30に対して前後方向に相対移動できるよ
うに構成されている。そして、図5に示すように、切り
落とし部32の垂直前面31には、バネ挿入孔36が後
部側に向けて形成され、このバネ挿入孔36に、圧縮バ
ネ37と、前端が滑り板33の後端に当接する板押し軸
38とが配設され、滑り板33が、圧縮バネ37により
板押し軸38を介して前方へ向けて付勢されている。
【0020】更に、クランプ部材20の軸心部には、後
端から軸方向中間部まで延びる凹穴39が形成され、検
出ロッド80がこの凹穴39に配設され、この検出ロッ
ド80の前端部のネジ部81が、凹穴39の奥端面に形
成されたネジ孔に螺合されている。この検出ロッド80
は、蓋部材60の中心穴61を挿通して検出部70へと
延設されている。この検出ロッド80の後端部には、ス
イッチ作動部82が装着され、このスイッチ作動部82
によって、後述のクランプ確認用の第1リミットスイッ
チ71とアンクランプ確認用の第2リミットスイッチ7
2とがON、OFFされ、このスイッチ作動部82は、
2つのテーパー鍔部付き筒部材で形成され、その鍔部を
対面させた状態で検出ロッド80の後端部に装着されて
いる。更に、前記検出ロッド80には、凹穴39の奥端
面と蓋部材60の前端面に形成された凹部62との間に
おいて、圧縮バネ90が外装され、この圧縮バネ90に
より、クランプ部材20がクランプ方向へ付勢されてい
る。
端から軸方向中間部まで延びる凹穴39が形成され、検
出ロッド80がこの凹穴39に配設され、この検出ロッ
ド80の前端部のネジ部81が、凹穴39の奥端面に形
成されたネジ孔に螺合されている。この検出ロッド80
は、蓋部材60の中心穴61を挿通して検出部70へと
延設されている。この検出ロッド80の後端部には、ス
イッチ作動部82が装着され、このスイッチ作動部82
によって、後述のクランプ確認用の第1リミットスイッ
チ71とアンクランプ確認用の第2リミットスイッチ7
2とがON、OFFされ、このスイッチ作動部82は、
2つのテーパー鍔部付き筒部材で形成され、その鍔部を
対面させた状態で検出ロッド80の後端部に装着されて
いる。更に、前記検出ロッド80には、凹穴39の奥端
面と蓋部材60の前端面に形成された凹部62との間に
おいて、圧縮バネ90が外装され、この圧縮バネ90に
より、クランプ部材20がクランプ方向へ付勢されてい
る。
【0021】次に、油圧シリンダ40について詳細に説
明する。この油圧シリンダ40のリング状のクランプ駆
動用ピストン41は、シリンダ孔14とクランプ部材2
0の小径油密軸部25間に油密摺動自在に装着され、ま
た、リング状のクランプ解除用ピストン42は、シリン
ダ孔14とクランプ部材20の大径油密軸部25間に油
密摺動自在に装着されている。前記シリンダ孔14は、
クランプ駆動用ピストン41とクランプ解除用ピストン
42とで、前後2つの油室44,43に区画され、これ
ら2つの油室43,44は、クランプ本体10に形成さ
れた2つの油圧ポート45,46に夫々連通されてい
る。これら2つの油圧ポート45,46は、図2に示す
ように、夫々油圧ホース47を介して油圧供給ユニット
48に連通されている。
明する。この油圧シリンダ40のリング状のクランプ駆
動用ピストン41は、シリンダ孔14とクランプ部材2
0の小径油密軸部25間に油密摺動自在に装着され、ま
た、リング状のクランプ解除用ピストン42は、シリン
ダ孔14とクランプ部材20の大径油密軸部25間に油
密摺動自在に装着されている。前記シリンダ孔14は、
クランプ駆動用ピストン41とクランプ解除用ピストン
42とで、前後2つの油室44,43に区画され、これ
ら2つの油室43,44は、クランプ本体10に形成さ
れた2つの油圧ポート45,46に夫々連通されてい
る。これら2つの油圧ポート45,46は、図2に示す
ように、夫々油圧ホース47を介して油圧供給ユニット
48に連通されている。
【0022】次に、テーパーコッター部材50について
詳細に説明する。このテーパーコッター部材50は、そ
の内面が前方側に向かって次第に拡径するテーパー面に
形成され、このテーパーコッター部材50は、図4に示
すように、周方向に6分割された6つのテーパーコッタ
ー片からなる。即ち、テーパーコッター部材50は、ク
ランプ部材20のテーパー軸部21の外側の全周に間欠
的に配設される3つの第1テーパーコッター片51と、
