JP3893118B2 - 流体圧シリンダ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は空気圧などの流体圧力によってピストンロッドを往復動させる流体圧シリンダに関し、特に、ロック機構を備えた流体圧シリンダに適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の車体組立ラインには、プレス工程において成型されたパネル材をスポット溶接などによって接合する複数の工程が設けられている。これらの工程としては、車体の土台を形成するアンダーボデー工程、車体の側面部を形成するサイドボデー工程、アンダーボデーとサイドボデーとを接合することにより車体の骨格を形成するメインボデー工程、メインボデーにドアやフードなどを組み付けるメタルライン工程などがある。これらの工程のための作業ステージを備えた車体組立ライン上には複数の搬送台車が設けられており、各パネル材は搬送台車に固定されて各作業ステージを移動することになる。車体組立ラインの最終ステージと最初のステージとは復帰ラインによって連結されており搬送台車は車体組立ライン上を循環する(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
搬送台車はクランプアームを備えており、搬送台車上に配置されたパネル材は位置決めされた状態でクランプアームにより固定される。このクランプアームを揺動させるための駆動源としては流体圧シリンダが用いられることが多く、搬送台車にエア配管を接続することによって流体圧シリンダに圧縮空気が供給される。しかしながら、搬送台車は各作業ステージ間を移動するため、移動時には搬送台車からエア配管を取り外す必要がある。つまり、搬送台車が移動する中間の作業ステージにおいて、流体圧シリンダには圧縮空気の供給が断たれた状況下であってもパネル材を固定することが要求される。
【0004】
この要求を満たすため、クランプアームを揺動させるピストンロッドの伸縮を規制するロック機構を備えた流体圧シリンダが開発されている。このような流体圧シリンダとしては、たとえば、ピストンロッドの径方向に移動自在となるロックピストンを設け、このロックピストンをばね力によりピストンロッドの係合溝に食い込ませることで、圧縮空気が断たれた状態であってもクランプアームの解放動作を規制する流体圧シリンダがある。
【0005】
【特許文献1】
特開平4−283034号公報 (第4頁、図7)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ロックピストンをピストンロッドの係合溝に食い込ませる流体圧シリンダは、ロック機構を作動させる際に、ロックピストンと伸縮移動するピストンロッドとを所定の位置関係に配置する必要がある。つまり、パネル材とクランプアームとを接触させたときに、ロックピストンの先端部とピストンロッドの係合溝とを対面させる必要があるため、厚みの異なるパネル材を用いた場合には、ロックピストンの先端部をピストンロッドの係合溝に食い込ませることができずに、クランプ状態を維持することが困難となるおそれがあった。
【0007】
本発明の目的は、流体圧シリンダに設けられるロック機構の作動範囲を広げることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の流体圧シリンダは、ピストンロッドに固定されるメインピストンを往復動自在に収容するシリンダ本体と、前記シリンダ本体に前記ピストンロッドの長手方向および円周方向にずらして隣り合わせて設けられる複数のシリンダと、先端にテーパ面を備え、それぞれ前記ピストンロッドに近づく前進限位置と前記ピストンロッドから離れる後退限位置との間で往復動自在にそれぞれの前記シリンダに組み込まれるとともに前記前進限位置に向かうばね力が付勢された複数のロックピストンと、前記ピストンロッドに組み付けられ、前記ピストンロッドが一方のストローク端に向けて移動するときに前記ロックピストンを前記ばね力に抗して後退限位置に向けて移動させる第1のテーパ面と、前記ロックピストンの先端の前記テーパ面に接触して前記ばね力により軸方向の推力を受ける第2のテーパ面とを備えたロックブロックとを有し、前記ピストンロッドの所定のストロークの範囲において複数の前記ロックピストンが前記ピストンロッドに対して前記ピストンロッドの異なる移動位置のもとで軸方向の推力を加えることを特徴とする。
【0009】
本発明の流体圧シリンダは、ピストンロッドに固定されるメインピストンを往復動自在に収容するシリンダ本体と、前記シリンダ本体に前記ピストンロッドの長手方向にずらして隣り合わせて設けられる複数のシリンダと、先端にテーパ面を備え、それぞれ前記ピストンロッドに近づく前進限位置と前記ピストンロッドから離れる後退限位置との間で往復動自在にそれぞれの前記シリンダに組み込まれるとともに前記前進限位置に向かうばね力が付勢された複数のロックピストンと、前記ピストンロッドに組み付けられ、前記ピストンロッドが一方のストローク端に向けて移動するときに前記ロックピストンを前記ばね力に抗して後退限位置に向けて移動させる第1のテーパ面と、前記ロックピストンの先端の前記テーパ面に接触して前記ばね力により軸方向の推力を受ける第2のテーパ面とをそれぞれ備えた複数のロックブロックとを有し、前記ピストンロッドの所定のストロークの範囲において複数の前記ロックピストンが前記ピストンロッドに対して前記ピストンロッドの異なる移動位置のもとで軸方向の推力を加えることを特徴とする。
