JP2003197905A - 半導体基板及び電界効果型トランジスタ並びにこれらの製造方法 - Google Patents

半導体基板及び電界効果型トランジスタ並びにこれらの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体基板及び電界効果型トランジスタ並び
にこれらの製造方法において、貫通転位密度と表面ラフ
ネスをより低くすること。 【解決手段】 Si基板1と、該Si基板1上のSiG
e層2とを備え、該SiGe層2は、Ge組成比が表面
に向けて漸次増加する傾斜組成層2a,2aを有し、傾
斜組成層2aの厚さ方向途中位置に、途中位置よりもG
e組成比が低いかまたはゼロのGe低組成層2dを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速MOSFET
等に用いられる半導体基板及び電界効果型トランジスタ
並びにこれらの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、Si(シリコン)基板上にSiG
e(シリコン・ゲルマニウム)層を介してエピタキシャ
ル成長した歪みSi層をチャネル領域に用いた高速のM
OSFET、MODFET、HEMTが提案されてい
る。この歪みSi−FETでは、Siに比べて格子定数
の大きいSiGeによりSi層に引っ張り歪みが生じ、
そのためSiのバンド構造が変化して縮退が解けてキャ
リア移動度が高まる。したがって、この歪みSi層をチ
ャネル領域として用いることにより通常の1.3〜8倍
程度の高速化が可能になるものである。また、プロセス
としてCZ法による通常のSi基板を基板として使用で
き、従来のCMOS工程で高速CMOSを実現可能にす
るものである。
【0003】しかしながら、FETのチャネル領域とし
て要望される上記歪みSi層をエピタキシャル成長する
には、Si基板上に良質なSiGe層をエピタキシャル
成長する必要があるが、SiとSiGeとの格子定数の
違いから、転位等により結晶性に問題があった。このた
めに、従来、以下のような種々の提案が行われていた。
【0004】例えば、SiGeのGe組成比を一定の緩
い傾斜で増加させたバッファ層を用いる方法、Ge(ゲ
ルマニウム)組成比をステップ状(階段状)に変化させ
たバッファ層を用いる方法、Ge組成比を超格子状に変
化させたバッファ層を用いる方法及びSiのオフカット
ウェーハを用いてGe組成比を一定の傾斜で変化させた
バッファ層を用いる方法等が提案されている(U.S.Pate
nt 5,442,205、U.S.Patent 5,221,413、PCT WO98/0085
7、特開平6-252046号公報等)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、以下のような課題が残されている。すな
わち、上記従来の技術を用いて成膜されたSiGe層
は、貫通転位密度や表面ラフネスがデバイス及び製造プ
ロセスとして要望されるレベルには及ばない状態であっ
た。
【0006】例えば、Ge組成比を一定の緩い傾斜で増
加させたバッファ層を用いる場合、Ge組成比の傾斜構
造中で発生する転位は、SiGe層に沿った方向に伸び
易くなって、SiGe層の特に表面側で転位の密度を抑
制することができる。しかし、まだ十分な低転位化を図
ることができていない。また、Ge組成比を階段状にし
たバッファ層を用いる場合では、表面ラフネスを比較的
少なくすることができるが、貫通転位密度が大きくなっ
てしまう不都合があった。また、オフカットウェーハを
用いる場合では、転位が成膜方向ではなく横に抜け易く
なるが、まだ十分な低転位化を図ることができていな
い。
【0007】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、貫通転位密度が低くかつ表面ラフネスも小さい半
導体基板及び電界効果型トランジスタ並びにこれらの製
造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために以下の構成を採用した。すなわち、本発明
の半導体基板は、Si基板と、該Si基板上のSiGe
層とを備え、該SiGe層は、Ge組成比が表面に向け
て漸次増加する傾斜組成層を有し、該傾斜組成層の厚さ
方向途中位置に、該途中位置における傾斜組成層のGe
組成比よりもGe組成比が低いかまたはゼロのGe低組
成層を有することを特徴とする。
【0009】また、本発明の半導体基板の製造方法は、