これら第1テーパーコッター片51の間に配設される3
つの第2テーパーコッター片52であって第1テーパー
コッター片51よりも軸方向長さの長い3つの第2テー
パーコッター片52とで構成されている。
詳細に説明する。このテーパーコッター部材50は、そ
の内面が前方側に向かって次第に拡径するテーパー面に
形成され、このテーパーコッター部材50は、図4に示
すように、周方向に6分割された6つのテーパーコッタ
ー片からなる。即ち、テーパーコッター部材50は、ク
ランプ部材20のテーパー軸部21の外側の全周に間欠
的に配設される3つの第1テーパーコッター片51と、
これら第1テーパーコッター片51の間に配設される3
つの第2テーパーコッター片52であって第1テーパー
コッター片51よりも軸方向長さの長い3つの第2テー
パーコッター片52とで構成されている。
【0023】依って、クランプ状態において、第1テー
パーコッター片51とクランプ解除用リングピストン4
2との間に所定の間隙hが設けられている。このテーパ
ーコッター部材50は、クランプ駆動用ピストン41の
作動によってクランプ部材20のテーパー軸部21の外
周テーパ面をクランプ方向へ押して、クランプ部材20
の金型3に対するクランプ作用を可能とし、一方、クラ
ンプ解除時に、クランプ解除用ピストン42が後方移動
すると、最初に、軸方向長さの長い3つの第2テーパー
コッター片52が後方に押され、クランプ部材20のテ
ーパー軸部21の外周テーパ面上を後方へ移動して、第
1次のクランプ解除を行い、その直後に、間隙h分遅れ
て、3つの第1テーパーコッター片51が後方に押さ
れ、クランプ部材20のテーパー軸部21の外周テーパ
面上を後方へ移動して、第2次のクランプ解除を行な
う。つまり、クランプ解除時に、テーパーコッター部材
50のテーパー軸部21に対する係合を2段階で解除す
るように構成されている。
パーコッター片51とクランプ解除用リングピストン4
2との間に所定の間隙hが設けられている。このテーパ
ーコッター部材50は、クランプ駆動用ピストン41の
作動によってクランプ部材20のテーパー軸部21の外
周テーパ面をクランプ方向へ押して、クランプ部材20
の金型3に対するクランプ作用を可能とし、一方、クラ
ンプ解除時に、クランプ解除用ピストン42が後方移動
すると、最初に、軸方向長さの長い3つの第2テーパー
コッター片52が後方に押され、クランプ部材20のテ
ーパー軸部21の外周テーパ面上を後方へ移動して、第
1次のクランプ解除を行い、その直後に、間隙h分遅れ
て、3つの第1テーパーコッター片51が後方に押さ
れ、クランプ部材20のテーパー軸部21の外周テーパ
面上を後方へ移動して、第2次のクランプ解除を行な
う。つまり、クランプ解除時に、テーパーコッター部材
50のテーパー軸部21に対する係合を2段階で解除す
るように構成されている。
【0024】次に、検出部70について詳細に説明す
る。この検出部70には、クランプ確認用の第1リミッ
トスイッチ71とアンクランプ確認用の第2リミットス
イッチ72とが前後方向に並設され、いずれか一方のリ
ミットスイッチが、検出ロッド80のスイッチ作動部8
2の前進後退によってスイッチ作動部82の鍔部でON
され、いずれか他方のリミットスイッチがOFFされる
ように構成されている。この検出部70では、内部のリ
ミットスイッチ71,72が、クランプ本体10の後端
傾斜面12に取り付けられたケース73で外部から保護
されている。尚、図1において、符号91a〜91e
は、油圧をシールするシール部材であり、符号92は、
ダストシール材である。
る。この検出部70には、クランプ確認用の第1リミッ
トスイッチ71とアンクランプ確認用の第2リミットス
イッチ72とが前後方向に並設され、いずれか一方のリ
ミットスイッチが、検出ロッド80のスイッチ作動部8
2の前進後退によってスイッチ作動部82の鍔部でON
され、いずれか他方のリミットスイッチがOFFされる
ように構成されている。この検出部70では、内部のリ
ミットスイッチ71,72が、クランプ本体10の後端
傾斜面12に取り付けられたケース73で外部から保護
されている。尚、図1において、符号91a〜91e
は、油圧をシールするシール部材であり、符号92は、
ダストシール材である。
【0025】次に、以上説明したクランプ装置1の作用
