JP2003199396A - ステッピングモータの制御方法及び装置 - Google Patents

ステッピングモータの制御方法及び装置

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JP2003199396A
JP2003199396A JP2001394293A JP2001394293A JP2003199396A JP 2003199396 A JP2003199396 A JP 2003199396A JP 2001394293 A JP2001394293 A JP 2001394293A JP 2001394293 A JP2001394293 A JP 2001394293A JP 2003199396 A JP2003199396 A JP 2003199396A
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stepping motor
phase excitation
excitation operation
rotating magnetic
phase
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JP2001394293A
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Toshihiko Katayama
敏彦 片山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2相励磁運転が可能なステッピングモータの
発熱量や電力消費量を抑制する。 【解決手段】 所望の回転方向への起動指令により、コ
ンピュータ1は、ステッピングモータ7を2相励磁運転
モードで起動し(S71)、2相励磁運転モードで加速
運転する(S72)。適宜の時間間隔で、モータ7が起
動時から所定パルス数回転したか否か判別し(S7
3)、回転していれば1相励磁運転モードに切換え(S
74)、定速運転に移行する(S75)。適宜の時間間
隔でモータ7が定速運転に移行した時点から所定パルス
数回転したか否か判別し(S76)、回転していれば2
相励磁運転モードに切換え(S77)、減速運転に移行
する(S78)。適宜の時間間隔でモータ7が減速運転
開始時から所定パルス数回転したか否か判別し(S7
9)、回転していればモータ7を駆動停止する(S8
0)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1の回転磁界
と、それより電気角で例えば90度位相がずれる第2の
回転磁界とが夫々独立に発生するステッピングモータに
適用される制御方法及び装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電気角で180度毎に励磁さ
れる複数の電磁石を磁極とする第1の固定子と、上記各
々の磁極に対して夫々電気角で例えば90度位相をずら
して励磁される複数の電磁石を磁極とする第2の固定子
とを備える所謂永久磁石形のステッピングモータが知ら
れている。このステッピングモータでは、第1の固定子
側の電磁石と、第2の固定子側の電磁石とを共に励磁す
る2相励磁運転が常時行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記2相励磁運転によ
り、ステッピングモータを正転又は逆転の所望の方向へ
確実に回転させることができる。しかし、2相励磁運転
では、2つの回転磁界を作るための電力が必要であり、
それ相応の量の発熱がある。従来より、ディジタルプリ
ンタなどの機器では、そこで使用されるステッピングモ
ータの発熱量や消費電力を小さくしたいという要求があ
る。
【0004】従って本発明の目的は、2相励磁運転が可
能なステッピングモータの発熱量や電力消費量を抑制で
きるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点に従
うステッピングモータの制御装置は、第1の回転磁界
と、それより電気角の位相がずれた第2の回転磁界とを
発生させ得るステッピングモータの制御に係るもので、
上記第1、第2の回転磁界のいずれか一方を発生させる