Si基板上にSiGe層をエピタキシャル成長させた半
導体基板の製造方法であって、前記Si基板上に、Si
Ge層をエピタキシャル成長するSiGe層形成工程を
備え、該SiGe層形成工程は、Ge組成比を表面に向
けて漸次増加させるSiGeの傾斜組成層を積層すると
ともに、傾斜組成層の厚さ方向途中位置に、該途中位置
における傾斜組成層のGe組成比よりもGe組成比が低
いかまたはゼロのGe低組成層を形成することを特徴と
する。
【0010】また本発明の半導体基板は、Si基板上に
SiGe層が形成された半導体基板であって、 上記の
半導体基板の製造方法により作製されたことを特徴とし
ている。
【0011】本発明者らは、SiGeの成膜技術につい
て研究を行ってきた結果、結晶中の転位が以下のような
傾向を有することがわかった。すなわち、SiGe層を
成膜する際に、成膜中に発生する転位は成膜方向に対し
て斜め方向又は横方向(成膜方向に直交する方向:<1
10>方向)のいずれかに伸び易い特性を持っている。
また、上記斜め方向に伸びた転位は、表面にまで貫通し
て貫通転位となってしまうと考えられる。Ge組成比を
単純に傾斜させて成膜すると、上記斜め方向に走った転
位が横方向に逃げるきっかけとなる部分(界面等)が無
く、表面にまで貫通してしまうと考えられる。
【0012】これに対し、これらの半導体基板及び半導
体基板の製造方法では、Si基板上のSiGe層を、G
e組成比を表面に向けて漸次増加させるSiGeの傾斜
組成層を積層するとともに、厚さ方向の少なくとも途中
位置に、その位置の傾斜組成層よりもGe組成比を低い
かまたはゼロのGe低組成層を形成しているので、上記
斜め方向に伸びた貫通転位が一度発生した場合であって
も、SiGe層内のGe低組成層部分でGeが減量して
いるため、転位の方位が界面に沿った向きを向きやすく
なり、転位がGe低組成層界面付近およびSi基板側に
閉じ込められる傾向がある。このため、前記傾斜組成層
において、転位がSiGe層に沿った方向に伸びやすく
なって第1のSiGe層中の特にGe低組成層より表面
側で転位の密度を抑制することができる。その結果、表
面に貫通する転位が低減される。また、傾斜組成層の途
中に、この傾斜組成層よりもGe組成比が低い、つま
り、傾斜組成層よりも固い層を挿入することにより、後
述するように、表面ラフネスを、Ge組成比が一定の傾
斜で変化したSiGe層の場合に比べてよりいっそう低
減することが可能となる。
【0013】本発明の半導体基板において、前記Ge低
組成層は、前記傾斜組成層のGe組成比の最高値に対
し、1/3〜2/3の組成比に対応する厚さ方向位置に
形成されていることが好ましく、より好ましくは、前記
Ge低組成層は、前記傾斜組成層のGe組成比の最高値
に対し、1/2の組成比に対応する厚さ方向位置に形成
されている。
【0014】本発明における半導体基板の製造方法にお
いて、前記Ge低組成層を、前記傾斜組成層のGe組成
比の最高値に対し、1/3〜2/3の組成比に対応する
厚さ方向位置に形成することが好ましく、より好ましく
は、前記Ge低組成層を、前記傾斜組成層のGe組成比
の最高値に対し、1/2の組成比に対応する厚さ方向位
置に形成する。
【0015】このようにGe低組成層の形成位置を、G
e組成比の最高値に対して1/3〜2/3の組成比に対
応する厚さ方向位置に対応する範囲に設定した場合であ
ると、後述するように、表面に貫通する転位の密度を、
Ge組成比が一定の傾斜で変化したSiGe層の場合に
比べて低減することができるとともに、表面ラフネスの
悪化を抑制することができる。またGe低組成層の形成
位置を、Ge組成比の最高値に対して1/2の組成比に
対応する厚さ方向位置に対応して設定した場合である
と、後述するように、表面に貫通する転位の密度を、G
e組成比が一定の傾斜で変化したSiGe層の場合に比
べてよりいっそう低減することが可能となるとともに、
表面ラフネスの悪化をさらに抑制することができる。
【0016】また、本発明の半導体基板およびその製造
方法において、前記Ge低組成層の厚み寸法が、膜厚の
増加により転位を発生して格子緩和が生ずる膜厚である
臨界膜厚以下に設定されていることが好ましい。このよ
うにGe低組成層が臨界膜厚より薄く成膜されるため、
Ge低組成層成膜中では膜厚に応じて歪みエネルギーが
大きくなるが転位の生成は少ないため、Ge低組成層に
よって転位が増加することはない。Ge低組成層よりS
i基板側で生成した転位は、Ge低組成層の界面に沿っ
