JP2003199192A - スピーカ用ダンパー及びスピーカ - Google Patents

スピーカ用ダンパー及びスピーカ

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JP2003199192A
JP2003199192A JP2002274623A JP2002274623A JP2003199192A JP 2003199192 A JP2003199192 A JP 2003199192A JP 2002274623 A JP2002274623 A JP 2002274623A JP 2002274623 A JP2002274623 A JP 2002274623A JP 2003199192 A JP2003199192 A JP 2003199192A
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damper
speaker
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voice coil
inner peripheral
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JP2002274623A
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Koichi Kuze
光一 久世
Hiroyuki Takewa
弘行 武輪
Kazuhide Sato
和栄 佐藤
Mikiro Iwasa
幹郎 岩佐
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピーカ用ダンパーは、振動板の振動方向に
動き易くするために波形の断面形状が一般的に用いられ
る。この場合、ローリング現象が生じ易くなり、大入力
時にはボイスコイルが破損し易くなる。 【解決手段】 ダンパー3Aにおいて、内周波形部11
と外周波形部11とを設け、その間に平坦部10を設け
る。平坦部10は半径方向Rに弾性変形しないので、ダ
ンパー3Aは波形部の弾性変形によって振動方向Zの振
幅の線形性を確保しつつ、ボイスコイルボビン及び振動
板のローリング現象を抑止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動板の支持系で
あるスピーカ用ダンパーと、このダンパーを用いたスピ
ーカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスピーカの構造と、スピーカ用ダ
ンパーについて説明する。図34は従来のダンパーを用
いたスピーカの構造を示す断面図である。このスピーカ
は図に示すように、ボイスコイルボビン1、振動板2、
ダンパー3P、エッジ4、フレーム5を有している。
尚、図中のZはスピーカの動作時のボイスコイルボビン
1の振動方向を示し、RはZ方向に垂直な方向、即ちス
ピーカの径方向を示す。
【0003】ボイスコイルボビン1はその下部にボイス
コイル1aが回巻され、ダンパー3Pによって振動板2
とともにフレーム5に弾性的に保持される。振動板2の
外周部はエッジ4によってフレーム5に振動自在に支持
される。マグネット6、ヨーク7、プレート8により磁
気回路が形成され、磁気ギャップ9に磁束が生じる。磁
気ギャップ9内に位置するボイスコイル1aに信号電流
が加えられると、磁気ギャップ9の磁束によりボイスコ
イルボビン1は信号電流に比例した駆動力でZ方向に振
動する。その振動が振動板2に伝達され、音が放射され
る。
【0004】このような従来のスピーカにおいては、ボ
イスコイルボビン1と振動板2とを信号電流に追従して
振動させるために、ダンパー3Pの断面形状を波形にす
る。そしてダンパーの半径方向を伸縮自在にすることに
よって、ダンパー3PをZ方向に振動し易くしている。
しかし、ダンパー3Pの断面形状が波形であると、R方
向にも振動し易くなる。理想的にはボイスコイルボビン
1と振動板3は信号電流に比例してZ方向にだけ振動す
ればよい。しかし、実際のスピーカは組み立てのばらつ
き、重量バランスのばらつき、設置方法による加重のか
かり方によって、Z方向の振動と同時にR方向への振動
が誘発される。
【0005】R方向の振動はローリング現象と呼ばれ
る。ローリング現象が生じると、スピーカの動作時にボ
イスコイル1aがヨーク7又はプレート8に当たって異
常音が発生したり、ボイスコイル1aが破壊したりす
る。また、その当たり現象を防止するために磁気ギャッ
プ9の間隔を広げると、スピーカの電気音響変換の能率
が低下する。従って、磁気ギャップ9の間隔を所定値に
保持した状態でローリング現象の発生を抑制することが
できれば、異常音の発生やボイスコイル1aの破壊を防
止し、かつ能率の高い高性能スピーカが実現できる。
【0006】ダンパーの剛性を高め、最低共振周波数が
信号電流のレベルによって変移することを防止したスピ
ーカ用ダンパーがある(特許文献1参照)。これは文献
1の第1図及び第2図に示すように、ダンパー部材4の
内周部に対して剛性部17を設けている。この剛性部
は、例えばハニカム構造体、樹脂シート、紙、金属な
ど、外周部の素材よりも剛性のある素材を用いることを
特徴とするものである。こうすると、第3図に示すよう
に入力パワーが変化しても最低共振周波数f0が変動し
にくくなる。この考案はローリング現象を抑制し、振動
板の振幅の線形性を確保することを目的とするものでは
ない。
【0007】また同じくダンパーの剛性を高め、最低共
振周波数が信号電流のレベルによって変位することを防
止したスピーカ用ダンパーがある(特許文献2参照)。
これは文献2の第1図及び第2図に示すように、ダンパ
ー部材4の内周部に対してリブ等の隆起部15を設けて