1相励磁運転を行うよう上記ステッピングモータを制御
する1相運転手段と、上記第1、第2の回転磁界を共に
発生させる2相励磁運転を行うよう上記ステッピングモ
ータを制御する2相運転手段と、を備える。
【0006】上記構成によれば、第1、第2の回転磁界
のいずれか一方を発生させる1相励磁運転を行うようス
テッピングモータを制御する1相運転と、第1、第2の
回転磁界を共に発生させる2相励磁運転を行うようステ
ッピングモータを制御する2相運転とを、適宜選択する
ことができるので、常時2相励磁運転を行っている場合
と比較すれば、ステッピングモータの発熱量や電力消費
量を抑制することが可能になる。
【0007】本発明の第1の観点に係る好適な実施形態
では、上記ステッピングモータが第1の運転状態にある
か否かを判別する判別手段と、上記ステッピングモータ
が第1の運転状態にあると判別されたとき1相励磁運転
を行い、第1の運転状態にないと判別されたとき2相励
磁運転を行う選択手段と、を更に備える。
【0008】上記実施形態の変形例では、予めプログラ
ムされたスケジュールに従って、1相励磁運転と2相励
磁運転とを選択的に行う選択手段を更に備える。
【0009】本発明の第2の観点に従うステッピングモ
ータの制御方法は、第1の回転磁界と、それより電気角
の位相がずれた第2の回転磁界とを発生させ得るステッ
ピングモータの制御に係るもので、上記第1、第2の回
転磁界のいずれか一方を発生させる1相励磁運転を行う
よう上記ステッピングモータを制御する1相運転を行う
ステップと、上記第1、第2の回転磁界を共に発生させ
る2相励磁運転を行うよう上記ステッピングモータを制
御する2相運転を行うステップと、を備える。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施形態に係るステッ
ピングモータの制御装置を示すブロック図である。
【0012】図1に示すステッピングモータの制御装置
100は、永久磁石の回転子を持つステッピングモータ
7の駆動を制御するためのものである。そして、ステッ
ピングモータ7には、例えば既述のような電気角で18
0度毎に励磁され、第1の回転磁界を発生する複数の電
磁石を磁極とする第1の固定子と、第1の固定子の磁極
間の中間点に夫々配置されて第1の回転磁界に対し、電
気角で90度位相をずらして励磁されて第2の回転磁界
を発生する複数の電磁石を磁極とする第2の固定子とを
備える構成のものが採用される。更に、ステッピングモ
ータ7の回転軸には、ステッピングモータ7の変位量を
検出するためにロータリエンコーダ5が装着されてい
る。但し、ロータリエンコーダ5は、以下に説明する制
御パルス信号の数によってステッピングモータ7の変位
量が判る場合には、一般的に不要である。
【0013】ステッピングモータの制御装置100は、
図1に示すように、制御用コンピュータ(以下、「コン
ピュータ」と略記する)1と、ステッピングモータ駆動
回路(以下、「駆動回路」と略記する)3とを備える。
【0014】ここで、ステッピングモータ7が、例えば
特定範囲内での移動距離や移動速度等が規定されている
ような種々の可動機構(例えば電子プリンタにおけるキ
ャリッジ等)(図示しない)の駆動源であるとすれば、
ステッピングモータ7の起動時から加速運転(過渡的な
運転状態)を経て定速運転状態に至るまでの間にコンピ
ュータ1から駆動回路3に出力される制御パルス信号の
数、定速運転状態から減速運転(過渡的な運転状態)開
始に至るまでの間の上記制御パルス信号の数、及び減速
運転開始から駆動停止に至るまでの間の上記制御パルス
信号の数は、いずれも既知のデータである。そのため、
このようなデータに基づいてステッピングモータの制御
を行う処理手順を規定したプログラムを、ステッピング
モータ7を制御対象とするコンピュータ1に予めインス
トールしておけば、コンピュータ1は、該プログラムに
規定された上記各制御パルス信号数データに従って、以
下に説明する態様でステッピングモータ7を制御するこ
とができる。
【0015】即ち、コンピュータ1は、操作部(図示し
ない)から所望の回転方向(正/逆方向)への起動指令
が与えられると、予め上記プログラムに設定された処理
手順に従って、停止中のステッピングモータ7を通常の
