JP2003201457A - 感熱性粘着剤組成物および感熱性粘着シート又はラベル - Google Patents
感熱性粘着剤組成物および感熱性粘着シート又はラベルInfo
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- JP2003201457A JP2003201457A JP2002261656A JP2002261656A JP2003201457A JP 2003201457 A JP2003201457 A JP 2003201457A JP 2002261656 A JP2002261656 A JP 2002261656A JP 2002261656 A JP2002261656 A JP 2002261656A JP 2003201457 A JP2003201457 A JP 2003201457A
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Abstract
離型処理を行うことなく使用が可能であり、常温での耐
ブロッキング性に優れ、短時間の加熱で粘着性が発現
し、しかも、粘着特性に優れる感熱性ディレードタック
型の粘着剤組成物を提供する。 【解決手段】熱可塑性樹脂(A)と固体可塑剤(B)と
を含有する感熱性粘着剤組成物において、熱可塑性樹脂
(A)は、ラジカル重合性単量体より得られ、ガラス転
移温度(Tg)が30℃以上の重合体のシェル層(a
1)とTgが0℃以下の重合体のコア層(a2)から成
るコア・シェル構造を有し、コア層(a2)/シェル層
(a1)の重量比が85/15〜50/50であり、熱
可塑性樹脂(A)100重量部に対する固体可塑剤
(B)の割合は20重量部を超えて400重量部以下で
ある感熱性粘着剤組成物。
Description
物および感熱性粘着シート又はラベルに関し、常温では
粘着性を示さないが、一定温度以上に加熱することによ
って粘着性を発現するエマルジョン型の感熱性粘着剤組
成物、および、当該感熱性粘着剤組成物を主成分とする
粘着剤層を形成して成る感熱性粘着シート又はラベルに
関する。
に剥離紙(離型紙)を被覆して、保存、流通、販売など
がなされている。また、粘着テープの様な巻上げ式の製
品では、使用時に巻き戻しが可能な様に、裏面に剥離処
理を施した基材が使用されている。剥離紙は、粘着シー
トを物品に貼った後には不要な要素であり、省資源の点
や低コスト化等の理由から、剥離紙の不要な粘着シート
が求められている。更に、粘着テープにおいても裏面に
剥離処理を施していない基材を使用することが出来れ
ば、粘着テープ基材の製造工程を簡略化することが出
来、しかも、低コスト化が可能になる。
レードタック型粘着剤を塗工した感熱粘着シートが知ら
れている。従来の感熱性ディレードタック型粘着剤は、
基本的には熱可塑性樹脂と常温で固体の結晶性可塑剤お
よび粘着付与樹脂を含有している。熱可塑性樹脂は、粘
着力・接着力の根源となるものであり、結晶性可塑剤
は、常温では固体であり樹脂に可塑性は与えないが、加
熱により溶融して樹脂を膨潤あるいは軟化させて粘着性
を発現させる。感熱性ディレ−ドタック型粘着剤中の結
晶性可塑剤は、加熱により溶融した後はゆっくりと結晶
化するため、粘着性を長時間持続させる。
ン−酢酸ビニル共重合体、アクリル酸エステル共重合体
などの熱可塑性樹脂にフタル酸ジシクロヘキシル等の固
体可塑剤を混合した粘着剤は公知である(例えば、特許
文献1参照)。そして、斯かる粘着剤は、常温では非粘
着性であり、加熱により可塑剤が融解し粘着力が発現す
るとのことである。
取り状態やシートを何枚も重ね合わせた状態で保管され
ることが多く、保存温度が高くなるとブロッキングを生
じるという問題点がある。この問題を解決するため、熱
可塑性樹脂のガラス転移温度(Tg)を高くする方法が
あるが、Tgが高すぎると粘着剤層の接着強度が低下す
る。このため、コア層より高いTgのシェル層を有する
コア・シェル構造を有する熱可塑性樹脂も開示されてい
る(例えば特許文献2参照)。しかしながら、コア/シ
ェル比が100/1〜2程度であるため、十分な耐ブロ
ッキング性が得られなかった。
ドタック型の粘着剤として、常温での粘着性の発現を抑
制するため、一定温度以上のガラス転移温度を有する非
粘着性の樹脂[成分(X)]と、加熱処理によってこの
粘着シートに粘着性を発現させるためのアクリル酸エス
テル等のラジカル重合性単量体共重合した粘着性を有す
る樹脂エマルジョン[成分(Y)]とから成る粘着剤組