について説明する。基盤2上に配置した金型3の周辺の
所定位置に、クランプ装置1を配置して固定し、圧縮バ
ネ90の付勢力によって、クランプ部材20を、クラン
プ方向即ち金型3の縁部に向けて前進移動させ、その出
力部22で金型3を仮固定する。次に、各クランプ装置
1の油圧供給ユニット48の油圧ポンプを稼働し、クラ
ンプ用油室43に油圧を供給し、油室44の油圧を排出
する。すると、クランプ駆動用ピストン41がクランプ
方向へ前進するため、クランプ部材20がクランプ方向
に前進し、クランプ部材20の出力部22の滑り板33
で金型3の縁部上面が押圧される。
について説明する。基盤2上に配置した金型3の周辺の
所定位置に、クランプ装置1を配置して固定し、圧縮バ
ネ90の付勢力によって、クランプ部材20を、クラン
プ方向即ち金型3の縁部に向けて前進移動させ、その出
力部22で金型3を仮固定する。次に、各クランプ装置
1の油圧供給ユニット48の油圧ポンプを稼働し、クラ
ンプ用油室43に油圧を供給し、油室44の油圧を排出
する。すると、クランプ駆動用ピストン41がクランプ
方向へ前進するため、クランプ部材20がクランプ方向
に前進し、クランプ部材20の出力部22の滑り板33
で金型3の縁部上面が押圧される。
【0026】更に、このクランプ駆動用ピストン41の
移動により、テーパーコッター部材50がクランプ方向
へ前進移動し、クランプ部材20が、テーパーコッター
部材50の第1テーパーコッター片51と第2テーパー
コッター片52によって、クランプ方向へ向けて強制的
に押動移動され、金型3の縁部が、クランプ部材20の
出力部22によって滑り板33を介して強固にクランプ
される。このとき、出力部22が滑り板33に対して相
対的に前方へ滑り、金型3の縁部がより強力に確実にク
ランプされる。しかも、前記クランプの際、滑り板33
は、金型3に対して相対移動しないため金型3の表面を
損傷することがない。
移動により、テーパーコッター部材50がクランプ方向
へ前進移動し、クランプ部材20が、テーパーコッター
部材50の第1テーパーコッター片51と第2テーパー
コッター片52によって、クランプ方向へ向けて強制的
に押動移動され、金型3の縁部が、クランプ部材20の
出力部22によって滑り板33を介して強固にクランプ
される。このとき、出力部22が滑り板33に対して相
対的に前方へ滑り、金型3の縁部がより強力に確実にク
ランプされる。しかも、前記クランプの際、滑り板33
は、金型3に対して相対移動しないため金型3の表面を
損傷することがない。
【0027】前記クランプ作動に応じて、検出ロッド8
0が前進移動し、クランプ確認用の第1リミットスイッ
チ71がスイッチ作動部82の鍔部でONされ、表示灯
の点灯によって金型3のクランプ状態を確認することが
できる。クランプ状態が確認されると、油圧供給ユニッ
ト48からの油圧の供給が停止されて、油圧シリンダ4
0の駆動が停止する。尚、クランプ状態において、油室
43の油圧が低下しても、テーパーコッター部材50に
作用する強力な静止摩擦力と、圧縮バネ90の弾性力に
より、クランプ状態が保持される。
0が前進移動し、クランプ確認用の第1リミットスイッ
チ71がスイッチ作動部82の鍔部でONされ、表示灯
の点灯によって金型3のクランプ状態を確認することが
できる。クランプ状態が確認されると、油圧供給ユニッ
ト48からの油圧の供給が停止されて、油圧シリンダ4
0の駆動が停止する。尚、クランプ状態において、油室
43の油圧が低下しても、テーパーコッター部材50に
作用する強力な静止摩擦力と、圧縮バネ90の弾性力に
より、クランプ状態が保持される。
【0028】一方、金型交換時等にクランプ解除する際
には、油圧供給ユニット48の油圧ポンプを稼働して、
クランプ解除用油室44に油圧を供給し、油室43の油
圧を排出する。すると、クランプ解除用ピストン42が
後方へ移動し、このクランプ解除用ピストン42が先ず
軸方向長さの長い3つの第2テーパーコッター片52に
当接し、これら第2テーパーコッター片52が後方へ押
動され、テーパー軸部21に対する第1次の係合解除、
つまり、第1次のクランプ解除ががなされ、その後、ク
ランプ解除用ピストン42が、3つの第1テーパーコッ
ター片51にも当接し、これら第1テーパーコッター片
51が、第2テーパーコッター片52とともに、後方へ
