JPH0775369A - ブラシレスモータの位相角制御方法及び装置 - Google Patents

ブラシレスモータの位相角制御方法及び装置

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JPH0775369A
JPH0775369A JP5159464A JP15946493A JPH0775369A JP H0775369 A JPH0775369 A JP H0775369A JP 5159464 A JP5159464 A JP 5159464A JP 15946493 A JP15946493 A JP 15946493A JP H0775369 A JPH0775369 A JP H0775369A
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duty
motor
signal
excitation signal
brushless motor
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JP5159464A
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Masahiko Iijima
雅彦 飯島
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Yamamoto Electric Corp
Original Assignee
Yamamoto Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブラシレスモータを簡単な構成により、高い
効率で低速域から高速域まで駆動可能とする。 【構成】 ブラシレスモータのロータの所定の位相角位
置に同期した第1のパルス信号とロータが所定角度回転
する毎に発生される第2のパルス信号に基づいて、モー
タの速度設定値とモータの速度検出値との偏差が小さく
なるに従いデューティ比及びリード角が大きくなるよう
にモータへの励磁信号の位相を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブラシレスモータの位相
角制御方法及び装置に関し、特に高い効率で低速域から
高速域までブラシレスモータを駆動しうるようにしたブ
ラシレスモータの位相角制御方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ブラシレスモータの制御方法とし
ては、ブラシレスモータへの励磁信号のデューティ比及
び/又はリード角をモータの回転速度が上昇するに従い
大きくなるようにしたものが特開平4−222488号
公報に示されている。
【0003】この場合、モータのロータの回転位相に同
期した同期信号(ホール信号)を発生し、これら同期信
号から直接デューティ比及び/又はリード角の異なる2
つのデューティ信号(リード角信号)を発生し、モータ
の回転速度の上昇に従いこれら2つの信号を切り替えて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】上記特開平に記載の
従来技術ではデューティ比及び/又はリード角を2段階
で切り替えているため、低速域から高速域まで高い効率
でブラシレスモータを駆動するには不十分であった。ま
た、デューティ比及び/又はリード角を3段階以上で切
り替えても良い旨の記載があるが、具体的な構成は示し
ておらず、上記特開平に記載の実施例と同様にホール信
号から直接デューティ信号(リード角信号)を作成する
ためには、更に複数のホールセンサーを、作成するデュ
ーティ信号(リード角信号)に対応して設ける必要があ
り、構成が複雑となると共に組み立て等が面倒であっ
た。
【0005】本発明の目的は上記の問題点を解決し、高
い効率で低速域から高速域までブラシレスモータを駆動
しうるようにしたブラシレスモータの位相角制御方法及
び装置を提供するにある。
【0006】本発明の他の目的は簡単な構成により、高
い効率で低速域から高速域までブラシレスモータを駆動
しうるようにしたブラシレスモータの位相角制御装置を
提供するにある。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明は、ブラシレス
モータのロータの所定の位相角位置に同期して発生され