成物が知られている(例えば特許文献3参照)。そし
て、斯かる粘着剤組成物を低温で乾燥させることにより
非粘着性の粘着剤層が得られ、これを加熱処理すること
により粘着性が発現するとのことである。
性を抑えるためには、(X)成分のガラス転移温度を高
くし、(X)成分の含有量を高くする必要がある。ガラ
ス転移温度を高くすると、粘着性を発現するためには、
Tg以上の高い温度で再加熱する必要があり、熱エネル
ギー的に不利であり、また、熱に弱い基材を使用するこ
とが出来ないといった問題が生じる。更に、(X)成分
が高分子であるため、通常の固体可塑剤に比べて熱応答
性が低く、高温で長時間加熱する必要がある。本発明者
らも、この点を改良すべく、各種の提案を行っている
(例えば特許文献4及び5参照)。
頁)
頁)
7頁)
1〜16頁)
1〜16頁)
鑑みなされたものであり、その目的は、常温では非粘着
性であり、離型紙や基材裏面の離型処理を行うことなく
使用が可能で、耐ブロッキング性に優れ且つ短時間の加
熱で粘着性が発現し、しかも、粘着特性に優れる感熱性
ディレードタック型の粘着剤組成物および感熱性粘着シ
ート又はラベルを提供することにある。
の要旨は、熱可塑性樹脂(A)と固体可塑剤(B)とを
含有する感熱性粘着剤組成物において、熱可塑性樹脂
(A)は、ラジカル重合性単量体より得られ、ガラス転
移温度(Tg)が30℃以上の重合体のシェル層(a
1)とTgが0℃以下の重合体のコア層(a2)から成
るコア・シェル構造を有し、コア層(a2)/シェル層
(a1)の重量比が85/15〜50/50であり、熱
可塑性樹脂(A)100重量部に対する固体可塑剤
(B)の割合は20重量部を超えて400重量部以下で
あることを特徴とする感熱性粘着剤組成物に存する。
(A)のシェル層(a1)は、α,β−エチレン性不飽
和カルボン酸を含むラジカル重合性単量体の共重合体で
あり、その酸価が30〜300mgKOH/g、重量平
均分子量が2000〜30000であることが好まし
い。
少なくとも一方の表面に上記の感熱性粘着剤組成物を主
成分とする粘着剤層を形成して成ることを特徴とする感
熱性粘着シート又はラベルに存する。
なお、以下において、アクリル及び/又はメタクリルを
「(メタ)アクリル」と、アクリレート及び/又はメタ
クリレートを「(メタ)アクリレート」と略記する。
ス転移温度」(以下、「Tg」という。)とは、以下の
計算式(1)(FOX式)から求められる値をいう。な
お、この計算式(1)中のTgは絶対温度(K)で表
し、明細書中の他の部分のTgは摂氏温度(℃)で表
す。計算式(1)中の符号の意義は以下の表1に示す通
りである。
たは重合体の固形分当たりの酸価を指し、必要に応じて
中和滴定を行なった後に計算により求めた理論酸価をい
う。また、樹脂または重合体の少なくとも一部が塩基に
より中和されている場合には中和前における酸価を指
す。酸価の単位として使用される「mgKOH/g」
は、樹脂または重合体の固形分1gの中和に必要とする
水酸化カリウムのミリグラム数を表す。
る熱可塑性樹脂(A)は、ラジカル重合性単量体より得
られ、ガラス転移温度(Tg)が30℃以上の重合体の
シェル層(a1)とTgが0℃以下の重合体のコア層
(a2)から成るコア・シェル構造を有し、シェル層
(a1)に対するコア層(a2)の重量比が85/15
〜50/50である。なお、熱可塑性樹脂(A)がコア
・シェル構造を有することは、染色法を利用した電子顕
微鏡による観察、DSCによるTgの測定などによって
確認できる。
が30℃未満の場合はブロッキングが起こり易くなる。
しかし、シェル層(a1)を構成する重合体のTgが余
りに高い場合は、粘着性を発現させるために必要な加熱
温度が高くなるため、エネルギーコストが嵩む上に、熱
に弱い基材を使用することが出来なくなる。従って、シ
ェル層(a1)を構成する重合体のTgは、好ましくは
40〜120℃、更に好ましくは45〜90℃である。
0℃を超える場合は十分な粘着性が得られない。しか
し、コア層(a2)を構成する重合体のTgが余りに低
い場合は、凝集力などが不足し、粘着物性のバランスが
悪くなる。従って、コア層(a2)を構成する重合体の
Tgは、好ましくは−10℃〜−60℃であり、更に好
ましくは−10℃〜−29.9℃である。
比において、シェル層(a1)の重量比が15%未満の
場合は、加熱処理前の粘着剤層において不必要に粘着力
が発揮される。シェル層(a1)の重量比が50%を超
える場合は、粘着剤層の耐水性が低下すると共に粘着力
が不足し、しかも、シェル層(a1)を高分子乳化剤と