て伸びやすく、SiGe層表面までの転位の貫通が抑制
されると共に、SiGe層表面の表面ラフネスの悪化も
抑制される。
【0017】また、本発明の半導体基板およびその製造
方法において、前記Ge低組成層のGe組成比が、Ge
低形成層が形成された厚さ方向位置における傾斜組成層
のGe組成比に対し、2/5より小さく設定されている
ことが好ましい。これにより、表面に貫通する転位の密
度を、Ge組成比が一定の傾斜で変化したSiGe層の
場合に比べて低減することができ、より好ましくは、G
e低組成層におけるGe組成比を略0に設定することが
できる。これによって、より一層表面に貫通する転位の
密度を低減することが可能となる。
【0018】なお、本発明において、厚さ方向に離間し
てGe低組成層を複数形成することもできる。
【0019】本発明の半導体基板は、上記本発明の半導
体基板の前記SiGe層上に直接又は他のSiGe層を
介して配された歪みSi層を備えていることを特徴とす
る。また、本発明の歪みSi層の形成方法は、Si基板
上にSiGe層を介して歪みSi層を形成する方法であ
って、前記Si基板上に、上記本発明のSiGe層の形
成方法によりSiGe層をエピタキシャル成長する工程
と、該SiGe層上に直接又は他のSiGe層を介して
歪みSi層をエピタキシャル成長する工程とを有するこ
とを特徴とする。また、本発明の半導体基板は、Si基
板上にSiGe層を介して歪みSi層が形成された半導
体基板であって、上記本発明の歪みSi層の形成方法に
より前記歪みSi層が形成されていることを特徴とす
る。
【0020】上記半導体基板では、上記本発明の半導体
基板のSiGe層上に直接又は他のSiGe層を介して
配された歪みSi層を備え、また上記歪みSi層の形成
方法では、上記本発明のSiGe層の形成方法によりエ
ピタキシャル成長したSiGe層上に直接又は他のSi
Ge層を介して歪みSi層をエピタキシャル成長し、ま
た、上記半導体基板では上記本発明の歪みSi層の形成
方法により歪みSi層が形成されているので、表面状態
が良好なSiGe層上にSi層を形成でき、良質な歪み
Si層を形成することができる。例えば歪みSi層をチ
ャネル領域とするMOSFET等を用いた集積回路用の
基板として好適である。
【0021】本発明の電界効果型トランジスタは、Si
Ge層上にエピタキシャル成長された歪みSi層にチャ
ネル領域が形成される電界効果型トランジスタであっ
て、上記本発明の半導体基板の前記歪みSi層に前記チ
ャネル領域が形成されていることを特徴とする。
【0022】本発明の電界効果型トランジスタの製造方
法は、SiGe層上にエピタキシャル成長された歪みS
i層にチャネル領域が形成される電界効果型トランジス
タの製造方法であって、上記本発明の歪みSi層を有す
る半導体基板の製造方法により作製された半導体基板の
前記歪みSi層に前記チャネル領域を形成することを特
徴とする。また、本発明の電界効果型トランジスタは、
SiGe層上にエピタキシャル成長された歪みSi層に
チャネル領域が形成される電界効果型トランジスタであ
って、上記本発明の電界効果型トランジスタの製造方法
により作製されたことを特徴とする。
【0023】これらの電界効果型トランジスタ及び電界
効果型トランジスタの製造方法では、上記本発明の半導
体基板の前記歪みSi層にチャネル領域が形成され、又
は上記本発明の歪みSi層の形成方法により、チャネル
領域が形成される歪みSi層が形成されるので、良質な
歪みSi層により高特性な電界効果型トランジスタを高
歩留まりで得ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る第1実施形態
を、図1から図4に基づいて説明する。
【0025】図1は、本発明の半導体ウェーハ(半導体
基板)Wの断面構造を示すものであり、この半導体ウェ
ーハの構造をその製造プロセスと合わせて説明すると、
まず、CZ法等で引上成長して作製されたp型あるいは
n型Si基板1上に、図1及び図2に示すように、第1
のSiGe層2を例えば減圧CVD法によりエピタキシ
ャル成長する。
【0026】この際、図2及び図3に示すように、表面
側に向けて層内のGe組成比を漸次増加させた傾斜組成
層2aを2層積層状態にして、第1のSiGe層2を形
成する。また、これらの傾斜組成層2aの間には、厚さ
方向両側に接する各傾斜組成層2aよりもGe組成比が
低いGe低組成層2dを形成する。ここで、本実施形態
では、第1のSiGe層2の膜厚を1.5μmにし、こ