【0011】
本発明の流体圧シリンダは、複数の前記ロックピストンを前記ピストンロッドの円周方向に隣り合わせて前記シリンダ本体に取り付けることを特徴とする。
【0012】
本発明の流体圧シリンダは、前記ピストンロッドの往復動によりクランプアームを揺動させることを特徴とする。
【0013】
本発明によれば、ロックピストンの押圧面のそれぞれを、ピストンロッドの異なる移動位置のもとで、ロックブロックの傾斜面に接触させるようにしたので、流体圧シリンダの大型化を回避するとともにロックピストンの移動に伴うピストンロッドのストローク量を増やすことができる。
【0014】
これにより、ロックピストンの作動範囲を広げることができ、たとえば、流体圧シリンダを用いてワークをクランプする際には、流体圧シリンダを厚さ寸法の異なる各種ワークに幅広く対応させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0016】
図1は搬送台車10によって自動車車体を構成するパネル材を搬送するようにした車体組立ラインの一部を示す平面図である。搬送台車10は複数の車輪11を有し、最初の作業ステージSt1から最終の作業ステージStnまで走行する。最初の作業ステージSt1では車体を構成するパネル材がワークWとして搬送台車10に搬入され、最終の作業ステージStnでは所定の組立作業が終了したワークWが搬送台車10から取り外されることになる。それぞれの搬送台車10にはワークWをクランプつまり締め付けて固定するためのクランプ機構12が設けられている。図1においては、それぞれの搬送台車10には2つずつクランプ機構12が設けられているが、ワークWのサイズなどに応じて任意の数のクランプ機構12を搬送台車10に設けることができる。
【0017】
図2は図1のクランプ機構12を示す正面図であり、このクランプ機構12には本発明の一実施の形態である流体圧シリンダ13が組み付けられている。搬送台車10にはワークWを支持する支持台14が設けられ、この支持台14にはワークWをクランプするためのクランプアーム15がピン16を中心に揺動自在に装着されている。支持台14には流体圧シリンダ13がこれに固定されたクレビス17の部分でピン18を介して揺動自在に装着されており、流体圧シリンダ13のピストンロッド19がクランプアーム15にピン20を介して連結されている。ピストンロッド19が所定のストロークで前進方向つまり流体圧シリンダ13の内部から突出する方向に移動すると、クランプアーム15はワークWをクランプする。
【0018】
図3は図2の流体圧シリンダ13を示す断面図である。図3に示すように、流体圧シリンダ13は、メインピストン21が軸方向に往復動自在に収容されるシリンダチューブ22と、これに取り付けられるロックケース23とを備えており、ロックケース23はロックブロック収容部24とこれの径方向に延びる2つのロックピストン収容部25,35とを備えている。また、シリンダチューブ22の端部にはエンドカバー40が取り付けられ、ロックケース23の端部にはロッドカバー41が取り付けられている。これらのシリンダチューブ22、ロックケース23、エンドカバー40およびロッドカバー41によりシリンダ本体42が形成されている。
【0019】
シリンダチューブ22内に収容されるメインピストン21によって、シリンダチューブ22およびロックブロック収容部24内は第1圧力室43と第2圧力室44とに区画されている。第1圧力室43に連通する給排ポート45はエンドカバー40に形成され、第2圧力室44に連通する給排ポート46はロッドカバー41に形成されている。給排ポート45より第1圧力室43に作動流体である圧縮空気を供給するとメインピストン21はロッドカバー41に向けて前進移動する一方、給排ポート46より第2圧力室44に圧縮空気を供給するとメインピストン21はエンドカバー40に向けて後退移動する。
【0020】
メインピストン21は共に円筒部47a,48aを備える第1ディスク47と第2ディスク48とを有している。第1ディスク47にはシール材49が設けられており、第2ディスク48の円筒部48aには雌ねじ48bが形成されている。また、第1ディスク47と第2ディスク48との間には環状の磁石50が挟み込まれており、シリンダチューブ22に設けられた図示しないセンサにより磁石50を介してメインピストン21の位置を検出できるようになっている。
【0021】
図4はロッドユニット51の一部を示す斜視図である。図3および図4に示すように、メインピストン21に組み付けられるピストンロッド19は、シリンダ本体42から突出する大径ロッド部19aと、シリンダ本体42に収容される小径ロッド部19bとを備えており、小径ロッド部19bの先端に雄ねじ19cが形成されている。また、ロックブロック収容部24内には、それぞれに傾斜面であるテーパ面52a,53aが形成された2つのロックブロック52,53と、筒状の2つのスペーサ54,55とが交互に配置されている。これらのロックブロック52,53とスペーサ54,55との貫通孔には、ピストンロッド19の小径ロッド部19bが通されており、スペーサ54より突出するピストンロッド19の雄ねじ19cにメインピストン21の第2ディスク48がねじ結合されている。
【0022】