励磁運転モードである2相励磁運転モードで上記方向へ
起動すると共に、ステッピングモータ7を加速運転する
ための制御パルス信号を生成し、該制御パルス信号を駆
動回路3に出力する。コンピュータ1は、また、該制御
パルス信号の出力開始と同期して、該制御パルス信号の
出力数のカウント動作を開始し、適宜の時間間隔で、ス
テッピングモータ7が起動時から所定パルス数回転した
か否か、換言すれば、上記制御パルスのカウント値が、
ステッピングモータ7の加速運転終了時の値に達したか
否かを判別する。この判別の結果、未だ所定パルス数回
転していないと認識すると、コンピュータ1は、ステッ
ピングモータ7の2相励磁運転モードでの加速運転を継
続する。
【0016】一方、上記判別の結果、所定パルス数回転
した(換言すれば加速運転終了時の値に達した)と認識
すると、コンピュータ1は、ステッピングモータ7の励
磁運転モードを、2相励磁運転モードから上記第1の固
定子側の磁極と上記第2の固定子側の磁極のうちのいず
れか一方の固定子側の磁極だけを励磁する1相励磁運転
モードに切換えるべく駆動回路3を制御すると共に、ス
テッピングモータ7を定速運転するための制御パルス信
号を生成し、該制御パルス信号を駆動回路3に出力す
る。これにより、ステッピングモータ7は、励磁運転モ
ードが1相励磁運転モードに切換ると共に、定速運転に
移行する。そして、適宜の時間間隔で、ステッピングモ
ータ7が定速運転に移行した時点から所定パルス数回転
したか否か、換言すれば、上記制御パルスのカウント値
が、ステッピングモータ7の定速運転終了時の値に達し
たか否かを判別する。この判別の結果、未だ所定パルス
数回転していないと認識すると、コンピュータ1は、ス
テッピングモータ7の1相励磁運転モードでの定速運転
を継続する。
【0017】一方、上記判別の結果、所定パルス数回転
したと認識すると、コンピュータ1は、ステッピングモ
ータ7の励磁運転モードを、1相励磁運転モードから2
相励磁運転モードに切換えるべく駆動回路3を制御する
と共に、ステッピングモータ7を減速運転するための制
御パルス信号を生成し、該制御パルス信号を駆動回路3
に出力する。これにより、ステッピングモータ7は、励
磁運転モードが2相励磁運転モードに切換ると共に、減
速運転に移行する。そして、適宜の時間間隔で、ステッ
ピングモータ7が減速運転開始時から所定パルス数回転
したか否か、換言すれば、上記制御パルスのカウント値
が、ステッピングモータ7の駆動停止時の値に達したか
否かを判別する。この判別の結果、未だ所定パルス数回
転していないと認識すると、コンピュータ1は、ステッ
ピングモータ7の2相励磁運転モードでの減速運転を継
続する。上記判別の結果、所定パルス数回転したと認識
すると、コンピュータ1は、ステッピングモータ7を駆
動停止すべく、駆動回路3を制御する。
【0018】駆動回路13は、コンピュータ1の制御下
で、ステッピングモータ7の起動、2相励磁運転モード
での加速運転、1相励磁運転モードでの定速運転、2相
励磁運転モードでの減速運転、駆動停止を行う。
【0019】コンピュータ1に、上記プログラムがイン
ストールされていない場合には、上記制御パルス信号の
数ではなく、ロータリエンコーダ5からの出力パルス信
号の数を読み込んでカウントすることにより、コンピュ
ータ1は、ステッピングモータ7に対する上述した励磁
運転モードの切換えや、起動、加/減速運転、定速運
転、駆動停止等の制御を行うことになる。
【0020】図2は、図1に記載の永久磁石の回転子を
持つステッピングモータ7の構成の一例を示す部分説明
図である。
【0021】上記モータ7は、所謂2相ステッピングモ
ータと称されるもので、図2に示すように、回転子19
と、回転子19の外周に沿って同心状に配置された第1
の固定子21及び第2の固定子23とを備える。回転子
19には、複数個の永久磁石25a〜25nが、第1の
固定子21には、磁極として電気角で180度毎に励磁
される複数の電磁石27a〜27nが、夫々配置されて
いる。更に、第2の固定子23には、磁極として上記各
々の磁極27a〜27nに対し夫々電気角で90度位相
をずらして励磁される複数の電磁石29a〜29nが配
置されている。なお、図2では、図示の都合上、第1の