る第1のパルス信号とロータが所定角度回転する毎に発
生される第2のパルス信号を用意し、これらパルス信号
に基づいて、モータの速度設定値とモータの速度検出値
との偏差が小さくなるに従いデューティ比又は/及びリ
ード角が大きくなるようにモータへの励磁信号の位相を
制御するようにしたものである。
【0008】
【作用】本発明においては2種類のパルス信号、即ちブ
ラシレスモータのロータの所定の位相角位置に同期して
発生される第1のパルス信号とロータが所定角度回転す
る毎に発生される第2のパルス信号を用意し、これらパ
ルス信号に基づいてモータへの励磁信号の位相を制御し
ているため、励磁信号のデューティ及びリード角を第1
または第2パルス信号の周期に対応する角度単位に制御
可能となる。従って、機械的にリード角を制御する必要
なく、電気的にリード角を、更にはデューティを第1ま
たは第2パルス信号の周期に対応する角度単位に任意に
制御可能となる。このため、励磁信号のデューティ又は
リード角を細かく制御したい場合は第2パルス信号の発
生される回転角度間隔を短く設定すれば良い。
【0009】
【実施例】次に本発明によるブラシレスモータの位相角
制御方法及び装置の実施例を添付図面を参照して説明す
る。図1は、本発明の第1実施例のブロック図であり、
図4は図1の各部における信号波形を示すタイミングチ
ャートである。図1において、ブラシレスモータ2のロ
ータに対向するステータの内周辺にはロータの磁極位置
検出器、例えば3個のホールセンサー6a〜6cが設け
られ、ロータの外周には磁極片が設けられている。
【0010】ホールセンサー6a〜6cは、図2に示す
ようにロータの周囲に回転方向に沿って例えば30度間
隔に設けられている。尚、本実施例では8極のモータを
用いるものとするが、他の極数のブラシレスモータにも
適用可能である。ホールセンサー6a〜6cは磁極片か
らの磁束に応動してパルスを出力、即ちロータの所定の
位相角位置に応答してパルスを出力するもので、それら
のパルス信号(ホール信号)Ha, Hb, Hcは図4の
(a)〜(c)に示すようにデューティ比が1/2で互
いに120度位相が異なるものである。ホールセンサー
からのパルス信号はタイミング信号発生器10に入力さ
れる。
【0011】エンコーダ4は、モータのロータに同期し
て回転するもので、例えば図3に示すように72個のス
ロットが同心円状に等間隔に配置されてものである。図
示しない光源からの光がエンコーダ4のスロットを介し
て光検出器8に入力され、光検出器はロータが20度の
電気角回転する毎にパルス信号Op(図4の(d))を
出力し、タイミング信号発生器10に与える。ここで、
ホールセンサー6a〜6cとエンコーダ4のスロット
は、図4の(a)〜(d)に示すようにパルス〜Hcと
Opが同期するような位置関係になるよう予め配置され
る。
【0012】タイミング信号発生器10は、ホール信号
Ha, Hb, Hcの立ち上がり、立ち下がりに応答して
図4の(e)に示すように1周期が電気角120度のパ
ルス信号FGを発生し位相角検知部14のカウンタ1
6,18に入力すると共に、パルス信号Opに応答して
図4の(f)に示すように1周期が電気角20度のパル
ス信号CPをカウンタ18に入力する。更に、タイミン
グ信号発生器10はパルス信号FGまたはCPを速度検
出器12に入力し、速度検出器は入力されたパルス信号
に基づきモータ速度を検出し速度検出値vdを速度比較
器20に入力する。速度比較器20は入力された速度設
定値(目標速度)vsと速度検出値vdとを比較し、そ
の偏差Δvをデューティ指示部21に与える。
【0013】デューティ指示部21は、速度偏差Δvに
応じてモータのステータコイル26U, 26V, 26W
への各相の励磁信号のデューティ(通電角)を指示する
もので、例えばΔv>V1ならば120度のデューテ
ィ、V1≧Δv>V2ならば140度のデューティ、V
2≧Δv>V3ならば160度デューティ、V3≧Δv
ならば180度のデューティ(即ちデューティ比1/
2)をそれぞれ指示する。ここでそれぞれの速度V1,
V2, V3の関係はV1>V2>V3とする。従って、
例えば速度設定値vs がV1を超える場合、デューティ
指示部21は始動時のデューティとして例えば120度
(即ちデューティ比1/3)を指示し、順次モータの速
度が上昇、即ち、速度検出値が上昇するに従い、デュー