押動され、テーパー軸部21に対する第2次の係合解
除、つまり、第2次のクランプ解除がなされる。このよ
うに、テーパーコッター部材50は、2段階に分けてク
ランプ部材20のテーパー軸部21に対する係合が解除
され、2段階に分けてクランプ解除がなされる。
には、油圧供給ユニット48の油圧ポンプを稼働して、
クランプ解除用油室44に油圧を供給し、油室43の油
圧を排出する。すると、クランプ解除用ピストン42が
後方へ移動し、このクランプ解除用ピストン42が先ず
軸方向長さの長い3つの第2テーパーコッター片52に
当接し、これら第2テーパーコッター片52が後方へ押
動され、テーパー軸部21に対する第1次の係合解除、
つまり、第1次のクランプ解除ががなされ、その後、ク
ランプ解除用ピストン42が、3つの第1テーパーコッ
ター片51にも当接し、これら第1テーパーコッター片
51が、第2テーパーコッター片52とともに、後方へ
押動され、テーパー軸部21に対する第2次の係合解
除、つまり、第2次のクランプ解除がなされる。このよ
うに、テーパーコッター部材50は、2段階に分けてク
ランプ部材20のテーパー軸部21に対する係合が解除
され、2段階に分けてクランプ解除がなされる。
【0029】即ち、テーパーコッター部材50が楔状に
形成されている関係上、クランプ状態において、テーパ
ーコッター部材50には強力な静止摩擦力が作用するこ
とから、金型3に作用する振動等によりテーパーコッタ
ー部材50がクランプ側へ前進し過ぎると、テーパーコ
ッター部材50が略焼き付いたような状態となって、ク
ランプ解除が困難になることがあるが、前記のように2
段階に分けてクランプ解除を行うので、確実にクランプ
解除することができるようになる。
形成されている関係上、クランプ状態において、テーパ
ーコッター部材50には強力な静止摩擦力が作用するこ
とから、金型3に作用する振動等によりテーパーコッタ
ー部材50がクランプ側へ前進し過ぎると、テーパーコ
ッター部材50が略焼き付いたような状態となって、ク
ランプ解除が困難になることがあるが、前記のように2
段階に分けてクランプ解除を行うので、確実にクランプ
解除することができるようになる。
【0030】クランプ駆動用ピストン41が、テーパー
コッター部材40の後方への移動によって、図1に想像
線で示すように後方に押動され、このクランプ駆動用ピ
ストン41が係止部28のナット部材27に係止する
と、クランプ部材20が後方へ移動駆動され、その結果
検出ロッド80が後方へ移動し、検出部70のクランプ
確認用の第1リミットスイッチ71が、検出ロッド80
の後端のスイッチ作動部82によってOFFとなり、ア
ンクランプ確認用の第2リミットスイッチ72がスイッ
チ作動部82の鍔部によってONされ、表示灯の点灯に
よって、アンクランプ状態を確認できる。アンクランプ
状態が確認されると、油圧供給ユニット48からの油圧
の供給が停止され、油圧シリンダ40の駆動が停止す
る。
コッター部材40の後方への移動によって、図1に想像
線で示すように後方に押動され、このクランプ駆動用ピ
ストン41が係止部28のナット部材27に係止する
と、クランプ部材20が後方へ移動駆動され、その結果
検出ロッド80が後方へ移動し、検出部70のクランプ
確認用の第1リミットスイッチ71が、検出ロッド80
の後端のスイッチ作動部82によってOFFとなり、ア
ンクランプ確認用の第2リミットスイッチ72がスイッ
チ作動部82の鍔部によってONされ、表示灯の点灯に
よって、アンクランプ状態を確認できる。アンクランプ
状態が確認されると、油圧供給ユニット48からの油圧
の供給が停止され、油圧シリンダ40の駆動が停止す
る。
【0031】以上説明したクランプ装置1においては、
テーパーコッター部材50が、テーパー軸部21の外側
の全周に間欠的に配設される3つの第1テーパーコッタ
ー片51と、3つの第2テーパーコッター片52とで構
成されているので、テーパーコッター部材50からのク
ランプ駆動力は、クランプ部材20の全周に均等に伝達
される。従って、クランプ部材20に偏心荷重が作用す
ることがないので、クランプ部材20が変形したり、偏
摩耗したりせず、耐久性が向上する。
テーパーコッター部材50が、テーパー軸部21の外側
の全周に間欠的に配設される3つの第1テーパーコッタ
ー片51と、3つの第2テーパーコッター片52とで構