固定子21の外周に第2の固定子23が配置されている
ように記載したが、実際には、第1の固定子21と第2
の固定子23とは、同径であり、回転子19の回転軸
(図示しない)方向に所定の空隙を隔てて配置されてい
る。
【0022】図3は、図2に記載の回転子19、第1の
固定子21及び第2の固定子23に夫々配置される各々
の磁極の位置関係を直線状に展開して示した拡大図であ
る。
【0023】図3において、回転子19の磁極Nに対向
して第1の固定子21の励磁によって生成される磁極
(励磁極)Nが同一電気角で配置される。更に、回転子
19の磁極Nより電気角で90度ずれた位置に第2の固
定子23の励磁極Sが配置される。
【0024】上記構成の回転子19と、上記構成の第1
の固定子21だけの配置では、上記モータ7の起動時
に、例えば回転子13のS極25iと、それに対向する
第1の固定子21側の電磁石27iが励磁されてS極に
なったことで、両者の間に反発力が生じると、同時に上
記S極25iと、上記S極27iに隣接する左右双方の
励磁極Nとの間に引力が生じるから、そのままでは回転
子19の回転方向は特定できない。そこで、例えば回転
子19を図の右方向(正転方向)に回転させようと所望
する場合には、上述したように、第2の固定子23に電
気角で90度ずらした位置に配置した複数個の電磁石2
9a〜29nを、図示のように励磁することで図の右方
向に回転トルクが生じるので、回転方向を、上記右方向
に特定できる。
【0025】図4は、図1に記載のステッピングモータ
駆動回路3の一例としてのバイポーラ駆動回路の回路構
成図である。
【0026】上記駆動回路は、上記ステッピングモータ
7の上述した励磁運転モード切換(1相励磁運転モード
→2相励磁運転モード、2相励磁運転モード→1相励磁
運転モード)が可能な構成になっている。駆動部31が
1相励磁運転モードに対応しており、この駆動部31
と、駆動部33とが2相励磁運転モードに対応してい
る。駆動部31に対し、駆動部33は電気角で90度位
相をずらして動作するよう、設定されている。
【0027】上記モータ7の起動時には、スイッチ(S
W)35が閉じて駆動部31及び駆動部33が共に動作
する。まず、駆動部31側の半導体スイッチング素子で
あるFET37、39がオン動作し、コイル41が図示
の極性(左側N、右側S)に励磁される。これは、図3
に記載の第1の固定子21側の電磁石27iを例にとる
と、該電磁石27iが励磁されてS極になることを意味
する。次に、電気角で90度位相がずれて、駆動部33
の半導体スイッチング素子であるFET43、45がオ
ン動作し、コイル47が図示の極性(左側N、右側S)
に励磁される。これは、図3に記載の第2の固定子23
側の電磁石29iを例にとると、該電磁石29iが励磁
されてN極になることを意味する。つまり、回転子19
に正転方向の回転トルクが生じることになる。このよう
にして、回転子19の回転方向が特定され、上記モータ
7が起動する。
【0028】次に、駆動部31側の半導体スイッチング
素子であるFET49、51がオン動作し、コイル41
が図示の極性(左側S、右側N)に励磁される。これ
は、図3に記載の第1の固定子21側の電磁石27j
(上記電磁石27iの右側に隣接する電磁石)を例にと
ると、該電磁石27jが励磁されてS極になることを意
味する。次に、電気角で90度位相がずれて、駆動部3
3の半導体スイッチング素子であるFET53、55が
オン動作し、コイル47が図示の極性(左側S、右側
N)に励磁される。これは、図3に記載の第2の固定子
23側の電磁石29j(上記電磁石29iの右側に隣接
する電磁石)を例にとると、該電磁石29jが励磁され
てS極になることを意味する。このようにして上記モー
タ7が定速運転状態になるまで回転子19の回転数が上
昇する。上記モータ7が定速運転状態に移行した後は、
SW35がオフ動作するか、或いはSW35をオンにし
たまま、(駆動部33側の)各FET43、45、5
3、55を全てオフにして駆動部31だけによる1相励
磁運転モードに移行する。上述したSW35のオン/オ
フ動作や、各FET37〜55のオン/オフ動作は、コ
ンピュータ1の制御下で行われる。
【0029】以上説明したように、ステッピングモータ