このように、ピストンロッド19にはメインピストン21、ロックブロック52,53およびスペーサ54,55が組み付けられ、ピストンロッド19、メインピストン21、ロックブロック52,53およびスペーサ54,55によりロッドユニット51が形成されている。このロッドユニット51は一端がロッドカバー41に往復動自在に支持されるとともに、他端がメインピストン21を介してシリンダチューブ22に往復動自在に支持されており、ロッドユニット51は第1圧力室43と第2圧力室44とに対する圧縮空気の給排制御により一体となって軸方向に移動する。
【0023】
2つのロックピストン収容部25,35は、それぞれシリンダ25a,35aとこれを閉塞するヘッドカバー25b,35bとにより形成されている。シリンダ25a,35a内にはロックピストン26,36が収容されており、ロックピストン26,36はピストンロッド19の径方向に往復動自在となっている。ロックピストン26,36により、ロックピストン収容部25,35内はロック用ばね部材27,37が収容されるばね室28,38と、ロック用ばね部材27,37のばね力に対向する推力を発生するロック解除圧力室29,39とに区画されている。
【0024】
シリンダ本体42にそれぞれ取り付けられ、その軸心をピストンロッド19の長手方向に相互にずらして配置されるロックピストン26,36は、フランジ部26a,36aとばね収容孔26b,36bとを備えた底付き円筒状に形成されている。ばね収容孔26b,36bにはロック用ばね部材27,37が組み込まれ、ばね収容孔26b,36bとヘッドカバー25b,35bとによってロック用ばね部材27,37がばね室28,38内に保持されている。また、ロックピストン26,36の先端には、押圧面であるテーパ面26c,36cを備えたテーパロッド部26d,36dが形成されており、テーパ面26c,36cのテーパ角は約60°の鋭角に形成されている。なお、このテーパ面26c,36cに対面するロックブロック52,53のテーパ面52a,53aはテーパ角が約120°の鈍角に形成されている。
【0025】
給排ポート46より第2圧力室44に圧縮空気を供給すると、ロック解除圧力室29,39と第2圧力室44とを連通するようにシリンダ25a,35aに形成された連通孔25c,35cを介して、第2圧力室44の圧縮空気はロック解除圧力室29,39に供給される。ロック解除圧力室29,39に供給された圧縮空気からの推力によって、ロックピストン26,36はロック用ばね部材27,37を圧縮させながらロックブロック52,53つまりロッドユニット51から離れる後退限位置に向けて上昇移動を行い、この上昇移動はロックピストン26,36のフランジ部26a,36aがヘッドカバー25b,35bに接触することによって停止される。一方、給排ポート46よりロック解除圧力室29,39の圧縮空気を排出すると、ロックピストン26,36はロック用ばね部材27,37のばね力によりピストンロッド19つまりロッドユニット51に近づく前進限位置に向けて下降移動を行い、この下降移動はロックピストン26,36のフランジ部26a,36aがシリンダ25a,35aのストッパと接触することによって停止される。
【0026】
なお、ロックピストン26,36のばね収容孔26b,36bから延びてねじ孔26e,36eが形成されているが、このねじ孔26e,36eはロックピストン26,36を手動で動かす際に使用される。ヘッドカバー25b,35bの中央部に形成される貫通孔には、ばね室28,38と外部とを遮断するプラグとしてねじ部材25d,35dが装着されており、ロックピストン26,36を手動で動かす際には、先端部に雄ねじが形成された図示しないロッド部材を、ねじ部材25d,35dを取り外した状態で外部より貫通孔に差し込み、ねじ孔26e,36eを介してロックピストン26,36とねじ結合させる。これにより、外部よりロッド部材を介してロックピストン26,36を後退限位置と前進限位置とに移動させることができる。
【0027】
続いて、第1圧力室43、第2圧力室44、ロック解除圧力室29,39に圧縮空気を供給するための流路について説明する。図5は図3のA−A線に沿ってロッドカバー41の構造を示す断面図である。図5に示すように、ロッドカバー41には径方向に3つの給排ポート46が形成されており、使用状況に応じていずれか1つの給排ポート46に給排用の配管が接続される。この配管は排気ポートを備えた流路切換弁を介して空気圧源に接続されており、流路切換弁の切換作動によって給排ポート46に圧縮空気が供給され、給排ポート46より圧縮空気が排出される。なお、使用しない給排ポート46はプラグ56により閉塞される。
【0028】
また、ロッドカバー41の内部にはガイド筒体57が組み込まれており、ガイド筒体57の外周面には3つの給排ポート46と連通する流路溝58が形成され、この流路溝58とガイド筒体57の内周面に形成される流路溝59とを連通する連通孔60が形成されている。ロッドカバー41には連通孔60に入り込むように絞り機構としてのニードル61が装着されており、外周面に雄ねじ61aが形成されたニードル61をねじ込むことによって、連通孔60の流路断面積を変化させることができ、連通孔60を通過する圧縮空気の流量を制御することができる。このような連通孔60を経て流路溝59に案内された圧縮空気は第2圧力室44とロック解除圧力室29,39とに供給される。
【0029】