ティの指示値を120度から例えば140度、160度
に増加し、速度偏差ΔvがV3以下になるとデューティ
として180度を指示する。尚、本実施例ではデューテ
ィを4段階に分けて指示するようにしているが、本発明
は他の複数の段階に分ける場合にも適用できる。
【0014】デューティ指示部21からのデューティを
指示する信号はデューティ信号発生器22に与えられ
る。デューティ信号発生器22はカウンタ16,18の
計数値に基づきデューティ指示部21からのデューティ
指示値に従ったデューティ信号、即ち3相の励磁信号を
発生する。
【0015】位相角検知部14のカウンタ16,18の
動作を以下に説明する。カウンタ16はパルス信号FG
の例えば立ち上がりに応答して計数するものであり、例
えばホール信号Haの立ち上がりに応答してリセットさ
れ、その後順次パルス信号FGの立ち上がりに応答して
計数を行い、3番目のパルス信号FGの立ち上がり毎に
リセットされる(図4の(g))。一方、カウンタ18
はパルス信号FGの立ち上がり毎にリセットされ、パル
ス信号CPの例えば立ち上がりに応答して計数を行う(図
4の(h))。これらカウンタ16,18の計数値はデ
ューティ信号発生器22に与えられる。
【0016】デューティ信号発生器22はデューティ指
示部21からのデューティ指示値及びカウンタ16, 1
8の計数値に従い以下のようにしてデューティ信号を発
生する。本実施例では、デューティ指示値が20度増す
毎に位相角(リード角)も電気角で例えば20度ずつ進
ませるようにしたものである。即ち、デューティ指示値
が120度(デューティ比1/3)の場合、U相の励磁
信号はカウンタ16のリセットに応答して立ち上げら
れ、カウンタ16の計数値が1になったときに立ち下げ
られる(図4の(i))。同様にV相の励磁信号はカウ
ンタ16の計数値が1になったときに立ち上げられ、計
数値が2になったときに立ち下げられ(図4の
(j))、W相の励磁信号はカウンタ16の計数値が2
になったときに立ち上げられ、計数値が3になったとき
に立ち下げられる(図4の(k))。また、デューティ
が140度(デューティ比7/18)の場合、U相の励
磁信号はカウンタ16の計数値が2の時にカウンタ18
の計数値が5になったときに応答して立ち上げられ、カ
ウンタ16の計数値が1になったときに立ち下げられ
(図4の(l))、同様にV相の励磁信号はカウンタ1
6の計数値が0の時にカウンタ18の計数値が5になっ
たときに立ち上げられ、カウンタ16の計数値が2にな
ったときに立ち下げられ(図4の(m))、W相の励磁
信号はカウンタ16の計数値が1の時にカウンタ18の
計数値が5になったときに立ち上げられ、カウンタ16
の計数値が0になった(リセットされた)ときに立ち下
げられる(図4の(n))。このように、デューティ指
示値が120度、140度、160度、180度(デュ
ーティ比が1/3、7/18、4/9、1/2)のそれ
ぞれの場合のU, V, W相励磁信号の立ち上がり、立ち
下がりとカウンタ16,18の計数値の関係を表にする
と次のようになる。
【表1】 尚、デューティ指示値が180度(デューティ比1/
2)の時のU, V, W相励磁信号の波形図は図4の
(o), (p), (q)のようになる。従って、1/2
デューティの励磁信号は1/3デューティの励磁信号に
対して位相角が60度進められたことになる。このよう
にして、発生されたU, V, W相励磁信号は増幅器24
を介してステータコイル26U, 26V, 26Wに与え
られモータ2 を駆動する。尚、位相角検知部14、デ
ューティ指示部21、デューティ信号発生器22はデュ
ーティ信号発生部30を構成する。
【0017】次に図5から図8を用いて、各デューティ
の励磁信号におけるモータ2の回転数(rpm)とトル
ク(kg.cm)と効率(%)との関係を説明する。図5
はデューティ比1/3の励磁信号を用いた場合のモータ
の回転数とトルクと効率との関係を示す特性図である。
図6はデューティ比1/3と1/2の励磁信号を切り替
えて用いた場合の特性図である。この場合モータ速度が
va以下の場合にデューティ1/3の励磁信号で駆動
し、速度がva以上になるとデューティ1/2の励磁信
号で駆動したものであり、図5に比べ最高回転数が増
し、高速時の効率が増す。図7は、デューティ比1/3
の励磁信号を速度上昇と共に位相角を進めて用いた場