れら傾斜組成層2a,2aにおいて、増加するGe組成
比の傾斜率(表面に向けて増加するGe組成比の変化
率)をほぼ0.2/μmとしている。これにより、第1
のSiGe層2上面でのGe組成比をが0.3となるよ
う、傾斜組成層2a,2aでのGe組成比を、それぞれ
0から0.15、および、0.15から0.3まで順次
増加させている。
【0027】Ge低組成層2dは、図3に示すように、
傾斜組成層2a,2aにおいて表面に向けて漸次増加す
るGe組成比の最高値に対し、1/3〜2/3の組成比
に対応する厚さ方向位置に形成することが好ましく、さ
らに、前記Ge低組成層2dを、傾斜組成層2a,2a
において表面に向けて漸次増加するGe組成比の最高値
に対し、1/2の組成比に対応する厚さ方向位置に形成
することがより好ましい。具体的には、Ge低組成層2
dは、傾斜組成層2a,2aにおいて表面に向けて漸次
増加するGe組成比の最高値0.3に対し、組成比0.
1〜0.2に対応する厚さ方向位置に形成することが好
ましく、より好ましくは、Ge組成比の最高値0.3に
対し、組成比0.15に対応する厚さ方向位置である厚
さ0.75μmの傾斜組成層2a上に形成することがで
きる。
【0028】Ge低組成層2dの厚み寸法が、膜厚の増
加により転位を発生して格子緩和が生ずる膜厚である臨
界膜厚以下に設定されており、具体的には、20nm程
度とされる。このように、Ge低組成層2dが臨界膜厚
より薄く成膜されるため、Ge低組成層2d成膜中では
膜厚に応じて歪みエネルギーが大きくなるが転位は生成
しないので、Ge低組成層2dによって転位が増加する
ことはない。このため、転位は、Ge低組成層2dの界
面に沿って伸びやすく、第1のSiGe層2表面までの
転位の貫通が抑制されるとともに、第1のSiGe層2
表面の表面ラフネスの悪化も抑制される。ここでGe低
組成層2dが臨界膜厚より厚く成膜された場合には、転
位が第1のSiGe層2表面まで貫通する密度を低減す
ることができないため、好ましくない。
【0029】Ge低組成層2dにおいては、そのGe組
成比が、Ge低形成層2dが接する厚さ方向両側位置の
傾斜組成層2aのGe組成比に対し、2/5より小さく
設定されていることが好ましく、本実施形態において
は、Ge組成比は、0に設定されている。すなわち、S
iのみの構成とされる層も、Ge低組成層2dに含まれ
るものである。また、これら傾斜組成層2aにおいて、
Ge低組成層2dに接する傾斜組成層2aの界面では、
それぞれGe組成比が等しく設定されており、傾斜組成
層2aとしては、いわば、Ge組成比は連続的に変化し
ている。
【0030】次に、第1のSiGe層2上に、Ge組成
比が0.3で一定組成比の第2のSiGe層3を、緩和
層としてエピタキシャル成長する。さらに、第2のSi
Ge層3上にSiをエピタキシャル成長して歪みSi層
4を形成することにより、本実施形態の歪みSi層を備
えた半導体ウェーハWが作製される。なお、各層の膜厚
は、例えば、第1のSiGe層2が1.5μm、第2の
SiGe層3が0.6〜0.8μm、歪みSi層4が1
5〜22nmである。なお、上記減圧CVD法による成
膜は、例えばキャリアガスとしてH2 を用い、ソースガ
スとしてSiH4 及びGeH4 を用いている。
【0031】このように本実施形態の半導体ウェーハW
では、Si基板1上の第1のSiGe層2として、層内
のGe組成比を漸次増加させた傾斜組成層2aを複数層
積層状態にして形成し、厚み方向これらの傾斜組成層2
aの間位置に、厚さ方向両側の各傾斜組成層2aよりも
Ge組成比が低いGe低組成層2dを形成しているの
で、第1のSiGe層2内のGe低組成層2d部分でG
e組成比が減量しているため、転位はGe低組成層2d
界面付近およびSi基板側に閉じ込められる傾向があ
る。その結果、転位がGe低組成層2dに沿った方向に
伸びやすくなって、第1のSiGe層2の表面に貫通す
る転位が低減される。これにより、第1のSiGe層2
表面側で転位の密度と表面ラフネスを抑制することがで
きる。
【0032】さらに、本実施形態における半導体ウェー
ハWでは、Si基板1上の第1のSiGe層2における
Ge低組成層2dが、傾斜組成層2a,2aにおいて表
面に向けて漸次増加するGe組成比の最高値に対し、1
/3〜2/3の組成比に対応する厚さ方向位置に形成さ
れていることにより、表面に貫通する転位の密度を、G
e組成比が一定の傾斜で変化しただけのSiGe層の場
合に比べて低減することができ、さらに、Ge低組成層