してコア層(a2)を乳化重合する際、エマルジョンの
粘度が高くなりすぎ、粘着剤が得られない場合がある。
コア層(a2)/シェル層(a1)の重量比は、好まし
くは80/20〜60/40である。
は30〜300mgKOH/gであることが好ましい。
シェル層(a1)を構成する重合体の酸価が30mgK
OH/g未満の場合は、シェル層(a1)を構成する重
合体の水に対する溶解性が不足するため、粘着剤組成物
の液安定性が不十分となったり、また、後述する様に、
シェル層(a1)を形成する単量体の存在下にコア層
(a2)を形成する単量体の乳化重合を行う場合に重合
が不安定となったりする。更に、本発明の粘着剤組成物
をアルカリ剥離性粘着剤組成物に利用する際、シェル層
(a1)を構成する重合体の酸価が30mgKOH/g
未満の場合は、アルカリ溶解性又は膨潤性が不足するた
め、この組成物から形成される粘着剤層に十分なアルカ
リ剥離性を付与することが出来ないことがある。シェル
層(a1)を構成する重合体の酸価が300mgKOH
/gを超える場合は、粘着剤組成物の耐水性が不足する
場合がある。シェル層(a1)を構成する重合体の酸価
は、好ましくは、40〜200mgKOH/gである。
酸価は、特に限定されないが、30mgKOH/g以下
であることが好ましい。コア層(a2)を構成する重合
体の酸価が30mgKOH/gを超える場合は、粘着剤
組成物の耐水性が不足する場合がある。
平均分子量は、通常2,000〜30,000、好ましく
は3,000〜10,000である。重量平均分子量が
2,000未満の場合は、粘着剤層の耐水性が不足し易
くなり、また、耐ブロッキング性低下の原因となる。一
方、重量平均分子量が30,000を超える場合は、シ
ェル層(a1)を形成する単量体の存在下にコア層(a
2)を形成する単量体の乳化重合を行う場合に重合が不
安定となったり、また、シェル層(a1)の流動性が低
下するために粘着剤層の加熱によって充分な粘着性が得
られない場合がある。
重量平均分子量は、特に限定されないが、50,000
以上であることが好ましい。重量平均分子量が余りに低
い場合には粘着剤の凝集力が不足する。
α,β−エチレン性不飽和カルボン酸を含むラジカル重
合性単量体の共重合体であることが好ましい。α,β−
エチレン性不飽和カルボン酸は、シェル層(a1)を構
成する重合体に酸価を与える。
酸としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロ
トン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸の他、下記
一般式(I)又は(II)で表される単量体を挙げること
が出来る。本発明においては、これら単量体の1種また
は2種以上を使用することが出来る。
〜4のアルキレン基、フェニレン基、シクロヘキシレン
基、nは2〜4の整数を表す。) CH2=CR1COO{(CH2)pCOO}qH (II) (式中、R1は水素原子またはメチル基、pは2〜5の
整数、qは1〜5の整数を表す。)
としては、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルコハ
ク酸、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルフタル
酸、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルヘキサヒド
ロフタル酸、2−(メタ)アクリロイルオキシブチルコ
ハク酸などが挙げられる。上記の式(II)で表される単
量体の具体例としては、β−カルボキシエチルアクリレ
ート、ω−カルボキシ−ポリカプロラクトンモノ(メ
タ)アクリレート等が挙げられる。
ては、上記の式(I)又は(II)で表される単量体が好
ましく、特に、2−(メタ)アクリロイルオキシエチル
コハク酸またはβ−カルボキシエチルアクリレートが好
ましい。
と共に使用するラジカル重合性単量体としては、例え
ば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エ
チル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル
酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メ
タ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘ
キシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メ
タ)アクリル酸n−オクチル、(メタ)アクリル酸イソ
オクチル等の(メタ)アクリル酸アルキル;スチレン等
のビニル芳香族系単量体、酢酸ビニル、(メタ)アクリ
ロニトリル等が挙げられる。
β−エチレン性不飽和カルボン酸の使用量は、その種類
によって異なるが、シェル層(a1)の形成に使用され
る全単量体の合計重量に対し、通常4〜40重量%、好
ましくは5〜30重量%である。一方、上記のラジカル
重合性単量体の使用量は、シェル層(a1)の形成に使
用される全単量体の合計重量に対し、通常60〜96重
量%、好ましくは70〜95重量%である。
ン性不飽和カルボン酸以外の親水性ラジカル重合性単量
体を必要に応じて併用してもよい。斯かる親水性ラジカ
ル重合性単量体としては、例えば、(メタ)アクリル酸
−2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸−2−ヒ
ドロキシプロピル、ポリエチレングリコールモノ(メ
タ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メ
タ)アクリレート、(メタ)アクリル酸アミド、N−メ
チロールアクリルアミド、アクリルアミド−2−メチル
プロパンスルホン酸、スチレンスルホン酸などが挙げら
れる。これらの親水性ラジカル重合性単量体は、前記の
ラジカル重合性単量体に対し、通常10重量%以下の割
合で使用される。
しては、特に制限されず、シェル層(a1)を形成する
単量体と同様の単量体を使用することが出来る。ただ
し、コア層(a2)のTgを0℃以下とするため、アク
リル酸エチル、アクリル酸−n−ブチル、アクリル酸−
2−エチルヘキシル、アクリル酸−n−オクチルの様な
ホモポリマーのTgが低い単量体を主成分として使用す
ることが好ましい。
(A)を得るための重合法としては種々の重合法が採用
できる。具体的には、(1)先にコア層(a2)を形成
する単量体を重合してシードラテックスを調製し、次い
で、このシードラテックスの存在下にシェル層(a1)
を形成する単量体を重合するシード重合法、(2)先に
シェル層(a1)を形成する単量体を重合した後に、重
合体をアルカリ中和して保護コロイドを調製し、この保
護コロイドの存在下に、コア層(a2)を形成する単量
体を乳化重合する保護コロイド重合法などが挙げられ
る。
ェル層(a1)を形成する単量体が界面活性剤(乳化
剤)として機能するため、重合の際、フリーの界面活性
剤の使用量を通常の乳化重合の場合よりも少量にでき
る。その結果、通常の乳化重合によって調製た場合に比
し、粘着剤層の耐水性を向上させることが出来る。この
ため、本発明においては、上記の保護コロイド重合法に
よりコア・シェル層を形成するのが好ましい。
1)を形成する単量体の酸性基、例えば、カルボキシル
基、スルホン酸基などの一部または全部を塩基で中和す
る必要がある。
モニア;アルキルアミン、アリルアミン、アルカノール
アミン等のアミン類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム等のアルカリ金属水酸化物などを使用することが可能
である。これらの中では、アンモニア、トリメチルアミ
ン、トリエチルアミン等の沸点が100℃以下の塩基が
好ましく、特にアンモニアが好ましい。何故ならば、塗
工後の乾燥工程において粘着剤層から塩基が除去され易
くなるため、耐水性に一層優れた粘着剤層を得ることが
できるからである。
基は、必ずしも完全に中和されていなくてもよいが、当
該重合体が保護コロイドとして求められる水溶性を示す
程度には中和されている必要がある。具体的には、シェ
ル層(a1)を構成する重合体の酸性基の50モル%以
上が中和されていることが好ましく、80モル%以上が
中和されていることがより好ましい。酸性基の中和量が
50モル%未満である場合は、当該重合体を保護コロイ
ドとして使用して乳化重合させる場合の重合が不安定と
なり易い。
しては、一般のラジカル重合に使用されているものの何
れもが使用可能であり、例えば、過硫酸カリウム、過硫
酸アンモニウム等の過硫酸塩系重合開始剤、ベンゾイル
パーオキサイド、t−ブチルハイドロパーオキサイド等
の有機過酸化物、アゾイソビスブチロニトリル等のアゾ
系重合開始剤、レドックス系重合開始剤などが挙げられ
る。ラジカル重合開始剤の使用量は、単量体の合計量を
基準にして、通常0.05〜5重量%、好ましくは0.