7の起動時及び加/減速運転時には、SW35をオン動
作させて2相励磁運転モードを設定し、定速運転状態に
おいては、SW35をオフ動作させるか、或いは駆動部
33の各FET(43、45、53、55)を全てオフ
にして、2相励磁運転モードから1相励磁運転モードに
切換えても、回転子19の慣性によって同一回転方向へ
の回転を継続させることができる。
【0030】図5は、図1に記載の装置(ステッピング
モータの制御装置)において、2相励磁運転モードが設
定されているときの上記モータ7に対する励磁シーケン
スを示すタイミングチャートである。
【0031】図5において、図5(a)で示すパルス
列、即ち、コンピュータ1によるステッピングモータ7
の制御に際して基準となるパルス列の周期は、上述した
電気角の90度に対応するよう設定されている。図5
(b)で示す(第1の固定子21側の)電磁石27iを
励磁するためのコンピュータ1からの制御パルス信号
と、図5(c)で示す(第2の固定子23側の)電磁石
29iを励磁するためのコンピュータ1からの制御パル
ス信号とは、電気角で90度位相がずれている。また、
上記図5(c)で示した制御パルス信号と、図5(d)
で示す(第1の固定子21側の)電磁石27jを励磁す
るための制御パルス信号との間も、電気角で90度位相
がずれている。更に、上記図5(d)で示した制御パル
ス信号と、図5(e)で示す(第2の固定子23側の)
電磁石29jを励磁するための制御パルス信号との間
も、電気角で90度位相がずれていることが分かる。
【0032】上述した態様でステッピングモータ7が制
御されるため、ステッピングモータ7は、起動時におい
て所望の回転方向に確実に回転動作し、徐々に加速し
て、やがては、定速運転状態に移行する。なお、ステッ
ピングモータ7の起動時の励磁方法は、ステッピングモ
ータ7を所望の回転方向に確実に回転させることができ
るのであれば、上記以外のパターンを採用しても差支え
ない。
【0033】図6は、例えば電子プリンタが備えるキャ
リッジの駆動源として用いられるステッピングモータ7
を起動し、加速し、定速運転し、減速し、更に駆動停止
するときの制御の流れを示す図である。
【0034】図6において、所望の回転方向への起動指
令が与えられると、コンピュータ1は、停止中のステッ
ピングモータ7を2相励磁運転モードで上記方向へ起動
すると共に(ステップS71)、ステッピングモータ7
を加速運転するための制御パルス信号を生成し、駆動回
路3に出力する。また、該制御パルス信号の出力開始と
同期して、該制御パルス信号の出力数のカウント動作を
開始する。これにより、ステッピングモータ7が2相励
磁運転モードで加速運転される(ステップS72)。次
に、適宜の時間間隔で、ステッピングモータ7が起動時
から所定パルス数回転したか否かを判別する(ステップ
S73)。この判別の結果、否であると認識した場合に
は、ステップS72で開始したステッピングモータ7の
2相励磁運転モードでの加速運転を継続する。
【0035】一方、所定パルス数回転したと認識する
と、上記励磁運転モードを1相励磁運転モードに切換え
ると共に(ステップS74)、ステッピングモータ7
を、加速運転から定速運転に移行させる(ステップS7
5)。そして、適宜の時間間隔で、ステッピングモータ
7が定速運転に移行した時点から所定パルス数回転した
か否かを判別する(ステップS76)。この判別の結
果、否であると認識した場合には、ステップS74で開
始したステッピングモータ7の1相励磁運転モードでの
定速運転を継続する。
【0036】一方、上記判別の結果、所定パルス数回転
したと認識すると、上記運転モードを2相励磁運転モー
ドに切換えると共に(ステップS77)、ステッピング
モータ7を定速運転から減速運転に移行させる(ステッ
プS78)。そして、適宜の時間間隔で、ステッピング
モータ7が減速運転開始時から所定パルス数回転したか
否かを判別する(ステップS79)。この判別の結果、
否であると認識した場合には、ステップS77で開始し
たステッピングモータ7の2相励磁運転モードでの減速
運転を継続する。
【0037】一方、上記判別の結果、所定パルス数回転
したと認識すると、コンピュータ1は、ステッピングモ