2dが、傾斜組成層2a,2aにおいて表面に向けて漸
次増加するGe組成比の最高値に対し、1/2の組成比
に対応する厚さ方向位置に形成されていることにより、
表面に貫通する転位の密度と表面ラフネスをさらに抑制
することができる。
【0033】また、本実施形態における半導体ウェーハ
Wでは、Si基板1上の第1のSiGe層2におけるG
e低組成層2dが、膜厚の増加により転位を発生して格
子緩和が生ずる膜厚である臨界膜厚より薄く成膜される
ため、Ge低組成層2d成膜中では膜厚に応じて歪みエ
ネルギーが大きくなるが転位は生成しないので、Ge低
組成層2dによって転位が増加することはない。このた
め、転位は、Ge低組成層の界面に沿って伸びやすく、
第1のSiGe層表面までの転位の貫通が抑制されると
共に、第1のSiGe層表面の表面ラフネスの悪化も抑
制される。
【0034】また、本実施形態における半導体ウェーハ
Wでは、Si基板1上の第1のSiGe層2におけるG
e低組成層2dのGe組成比が、Ge低形成層2dが形
成された厚さ方向位置における傾斜組成層2aのGe組
成比に対し、2/5より小さく設定されていることによ
り、表面に貫通する転位の密度と表面ラフネスを、Ge
組成比が一定の傾斜で変化したSiGe層の場合に比べ
て低減することができる。さらに、Ge低組成層2dに
おけるGe組成比を0(ゼロ)に設定することで、より
一層表面に貫通する転位の密度と表面ラフネスを低減す
ることが可能となる。
【0035】次に、本発明の上記半導体ウェーハWを用
いた電界効果型トランジスタ(MOSFET)を、その
製造プロセスと合わせて図4に基づいて説明する。
【0036】図4は、本発明の電界効果型トランジスタ
の概略的な構造を示すものであって、この電界効果型ト
ランジスタを製造するには、上記の製造工程で作製した
半導体ウェーハW表面の歪みSi層4上にSiO2 のゲ
ート酸化膜5及びゲートポリシリコン膜6を順次堆積す
る。そして、チャネル領域となる部分上のゲートポリシ
リコン膜6上にゲート電極(図示略)をパターニングし
て形成する。
【0037】次に、ゲート酸化膜5もパターニングして
ゲート電極下以外の部分を除去する。さらに、ゲート電
極をマスクに用いたイオン注入により、歪みSi層4及
び第2のSiGe層3にn型あるいはp型のソース領域
S及びドレイン領域Dを自己整合的に形成する。この
後、ソース領域S及びドレイン領域D上にソース電極及
びドレイン電極(図示略)をそれぞれ形成して、歪みS
i層4がチャネル領域となるn型あるいはp型MOSF
ETが製造される。
【0038】このように作製されたMOSFETでは、
上記製法で作製された半導体ウェーハW上の歪みSi層
4にチャネル領域が形成されるので、良質な歪みSi層
4により高特性なMOSFETを高歩留まりで得ること
ができる。
【0039】次に、本発明に係る第2〜第4実施形態に
ついて、図5〜図7に基づいて説明する。
【0040】第2実施形態と第1実施形態との異なる点
は、第1実施形態では、Ge低組成層2dを第1のSi
Ge層におけるGe組成比の最高値0.3に対し、組成
比0.15に対応する厚さ方向位置に形成しているのに
対し、第2実施形態では、図5に示すように、Ge低組
成層2dを組成比0.075に対応する厚さ方向位置に
形成している点である。
【0041】第3実施形態と第1実施形態との異なる点
は、第2実施形態と同様、図6に示すように、Ge低組
成層2dを組成比0.225に対応する厚さ方向位置に
形成している点である。第4実施形態と第1実施形態と
の異なる点は、第2実施形態と同様、図7に示すよう
に、Ge低組成層2dを組成比0.3に対応する厚さ方
向位置、つまり、第1SiGe層2の表面位置に形成し
ている点である。
【0042】これらの第2〜第4実施形態では、上記第
1実施形態と同様に、Si基板1上の第1のSiGe層
2として、層内のGe組成比を漸次増加させた傾斜組成
層2aを形成し、厚み方向これらの傾斜組成層2aの途
中位置に、厚さ方向両側の各傾斜組成層2aよりもGe
組成比が低いGe低組成層2dを形成しているので、第
1のSiGe層2内のGe低組成層2d部分でGe組成
比が減量しているため、転位はGe低組成層2d界面付
近及びSi基板側に閉じ込められる傾向がある。その結
果、転位がGe低組成層2dに沿った方向に伸びやすく
なって、第1のSiGe層2の表面に貫通する転位が低
減される。これにより、第1のSiGe層2表面側で転
位の密度や表面ラフネスを抑制することができる。