図6は図3の矢印B方向から流体圧シリンダ13を示す側面図である。図6に示すように、エンドカバー40には第1圧力室43に連通する複数の給排ポート45が形成されており、使用状態に応じていずれか1つの給排ポート45に給排用の配管が接続される。この配管は前述の配管と同様に排気ポートを備えた流路切換弁を介して空気圧源に接続されており、流路切換弁の切換作動によって給排ポート45に圧縮空気が供給され、給排ポート45より圧縮空気が排出される。従って、給排ポート45を介して第1圧力室43に対する圧縮空気の給排制御を行うことができる。なお、使用しない給排ポート45はプラグ62により閉塞される。
【0030】
続いて、第2圧力室44に対する圧縮空気の供給によるロッドユニット51の後退移動過程と、第1圧力室43に対する圧縮空気の供給によるロッドユニット51を前進移動過程とについて説明する。
【0031】
まず、ロッドユニット51を後退移動させる場合には、第1圧力室43の圧縮空気が排出されるとともに第2圧力室44に圧縮空気が供給され、ロッドユニット51に後退方向の推力が加えられる。ここで、第2圧力室44とロック解除圧力室29,39とは連通孔25c,35cを介して連通するため、第2圧力室44に供給された圧縮空気は連通孔25c,35cを経てロック解除圧力室29,39に対しても供給される。
【0032】
ロック解除圧力室29,39に供給される圧縮空気によりロックピストン26,36のフランジ部26a,36aにはロック用ばね部材27,37を圧縮する上昇方向に推力が加えられ、第2圧力室44に供給される圧縮空気によりテーパロッド部26d,36dに対しても上昇方向に推力が加えられる。このように推力が加えられたロックピストン26,36は、ロックブロック52,53から離れるように上昇移動を開始し、ヘッドカバー25b,35bに接触する後退限位置まで上昇することになる。この上昇移動によってロックブロック52,53の後退移動経路からロックピストン26,36が退避するため、ロックブロック52,53のテーパ面52a,53aと、ロックピストン26,36のテーパ面26c,36cとの接触が回避され、ロッドユニット51の後退移動が可能となる。なお、ロックピストン26,36の受圧面積はロック用ばね部材27,37のばね力に抗する推力を発生することのできる面積に設定される。
【0033】
次いで、ロッドユニット51を前進移動させる場合には、第2圧力室44の圧縮空気が排出されるとともに第1圧力室43に圧縮空気が供給され、ロッドユニット51に前進方向の推力が加えられる。このとき、第2圧力室44の圧力は低下した状態であるため、ロックピストン26,36はロック用ばね部材27,37のばね力により前進限位置まで下降した状態となっている。つまり、ロックブロック52,53の前方にはロックピストン26,36が配置された状態となっている。
【0034】
前進移動するロックブロック52,53がロックピストン26,36に接触する際には、ロックブロック52,53の前進側に形成されるテーパ面52b,53bと、テーパロッド部26d,36dの先端とが接触することになる。しかしながら、ロックブロック52,53のテーパ面52b,53bは鋭角に形成されるため、接触によりロックピストン26,36はテーパ面52b,53b上を滑りながら後退限位置に向けて上昇移動する。上昇移動するロックピストン26,36は、ロックブロック52,53の最大外径部を超えた後に、ロックブロック52,53の後退側のテーパ面52a,53aに案内されて再び前進限位置に向けて下降移動する。
【0035】
このように、ロッドユニット51を前進移動させる際には、ロックブロック52,53の前進移動経路にロックピストン26,36が配置された状態となるが、このロックピストン26,36はテーパ面52b,53bで押し上げられてロックブロック52,53を乗り越えるため、ロッドユニット51の前進移動が可能となる。
【0036】
なお、第2圧力室44内の圧縮空気はメインピストン21の前進移動に伴って給排ポート46より排出されるが、この排出経路に設けられるニードル61によって給排ポート46からの排出流量を制限することができる。これにより、メインピストン21の移動速度に応じて第2圧力室44に背圧を生じさせることができ、この背圧によってロックピストン26,36の上昇移動を補助することができる。
【0037】
以下、ロック機構が作動する流体圧シリンダ13の動作過程について説明する。図7(A)〜図8(B)は流体圧シリンダ13の一部を示す拡大断面図であり、図7(A)、図7(B)、図8(A)、図8(B)の順序で、ロック機構の動作過程を示している。
【0038】
第1圧力室43からの推力によって前進移動するロッドユニット51が、図7(A)に示す位置を超えて前進移動すると、エンドカバー40側のロックピストン26は下降移動を開始する。このとき、メインピストン21とロックブロック収容部24との間にはクリアランスC1が形成された状態となっている。
【0039】
続いて、図7(B)に示すように、ロックピストン26が下降移動すると、ロックピストン26とロックブロック52とのテーパ面26c,52aが接触するため、ロックピストン26の下降移動に伴ってロッドユニット51は前進方向に押し出される。一方、ロッドカバー41側のロックピストン36は、その下端面がロックブロック53の最大径部に接触した状態で維持される。つまり、1つのロックピストン26によってロッドユニット51が押し出される状態である。
【0040】