ータ7を駆動停止させる(ステップS80)。
【0038】以上、本発明の好適な実施形態について説
明したが、これは本発明の説明のための例示であって、
本発明の範囲をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではな
い。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能
である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
2相励磁運転が可能なステッピングモータの発熱量や電
力消費量を抑制できるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るステッピングモータ
の制御装置を示すブロック図。
【図2】図1に記載の永久磁石の回転子を持つステッピ
ングモータの構成の一例を示す部分説明図。
【図3】図2に記載の回転子、第1の固定子及び第2の
固定子に夫々配置される各々の磁極の位置関係を直線状
に展開して示した拡大図。
【図4】図1に記載のステッピングモータ駆動回路の一
例としてのバイポーラ駆動回路の回路構成図。
【図5】図1に記載の制御装置において、2相励磁運転
モードが設定されているときのステッピングモータに対
する励磁シーケンスを示すタイミングチャート。
【図6】電子プリンタが備えるキャリッジの駆動源とし
て用いられるステッピングモータを起動し、加速し、定
速運転し、減速し、更に駆動停止するときの制御の流れ
を示す図。
【符号の説明】
1 制御用コンピュータ 3 ステッピングモータ駆動回路 5 ロータリエンコーダ 7 ステッピングモータ 19 回転子 21 第1の固定子 23 第2の固定子 25a〜25n、27a〜27n、29a〜29n 電
磁石 31、33 駆動部 35 スイッチ(SW) 37、39、43、45、49、51、53、55 F
ET(半導体スイッチング素子) 41、47 コイル 100 ステッピングモータの制御装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の回転磁界と、それより電気角の位
    相がずれた第2の回転磁界とを発生させ得るステッピン
    グモータの制御装置において、 前記第1、第2の回転磁界のいずれか一方を発生させる
    1相励磁運転を行うよう前記ステッピングモータを制御
    する1相運転手段と、 前記第1、第2の回転磁界を共に発生させる2相励磁運
    転を行うよう前記ステッピングモータを制御する2相運
    転手段と、 を備えるステッピングモータの制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記ステッピングモータが第1の運転状態にあるか否か
    を判別する判別手段と、 前記ステッピングモータが第1の運転状態にあると判別
    されたとき1相励磁運転を行い、第1の運転状態にない
    と判別されたとき2相励磁運転を行う選択手段と、 を更に備えるステッピングモータの制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の装置において、 予めプログラムされたスケジュールに従って、1相励磁
    運転と2相励磁運転とを選択的に行う選択手段を更に備
    えるステッピングモータの制御装置。
  4. 【請求項4】 第1の回転磁界と、それより電気角の位
    相がずれた第2の回転磁界とを発生させ得るステッピン
    グモータの制御方法において、 前記第1、第2の回転磁界のいずれか一方を発生させる
    1相励磁運転を行うよう前記ステッピングモータを制御
    する1相運転を行うステップと、 前記第1、第2の回転磁界を共に発生させる2相励磁運
    転を行うよう前記ステッピングモータを制御する2相運
    転を行うステップと、 を備えるステッピングモータの制御方法。
JP2001394293A 2001-12-26 2001-12-26 ステッピングモータの制御方法及び装置 Pending JP2003199396A (ja)

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