【0043】なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態
に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲において種々の変更を加えることが可能である。
【0044】例えば、上記各実施形態では、Ge低組成
層2dのGe組成比が0でない値に設定してもよい。ま
た、傾斜組成層2aで膜厚に対して一定割合でGe組成
を変化させたが、その割合を一定でなくした構造として
も構わない。また、第1のSiGe層内に複数のGe低
組成層2dを厚み方向に離間して形成してもよい。ま
た、上記各実施形態の半導体ウェーハの歪みSi層上
に、さらにSiGe層を成膜しても構わない。
【0045】また、上記各実施形態では、MOSFET
用の基板としてSiGe層を有する半導体ウェーハを作
製したが、他の用途に適用する基板としても構わない。
例えば、本発明の半導体基板の製造方法及び半導体基板
を太陽電池や光素子用の基板に適用してもよい。すなわ
ち、上述した各実施形態のSi基板上に最表面で65%
から100%Geあるいは、100%Geとなるように
第1のSiGe層及び第2のSiGe層を成膜し、さら
にこの上にInGaP(インジウムガリウムリン)ある
いはGaAs(ガリウムヒ素)やAlGaAs(アルミ
ニウムガリウムヒ素)を成膜することで、太陽電池や光
素子用基板を作製してもよい。この場合、低転位密度で
高特性の太陽電池用基板が得られる。
【0046】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0047】ここでは、上記の第1〜第4の実施形態で
説明したように、表面に向かってGe組成比(Ge組成
値)が0〜0.3(30%)まで増加する第1のSiG
e層2と、Ge組成比(Ge組成値)が0.3(30
%)で変化しない第2のSiGe層と、歪みSi層4と
を成膜した。
【0048】(実施例1)ここで、第1のSiGe層2
において、Ge低組成層2dの厚み方向積層位置を、G
e組成値でそれぞれ7.5%、15%、22.5%、3
0%に変化したものを作製し、これらを実験例とした。
また、比較例として、Ge低組成層2dを設けず、Ge
組成値が表面側に向かって単調に増加するSiGe層を
有するものを作製し、これを比較例とした。また、第1
のSiGe層2の膜厚は1.5μmとして一定にすると
ともに、第2のSiGe層3の膜厚は0.75μmと
し、Ge低組成層2dの膜厚は20nmとし、Ge低組
成層2dにおけるGe組成比は0に設定した。
【0049】これらについて、Ge組成値の傾斜構造中
で発生する転位が、ウェーハ表面まで貫通した状態の発
生密度(貫通転位密度)およびウェーハ表面粗さを測定
した。ここで、貫通転位密度の結果を図8に、表面ラフ
ネスの結果を図10に示す。図において、それぞれ、黒
丸で示す点は比較例のデータであり、黒四角で示す点は
それぞれのGe組成比での各実験例のデータである。
【0050】図8の結果から、Ge低組成層2dの厚み
方向積層位置が、Ge組成値が15%まで増えるに従っ
て貫通転位密度が減少しており、積層位置のGe組成値
が15%付近で最も少なくなり、また積層位置のGe組
成値が15%より増えるに従ってまた上昇することがわ
かる。図10の結果から、Ge低組成層2dの厚み方向
積層位置が、Ge組成値が15%まで増えるに従って表
面ラフネスが減少しており、積層位置のGe組成値が1
5%付近で最も少なくなり、また積層位置のGe組成値
が15%より増えるに従ってまた上昇することがわか
る。
【0051】(実施例2)また、第1のSiGe層2に
おいて、Ge低組成層2dの厚み方向積層位置を、Ge
組成比で15%とし、Ge低組成層2dにおけるGe組
成値を0%、6%、12%としたものを作製し、これら
を実験例とした。また、比較例として、Ge低組成層2
dを設けず、Ge組成値が表面側に向かって単調に増加
するSiGe層を有するものを作製し、これを比較例と
した。ここで、第1のSiGe層2の膜厚は1.5μm
として一定にするとともに、第2のSiGe層3の膜厚
は0.75μmとし、Ge低組成層2dの膜厚は20n
mとした。
【0052】これらについて、Ge組成値の傾斜構造中
で発生する転位が、ウェーハ表面まで貫通した状態の発
生密度(貫通転位密度)およびウェーハ表面ラフネスを
測定した。ここで、貫通転位密度の結果を図9に、表面
ラフネスの結果を図11に示す。図において、それぞ