さらに、図8(A)に示すように、ロックピストン26によってロッドユニット51が押し出され、ロッドユニット51の移動位置が前進方向に変位すると、ロッドカバー41側のロックピストン36とロックブロック53とのテーパ面36c,53aが接触するため、図8(B)に示すように、ロックピストン36の下降移動に伴ってロッドユニット51が更に前進方向に押し出される。
【0041】
このように、エンドカバー40側のロックピストン26の下降移動によって、ロッドユニット51は図8(A)に示すストロークS1で押し出され、次いで、ロッドカバー41側のロックピストン36の下降移動によって、ロッドユニット51は図8(B)に示すストロークS2まで押し出されることになる。そして、ロックブロック53の後退方向にはテーパロッド部36dが入り込んだ状態となるため、ロック解除圧力室29,39に圧縮空気を供給するまでロッドユニット51の後退移動は規制される。
【0042】
つまり、第1圧力室43からの推力によってロッドユニット51が図7(A)に示す位置まで前進移動した場合には、ロックピストン26,36はロックブロック52,53のテーパ面52a,53aに接触しながら下降移動するため、ロックピストン26,36によってロッドユニット51は更に前進方向に押し出されるとともに後退方向への移動が規制されることになる。
【0043】
なお、ロックピストン26,36を下降移動させるロック用ばね部材27,37のばね力は、鋭角に形成されたテーパ面26c,36cと鈍角に形成されたテーパ面52a,53aとを介してロックブロック52,53に伝達されるため、ロック用ばね部材27,37のばね力は増大されてロッドユニット51に伝達される。
【0044】
次いで、流体圧シリンダ13を備えたクランプ機構12の作動を、車体組立ライン上での搬送台車10の移動とともに説明する。まず、図2に示すように、搬送台車10に組み込まれた流体圧シリンダ13は、流体圧シリンダ13のピストンロッド19を前進移動させることによって、クランプアーム15をワークWに向けて揺動させ、支持台14に搭載されたワークWを締め付け固定する一方、ピストンロッド19を後退移動させることによってワークWに対する締め付け固定を解除する。
【0045】
図2に示すように、流体圧シリンダ13に圧縮空気を供給するため搬送台車10に設けられた給排ジョイント63には、給排ポート45,46のそれぞれに接続される2本の給排ホース64,65が接続されており、第1圧力室43、第2圧力室44およびロック解除圧力室29,39に対する圧縮空気の供給と、これら圧力室29,39,43,44からの圧縮空気の排出とは給排ジョイント63を介して行われる。
【0046】
また、図1に示すように、最初の作業ステージSt1には搬送台車10の給排ジョイント63に接続される給排ジョイント66が設けられており、この給排ジョイント66は図示しない空気圧源に流路切換弁を介して接続されている。これらの給排ジョイント63,66は、搬送台車10が最初の作業ステージSt1に配置されたときに相互に接続されるため、空気圧源から圧力室29,39,43,44に対して圧縮空気を供給することができ、圧力室29,39,43,44内の空気を外部に排出することができる。
【0047】
最初の作業ステージSt1に搬送台車10が移動されると、相互に接続された給排ジョイント63,66を介して、給排ポート46より第2圧力室44に圧縮空気が供給される一方、第1圧力室43の空気は給排ポート45より排出される。このような給排制御により、ロックピストン26,36は上昇移動を行い、移動自在となったロッドユニット51は後退移動する。ロッドユニット51がシリンダ本体42内に引き込まれる後退移動によってクランプアーム15は上方に開かれ、搬送台車10はワークWの搬入状態となる。
【0048】
続いて、図示しない搬送装置によって搬送台車10の支持台14上にワークWが搬入されると、給排ジョイント63,66を介して、第2圧力室44に供給されていた圧縮空気が給排ポート46より排出される一方、給排ポート45より第1圧力室43に圧縮空気が供給される。このような給排制御によりロッドユニット51が前進移動する。
【0049】
図7(A)に示す位置を超えてロッドユニット51がシリンダ本体42内から突き出されると、下方に閉じられるクランプアーム15の先端はワークWに当接してワークWを締め付け固定する。続いて、順次下降するロックピストン26,36により、ロッドユニット51は前進方向に押し出されるとともにロッドユニット51の後退移動は規制される。
【0050】
このように、最初の作業ステージSt1において、支持台14上に締め付け固定されるワークWは、まず第1圧力室43に対する圧縮空気の供給に伴うロッドユニット51の前進移動によって締め付けられ、続いてロックピストン26,36の下降移動に伴うロッドユニット51の押し出しによって更に締め付けられた状態で固定される。また、ロックピストン26,36によって押し出されるロッドユニット51には、ばね力とともに第1圧力室43からの推力も前進方向に加えられるため、ワークWに対する高い締め付け力が発揮される。
【0051】
なお、ロックピストン26,36により押し出されるロッドユニット51の最大ストローク量は、図8(B)に示すように、ストロークS2であるので、クランプアーム15の先端がワークWに当接したときにおけるメインピストン21の停止位置がこのストロークS2の範囲内であれば、厚さ寸法の異なる他のワークであっても確実に締め付け固定することが可能となる。
【0052】