合、即ち図5の状態において位相角を進ませた場合の特
性図であり、図5に比べ最高回転数がやや増加すると共
に、効率のピークが高トルク側に移動し高トルク側の効
率の落ち込みが緩やかになっている。図8は、デューテ
ィ比1/3と1/2の励磁信号を速度上昇と共に切り替
えて用いる共にそれぞれのデューティにおいて速度上昇
と共に位相角を進めた場合の特性図であり、即ち図7の
状態においてさらに高速時に1/2の励磁信号を位相角
を進めて用いたものである。この場合、図7に比べ更に
最高回転数が上昇し、効率のピークがより高トルク側に
移動し高トルク側の効率の落ち込みがより緩やかになっ
ている。図ではデューティが120度と180度におい
て位相角を進めた場合について説明したが、他のデュー
ティにおいても速度上昇と共に位相角を進めることで同
様の効果が得られる。
【0018】以上の結果より、モータ速度が上昇するに
従いデューティ比を高くしかつ位相角(リード角)を進
ませることにより、最高回転数の上昇と、効率のピーク
の高トルク側への移動及び高トルク側の効率の落ち込み
の緩和等を実現できることが判明した。従って、本実施
例のようにモータ速度が上昇するに従いデューティを1
20度から180度まで20度ずつ増加し、かつ位相角
を20度ずつ進めることにより、常に高い効率でモータ
を駆動し滑らかにモータ速度を上昇すると共に、最高回
転数をより上昇することができる。
【0019】尚、本実施例では速度偏差ΔvがV3以下
になるとデューティを180度とし、リード角を60度
としたが、モータ速度が更に増加した場合(速度偏差が
更に減少した場合)にリード角を更に進める(増加す
る)とともにデューティを維持または減少するように設
計しても良い。例えば、速度偏差ΔvがV3≧Δv>V
4(V3>V4)の時はデューティを180度、リード
角を60度とし、速度偏差ΔvがV4以下になるとデュ
ーティを180度に維持したままリード角を増加、例え
ば80度に増加しても良い(図4の(r), (s),
(t))。また、速度偏差ΔvがV4以下になるとデュ
ーティを180度未満、例えば160度としリード角を
増加、例えば80度に増加しても良い。また、速度偏差
ΔvがV3以下の場合のデューティ、リード角の減少を
2段階以上に分けて制御するようにしても良い。このよ
うにすることにより、高速時の電流の無駄を一層省く事
ができる。
【0020】尚、本実施例ではデューティ信号(励磁信
号)のデューティを20度ずつ増加するようにしたが、
例えば10度ずつ増加するようにしても良い。その場合
は例えばカウンタ18をパルス信号CPの立ち上がり及
び立ち下がりに応答して計数するようにすれば、カウン
タ18の計数値はモータのロータの電気角10度毎の回
転に従って増加するため、デューティ信号のデューティ
を10度毎に増加可能である。また、同様に各デューテ
ィ信号の位相角を10度毎に進めることも可能である。
また、ホールセンサー6a〜6cの間隔及びエンコーダ
4のスロットの間隔を調整することでパルス信号FG,
CPの発生周期を変え、それによりデューティ信号のデ
ューティの変化角度及び位相角の変化角度を自由に設定
できる。
【0021】次に第2実施例について説明する。上記実
施例では速度検出値vdが速度設定値vsに達する迄、
徐々にデューティを増加及びリード角を増加し、デュー
ティが180度に達するとデューティを180度に維持
または徐々に減少すると共にリード角をさらに増加する
ようにしたが、本実施例では、速度設定値を固定値と
し、この速度設定値に応じて最も効率の良いデューティ
及びリード角のデューティ信号を用いるようにするもの
である。例えば、所定の低速v1を速度設定値として指
示した場合にはデューティを例えば120度としモータ
速度が設定値v1に達するまで徐々にリード角を進める
(例えば60度迄進める)ようにし、また所定の高速v
2を指示した場合には上記実施例にようにデューティ及
びリード角を増加していき最終的にはデューティを例え
ば180度、リード角を例えば60度に固定するように
するものである。このようにすれば、図7及び図8から
明らかなようにそれぞれの所定速度で最も効率よくモー
タを制御できる。
【0022】図9は第2実施例の構成例を示すブロック
図であり、図中、第1実施例と同一機能のものは同一参
照番号を付して説明を省略する。本実施例においては図