成されているので、テーパーコッター部材50からのク
ランプ駆動力は、クランプ部材20の全周に均等に伝達
される。従って、クランプ部材20に偏心荷重が作用す
ることがないので、クランプ部材20が変形したり、偏
摩耗したりせず、耐久性が向上する。
【0032】しかも、クランプ解除時に、3つの第2テ
ーパーコッター片52の係合を解除する第1次のクラン
プ解除と、3つの第1テーパーコッター片51の係合を
解除する第2次のクランプ解除とに分けてクランプ解除
するため、クランプ部材20を確実にクランプ解除する
ことができる。つまり、換言すれば、クランプ解除用ピ
ストン42の受圧面積を小さく形成でき、油圧シリンダ
40の小型化を図ることもできる。
ーパーコッター片52の係合を解除する第1次のクラン
プ解除と、3つの第1テーパーコッター片51の係合を
解除する第2次のクランプ解除とに分けてクランプ解除
するため、クランプ部材20を確実にクランプ解除する
ことができる。つまり、換言すれば、クランプ解除用ピ
ストン42の受圧面積を小さく形成でき、油圧シリンダ
40の小型化を図ることもできる。
【0033】更に、クランプ部材20の出力部22に、
金型3に当接する滑り板33を、クランプ部材20に対
して相対移動自在に装着したため、クランプ部材20の
出力部22が、クランプ時に、金型3に当接した滑り板
33に対して前方へ滑動するので、金型3とクランプ部
材20間に作用する摩擦力により、クランプ力が低下す
ることがないからクランプ力を強化できるうえ、金型3
の表面を損傷することがない。
金型3に当接する滑り板33を、クランプ部材20に対
して相対移動自在に装着したため、クランプ部材20の
出力部22が、クランプ時に、金型3に当接した滑り板
33に対して前方へ滑動するので、金型3とクランプ部
材20間に作用する摩擦力により、クランプ力が低下す
ることがないからクランプ力を強化できるうえ、金型3
の表面を損傷することがない。
【0034】また、クランプ解除時に、クランプ駆動用
リングピストン41が、クランプ部材20の小径油密軸
部25の後端部に設けられた係止部28に当接して、ク
ランプ部材20を後退駆動するように構成したので、ク
ランプ部材20の小径油密軸部25の後端部に係止部2
8を設けるだけの簡単な構成で、クランプ駆動用リング
ピストン41によりクランプ部材20を後退移動させる
ことができる。また、クランプ部材20によるクランプ
状態とアンクランプ状態を、クランプ部材20と一体に
移動する検出ロッド80のスイッチ作動部82と、クラ
ンプ確認用の第1リミットスイッチ71及びアンクラン
プ確認用の第2リミットスイッチ72を介して確認する
ことができる。
リングピストン41が、クランプ部材20の小径油密軸
部25の後端部に設けられた係止部28に当接して、ク
ランプ部材20を後退駆動するように構成したので、ク
ランプ部材20の小径油密軸部25の後端部に係止部2
8を設けるだけの簡単な構成で、クランプ駆動用リング
ピストン41によりクランプ部材20を後退移動させる
ことができる。また、クランプ部材20によるクランプ
状態とアンクランプ状態を、クランプ部材20と一体に
移動する検出ロッド80のスイッチ作動部82と、クラ
ンプ確認用の第1リミットスイッチ71及びアンクラン
プ確認用の第2リミットスイッチ72を介して確認する
ことができる。
【0035】次に、変形例のクランプ装置100につい
て、図7を参照しつつ説明する。このクランプ装置10
0は、クランプ駆動用ピストン141とクランプ解除用
ピストン142とを一体的に構成し、その筒状の連結部
149の内面に、前記実施例とほぼ同形であって、外径
が連結部149の厚さだけ小さく形成された第1テーパ
ーコッター片151と第2テーパーコッター片152と
からなるテーパーコッター部材150を、連結部149
の内面側に油密摺動自在に装着し、前記連結部149
は、外側へ弾性変形可能に薄肉状に形成してある。尚、
前記実施例と同様の部材には、同一符号を付して説明を
省略する。このように、クランプ駆動用ピストン141
とクランプ解除用ピストン142とをその連結部149
で一体に連結構成することにより、部品点数を少なくす
ることができ、クランプ装置100の構造を簡単化する
ことができ、シリンダ孔14の2つの油室のシール性を
高めることができる。