いる。この考案は、振幅の大きなウーファ用のダンパー
において、小振幅時と大振幅時とでは機能する部分が異
なるので、最低共振周波数f0が入力レベルよって変移
することを防止するための工夫である。この考案もロー
リング現象を抑制し、振動板の振幅の線形性を確保する
ことを目的とするものではない。
【0008】
【特許文献1】実開昭62−109596(1頁〜5
頁、第1図、第2図)
【特許文献2】実開昭62−109597(1頁〜5
頁、第1図、第2図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図35は平板状のダン
パーを用いた仮想的なスピーカの断面図である。この図
のスピーカのように、ダンパー3Qを完全に平面で構成
すればR方向に動きにくくなり、ローリング現象を抑え
ることができる。しかし、同時にダンパー3QがZ方向
にも振動しにくくなるために、駆動力に対する振動板2
の振幅の線形性が得られず、スピーカの音質が著しく損
なわれ、最大音圧も低下する。
【0010】図36は図35に示したスピーカに用いら
れている平面状のダンパー3Qを解析対象にし、ダンパ
ーの外周を固定し、内周にZ方向の力を加えて、ダンパ
ーの各部位をZ方向に変位させたとき、半径位置とその
部位に加わる応力との関係を示した特性図である。図3
6の横軸はダンパーにおける各部位の半径位置を示し、
縦軸はダンパーの各部位に加わる応力を示している。こ
の特性から判るように、応力の大きな部位はダンパーの
外周部と内周部である。従って、これらの部分をZ方向
に可動しやすいように波形形状とし、その他の部位はR
方向に可動しにくいように平面状にすれば、ローリング
現象を抑制し、振動板の振幅の線形性を損なうことのな
い優れたダンパーを実現できるはずである。
【0011】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、振動板を振動自在に保持する
と共に、振動方向Zの振幅の線形性を確保しつつ、ボイ
スコイルボビン及び振動板のローリング現象を抑止する
ことができるスピーカ用ダンパーを実現し、このダンパ
ーを用いたスピーカを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、中央開口部を有するよう環状部材で構成されたスピ
ーカ用ダンパーであって、外周部に少なくとも一つの凹
又は凸の環状波形を有する外周波形部と、前記中央開口
部に隣接する内周部に少なくとも一つの凹又は凸の環状
波形を有する内周波形部と、前記外周波形部と内周波形
部の間に設けられ、環状平坦面を有する平坦部と、を具
備することを特徴とするものである。
【0013】本願の請求項2の発明は、請求項1のスピ
ーカ用ダンパーにおいて、前記平坦部の環状幅が、前記
外周波形部又は前記内周波形部の環状波形の溝幅以上で
あることを特徴とするものである。
【0014】本願の請求項3の発明は、請求項1のスピ
ーカ用ダンパーにおいて、前記外周波形部の外周輪郭及
び内周輪郭が楕円形であり、前記平坦部の少なくとも外
周輪郭が楕円形であることを特徴とするものである。
【0015】本願の請求項4の発明は、請求項1のスピ
ーカ用ダンパーにおいて、前記平坦部の径方向のヤング
率が、前記外周波形部の径方向のヤング率及び前記内周
波形部の径方向のヤング率の少なくとも一方より大きい
ことを特徴とするものである。
【0016】本願の請求項5の発明は、請求項1のスピ
ーカ用ダンパーにおいて、前記平坦部と前記外周波形部
との境界に環状波形を有する外側接続部を設け、前記平
坦部と前記内周波形部との境界に環状波形を有する内側
接続部を設けたことを特徴とするものである。
【0017】本願の請求項6の発明は、請求項5のスピ
ーカ用ダンパーにおいて、前記外側接続部の環状波形の
溝高さは前記外周波形部の環状波形の溝高さより小さ
く、前記内側接続部の環状波形の溝高さは前記内周波形
部の環状波形の溝高さより小さいことを特徴とするもの
である。
【0018】本願の請求項7の発明は、請求項5のスピ
ーカ用ダンパーにおいて、前記外側接続部及び前記内側
接続部の径方向のヤング率が、前記外周波形部及び内周
波形部の径方向のヤング率よりも小さいことを特徴とす
るものである。
【0019】本願の請求項8の発明は、請求項5のスピ
ーカ用ダンパーにおいて、前記外側接続部及び前記内側
接続部の粘弾性が、前記外周波形部及び内周波形部の径
方向の粘弾性よりも大きいことを特徴とするものであ
る。
【0020】本願の請求項9の発明は、請求項1のスピ
ーカ用ダンパーにおいて、前記平坦部の上面及び下面の
少なくとも一方に、平坦部の共振を抑止するために複数
個の突起部を設けたことを特徴とするものである。
【0021】本願の請求項10の発明は、請求項9のス
ピーカ用ダンパーにおいて、前記突起部は、前記平坦部
の環状平坦面に沿って放射状に配置されることを特徴と
するものである。
【0022】本願の請求項11の発明は、請求項9のス
ピーカ用ダンパーにおいて、前記突起部は、筋状突起で
あり、その断面形状が多角形であることを特徴とするも
のである。
【0023】本願の請求項12の発明は、請求項9のス
ピーカ用ダンパーにおいて、前記突起部は、前記平坦部
の環状平坦面に放射状に形成された筋状突起であり、前
記筋状突起の断面形状が多角形であることを特徴とする
ものである。
【0024】本願の請求項13の発明は、請求項12の
スピーカ用ダンパーにおいて、前記突起部は、円周方向
に隣り合うよう前記平坦部の上面及び下面に交互に配置
されたことを特徴とするものである。
【0025】本願の請求項14の発明は、請求項9のス
ピーカ用ダンパーにおいて、前記突起部は、前記平坦部
の環状平坦面に形成され、方向と長さがランダムな筋状
突起であり、前記筋状突起の断面形状が多角形であるこ
とを特徴とするものである。
【0026】本願の請求項15の発明は、請求項9のス