1の第1実施例の速度比較器20の前段にスイッチ28
を設け、速度設定値v1が指示されるとスイッチ28は
端子28a側に投入され、速度設定値v2が指示される
と端子28b側に投入され、更にスイッチ28の出力が
デューティ指示部21に与えられているものである。デ
ューティ指示部21は速度設定値v2が指示されると、
デューティを120度に固定し、速度偏差Δvが減少す
るに従いリード角を増加する。また、デューティ指示部
21は速度設定値v1が指示されると、最初はデューテ
ィを120度、リード角を0度とし、その後速度偏差Δ
vが減少するに従いデューティを徐々に増加すると共に
リード角を徐々に増加し、最終的にはデューティを18
0度、リード角を60度に固定する。
【0023】尚、速度設定値が低速v1でも、大きいト
ルクを必要とする場合はデューティを例えば180度に
設定しても良い。また、速度設定値に応じたデューティ
は120度、180度以外のデューティでも良い。
【0024】尚、上記各実施例ではホールセンサーとエ
ンコーダとを用いてパルス信号FG、CPを発生した
が、エンコーダのみで両方の信号を発生するようにして
も良い。この場合のエンコーダは図10に示すように、
図3に示すエンコーダの72個のスロットに加え更にパ
ルス信号FGを発生するための24個のスロットを同心
円状に等間隔に設ければ良い。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明においては2種類
のパルス信号、即ちブラシレスモータのロータの所定の
位相角位置に同期して発生される第1のパルス信号とロ
ータが所定角度回転する毎に発生される第2のパルス信
号を用意し、これらパルス信号に基づいてモータへの励
磁信号の位相を制御しているため、励磁信号のデューテ
ィ及びリード角を第1または第2パルス信号の周期に対
応する角度単位に制御可能となる。従って、機械的にリ
ード角を制御する必要なく、電気的にリード角を、更に
はデューティを第1または第2パルス信号の周期に対応
する角度単位に任意に制御可能となる。このため、励磁
信号のデューティ又はリード角を細かく制御したい場合
は第2パルス信号の発生される回転角度間隔を短く設定
すれば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】第1実施例におけるホールセンサーと磁極の位
置を示す図である。
【図3】第1実施例におけるエンコーダを示す図であ
る。
【図4】図1の各部における信号波形を示すタイミング
チャートである。
【図5】デューティ比1/3の励磁信号を用いた場合の
モータの回転数とトルクと効率との関係を示す特性図で
ある。
【図6】デューティ比1/3と1/2の励磁信号を切り
替えて用いた場合のモータの回転数とトルクと効率との
関係を示す特性図である。
【図7】デューティ比1/3の励磁信号を位相角を進め
て用いた場合のモータの回転数とトルクと効率との関係
を示す特性図である。
【図8】デューティ比1/3と1/2の励磁信号を位相
角を進め切り替えて用いた場合のモータの回転数とトル
クと効率との関係を示す特性図である。
【図9】本発明の第2実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図10】第1、第2実施例におけるエンコーダの変形
例を示す図である。
【符号の説明】
2 ブラシレスモータ 4 エンコーダ 6a〜6c ホールセンサー 8 光検出器 10 タイミング信号発生器 12 速度検出器 14 位相角検知部 16,18 カウンタ 20 速度比較器 21 デューティ指示部 22 デューティ信号発生器 26U〜26W ステータコイル 30 デューティ信号発生部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラシレスモータのロータの所定の位相
    角位置に応答して第1のパルス信号を発生する第1のパ
    ルス発生手段と、 上記ロータが所定角度回転する毎に第2のパルス信号を
    発生する第2のパルス発生手段と、 上記モータの回転速度を検出する手段と、 上記モータの速度設定値と上記モータの速度検出値との
    偏差を求める手段と、 上記第1及び第2のパルス信号に基づいて上記モータへ
    の励磁信号を発生する手段とを備え、上記励磁信号発生
    手段は上記偏差が小さくなるに従い上記励磁信号のデュ