1〜2重量%である。
来公知の界面活性剤を使用することが出来る。例えば、
高級アルコール硫酸エステルナトリウム塩、アルキルベ
ンゼンスルホンナトリウム酸塩、コハク酸ジアルキルエ
ステルスルホン酸ナトリウム塩、アルキルジフェニルエ
ーテルジスルホンナトリウム酸などの陰イオン界面活性
剤;ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル、ポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体
などの非イオン性界面活性剤、アリルアルキルスルホン
酸ナトリウム、アルキルアリルスルホコハク酸塩、ポリ
オキシエチレンアルキルアリルグリセリンエーテルサル
フェート等の反応性陰イオン界面活性剤などが挙げられ
る。
るために、アルキルメルカプタン、チオグリコール酸エ
ステルの様な連鎖移動剤を重合系に適宜添加することが
好ましい。連鎖移動剤の添加量はシェル層(a1)を形
成する単量体100重量部に対し、通常0.5〜10重
量部、好ましくは1〜5重量部である。
は、融点が60〜120℃(好ましくは70〜120
℃)の固体可塑剤が好適に使用される。
表されるフェノール系化合物も好適に使用することが出
来る。
タル酸ジフェニル(融点65℃)、フタル酸ジシクロヘ
キシル(融点66℃)、イソフタル酸ジメチル(融点6
6℃)、イソフタル酸ジ2−フェノキシエチル(融点7
7℃)、o/p−トルエンスルホアミド(融点118
℃)、N−シクロヘキシル−p−トルエンスルホンアミ
ド(融点86℃)、二m−トルイル酸−1,4−ビスヒ
ドロキシエトキシベンゼン(融点97℃)、八酢酸スク
ロース(融点89℃)の他、安息香酸スクロース(融点
98℃)、二安息香酸エチレングリコール(融点70
℃)、二安息香酸−1,4−シクロヘキサンジメタノー
ル(融点118℃)、三安息香酸トリメチロールエタン
(融点73℃)、三安息香酸トリメチロールプロパン
(融点88℃)、三安息香酸グリセリン(融点73
℃)、四安息香酸ペンタエリトリット(融点95℃)等
の芳香族一塩基酸多価アルコールエステル等が挙げられ
る。
ェノール系化合物の具体例としては、トリエチレングリ
コールビス〔3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−
5−メチルフェニル)プロピオネート〕(融点77
℃)、1,6−ヘキサンジオールビス〔3−(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ
ート〕(融点103℃)、チオビス〔エチレン−3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート〕(融点70℃)の他、トリエチレング
リコールビス〔3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ
−5−メチルフェニル)プロピオネート〕、トリエチレ
ングリコールビス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、1,6−ヘ
キサンジオールビス〔3−(3−t−ブチル−4−ヒド
ロキシ−5−メチルフェニル)プロピオネート〕、1,
6−ヘキサンジオールビス〔3−(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、チ
オビス〔エチレン−3−(3−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート〕、チオビス〔エチレン
−3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチル
フェニル)プロピオネート〕等のフェノール系化合物が
挙げられる。
合は、夏場などの高温条件下に曝された際に耐ブロッキ
ング性が悪化し、120℃を超える場合は、一旦加熱溶
融した後の再度の冷却固化が速くなり、加熱後の粘着力
を長時間に亘って持続する性能が劣ることがある。
融解して熱可塑性樹脂を可塑化するため、感熱性粘着剤
組成物としての粘着性を与えるが、粘着性の持続時間は
固体可塑剤によって異なる。固体可塑剤は、単独で使用
してもよいし、複数を併用してもよい。
100重量部に対して20重量部を超えて400重量部
以下、好ましくは50〜200重量部である。固体可塑
剤の使用量が20重量部以下の場合は、耐ブロッキング
性が十分に得られず、400重量部を超える場合は、粘
着物性のバランスが悪くなる上に、コスト的にも不利で
ある。
ミル、ペイントシェーカー、アトライター等の湿式また
は乾式の粉砕器により微粒子化され、水分散液として使
用される。分散液中の固体可塑剤の体積基準での平均粒