ピーカ用ダンパーにおいて、前記突起部は、菱形底面が
前記平坦部の環状平坦面に位置する四角錘体であり、前
記四角錘体が前記環状平坦面に沿って放射状に配置され
ることを特徴とするものである。
【0027】本願の請求項16の発明は、請求項9のス
ピーカ用ダンパーにおいて、前記突起部は、金属、高分
子樹脂、粘弾性体の何れかの材質で形成されることを特
徴とするものである。
【0028】本願の請求項17の発明は、スピーカフレ
ームと、前記スピーカフレームに外周部が振動自在に保
持されて空気振動を与える振動板と、前記振動板の内周
部に接合された筒状のボイスコイルボビンと、前記ボイ
スコイルボビンに回巻されたボイスコイルと、前記ボイ
スコイルに電磁力を与える磁気回路と、前記スピーカフ
レームに外周部が振動自在に保持されて前記ボイスコイ
ルボビンを軸方向に振動自在に保持するダンパーと、を
具備するスピーカにおいて、前記ダンパーは、請求項1
〜16の何れか1項記載のスピーカ用ダンパーであるこ
とを特徴とするものである。
【0029】本願の請求項18の発明は、スピーカフレ
ームと、前記スピーカフレームに外周部が振動自在に保
持されて空気振動を与える振動板と、前記振動板の内周
部に接合された筒状のボイスコイルボビンと、前記ボイ
スコイルボビンに回巻されたボイスコイルと、前記ボイ
スコイルに電磁力を与える磁気回路と、前記スピーカフ
レームに外周部が振動自在に保持され、前記ボイスコイ
ルボビンの2つの異なる軸方向位置でその内周部が固着
され、前記ボイスコイルボビンを軸方向に振動自在に保
持する第1及び第2のダンパーと、を具備するスピーカ
において、前記第1及び第2ダンパーは、請求項1〜1
6の何れか1項記載のスピーカ用ダンパであって、前記
ボイスコイルボビンの2つの異なる軸方向位置でその内
周部が固着されることを特徴とするものである。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の各実施の形態におけるス
ピーカ及びスピーカ用ダンパーについて、図面を参照し
ながら説明する。なお、図34に示した従来例のスピー
カと同一の構成部品には同じ番号を付して詳細な説明は
省略する。
【0031】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1におけるスピーカ用ダンパー(以下、単にダンパー
という)の構造を示す平面図である。図2はダンパーの
中心軸を含むよう切断した場合のダンパーの形状を示す
断面図である。本実施の形態のダンパー3Aは、図1に
示すように中空開口部を有するよう環状部材で構成され
る。その内周部に凹凸の繰返しである波形の部分を形成
し、これを内周波形部11とする。またその外周部に凹
凸の繰返しである波形の部分を形成し、これを外周波形
部12とする。このような凹又は凸の環状溝を環状波形
と呼ぶ。
【0032】また内周波形部11と外周波形部12との
間に、ダンパーの半径方向と平行な環状平坦面を持つ平
坦部10を形成する。内周波形部11の内側を真円状に
開口し、ボイスコイルボビン1を固着できるようにす
る。ダンパー3Aをスピーカに組み入れた場合、図2に
示すようにボイスコイルボビン1の振動方向をZ軸と
し、ダンパー3Aの径方向をRとする。
【0033】このような構成によるダンパーの効果につ
いて説明する。平坦部10を設けることにより、ダンパ
ー3AはR方向に伸縮しにくくなる。ボイスコイルボビ
ン1の振動方向に関しては、内周波形部11と外周波形
部12の存在によって、応力が大きく加わる内周部と外
周部が可動し易くなる。このためダンパー素材の弾性疲
労を低減でき、ダンパー3AのZ方向の振動が妨げられ
にくくなる。その結果、ボイスコイルボビン1がローリ
ング現象を起こしにくくなり、線形性の優れたスピーカ
用のダンパーを得ることができる。
【0034】図3は一定の信号電流を印加したときのス
ピーカのボイスコイルの振動振幅を示した周波数特性図
である。横軸は周波数を対数軸で表し(log周波
数)、縦軸は相対振幅値を表す。図中のCは振幅値を示
す。Dはスピーカの最低共振周波数、Eは従来の波形ダ
ンパーのローリングの最も起きやすい周波数(以下、ロ
ーリング周波数という)、Fは実施の形態1のダンパー
を用いた場合のローリング周波数を示す。
【0035】スピーカの振動板の振幅は一般に、最低共
振周波数以上の領域では1オクターブ当たり12dBの
割合で減衰する。このため、周波数が高いほど振幅が小
さくなる。従って、ローリング周波数を高くすることに
より、ローリングの振幅量も小さくすることができる。
このため、磁気ギャップを必要以上に狭める必要が無く
なり、ボイスコイルの接触事故も防止できる。一例とし
て、断面から見た全長(外径寸法)がほぼ同じ長さであ
る従来のダンパーと実施の形態1のダンパーとを、スピ
ーカに適用した場合の比較例を下の表と図4〜図6に示
す。
【0036】下の表において、ローリング周波数と最低
共振周波数の比をRaとし、最低共振周波数を100H
zとした場合のローリング周波数の値をfR とし、ロー
リング周波数におけるR方向の振幅量をAR とし、Z方
向の最大振幅量をAZ とする。 Ra fR R Z 従来例 4.82 482 Hz 100 % 100 % 実施の形態1 5.79 579 Hz 75.8% 100 %
【0037】また図4はボイスコイルボビンの一部と従
来例のダンパー3Pの要部寸法を示す説明図である。ま
た図5はボイスコイルボビンの一部と本実施の形態のダ
ンパー3Aの要部寸法を示す説明図である。また図6は
ボイスコイルボビン1にZ方向の駆動力を与えた場合、
駆動力とダンパー3Pとダンパー3Aの内周部のZ方向
変位量との関係を示す特性図である。図6と上記の表よ
り、実施の形態1におけるダンパー3Aは振動板の最大
振幅を低減することなくローリング現象を抑える点で優