て、図7を参照しつつ説明する。このクランプ装置10
0は、クランプ駆動用ピストン141とクランプ解除用
ピストン142とを一体的に構成し、その筒状の連結部
149の内面に、前記実施例とほぼ同形であって、外径
が連結部149の厚さだけ小さく形成された第1テーパ
ーコッター片151と第2テーパーコッター片152と
からなるテーパーコッター部材150を、連結部149
の内面側に油密摺動自在に装着し、前記連結部149
は、外側へ弾性変形可能に薄肉状に形成してある。尚、
前記実施例と同様の部材には、同一符号を付して説明を
省略する。このように、クランプ駆動用ピストン141
とクランプ解除用ピストン142とをその連結部149
で一体に連結構成することにより、部品点数を少なくす
ることができ、クランプ装置100の構造を簡単化する
ことができ、シリンダ孔14の2つの油室のシール性を
高めることができる。
【0036】尚、前記各実施例では、テーパーコッター
部材50、150として、3つの第1テーパーコッター
片51、151と、3つの第2テーパーコッター片5
2、152からなる6部材からなるものについて説明し
たが、これに限らず、例えば4部材、8分部材に複数分
割してもよい。更に、前記各実施例では、クランプ対象
物として成形機の金型3を例として説明したが、クラン
プ対象物はこれに限らず、例えば、工作機械で機械下降
されるワーク等の場合もある。
部材50、150として、3つの第1テーパーコッター
片51、151と、3つの第2テーパーコッター片5
2、152からなる6部材からなるものについて説明し
たが、これに限らず、例えば4部材、8分部材に複数分
割してもよい。更に、前記各実施例では、クランプ対象
物として成形機の金型3を例として説明したが、クラン
プ対象物はこれに限らず、例えば、工作機械で機械下降
されるワーク等の場合もある。
【図1】本発明の実施例に係るクランプ装置のクランプ
状態における縦断側面図である。
状態における縦断側面図である。
【図2】前記クランプ装置と油圧供給ユニットの平面図
である。
である。
【図3】前記クランプ装置の一部切欠き縦断側面図であ
る。
る。
【図4】前記クランプ装置のテーパーコッター部材の縦
断面図である。
断面図である。
【図5】前記クランプ装置の出力部の部分拡大縦断側面
図である。
図である。
【図6】前記クランプ装置の油圧シリンダの要部拡大縦
断側面図である。
断側面図である。
【図7】変形例に係るクランプ装置の図1相当図であ
る。
る。
1 クランプ装置
3 金型(クランプ対象物)
10 クランプ本体
13 ガイド孔
14 シリンダ孔
20 クランプ部材
21 テーパー軸部
22 出力部
23 ガイド軸部
24 大径油密軸部
25 小径油密軸部
28 係止部
33 滑り板
40 油圧シリンダ
41 クランプ駆動用リングピストン
42 クランプ解除用リングピストン
50 テーパーコッター部材
51 第1テーパーコッター片
52 第2テーパーコッター片
100 クランプ装置
141 クランプ駆動用ピストン
142 クランプ解除用ピストン
150 テーパーコッター部材
151 第1テーパーコッター片
152 第2テーパーコッター片
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B23Q 3/06
B21D 37/14
B22D 17/26
F15B 15/14
Claims (5)
- 【請求項1】 クランプ本体のクランプ対象物側を前方
として、クランプ本体に前方下がり傾斜状のガイド孔
と、このガイド孔の後端側に続くシリンダ孔とが形成さ
れ、 前記クランプ本体の前端外へ突出した状態でクランプ対
象物をクランプする出力部と、ガイド孔で案内されるガ
イド軸部と、シリンダ孔内に位置し軸方向後方へ向かっ
て細くなるテーパー軸部とを有するクランプ部材が、ガ
イド孔とシリンダ孔とに進退自在に装着され、 前記クランプ部材のテーパー軸部に係合するテーパーコ
ッター部材を介して、シリンダ孔を含む複動型油圧シリ
ンダにより、クランプ部材を進退駆動するように構成し
てなるクランプ装置において、 前記テーパーコッター部材は、テーパー軸部の全周に間
欠的に配設される複数のテーパーコッター片で構成され
たことを特徴とするクランプ装置。 - 【請求項2】 前記テーパーコッター部材は、テーパー