ワークWが固定された最初の作業ステージSt1においてスポット溶接等の作業が完了すると、続く作業ステージSt2に搬送台車10は移動される。搬送台車10を移動する際には、相互に接続されていた給排ジョイント63,66の接続が解除され、第1圧力室43の圧縮空気が排出されるが、ロックピストン36によってロッドユニット51の後退移動は規制されるため、高い締め付け力を保ったままワークWのクランプ状態は保持される。
【0053】
このように、第1圧力室43からの推力が得られない場合であっても、ロッドユニット51が後退移動したり、ロッドユニット51による締め付け力が低下することはなく、搬送台車10の移動中に振動や衝撃が加わってもワークWはクランプ状態に保たれる。
【0054】
搬送台車10が複数の作業ステージを移動しながらワークWは加工され、最終の作業ステージStnでの加工作業が完了すると、ワークWは車体組立ラインの外に搬出される。図1に示すように、最終の作業ステージStnには前述の給排ジョイント66と同様の給排ジョイント67が設けられており、搬送台車10が最終の作業ステージStnに配置されると、給排ジョイント63,67は相互に接続されるため、圧力室29,39,43,44に対する給排制御が可能となる。
【0055】
最終の作業ステージStnにおいて、給排ポート46より第2圧力室44およびロック解除圧力室29,39に圧縮空気が供給される一方、給排ポート45より第1圧力室43内の空気が排出されるため、ロック解除圧力室29,39内の圧力上昇に伴ってロックピストン26,36は上昇移動し、第2圧力室44内の圧力上昇に伴ってロッドユニット51は後退移動する。ピストンロッド19の後退移動によりクランプアーム15が上方に開かれることで、搬送台車10はワークWの搬出状態に切り換えられ、加工されたワークWは搬送装置によって搬出される。そして、ワークWが搬出された搬送台車10は最初の作業ステージSt1に移動される。
【0056】
図9は本発明の他の実施の形態である流体圧シリンダ70を示す平面図であり、図10は図9の矢印A方向から流体圧シリンダ70を示す側面図である。また、図11は図10のA−O−A線に沿って流体圧シリンダ70を示す断面図である。図9〜図11においては図3に示された部材と同様の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0057】
図3の流体圧シリンダ13において、その長手方向に隣り合って配置されていた2つのロックピストン収容部25,35は、図9の流体圧シリンダ70においてはその円周方向に隣り合って配置されている。また図10に示すように、ロックケース71を形成する2つのロックピストン収容部25,35は、ロックブロック収容部72の径方向に延びるようにほぼV字状に設けられている。さらに図11に示すように、ピストンロッド73の小径ロッド部73aには1つのロックブロック53とスペーサ74とが組み込まれており、図3のロッドユニット51に比べて長さ寸法が短縮されたロッドユニット75が形成されている。1つのロックブロック53に順次接触する2つのロックピストン26,36は、その軸心をピストンロッド73の長手方向に相互にずらして配置されている。
【0058】
この流体圧シリンダ70は、図3の流体圧シリンダ13と同様に、給排ポート45,46から圧縮空気を供給することにより、ロッドユニット75を前後進移動させることができる。また、ロッドユニット75が所定のストロークで前進移動した際には、2つのロックピストン26,36を前進限位置に下降移動させることができる。
【0059】
2つのロックピストン26,36が前進限位置に下降移動する際には、まず、エンドカバー40側のロックピストン26がロックブロック53を前進移動させながら図11に示す前進限位置に向けて下降移動する。次いで、前進移動されたロックブロック53は、ロッドカバー41側のロックピストン36の下方に配置されるため、ロックピストン36がロックブロック53を更に前進移動させながら図11に示す前進限位置に向けて下降移動する。なお、ロックピストン26のテーパ面26cが接触するロックブロック53のテーパ面53aの部位と、ロックピストン36のテーパ面36cが接触するロックブロック53のテーパ面53aの部位とは、それぞれ異なった部位となっている。
【0060】
このようにロックピストン26,36を配置すると、1つのロックブロック53に複数のロックピストン26,36を接触させることができ、ロッドユニット75の長さ寸法を短縮するとともにロックブロック収容部72の長さ寸法を短縮することができる。これにより、流体圧シリンダ70の小型化を達成することができる。
【0061】
図12は本発明の他の実施の形態である流体圧シリンダ80が設けられたクランプ機構12を示す正面図である。図12においては図2に示された部材と同様の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0062】
図2に示すクランプ機構12はピストンロッド19の前進移動によってクランプアーム15を閉じるのに対して、図12に示すクランプ機構12はピストンロッド19の後退移動によってクランプアーム15を閉じるようになっている。流体圧シリンダ80のロックケース23はシリンダ本体42の後方部に設けられており、シリンダチューブ22はシリンダ本体42の前方部に設けられている。メインピストン21の一端にはクランプアーム15に連結されるピストンロッド81が装着される一方、メインピストン21の他端にはロックブロック52,53が組み付けられたピストンロッド19が装着される。シリンダチューブ22に区画される第1圧力室43に供給される圧縮空気により、ピストンロッド19,81にはロッドカバー41側の後退方向に推力が加えられる一方、第2圧力室44に供給される圧縮空気により、ピストンロッド19,81にはロッドカバー82側の前進方向に推力が加えられることになる。