れた効果が得られることが判る。
【0038】なお、図4又は図34のダンパー3Pでは
凹及び凸の数は合計10個であるのに対し、図1又は図
5に示すダンパー3Aでは、内周波形部11の凹及び凸
の数は3個、外周波形部12の凹及び凸の数は3個、即
ち環状波形の数は合計6個となっている。即ち、ダンパ
ーの外径を変更しないで、凹及び凸の数を削減した部分
を平坦部10とする。尚、環状波形の数は任意の数でよ
く、製造のし易さ、振幅に対する線形性、スピーカの形
状に合わせて任意に選択できる。各種の試作結果によれ
ば、平坦部10の環状幅Wが、外周波形部又は内周波形
部の環状波形の溝幅以上であれば良いことが判明してい
る。
【0039】また、平坦部10の素材の材質は、内外周
波形部の材質よりもヤング率より高いもので構成しても
よい。例えば、平坦部10はプラスチック、内周波形部
11及び外周波形部12は布で構成する。平坦部の径方
向のヤング率が、外周波形部の径方向のヤング率及び内
周波形部の径方向のヤング率の少なくとも一方より大き
いものとしてもよい。この場合は、平坦部10の剛性が
大きくなるために、ローリング現象を抑える効果が更に
増大する。
【0040】(実施の形態2)次に本発明の実施の形態
2におけるダンパーについて説明する。図7は本実施の
形態におけるダンパーの構造を示す平面図であり、図8
は図7のO−P断面図、図9は図7のO−Q断面図であ
る。このダンパー3Bは外形が楕円形状の環状部材で構
成され、内周部にはボイスコイルボビン1を接合するた
めに、実施の形態1と同様に真円の開口を有している。
このダンパー3Bは、少なくとも外周輪郭が楕円形の平
坦部10Aと、外周輪郭及び内周輪郭が楕円形である外
周波形部12Aと、外周輪郭が平坦部10Aに適合した
内周波形部11Aとを有している。図7に示すように、
ダンパーの短軸方向をSとし、ダンパーの長軸方向をL
とする。各波形部の凹又は凸の幅及び間隔は、図8と図
9との比較で判るように、特にL軸方向ではその変化が
大きい。
【0041】上記の構成によるダンパーの効果について
説明する。楕円形状のダンパーのスティフネスは短軸方
向の形状に支配される。平坦部10Aの長軸方向の面積
を大きく設定することにより、通常の波形の楕円形状ダ
ンパーと比べ、スピーカの最低共振周波数を大きく変化
させることなく、ローリング現象を抑えることができ
る。
【0042】図10、図11、図12は本実施の形態の
ダンパーの他の構成例を示す図である。図10はダンパ
ー3Cの平面図、図11は図10のO−P断面図、図1
2は図10のO−Q断面図である。図10に示すよう
に、このダンパー3Cは、平坦部10Bと、内周波形部
11Bと、外周波形部12Bとを有している。このよう
に、平坦部10Bの外周の短径と内周の短径を同一にし
てもよい。このような構造でも、スピーカの最低共振周
波数を大きく変化させることなく、ローリング現象を抑
えることができる。
【0043】(実施の形態3)次に本発明の実施の形態
3におけるダンパーについて説明する。図13は本実施
の形態におけるダンパーの構造を示す断面図である。こ
のダンパー3Dは、平坦部10Cと、内周波形部11C
と、外周波形部12Cとを有している。平坦部10Cと
内周波形部11Cとの境界部に内側接続部13を形成す
る。平坦部10Cと外周波形部12Cとの境界部にも外
側接続部14を形成する。図中のZはこのダンパー3D
をスピーカに用いた場合のボイスコイルの振動方向を示
し、Rはダンパー3Dの半径方向を示す。
【0044】内側接続部13は内周及び外周波形部の一
つの凹又は凸の溝高さ(又は溝深さ)以下の高さ(深
さ)を有する環状波形で構成し、内周波形部11Cと平
坦部10Cの内周とを接続する。外側接続部14は内周
及び外周波形部の一つの凹又は凸の溝高さ(又は溝深
さ)以下の環状波形で構成し、外周波形部12Cと平坦
部10Cの外周とを接続する。
【0045】これまでの実施の形態と同様に、平坦部1
0Cを設けることにより、ダンパー3DはR方向に伸縮
しにくくなる。ボイスコイルボビン1の振動方向である
Z方向に関しては、内周波形部11Cと外周波形部12
Cとを設けることによって所望の振幅が確保される。ま
た図36に示されるように平面ダンパーの応力が大きく
なる部分を可動し易くすることにより、ダンパー素材の
弾性疲労を低減できる。このためダンパー3Dの内周部
の振動の振幅制限が緩和される。その結果、ローリング
現象が起こりにくくなり、かつ線形性の優れたスピーカ
用のダンパーが得られる。以上の効果は実施の形態1と
同等である。
【0046】また、内側接続部13を介して平坦部10
Cと内周波形部11Cとを結合し、外周接続部14を介
して平坦部10Cと外周波形部12Cとを結合してい
る。従って内周波形部11Cと外周波形部12Cとが可
動し易くなり、更に線形性が向上する。また、大入力を
加えて大振幅で振動させたとき、内側接続部及び外側接
続部がない場合に比べて、平坦部と波形部の接続箇所に
加わる応力を分散させることができる。このため、ダン
パーの耐久性が向上し、接続箇所の弾性疲労や破断を防
止する効果が得られる。
【0047】なお、図13では内側接続部13又は外側
接続部14の凹又は凸の数は2個としたが、任意の数で
よい。また、外側接続部及び内側接続部の径方向のヤン
グ率が、外周波形部及び内周波形部の径方向のヤング率
よりも小さい方がよい。このように接続部の材料を内外
周波形部よりもヤング率の小さい材料で構成すれば、更
に可動性と線形性が向上する。また外側接続部及び内側
接続部の粘弾性が、外周波形部及び内周波形部の径方向
の粘弾性よりも高い材料で構成すれば、応力による歪を
内部損失によって吸収できる。この場合、更にダンパー
の耐久性が向上する。また、材料と形状の選択によっ
て、ダンパーの線形性、ローリング抑制効果、耐久性、