    ーティ比又はリード角を大きくするようにしたことを特
    徴とするブラシレスモータの位相角制御装置。
  2. 【請求項2】 上記励磁信号発生手段は、上記第1及び
    第2パルス信号をそれぞれ計数するカウンタを有し、該
    カウンタの計数値に基づいて上記励磁信号を発生するこ
    とを特徴とする請求項1のブラシレスモータの制御装
    置。
  3. 【請求項3】 上記励磁信号発生手段は、上記第1パル
    ス信号を計数する第1のカウンタと上記第2パルス信号
    を計数する第2カウンタを有し、該第1及び第2カウン
    タの計数値に基づいて上記励磁信号を発生することを特
    徴とする請求項1のブラシレスモータの制御装置。
  4. 【請求項4】 上記第1パルス信号の周期は上記第2パ
    ルス信号の周期より大きいことを特徴とする請求項1の
    ブラシレスモータの制御装置。
  5. 【請求項5】 上記第1のパルス信号発生手段は上記モ
    ータのステータの内周辺に設けられたホールセンサーを
    有し、上記第2のパルス信号発生手段は上記モータのロ
    ータに同期して回転するエンコーダを有することを特徴
    とする請求項3のブラシレスモータの制御装置。
  6. 【請求項6】 上記第1及び第2のパルス信号発生手段
    は上記モータのロータに同期して回転するエンコーダか
    ら構成されることを特徴とする請求項3のブラシレスモ
    ータの制御装置。
  7. 【請求項7】 上記励磁信号発生手段は、上記偏差が所
    定値以下になると上記励磁信号のデューティを固定し、
    リード角を上記偏差が上記所定値より小さくなるに従い
    大きくすることを特徴とする請求項1 のブラシレスモ
    ータの制御装置。
  8. 【請求項8】 上記励磁信号発生手段は、上記偏差が所
    定値以下になると上記励磁信号のデューティを上記偏差
    が上記所定値より小さくなるに従い小さくし、リード角
    を上記偏差が上記所定値より小さくなるに従い大きくす
    ることを特徴とする請求項1のブラシレスモータの制御
    装置。
  9. 【請求項9】 ブラシレスモータのロータの所定の位相
    角位置に応答して第1のパルス信号を発生する第1のパ
    ルス発生手段と、 上記ロータが所定角度回転する毎に第2のパルス信号を
    発生する第2のパルス発生手段と、 上記モータの回転速度を検出する手段と、 上記モータの速度設定値と上記モータの速度検出値との
    偏差を求める手段と、 上記第1及び第2のパルス信号に基づいて上記モータへ
    の励磁信号を発生する手段とを備え、上記励磁信号発生
    手段は上記偏差が小さくなるに従い上記励磁信号のデュ
    ーティ比及びリード角を大きくするようにしたことを特
    徴とするブラシレスモータの位相角制御装置。
  10. 【請求項10】 上記励磁信号発生手段は、上記第1及
    び第2パルス信号をそれぞれ計数するカウンタを有し、
    該カウンタの計数値に基づいて上記励磁信号を発生する
    ことを特徴とする請求項10のブラシレスモータの制御
    装置。
  11. 【請求項11】 上記励磁信号発生手段は、上記励磁信
    号のデューティ及びリード角を上記第1または第2パル
    ス信号の周期に対応する角度単位に制御することを特徴
    とする請求項10のブラシレスモータの位相角制御装
    置。
  12. 【請求項12】 ブラシレスモータのロータの所定の位
    相角位置に同期した第1のパルス信号と上記ロータが所
    定角度回転する毎に発生される第2のパルス信号に基づ
    いて、上記モータの速度設定値と上記モータの速度検出
    値との偏差が小さくなるに従いデューティ比及びリード
    角が大きくなるように上記モータへの励磁信号の位相を
    制御することを特徴とするブラシレスモータの位相角制
    御方法。
  13. 【請求項13】 上記励磁信号のデューティ及びリード
    角を上記第1または第2パルス信号の周期に対応する角
    度単位に制御することを特徴とする請求項12のブラシ
    レスモータの位相角制御方法。
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