子径は、通常1〜20μm、好ましくは2〜5μmであ
る。
性粘着剤組成物には、粘着力の向上のため、粘着付与樹
脂を加えることが好ましい。粘着付与樹脂としては、テ
ルペン樹脂、脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、ク
マロン−インデン樹脂、スチレン系樹脂、フェノ−ル樹
脂、テルペン−フェノ−ル樹脂、ロジン誘導体(ロジ
ン、重合ロジン、水添ロジン及びそれらのグリセリン、
ペンタエリスリト−ル等とのエステル、樹脂酸ダイマ−
等)が挙げられる。ただし、常温での耐ブロッキング性
向上のために、軟化点の高い樹脂の方が好ましい。
80℃であることが好ましい。粘着付与樹脂(C)の軟
化点が180℃を超える場合は、粘着性発現のための加
熱温度が高くなり過ぎるため、基材の熱変形、着色など
の問題が起こる場合がある。また、粘着付与樹脂(C)
の軟化点が80℃未満の場合は、常温で粘着性が発現す
るため、剥離紙や離型剤が必要となり、また、加熱貼り
付け時後の凝集力が低い等の問題もある。本発明におい
ては、軟化点が100℃〜160℃のエマルジョン型の
粘着付与樹脂が好適に使用される。
(C)の商品としては、「YSポリエスターT−12
0」、「T−130」、「T−145」(以上ヤスハラ
ケミカル(株)製)等のテルペンフェノール樹脂、「エ
スクリスタルA−100」、「A−120」(以上新日
鉄化学(株)製)等のクマロンインデン樹脂、「ニカノ
ールHP−100」(三菱ガス化学(株)製)等のキシ
レン樹脂、「ペンタリンC−J」、「ダイマレックス」
(理化ハーキュレス(株)製)、「ペンセルC」、「ペ
ンセルD−125」、「D−135」(荒川化学工業
(株)製)等の重合ロジンエステル、「スーパーエステ
ルA−100」、「A−115」、「A−125」(以
上荒川化学工業(株)製)等のロジンエステル、「タマ
ノル135」、「145」(以上荒川化学工業(株)
製)等のロジン変性フェノール樹脂などが挙げられる。
これらをアルカリにより中和または乳化剤を添加してエ
マルジョンとして使用すればよい。また、既にエマルジ
ョン化されている粘着付与剤を使用してもよい。この様
な、粘着付与剤としては、「スーパーエステルE−72
0」、「E−730−55」、「E−625」、「E−
650」、「タマノルE−100」(荒川化学工業
(株)製)、「D−188」(理化ハーキュレス(株)
製)、「SK−130D」(ハリマ化成(株)製)等が
挙げられる。これらは、2種以上組み合わせて使用する
ことも可能である。
樹脂(A)100重量部に対し、通常5〜100重量
部、好ましくは10〜50重量部である。粘着付与剤
(C)の使用割合が5重量部未満の場合は粘着付与剤
(C)の効果が十分に発揮されず、100重量部を超え
る場合は粘着物性のバランスが悪くなる上にコスト的に
も不利である。
樹脂(A)と固体可塑剤(B)と必要に応じて粘着付与
樹脂(C)とを含有し、そして、これらの成分が水に分
散してなるエマルジョンである。エマルジョンにおける
固形分濃度は、通常30〜70重量%、好ましくは40
〜60重量%である。固形分濃度が30重量%未満の場
合は、組成物の乾燥工程に時間が掛かり過ぎる、70重
量%を超える場合は、製造が困難となると共に組成物の
粘度が過度に高くなって塗工適性に劣る。
剤組成物は、その用途に応じて、一般的な粘着剤に通常
使用される消泡剤、界面活性剤、防カビ剤、香料、中和
剤、増粘剤、レベリング調整剤、凍結防止剤、発泡剤、
酸化防止剤、紫外線吸収剤、補強剤、充てん剤、顔料、
蛍光増白剤、帯電防止剤、抗ブロッキング剤、難燃剤、
架橋剤、可塑剤、滑剤、有機溶剤、着色剤などの1種ま
たは2種以上を含有してもよい。
基材上の少なくとも一方の表面に前記の感熱性粘着剤組
成物を主成分とする粘着剤層を形成して成る。そして、
所定温度以上の加熱処理を行うことによって初めて粘着
力を発現するが、加熱処理前においては粘着力が極めて
低い特徴を有する。従って、この状態では剥離紙や基材
裏面の剥離処理などの様な粘着剤層に対する剥離処理を
行わなくても商品としてそのまま取り扱うことが出来
る。
温度に耐え得る材質であれば特に制限されず、感熱性粘
着シート又はラベルの用途などに応じて適切なものを使
用すればよい。例えば、布、紙、皮革、各種プラスチッ
ク等から成るフィルム又はシートが挙げられる。プラス
チックとしては、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリスチレ
ン等が挙げられる。特に、二軸延伸されたポリプロピレ
ン、ポリエステル、ポリスチレンが好ましい。基材の厚
さは、通常10μmから1mm、好ましくは20〜10
0μmである。
感熱性粘着剤組成物を塗布した後に乾燥することによっ