製造のし易さが向上し、スピーカの最低共振周波数など
を微調整することができる。
【0048】(実施の形態4)次に本発明の実施の形態
4におけるダンパーについて説明する。図14は本実施
の形態におけるダンパーの構造を示す平面図であり、図
15は図14のO−P断面図である。このダンパー3E
は、平坦部10Dと、内周波形部11Dと、外周波形部
12Dとを有している。そして平坦部10Dには多数の
突起部15を設ける。本実施の形態では突起部15の形
状は半球状であるが、その径や配置位置はランダムであ
る。尚、図15のZはダンパー3Eをスピーカに用いた
場合のボイスコイルの振動方向を示し、Rはダンパーの
半径方向を示す。
【0049】上記の構成によるダンパーの効果について
説明する。平坦部10Dを設けることにより、ダンパー
3EはR方向に伸縮しにくくなる。ボイスコイルボビン
の振動方向であるZ方向に関しては、内周波形部11D
と外周波形部12Dとを設けることによって所望の振幅
が確保される。また図36に示されるように平面ダンパ
ーの応力が大きくなる部分を可動し易くすることによ
り、ダンパー素材の弾性疲労を低減できる。このため、
ダンパー3Eの振動が抑圧されなくなる。またローリン
グ現象が発生しにくくなり、かつ線形性の優れたスピー
カ用のダンパーを得ることができる。このようにして実
施の形態1と同等の効果が得られる。
【0050】一方、平坦部10Dはその断面形状のため
に、円周方向の幅Wを1/2波長とする周波数で共振し
易くなる。このため共振によりスピーカの音質が損なわ
れる可能性がある。平坦部11Dに図14及び図15に
示すような突起部15を設けることにより、共振点を分
散させることができる。このため、特定の共振周波数で
音質が劣化するのを防止することがができる。また、突
起部の存在によってR方向への強度が増すため、ローリ
ング現象を抑える効果が一層増大する。なお図15にお
いて、突起部15は上側に突出するように設けている
が、下側に突出させても同じ効果が得られる。
【0051】図16〜図20は本実施の形態のダンパー
の他の構成例を示す図である。図16は中空の突起部を
有するダンパー3Fの構成を示す断面図である。図16
のダンパー3Fは、平坦部10Eと、内周波形部11E
と、外周波形部12Eとを有している。半球殻状の突起
部15Aは平坦部10Eの一面に設けてもよく、両面に
設けてもよい。
【0052】図17は内部が充填された(以下、中実と
いう)突起部を有するダンパー3Gの構成を示す断面図
である。図17のダンパー3Gは、平坦部10Fと、内
周波形部11Fと、外周波形部12Fとを有している。
そして平坦部10Fに内部が充填された半球状の突起部
15Bを設ける。厚さが均一なシート状の材料で金型を
押してダンパーを形成する場合、図16のように内部が
空洞になる。ダンパーを樹脂の注入による型成形する場
合は、図17のように突起部の内部に充填する。ダンパ
ーの重量、共振抑制効果、ローリング抑制効果、成形性
を考慮して、設計者が自由に材料を選択できる。
【0053】図18は断面が3角形の筋状突起部を有す
るダンパー3Hの構成を示す平面図、図19は図18の
O−P断面図である。図18及び図19に示すダンパー
3Hは、平坦部10Gと、内周波形部11Gと、外周波
形部12Gとを有している。そして平坦部10Gに断面
が3角形の筋状突起部15Cを設ける。突起部15Cの
長さ、方向、形成位置は図18に示すようにランダムに
する。
【0054】図20は断面が4角形の筋状突起部を有す
るダンパー3Iの構成を示す断面図である。図20に示
すダンパー3Iは、平坦部10Hと、内周波形部11H
と、外周波形部12Hとを有している。そして平坦部1
0Hには断面が4角形の筋状突起部15Dを設ける。こ
の場合も筋状突起部15Dをランダムに配置する。これ
らの筋状突起部はダンパー3H又は3Iと別の材料で構
成して、環状平坦面に固着させてもよい。例えば、筋状
突起部以外の部分は布で一体成形し、筋状突起部はプラ
スチックやアルミニウムで成形し、後から筋状突起部を
平坦部10Hに貼り付けることも可能である。筋状突起
部をヤング率の高い材料で構成すれば、平坦部の補強の
効果が増大し、ローリング現象抑制効果と共振抑制効果
が向上する。また筋状突起部をゴムなどの粘弾性の高い
材料で成形すれば、平坦部の共振先鋭度を下げることが
でき、共振抑制効果が向上する。勿論、筋状突起部の断
面形状は、半円状でも任意の多角形でもよい。
【0055】(実施の形態5)次に本発明の実施の形態
5におけるダンパーについて説明する。図21は本実施
の形態におけるダンパーの構造を示す平面図である。図
22は図21のO−P断面図であり、図23は図21の
A−B断面図である。このダンパー3Jは、平坦部10
Jと、内周波形部11Jと、外周波形部12Jとを有し
ている。そして平坦部10Jに放射状突起部16を設け
る。放射状突起部16は、図23に示すように断面が3
角形で中空の筋状に成形されたものである。放射状突起
部16は図21に示すようにダンパー3Jの半径方向に
沿って放射状に配置される。なお、図22に示すZはこ
のダンパー3Jをスピーカに用いた場合のボイスコイル
の振動方向を示し、Rはダンパー3Jの半径方向を示
す。
【0056】上記の構成によるダンパーの効果について
説明する。平坦部10Jを設けることにより、ダンパー
3JはR方向に伸縮しにくくなる。ボイスコイルボビン
の振動方向であるZ方向に関しては、内周波形部11J
と外周波形部12Jによって、平面ダンパーの応力が大
きく加わるところが可動し易くなる。このため、ダンパ
ー3Jの振動時の振幅が確保される。その結果、ローリ
ング現象を起こしにくく、かつ線形性の優れたスピーカ
用のダンパーを得ることができる。このようにして実施
の形態1と同等の効果が得られる。
【0057】一方、平坦部はその断面形状のために、円