【0063】
この流体圧シリンダ80は、図3の流体圧シリンダ13と同様に、給排ポート45,46から圧縮空気を供給することにより、ピストンロッド81を前後進移動させることができる。また、ピストンロッド81が所定のストロークで後退移動した際には、2つのロックピストン26,36を前進限位置に下降移動させ、ピストンロッド81を更に後退方向に引き込み、ワークWをクランプ状態に保持することができる。
【0064】
これまで説明したように、本発明の流体圧シリンダ13,70,80は、ロックピストン26,36のテーパ面26c,36cのそれぞれを、ピストンロッド19,73,81の異なる移動位置のもとで、ロックブロック52,53のテーパ面52a,53aに接触させるようにしたので、ロック機構が作動するピストンロッド19,73,81のストローク量を増やすことができる。これにより、流体圧シリンダ13,70,80をクランプ機構に適用する場合には、厚さ寸法の異なる各種ワークWに幅広く対応させることができる。たとえば、図3に示す流体圧シリンダ13であれば、図8(B)に示すストロークS2の範囲内でロック機構を作動させることができるため、この範囲内で厚さ寸法の異なる各種ワークWを確実にクランプすることができる。
【0065】
また、図8(B)に示すように、2つのロックピストン26,36が前進限位置まで下降移動させることによってワークWのクランプを完了させても良く、堅いワークをクランプする場合には、図8(A)に示すように、1つのロックピストン26のみが前進限位置に下降移動した状態でワークのクランプを完了させることもできる。
【0066】
また、本発明の流体圧シリンダ13,70,80は、複数のロックピストン26,36を用いるようにしたので、個々のロックピストン26,36の小型化つまり流体圧シリンダ13,70,80の小型化を達成するだけでなく、ロックピストン26,36に形成されるテーパ面26c,36cのテーパ角を狭く設定することができる。これにより、ロックピストン26,36からロックブロック52,53に伝達される推力を増大させることができる。
【0067】
さらに、図9〜図11に示す流体圧シリンダ70のように、ピストンロッド73の円周方向に隣り合う複数のロックピストン26,36によって1つのロックブロック53を押し込むようにすると、流体圧シリンダ70の長手方向の長さ寸法を抑制することができる。
【0068】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、この流体圧シリンダ13,70,80は自動車車体を構成するパネル材をクランプするために使用されているが、パネル材以外をクランプするために用いても良く、クランプ以外の用途に用いることもできる。また、流体圧シリンダ13,70,80は、搬送台車10に取り付けられているが、たとえば、ロボットアームに取り付けるようにしても良い。
【0069】
また、図示する流体圧シリンダ13,70,80は2つのロックピストン26,36を用いているが、更に多くのロックピストンを用いるようにしても良く、3つ以上のロックピストンを用いることによって、ロックピストンの移動に伴うピストンロッド19,73,81のストローク量を更に増やすことができる。
【0070】
さらに、ロックピストン26,36の押圧面やロックブロック52,53の傾斜面として、テーパ面26c,36c,52a,53aが形成されているが、これはロックピストン26,36やロックブロック52,53が回転した場合にも適正な接触状態を確保するためであり、ロックピストン26,36やロックブロック52,53に回り止め等の処置が施されていれば、単なる斜面を形成しても良い。
【0071】
なお、流体圧シリンダ13,70,80を作動させる際の作動流体として空気を用いているが、他の流体を用いても良いことはいうまでもない。
【0072】
【発明の効果】
本発明によれば、ロックピストンの押圧面のそれぞれを、ピストンロッドの異なる移動位置のもとで、ロックブロックの傾斜面に接触させるようにしたので、流体圧シリンダの大型化を回避するとともにロックピストンの移動に伴うピストンロッドのストローク量を増やすことができる。
【0073】
これにより、ロックピストンの作動範囲を広げることができ、たとえば、流体圧シリンダを用いてワークをクランプする際には、流体圧シリンダを厚さ寸法の異なる各種ワークに幅広く対応させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】搬送台車によって自動車車体を構成するパネル材を搬送するようにした車体組立ラインの一部を示す平面図である。
【図2】図1のクランプ機構を示す正面図である。
【図3】図2に示す本発明の一実施の形態である流体圧シリンダを示す断面図である。
【図4】ロッドユニットを示す斜視図である。
【図5】図3のA−A線に沿ってロッドカバーの構造を示す断面図である。
【図6】図3の矢印B方向から流体圧シリンダを示す側面図である。
【図7】(A)はロックピストンが後退限位置に移動された流体圧シリンダの一部を示す断面図であり、(B)はロックピストンが後退限位置から前進限位置に移動する際の流体圧シリンダの一部を示す断面図である。