て形成される。その際、塗布方法は、特に制限されず、
例えば、グラビアコーター塗布、ロールコーター塗布、
バーコーター塗布、ナイフコーター塗布、スプレー塗
布、流延塗布、ドクターブレード塗布、ハケ塗り等の任
意の方法を採用することが出来るが、グラビア印刷法が
特に好ましい。グラビア印刷法は、1台のグラビア印刷
機で文字や絵柄の印刷に引き続いて感熱粘着剤を塗工す
ることが出来、極めて効率的であり、また、グラビア版
のメッシュや版深度を適宜選択することにより、所望の
厚さの感熱性粘着剤層を精度良く得ることが出来ると共
に、ラベルの必要な部分にのみ粘着剤層を塗工すること
が容易にできる利点がある。乾燥操作は、得られる感熱
性粘着シート又はラベルにおいてその粘着剤層が常温で
粘着性を発現しない様な温度以下で行なうことが必要で
ある。通常、乾燥温度は固体可塑剤(B)の融点以下の
温度とされる。
調節することが出来るが、通常1〜200μm、好まし
くは5〜50μmである。斯かる厚さとすることによ
り、加熱処理後において粘着剤層に良好な粘着性を発現
させることが可能である。粘着剤層の厚さが余りに薄い
場合は良好な接着力が得らず、余りに厚い場合は、粘着
剤の乾燥に時間が掛かる上、コスト的にも不利である。
更に具体的に説明する。なお、以下の各例において、特
に断らない限り、「部」及び「%」は、それぞれ「重量
部」及び「重量%」を示す。また、以下において使用す
る略号およびその内容を以下の表2に示す。更に、本明
細書において重合体のTgを算出するために使用した、
各単量体の単独重合体のTg値を併せて示す。また、実
施例中の樹脂の分子量(MW)はGPCにより測定し
た、ポリスチレン換算の重量平均分子量であり、酸価
は、JIS K0070の方法に従って、中和滴定法に
より、樹脂1g当たりの水酸化カリウム消費量(mg)
として測定した。
窒素導入管を備えたフラスコに、脱イオン水130部、
スルホコハク酸系界面活性剤(有効成分40%)2.5
部を仕込み、窒素雰囲気下で75℃に昇温した後、過硫
酸アンモニウム1部を添加した。その後、メタクリル酸
メチル36部、スチレン6部、アクリル酸n−ブチル6
部、2−メタクリロイルオキシエチルコハク酸12部、
チオグリコール酸ブチル3部から成る単量体混合物を1
時間かけて滴下した。滴下終了から更に1時間同温度を
維持した後、アンモニア水(28%)3.8部を滴下し
て反応系を中和した。
ド(70%水溶液)1部、ロンガリット0.5部を添加
した後に、スチレン6部、アクリル酸n−ブチル132
部、メタクリロイルオキシエチルコハク酸2部、脱イオ
ン水60部、スルホコハク酸系界面活性剤(有効成分4
0%)2.5部の混合物を予めホモミキサーにより機械
乳化したプレエマルジョンを2時間に亘って滴下した。
滴下終了後、t−ブチルハイドロパーオキサイド(70
%水溶液)0.2部、ロンガリット0.1部を添加して
更に80℃にて2時間反応を行った。その後、反応系内
を冷却して重合を終了させ、固形分含量50%の水性重
合体エマルジョンを得た。
おいて、以下の表3に示す単量体組成を採用した以外は
合成例A−1と同様の方法により水性重合体エマルジョ
ンを得た。
可塑剤として三安息香酸トリメチロールプロパン(融点
88℃)を100部、分散剤としてアクリル酸系高分子
分散剤を40部(25%水溶液)及び水を均一に混合し
て濃度を50%とし、固体可塑剤の水分散液B−1を調
製した。分散はボールミルを使用し、固体可塑剤の平均
粒子径は4.1μm(メジアン径)であった。なお、平
均粒子径は、粒度分布測定装置(島津製作所製「SAL
D−2000」)を使用して測定した体積基準での粒子
径である。
可塑剤の分散液の調製(1)において、固体可塑剤とし
てトリエチレングリコールビス〔3−(3−t−ブチル
−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオネー
ト〕(融点77℃)を使用した以外は同様に操作して、
固体可塑剤の水分散液B−2を調製した。固体可塑剤の
平均粒子径は3.8μm(メジアン径)であった。
可塑剤の分散液の調製(1)において、固体可塑剤とし
て1,6−ヘキサンジオールビス〔3−(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト〕(融点103℃)を使用した以外は同様に操作し
て、固体可塑剤の水分散液B−3を調製した。固体可塑
剤の平均粒子径は4.0μm(メジアン径)であった。
可塑剤の分散液の調製(1)において、固体可塑剤とし
て安息香酸グリセリン(融点73℃)を使用した以外は
同様に操作して、固体可塑剤の水分散液B−4を調製し
た。固体可塑剤の平均粒子径は3.6μm(メジアン
径)であった。
脂(A)及び固体可塑剤(B)と後記の表6〜表8に示