周方向の幅Wを1/2波長とする周波数で共振し易くな
る。その共振によりスピーカの音質を損なう可能性があ
る。本実施の形態の平坦部10Jに、放射状突起部16
を設けることにより、平坦部10Jを補強して共振を抑
制することができる。また、放射状突起部16によっ
て、R方向への強度が増すため、ローリング現象を抑え
る効果が増大する。この効果は実施の形態3と同様であ
る。
【0058】放射状突起部の他の構成例を図24〜図2
6に示す。図23では中空の放射状突起部16は平坦部
10Jの上側に突出するように設けた。しかし図24の
平坦部10Kで示すように、放射状突起部16Aを上側
及び下側に突出させても同様の効果が得られる。また、
放射状突起部を上下両方に突出させ、円周方向に交互に
なるように配置してもよい。
【0059】また図25の平坦部10Lで示すように、
放射状突起部16Bの断面形状を中空の4角形としても
よい。更に、図26の平坦部10Mで示すように、放射
状突起部16Cの断面形状を中実の3角形としてもよ
い。これらの形状は設計者が、成形のし易さ、平坦部の
共振を抑制する効果、ローリング現象を抑制する効果、
及びダンパーの重量を考慮しながら任意に選択できる。
【0060】本実施の形態における放射状突起部は、別
の材料で構成して、平坦部に固着させてもよい。例え
ば、放射状突起部以外の部分は布で一体成形し、放射状
突起部はプラスチックやアルミニウムで成形し、後から
平坦部に貼り付けることも可能である。このように放射
状突起部をヤング率の高い材料で構成すれば、平坦部の
補強の効果が増大し、ローリング現象の抑制効果と共振
の抑制効果が向上する。放射状突起部をゴムなどの粘弾
性の高い材料で成形すれば、平坦部の共振先鋭度を下げ
ることができ、共振抑制効果が向上する。
【0061】本実施の形態のダンパーの他の構成例を図
27〜図31に示す。図27はダンパー3Lの構成を示
す平面図である。図28は図27の部分斜視図、図29
は図27のO−P断面図、図30は図27のA−B断面
図である。このダンパー3Lは、平坦部10N、内周波
形部11K、外周波形部12Kを有している。そして平
坦部10Nには4角錐状の突起部16Dを設ける。
【0062】突起部16Dは、図27及び図28に示す
ように底面がひし形で、中空の四角錘の形状を有してい
る。このような形状の突起部16Dは更に平坦部を補強
する効果が増すので、平坦部10Nの共振抑制とローリ
ング現象の抑制の効果が著しく増加する。なお、図30
では突起部16Dは上側に突出するように設けられてい
るが、下側に突出させてもよい。突起部の他の構成例を
図31に示す。図31の平坦部10Pには、突起部16
Eが上下交互に突出するよう形成される。この場合も同
じ効果が得られる。
【0063】(実施の形態6)次に本発明の実施の形態
6として、以上の実施の形態のダンパーが設けられたス
ピーカについて説明する。図32は本実施の形態におけ
るスピーカ(その1)の構造を断面図であり、図34に
示すスピーカと同一部分は同一の符号を付けて説明す
る。このスピーカは、ボイスコイルボビン1、振動板
2、ダンパー3A、エッジ4、フレーム5を含んで構成
される。ボイスコイルボビン1はダンパー3Aによって
保持される。そして、ボイスコイルボビン1は振動板2
とともにフレーム5に振動自在に支持される。また振動
板2の外周部はロール状のエッジ4によってフレーム5
に支持される。そしてマグネット6、ヨーク7、プレー
ト8により磁気回路が形成される。磁気回路の磁気ギャ
ップ9には所望の磁束密度が確保される。そしてボイス
コイル1aが磁気ギャップ9内に保持される。なお図中
のZはボイスコイルボビンの振動方向を示し、Rは振動
方向に垂直なダンパーの半径方向を示す。
【0064】図33は本実施の形態におけるスピーカ
(その2)の構造を断面図であり、図32に示すスピー
カと同一部分は同一の符号を付けて説明する。このスピ
ーカは、ボイスコイルボビン1、振動板2、第1のダン
パー3M、第2のダンパー3N、エッジ4、フレーム5
を含んで構成される。ボイスコイルボビン1は同軸の2
つのダンパー3M、3Nによって保持される。そして、
ボイスコイルボビン1は振動板2とともにフレーム5に
振動自在に支持される。また振動板2の外周部はロール
状のエッジ4によってフレーム5に支持される。
【0065】上記構成におけるスピーカの動作を説明す
る。ボイスコイル1aに信号電流が印加されると、磁気
ギャップ9の磁束によりボイスコイルボビン1は信号電
流に比例した駆動力で振動する。その振動が振動板2に
伝達され、音が放射される。
【0066】図34に示すように、従来のスピーカは全
面に波形部が形成されたダンパーが設けられたものが多
いが、このダンパーを実施の形態1〜実施の形態5に示
したものにすれば、スピーカのローリング現象を効果的
に抑制することができる。このような効果に加えて、図
33に示すスピーカでは、更に第1のダンパー及び第2
のダンパーでボイスコイルボビン1が支持されているの
で、ローリング現象の抑制効果が著しく増大する。また
一方のダンパーの弾性変形の上限値を所定値に制限する
ことにより、過大入力時の振動板の過大振幅を抑止し、
スピーカとしての性能劣化を防止することもできる。
【0067】なお、2つのダンパーは、実施の形態1で
示した同一のダンパーの組み合わせでもよく、実施の形
態1〜実施の形態5で示したダンパーの組み合わせでも
よい。ローリング現象の抑制効果と振動方向への線形性
を考慮しながら、設計者が自由に選択できる。
【0068】
【発明の効果】以上のように本発明のスピーカ用ダンパ
ーでは、外周波形部と内周波形部の間に平坦部を設けた
ことにより、振動板及びボイスコイルボビンのローリン
グ現象を抑制することができ、小振幅から大振幅時まで
振動板の振動の線形性を実現することができる。
【0069】またダンパーの平坦部に突起部を設けたこ