軸部の全周に間欠的に配設される複数の第1テーパーコ
ッター片と、これら第1テーパーコッター片の間に配設
される複数の第2テーパーコッター片であって第1テー
パーコッター片よりも軸方向長さの長い複数の第2テー
パーコッター片とで構成されたことを特徴とする請求項
1に記載のクランプ装置。 - 【請求項3】 前記クランプ部材は、ガイド軸部と同径
で且つガイド軸部からテーパー軸部まで延びる大径油密
軸部と、テーパー軸部の後端と同径で且つテーパー軸部
の後端から所定長さ延びる小径油密軸部とを有し、 前記油圧シリンダは、シリンダ孔と小径油密軸部間に油
密摺動自在に装着されたクランプ駆動用リングピストン
と、シリンダ孔と大径油密軸部間に油密摺動自在に装着
されたクランプ解除用リングピストンとを備えたことを
特徴とする請求項2に記載のクランプ装置。 - 【請求項4】 前記クランプ部材の出力部に、クランプ
対象物に当接する滑り板を、クランプ部材に対して相対
移動自在に装着したことを特徴とする請求項3に記載の
クランプ装置。 - 【請求項5】 前記クランプ部材の小径油密軸部の後端
部に、クランプ解除時に、クランプ駆動用リングピスト
ンが前方より当接して、クランプ部材を後退駆動させる
係止部を設けたことを特徴とする請求項4に記載のクラ
ンプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11041294A JP3462263B2 (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | クランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11041294A JP3462263B2 (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | クランプ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07299685A JPH07299685A (ja) | 1995-11-14 |
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Family
ID=14535131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11041294A Expired - Fee Related JP3462263B2 (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | クランプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3462263B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101883662B (zh) * | 2007-12-04 | 2011-09-21 | 克斯美库股份有限公司 | 夹紧装置 |
CN104070383A (zh) * | 2013-03-25 | 2014-10-01 | 南车戚墅堰机车车辆工艺研究所有限公司 | 一种用于加工齿轮斜油孔的夹具及其使用方法 |
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1994
- 1994-04-25 JP JP11041294A patent/JP3462263B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN104070383A (zh) * | 2013-03-25 | 2014-10-01 | 南车戚墅堰机车车辆工艺研究所有限公司 | 一种用于加工齿轮斜油孔的夹具及其使用方法 |
CN104070383B (zh) * | 2013-03-25 | 2017-02-22 | 南车戚墅堰机车车辆工艺研究所有限公司 | 一种用于加工齿轮斜油孔的夹具及其使用方法 |
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JPH07299685A (ja) | 1995-11-14 |
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