す粘着付与樹脂エマルジョン(C)を同表に示す固形分
比で混合し、感熱性粘着剤組成物を調製した。
例1〜12及び比較例1〜3により得られた感熱性粘着
剤組成物を使用して粘着シートを作成した。すなわち、
厚さ50μmのポリエチレンテレフタレート(PET)
フィルムを基材とし、このコロナ処理面に、バーコータ
ー(No.10)を使用し、乾燥後の塗膜の厚さが7μ
mとなる様に粘着剤組成物を塗布した後に乾燥して粘着
シートを作成した。
試験片(以下、「加熱処理前試験片」という。)につい
て、以下の(1)〜(3)の評価を行なった。結果を後
記の表6〜表8に示す。
粘着剤層と試験片の未塗工面を重ね合わせ、0.5kg
/cm 2の荷重を掛け40℃にて1日保存後、手で剥離
し、ブロッキングの発生状況を以下の表4に示す基準で
評価した。
ルである。 2:一部がブロッキングしている。 1:ブロッキングして完全に接着している。
℃・3秒間および100℃・3秒間加熱した後、粘着剤
面を指で触れ、表面のタックを以下の表5に示す基準で
評価した。
対して90℃で10秒間の加熱処理を行った後、JIS
Z 0237に規定する180度剥離法に準じて粘着力
を測定した。すなわち、温度23℃、湿度60%の条件
下において、試験板であるPET板に上記の試験片を貼
り、2Kgのゴムローラーを一往復して圧着した。圧着
後に、300mm/minの引張速度で、試験板に対す
る180度剥離粘着力を測定した。粘着力をg/25m
mの単位で表した。
造を有する熱可塑性樹脂を使用したことにより、常温で
は非粘着性であり、離型紙や基材裏面の離型処理を行う
ことなく使用が可能であり、常温での耐ブロッキング性
に優れ、短時間の加熱で粘着性が発現し、しかも、粘着
特性に優れる感熱性ディレードタック型の粘着剤組成物
および感熱性粘着シート又はラベルが提供される。
Claims (10)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂(A)と固体可塑剤(B)
とを含有する感熱性粘着剤組成物において、熱可塑性樹
脂(A)は、ラジカル重合性単量体より得られ、ガラス
転移温度(Tg)が30℃以上の重合体のシェル層(a
1)とTgが0℃以下の重合体のコア層(a2)から成
るコア・シェル構造を有し、コア層(a2)/シェル層
(a1)の重量比が85/15〜50/50であり、熱
可塑性樹脂(A)100重量部に対する固体可塑剤
(B)の割合は20重量部を超えて400重量部以下で
あることを特徴とする感熱性粘着剤組成物。 - 【請求項2】 シェル層(a1)を構成する重合体の酸
価が30〜300mgKOH/g、重量平均分子量が2
000〜30000である請求項1に記載の感熱性粘着
剤組成物。 - 【請求項3】 シェル層(a1)を構成する重合体が
α,β−エチレン性不飽和カルボン酸を含むラジカル重
合性単量体の共重合体である請求項1又は2に記載の感
熱性粘着剤組成物。 - 【請求項4】 シェル層(a1)の共重合体を構成する
α,β−エチレン性不飽和カルボン酸が下記一般式
(I)又は(II)で表される化合物を含む請求項3に記
載の感熱性粘着剤組成物。 【化1】 CH2=CR1COO(CH2)nOCOR2COOH (I) (式(I)中、R1は水素原子またはメチル基、R2は炭
素数1〜4のアルキレン基、フェニレン基、シクロヘキ
シレン基、nは2〜4の整数を表す。) CH2=CR1COO{(CH2)pCOO}qH (II) (式(II)中、R1は水素原子またはメチル基、pは2
〜5の整数、qは1〜5の整数を表す。) - 【請求項5】 熱可塑性樹脂(A)がシェル層(a1)
を形成する重合体の存在下にコア層(a2)を形成する
ラジカル重合性単量体を乳化重合して得られたものであ
る請求項1〜4の何れかに記載の感熱性粘着剤組成物。 - 【請求項6】 固体可塑剤(B)が芳香族一塩基酸の多
価アルコールエステルである請求項1〜5の何れかに記
載の感熱性粘着剤組成物。 - 【請求項7】 固体可塑剤(B)が下記一般式(III)
で表されるフェノール系化合物である請求項1〜6の何
れかに記載の感熱性粘着剤組成物。 【化2】 - 【請求項8】 固体可塑剤(B)が融点70〜120℃
である請求項1〜7の何れかに記載の感熱性粘着剤組成
物。 - 【請求項9】 軟化点が80℃〜180℃の粘着付与樹
脂(C)を熱可塑性樹脂(A)100重量部に対して5
〜100重量部含有する請求項1〜8の何れかに記載の
感熱性粘着剤組成物。 - 【請求項10】基材上の少なくとも一方の表面に請求項
1〜9の何れかに記載の感熱性粘着剤組成物を主成分と
する粘着剤層を形成して成ることを特徴とする感熱性粘
着シート又はラベル。
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