とにより、平坦部の剛性が向上し、平坦部自身の共振を
抑止することができる。この場合、平坦部の共振による
音質の劣化を防止することができる。
【0070】また、本発明のスピーカによれば、振動板
が大振幅で振動するときにもローリング現象を抑えるこ
とができる。このためボイスコイルの大電力駆動時にお
ける接触事故が解消される。またボイスコイルボビンと
ダンパーとを磁気回路に取り付ける際の位置精度が緩和
され、スピーカとしての製造上の歩留りが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるスピーカ用ダン
パーの構造を示す平面図である。
【図2】実施の形態1におけるスピーカ用ダンパーの構
造を示す断面図である。
【図3】スピーカの振動板の振幅特性と、最低共振周波
数及びローリング周波数との関係を示した特性図であ
る。
【図4】従来例のダンパーの形状と寸法を示す説明図で
ある。
【図5】実施の形態1におけるダンパーの形状と寸法を
示す説明図である。
【図6】従来例及び本実施の形態のスピーカにおいて、
振動板に対する駆動力と変位量との関係を示す特性図で
ある。
【図7】本発明の実施の形態2におけるスピーカ用ダン
パーの構造を示す平面図である。
【図8】実施の形態2におけるスピーカ用ダンパーの構
造を示し、図3のO−P断面図である。
【図9】実施の形態2におけるスピーカ用ダンパーの構
造を示し、図3のO−Q断面図である。
【図10】本発明の実施の形態2において、別形状のス
ピーカ用ダンパーの構造を示す平面図である。
【図11】実施の形態2において、別形状のスピーカ用
ダンパーの構造を示し、図6のO−P断面図である。
【図12】実施の形態2において、別形状のスピーカ用
ダンパーの構造を示し、図6のO−Q断面図である。
【図13】本発明の実施の形態3におけるスピーカ用ダ
ンパーの構造を示す断面図である。
【図14】本発明の実施の形態4におけるスピーカ用ダ
ンパーの構造を示す平面図である。
【図15】実施の形態4におけるスピーカ用ダンパーの
構造を示す断面図である。
【図16】実施の形態4における別形状(その1)のス
ピーカ用ダンパーの構造を示す断面図である。
【図17】実施の形態4における別形状(その2)のス
ピーカ用ダンパーの構造を示す断面図である。
【図18】実施の形態4における別形状(その3)のス
ピーカ用ダンパーの構造を示す平面図である。
【図19】実施の形態4における別形状(その3)のス
ピーカ用ダンパーの構造を示し、図14のO−P断面図
である。
【図20】実施の形態4における別形状(その4)のス
ピーカ用ダンパーの構造を示す断面図である。
【図21】本発明の実施の形態5におけるスピーカ用ダ
ンパーの構造を示す平面図である。
【図22】実施の形態5におけるスピーカ用ダンパーの
構造を示し、図21のO−P断面図である。
【図23】実施の形態5におけるスピーカ用ダンパーの
構造を示し、図21のA−B断面図である。
【図24】実施の形態5における別形状(その1)のス
ピーカ用ダンパーの構造を示し、図21のA−B断面図
である。
【図25】実施の形態5における別形状(その2)のス
ピーカ用ダンパーの構造を示し、図21のA−B断面図
である。
【図26】実施の形態5における別形状(その3)のス
ピーカ用ダンパーの構造を示し、図21のA−B断面図
である。
【図27】実施の形態5における別形状(その4)のス
ピーカ用ダンパーの構造を示す平面図である。
【図28】実施の形態5における別形状(その4)のス
ピーカ用ダンパーの構造を示す部分斜視図である。
【図29】実施の形態5における別形状(その4)のス
ピーカ用ダンパーの構造を示し、図27のO−P断面図
である。
【図30】実施の形態5における別形状(その4)のス
ピーカ用ダンパーの構造を示し、図27のA−B断面図
である。
【図31】実施の形態5における別形状(その5)のス
ピーカ用ダンパーの構造を示し、放射状突起部の部分断
面図である。
【図32】本発明の実施の形態6におけるスピーカ(そ
の1)の構造を示す断面図である。
【図33】本発明の実施の形態6におけるスピーカ(そ
の2)の構造を示す断面図である。
【図34】波形ダンパーを用いた従来のスピーカの構造
を示す断面図である。
【図35】平面ダンパーを用いた仮想的なスピーカの構
造を示す断面図である。
【図36】平面ダンパーを振動させたとき、半径位置と
応力分布との関係を示す特性図である。
【符号の説明】
1 ボイスコイルボビン 1a ボイスコイル 2 振動板 3 ダンパー 3A,3B,3C,3D,3E,3F,3G,3H,3
I,3J,3K,3L,3M,3N,3P,3Q ダン
パー 4 エッジ 5 フレーム 6 マグネット 7 ヨーク 8 プレート 9 磁気ギャップ 10,10A,10B,10C,10D,10E,10
F,10G,10H,10J,10K,10L,10
M,10N,10P 平坦部 11,11A,11B,11C,11D,11E,11
F,11G,11H,11J,11K 内周波形部 12,12A,12B,12C,12D,12E,12
F,12G,12H,12J,12K 外周波形部 13 内側接続部 14 外側接続部 15,15A,15B,16D,16E 突起部 15C,15D 筋状突起部 16,16A,16B,16C 放射状突起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 和栄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 岩佐 幹郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D012 BA08 BB01 BB02 CA04 CA07 CA08 CA09 5D016 AA09 FA02