【図8】(A)はロックピストンが後退限位置から前進限位置に移動する際の流体圧シリンダの一部を示す断面図であり、(B)はロックピストンが前進限位置に移動された流体圧シリンダの一部を示す断面図である。
【図9】本発明の他の実施の形態である流体圧シリンダを示す平面図である。
【図10】図9の矢印A方向から流体圧シリンダを示す側面図である。
【図11】図10のA−O−A線に沿って流体圧シリンダの構造を示す断面図である。
【図12】本発明の他の実施の形態である流体圧シリンダが設けられたクランプ機構を示す正面図である。
【符号の説明】
10 搬送台車
11 車輪
12 クランプ機構
13 流体圧シリンダ
14 支持台
15 クランプアーム
16 ピン
17 クレビス
18 ピン
19 ピストンロッド
19a 大径ロッド部
19b 小径ロッド部
19c 雄ねじ
20 ピン
21 メインピストン
22 シリンダチューブ
23 ロックケース
24 ロックブロック収容部
25 ロックピストン収容部
25a シリンダ
25b ヘッドカバー
25c 連通孔
25d ねじ部材
26 ロックピストン
26a フランジ部
26b ばね収容孔
26c テーパ面(押圧面)
26d テーパロッド部
26e ねじ孔
27 ロック用ばね部材
28 ばね室
29 ロック解除圧力室
35 ロックピストン収容部
35a シリンダ
35b ヘッドカバー
35c 連通孔
35d ねじ部材
36 ロックピストン
36a フランジ部
36b ばね収容孔
36c テーパ面(押圧面)
36d テーパロッド部
36e ねじ孔
37 ロック用ばね部材
38 ばね室
39 ロック解除圧力室
40 エンドカバー
41 ロッドカバー
42 シリンダ本体
43 第1圧力室
44 第2圧力室
45,46 給排ポート
47 第1ディスク
47a 円筒部
48 第2ディスク
48a 円筒部
48b 雌ねじ
49 シール材
50 磁石
51 ロッドユニット
52,53 ロックブロック
52a,53a テーパ面(傾斜面)
52b,53b テーパ面
54,55 スペーサ
56 プラグ
57 ガイド筒体
58,59 流路溝
60 連通孔
61 ニードル
61a 雄ねじ
62 プラグ
63 給排ジョイント
64,65 給排ホース
66,67 給排ジョイント
70 流体圧シリンダ
71 ロックケース
72 ロックブロック収容部
73 ピストンロッド
73a 小径ロッド部
74 スペーサ
75 ロッドユニット
80 流体圧シリンダ
81 ピストンロッド
82 ロッドカバー

Claims (4)

  1. ピストンロッドに固定されるメインピストンを往復動自在に収容するシリンダ本体と、
    前記シリンダ本体に前記ピストンロッドの長手方向および円周方向にずらして隣り合わせて設けられる複数のシリンダと、
    先端にテーパ面を備え、それぞれ前記ピストンロッドに近づく前進限位置と前記ピストンロッドから離れる後退限位置との間で往復動自在にそれぞれの前記シリンダに組み込まれるとともに前記前進限位置に向かうばね力が付勢された複数のロックピストンと、
    前記ピストンロッドに組み付けられ、前記ピストンロッドが一方のストローク端に向けて移動するときに前記ロックピストンを前記ばね力に抗して後退限位置に向けて移動させる第1のテーパ面と、前記ロックピストンの先端の前記テーパ面に接触して前記ばね力により軸方向の推力を受ける第2のテーパ面とを備えたロックブロックとを有し、
    前記ピストンロッドの所定のストロークの範囲において複数の前記ロックピストンが前記ピストンロッドに対して前記ピストンロッドの異なる移動位置のもとで軸方向の推力を加えることを特徴とする流体圧シリンダ。
  2. ピストンロッドに固定されるメインピストンを往復動自在に収容するシリンダ本体と、
    前記シリンダ本体に前記ピストンロッドの長手方向にずらして隣り合わせて設けられる複数のシリンダと、
    先端にテーパ面を備え、それぞれ前記ピストンロッドに近づく前進限位置と前記ピストンロッドから離れる後退限位置との間で往復動自在にそれぞれの前記シリンダに組み込まれるとともに前記前進限位置に向かうばね力が付勢された複数のロックピストンと、
    前記ピストンロッドに組み付けられ、前記ピストンロッドが一方のストローク端に向けて移動するときに前記ロックピストンを前記ばね力に抗して後退限位置に向けて移動させる第1のテーパ面と、前記ロックピストンの先端の前記テーパ面に接触して前記ばね力により軸方向の推力を受ける第2のテーパ面とをそれぞれ備えた複数のロックブロックとを有し、
    前記ピストンロッドの所定のストロークの範囲において複数の前記ロックピストンが前記ピストンロッドに対して前記ピストンロッドの異なる移動位置のもとで軸方向の推力を加えることを特徴とする流体圧シリンダ。
  3. 請求項記載の流体圧シリンダにおいて、複数の前記ロックピストンを前記ピストンロッドの円周方向に隣り合わせて前記シリンダ本体に取り付けることを特徴とする流体圧シリンダ。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の流体圧シリンダにおいて、前記ピストンロッドの往復動によりクランプアームを揺動させることを特徴とする流体圧シリンダ。
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