れ、黒丸で示す点は比較例のデータであり、黒四角で示
す点はそれぞれのGe組成値での各実験例のデータであ
る。
【0053】図9の結果から、Ge低組成層2dにおけ
るGe組成値が低い方が貫通転位密度が減少することが
わかる。図9の結果から、Ge低組成層2dにおけるG
e組成値が低い方が表面ラフネスが減少することがわか
る。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を奏する。
本発明の半導体基板及び半導体基板の製造方法によれ
ば、Si基板上のSiGe層が、Ge組成比が表面に向
けて漸次増加する傾斜組成層を有し、該傾斜組成層の厚
さ方向途中位置に、該途中位置における傾斜組成層のG
e組成比よりもGe組成比が低いかまたはゼロのGe低
組成層を有するように形成されているので、転位はGe
低組成層界面付近及びSi基板側に閉じ込められる傾向
がある。その結果、表面に貫通する転位が低減される。
しかも、良好な表面ラフネスも得ることができる。
【0055】また、本発明の電界効果型トランジスタ及
び電界効果型トランジスタの製造方法によれば、上記本
発明の半導体基板又は上記本発明の半導体基板の製造方
法により作製された半導体基板の前記歪みSi層に前記
チャネル領域が形成されるので、良質な歪みSi層によ
り高特性なMOSFETを高歩留まりで得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1実施形態における半導体
基板を示す断面図である。
【図2】 本発明に係る第1実施形態における第1の
SiGe層を示す断面図である。
【図3】 本発明に係る第1実施形態における第1の
SiGe層及び第2のSiGe層の膜厚に対するGe組
成比を示すグラフである。
【図4】 本発明に係る第1実施形態におけるMOS
FETを示す概略的な断面図である。
【図5】 本発明に係る第2実施形態における第1の
SiGe層及び第2のSiGe層の膜厚に対するGe組
成比を示すグラフである。
【図6】 本発明に係る第3実施形態における第1の
SiGe層及び第2のSiGe層の膜厚に対するGe組
成比を示すグラフである。
【図7】 本発明に係る第4実施形態における第1の
SiGe層及び第2のSiGe層の膜厚に対するGe組
成比を示すグラフである。
【図8】 本発明に係る実施例におけるGe低組成層
2dの積層位置に対する貫通転位密度を示すグラフであ
る。
【図9】 本発明に係る実施例におけるGe低組成層
2dのGe組成値に対する貫通転位密度を示すグラフで
ある。
【図10】 本発明に係る実施例におけるGe低組成
層2dの積層位置に対する表面粗さを示すグラフであ
る。
【図11】 本発明に係る実施例におけるGe低組成
層2dのGe組成値に対する表面粗さを示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 Si基板 2 第1のSiGe層 2a 傾斜組成層 2d Ge低組成層 3 第2のSiGe層 4 歪みSi層 5 SiO2ゲート酸化膜 6 ゲートポリシリコン膜 S ソース領域 D ドレイン領域 W 半導体ウェーハ(半導体基板)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩野 一郎 埼玉県さいたま市北袋町1丁目297番地 三菱マテリアル株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 5F140 AA01 AC28 BA05 BA16 BA20 BC12 BE09 BF01 BF04 BG27

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Si基板と、 該Si基板上のSiGe層とを備え、 該SiGe層は、Ge組成比が表面に向けて漸次増加す
    る傾斜組成層を有し、該傾斜組成層の厚さ方向途中位置
    に、該途中位置における傾斜組成層のGe組成比よりも
    Ge組成比が低いかまたはゼロのGe低組成層を有する
    ことを特徴とする半導体基板。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体基板におい
    て、前記Ge低組成層は、前記傾斜組成層におけるGe
    組成比の最高値に対し、1/3〜2/3の組成比に対応
    する厚さ方向位置に形成されていることを特徴とする半
    導体基板。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の半導体基板におい