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央開口部を有するよう環状部材で構成
    されたスピーカ用ダンパーであって、 外周部に少なくとも一つの凹又は凸の環状波形を有する
    外周波形部と、 前記中央開口部に隣接する内周部に少なくとも一つの凹
    又は凸の環状波形を有する内周波形部と、 前記外周波形部と内周波形部の間に設けられ、環状平坦
    面を有する平坦部と、を具備することを特徴とするスピ
    ーカ用ダンパー。
  2. 【請求項2】 前記平坦部の環状幅が、前記外周波形部
    又は前記内周波形部の環状波形の溝幅以上であることを
    特徴とする請求項1記載のスピーカ用ダンパー。
  3. 【請求項3】 前記外周波形部の外周輪郭及び内周輪郭
    が楕円形であり、前記平坦部の少なくとも外周輪郭が楕
    円形であることを特徴とする請求項1記載のスピーカ用
    ダンパー。
  4. 【請求項4】 前記平坦部の径方向のヤング率が、前記
    外周波形部の径方向のヤング率及び前記内周波形部の径
    方向のヤング率の少なくとも一方より大きいことを特徴
    とする請求項1記載のスピーカ用ダンパー。
  5. 【請求項5】 前記平坦部と前記外周波形部との境界に
    環状波形を有する外側接続部を設け、 前記平坦部と前記内周波形部との境界に環状波形を有す
    る内側接続部を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    スピーカ用ダンパー。
  6. 【請求項6】 前記外側接続部の環状波形の溝高さは前
    記外周波形部の環状波形の溝高さより小さく、 前記内側接続部の環状波形の溝高さは前記内周波形部の
    環状波形の溝高さより小さいことを特徴とする請求項5
    記載のスピーカ用ダンパー。
  7. 【請求項7】 前記外側接続部及び前記内側接続部の径
    方向のヤング率が、 前記外周波形部及び内周波形部の径方向のヤング率より
    も小さいことを特徴とする請求項5記載のスピーカ用ダ
    ンパー。
  8. 【請求項8】 前記外側接続部及び前記内側接続部の粘
    弾性が、前記外周波形部及び内周波形部の径方向の粘弾
    性よりも大きいことを特徴とする請求項5記載のスピー
    カ用ダンパー。
  9. 【請求項9】 前記平坦部の上面及び下面の少なくとも
    一方に、平坦部の共振を抑止するために複数個の突起部
    を設けたことを特徴とする請求項1記載のスピーカ用ダ
    ンパー。
  10. 【請求項10】 前記突起部は、 前記平坦部の環状平坦面に沿って放射状に配置されるこ
    とを特徴とする請求項9記載のスピーカ用ダンパー。
  11. 【請求項11】 前記突起部は、 筋状突起であり、その断面形状が多角形であることを特
    徴とする請求項9記載のスピーカ用ダンパー。
  12. 【請求項12】 前記突起部は、 前記平坦部の環状平坦面に放射状に形成された筋状突起
    であり、前記筋状突起の断面形状が多角形であることを
    特徴とする請求項9記載のスピーカ用ダンパー。
  13. 【請求項13】 前記突起部は、 円周方向に隣り合うよう前記平坦部の上面及び下面に交
    互に配置されたことを特徴とする請求項12記載のスピ
    ーカ用ダンパー。
  14. 【請求項14】 前記突起部は、 前記平坦部の環状平坦面に形成され、方向と長さがラン
    ダムな筋状突起であり、前記筋状突起の断面形状が多角
    形であることを特徴とする請求項9記載のスピーカ用ダ
    ンパー。
  15. 【請求項15】 前記突起部は、 菱形底面が前記平坦部の環状平坦面に位置する四角錘体
    であり、前記四角錘体が前記環状平坦面に沿って放射状
    に配置されることを特徴とする請求項9記載のスピーカ
    用ダンパー。
  16. 【請求項16】 前記突起部は、 金属、高分子樹脂、粘弾性体の何れかの材質で形成され
    ることを特徴とする請求項9記載のスピーカ用ダンパ
    ー。
  17. 【請求項17】 スピーカフレームと、前記スピーカフ
    レームに外周部が振動自在に保持されて空気振動を与え
    る振動板と、前記振動板の内周部に接合された筒状のボ
    イスコイルボビンと、前記ボイスコイルボビンに回巻さ
    れたボイスコイルと、前記ボイスコイルに電磁力を与え
    る磁気回路と、前記スピーカフレームに外周部が振動自
    在に保持されて前記ボイスコイルボビンを軸方向に振動
    自在に保持するダンパーと、を具備するスピーカにおい
    て、 前記ダンパーは、請求項1〜16の何れか1項記載のス
    ピーカ用ダンパーであることを特徴とするスピーカ。
  18. 【請求項18】 スピーカフレームと、前記スピーカフ
    レームに外周部が振動自在に保持されて空気振動を与え
    る振動板と、前記振動板の内周部に接合された筒状のボ
    イスコイルボビンと、前記ボイスコイルボビンに回巻さ
    れたボイスコイルと、前記ボイスコイルに電磁力を与え
    る磁気回路と、前記スピーカフレームに外周部が振動自
    在に保持され、前記ボイスコイルボビンの2つの異なる
    軸方向位置でその内周部が固着され、前記ボイスコイル
    ボビンを軸方向に振動自在に保持する第1及び第2のダ
    ンパーと、を具備するスピーカにおいて、 前記第1及び第2ダンパーは、請求項1〜16の何れか
    1項記載のスピーカ用ダンパであって、前記ボイスコイ
    ルボビンの2つの異なる軸方向位置でその内周部が固着
    されることを特徴とするスピーカ。
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