    て、前記Ge低組成層は、前記傾斜組成層におけるGe
    組成比の最高値に対し、1/2の組成比に対応する厚さ
    方向位置に形成されていることを特徴とする半導体基
    板。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の半
    導体基板において、前記Ge低組成層の厚み寸法が、臨
    界膜厚以下に設定されていることを特徴とする半導体基
    板。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の半
    導体基板の前記SiGe層上に直接又は他のSiGe層
    を介して配された歪みSi層を備えていることを特徴と
    する半導体基板。
  6. 【請求項6】 SiGe層上の歪みSi層にチャネル
    領域を有する電界効果型トランジスタであって、 請求項5記載の半導体基板の前記歪みSi層に前記チャ
    ネル領域を有することを特徴とする電界効果型トランジ
    スタ。
  7. 【請求項7】 Si基板上にSiGe層をエピタキシ
    ャル成長させた半導体基板の製造方法であって、 前記Si基板上に、SiGe層をエピタキシャル成長す
    るSiGe層形成工程を備え、 該SiGe層形成工程は、Ge組成比を表面に向けて漸
    次増加させるSiGeの傾斜組成層を積層するととも
    に、傾斜組成層の厚さ方向途中位置に、該途中位置にお
    ける傾斜組成層のGe組成比よりもGe組成比が低いか
    またはゼロのGe低組成層を形成することを特徴とする
    半導体基板の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の半導体基板の製造方
    法において、前記Ge低組成層を、前記傾斜組成層にお
    けるGe組成比の最高値に対し、1/3〜2/3の組成
    比に対応する厚さ方向位置に形成することを特徴とする
    半導体基板の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の半導体基板の製造方
    法において、前記Ge低組成層を、前記傾斜組成層にお
    けるGe組成比の最高値に対し、1/2の組成比に対応
    する厚さ方向位置に形成することを特徴とする半導体基
    板の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項7から9のいずれかに記載の
    半導体基板の製造方法において、前記Ge低組成層の厚
    み寸法を臨界膜厚以下に設定することを特徴とする半導
    体基板の製造方法。
  11. 【請求項11】 Si基板上にSiGe層を介して歪
    みSi層が形成された半導体基板の製造方法であって、 請求項7から10のいずれかに記載の半導体基板の製造
    方法により作製された半導体基板の前記SiGe層上に
    直接又は他のSiGe層を介して前記歪みSi層をエピ
    タキシャル成長することを特徴とする半導体基板の製造
    方法。
  12. 【請求項12】 SiGe層上にエピタキシャル成長
    された歪みSi層にチャネル領域が形成される電界効果
    型トランジスタの製造方法であって、 請求項11に記載の半導体基板の製造方法により作製さ
    れた半導体基板の前記歪みSi層に前記チャネル領域を
    形成することを特徴とする電界効果型トランジスタの製
    造方法。
  13. 【請求項13】 Si基板上にSiGe層が形成され
    た半導体基板であって、 請求項7から10のいずれか
    に記載の半導体基板の製造方法により作製されたことを
    特徴とする半導体基板。
  14. 【請求項14】 Si基板上にSiGe層を介して歪
    みSi層が形成された半導体基板であって、 請求項11に記載の半導体基板の製造方法により作製さ
    れたことを特徴とする半導体基板。
  15. 【請求項15】 SiGe層上にエピタキシャル成長
    された歪みSi層にチャネル領域が形成される電界効果
    型トランジスタであって、 請求項12に記載の電界効果型トランジスタの製造方法
    により作製されたことを特徴とする電界効果型トランジ
    スタ。
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